虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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カテゴリ: 痩せ細り病などの病気、寄生虫

穴あき病に罹ってしまい、治療をしていたゴールデンバルブでしたが、今朝見ると死んでおりました。

最初はPHショックから始まり、少し収まったかと思ったんですが、その後、出血しているような状態になりました。一般的に言われている薬を使用して薬浴をしたのですが、残念ながら回復することはありませんでした。



※最後に
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PHショックがら立ち直ってきたなと思ったゴールデンバルブですが、今度は穴あき病と呼ばれる症状がでてきました。

穴あき病の初期症状としては体表が充血して赤くなります。赤斑病のような症状からはじまり、患部が腫れたように盛り上がります。そして鱗の一部がはがれ落ちて、最終的には筋肉部分が露出してしまいます。そして露出した筋肉部分もやがて壊死のようにボロボロになっていきますと重症であり、魚は命の危機を迎えます。

早い段階で適切な治療を行いたい病気なのです。

病気の原因は「エロモナス菌」という細菌に感染することで発症します。「エロモナス菌」というのは特別な細菌ではなく、水の中に普通にいる細菌です。金魚や熱帯魚が健康な状態であれば感染はしませんが、何らかの理由により体調を崩すと感染する場合があります。恐らく、このゴールデンバルブはPHショックから体調を崩してだと思います。

病気の疑いのある魚は隔離します。そのまま他の魚と同居させていては病気が拡大する恐れがありますし、治療もしづらいからです。

まずは濃度0.5%の食塩水(水1Lに食塩5g)を作って泳がせましょう。なぜ0.5%なのかといいますと、淡水に住む魚は普段体内に水が入ってきて、それを体力を使って体外へ排泄して循環しています。体液と同じ濃度の食塩水に泳がせると水が入ってこなくなり、体内から水分を外へ排出する体力を使わずにすむからです。

穴あき病に使う薬剤は「観パラD」が有名です。



この薬剤を「水1リットルに対して1ミリリットルずつ」溶かし込んで使います。薬剤は無色透明なので光で分解されるタイプの薬ではありません。

この薬剤水溶液に5~7日間泳がせます。毎日よく観察し、症状が落ち着いてきたら薬浴は終わりになりますが、何とか治ってほしいです。
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※最後に
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熱帯魚水槽の大掃除をしました。

熱帯魚水槽の水草が育たないことでpHがアルカリ性になっていたので、水質調整剤を投入しましたが、これが失敗でした。水質が不安定になってしまい、熱帯魚を何匹か死なせてしまいました。

一旦、全換水を含む大掃除を行うことにしました。

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そして、pHショックでクルクル回ってしまっているゴールデンバルブが少し回復してきました。隔離して塩浴をしておりましたが、それでもクルクル回っていました。しかしながら、対応できることは限られており塩浴させて回復を祈るのみです。

重力がない宇宙で永久にクルクル回り続けているのと同じで、とても苦しそうでしたので何とか止まってくださいと祈っておりましたが、症状が治まってきたようです。神様に感謝です。しばらくは回復具合の様子を見て、元の水槽に戻すのは慎重に行いたいと思います。
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※最後に
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少し前にゴールデンバルブがPHショックになってクルクル回りながら泳ぐようになってしまいました(【見るに耐えない】ゴールデンバルブがPHショックでくるくる回り続ける)。

別の水槽に入れて様子を見たところ、その日はクルクル回りながら泳いでいましたが、1日経過した後にクルクル回り泳ぐ状態から少し回復しつつあります。PHショックが酷かったときは、狂ってしまったようにクルクル回って泳いでいましたので、体力が消耗して死んでしまうのではないかと思っていましたが、少し落ち着いた模様です。

ただし、体を回転させながらクルクル回るような状態は収まったものの、その場を円を描きながら泳いでおりますので、まだまだ予断を許さない模様です。

ただ、エサも食べるようになりましたので、回復途中だと思い状況注視していきます。


pHショックから少し回復したゴールデンバルブです。
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※最後に
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ゴールデンバルブがpH(ピーエイチ、ペーハー)ショックにかかり、くるくる回転して泳いでいます。

