近所の川で大きなザリガニが小さなザリガニを食べているところを見てしまいました。いわゆる共食いってやつですね。

ザリガニは非常に共食いしやすい生き物ですので、飼育容器に数匹入れておくと、共食いで最終的には1匹になってしまうことがよくあります。

現在、我が家ではザリガニを飼っておりませんので、共食いといったことはありません。

我が家ではメダカを飼っておりますが、メダカは自分の産卵した卵や産まれた稚魚など、口に入ってしまう大きさのものであれば何でも食べてしまいます。

そして、金魚もメダカ同様で、自分の産卵した卵も産まれた稚魚(実際は針子)を、親子の認識はないままにエサとして食べてしまうのです。

しかしながら、金魚の大きさを、らんちゅうを例に言いますと、針子(5㎜)、稚魚(2~4㎝)、若魚(~10㎝)、成魚(15㎝)となりますが、金魚全般でも成魚が若魚、稚魚を食べることはありません。

卵や稚魚を除けば、基本的に金魚が共食いをすることはありません。金魚が襲うということはありません。

それでは何で「金魚は共食いする」と言われているのでしょうか?

結局はスカベンジャーということ
スカベンジャー(Scavenger)とは、動物の死骸を食べる動物たちを指す英語です。

地上では動物の死体を食べる有名どころではハイエナやハゲワシ、身近なところではハエやゴキブリ、カラスなどもこれにあたります。

水辺の生き物でいいますと、有名どころではカニやエビ、身近なところでは巻貝のヒメタニシが有名ですね。

金魚もスカベンジャーの性質を持っていて、死んだ金魚の内臓を中心に食べてしまうことがあります。

跡形もなく、1匹の金魚が消えてしまうのも、金魚のスカベンジャーからくるものです。

原因はエサ不足
原因はエサ不足によるものです。金魚は大食漢ですので、量は金魚の大きさそれぞれですがエサを1日に2~3回与えないといけないぐらいですから、シーズン中は常にエサを欲しがるくらいです。

ただし、エサがなくて、スカベンジャーになってしまうのは、よっぽどエサを与えていないからだと思われます。エサの与える頻度や量を見直す必要があります。

ちなみに、お互いに口で突いているのを目撃することがあると覆いますが、エサと間違えているだけで、攻撃や喧嘩をしているのではありません。

金魚は本来は、とても温和な生き物なのです。



※最後に
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