虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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カテゴリ: 飼い方・育て方ノウハウ

今まで随分と『メダカの飼い方』を書いてきました。一回書き終わるのに結構かかるんですが、終わると「やっと終わったぁー!でも見てもらえるかな?」となるんですが、すぐになんだか書き足りなくなるといいますか、違う方向や視点から書きたくなってしまい、ついつい書いてしまっております。

本来であれば、1つの「メダカの飼い方」を最新知識の更新、そして誤字脱字の訂正をしていけばいいと思うんですが、ついつい別の記事で書いてしまっている自分がいます。

今までたくさんの記事を書いてしまいましたので記事を一覧にしてみました。この中から、これからメダカを飼いたい方や、今メダカを飼っていて悩んでいる方の解決策が見つかれば幸いです。

ぜひ、立ち寄って行ってください。

◆一番最初に書いた『メダカの飼い方』
 一番最初に書きました『メダカの飼い方』です。たくさん誤字脱字を修正した記憶があります。
 そして後から後から情報を追記していきましたので、継ぎ接ぎだらけな感じもします。
 思い入れの強い記事です。コロナ禍は物凄いアクセスでした。

【初心者向け】これなら失敗しない!屋外でのメダカの飼い方(簡易マニュアル)失敗談付き


◆メダカを飼う前に考えようシリーズ
 メダカを飼う前に、もっとメダカの環境のことを考えてあげて準備すれば、メダカも元気に育つことができますし、飼育者も効率よく飼うことができるんではないか?と考えて書いた飼い方シリーズです。『メダカの飼い方』として、すべて書きますととても長い記事になりそうでしたので、パート毎にわけて書いてみました。

メダカを飼う前に屋内と屋外の容器・水槽について考える

メダカを飼う前にベランダビオトープで飼うかを考える

メダカを飼う前に底床の用土をどうするか?を考える

メダカを飼う前に混泳する生き物の組み合わせを考える

メダカを飼う前に水草や植物の組み合わせを考える


◆なかなか難しいと感じたときに書いたメダカの飼い方
 メダカ飼育は奥が深いな、難しいなと思った時に書いた『メダカの飼い方』です。割と簡単にできるぞ!みたいな飼育マニュアルが多いとも感じており、メダカ飼育はそう簡単じゃないのではないか?という視点での『メダカの飼い方マニュアル』があってもいいのでは?と思い書いた記事です。

なかなか難しい屋外メダカの飼い方


◆忙しい現代人のためのメダカを飼い方
 とにかく会社やプライベートで忙しい、でもメダカを飼って癒されてみたい、だけど最初のセットアップも大変、毎日の世話も大変、と、何かとやる事が多くて忙しい、この現代でメダカを飼うには?そしてメダカも人間にしっかりお世話してもらうには?と思い書いてみた記事です。『なかなか難しい屋外メダカの飼い方』と書いた時期が近く、考え方が相反するかな?とも思いましたが、いろいろな人がメダカを飼うので、こんな記事もあってもいいのかなと書きました。

何かと忙しい人の為の屋外メダカの飼い方


◆メダカ飼育開始までを簡単にまとめた記事
 メダカを飼いたいとなったら、いろいろと買い揃えなくてはいけませんが、頭に入っていない場合は飼育本やプログなど見ながですと説明が長いので読むのも大変だろうと思い、もっと簡単にタイムチャートみたいな形でできないのかな?と思い記事を書いてみました。

見て5分でわかる!屋外メダカの飼い方タイムチャート


◆メダカが死んでしまったことの失敗から学ぶメダカの飼い方
 ある日、メダカが死んでしまった場合は、それは単なる寿命なのか?実は根本原因があるのでないか?そして解決しないことには次々にメダカが死んでいくといった事態になりかねないために書いてみた記事です。

【恐怖】そして何もいなくなった。屋外メダカの飼い方


◆リニューアルしたメダカの飼い方
 最初に書いた『メダカの飼い方』から、いろいろ視点を変えてメダカの飼い方を書いてきました。時間も経過して、自分のメダカの対する知識も増えてきたのと、改めさせられた飼育理論、そしてマニュアル通りにいかない経験を得て、そろそろ王道のメダカの飼い方を再度書いてみようと思いたち記事にしてみました。

メダカ(小さな淡水魚)


◆白メダカだけの飼い方
 私個人としては白いメダカが好きです。しかしながら、白メダカがヒメダカや黒メダカに比べると弱くてすぐに死んでしまう、というネット記事を沢山見ました。そこで白メダカに焦点を当てて元気に育てる方法を記事にしてみました。

【白い宝石】白メダカの飼い方(弱い、死ぬの通説の原因と解説)


◆一般的な飼育方法でなくても飼えるメダカの飼い方
 『メダカ飼育』において、実際に飼育してみて記事や書籍に書いてある一般的な飼育方法でなくても問題なく飼えることがわかりましたので記事にしてみました。

掟破り!セオリー無視!の屋外メダカの飼い方


◆屋外のメダカの稚魚の飼い方
 メダカの稚魚に焦点をあてて育て方を書いてみました。

屋外メダカの稚魚の育て方(容器、餌、水替え、親の水槽に戻すなど)


◆ホームセンターで子供と購入するメダカの飼い方
 ペットショップやアクアショップなどの専門店ではなく、ホームセンターで販売しているメダカを購入して飼い始める方法をを記事にしてみました。

子供とホームセンターでメダカを購入して屋外で飼う(メダカの飼い方)


◆シンプルに書いてみたメダカの飼い方
 これまで書いた『メダカの飼い方』は、どうしてもあれこれ紹介してしまい冗長になりがちな記事になってしまいましたので、少しシンプルに書いてみた『メダカの飼い方』です。

【初心者マークの】メダカの飼い方(屋外編)


◆死から学ぶメダカの飼い方
 メダカだけではないのですが、生き物の死から何か学ぶべきことがあるはずという思いで書いた『メダカの飼い方』です。死んだ生き物を載せていますので【閲覧注意】です。

【閲覧注意】死から学ぶメダカ・金魚の飼い方、カブトムシ・オオクワガタの飼い方、ほか


◆体力のない人向けに書いたメダカの飼い方
 もともと体力のない人や年齢が40代50代となりますと体力がなくなり、水替えや水草の間引き、飼育容器の大掃除が大変ですが、それでもメダカを飼いたい人向けに書いてみた『メダカの飼い方
』です。

【初挑戦】40代50代、体力のない人、腰痛の人などのメダカの飼い方




※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


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※2023.04.22改題(旧題:【ラクしたい!】40代50代、体力のない人、腰痛の人などのメダカの飼い方)

メダカや金魚たちの春の容器の大掃除が完了しました(大掃除の記事は後で書こうかと)。メダカや金魚たちが好きですので、この大掃除自体は、昨シーズンと越冬結果の総決算であり、ヒメダカ、白メダカが増えてるなぁ、増えすぎてるなぁとか、ヒメタニシが思ったより増えていないとか、シマドジョウが1匹もいないとか、いろいろと発見をしながら、容器の中のゴミやコケの掃除をして、水草の用土を変えてあげて、流木や岩なども綺麗にします。

そして容器の中の混泳させる生き物の組み合わせを変えたり、水草の種類を変えたり、容器自体の置き場を変えたりと、寒い冬の間に考えていたことを実行して、今年1年がスタートするわけです。

しかしながら、年老いたわけではないのですが、年々体力も衰えてきたり、腰痛を発症したりと、若いころのように動けなくなってくるのも事実です。

メダカの飼育は基本的には飼育容器にメダカを入れてエサをあげる、水が減ったから足し水をするなど飼育している分はいいのです。

ただし、飼育容器の大掃除をする場合は、飼育容器を持ったりしますので、飼育容器自体が重かったりしますし、飼育容器には水が入っていますので水を抜かないと、とてもじゃないけど重くて飼育容器を動かすことなんてできません

飼育容器に水草が入っている場合は、水草の種類ややり方によりますが、植木鉢を飼育容器に入れていると当然用土が入っているので飼育容器から植木鉢を取り出すのが大変など、割と重労働です。

体力がない(体力が衰えている含む)、病気がちであまり動けないので飼育ができない、けれど、メダカを飼育して癒されたい、なんて人は、小さい容器に落ち着いてしまうと思いますが、ろ過機能(物理的なろ過機でなく、ろ過バクテリアによる生物ろ過)がうまく働かずにすぐに死んでしまいます。

体力がない(体力が衰えている含む)、病気がちなであまり動けない人はメダカは飼えないんでしょうか?そうではありません。やり方によりますが、飼うことができます。

屋外(ベランダ含む)飼育か屋内飼育だったら、屋外飼育の一択
一見『屋内飼育のほうが楽なのでは?』と思うかもしれません。たしかに屋内飼育でも屋内飼育でもエサをあげるだけの飼育をしている限りはかわりません。

しかしながら、飼育容器はずっと綺麗なままでありません。コケがついたり、底にゴミが溜まったり、目に見えない魚に有毒なアンモニアや亜硝酸が堆積していますので、半年か1年に1度でいいので飼育容器を綺麗にする必要があるのです。

飼育容器自体は水が入っていますので、水を抜かないと移動させられません。おそらく飼育容器を移動させて、屋外シンク(スロップシンク)や風呂場しかないと思います。水を抜くときに床に水が飛び散らないようにマットを敷いておかないといけません。手間がかかります。

そして抜いた水をバケツに入れて屋外シンク(スロップシンク)や風呂場に持っていかないといけません。水を入れたバケツはとても重いですし、何往復もすることになります。

そして飼育容器を掃除しないといけませんが、魚を退避させなくてはいけません。魚を退避容器が必要となります(これは屋外飼育でも言えることです)。ただし、屋内で水が撥ねて床を濡らさないようにマットを敷かないといけません。

そして飼育容器も屋外シンク(スロップシンク)や風呂場まで水槽を抱えて持っていかないといけません。

屋内で飼育するとなりますとろ過機を設置をすることになりますが、ろ過機のろ材は汚れてきますので一定期間後に交換しなくてはいけません。一般的なウールマットの寿命は3~4ヵ月ほどですが、洗うことで2~3回使用することができます。しかし洗うとろ過能力が低下してしまうので、毎回交換することになります。

ろ過機自体も汚れますので、洗わないといけません。ろ過機も屋外シンクか風呂場にでも持っていって掃除しないといけません。

その分、屋外飼育でも、飼育容器は洗わないといけませんが、屋外シンク(スロップシンク)があればですが、散水ホースがあれば、ホースを伸ばして、その場で飼育容器を洗うことができます。

その前の飼育容器からの水抜きも水換えホースがあれば、これもその場で水抜きして水を流すことができます。ベランダであれば排水溝に流せばいいのです。

水が飛び散っても屋外では気にする必要がありません。

また、ろ過機などの設備も必要ありません。

屋内飼育では水槽、そして設備のろ過機やエアーレーションなどの設備、そして、屋外飼育では安価なトロ船、プラ船、プランターなどを代用できますので、コスト的にもメリットがあります。

(屋外飼育として)飼育容器は最低45㎝、できれば60㎝クラスにする
飼育容器の大きさですが、体力がない(体力が衰えている含む)、病気がちであまり動けなくても、最低45㎝、できれば60㎝にしましょう。

これ以下ですと、飼育容器に入る水量が少ないので水質が安定しません。屋外飼育ではろ過機を設置しませんので水量が多ければ多いほど、水質が安定します。

屋外飼育では、ろ過バクテリアによる生物ろ過です。魚のエサの残りや排せつ物、そして死骸などが魚に有害なアンモニアや亜硝酸に変化しますが、ろ過バクテリアが分解してくれば硝酸塩になり、水草を入れていれば水草が吸収してくれたり、植物プランクトンが吸収してくれます。

生物ろ過のサイクルは、水量が多ければ多いほど、うまく機能します。

水草は浮遊性植物か沈下性植物にする
もし、飼育容器にメダカだけでなく、水草を入れるのではあれば、浮遊性植物のホテイ草、アマゾンフロッグビット、沈水性植物であれば、マツモ、アナカリスに限ります。

