虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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カテゴリ: 水質水温、用土、容器などの環境

グリーンウォーター化してしまったチョウセンブナ、フナとクチボソ、ゴールデンバルブの3つの容器に、誘惑に負けてタニシを投入することにしました。

大型の魚(チョウセンブナ、フナ)と、ゴールデンバルブの容器には外来種の貝(レッドラムズホーン)がいるので、食べられてしまう懸念と、レッドラムズホーンに負けて餓死してしまうのではないかと思っており、最初は投入しておりませんでした。

グリーンウォーター対策として、ホテイ草を入れていますが、ホテイ草が繁茂して大きくなるまでは時間がかかります。ホテイ草が繁茂すると同時に水質浄化の機能も上がり、徐々にグリーンウォーターはクリアー(透明)になり収まっていくのですが、シーズン半ばになっています。

グリーンウォーター自体は、植物プランクトンの集まりでして、水棲生物たちにに問題のない状態なのですが、やはり透明な水で水底までを観察したいのもありますし、それが飼育の醍醐味のひとつですので、タニシを投入するにいたりました。

タニシの食性は雑食性で、水底に溜まった微生物や微生物の死骸などエサとするデトリタス食性と、食や石や壁面に生えたコケなどを食べる刈り取るグレイザー食があり、他に二枚貝と同様の濾過摂食という摂食方法があります。これは有機物やプランクトンを水と一緒に吸い込み、鰓(えら)で濾過をして摂食する方法です。

この濾過摂食の機能で透明な水にするのです。ホテイ草に加えてタニシの濾過摂食の能力で、スピードを上げてグリーンウォーター化を抑えてクリアー(透明)にします。

今回、オークションでタニシを購入しました。今の時期は安いですね。
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元気なタニシです。期待しています。
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チョウセンブナの容器です。グリーンウォーター化がすすんでいます。
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フナとクチボソの容器です。こちらもグリーンウォーター化がすすんでいます。
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※最後に
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梅雨が始まりました。今年は梅雨入りがとても早いそうでして、四国(5月15日)と近畿(16日)がいずれも1951年に統計を取り始めてから最も早いそうです。九州南部(11日)と九州北部(15日)、中国(同)、東海(16日)もそれぞれ2番目の早さだそうでして、全国的にとても早く梅雨入りしております。

関東甲信の梅雨入りはまだだそうなんですが、ここのところ太陽の光を拝める日が少なく、雨も降ったりやんだりとして、どんよりした曇りの日が続いています。

もし、5月に梅雨入りしますと、2011年以来でして、梅雨入りが5月27日、梅雨明けが7月9日とかなり早い梅雨明けになっておりました。

2020年はどうかと、梅雨入りが6月11日、梅雨明けが8月1日と、梅雨明けがとても遅い年でした。

梅雨入りの平年が6月7日、梅雨明けが7月19日ということですので、2020年はとても遅い梅雨明けでして、降水量も平年より1.7倍程度と多く、長引いた梅雨のおかげでいろいろとメダカ容器の生き物たちは結構影響を受けたものです。

そこで、梅雨が長引いた場合、また、冷夏になった場合のメダカ容器の影響や注意点をまとめてみました。地球から見たら、毎年、気象は違うのは当然と思いますが、人間からしたら、できれば平均的な(人それぞれですが)梅雨や夏であってほしいですね。


◆影響

❖水生植物の生育がよくない
水生植物の生育がよくなくなります。まずハスやスイレン、アサザなど花が咲きません。花が咲かないので寂しいですが、そこは何とかあきらめられます。問題は水生植物が繁茂せず活性しません。水生植物は水質浄化の一端を担ってくれますので、水質が汚れがなかなか解消されません。

春の植え替えで、株を分割したり、枯れた部分をカットしたり、用土を取り替えて植え替えたりしますので、一時的に成長が止まります。その状態で5月中旬ぐらいから、繁茂して、草丈も高くなりはじめます。

繁茂する条件は、適切な肥料と水、そして一番が太陽になりますが、この時期に太陽が曇に遮られてしまいますと思うような成長ができません。草丈も高くならずに、葉も拡げませんので、真夏日(最高気温が30℃以上)、猛暑日(最高気温はが35℃以上)になった場合に太陽の光を遮ってくる役目を果たしてくれません。

また、曇りの続いた後に、いきなり強烈な夏の直射日光にあたることになりますので「葉焼け」し易くなります。

❖水質が悪くなる
エサの残り、枯れ葉、排泄物などを、本来はろ過バクテリアが分解してくれるます。ろ過バクテリアが増える要素に太陽の光が必要なのですが、ろ過バクテリアが増えていきませんので、おのずとろ過能力も低いものになります。

