5月もあと1週間でGWを迎えようとしていますが、ここ2日は空にどんよりと雲が覆っており、風が幾分冷たい天気になっています。Tシャツでベランダに出ますとヒンヤリと風を受けて寒く感じますが、メダカや金魚のお世話をしますと温まるので何とか大丈夫といった感じです。

メダカ容器の入れております、冬越しで9割9分の株が枯れてしまったホテイ草ですが、ちょっとだけ復活の兆しを見せています。

ホテイ草は多年草なんですが、日本の冬の寒さに耐えれないので枯れてしまいますので、一年草に感じられるかもしれませんが、実際には多年草です。

よく川や池にホテイ草が繁茂して水面を覆ってしまっている光景を目にすることがありますが、これはホテイ草の一部が冬を越して春になって繁茂し始めるからです。

ホテイ草は世界中の熱帯・亜熱帯域に帰化し、日本では関東から南ではあちこちで野生化しています。冬はほとんど枯れてしまいますので、枯れたホテイ草が悪臭を放ちます。

寒い冬には弱いのですが、一部の株が生き残れば繁殖力が強く、富栄養化した水域ではあっという間に水面を覆い尽くすのみならず、肥料分が多くなると個体の大型化もみられるので、野外に放たれるとやっかいな植物です。
川や水路などの水の流れを滞らせ、水上輸送の妨げとなり、また漁業にも影響を与えるなど日本のみならず世界中で問題となっています。

国際自然保護連合(IUCN)種の保全委員会が作成した「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれているのです。

そんな一端を見れるホテイ草の復活劇なのです。

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※最後に
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