このpHショックは、外(購入・譲渡)からきた魚に水合わせが不十分のまま飼育容器に入れたか、水替え時の交換水量が多く、急激に水質が変化したためであります。

少し前にPHをアルカリ性から酸性にしようと水質調整剤を入れて調整しようとしたところ、サイアミーズ・フライングフォックスを死なせてしまい(他は影響受けず)、その時は2匹いましたゴールデンバルブは元気でしたが、慌てて水替えをした後に1匹のゴールデンバルブがくるくる回るようになってしまったのです。

pHは、熱帯魚を水槽飼育をしている皆さんはご存じの通り、アルカリ性か酸性かを示す指標です。このpHですが、極端にアルカリ性が酸性になりますと熱帯魚や水草の生育に影響を及ぼす指標です。

pHの指標は14あり、中性が7であり、7より低いのは酸性、7より高いのはアルカリ性です。熱帯魚や水草が好むのはpH5.5~6.8の弱酸性の水であります。

pHショック状態となった魚はくるくる回り続けたり、水槽の隅に向かって泳ぎ続けたり、急に動かなくなる、底に沈むなどの異常行動をするようになります。

すぐにpHショックを疑い、直ちに水槽から取り出しました。本来はpHショックを引き起こす前の水のある飼育容器に戻すのがいいのですが、その環境はありません。基本的に水替えすると捨ててしまうので、まず皆無だと思います。

そのままでは死んでしまいますので、一旦、水質調整剤を使用しなかった隣の水槽に移動しました。

ただ、pHショックは魚にまだ体力があったり、症状が軽い場合は様子をみていれば自然に回復する場合もありますが、症状が進んでいる場合は、一旦回復したように見えても体に大きなダメージが残り、しばらくして死んでしまうことがほとんどです。

本来はpHショックを引き起こさないことがいいのですが起こしてしまいました。猛省です。

ゴールデンバルブはずっと回転して泳いでおり、とても心配ですが、今は見守る事しかできません。


回転しているゴールデンバルブです。何とか元気になってほしいです。
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※最後に
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メダカを飼っていると、原因が何だかわからないけれど、エサはしっかり食べているものの、やせ細っていく「瘦せ細り病」を経験したことがある人が多いと思います。

「瘦せ細り病」は、その名の通り、徐々にメダカが痩せ細っていき、最後には死んでしまう病気です。実際には「痩せ細り病」という病気はなく、他に根本原因があるのですが、これが多岐にわたり特定が困難であるために原因不明の病気と言われている所以であります。

メダカを飼っている方にとっては知られている病気の類かと思いますし、この治療法も原因を特定するのが困難ですので、なかなか有効な手立てがないというのが実情です。

逆に太ってしまう「肥満病」みたいな病気はないのか?となりますと、メダカでもエサの食べすぎで普通に肥満体になる個体も出てくるとは思いますが、人間のように完全に肥満で動けなくなるほどのことはありません。

しかしながら、肥満体ではありませんが、お腹が凄く大きい、そして、その見た目で太っているといったようなメダカが出てきます。

これはこれでメダカが健康で沢山食べたことで、いわゆる「ポッチャリ」しているというわけではありません。メダカの一つのサインとみて間違いないでしょう。

そして「痩せ細り病」と同じで「肥満病」というのはありません。いくつかの原因があり、それを総称して『メダカが太っている』『お腹が凄く大きい』といった見方となるのです。

ダルマメダカだった
一番最初はダジャレみたいな話になりますが、お腹がふくれているメダカである「ダルマメダカ」であることが挙げられます。「ダルマメダカ」はとても縮んだように小さく、かつお腹がでているような独特な体形のメダカです。これは普通のメダカより脊椎骨(せきついこつ)が少ないためであり、成長しても同じ姿です。