❖メダカの産卵が少なくなる
メダカの産卵は15℃以上、13時間程度の日照条件ですが、我が家では6時間程度の日照で産卵をしてくれます。しかしながら、流石に雲で日光が遮られている場合は、目に見えて産卵が少なくなります。

前項の「水質が悪くなる」で、エサのあげる量も少し抑え気味にしているので、メダカが産卵で使う為の十分なエネルギーを補給することができずに、ますます産卵をしなくなります。

❖メダカの稚魚が大きくならない
メダカの稚魚もなかなか大きくなりません。メダカの元気で丈夫な体を作ってくれるのは、太陽の光ですが、その太陽が当たりませんので体が大きくなりません。栄養価のあるエサをいくらあげても大きくなることはありません。

◆注意点

❖ひたすら水質を悪化させないようにすること
太陽の光が雲に遮られている場合は、ろ過バクテリアがエサの残りや排泄物を分解する機能が落ちますので、どうしても水質が汚れやすいです。エサをあげる量を少し抑え気味にして、できるだけ水質が悪くなるのを防ぎます。

水質が悪くなってしまった場合は、水替えが対処方法になります。ただ、一時的には解決するかもしれませんが、水替えによりろ過バクテリアが減ってしまいますので、再び水質が悪くなる可能性もあります。

◆太陽の光はとても大事!

長雨や冷夏では、太陽の光が当たるのを待つしかありません。太陽の光がいかに重要かがわかります。ちょっと太陽の光が当ればいいってものではありません。それであれば、冷害で作物が育たない被害はでません。長きにわたり、太陽の光の恩恵を受けて、生き物たちは躍動して、繁殖して子孫を残します。エサや水替えではどうにもなりません。日頃から、太陽の恵みに感謝したいですね。



※最後に
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「春の大掃除」を行ってから20日程度が経ちました。「春の大掃除」では水草を植え替えたり、底床の用土を入れ替えたり、飼育水を半分入れ替えます。更に石や流木などのレイアウトを変更したり、今間まで入れていない生体を同居させたりと、年に1度のことですので、メダカなどの水棲生物にとって大きな環境変化があります。

ただ、水質の違いによるショックやストレスなどで元気がなくなったり、死んでしまったりした水棲生物は1匹もおりませんので、ひとまずよかったと思っております。

また「春の大掃除」でメダカの容器を一回り大きな容器にしました。水量が多ければ多いほど、水質や水温が安定しますので、特に猛暑日に効果を発揮することを期待しております。

メダカたちも、一回り大きくなった容器で気持ちよさそうに泳いでおります。

しかしながら、メダカたちの容器とフナやクチボソ、他はチョウセンブナの容器では、「春の大掃除」から20日程度で、両者の水質に明らかな差がでてきました。

それは、メダカたちの容器は「春の大掃除」以後も変わりなく透明な水の色を保っています。それに比べて、フナやクチボソの容器は緑色のグリーンウォーターとなってしまっております。

両者の容器の中に棲んでいる魚の種類や数は違うものの、ホテイ草を浮かべていたり、底床に赤玉土を使用していたりと、そんなに大差ありません。エサ量もタイミングも同時にあげています。むしろ、メダカの容器の方が、食欲旺盛なメダカたちに、エサを多くあげています。

両者の容器で、唯一、大きく違うのは『タニシを入れている入れていない』の違いです。

タニシの食性は雑食性で、水底に溜まった微生物や微生物の死骸などエサとするデトリタス食性と、食や石や壁面に生えたコケなどを食べる刈り取るグレイザー食があり、他に二枚貝と同様の濾過摂食という摂食方法があります。これは有機物やプランクトンを水と一緒に吸い込み、鰓(えら)で濾過をして摂食する方法です。

このタニシを入れている入れていないでかなり水質が変わっていきます。タニシの入れていない容器は、水質が白くなったり(ろ過する微生物が少ない)、透明(ろ過する微生物が増えた)となり、徐々にグリーンウォーター化(植物プランクトンが増えた状態)していきました。

このグリーンウォーターも、ホテイ草が大きくなるにつれて、ホテイ草のろ過能力によって、徐々に透明になっていきますが、ホテイ草が大きくなるのには、太陽光が必要なので、しばらくかかります。

その間は、様子を見ながらエサをあげたり、もしくは水を入れ替えたりしていきます。


メダカの容器です。水が透明で水底が見えまして、タニシやカワニナ、ミナミヌマエビやシマドジョウを観察できます。
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ヒメタニシを入れています。いい仕事をしてくれます。
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フナとクチボソの容器です。グリーンウォーター化して水底が見えませんので、水底に暮らすヒドジョウやコリドラス・パレアタスが観察できません。
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最近は暖かくなって、コロナウィルスより花粉症が心配になってきました。今年は花粉の量が例年よりは少ないのですが昨年よりは多いらしく、目が若干痒い、鼻が痒いといった症状がでています。