あとは、浮遊性植物の姫スイレンぐらいと思います。

間違っても抽水性植物を植えてはいけません。抽水性植物は植木鉢に植えて、植木鉢ごと飼育容器の中に沈めますが、物凄く成長速度が速いので、翌年には植木鉢に収まりきらずに飼育容器内に根を伸ばして取り除くのに大変です。根も植木鉢内に目一杯伸ばしますので、なかなか引き抜くことができません。

❖植物の種類

 ●湿地性植物・・・水辺に自生しますが、水に浸かっていなくても育つ植物です。
 ●抽水性植物・・・根が水底に着き、上部は水上に出ている植物です。
 ●浮葉性植物・・・根が
水底に着き、水面に葉を浮かべる植物です。
 ●浮遊性植物・・・常に水面に浮かんで漂っている植物です。
 ●沈水性植物・・・体全体を水中に沈めている植物です。

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その点、浮遊性植物や沈水性植物であれば、取り除くのが非常に楽です。また浮遊性植物のホテイ草であれば、メダカの産卵床になりますし、浄化能力の優れており、隠れ家にもなります。

浮葉性植物である姫スイレンですが、これは用土を必要とします。メダカだけで殺風景だと思うのであれば、姫スイレンですと、用土をたくさん必要としませんし、根もそれほど伸びませんので植え替えが楽です。
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用土を入れない
飼育容器に用土を入れると、かなり重たくなります。何か植木鉢に水草を植えるとなると用土が必要ですし、容器の底に用土を敷く底土を入れると、入れた分だけ重たくなります。
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底土を入れるのは、賛否両論でして、賛成派は底土にろ過バクテリアが定着して、生物ろ過をしてくれること、魚が底が人工物でないことで落ち着くこと(人間と一緒で底がコンクリよりフローリングの方が快適)、否定派は底土を入れても何の意味もなさないこと、底土がヘドロ化して逆に水質を汚染するものになることを挙げています。
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ここでは、体力がない(体力が衰えている含む)、病気がちであまり動けないので飼育ができないけど、飼育したいの話ですので、どちらがいいのか?ということではなく、楽に飼育したいことであると、もちろん『用土なし』での飼育をおススメします。

底に用土を敷かない『ベアタンク飼育』という飼育方法です。

ベアタンクのベアはbareと書き、和訳すると裸や剥き出しという意味です。つまり、水槽底がむき出しになっているという事です。

ベアタンク飼育のメリットは、水槽の掃除を簡単な点にあります。

用土を敷いていないため、水底に溜まったエサの残りや排泄物を発見しやすくメンテナンスが簡単です。掃除も管理も簡単ということが最大の特徴で、ベアタンクの最大のメリットとなります。

掃除が簡単なため、水質の悪化が発生しづらくなります。病気になる可能性も低くなり、用土寄生虫が定着しないため、病気の抑止にも一役かっています。

また、病気が蔓延してしまった場合に飼育容器のリセット(全水替え)を行うことも簡単にできます。リセットを思い立ったらすぐに行動することができるため、メダカの健康維持にもベアタンク飼育は便利な飼育方法です。

ベアタンクのデメリットは、まめに底に溜まったエサの残りや排泄物の掃除しなくてはいけません。掃除を怠ると、ろ過バクテリアは底に用土があれば定着してエサの残りや排泄物を分解いますが、用土がないのでろ過バクテリアが定着していませんので、すぐに水質が悪化していきます。

底が不衛生なので、メダカが病気になってしまったり、有毒なアンモニアや亜硝酸が蓄積しているので、中毒症状を起こして死んでしまいます。

混泳させるのはタニシのみ
混泳させるのはタニシのみとなります。タニシの食性は3つあり、1つ目は普通にコケなどを食べること、2つ目はメダカのエサの残り、死骸を食べるデタトリス食、そして最後の3つ目がろ過摂食で、植物プラントンなどを濾して食べるです。

ろ過摂食は、メダカや、エビ、貝などの水生生物は栄養塩を大量に含んだ排泄物をだします。そのため、水質が汚れて植物プランクトンが増えてくるのです。植物プランクトンが増えた状態の水は緑色でグリーンウォーターと呼ばれています。

タニシは水質を浄化してくれる非常に優秀な貝でメダカとの相性はぴったりです。

メダカとの相性の良さでは、ミナミヌマエビもいますが、ミナミヌマエビは、飼育容器の大掃除をすることになりますと、とても小さいので別の容器に隔離するのに姿を見つけずらいし、網でも掬うことができませんので、1匹1匹を指でつまんで隔離容器に移動させるのですが、指でつまみにくいので、とても苦労します。

ドジョウであれば、温和なシマドジョウがいいのですが、シマドジョウを飼育するとなると、底に用土が必要となります。普段は底にいる魚ですので、ベアタンク飼育(底の用土がない飼育方法)ですと、エサの残りや排泄物などで不衛生ですし、魚に有害なアンモニアや亜硝酸が溜まっていると中毒症状になって死んでしまいます。

また、夏の暑い日や冬の寒い日は用土に潜って休みますので、休む場所がありません。

❖最後に

体力がない(体力が衰えている含む)、病気がちであまり動けないので飼育ができないけど、飼育したい場合でも、うまく工夫すれば飼育することができます。

末永くメダカ飼育を楽しみたいものです。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


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※2023.01.21改題(旧題:【閲覧注意】生き物の死から教わるメダカの飼い方、カブトムシ・オオクワガタの飼い方など)

寒い寒い~。日中の最高気温も9℃の予想でしたが、その予想通りに今日はとにかく寒かったです。室内から見ますと外は晴れて太陽光が降り注いでいますので暖かそうなのですが、一歩外に出ると身も凍るような寒さでした。関東も来週は雪の予想ですので、今年初めて雪が見れるのかもしてません。

そんな中でメダカたち水棲生物はじっと水底の物陰に隠れて春になるのを待っています。本来であれば、ベランダで飼っている生き物すべてが寒い冬を越せればいいのですが、残念ながら寒い冬を越せるのは一部の強い個体だけであり、弱い生き物は力尽きて春には微生物に分解されて存在すらないという状態になります。

何も冬だけではなく、シーズン中も寿命や病気と寄生虫、猫や鳥などの捕食者による捕食、そして環境悪化にによるもので死んでしまうこともあります。そんな生き物たちの死も、振り返れば、今後の飼い方、飼育環境を改善したり、エサの量に回数などの見直しなど、生き物が幸せに過ごすような飼い方ができるかもしれません。

生き物の死から振り返ってみました。

オオクワガタ「戦いに敗れた死」

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オオクワガタのオス同士が喧嘩をして死んでしまったのです。複数頭飼育によって起きてしまったのです。

ベランダ飼育ですと限られた容器しかなく無尽蔵に容器を増やせない諸事情もありますが、オオクワガタからしたら逃げ場もないですし、エサ場も少ないとなれば、自然とオス同士が出くわす場面が増えます。野生環境でも出くわす事があると思いますが、個体数から考えますと確率的に相当低いのではないでしょうか。

容器の数に限りがありますが、オオクワガタの成虫はできるだけオス1匹であることが望ましいのです。オスは1匹でメスは複数匹でも問題は起きませんが、オスとメスの相性が悪い場合はオスがメスを殺してしまうこともあります。

メダカの稚魚「冬の衰弱死」

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メダカシーズン(4~9月)の夏(8月)前に生まれた稚魚は十分な成長時間があり、エサを沢山食べて成魚の大きさに近い形で冬を迎えることができます。秋までに沢山のエサを食べて体力を蓄えて冬に臨むことができますので、寒い冬をエサをあまり食べなくても無事に春を迎えられる率が高いです。

最後、秋に生まれたメダカの稚魚は、十分な栄養を蓄えることもできないまま冬を迎える個体もおり、低温になってもグリーンウォーターの中の植物プラントンを食べながら生き残る、そして水温が5℃を下回ると冬眠状態となるのですが、活性が落ちてエサ食べることができずに徐々に衰弱していき、寒い冬を越すことができずに死んでしまうのです。

小さな個体でも元気な個体は、なんとかグリーンウォーターの中の植物プラントンを食いつないて生きていくこともできます。弱い個体ですとエサを食べることが困難であるわけです。

屋内で育てるという手もありますが、弱い個体ですので、成長しても病気にかかりやすい、寄生虫に犯されやすいなど、生き残るのが難しいとも考えられます。

できるだけ秋になったら、メダカが産卵しても卵を孵化させないという手があり、産卵した場所にそのままにしておけば親メダカは口に入るものは何でも食べてしまいますので、ちょっと可哀想ですが、エサとして食べてもらい、冬を越せないような小さな稚魚、弱い稚魚を産ませないということもあるのです。

ハチェット「飛び出し死」

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熱帯魚を飼っていますと、ヒーターで飼育水を温める関係上、水の減りが早いです。そこで足し水を頻繁にすることになるのですが、ついつい満杯といいますか、水位をギリギリまでにしてしまうことが多いです。

その結果、何が起きるのかといいますと、魚の「飛び出し死」ということになります。

巡回といいますか、頻繁に観察をしていても、なかなか「飛び出し」した魚を救うことはできません。魚は人がいない時に「飛び出し」することが多いのです。リアルタイムで見たことがある人は、ほんの一握りだと思います。

「飛び出し死」を防ぐには、水槽の蓋(ふた)を購入して防ぐしか手立てはありません。水位を低くしても、魚のジャンプは、メダカでも10~15cm程度は飛んでしまいますので、かなりの水位を下げる必要があります。よく水位を5cm程度下げるのがよいという話もありますが、特に目安ということはありません。あくまで「飛び出し死」する確率が減るだけです。

カブトムシ「寿命」

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毎年7月に羽化するカブトムシの成虫ですが、複数の個体を一緒の容器に飼いますと、エサやメスを巡って、毎日のようにバトルを繰り広げます。そして勝ったオスはメスとの交尾に励みます。子孫を残す自然な行為なのですが、毎日、喧嘩と交尾を続けていれば、いくらカブトムシと言えど寿命が短くなります。

そのようなカブトムシは1ヶ月から1ヶ月半程度の寿命で死んでしまいます。大体、オスが先に死んで、メスが残るという構図になりますが、喧嘩に負けたオスは羽化した翌日にでも急所をつかれて死んでしまうという過酷な運命が待っています。

1ケースにオスメスペアで飼ってみたいところですが、やはりスペースの関係上、ある程度の数を一緒の容器に飼ってしまうことになります。

金魚の「白点病の死」

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白点病だった金魚でした。もともと子供と行きました釣り堀で貰ってきた金魚でした。貰ってきたというのは、金魚・鯉釣りの釣り堀に行ったのですが、全く釣れずの「ボウズ」でして、見かねた、おそらく常連の方だと思ったのですが、子供に金魚をいただいたのでした。

ただ、この釣り堀自体の水質管理が悪いのか、釣りをしている時にも池を覗くと病気の魚が多くて、常連の方の釣ったバケツの中も病気の魚が多かったです。

病気ではない魚を選んで持ち帰ったのですが、やはり伝染していたようでして、すぐに病気になりました。そこでメチレンブルーによる薬浴をしましたが、最終的に死んでしまいました。

金魚を飼うのは、金魚すくいや釣り堀で捕ってくる、そしてペットショップやホームセンターで購入するという選択肢がありますが、金魚を買うのがどこでも、その購入元の水質管理がしっかりしていないと、病気の金魚を購入してしまい、その金魚を飼育容器に入れると、元々飼っていた金魚にも伝染してしまいかねません。

金魚を飼うとなった時は、購入元の金魚をよく観察して、病気の金魚がいないかを見極める必要があります。1匹でもいれば、その水槽は病原菌だらけの場合がありますので、購入を見送ることもできます。

工事中
 


※最後に
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 _メダカタイトル

メダカの紹介
今や絶滅危惧種になりつつある野生のメダカですが、一方、改良メダカに関しては日々品種が増えており、500種類を超えるとも言われています。金魚を凌ぐ人気とも言われるメダカはポイントさえ押さえれば、上手く飼うことができます。メダカを飼うために必要なことをひとまとめにしてみました。


