◆ドキュメント
作成日付:2021/05/04
更新日付:----/--/--

◆はじめに


ホームセンターやペットショップ、縁日や祭り(今時、あんまりないですかね?)、ネット店で金魚を購入して飼い始めますと、一番気になるのは、金魚が死んでしまうことだと思います。

迎えたばかりの金魚に、水槽などの容器を用意して、水を入れて、ブクブク(ろ過機、フィルター)を用意して、金魚を入れるかと思います。日中は元気でありますが、一晩して朝見ますと「ぷか~」を腹をだして、ご臨終なんてことがあります。

金魚を飼っていますと、メダカやフナのように素早いとは言い難い(ワキンなどをすばしっこいですが))ですし、水面でパクパクしていると心配になってしまいます。

ただ、金魚の動きには「何かのサインであり」意味があるのです。金魚は人間に話はできないので、人間が金魚の気持ちになって考えてあげないといけません。うまく対処できれば、金魚は元気に長生きでき、かなり大きくなります。

そんな、金魚の動きや仕草などをまとめてみましたので、参考になればと思います。




水面でボーっとしている①
一番に疑われるのは転覆病ですが、特に問題ない場合もあり言いきれません。エサを食べた後に少しの間ノンビリしているだけであり、半日から1日も時間が経つと普通に泳いでいるのであれば元気だと思います。個体差もありますが、金魚はボーっと放心したような感じは、よく見られる状態ではあります。

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水面でボーっとしている⓶(転覆病)
転覆病の可能性があります。何らかの原因でお腹にエサが残っている状態で活性が下がると消化不良になり、排泄物が詰まったり、腸内でガスが発生します。腸内ガスの浮力でバランスが崩れてしまい転覆症状となります。

転覆病の症状としては、底に沈んだまま泳がないでじーっとしている、ひっくり返っている、横たわって浮いている、水底まで潜ることができない(頑張っても浮いてくる)などがあります。

少し時間が経つと回復することもありますが、癖になってしまうこともありますので安心せず対策をします。 転覆病は消化を促してあげることが一番の治療方法です。

水温が低くなった時や水質悪化時に起きやすい病気です。

対処法としては加温と塩浴(0.5%濃度)してあげて活性を促す方法です。加温は26℃以上にします。転覆病は25℃以下で発症すると言われているからです。

水が汚れているなら、水換えを実施してみてください。水替えは容器の3分の1から2分の1程度を替えてみてください。

また、塩浴させる場合は0.5%濃度(水1リットルに5グラム入れます)で様子を見ます。。塩浴させる塩の種類は天然塩(※)、自然塩(※)がオススメですが、それらがなければ通常の塩でも構いません。

※海から直接くみ上げた、水分を蒸発させた塩です。古来の作り方で作られた塩です。

なお、塩浴や加温による治療は7日間程度で、2日程度絶食させて様子を見ましょう。

転覆病の原因は神経障害という話もあり、この場合は寄生虫や何らかの病気に侵されていることもあり、薬浴で治療となりますが、神経障害の場合は原因の特定が難しいので回復の見込みはかなり厳しいです。また、神経障害なのか、浮力バランスが崩れたものによるものの見分けは難しいので、現実的には、浮力のバランスが崩れたことによる治療を施す事になると思います。

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水面でボーっとしている③
体力が低下して衰弱してることが考えられます。この状態からの回復の見込みはなかなか厳しいです。

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パクパクしている①
エサを欲しがっている場合があります。人間に慣れていれば、パクパクしながらエサをねだりに寄ってきます。ヒレを動かさない場合は寝ていることも考えられます。人間が水槽の前に立った時だけ、パクパクしているかを確認してください。人間がいない時でもパクパクする場合は別の原因があります。

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パクパクしている②
水中の酸素不足によって、口で呼吸をしています。水質が悪化した場合に水面に出てパクパクと呼吸をします。特に人がいなくてもパクパクしている場合は水質悪化(アンモニア増加)のサインです。対処法としては飼育水を交換してください。また、エアレーションを行って水中に酸素を供給するか、ろ過機を設置して水質の浄化を行います。

また容器内の水量が少なく、水中に酸素が少ない場合も考えられます。その場合は、大きな水槽などの容器を用意して入れてあげてください。

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パクパクしている③
同じ容器に金魚を沢山飼い過ぎている場合があります。水中の酸素が少なくなって、水面から酸素を取り込んでいます。この場合は金魚を分散させて飼うようにするか、容器のサイズを大きいものして飼うようにしてください。

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砂をパクパクしている
砂の中の微生物を食べております。

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水底で動かずパクパクしている①
鰓(エラ)病です。鰓病は細菌や寄生虫などに侵されて鰓が機能障害を起こす病気です。

鰓(エラ)病の初期症状は1匹だけ群から離れて水底でじっとしています。水面のエサを食べたり、酸素を補給したりと時々急に泳ぎだすような行動をとります。エサを食べても、すぐ吐きだしてしまうことがあります。

中期では背中を水面に出して、しばらく動きが止まったり、急に泳ぎ出したりします。鰓(エラ)をを突然速く動かしたり、後ろ向きに泳いだりします。

末期になると、ボーっと放心状態になり気力無くフワフワ泳ぐようになります。両鰓(エラ)は開いて、エサを求めなくなります。

鰓(エラ)病の原因で、最も多いのが、カラムナリス菌による細菌感染です。カラムナリス菌は、鰓(エラ)病の他にも、尾ぐされ病や口ぐされ病を併発させる細菌で、この細菌が引き起こす症状の総称を、カラムナリス症と呼びます。