東京のピークはスギが3月上旬から中旬、ヒノキが4月上旬から中旬にかけてですので、スギのピークになっています。

そもそも花粉症とは、鼻腔内に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応によって鼻水等の症状が引き起こされる症状をいい、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれるそうです。

独ミュンヘン工科大学の研究チームは、2019年9月11日に発表した研究論文で花粉飛散量が増えるとアレルギーの有無にかかわらず、自然免疫が弱まり、新型コロナへの感染リスクが高まることがわかったそうです。

コロナと花粉症のダブルパンチですね。

外出はできるだけ控えて、どうしても外出する時は帽子・メガネ・マスクを身につけて完全防備
帰宅後は洗顔やうがいを体についた花粉はきちんと洗い流しまます。

空気清浄器などで換気します。また加湿器で室内を加湿されていれば、花粉や新型コロナウイルスの飛沫が抑えられる可能性があります。

その点、水中で生活しているミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』や、メダカたちを見ていると気持ちよさそうに泳いでいるのをみて、花粉とは縁のない生活を送っているのを羨ましく感じます。

メダカたちも厳しい世界で生きていますし、寒く厳しい冬を過ごしてきていますので、メダカなりに大変なので、そんなことはないんですけどね。

❖冬の飼育水は透明
冬のメダカの飼育水は、徐々に透明になっていきます。メダカを含めて水棲生物たちは冬眠状態、あるいは活性が下がりますので、排泄物がシーズン中より少ない。そして特に影響を与えるのが、冬に入ると人間がエサをあげることもなくなりますので、エサの残りで水が濁る(=汚れる)こともありません。

そして、水草などの水生植物に変わって藻やコケが水の栄養素を吸収して、繁茂していくにつれて飼育水は綺麗になっていきます。

❖メダカの活性が上がりまた飼育水は濁る
やがて冬から春になる時期、気温が15℃を超える日が多くなってきますと、メダカの活性が上がっていきます。冬眠状態から目覚めたメダカはエサを食べ始めます。

まだ、人間がエサを食べていない段階ですが、メダカは越冬時にエサを食べておらず空腹ですので、ひたすら藻やコケ、微生物んはどを食べていきます。

エサを食べれば排泄物をすることになるのですが、排泄物を分解する微生物はまだ活性が上がっていないですし、水質を浄化する水性植物も多年草であれば地上部の芽がでていない状態ですし、同じくヒメタニシも活性が上がっていませんので、水質を浄化する機能がまだ不十分です。こうして飼育水は徐々に濁って(=汚れて)いきます。

❖また飼育水は透明に
その後、メダカより遅れて微生物が活性して増え始めて(肉眼ではもちろん見えません)、ヒメタニシの活性も上がり、水生植物も地上部の芽もでてきて、水棲を浄化する機能が上がってきますので、徐々に水は透明になります。

この頃は、メダカを含めた水棲生物の越冬結果が飼育水が澄んでわかってくるので「越冬がうまくいったな!」とか、「あれ?いない!越冬できなかったんだぁ。」ということがわかります。

❖そして飼育水は濁る(春の大掃除をしましょう)
そして、人間がエサをあげ始めますと再び、メダカの排泄の量が増えてきます。上記でヒメタニシの活性も上がり、水生植物も地上部の芽もでてきています、と書きましたが、まだ春になったばかりで水棲を浄化する機能が完全に機能していません。こうして徐々に水は濁って(=汚れて)いきます。

ここでの濁り(=汚れ)が注意です。まだ「春の水替え、用土替え、水生植物の植え替え」としていない場合は、昨シーズンの猛毒な亜硝酸などの物質が沈殿していますので、今シーズンのメダカの排泄物など分解されて同じく猛毒なアンモニアや亜硝酸と混じって、メダカたちにとって、一番危険な状態になります。

ここは早めに「春の水替え、用土替え、水生植物の植え替え」をしたほうが無難です。

それにしても春の水の状態は難しいですね。何年経っても慣れません。試行錯誤しています。



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メダカなどの魚を飼っていると、どうしても水が汚れてきます。その原因はメダカの排泄物だったり、メダカの死骸だったり、水生植物の枯れ葉、そしてエサのあげすぎによる残り、外からの埃や塵など、飼っている容器の中の容器は循環されている場合はありませんので、徐々に汚れていきます。

水が徐々に汚れていくのを防ぐ方法には、ろ過機を設置する、水生植物を植える、できるだけエサを減らす、飼う生体数を少なくする、水替えなどがありますが、少しでも水が汚れていくのを防ぎたいのが、心情じゃないでしょうか。

特に、「ゴミ(枯れた葉っぱや茎、抜け落ちた根っこ、水棲生物の死骸など)」や「排泄物」「腐ったエサ」を食べてくれる水棲生物がいれば、わざわざ水質のろ過に気をつかわなくてもすみますのでエサも適当にあげることができますし、その魚も元気で大きくなって繁殖なんてしてくれれば一石二鳥かと思います。