ただし、「ダルマメダカ」の体形では交尾がしずらいため、「ダルマメダカ」の卵が無精卵であることが多く、繁殖が難しいメダカであります。

「ダルマメダカ」には、ダルマメダカより少し体の長い「半ダルマメダカ」というメダカもありますが、ダルマメダカと半ダルマメダカの違いはあまり明確ではありません。

この「半ダルマメダカ」を繁殖させると「ダルマメダカ」が生まれることがあります。

「ダルマメダカ」は通常のメダカよりスピードが遅いので、混泳させますとエサの取り合いで負けてしまいますので、単独飼育をおススメします。水温が乱降下しますと「転覆病」になるので注意が必要です。

腹水病
腹水病は、腹部に水が溜まってしまう病気です。症状としては腹部が腫れたようになり、白い糞をします。

ストレスや病原体(エロモナス菌)により内臓疾患が発生して水が溜まってしまう病気です。

内臓疾患の原因は、水温の低下や水質の悪化、病原菌の感染、ストレスなど多岐にわたります。

そして腹部に水が溜まってしまうことで転覆してしまい、元に戻そうと必死に泳ぎ、やがて体力を奪われて死んでしまいます。

腹水病を治す治療薬はなく、塩浴や細菌を死滅させるた薬による薬浴(グリーンFゴールドや観パラD)ですが、転覆した時点で完治させるのは非常に難しい病気と言えます。

過抱卵
過抱卵は、徐々にお腹が膨らんでいき、そのまま放置するとメダカが死んでしまうという点では同じです。ただし、過抱卵と腹水病は全く別の病気で発症する原因も異なります。
過抱卵とは、卵が排出されずにお腹の中に溜まってしまう症状の事です。卵管が詰まってしまう、卵を作るスピードと卵を排出(産卵)するスピードが異なることなどであり、メスのメダカにしか発症しません。

過抱卵の対象方法としては、自然に任せた方法をとります。

まずは過抱卵の症状の出たメダカのメスを隔離容器に書くります。

まずは、生殖孔(卵を排出する管)を綿棒で刺激します。この時に指では刺激してはいけません。メダカの粘膜を傷つけてしまうからです。

次に一回り大きく婚姻色を出しているメダカのオスを隔離容器に入れます。このオスに繁殖行動をしてもらい、過抱卵になっているメダカのメスに産卵を促すのです。

そして1日でも経てば過抱卵は解消していると思います。ただし、一旦過抱卵になったメダカのメスはお腹が圧迫されたことで背骨が曲がってしまいます。



※最後に
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残すところ、あと10日となりました。めっきり寒くなり、出勤時はコートとマフラー、手袋が必須アイテムとなりました。寒いですがベランダ巡回をできるだけしています。一番の理由は、冬の乾燥による水の蒸発で、これが思った以上に油断していますと、あっという間に水位が低くなっていきます。

しかしながら、会社からの帰宅が遅くなってしまう時にもあります。水温が低くなっていうところで足し水はメダカたち水棲生物の体調を崩してしまうかもしれませんので、暖かい日中に足し水をすることにしています。

暖かい日中にいるとなりますと、会社を休んでいる時か、在宅勤務でちょっと休憩している時ぐらいしかありません。ありがたいことに週に3日程度は在宅勤務なので、水位を大幅に減らすようなことはありません。

水位が低くなっていないか?とともに、メダカたち水棲生物が元気なのかを各容器を見て確認します。

たいていの水棲生物は元気なのですが、メダカの中には痩せ細っているものがいるのです。

これは「痩せ細り病」といいますが、正式名称ではありません。通称みたいなものです。

メダカが痩せ細った原因は、水質汚染、病気や寄生虫によるもの、先天性の3つですが、一旦、痩せ細ってしまうと、元に戻すのは、なかなか難しいです。

そして、それが秋の終わりから冬に突入した後では、春までは、おそらく持ちません。翌年の春を迎えることは困難です。それなら屋外から屋内へ移動させればと思いますが、水質水温が違い、環境に慣れる体力がないので死期を早めるだけですので、何もせずにじっと見守ってやることしかできません。