メダカの紹介

◇メダカについて◇

_ヒメダカ

日本にいるメダカは、東北、北陸地方と日本海側にいるキタノメダカと、中国、四国、九州地方にいるミナミメダカの2種類です。

野生のメダカは2種類ですが、主に野生から突然変異で色付きのメダカが生まれて、突然変異種のメダカが元になり、品種改良が行われて、今ではメダカというと改良メダカを指すと言っても過言ではありません。

❖メダカ(目高)
 ●属性:ダツ目メダカ科メダカ属(学名 Oryzias)に分類される淡水魚
 ●体長:3~4cm
 ●寿命:1~2年
 ●分布:日本全域(本州から沖縄)
 ●水温:0~36℃(5℃以下冬眠、15℃以上産卵、15~28℃活発に活動)
 ●繁殖:4~10月に1回で20~30個を産卵

◇メダカの種類(基本品種紹介)◇

_基本4種メダカ

改良メダカの種類の品種は今や500種類を突破して、更に日々、新しい品種で発表されています。安い品種では1匹50円とかありますが、高ければ1匹数万円をする品種もあり、いきなり高い品種を飼って死なせてしまうのはつらいと思います。

沢山いる品種の中で初めに飼うのに、またコスト的にも相応しいと考えられる基本品種(※)の4種類から始めて、自分なりのメダカの飼い方を確立してから、高いメダカにチャレンジするのがいいかと思います。

※定義ははっきりしませんが、黒メダカ、ヒメダカ、白メダカ、青メダカ、に加えて楊貴妃メダカを指すことが多いです(楊貴妃メダカは入らない定義もあります)。

◆黒メダカ
黒メダカは、原種のメダカに近いメダカです。原種のメダカと見た目は違いますが、市場に出回っていますのは、黒の改良メダカです。ただし、原種に近いので、他の改良メダカに比べますと細身で尾びれが小さいのが特徴です。

◆ヒメダカ
メダカというと、黒メダカよりもヒメダカを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。メダカの突然変異型の一種で最初に改良メダカとして登場した品種です。学校の教科書や、クラスで飼うなど最初の目にふれるメダカかと思います。改良メダカでも歴史が長く一番の丈夫さを持つメダカです。

◆白メダカ
白メダカは、基本品種の中で一番人気のメダカとなっています。飼育容器の中に入れていると白という色が映えるからです。アルビノ(白子症・・・からだの色素が生まれつき不足している状態)ではありません。体色の黒色を欠いて黄色が目立たないことで白色が目立つようになり、体色が白く見えます。一部では弱い、すぐに死んでしまうという説もありますが、定かではなく、他の基本品種と丈夫さは遜色ありません。

◆青メダカ
白メダカとともに人気のある青メダカです。体色の黄色を欠いており、青みがかっているのが特徴ですが、メダカの体色には青色がありませんので、灰色に見えてしまうこともありますし、黒色も目立たなくなると白メダカのように見えることもあります。ただし、うまく健康的に育てると、青みがかった体色がより一層青く見えて、飼育容器の中で独特の存在感を放ちます。

◇メダカのオスとメス◇

_メダカのオスメス

メダカのオスメスの見分け方は慣れてくれば、ひと目で見分けることが可能かと思います。ただし、初めて飼う方には難しいと思いますし、もし繁殖でメダカを増やしたいと考えられておられるのであれば、メダカはオスメスのばら売りをしておりませんので、10匹程度購入されば、必ずオスメスが入っておりますので、まとめて購入することをオススメします。

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メダカをどこで飼うのか?
◇屋外飼育と屋内飼育のどちらか?◇

_屋外飼育と屋内飼育

屋外飼育は、太陽光を受けて体色が綺麗になったり健康な体を作る事ができ、繁殖をするのに太陽光を浴びることは必須です。また、水質浄化を助けてくれる水草の成長を促してくれて、ヒメタニシやミナミヌマエビヌマエビのエサであるコケや藻を生やしてくれます。

飼育容器だけでろ過設備やエアーポンプが不要でコストが安上がりなところもメリットです(屋外でもエアーポンプをしている方は結構多いです)。そして水槽を使用できません(横から太陽光が当たるため)ので、横から至近距離で観察することができません。

一方、外敵である猫や鳥、トンボの幼虫であるヤゴなどのエサになるかもしれませんし、猛暑や冬の寒さ、そして雨や強風台風の気象条件で水温が上下し、水質も変化しますので、対策を行わなくてはいかません。

屋内飼育は、直射日光や雨や強風台風などの気象条件の影響を受けません。温度変化も少なく安定的な水温水質で飼育できます。そして猫や鳥、トンボのヤゴといった外敵に食べられてしまうことはありません。水槽を使用しますと横から至近距離での観察が可能となります。

ただし、水温水質を維持する為にヒーターやクーラー、ろ過機、エアーポンプが必要となってきます。そして太陽光を補うために蛍光灯も点けなくてはいけませんし、水槽設備にコストがかかることがデメリットです。

また、蛍光灯ではどうしても日光不足になり、水質浄化の一端を担う水草が育たない、ヒメタニシのコケ不足の餓死やカルシウム不足で貝殻が溶けるといった、メダカの育成を支える周りの環境が作りずらいです。

◆どちらがいいのか?
屋外飼育と屋内飼育は一長一短あり、飼われる方のお好みでいいと思いますが、経験上からは、はじめて飼うからには屋外飼育をオススメします。屋外飼育の方が、どちらかというと楽だからです。屋内飼育ですと水槽設備の掃除も必要ですし、屋内ですので掃除(水がこぼれる、ゴミが落ちる)もやりずらい面もあります。そして屋内ならではの日光不足の問題に悩まされると思います。

◇容器の設置場所(屋外飼育)◇

飼育容器の設置場所は、日当たりがよく風通しがよいことや大量の雨が入らない安定した場所、また、水換えや掃除をしやすいスペースのある場所であること、そして、猫や鳥などメダカの外敵に襲われない環境が適しています。

一番よい設置場所は、午前中に直射日光が当たり、午後の強い日光を遮る半日蔭となるような場所です。1日中日蔭はメダカの健康を害しますし、水草は育ちませんのでオススメしません。

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メダカを飼うのに揃えるもの(屋外飼育)
◇メダカの容器◇

メダカを飼育する容器はなるべく大きいものを購入します。まずは広さです。メダカは水面で泳いでいることが多く、ずっと潜ることはない魚ですので、広ければ広いほどストレスなく泳げます。次に水量です。水量が多ければ多いほど、水温変化や水質変化の影響を受けることが少ないのです。

そして水中に含まれる酸素も多いので、多くのメダカを飼うことができます。一般的には水量1リットルに1匹となっていますが、2匹でも問題はありません。ただし、それはメダカを飼う環境によって異なり、水質浄化を担ってくれる水草が入っている、ヒメタニシやミナミヌマエビなどを一緒に飼っている、水替えの頻度を多くするなどで、メダカを飼える数は変わってきます。



◇水草(水生植物)◇

メダカを飼うのであれば、浮遊性植物のホテイ草をオススメします。ホテイ草は水質浄化の一役を担ってくれ、ホテイ草の根に産卵してくれます。そして、直射日光の隠れ家にもなります。また、ホテイ草の根はヒメタニシやミナミヌマエビのエサにもなります。一石二鳥というより一石四鳥の役割を担ってくれるのです。ホテイ草以外であればドワーフフロッグビットもオススメです。

他に沈水性植物であるカモンバやアナカリスもオススメです。カモンバもアナカリスも植えるなく水に漂わせておけば、自然に増えていきます。ホテイ草と同じくメダカの産卵場所になりますし、隠れ家になります。



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◇エサ◇

メダカのエサには、フレーク状や顆粒(かりゅう※)、粉末状の人工飼料や、ミジンコ、ミミズなどの生餌といろいろな種類があり悩むと思います。基本的に人工飼料でも生餌でもお好みで構いません。

ただし、メダカの大きさに合わせてください。生まれて2日目あたりの稚魚用(1㎝以下)には稚魚用、幼魚(1㎝~2cm)には幼魚用、成魚(3~4cm)には成魚用のエサをあげるのが望ましいかと思います。

※顆粒とは、一般に粉末よりも粒径の大きい粒をいうが、特に粉末を固めてやや大型(粒径0.1-1mm程度)の粒に成形(顆粒化)したものを指す。

シーズン最盛期(6~9月)はよく活動をしますので 最低でも1日に2回、春や秋は1日に1回はあげてください。 エサをあげすぎてしまうと、食べ残しが腐敗して水質の悪化につながります。 最悪の場合は死に至ることもあります。 逆に、エサの量が少なくてメダカが死んでしまうことは、稚魚以外ではほとんどありません。



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メダカの世話
◇最初の設置◇

1.容器の設置
  容器の中に水や水草を入れますと重くて動かすことが困難になりますので、基本的に作業場所イコール飼う場所として設置します。

2.水草の投入
  水草は入れ過ぎないようにします。水草を入れすぎるとメダカの泳ぐスペースがなくなりますので適度に入れます。

3.水を入れる
  水は水道水でいいのですが、水道水には水棲生物にとって有害な塩素(カルキ)が含まれていますので、水をバケツなどに汲み置き半日程度(≒6時間程度)で抜けるのを待ちます。また、カルキ抜き剤がありますので投入すれば即効で抜けます。

4.メダカ投入(水合わせ)
  運ばれてきた袋の中の水の水質や水温と容器に入っている水の水質や水温が違いますので、いきなり容器に入れるとショックで弱って翌日には死んでしまうことがあります。また、いきなりポックリと逝ってしまうことも稀にあります(本当にある!)。そこで新しい環境に慣れさせるためにも水合わせを行います。運んできた袋を容器の水の上に20分程度浮かばせておきます。運んできた袋に容器の水を袋の水の半分入れて10分程度おいてから、容器に放ってあげます。水に慣れさせるために容器の水を袋に入れる行為は、心配であれば2~3回(大体このくらいまで)してから容器に放ってあげてもいいと思います。

◇メダカの年間サイクルカレンダー◇

メダカの年間飼育のカレンダーです。
メダカの飼い方の年間サイクル

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メダカの繁殖
メダカの命は1年ですので、せっかくお金を出して買い求めた(あるいは譲り受けた)メダカはすぐに死んでしまいます。何年もメダカを育てたい場合は産卵させて増やすしかありません。

メダカがホテイ草などに産卵しますと、メダカの卵はすぐに隔離しないといけません。なぜならメダカの卵や稚魚の最大の敵は親メダカであり、すぐに食べられてしまうからです。
_メダカの産卵と稚魚

そこで、メダカが産卵をすぐに隔離容器に移動させます。卵の移動は指で直接つまんで移動させても卵は割と硬いので潰れてしまうことはありません。潰れてしまう卵は無精卵と言って不完全な卵です。

隔離容器には水を当然入れますが一番最初に入れる卵だけは水道水をそのまま入れても問題ありません。卵の膜で塩素(カルキ)から守られるからです。その後に入れる卵は塩素(カルキ抜き)の水に入れてあげてください。すでに最初に入れた稚魚が孵化しているから塩素(カルキ)にやられてしまいます。

メダカの卵は一般的に『250℃の法則』といって、例えば水温25℃の日が10日続いたならば『25℃×10日=250℃』で孵化する目安です。

その後、孵化したメダカの稚魚は最初の3日ほどは、お腹の袋(ヨークサック)の中の栄養だけで生きていけるのでエサをあげる必要はありません。ヨークサックが無くなる3日目あたりからエサを与えましょう。 ただし、まだ親メダカのように上手に食べられませんので、エサはできるだけ粒の細かいパウダー状のものがおすすめします。メダカの稚魚の一番の死因は餓死です。しっかりとエサをあげましょう。

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※最後に
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