でもよく考えてみてください。そんな便利な魚はいないんです。

ゴミを食べる、近年、海の魚がプラスチックごみを食べることで食物連鎖により海洋生物の生態系に影響を与えていることですが、この問題と混同して、そんな魚がいるかと思っているかもしれません。

プラスチックごみをエサを勘違いして食べているだけでして、プラスチックごみは魚のエサではありません。

よく「掃除屋」と言われている魚たちがおります。「底物」とも言われていますが、淡水魚では「ドジョウ」、熱帯魚では「コリドラス」「オトシンクルス」「ローチ」、他に「ヤマトヌマエビ」「ミナミヌマエビ」などがおります。


ドジョウです。
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コリドラスです。
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これらの魚は他の魚の排泄物や腐ったエサを食べてくれるわけではありません。水の底(下層)で生活していますので、上層を泳ぐ魚にあげたエサが底に落ちてきたところを食べているのです。普段は藻やコケ、用土の中の微生物などを食べたりしています。

「ゴミ」や「排泄物(=フン)」、「腐ったエサ」が溜まった水槽の底にいることは魚にとっても良いことではありません。「底物」の魚たちは総じて体が丈夫だと言われていますが、そんな不潔な底砂の上にいたら体調を崩して病気にもなります。

「掃除屋」という言葉はショップが魚の特徴を曲説して宣伝している感じもします。

「ゴミ」や「排泄物」は微生物が時間をかけて分解しますが、特に「ゴミ」は定期的にこまめに取り除いてあげましょう。

また「腐ったエサ」を出すようなエサのあげ方をしてはいけません。魚が食べきれる量のエサを少しずつあげていきます。エサは何日かあげなくても十分生きていけます。


魚たちが生きていきるように
 ・定期的にゴミを取り除きましょう
 ・魚が食べれる量のエサ(2~3分でなくなる量)にしましょう



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今日は日差しは暖かくメダカたちも日向ぼっこで水面に浮かんでおります。しかし、買い物に出かけると風がとても冷たくて日が当たらない日陰に入ると更に寒かったのでした。

つい先日は5月なみの暖かさでしたので、その感覚のままですので「うゎ!寒い!」となるわけです。

暖かかったり寒かったりと気温が乱降下を繰り返す、この時期は屋外のメダカ容器や飼育水に微妙な変化をもたらします。

冬の間に勢力を少しずつ拡大していた藻やコケがいきなり増えてしまうことがあります。本来であれば水中にある栄養素は、タニシなどの水棲生物、アナカリスやマツモなどの水生植物などの活性が上がっていないこともあり栄養素を取り込んで水を浄化してくれる機能が効いていないこともあり、栄養素を爆発的に増えてしまうこともあります。

藻やコケもですが、植物プランクトンも爆発的に増殖します。グリーンウォーター化がすすむのです。理由は同じようなことですが、藻やコケが少ない場合の環境下では、水中の栄養素を独占できますので、飼育水の色は冬は透明だったのに緑色に変わっていきます。

グリーンウォーター化するのであれば、ある意味、メダカの食べ物が増えるだけですので問題はありません。藻やコケが繁茂して、メダカの泳ぐスペースを奪いかねない場合は「除去」という選択肢もでてきます。

この「除去」という選択肢は、冬の間に越冬しているスペースなどを奪ってします、あるいは変えてしまうなどメダカの体調不良の一因になるので、できるだけ行わないようにするのがいいので悩ましいところですが、見た目でどう考えても藻やコケが水面を覆ってしまうような状態であれば、やむをえず行うしかないです。

寒い冬を無事に過ごしてきたメダカたちも、この微妙な時期に以外にもポツポツと死なせてしまうことが多く、ここが最後の「越冬の」踏ん張りどころではあります。ここをクリアすると春のシーズンに突入して繁殖を開始するわけです。


水の透明度がうしないつつある白メダカと青メダカの容器です。冬は水棲生物の活性が落ちているのでむしろ透明なのですが、春になりつつあると排泄物などで水が濁ってきます。
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コケや藻が繁茂しているヒメダカの容器です。冬より最近は特に繁茂して見た目が酷くなってきています。春の水替え大掃除で一掃しないといけません。ただし、そこまで待てるかを観察していきます。
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グリーンウォーター化している昨年の稚魚たちの容器です。冬は透明でしたが、最近の暖かさで植物プランクトンが大量発生している模様です。
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春はまだ先ですが、暖かい日が多くなってきて日の入りが遅くなってきますと、徐々に春が近くなってきたんだなと感じます。