いずれにせよ、寿命が近いメダカは、水面をユラユラと力なく泳いでおりますし、人間が近づいてきても水底に逃げるような力は残っていません。ちょっと見ていると横に倒れそうな感じですので、なんとなくわかると思います。

何とか春までとは思いますが、強い者が生き残る世界でもあります。

痩せ細ったメダカです。ユラユラと泳いでいます。
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※最後に
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※2023.11.13更新(ヤゴを追加)
※2023.11.15更新(ヒラタビルを追加)


熱帯魚水槽を見ていた或る日のこと。

最初は「水槽に、ゴミが舞ってる?これは掃除しないと。」と思いましたが、よくよく見ますと「白い虫」が蠢いているように見えました。

「白い虫」を調べてみますとミズミミズであることが判りました。

ミズミミズ自体は益虫でして、エサの残りや排泄物、水草の枯れ葉、死骸などを分解してくれる生き物で魚などの他の生き物に害はないのですが、如何せん繁殖力が強く、大量発生してウネウネ動いているのが水槽内で目立ってしまい、駆除される対象になってしまっています。

それよりも水槽で発生した「白い虫」を見つけますと、UMA(未確認生物※)を見るような目で見てしまい、得体の知れない生き物に対して『何て虫だろう?』『害はあるのか?』『どうなって駆除しよう』といった感情が湧き、せっせと情報を調べると思います。

※目撃例や伝聞による情報はあるが、実在が確認されていない生物のことである。日本ではUMA (ユーマ, Unidentified Mysterious Animal)とも呼ばれるが、これは日本人による造語。英語ではCryptid (クリプティッド)と呼ばれている。

水槽内に発生した「白い虫」は何もミズミミズだけではありません。いろいろな虫がおりますし、姿や形、そしてもちろん生態も違います。

そんな「白い虫」たちに関する情報をまとめてみました。


ミズミミズ
一般的に体がきわめて小さく、体長0.4ミリメートル、太さ0.1ミリメートルの種もいます。ミズミミズの多くは淡水産ですが、汽水あるいは海水中に生息するものもいます。遊泳能力をもつものが多く、また、針状の長い剛毛をもっています。無性繁殖をするのが特徴です。

◆基本情報
名称   : ミズミミズ
最大全長 : 0.4mm~1mm
棲息環境 : 淡水だが、汽水と海水種もあり
寿命   : 1ヶ月程度
水温   : 6~30℃
繁殖   : 卵生(1度に数百個)
成体まで : 3日
棲息場所 : 水底を好む(何か物に付着して生活)
餌    : 死骸、エサの残り、排泄物などの有機物
被害   : なし(大量発生時は景観が悪くなる程度)
原因   : 水質が悪化している(有機物が多い、エサの残り、排泄物)
駆除   : 飼育水交換、生体(メダカ、グッピーなど)駆除
長期的視野: 生物ろ過の安定、生体の数、エサの量を少なく
ミズミミズ

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プラナリア
淡水、海水および湿気の高い陸上に生息しています。水質が綺麗な場所で生息しており、水質汚染があると溶けて消えてしまいます。

雑食性ですが、主食として魚・肉・昆虫(動物質系の物)などが挙げられます。

オスとメスの区別がない雌雄同体であり、原始的な生物であるに関わらず脳をもっており、いちじるしい再生能力を有するという珍しい特性から よく研究対象としてもちいられています。

プラナリアの再生能力は著しく、前後に3つに切れば、頭部からは腹部以降が、尾部側からは頭部が、中央の断片からは前部の切り口から頭部、後部の切り口から尾部が再生されます。