ハムスター。小学生で好きな生き物ランキングに常に上位にくる人気の動物です。ホームセンターやペットショップに販売しておりますし、値段も手頃ですね。 そして常に1位2位にいる犬やネコと違い、大きくなりませんし、寿命も短いので、小学生の時分に飼う最初の哺乳類にうってるけなわけです。

ハムスターは赤ちゃんの頃から飼い始めますと、人の声や臭いを覚えてくれて懐いてくれますので、可愛さ倍増となるわけです。特に手に乗ってくれたら懐いてくれている証拠です。

ただ、警戒心が強い生き物であるので、毎日しっかりとスキンシップしてあげないと記憶力がないので敵とみなしてしまいますし、最初の頃は環境に慣れないのでいきなりスキンシップをしないで落ち着くまで見守ってあげることも必要です。

小学生に飼わせる理由としては、実は寿命の短さにあります。寿命は2~3年ですので、あっと言う間に死んでしまいます。高学年に飼っても卒業するまでに死んでしまいます。ハムスターを飼うことで一番の教育は「生き物には寿命がある」ことを教えられることです。

そして、生き物によって寿命が違うことも体感させられるわけですし、限られた寿命の中で精一杯生きている姿をみることで、子供さんは何かを感じてくれることでしょう。大切な生き物が死んでしまうことで「悲しみ」を感じること大事なことだと思います。

ハムスターの種類でオススメなのは、定番の「ゴールデンハムスター」と、ゴールデンハムスターの改良品種の「キンクマハムスター」でしょう。この2種類は大人しく頭もよいと言われておりますので、初心者向けかと思います。

◆基本情報
名称   : ゴールデンハムスター
最大全長 : 18cm程度
最大重量 : オス130g、メス150g
飼育環境 : ゲージ内
価格   : 1匹1,000~3,000円程度
寿命   : 2~3年
温度   : 20~28℃(暑さに弱い)
多頭飼育 : 不可(凶暴になる為、増えすぎる為)
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は低い(胎生)1回に6~10匹
棲息場所 : 隠れ家
餌    : 主食・・・市販のハムスター専用フード
       副食・・・野菜(小松菜・キャベツ・ニンジンなど)
ゴールデンハムスター

キンクマハムスター

❖飼育環境について

・ケージ
ケージのサイズは縦横50㎝以上のものを用意しましょう。
また、巣箱を置いたときにゴールデンハムスターが天井に届いてしまうと脱走の恐れがあるので、体格に合わせて十分な高さのあるケージを用意してあげてください。
ケージには水槽タイプ(全体が透明のもの)金網タイプがあります。

金網のゲージは通気性がよく、湿気や臭いがこもりません。そのため夏は過ごしやすくなりますが、冬は寒くなります。金網に給水器や回し車などが取り付けやすく、好きなレイアウトにしやすいです。ただし、ハムスターが金網をかじって前歯を折ったり(不正咬合)、金網をよじ登っての落下、隙間に足が挟まっての骨折などの怪我が起こりやすいです。

水槽のゲージは保温性があり、床敷やエサが散らばらないのですが、通気性が悪く、湿気や臭いがこもりますので、掃除をしっかりとしてください。給水器や回し車などを壁に取り付ける時に工夫が必要となり、床に直置きのものを選ばなければなりません。



・エサ入れ
ケージの角にはエサを入れるお皿を設置します。ハムスターがひっくり返せないずっしりと安定したお皿がおすすめです。素材は陶器のものがオススメで、形はどこからでも食べやすい円形のものがいいでしょう。

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・お水入れ
お水はボトルタイプの給水器を使用するようにしましょう。
お皿のタイプを使用すると、ハムスターがお皿の中に入ってしまい、体が濡れて病気の原因になることがあります。



・トイレ
ハムスターはトイレを決まった場所でする習性があります。トイレにはトイレ砂を入れておいてあげましょう。ハムスターは砂浴びを好む子が多いので、可能であればケージの中に砂浴びようの砂を入れた砂浴び用の容器も置いてあげることをおすすめします。

屋根付き・高さのあるタイプなら砂も散らかりにくいのでオススメです。素材はプラスチックだと色々な種類がありますが、素材が軽いのでハムスターが倒してしまう場合もあります。陶器であれば重さもあり安定性があります。

ハムスターはどちらが砂浴び用なのか区別がつかないので、どちらも汚れていたら交換してあげるようにしましょう。

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・巣箱
野生のハムスターは、地面に穴を掘って巣穴の中で生活しているので、暗くて狭く身を隠せる場所があると安心してくれます。大きさの目安として3匹程度隠れる大きさのものがオススメです。通気性にすぐれた木製と湿気がこもりにくく細菌が繁殖しずらい陶器製があるので、その子が気に入るタイプの巣箱を選んであげましょう。



・回し車
ハムスターの運動不足を解消するのに必要なのが回し車です。回し車の大きさは、大きい種類用と小さい種類用の2タイプありますのでハムスターの種類にあわせて購入しましょう。

回し車の種類は、ケージの金網にネジなどを使って固定する「取り付けタイプ」と、ケージ内に置くだけの「スタンドタイプ」の2種類があります。取り付けタイプはケージの壁に取り付けるため、省スペースで設置できるのが特徴です。ケージと回し車の間にハムスターが挟まってしまわないようなものを選びましょう。

スタンドタイプは場所を取りますが、自立するのがポイント。ガラスケースなどのネジでは取り付けできないケージにも設置可能です。

ペットショップなどでは、音がうるさくない回し車も販売されています。



・床材
床材には、ウッドチップペーパーチップコーンチップなどの種類があります。季節や、掃除のしやすさなどによって使い分けましょう。

「ウッドチップ」は、ハムスター用の床材として最も一般的といわれる素材です。ウッドチップは、針葉樹や広葉樹を薄いフレーク状にしたモノ。保温性や吸湿性に優れているので、巣作りに適しています。

なお、ハムスターが針葉樹(スギやマツ)に対してアレルギーを持っている場合がある点には要注意です。気になる方は、獣医に相談したうえで検討してみてください。

「ペーパーチップ」は、コスパに優れたペーパーチップのハムスター用床材です。紙を作る際に用いられる「バージンパルプ素材」を使っているのがポイントです。やわらかくクッション性に優れており、ハムスターがほぐしやすい点も魅力です。

ホコリが出にくい素材なので、手入れも簡単。ハムスターの健康を考慮したい方にも適しています。吸湿性や通気性に優れているため、夏場でも快適に使用可能。冬場はあたたかく使えるので、巣材としてもおすすめです。

「コーンチップ」は、安心して使いやすい、食品素材を採用したハムスター用の床材です。トウモロコシの穂軸を細かく砕いて作られているのが特徴。ホコリがに出にくいほか、低刺激仕様なのも魅力です。

吸水性に優れている点もメリットです。ハムスターの尿がついた部分は変色するので、手入れも簡単に行えます。また、廃棄の際は燃えるゴミとして処理できる点もおすすめです。



❖世話

ハムスターは毎日の世話がかかせません。生き物の世話をすること、最後まで面倒をみることは、この先の人生で、他の生き物を飼う上で大事なことです。

・1日1回の食事(毎日)
 ハムスターは雑食性です。ハムスター専用のエサ(人口飼料)が販売されておりますので、主食として与えます。人工飼料は栄養のバランスがとれていますので、人口飼料だけで問題ありません。副食としては野菜(小松菜、キャベツ、ニンジン)を与えます。人工飼料は3日程度交換しなくてもいいですが、野菜は1日経ったら腐って臭いがするので交換します。

・飲み水の交換(毎日)
 ハムスターの種類によって異なってきますが、1日に体重の10~15%の水分が必要になると言われています。水分の多い野菜や果物を食べている場合には、水を飲まないケースも見受けられますが、常に飲める環境は整えてあげましょう。1日1回を目安に交換してください。

・掃除
 こまめに掃除しないといけません。理由は以下の通りです。
  ■湿度に弱い
   給水器から垂れた水や尿の水分がハムスターケージ内で放置されていると湿度が高くなるため、病気にかかりやすくなります。

  ■雑菌の繁殖
   尿やフンが放置されていると、雑菌が繁殖します。ハムスターはデリケートな小動物であり、雑菌が繁殖した不衛生なハムスターケージでは、病気にかかりやすくなります。

  ■臭いの防止
   ハムスターケージ内のフンや尿、給水器から垂れた水が放置されていると、雑菌が繁殖して不快な臭いを発します。定期的にハムスターのケージ掃除をすることで、臭いの発生を防いで快適なペット生活を送ることができます。

上記のことから、掃除は以下の目安で行う必要があります。

  ●おしっこで汚れた砂や床材の交換(毎日)
  ●床材・巣材の交換(3~7日程度)
  ●ケージの床面・側面・遊具・給水器の汚れを拭き取る(3~5日程度)
  ●ケージの掃除(1ヶ月程度)

❖単独飼育をしよう!(絶対にペアにしてはいけない!)

ゴールデンハムスターとキンクマハムスターは多頭飼育には向いていない性格(多頭だとケンカをする)のため、必ず1頭で飼うようにしましょう。

これ以外に、こちらが1頭で飼う事が重要なのですが、ハムスターは分類上の元をたどっていくと、ハムスターは一般的なネズミと同じ「齧歯目ネズミ亜科ネズミ科」に分類されるので、ハムスターはネズミであるといえます。

ネズミであることを忘れてはいけません。

例えが悪いですが、ねずみ算式に増幅するという「ネズミ講」と同じに繁殖力が強い為、爆発的に増えてしまいます。ゴールデンハムスターやキンクマハムスターは1回に6~10匹の赤ちゃんを産みます。

ハムスターは生後3か月で発情期をむかえ、繁殖することができます。

ペットショップで販売されているハムスターは生後1か月前後であることが多いため、2か月ほど飼育したら妊娠可能な年齢になります。

繁殖を繰り返すたびに出産する赤ちゃんの数は増えていき、最終的には15匹近くまでなります。

お見合いから子離れまで2ヶ月ほどなので、一生涯で10匹×5回の50匹ほどの赤ちゃんを生むことが出来ます。

飼いきれなくなることは、今の説明でよくわかってくれたと思いますが、1回目の出産で6匹だとして、愛情も6匹全部に注いであげられませんので、凶暴なハムスターが育ってしまうことになります。

また、親ハムスターがストレスで赤ちゃんハムスターを食い殺してしまうこともあります。小学生にとってはショッキングなシーンを見てしまうかもしてません。

親ハムスターの寿命が短いからと言って、子孫を増やすといったことは全く得策ではありません。寿命まで単独飼育で愛情をたっぷり注いでやり、もしどうしても再び飼いたいなら、再び1匹だけを購入することが望ましいです。



※最後に
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◆ドキュメント
作成日付:2022/03/22
更新日付:----/--/--
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

❖はじめに

子供と一緒に何か飼おうとなりますと、昆虫ではカブトムシ、クワガタムシ、スズムシ、水棲生物となりますと、金魚や熱帯魚となりますが、手軽さから言うとメダカが選択肢に入るかと思います。

子供と一緒に飼うという試みは初めてですし、あまり難しい飼育方法の生き物ですと、上手く飼えずに弱らせてしまったり死なせてしまう場合があります。

そして生き物とは言え、エサや容器など、いろいろと揃えないといけませんので、お父さん、お母さんのお財布にできるだけ優しい値段のものがいいと思います。

これが犬や猫ですと、部屋の掃除や排泄物の掃除、エサやりや散歩、動物病院に行って予防注射や去勢手術も必要ですので、かなりの世話の時間をとられることになります。旅行や外出もままならないのです。

これがメダカなら、割と世話もいらずに、ある程度放っておいても元気です。

このメダカも最近はインターネットでピンからキリまでの値段で売っていますが、ホームセンターなどで子供にせがまれて購入するといった状況もあると思います。

今回は、あえてホームセンターでメダカを購入して、飼い始めるといった場合を書いてみました。もし、よろしければ覗いていってください。

◆ホームセンター購入にこだわる

ホームセンターで買い物をしていて、たまたま「生き物コーナー」を訪れた時に、メダカが泳いでいるところを見て子供さんから『メダカを飼いたい!』とせがまれた時に、その場で購入して、家に帰ってから子供さんと共同作業でメダカを飼い始めるまでを前提に書いております。