春になりますとメダカのシーズンに突入しますので、今年はメダカ飼育を初めてみよう!とか、昨年からメダカを飼っていたけど、冬の間に少なくなったのでメダカを追加購入しよう!とか、今年は飼っているメダカとは、別のメダカを飼ってみよう!と、メダカを購入するかと思います。

メダカを購入すると当然、水合わせをしてメダカを容器に入れるかと思いますが、うまくいかずにメダカが容器から落ちてしまうこともあります。

そして春と言えば「水替え、用土替え、植え替え」とよく言われている「リセット」の時期でして、1年間メダカの棲みやすい新たな環境を作ってあげる時期でもあります。

昨年1年間棲んできた容器からの移し替えもありますので、メダカを網で掬って退避させる、また「リセット」後にメダカを網で掬って戻す、などもあります。移し替える時に網で掬ったメダカも元気ですので、跳ねて網から床に落ちてしまうこともあります。

これをどうやってとるかですが、床を網で掬うことはできませんので、どうしても手を使うことになるかと思います。手袋をしてとるのがいいのですが、急いで水に入れてあげないと焦ってしまい、素手で拾って容器に入れてあげることもあるかと思います。

床に落ちてしまったので、容器に入れた後も心配になって、しばらくは様子を見ますが、基本的にメダカは元気に泳いでおり安心するかと思います。でも翌日に死んでしまっていることもあり、「これは昨日、床に落ちたメダカかも?」と床に落としてしまったことを後悔することもあります。

この素手で触る行為は、メダカを育てている方であれば、かなり知られていることで「火傷(やけど)」ということらしいのですが、はたしてメダカは『素手で触ると火傷で死んでしまう』のでしょうか。


メダカみずから水の中から出ることはない
まず考えたいのは、そもそも床に落ちて素手で拾った場合でも、網から直接素手で出した場合でも「メダカのいる場所は水中ではない」ことです。当たり前ですがメダカは水の中で生きている生物です。本来であれば一生水の中からでることはないのです。

人間に飼われているメダカは何らかの理由で水のない場所にでることを余儀なくされるのです。これは小さくか弱いメダカには脅威なことなのです。


メダカを握りすぎる
次に素手で持つことです。メダカを手で持つ時は包み込むように持つと思います。何故包み込むように持つのかと言いますと、手の平にいるメダカは水辺に戻ろうと、そして捕らえられた敵から逃れようと跳ねて逃げようとします。

メダカが飛び跳ねてしまわないように、人間は手の平で包み込むように持ってしまいがちです。そのような行為は小さくか弱いメダカの体を圧迫してしまいます。


やはり人間の体温はメダカにとって熱い
メダカは水温0℃~35℃程度で生きていますので、人間の平熱体温である35℃~37℃と差がないように思われます。しかしメダカは常に夏の猛暑日の35℃の水温を生きているわけではありませんので、かなりの差があるはずです。

メダカは外部の温度により体温が変化する変温動物ですので、手の平にいるメダカは徐々に人間の体温にふれて、急激な体温の変化をもたらします。この急激な変化についていきずに弱ってしまう、最悪の場合は死なせてしまうことがあります。

しかしながら素手でもってしまうとメダカが全部死んでしまうわけではありません。魚は粘膜で保護されており、少しの時間であれば魚の体を守ってくれます。早めに水の中にリリースしてあげる。または網などに戻してあげるのがよいでしょう。

よくインターネットで飛び交っている『火傷(やけど)する』は、どうでしょうか。実際に素手で持ってしまった後のメダカの体を見ても火傷の後はありません。でもメダカは物をいう事はできませんので、実際には火傷していて苦しいのかもしれません。そこは人間にはわかりません。

ただ『火傷(やけど)』というのは「人間が魚を大事にしようね。直接持ってはいけません。」という、わかりやすい伝え方としての比喩の表現に近いのかもしれません。



※最後に
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※アドセンス再設定対応済

緊急事態宣言にあわせるように、いきなり寒くなりました。巣ごもりにはちょうどいいのですが、食料などの日用品の買い出し、そして、ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』の容体が気になりますので、動物病院に行こうかと思っています。便秘気味であることと排泄物に寄生虫がおりまして、命に別状はないと思いますが、症状が進むとよろしくないともありますので、ヒトも動物も命は平等ということで、完全防備で運んで診察を受けてこようと思います。

さて、朝起きてベランダに出てみますと、メダカ容器の水面に氷が張っておりました。

メダカ容器に氷が張っても問題ないかと言えば、問題はありません。

メダカは水面の底でじっと暖かくなるのを待っていますし、日中、太陽が当たり、水面の氷が溶けて暖かくなりますと、日向ぼっこをしに水面に漂っています。ただ水面に出てきてもシーズン中(3月~11月)のように、元気よく泳ぐわけではありません。