原因は急激な水温変化があげられます。したがって、昼夜の気温差の激しい6月(梅雨時)と9月(秋雨時)は鰓病が発症しやすい時期です。

また、エサのやり過ぎにより細菌が繁殖してしまう環境になってしまいます。

鰓(エラ)病が発生した金魚の水槽は石や流木などのレイアウト用品も含めて洗い、水を全て入れ替えます。

そして、鰓(エラ)病にかかった金魚は塩浴(濃度0.5%)を数日間行います。水温は28~30℃にヒーターで加温して、塩浴をしている間は金魚にエサを与えないようにします。初期の鰓(エラ)病は3日ほどで完治しますが、中期の場合は1週間程かかります。

症状が改善しない場合、塩分濃度を上げたり、薬浴をさせます。また、グリーンFゴールド顆粒やメチレンブルーなどでの薬浴をさせましょう。メチレンブルーは、白点病などにも使える薬なので常備しておくといいです。

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水底で動かずパクパクしている②
金魚は変温動物(外部の温度により体温が変化する動物)であり、水温が高ければ活性が上がり、よく泳ぎ、食欲旺盛になりますが、水温が低ければ活動がなくなり冬眠に入ります。

金魚は水温が10℃程度になりますと、金魚は活動が少なくなって代謝も悪くなります。さらに水温が低くなり5℃以下になると、金魚はエサを食べなくなり、ほとんど動かず水底でじっとして冬眠状態になります。冬眠状態ななってるなら、そのままにしておきましょう。

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水底で動かずパクパクしている③
金魚が衰弱している場合が考えられます。金魚は衰弱するのは病気だけではありません。例えば、複数匹で一緒に飼育しているとして、金魚同士でも相性があります。その相性が悪いと、他の金魚を追いかけましたりつついたりを繰り返して、強者が弱者を弱らせててしまうことがあります。

この場合は水草や流木などのレイアウト用品で、隠れ家を作ってあげて、逃げ込み先に逃げることにより、回避できることもあります。様子を見ましょう。それでも、追いかけ廻す場合は、容器をわけて飼育しましょう。

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エサを食べた後だけパクパク
金魚は視力が弱いのでエサがしっかりとは見えていないと思われます。ただし、嗅覚は優れていますので、エサのニオイを感じて、エサがあると認識してパクパクしていると考えます。

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1匹は動き、1匹は動かない
金魚の習性で、泳ぎが下手な個体に攻撃する個体がいるので、別々に飼育することをオススメします。寂しくて死ぬなんてことはありません。

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動かない①
金魚は棲息環境が変わった場合にじっとして動かないことがあります。これはまだその環境に慣れておらず警戒しているのです。1ヶ月ぐらいは新しい環境に慣れません。

特に背びれをずっとたたんでいるなら調子がよくないサインです。きっと輸送中に疲れてしまった、水面が揺れて体力を消耗してしまったことが考えられます。身体に異常が見られない場合は塩浴(濃度0.5%)を行うのが一般的です。

もし背びれは立っている状態なら、新しい棲息環境に慣れていない時期ですので、あまりあれこれせずに様子見としてください。隠れる場所がなければ隠れ家を作ってあげると落ち着くかと思います。

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動かない②
金魚が水槽の床で横になって動かない場合は、ヒレやエラの動きを確認しましょう。動いていない場合は、お迎えが来ましたので見送ってあげましょう。

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活発に動き過ぎる①
新しい棲息環境に慣れていない為に、落ち着かないことが考えられます。隠れる場所がなければ隠れ家を作ってあげると落ち着くかと思います。

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活発に動き過ぎる②
金魚が元気だからです。泳ぎが素早いワキンでも、泳ぎがゆっくりしているリュウキンでも元気な場合は活発に動き廻ります。

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逆さになって泳いでいる
転覆病です。『水面でボーっとしている②(転覆病)』の章を参照願います。

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体を擦り付けている
鰓(エラ)内部や鱗(ウロコ)の下などに寄生虫が寄生されている可能性があります(肉眼では確認出来ません)。対応として、まず塩浴(濃度0.5%)を行います。それでしばらく様子を見ますが、状態がかわらない場合は薬浴を行います。

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右往左往している
金魚は変温動物(外部の温度により体温が変化する動物)ですので、水温が高い時は活性が高いのは自然です。なおかつ消化器官の活動が活発化するからか、食欲が旺盛なのも普通ですし、せわしなく動き回っているように見えます。
おそらく水温が高くて活動的になってエサを探しまわっていると考えられますので問題ありません。

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沈んだまま動かない(松かさ病)
金魚の動きがにぶり膨らみをみせた後に、やがて鱗(ウロコ)が松かさのように逆立つ症状が表われる病気は「松かさ病」です。 鱗(ウロコ)が逆立つことから立鱗病(りつりんびょう)とも呼ばれます。 金魚だけではなく他の魚にもみられる感染症で、飼育水が水質悪化した場合などにかかりやすい病気です。

対処法としましては塩浴(0.5%濃度)を行い様子を見ます。初期症状であればグリーンFゴールドでの薬浴で回復する場合もありますが、初期でもかなり難しい病気です。

水底に沈んでしまっている場合は既に末期です。末期の松かさ病はまず助かりません。

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跳ねる
水質が急変したことによるショック状態だと考えられます。金魚の水槽などの掃除をして水の入れ替えを行なった場合などに起ります。もし水替えする前の水が残っているのであれば、一旦、その水に戻してあげてもよいかと思います。水替えをする前の水がない場合は様子を見るしかありません。

本来はショック状態にならないように、水替えする前の水を残しておき、新しい水と混ぜてショック状態にならないようにします。また、しばらく置いてから、金魚に水合わせを行い慣れさせてから入れます。

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狂ったように泳いでいる
亜硝酸やアンモニア中毒で、ショックを受けて狂ったように泳いでいると考えられます。すぐに水替えを行いましょう。

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※最後に
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