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メダカの卵が孵化しない原因はいくつか考えられます。それぞれの可能性と対処法を説明します。

【主な原因と対処法】
 1. 受精していない卵
  原因:オスがいない/交尾がうまくいっていない
  確認方法:受精卵は透明で中に黒い目(点)が見えてきます。無精卵は白く濁ったり、
       カビが生えやすいです。
  対処:オスとメスの比率を1:2〜1:3にする
     健康な親魚を使う

 2. 水温が低すぎる/高すぎる
  原因:孵化に適さない温度(適温は24〜28℃)
  対処:室温が低い場合はヒーター使用(25℃前後に保つ)
     夏の高温には断熱材や風通しで対応

 3. 水質の悪化
  原因:アンモニアや細菌の影響で卵がダメになる
  対処:卵は別容器で管理(親に食べられるのも防げます)
     水は毎日半分程度交換(カルキ抜き使用)
     軽くエアレーション(ブクブク)するのも効果的

 4. カビによる卵の死滅
  原因:無精卵や死んだ卵がカビて、周囲に感染
  対処:カビた卵はすぐ取り除く
     メチレンブルー水(弱い消毒剤)を使うと予防に◎

 5. 照明不足/日照不足
  原因:孵化にはある程度の光(明暗周期)が必要
  対処:朝〜夕方は自然光 or 照明(8〜12時間)を当てる

 6. 孵化までの日数が足りない
  原因:水温によって日数が異なります(目安:25℃で約7〜10日)
  対処:卵の変化を観察しつつ、10日以上は様子を見る

【補足】卵の管理のコツ
  卵は採卵後、別容器に移す
  底に沈めず、水面付近に浮かせる(網や浮き草を使う)
  日に1回は卵を観察して、異常な卵を除去
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※最後に
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