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◆ホームセンターで購入
ホームセンターに行きメダカを購入するメリットは、その日のうちに家でメダカを飼うことができることです。「思い立ったら吉日」というものです。

ホームセンターでは飼育道具一式をそろえることができます。もちろん、ペットショップでもいいんですが、ホームセンターはお父さん、お母さんの買い物がてら、子供のために購入してあげられます。

ホームセンターでどんな種類のメダカを購入しようかとなりますが、ホームセンターで販売されているメダカの種類は非常に限られております。

大体のホームセンターはヒメダカと黒メダカは販売されていると思います。他にも白メダカや青メダカ、楊貴妃メダカあたりを販売しているところもあるでしょう。

ここではヒメダカや黒メダカの二択です。ヒメダカや黒メダカはネット販売の値段と同等なのですが、白メダカや青メダカ、楊貴妃メダカは、ネット販売の値段と比べると高い感じがします。

ホームセンターで販売しているものは業者がブリードして育てた個体を販売していますが、ホームセンター到着後のメダカの飼育の仕方で、弱っているメダカを購入して飼い始めてもすぐに死んでしまう場合も多いので注意が必要です。

ただ、メダカが元気がいいのか悪いのかを見分けるには見た目で判断するしかなく、メダカが元気に泳いでいる、メダカの体がふっくらしているなどから判断するしかありません。

購入数目安は10匹程度でいいと思います。10匹であれば、あまり財布も痛みませんし、オスメスが必ず1匹以上は紛れていますので繁殖も可能です。オスメスは見分けられますが、販売員さんは対応してくれないと思いますし、いきなり購入でオスメスは見分けられないと思います。


❖エサ用だけは購入してはいけない

稀に肉食魚などのエサ用としてメダカが販売されていることがあります。エサ用のメダカは安価ですが、所詮エサ用としての生体の為、観賞用に販売しているメダカより、雑に育てられていますので、すぐに死んでしまう個体が多いです。

もちろん、観賞用として購入して生き残る個体はいると思いますが、観賞用として販売されているメダカを購入した方が無難です。

❖基本情報
名称   : メダカ
最大全長 : 3~5cm
飼育環境 : 淡水
価格   : ヒメダカ1匹20~100円
       黒メダカ1匹50~200円
寿命   : 3~5年
水温   : 5~28℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は低い(卵生)
棲息場所 : 水面から中層
餌    : 人工飼料


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◆飼育用品も一緒に購入
メダカを購入しても、そのままでは飼えませんので、飼育用具も一緒に購入します。

ホームセンターには一通り揃っていますので、メダカや金魚、カブトムシやクワガタ、スズムシなど、メジャーでホームセンターで販売している生体の飼育用品も販売していますので、一式揃えることができます。

飼育用具を購入する上で不明な点や疑問点を売り場にいる担当者にきいているのもいいかと思います。ただ、経験に裏付けされて的確に答えることができる担当者と、そのような知識が少ない担当者がいますので、当たり外れが多いのも事実です。

自分が『腹落ち』する回答かというのがポイントになります。他にネット記事を読み漁ることや飼育本などもありますので、飼育方法や飼育準備に関しての不明点や疑問は解消することができます。


 ❖容器

メダカを飼うために購入します。外飼いですので、横が透明な飼育ケースや水槽は購入しません。トロ舟、プラ舟、睡蓮鉢、プランターなど色々とありますのでお好みで選んでいただいて結構ですが、悩まれるのであればメダカ専用の容器を購入するのがいいと思います。

メダカ専用の容器はメダカの為に作られており割とコンパクトな物が多いです。メダカ専用容器以外ですと、極端に水深が浅かったり、容器の縦横の比重が極端で置ける場所が制限されます。メダカ専用容器は水深も深めで水量が多く入ります。水量が多いと外気の影響を受けにくく、暑さ寒さにでメダカが元気をなくしたり死んでしまうことを回避することができます。

よくわからない場合の目安はメダカ10匹~20匹で幅40~45cm程度、奥行き25~35cm程度、深さ15~25cm程度で容量15~20L程度と考えてください。

容器に入れるメダカの個体数は、セオリー通りに行きますと「メダカ1匹につき1L」が目安です。ただし、あくまで目安の為、あまり気にしないでよく、極端な数を入れすぎないとか、エサをやりすぎないなどしなければ、多少1Lに対しての個体数が多くても問題ありません。





 ❖エサ

メダカのエサを購入します。エサは浮上性のエサであれば、お好みで選んでいただいていいと思います。

エサは、シーズン中でも毎日あげなくても大丈夫です。週2日程度で朝と夕方にあげます。メダカは口に入れば何でもパクパクと食べてしまいますし、エサをあげればあげるだけ食べてしまい、体調不良になってしまいますし、エサが残ると水質が悪化して、メダカが死んでしまいます。

エサをあげたくなる気持ちはわかりますが、エサをあげ過ぎないように我慢します。

あるホームセンターの店員さんが言っておりました。

『メダカなど魚が死んでしまうのは、ほぼエサのあげすぎが原因です。』

メダカが死んでしまうほとんどがエサのあげすぎによる、メダカの体調不良、水質悪化によるアンモニア中毒、亜硝酸中毒、免疫不全(体力が弱まり)による病気、寄生虫の寄生によるものと言って過言ではありません。

どうしても人間の朝・昼・晩の3食と「おやつ」がありますから、メダカもお腹を空かしていると思いがちですが、そうではありません。メダカを新たに飼い始めた場合は除き、メダカは水中にいる植物プランクトンや動物プランクトンなども人間の目に見えない生き物を食べたり、コケや藻なども食べたりしますので、エサをあげなくても、そうそう餓死はしません。





 ❖水草(=ホテイ草)

水草(=ホテイ草)を購入します。メダカを繁殖させて増やしたい場合です。ホテイ草はメダカの産卵床になり、ホテイ草の根にメダカは卵を産み付けますので、根に付着した卵を採取します。採取してから別の容器(バケツやプランターなど何でも可)に隔離しましょう。

卵を隔離しないと親メダカの自身が卵を食べ物だと思い食べてしまうからです。もし、卵から子メダカが孵化しても、親メダカは口に入る大きさのものなら食べてしまいますので、生き残ることができないでしょう。

子メダカが大きくなるまで親メダカから隔離します。

他にもホテイ草は水質浄化を行う能力が高いので、エサをあげすぎによる水質汚染を防いでくれます。また、メダカの隠れ家になったり、ホテイ草の根を食料としたりと、一石二鳥ならぬ一石五鳥ぐらいの活躍をしてくれる水草です。

ただし、ホテイ草は夏の暖かい期間は、爆発的に大きく、そして増えてしまいます。増えてしまうと水面を覆ってしまい、日光が底まで当たらなくなり水質を維持するバクテリアはもちろん、メダカも死んでしまいますので間引きを怠らないでください。

なお、必ず間引きしたホテイ草は廃棄してください。どこかの水辺に捨てると爆発的に増えて生態系を脅かすことになります。





 ❖カルキ抜き剤

購入した後に帰宅してすぐにメダカを容器に入れて飼い始めたい場合は、飼育水は水道水を使うと思います。水道水には塩素(カルキ)が入っておりメダカには毒ですので、そのまま使用することはできません。

そこで、カルキ抜きを行います。それはバケツ一杯の水を汲んで2時間から半日程度置いておけば塩素(カルキ)は飛びます。

そこまで待てない!といった場合はカルキ抜き剤を購入して水道水に混ぜること塩素(カルキ)は飛びます。


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◆子供と一緒に準備する
メダカと飼育用具を購入して、家に帰宅後にメダカ容器の準備をします。容器に水を入れてカルキ抜きを入れてから、水草(=ホテイ草)を入れて、メダカを入れる前に水合わせを行ってから容器に入れます。

1.容器に水を入れる
2.カルキ抜き剤を入れる(用法・用量は守る)
3.水草(=水草)を入れる
4.袋に入ったままのメダカを容器の水に浮かべる(30分程度)
5.袋を開けてメダカの袋に容器の水を入れて慣らす(30分程度)
6.袋の中にいるメダカを容器に入れる

❖水合わせ

メダカを新しい容器に入れる時には水合わせを行います。水合わせをしなくてもメダカは生きますし、水合わせをしないとメダカが死んでしまうわけではありません。

これから入れる容器の水と今までいた袋の中の水の水質が酸性かアルカリ性といった水素イオン濃度のPH(ペーハー)の違い、いわゆる水質の違いがあります。水質の違いを慣れさせる為です。

そして、もう一つは
これから入れる容器の水と今までいた袋の中の水の水温の違いを慣れさせるためです。
水合わせの目的は、こちらの方が大きいかと思います。水温の差が大きいと、いきなりショック死してしまいかねませんので、容器の水温に慣れてもらいます。

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◆エサあげと産卵が一番の楽しみ
メダカを飼う楽しみは、泳いでいる姿を眺めるのはもちろんですが、エサをあげて食べているところを見るのは、メダカを飼う一つの醍醐味ではないかと思います。

もう一つの楽しみは、産卵かと思います。メダカの産卵は水温15℃以上で12時間程度の日照があるとメダカは産卵し始めて水温が20℃を超えるようになると産卵を頻繁に行います。産卵と書きましたが。メダカは卵をいきなりどこかに産み付けずにお腹に抱えるような形をとり、それは「抱卵」といいます。

メダカは抱卵した卵を産み付けたい場所を探し当てて産卵するのです。

産み付けられた卵は、親メダカにエサを間違えられて食べられてしまいますので、すぐに隔離してください。


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◆まとめ

ホームセンターで購入しても、どこかのペットショップで購入しても、ネット店で購入しても、正しい飼い方をしていれば、メダカは元気に育ってくれますし、繁殖産卵して増えていきます。ぜひ、子供さんとチャレンジしてみてください。

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※最後に
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◆ドキュメント
作成日付:2021/11/27
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※2022.01.27更新(タイトル変更)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

❖イネを育てる
大人になって住んでいるのが都会である場合、田んぼを見るには田舎に行くか、自分で再現するしかありません。近所に田んぼがあればいいんですがない場合は田舎に見に行く時間がそうそうあるわけではありません。

毎日、子供が口にするご飯は、農家の方々が丹精込めて作ってもらっているコメであります。このコメを作っている農業に現代の子供達はほぼ触れることはありません。もちろん、学校教育での農業やイネのことを取り上げて教育することもありますし、校外学習で「田植え」や「稲刈り」を行うこともあります。事実、子供が泊りがけで新潟に行き稲刈りを行いました。

前置きを長々と書きましたが、イネを育てることによって農業の大変さやイネを育てることの苦労を知るのもよいですが、イネを作ることに面白さを純粋に知ってほしいと思います。




種もみを手に入れる
昨年度に収穫した種もみを使用するのであればいいのですが、最初に始めるには『種もみ』が必要です。実は、この『種もみ少量だけ』を手に入れるのが難しいのです。

まず、リアル店には販売しておりません。売っていそうな感じがするのですが、ホームセンターなど種の販売コーナーでも見かけたことはありません。

そしてインターネットで探すことになりますが、種もみだけ販売しているのを探し当てたことはありません。

もしインターネットで探し当てたとしても「おコメ栽培セット」か「イネの苗」となります。「おコメ栽培セット」は文字通り、種もみ、容器、用土と育て方の説明書が入っているセットです。最初はそれでもいいなら購入してもいいと思います。芽出しから体験できることができます。ただし、ちょっと価格が高いです。

また「イネの苗」も最初の年は「芽出し」を行わないのであれば購入してもいいと思います。

種もみを購入したいのであれば、JAグループのサイトに3月から4月にかけて「バケツ稲作りセット」を販売しておりますので購入できます。種もみ、肥料、栽培マニュアル、バケツ貼付用シールとセットなのですがお値段は271円(2021年)で安く購入できます。