あくまで太陽の光を浴びているだけです。

なぜ、太陽の光を浴びるのかですが、光というより紫外線を浴びています。
この紫外線はメダカの体作りに一役買っているからです。紫外線を浴びることによって、ビタミンAとビタミンDが生成され、免疫力を高めたり骨が形成されて元気な体が作られるのです。

氷が薄いのであれば、日中に氷が溶けてしまえば問題ありませんが、氷が厚く、日中も溶けないのであれば、水面の氷に阻まれて水中に酸素が供給できなくなります。いくら冬眠状態のメダカでも呼吸はしておりますので、日中も氷が溶けない場合は割る必要がでてきます。

メダカは暖かい春が来るまでじっとして寒い冬を過ごしています。そんなメダカに冬の間にオススメしないことは水替えと掃除です。水替えは特にオススメしません。冬の寒さで水温が低い環境下で冬眠状態であるメダカを水替えで起こしてしまいますので、体調の変調をきたして死なせてしまう場合があります。

掃除も基本的にオススメしません。基本的にといいますので、藻やアオミドロの存在です。冬になりますと、容器に入れていればという条件ですが、水生植物の活性がなくなります。多年草の場合は、冬も常緑か、地上部が枯れてしまう種があります。

冬で常緑でも、水中にある栄養分を消化する活力がシーズンに比べて弱くなります。これは、水中にいます微生物も同じことでして、限られた容器の中では水が富栄養化していきます。

その分、養分を取り込むのは、藻やアオミドロになります。藻やアオミドロが水槽の所せましを繁茂して、ついにはメダカの越冬しているスペースも駆逐していきます。メダカは棲むところを追われて、最終的には、春になると藻やアオミドロに絡まったメダカを見つけることになります。

容器を見わたして、藻やアオミドロが多く感じるのであれば、日中の暖かい日に取り除いてあげるといいと思います。

氷の張ったメダカ容器。メダカは水の底にじっとしていると思います。メダカの姿は見えません。
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太陽の光を浴びて水面の氷が溶けたメダカ容器。メダカたちも水面に出てきています。
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※アドセンス再設定対応済
※2021.11.23更新(過剰広告カット)

今日は雲はでているものの、いい天気になりました。比較的朝から暖かくて、メダカも久しぶりの食事をよく食べておりました。ここのところ、寒かったりしておりますので、寒い日は体調を消化不良で体調をくずしがちになりますし、寒さでエサが食べられずに水質を汚してしまうこともありますので要注意な時期でもあります。冬になればメダカは食事をとらなくていいのでかえって楽なのです。

さて、メダカを育てていると、いくつか直面する問題があります。それは特に新しい容器を立ち上げてメダカをさ飼い始めた時と、毎年行う(もっとサイクルが早い方もおられますが)リセット(水全替え、用土全替え)した後が比較的多いかと思います。

その中の代表的なものの中に水面に「泡」や「油(油膜)」が出る現象があるのではないでしょうか。メダカは水質に敏感な魚ですし、もしミナミヌマエビなど沼エビが同居しているのであれば、エビがもっとも敏感であっという間に全滅してしまうということもありえます。

最初、水を入れた時は、用土(ベアタンク飼育除きます)と混ざって濁っていた飼育水も2~3日すれば、徐々に透明度を増して、水面を泳いでいるメダカや水中にいるミナミヌマエビ、タニシなどが見えて楽しい観察ができると思います。

飼育し始めたからには、当然エサをあげることになると思いますが、早ければ1週間経つか経たないかで綺麗で透き通った飼育水が徐々に変化が訪れるのです。

水面に出る「泡」や「油」は水質が変化した合図なのです。


◆水面に「泡」がでる
順調だったアクアリウムライフに水面で突然でてきた「泡」。この「泡」がなにかと言いますと、以下のことが原因であると思われます。

❖「泡」の理由

・エサの量が多い(エサの残った時のバクテリアの分解が間に合わない)
・頻繁に水換えのし過ぎ(バクテリアの減少に伴うバクテリアの死骸)
・水換え時に投入する薬剤(バクテリア剤など)の量が多い


・エサの量が多い
 エサの量が多くエサが残った場合は、猛毒なアンモニアが発生し、ろ過バクテリアの分解を得て水草などが吸収できる硝酸塩になります。本来バクテリアが分解してるのですが、エサが多いとこのろ過バクテリアによる分解が間に合わずに「泡」が出るかというと、これは違います。

 実はエサにあるタンパク質が生き物に取り込まれずに残ったことによるタンパク質の「泡」なのです。本来は生き物に取り込まれて新しい細胞(アミノ酸で作ります)を作るために分解されて最終的にアンモニアが排出されます。

 エサが残った場合はエサの中にあるタンパク質が溶けだして「泡」となって水面にあらわれるのです。

 最初はエサは残らないように、ほんの少しずつ2~3分で水面からなくなってしまう量をあげて、徐々に増やしていきましょう。


・頻繁に水換えのし過ぎ
 水換えをしますと、水中に含むバクテリアが死んでしまい「泡」となります。
 特に他に生き物のいないのであれば、生き物がいないとバクテリアは死んでしまいます(全部ではありません。過剰に存在していたバクテリアです。)