ただし、数量限定、期間限定となっていますので早めの購入をしてください。サイト検索で「JA バケツ稲」で検索ヒットします。

もし購入できなかった場合は「芽出し」の季節をかなり過ぎていると思いますので、その年は「芽出し」をあきらめて「イネの苗」を購入することをオススメします。

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最初に(4月下旬:カブトエビを孵化させる)
これは必須ではありませんので、飛ばしていただいて結構です(「芽出し」から読んでください)。
本来であれば、イネの種もみから芽出しを行い苗を植え替えます。苗を植え替える時はバケツなどの容器に荒木田土を入れて苗を植えて完了となります。

しかしながら、我が家のバケツ稲(我が家はプランターです。ここでは便宜上「バケツ稲」と呼びます)の育て方は、イネを単純に育てるのではなく、田植えとともに、田んぼに棲息する生き物も再現したいので「カブトエビ」を孵化させて育てております。

前年に使用した用土は新しい栄養価の高い用土に交換するのが本来ですが、「カブトエビ」が前年用土に産卵しておりますので、そのまま前年の用土を使用します。前年秋から乾燥させておりますので、水を入れることによって「カブトエビ」が孵化するのです。


昨年秋から乾燥させていた用土に水(カルキを抜いた水)を入れます。
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乾燥していた用土に中にあるカブトエビの卵が水を入れることによって孵化します。
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大きくなって泳いでいるカブトエビです。
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芽出し(4月下旬~5月上旬)
種モミを水につけて「芽出し」を行います。「芽出し」を行うのは、まずは発芽のタイミングを同じにする為です。同じにすることによって、稲穂の実りを同じにして収穫することができます。

そして、発芽までの間の種モミにつくカビで発芽できないことや、虫や鳥に食べられてしまうことを避けられますし、雑草より早くイネが生育させることにより、雑草に生命力に負けてしまい育たなくなることを防ぎます。これは、イネだけでなく作物を発芽させるのに用いる一般的な方法でして「催芽(さいが)」と言われます。

「芽出し」ですが、まず浅めの容器を用意します。容器の種類は何でも結構です。手っ取り早くの場合はペットボトル(2L)をカットして作ってもよいと思います。

容器の底にテッシュペーパーかキッチンペーパーを敷きます。しっかり根付かせる為です。

水温は4月下旬から5月中旬の気温のまま(常温)でいいと思います。ただし「芽出し」をする容器は屋内で日が当たる場所に置きましょう。屋外に置くと、この時期は日中が暖かいのですが、夜はまだまだ寒いので、なかなか芽がでてきません。

常温だと芽が出るのは1週間程度かかります。発芽の適温は25℃~30℃で3日程度あれば芽が出ますので、ぬるま湯を入れるのも手です。ただ、遅めの5月下旬以降に「芽出し」を行う場合はよいかもしれまんが、あえて急ぐ必要もありませんので常温でいいかと思います。


容器を用意します。
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容器の底にテッシュペーパーかキッチンペーパーを敷きます。
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水を浅めに入れます(水が蒸発したら足し水したらいいです)。ちょっと種もみが外側に流れてしまうので、水を入れた後に種もみが中央にくるように移動させます。
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植え付け(5月下旬~6月上旬)
芽が1週間から10日前後で出てきますが、すぐに植え替えてはいけません。ある程度大きくなるまで育てます。葉が3枚程度でたら植え替えを行います。

芽出しで1週間程度、葉が3枚程度出るまで2週間程度かかります。

植え替えの用土は「荒木田土」一択でいいと思います。他に「水生植物の土」でも育ちますが、「荒木田土」は文字通りに水田などの下層から採取される土です。ハスやスイレン・カキツバタなどに使われます。

「荒木田土」は粘土質で重い土で、通気性や排水性には劣りますが、有機質を多く含み、保水性や保肥力(肥料もち)の良い土で、イネを育てるに最適です。

「芽出し」した容器からイネの苗を取り出します。ティッシュペーパーに食い込んでいるので切り取りながらで構いません。植え付けは浅いと苗が抜けてしまいますので3~4㎝程度にします。

イネの苗を植える間隔は5cm程度でよいと思います。バケツ稲ですので、結構窮屈に植えないと、見た目が寂しい感じになりますので、ある程度密集して植えてもいいと思います。本当に密集して植えなければ問題なく育ちます。


芽がでてきましたが、ここでは植え替えをしません。
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葉が3枚程度出ている状態のイネの苗です。
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荒木田土です。
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プランターに敷き詰めます。
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水を入れた後に苗を植えて完了です。
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カブトエビを生かしたいので
 芽出しの仕方ですが、初めて行う、(本来は)毎年、用土を新しくして行うやり方をご紹介しました。

我が家の場合はかなり粗くてといいますか、前述した「カブトエビ」を孵化させて育てたいので先に水を入れてしまいます。

6月上旬になると気温が暖かくなり、「夏日(最高気温が25℃以上)」になる日がでてきます。「カブトエビ」は水温が暑いのが苦手な部類ですので、先に水を入れて孵化をさせるわけです。
そして「芽出し」を行ったイネの苗を植える手順が逆になっています。

難点は前年と同じ用土を使用するしかないので、スティック肥料を結構刺しています。「カブトエビ」は水質変化、水温変化に敏感でして、足し水をしただけで全滅してしまったこともありますので、スティック肥料を刺すと水質が変わってしまうのではと、最初は恐る恐るスティック肥料を刺していましたが問題ないようです。


先に水を入れて「カブトエビ」を孵化させた後に「芽出し」をしたイネの苗を植えている状態です。この中に「カブトエビ」が泳いでいます。
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「カブトエビ」です。
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分げつ(芽出し開始から2ヶ月後)・・・後々助かることあり
「分げつ」とはイネ科作物の枝分かれすることです。 最初から数えて4枚目の葉(4葉)がでると同時に、1葉のつけ根の節から枝分かれして「分げつ」が始まります。5枚目で次と10枚目ぐらいまで「分げつ」が行われます。

穂がつく「分げつ」を「有効分げつ」、生育が弱く穂がつかないものを「無効分げつ」といいます。

この「分げつ」のおかげで、天候不良で穂がつかない、枯れてしまったなどがあった場合に別の「有効分げつ」から穂がつくので、バケツ稲としてはとても助かります。

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中干し(7月中旬~8月上旬)
田植えから1ヶ月程度(30~40日後)に用土を乾燥させる「中干し」を行います。1ヶ月程度と書きましたが、草丈が40~50㎝程度に伸びたら行ってもかまいません。

「中干し」を行う理由は、以下のとおりです。

 ・無効分げつ(穂にならない枝)が増えるのを防ぐ
 ・イネは根を下に伸ばして倒れないようにするのを助ける
 ・地面を固くして重機で収穫しやすくする(バケツ稲は関係なし)
 ・土の中に酸素を供給して、逆に溜まっているガスを抜いて根を元気にする

「中干し」は1回限りです。

「中干し」は地面が乾く程度です。バケツ稲ではどれくらいの期間か?と言われると日にちでは言う事ができません。田んぼであれば軽く亀裂が生じる程度とか、5~7日程度とか、いうことができますが、バケツ稲は、広大な田んぼとは違い、狭い容器の中での生育環境ですし、天候にも左右されますので、あくまで地面が乾く程度に行います。

「中干し」中のイネです。
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用土が乾燥しています。
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水を入れて「中干し」を終えたイネです。
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水を入れるタイミングを間違えると枯れる(失敗談)
 「中干し」をあまり長くしておりますと枯れ始めます。「中干し」する時期は穂が出る時期であるので、穂も育たずに枯れてしまいます。枯れ始めてから、慌てて水を入れても穂は影響が出てしまいます。
 こうなると来年の種もみになりませんので穂もカットするしかないです。ここで「分げつ」が助けてくれます。別の枝から穂がでてきますので、イネを収穫することができます。

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出穂(8月中旬~8月下旬)
田植えから100日程度で穂がでてきます。「出穂(しゅっすい)」といいます。穂が出ると翌日には花を咲かせて受粉させます。籾(もみ:イネの果実)の中で胚(はい:受精したもの)が養分を蓄積して、最終的に種もみになります(かなり簡単に書いています)。


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イネの収穫(10月中旬~10月下旬)
イネの収穫の2週間前ぐらいから足し水をやめます。これを「落水」といいます。穂がこうべを垂れて色ずいて、茎葉も7割程度に色ずいたら収穫を行います。

穂が色ずいてこうべを垂れております。
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穂がしっかり実っています。
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良い感じですね。
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根元からカットして今年はこれでおしまいです。
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昨日と今日はいい天気で、日差しが強く夏日が続いております。メダカたちは、太陽がでてくれば、ここぞとばかりに産卵を始めます。少し前まで曇りが続き、産卵が小休止となっていましたが、日差しの効果で、抱卵しているメダカを多く見かけます。

一方、ホテイ草の根に産卵したメダカの卵を指でつまんで、せっせとメダカの孵化をさせる為に稚魚専用の容器に放り込んでいましたが、その卵も孵化し、稚魚たちが泳いでおります。

せっかく授かった命ですので、大切に育てて親メダカにしてあげたいです。



容器の種類、大きさ
容器の種類は何でもいいです。バケツ、プランター、プラ船、トロ船、睡蓮鉢でも何でもいいです。ただし、稚魚専用の容器としてください。もちろん、稚魚を入れるのではなく、産み付けられた水草や産卵床などから採卵した卵を入れて孵化させます。

大きさは水面の面積が大きくない方がいいです。幅45cm×奥行20cm×高さ15cm、程度が理想です。

水面がひろすぎますと、エサをあげるときに、水面に対して適度に散らさないといけませんが、その分エサをあげることになりますので、おのずとエサを多くまいてしまいます。

深さは気にしないで問題ありません。

難点は水量です。水量が少ないので、水がグリーンウォーター化しやすいです。グリーンウォーター自体は、植物プランクトンの集まりですので害はなのですが、藻が繁茂し過ぎますと、遊泳スペースを奪いますので、藻を繁茂させないように、タニシやホテイ草を入れて抑えること必要になってきます。

水替えをする方法もありますが、メダカの稚魚にとっても環境変化が激しく、いきなり死んでしまいかねませんので、水替えはしておりません。






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水替え(しません、足し水します)
水替えはしません。メダカの稚魚にとって水替えによる環境変化が激しく、死んでしまいかねませんので、水替えはしません。水が減った分の足し水を行います。足し水は水道水で構いませんがカルキを抜いてください。

またカルキ抜きは、カルキ抜き剤を使用するのではなく、バケツに水を汲んで半日から1日置いたものを使用します。それは水温が、メダカの稚魚の棲んでいる容器の水温と同じになっているからです。いくらカルキ抜き剤ですぐにカルキを抜いても、水温までは同じにはならず、そのまま稚魚の容器に入れますとショックでいきなり死んでしまいかねません。

足し水は、何日置きとかいうサイクルはありません。水が減ってきたら、足し水を行います。足し水でも環境変化が激しいので、ギリギリまで足し水を行いません。


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容器の置き場所
容器の置き場所は日当たりのよい場所に置きます。日光は、メダカを丈夫に育ててくれるます。紫外線がメダカの体を作ってくれます。紫外線は、ビタミンAとビタミンDが生成され、免疫力を高めたり、骨が形成されます。

メダカの稚魚が丈夫で大きく育ってくれて、親メダカのなるスピードも、しっかり日光にあたっている方が早いです。

そのまま、親まで翌年春まで育てていると、翌年の水温15℃以上、日光13時間(我が家は6時間程度)の条件を満たしますと産卵をはじめます。


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餌(エサ)はいつから何をあげるか
エサは、稚魚専用の粒子の細かいエサをあげます。メダカの稚魚は孵化してから3日は必要ありません。メダカの稚魚は栄養の入った袋をつけており、卵黄嚢(らんおうのう)とか、ヨークサックとかの呼び名があります。サケの稚魚が赤い袋をつけているのをテレビや本で見たことがあると思います。

この袋から栄養補給をしますので、エサがいらないのです。しかし3日でこの栄養はなくなってしまいますのでエサが必要となります。

従いまして、容器に一番最初に入れた卵が孵化した日を抑えておく必要があります(その後にも入れていると思いますが、最初の生まれたメダカの稚魚だけ、意識しておけばいいと思います)。

エサはメダカの稚魚専用をものを購入します。稚魚用に粒子の細かいエサですので、産まれたばかりの稚魚も食べることができます。

エサは1日に2回、もしくは1回でも十分です。いくらエサをこまめに複数回あげても、しょせん稚魚は全部食べることはできません。2回か1回で、1度に適度にあげてもいいと思います。


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生存率
過密で育てると、どうしても生存競争がおきますので、生存率は低くなります。また、遊泳スペースが広ければ、全員親メダカにすることも可能です。例えば過密で300個の卵を孵化させて生存率50%では150匹となりますし、30匹でも遊泳スペースが広ければ、生存率100%で30匹となります。

従いまして、はっきりした生存率の指標があるわけではありません。要はどれだけのメダカを親まで育てたいかによります。


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親の水槽に戻すタイミング
親メダカの容器から隔離している子メダカですが、どれくらい大きくなったら親の容器に戻せばいいのでしょうか。悩むところかと思いますが、簡単にいうと「親メダカの半分の大きさ」になったら、戻せばいいと思います。

メダカの稚魚が1㎝とか2cmとかの基準がありますが、泳いでいるところを測れませんので、大体半分ぐらいの大きさということです。

メダカは、卵も稚魚も口に入るものは何でも食べてしまいますので、稚魚を入れるタイミングを間違えてしまうと食べられてしまいます。

限られた容器内ですので、稚魚には逃げ道がありません。水草などが繁茂していて隠れることができますが、どうしても親メダカと出会う確率が高いので、食べられてしまうことが多いです。


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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

メダカを飼い始めて、かなりの年月が経ちました。メダカを順調に育てるノウハウを身に着けるまで、本やプログに参考にして手探りで飼育して、何とか自分なりといいますか、この南西向きのベランダ環境での飼育方法を確立できたと思います。でも、まだまだ完全ではありません。もっとメダカのことを勉強しないといけないと思っています。

メダカを飼う場合は最初は本やプログ、そしてホームセンターやペットショップの販売員さん、身近にいる詳しい方などの話を参考に始めることでしょう。

最初は、基本セオリー通り、教科書通りに育て始めると思いますが、自分の飼っているメダカの数や種類、混泳させている生き物、用土の種類、水草の種類や数、容器の大きさ、深さ、そして日照環境や日照時間など、一人一人全く違う環境になりますので、教科書通りに行かない場合もあるかと思います。

そして「あれ?本に書いてあることと自分の環境では違うんだな。」ということもあるかと思います。
一瞬、掟破りなといいますか、セオリー通りではない、飼い方、飼育方法を列挙してみました。

これは本やプログの飼い方を否定しているのではありません。むしろ、本やプログでの飼い方は正しいと思います。本やプログも、しっかりそのまま実践してほしいのではなく、自分の環境にあわせて、あくまで指標として書いている部分もあると思います。

もう一つ、あくまで我が家で飼育した実績をもとに、ご紹介させていただきますので、必ずしも、そうとは限らない点です。むしろ、本やプログの飼い方が正解なのです。

上記の注意点がありますが、自分の飼育環境にあわせて「飼い方」は柔軟に考えてもらい、「自分なりの飼育方法を確立」するのがいいのかと思います。

よりよい「メダカの飼育」のご参考になればと思いますので、もしよろしければ、続きを覗いていってください。

❖1匹につき1L(リットル)
よく、メダカの1匹につき1L(リットル)が必要、飼えると推奨されています。実際に飼い始めると、どうしても容器は過密になります。何故なら、メダカだけではなく、混泳させる生き物(ヌマエビ、タニシ、ドジョウ)や水草、そして用土、また石や流木などを入れますと、容器の容量100%(30Lなら30L=30匹)を使い切ることができないからです。

また、ヌマエビやタニシ、そしてメダカの繁殖が容易(メダカは卵の状態で隔離が必要です)な生き物ですので、うまく飼うことができれば個体数も増えていきますし、水草も繁茂して容器のスペースを奪っていきます。さらに容器内は狭くなっていくのです。

容器の容量に対して生き物の個体数は多くなりますが、なぜ死なないのかといいますと、水草や混泳している生き物、また増えたバクテリアによる水の浄化作用、そして定期的な水換え、容器に入れられたメダカの順応があると思います。

ただし、容器の容量は有限ですので、過度な生き物の個体数の増加は禁物です。いきなり、大量の個体数を購入して容器に入れますと、水質が汚染されて大量死ににつながります。少量の個体数から徐々に増えていく場合は、ある一定数を超えると増えなくなります。人間の目に見えないところで淘汰されているのです。よって右肩上がりの増加は考えられません。

要はメダカの棲める環境さえ整えば、30Lに60匹、90匹入れていても問題ないのです。

❖水温15℃以上、日照時間13時間以上で産卵
水温15℃以上、日照時間13時間以上で産卵と謳われています。日照時間ですが、我が家に日が当たるのは正午頃です。よって日が長くなって19時に日没としても、半分の7時間程度しか日が当たりません。春先は18時には真っ暗ですが、メダカは抱卵してくれます。

実際に日照時間13時間を確保するのは、一軒家でも、この狭い日本の住宅事情からしますと、なかなか大変なのではないでしょうか。

この産卵の基準は水温20℃以上、日照時間12時間以上という基準もありまして、2つの基準があるという認識なのですが、あまり捉われる必要はないかと思います。

❖水合わせ(水質)
メダカを購入、または貰ってきて、いざ容器に投入となりますと、その前に水合わせがいると思います。本やプログで、いろいろな水合わせの方法があるかと思います。

実は、この「水合わせ」ですが正解はありません。水合わせをしても容器に投入したとたんに死んでしまうメダカは、そもそも衰弱しているか、遺伝的に問題のあるメダカなのです。

水合わせの意味は水質というより水温合わせです。水質合わせは、いくら事前に合せてようが結果的に投入された後に、適応できない水質であれば、遅かれ早かれ死んでしまいます。

水温の場合はネット店で購入した場合は、宅急便で輸送されてきた場合は保温措置がとられていますし、リアル店で購入した場合は、輸送中に温度は上がっていますので、これから投入しようとする水温に合っていることはありません。

水温の違いは、人間もプールに入って心臓麻痺を起こすのと同じ(準備体操せずに飛び込んで心臓麻痺は都市伝説で、準備運動で心臓への負担を高めてからプールに入っても先天性疾患が原因で泳いでいるうちに心臓麻痺を起こす、という意味)で、温度の違いは水棲生物とはいえ体にダメージを与えます。

実際に投入して死なせてしまったこともあります。いきなり動かないメダカがいたのでビックリしました。この1匹だけでしたがメダカさんに申し訳ないことをしました。

お好みになりますが、水合わせ時間は30分から1時間程度でよいと思います。本やプログによっては半日とか、1日とか、また、温度合わせ、投入先の容器の水を購入してきたメダカの袋に少しずつ何度かにわけて入れて、水の慣れさせるといった方法だと2~3時間になります。

また、水質が気になる場合は、先ほどの水を少しずつ袋に入れていく方法と点滴法という方法で徐々に慣れさせていく方法があります。



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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

❖はじめに
この記事はGW真っ只中に書き始めたので、天気などがおかしいですが、このまま掲載します。



GWの真っ只中ですが、今日はGWらしい?いい天気かと思うと、急に雨雲が垂れこめて急に大雨が降ったり、また雲の間から太陽がのぞいて晴れたりと大気が不安定な1日でした。ただ終日吹く風は冷たく、Tシャツ1枚でベランダに出ますと、1枚羽織りたくなるような気温でした。

屋外で越冬して春を迎えているオオクワガタはまだ姿を現しておりません。実はと言いますと、冬眠状態からは目覚めています。春になる3月下旬からGW前までには目覚めています。

ただし、目覚めただけでいきなりエサを食べるようなことはしません。活動を完全に再開しているわけではありません。

屋外であれば、まだ気温も低く寒いので、掘り出さないようにします。

そして夏日(最高気温あ25℃以上)になれば、いよいよ姿を現しますが、ここが難しいところで、せっかく出てきたオオクワガタは飢餓状態ですので、エサをあげないとあっと言う間に餓死してしまいますので、ゼリーを春頃から置いて、シーズン開始を待つわけです。

すでにオオクワガタを飼っていて、越冬させているような方はいいのですが「オオクワガタを飼おう!」「オオクワガタの飼育に挑戦してみよう!」となりますと、ホームセンターやペットショップなどのリアル店で購入することにないrますが、シーズン真っ只中(7~8月、売り場のシーズンという意味)でないと売り場に出ていません。

リアル店にない場合は、ネット店で購入することになりますが、ネット店は1年中販売していますが、高い血統つきのものばかりで、初心者には手が出しづらいものでありますが、春頃になると、安価なオオクワガタが沢山販売されますので購入できます。

シーズン真っ只中(7~8月、売り場のシーズンという意味)であれば、ホームセンターやデパートで販売されております。そこにはカブトムシや鈴虫など、いわゆる「夏の定番の昆虫」が販売されています。

オオクワガタは、私の少年時代は、高価でとても子供のお小遣いで買えるような価格でもなく、親にねだっても絶対に却下されるような高額な昆虫でしたが、ブリード技術の進歩などにより、今では安価で購入できるようになりました。

それでも、カブトムシや鈴虫よりは高価であり、少しの勇気がいると思います。

子供がカブトムシや鈴虫に目がいくといいのですが、運悪く?オオクワガタに目がいってしまった場合は、せがまれることになると思います。また、自分自身で大きなクワガタを飼育してみたいと思う事があるかもしれません。

オオクワガタをネット購入するのもいいのですが、実物が家にくる(宅急便で配送)のに時間がかかりますので、それまで子供は待ってられないと思います。その点、デパートで購入すれば、家に帰ればすぐにオオクワガタの飼育を始められます。

ホームセンターでオオクワガタを購入する際には何を注意して生体を購入したらよいでしょうか。また、そのままではオオクワガタは飼育できませんので必要な物を購入しないといけません。それは、どのような物を購入したらよいのでしょうか。

◆あえてデパートで購入する!
デパートで子供にせがまれたり、自分で欲しくなったりして、その場で即決して購入することもあるかと思います。今はネットで専門店やオークションで購入するなど他にも購入する手立てもありますが、ここでは「今すぐに欲しい!」ということで、デパートでの購入を想定しております。

特に以下が気にならなければ購入してもいいかと思います。
 ・体の大きさは、ある程度大きければよい
 ・デパートなので質が悪いかもしれない
 ・産地(どこで生まれたかで希少性がある)を気にしない


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◆オオクワガタを購入する
オオクワガタをデパートで購入します。デパートのオオクワガタは、もちろんブリードされたものです。そして、値段の決める要素である、大きさですが80mmを超えるものであると高くなります。また、希少性の高い産地(ここでは省略)で育ったものは高くなります。デパートで販売されているものは、50mmから70mm程度の大きさで、産地も不明なものですので、初心者でも購入できる3,000~4,000円程度で購入することができます。

デパートで販売されているオオクワガタはオスメスペアで飼育ケースに入っており、敷居で区切られて、オスメス別々に入れられています。

デパートで販売されているオオクワガタが元気なのかどうかは購入してみないとわからないと思います。オオクワガタはカブトムシのように動かないので飼育ケースを見ただけではわかりません。オオクワガタがひっくり返って死んでいないか?オオクワガタが一緒に入っているゼリーカップを食べていれば元気だと一応の判断はできますが、こればかりは何とも言えません。