 何故ならバクテリアも栄養素(アンモニア)がないと生きていけないのです。従いましてメダカを最低1~2匹程度いれて1週間程度様子をみてもいいと思います


・水換え時に投入する薬剤の量が多い
 水換え時に市販のバクテリア剤を入れた場合です。新しい水が増えて水質が安定しない時期に多く入れすぎてしまうと、バクテリアが繁殖するどころか、逆に死んでしまい水質悪化の原因になる場合があります。水量に対して多すぎるバクテリアが死んでしまって、水が悪くなる可能性も高くなります。

 なお、バクテリアですが当然人間の目にはわかりかねます。水面に「泡」となることでようやく「おやっ」となるかと思います。

◆水面に「油」が浮く
アクアライフで、ある日ふと気づいた時に浮いている水面の「油」。この「油」がなにかと言いますと、以下のことが原因であると思われます。

❖「油」の理由

・エサの量が多い
・水草のトリミング時や肥料から発生
・生き物の死骸から発生


・エサの量が多い
 エサから出る脂質が油分となって浮いてくることがあります。これは「油膜」というものでして、エサのやりすぎが原因になっている事がありますが、2~3分で水面からなくなる量あれば、量に問題はありません。

 「油膜」を取り除く場合は根本解決が一番良いですが、取り除くだけならティッシュや新聞紙を水面に浮かせて取れば油膜ごと取れます。また、水面にある「油膜」をすくってとって取り除いてあげてもかまいません。

 屋内飼育であるならば、水面にろ過フィルターで排水口からの水流で、水面を波立つようになりますので「油膜」ができないように拡散してしまいます。 この方法であれば「油膜」が水面に留まるようなことはほとんどありません。

 エアレーションに効果があり、水流により溶存酸素(※)を水槽全体に行き渡らせます。溶存酸素は基本上の方に集まりやすいので底床にはあまりありません。

 ただ、バクテリアは底床に多く棲むので、下の方にも溶存酸素がないとバクテリアは定着しずらいのです。そこでエアレーションで水流をつくり底床の方にも溶存酸素を行き渡らせるといいかもしれないですね。

 エサの量が多い場合は、バクテリアの分解が追い付いていないことが考えられますので、エサの量を見直す必要があります。

 この「油膜」は、ほうっておいてもバクテリアに分解されて消えてしまいます。

 でも「泡」といい「油」といい、生き物へエサをあげるという行為は「生命活動を維持する」「繁殖させる」大切な手段でありますが、一方で飼育水を汚してしまい、命までも脅かすことになるということを肝に銘じておきましょう。この辺りが飼育の難しいところです。本当に!


※溶存酸素量(ようぞんさんそりょう)とは、採取された水に、どれだけの濃度で酸素が溶存しているかということである。水域における水質の指標として用いられ、溶存酸素量が高いほど、水質は良好とされる。溶解酸素量(ようかいさんそりょう)とも呼ばれる。


・水草のトリミング時や肥料から発生
 水草のトリミング時に茎からでる液の中に「油分」が混じっている場合もあり、飼育水に放出されて水面にでてきます。また肥料にも「油分」が混じっていますので、水生植物に肥料を追肥した場合などは、肥料が分解され始めますと分解されにくい「油分」が水面にでてくるのです。

 この「油分」はいずれバクテリアに分解されますので、そのままでも問題ありません。

 気になって取り除きたいのであれば、ティッシュや新聞紙を水面に浮かせて取れば油膜ごと取れます。また、水面にある「油膜」をすくってとって取り除いてあげてもかまいません。

・生き物の死骸から発生
 生き物が死んでしまうと、生き物内にあるたんぱく質が溶けだしてきます。それが水面を覆う「油膜」になります。例えばメダカ1匹だけでしたら、雑食性のミナミヌマエビなど同居している水棲生物が平らげてしまいます。

 ただし、何匹にいきなり死んでしまった、大型の生き物が死んでしまったといった場合は、エビたちなど他の水生植物が平らげるスピードより「タンパク質」が溶けだすスピードが速いので、すぐに死骸を取り出す必要があります。

◆メダカにエサをあげた時に水面にエサが広がらない

メダカの容器が2つあったとしまして、一方のメダカ容器はエサをあげると水面を滑るようにエサが拡がっていきます。もう一方の容器はエサをあげてもあげた場所にかたまっているような状態で拡がっていきません。

何故なのでしょか?

それは水面に「油膜」が拡がっていて、エサが拡散するのを遮っているからです。これは止水環境ではよく見られる現象ではあります。

水面に「油膜」が拡がっていると、水面と空気が触れ合うことがなくなり、水に酸素を取り込んだり、蒸発せずに水温が保つことができないなど、あまりいいことはありません。

特に、メダカなどが動きが少ない春や秋の時期、個体数の少ない場合や、稚魚しかいない場合など「水に動きがない場合」に発生します。

◆「油膜」を一掃する生体兵器たち
このあまりいい現象とは言えない「油膜」ですが「油膜」を食べてくれる生き物がいるのです。

・スネール
 スネールと呼ばれる、アクアリウムでは増えすぎて美観が悪くなるので嫌われぎみの貝なのですが、この貝、例えばサカマキガイですが、水面を口を動かして這っているような姿を見たことはありませんでしょうか。これは水面にある「油膜」を含む栄養素を取り込んでいるものと思われます。

・バクテリア
 先ほどから記事にでていますが、バクテリアを一定数増やして安定させることによって「油膜」を取り除いてくれます。バクテリア繁栄こそが、水質をよくする一番の手立てだと思います。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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メダカを飼い始める、または飼い始めようとしますと、屋外屋内のどちらか、容器の大きさ、石や流木などのレイアウト、水草の有無、用土の有無、そしてメダカの種類など、いろいろと考えないといけないことはありますが、特に大きな2つに話に直面すると思います。

◆メダカを飼う事で直面する悩み
 ・メダカを何匹入れたらよいだろうか?
  ⇒1匹1L目安として飼育する(これは意外に難しい)

 ・メダカにエサをどれくらいあげればいいのか?
  ⇒エサがなくても生きる(メダカの数は適正値になる)

これらの考え方を否定するものではありません。先人の方がご苦労されて編み出した「ノウハウ」ですので、むしろ正しい考え方です。しっかりと実践すれば、大好きなメダカを死なせることはありませんし、長生きさせて、繁殖もしっかりとさせることができます。

しかしながら、これらは販売業者やブリーダーの方、上級者の方が実践するためのノウハウであり、一般人、メダカを飼い始めた初心者には確実にこなすのは意外にも難しいと思われます。

あくまで目安や、努力目標として設定されていると考えた方が無難です。

◆1匹1L
メダカを飼う時に1Lに1匹を入れると、おおよそ病気や水質汚染は発生せずに元気に育てられ、繁殖にも成功することはできます。

しかし実際に1L1匹で飼っているといった話は、屋内飼育でも屋外飼育でもろ過機やエアーポンプを設置していることが多いです。他に用土を入れないベアタンク飼育で、水草も植えず、混泳する生き物も入れずに、メダカだけを繁殖、品種改良目的で飼っている場合なのです。

一般人、初心者が飼う場合はどうでしょうか?屋外飼育で言えば、ろ過機やエアーポンプを設置することは、あまりないと思います。

何もないのは殺風景ですので、しっかり用土を敷いて水草を植えて流木や石などを入れている方も多いのではないでしょうか。

他にも混泳する生き物も入れます。ヤマトヌマエビやミナミヌマエビ、貝ならヒメタニシ、ドジョウならマドジョウ(オススメしません)、ヒドジョウ(オススメしません)、シマドジョウなどです。

そうなりますと、容器の最大水量などは到底満たせません。実際には1匹1L未満で飼育していることが多くなります。

いわゆる過密飼育になるのですが、過密飼育になりますと、エサのあげ過ぎによる残りやメダカの排泄物などからメダカにとって害のあるアンモニア濃度が高くなり水質悪化という事態になります。

他にもエサの奪い合いに負けて栄養不足になるメダカや酸素不足に陥りやすくなり酸欠、そして過密によるストレス、繁殖で産卵しても他のメダカに食べられてしまうなど、という事態になりやすいのです。

ただ、水草やタニシ、メダカの食べる以上に増える植物プランクトンなどの微生物などが水質浄化の一役を担ってくれて、絶妙なバランスでうまくメダカ飼育ができていることも多いのも事実なのです。

◆エサをあげない、やらない
メダカはある一定の条件下ではエサをあげない、やらないでも問題なく生きていけます。条件は植物プランクトンなどが(大量に発生したグリーンウォーターでなくても)豊富にあること、コケや水草など食料があること、適正な個体数であることです。

条件の揃った環境下では、メダカは生きていることができます。しかしそれはメダカの個体数分のエサが確保されていることであり、最低限のメダカしか生きることができません。

最初に10匹のメダカを購入して、エサの豊富な条件下の容器にいれたとしても、そのうちに適正な数に減ってしまいます。ある程度減って適正な数になりますと、その数を維持したままとなります。

従いまして、そこでメダカを繁殖(産卵後に隔離して大きくするのは省きます)させて増やすことはできないのです。そこで稚魚が親メダカに育ったとして、親メダカは寿命などで死んでいき、適正な数を維持したままとなります。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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