購入するのは1ペアで十分です。2ペア購入するには、いくら安価なオオクワガタでも、それなりに費用が嵩みますので、1ペアを大事に育てます。



◆基本情報
名称   : オオクワガタ(国産)
最大全長 : オス:40~80mm
       メス:30~50mm
飼育環境 : 飼育ケース
価格   : 成虫:1匹3,000~4,000円(オス60~80mmペア)
       幼虫:1匹800~1,200円
寿命   : 成虫:3年
       幼虫:10~18ヶ月
水温   : 成虫:20~30℃(冬眠0~20℃)
       幼虫:0℃~30℃
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は低い(卵生)
       1個体で多ければ10個
棲息場所 : 成虫:夜間:陸上
          日中:マット(潜っている)
       幼虫:菌糸ビン(潜っている)
餌    : 成虫:ゼリー
       幼虫:菌糸ビン


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◆幼虫を購入してもいいのか?
シーズン少し前ですとオオクワガタの幼虫が販売されております。蛹(さなぎ)⇒成虫と見たいかと思います。もちろん幼虫を飼うのはいいのですが、ホームセンターに販売されている幼虫は栄養状態が悪く、成虫になっても「小ぶり」であることが多いです。

また、オオクワガタですとカップにマットが入っている状態で販売されていますので、購入後もマットで育てると思います。菌糸ビンだとマットよりも大きいサイズで成虫にすることは可能ですが、いきなり菌糸ビンに交換してもうまくいかない場合がありますので、マットで育てることになると思います。

できれば、成虫を購入して産卵させることをオススメします。

◆カブトムシを購入して一緒に飼育してもいいのか?
オオクワガタとともにカブトムシも販売しております。カブトムシを購入するのは構いませんが、オオクワガタと一緒に飼育するのはやめましょう。

まず、オオクワガタと
カブトムシがエサ(ゼリー)の取り合いで死んでしまいます。狭い飼育ケースの中で逃げ場がなく、どちらかと言うとカブトムシにやられてしまうことが多いです。

また、オオクワガタは産卵形態が違います。カブトムシはマットに潜って卵を産みますが、オオクワガタは産卵木(クヌギ、コナラなど)を掘って、その中に卵を産みます。カブトムシとクワガタムシは別々の飼育ケースで飼いましょう。

◆外国産のクワガタムシを購入して一緒に飼育してもいいのか?
国産オオクワガタとともに外国産クワガタムシ(よく販売しているのはニジイロクワガタ)も販売しております。外国産クワガタムシを購入するのは構いませんが、国産オオクワガタと一緒に飼育するのはやめましょう。

国産オオクワガタと外国産クワガタムシがエサ(ゼリー)の取り合いで死んでしまいます。デパートに売っているの体格が小さい外国産のクワガタムシが多いので、圧倒的に国産オオクワガタの体格が上であり、外国産クワガタムシがやられてしまいます。

また、外国産クワガタムシは日本の四季の気候では暮らしていけません。適度な温度管理が必要となりますので、自然と屋内飼育になります。

国産オオクワガタと外国産クワガタムシは別々の飼育ケースで飼いましょう。


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◆オオクワガタを飼うのに必要な物
オオクワガタを購入しても、そのままでは飼えませんので必要な物を揃えます。

デパートには、オオクワガタを飼うに必要な物が一式販売されておりますので、オオクワガタと一緒に購入しましょう。


・飼育ケース
 オオクワガタの成虫を飼う為に購入しますが、その後、オオクワガタが産卵して幼虫が産まれた場合に引き続き使用しますので、なるべく大きな容器、大体縦40cm×横25cm×高さ25cm程度の容器がいいかと思います。成虫は多頭飼育しますと喧嘩して殺し合いになりますので、基本的には1ペア(オス1匹、メス1匹)をオススメします。どうしても多頭飼育するのであれば、2ペア(オス2匹、メス2匹)程度に留めておいたほうがいいかと思います。




・エサ皿
 エサとしてゼリーカップを購入するのであれば、カップをそのままマットに置いておいても構いませんが、エサ皿は以下の役割をもっています。

エサ皿は購入するしないは好みでいいと思います。購入するのであれば、登り木タイプですとエサ皿とは別に購入しなくてよいかと思います。1ペア(オス1匹、メス1匹)に一皿が目安ですが、翌朝にゼリーカップが「空っぽ」になっていれば、エサ皿の数が少ないです。


◆エサ皿は何故いるのか?
 ・エサ皿の真下が隠れ家になる
 ・転倒防止の役目
 ・エサ皿をひっくり返さない為(あまり役に立たない)




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・ゼリーカップ
 代表的なものに16g(通常カップ)と18g(ワイドカップ)がありますので、エサ皿にあったゼリーカップを購入しましょう。エサ皿を使わずにマットに置くならワイドカップをオススメします。

毎日、夕方までにカップの状態を確認して交換します。カップにゼリーがほとんど残っていれば、交換せずにそのまま食べてもらいます。半分程度ですと、2匹以上一緒に飼っていると夜の間になくなってしまう場合がありますので、一つゼリーカップを追加しておきます。

羽化後と老衰時はエサを食べないです。特にエサの減り具合で夏のシーズンが終了するのがわかります。ゼリーを食べないと、ゼリーにカビが生えますので、カビが生えたら交換しましょう。




・マット
 オオクワガタの成虫は日中はマットに潜って休みます。クワガタムシ用のマットもあり、産卵させて翌年もクワガタライフを楽しみたい方はマットを購入しましょう。ここでは、産卵木を設置してオオクワガタに産卵してもらうケースで紹介します。

ただし、マットを購入しないとオオクワガタの成虫は隠れることができず、直射日光に当たって弱ってしまうかもしれません。オオクワガタにはヒノキマットを購入しましょう。ヒノキマットは、ヒノキのおがくず状のマットですのでマット自体に産卵できません。防虫、防臭効果があるので、オオクワガタ独特の臭いしませんし、コバエやダニが発生しません(エサ皿には発生してしまいます)。

 夏のシーズンはマットの厚さは15㎝程度でいいかと思います。


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・産卵木
 産卵木を購入します。オオクワガタは産卵木に産卵痕を残しますので、産卵するとすぐにわかります。この産卵痕はオオクワガタのパワーを実感します。夏の間だけでボロボロになってしまいます。

 産卵木を購入したら水に浸けます(水に浸けなくても構いませんが、その後、皮を剥くのですが、皮が柔らかくなり、剥きやすくなります)。バケツに水を入れて、産卵木全体を完全に沈めます。産卵木は木でので浮いてきます。上に重しを置いて1日程度浸けます。

 その後、半🈩程度乾かしてから皮を剥きます。そして、敷き詰めたマットに半分程度埋めてしまいます。

 産卵木は水分が蒸発してしまますと、カチカチに硬くなってしまい、オオクワガタも流石に木を掘ることができなくなります。一度設置してしまうと途中で柔らかくという訳にはいきませんので、最初に水を浸ける時に適度に柔らかくします。


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・ディフェンスシート
 コバエが最大の敵になりますので、しっかり防止しておきましょう、侵入を許すとコバエはマットに30個程度の卵を産卵して、24時間で羽化し、1週間で成虫になりますので、爆発的に増えていきます。

コバエは絶対に侵入を許してはいけない存在なのですが、実は既に侵入されていることがあります。

それはマットです。業者のマット生成時に紛れ込んだコバエの卵が、袋を開封すると、マットの中の卵が孵化して、成虫になり、産卵して、という感じで増えていきます。容器内で生まれた場合は指でつぶすか、逃がしてしまう、という悲しい手段しかないです。




・転倒防止の木(=不要)
 オオクワガタは転倒してしまい、起き上がれないと死んでしまいます。転倒しても何か物があれば、つかむことができて起き上がることができます。そのための転倒防止材も販売されています。しかしながら、エサ皿で代用できます。複数頭飼育しているなら、エサ皿も複数置くことになるので、つかまることができるはずです。




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◆先に産卵後、幼虫~蛹~羽化までの話
カブトムシより、ちょっと値のはります「オオクワガタ」を飼うのですから、飼い始める前に、繁殖がうまくいった後のことも想像しておきましょう。飼育ライフが楽しくなります。



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◆子供と一緒に準備する
オオクワガタや容器、マットなど一式を揃えたら、家に帰って飼育ケースにマットを入れて、エサ皿を用意して、ゼリーを入れて、最後にオオクワガタを入れて完了です。ディフェンスシートを忘れずにしてください。

1.飼育ケースを置く
2.マットを入れる(15cm程度)
3.エサ皿を置く
4.エサ(ゼリー)を置く
5.ディフェンスシートを

飼育ケースを置く場所は絶対に屋外をオススメします。それはコバエやダニの存在です。屋内にあると、どうしても飼育ケースを開けてオオクワガタを見たり触ったりしたいと思います。

コバエが発生していると飼育ケースから家の中で飛び回ってなかなか退治できませんし、食べ物などに病原菌をうつす場合があります。また、観葉植物の用土などに卵を産み付けて繁殖して増えてしまう可能性があります。

それが屋外に飼育ケースを置いていれば、蓋を開けてもコバエは飛んで行ってしまいますので回避することが可能です。

また、ダニが発生してオオクワガタの体にダニがついている場合があります。オオクワガタにつくダニはコナダニ、イトダニです。オオクワガタの体に寄生して体液を吸っています。

オオクワガタにつくダニは人に直接の害はないと言われています。よって、人について血を吸ったりはしません。

ただし、ダニや、ダニの糞などが人に対してアレルギー反応を引き起こすことはよく知られています。屋内に飼育ケースを置くと、屋内に蔓延することになりかねません。アナフィラキシーショックや喘息の発作の原因になる事もあるので注意が必要です。

日陰、直射日光の当らない場所に置きましょう。直射日光下では2時間で死んでしまいます。


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◆2シーズンは生かしましょう
オオクワガの成虫の寿命は3年程度です。ホームセンターで購入して飼い始めて、必ず2シーズンは生かしましょう。何故ならば、羽化したシーズンは基本的に繁殖活動を行わないからです。翌シーズンからとなります。
販売しているオオクワガタは羽化して1シーズン目か2シーズン目かはわかりません。ちょっとハードルが高いかもしれませんが、値段を考えると2シーズンは生かしたいところです。

ただ、2シーズン生かせば必ず子孫を産んでくれています。

ただ、オオクワガタの成虫が全部死んでしまってもすぐに産卵木を捨ててはいけません。産卵木に卵を産んでいる可能性が高いからです。そして卵が孵化して産卵木がボロボロになるのを発見できれば繁殖は成功なのです。2ヶ月は様子を見ましょう。産卵木を割り出すのはできるだけやめましょう。オオクワガタの卵や小さな幼虫をつぶしてしまうかもしれません。


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◆毎日の飼育
・日中はマットに潜っていますので、夜にマットからでてきたところを観察します。

・ダニや線虫はオオクワガタを飼っていると発生しますが気にしません。オオクワガタについていて気になったら、歯ブラシなどで洗ってもいいです。

・ゼリーカップは、ゼリーがなくなっていれば、新しいゼリーカップに取り換えます。置くゼリーカップの数はゼリーが残っていれば、ゼリーカップの個数が多いので少なくします。逆にゼリーが全てなくなっていればゼリーカップの個数が少ないので多くします。

・オオクワガタの成虫を複数飼っていると喧嘩して殺し合いになります。特に2シーズン目のオスのいるところに今年羽化したばかりのオスやメスを入れると殺されてしまうことが多いです。せっかく羽化したのに残念なことになりますので、最初のシーズンは別の容器に入れて、2シーズン目以降に複数頭で飼います。そしてエサ容器は必ず複数個置くようにします。これでも喧嘩はしてしまいますが、少しは回避できます。

・マットが乾いた場合は、霧吹きなどで水分を補給してください。これはシーズン中だけでなくて通年行ってください。冬場でも乾燥しずぎて死んでしまいます。

・死んだら飼育ケースから取り除きます


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◆まとめ
デパートで購入してもネットで購入しても、うまく育てれば、オオクワガタは無事に産卵してくれて、翌年もオオクワライフを楽しむことができます。

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❖オオクワガタの飼育まとめサイト

【初心者向け】屋外でのオオクワガタの飼い方



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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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