ある学者がメスを使い100を超える断片になるまで滅多切りにしたが、その全片が再生して100を超えるプラナリアが再生したという逸話があるぐらいです。

◆基本情報
名称   : プラナリア
最大全長 : 0.5mm~2cm
棲息環境 : 淡水および海水
寿命   : 事実上ない(分裂していく為)
水温   : 6~30℃
繁殖   : 分裂・再生による無性生殖と、
       精子や卵子を交配する有性生殖の2つの生殖様式
成体まで : 1~2週間
棲息場所 : 川の上流や水田などの水質の綺麗な場所(石の裏など)
餌    : メダカや金魚などの人工飼料
       ※自然界では小さな昆虫や魚の死骸を食べている
被害   : 雑食性でメダカの卵など小さいものは食べられる
原因   : 水草についてくる(水質がいい証拠)
駆除   : 取り除く、駆除剤(プラナリアzero)、生体(チェリーバルブ)
長期的視野: 取り除いた後は追加で水草購入時に気を付ける
プラナリア

プラナリアは駆除したい人もいれば、飼育したい人もいます。プラナリアを購入する人は、ほとんどアクアリストではなく生物の実験の材料として飼育の用途が多いようです。

それは何といってもプラナリアの驚異的な生命力が魅力で、分裂・再生の過程を研究や実験する方が多いということです。

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カラゴザラガイ
淡水産の巻貝としては比較的珍しい笠貝型で、主に河川や用水路にあるワンドの水草や石の裏などに生息している。殻はかなりもろく、割れやすい。

繁殖力が非常に高く、一度水槽内に持ち込んでしまうとなかなか駆除するのが難しいスネールの一種です。

◆基本情報
名称   : カワコザラガイ
最大全長 : 3mm
棲息環境 : 淡水
寿命   : 1年程度
水温   : 18~30℃
繁殖   : 卵生(1度に数百個)
成体まで : 11日
棲息場所 : 河川や用水路にあるワンドの水草や石の裏
餌    : 死骸、エサの残り、排泄物などの有機物
被害   : なし(大量発生時は景観が悪くなる程度)
原因   : 水質が悪化している(有機物が多い、エサの残り、排泄物)
駆除   : 飼育水交換、生体(チェリーバルブ、キラースネールなど)駆除(根本的解決には至らず)
長期的視野: 生物ろ過の安定、生体の数、エサの量を少なく
カワコザラガイ

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ミジンコ
ミジンコ(微塵子、水蚤)は、水中でプランクトンとして生活する微小な甲殻類で動物プランクトンに分類されます。

ミジンコはメスだけで作る単為生殖で、環境条件(エサや日照時間の変化、水温)が悪くなるとオスが生まれ受精卵を作ります。

環境条件がいい時は自分と同じクローンであるメスだけの遺伝子を持ったミジンコを作り、環境が悪化して生存危機に直面したときにオスを生んで、そのオスと交配し受精卵が産み出されます(孵化する個体は全てメスです)。

卵はt耐久卵で、乾燥にも低温にも強く、カブトエビやホウネンエビなどと同じように、田んぼなどの一時水域となる環境でも生きていくことができます。

◆基本情報
名称   : ミジンコ
最大全長 : 1.5mm~2mm
棲息環境 : 淡水
寿命   : 18日程度
水温   : 15~28℃
繁殖   : 単為生殖(1個体)産卵(1度に5~8個)
成体まで : 1~2週間
棲息場所 : どこにでもいる(浅い水域にて生活)
餌    : 植物プランクトンや原生動物(※)、バクテリアなどの微生物
       ※たった一つの細胞でできている動物
被害   : なし
原因   : 購入した水草や生体に付着(水質悪化ではない)
駆除   : 飼育水交換、生体(メダカ、グッピーなど)駆除
長期的視野: 駆除と同様
ミジンコ

ミジンコには3つの種類があります。
 ・マルミジンコ(草食)・・・一般的にいわれるミジンコです
 ・ケンミジンコ(肉食)・・・頭部がとがった形をしています
 ・カイミジンコ(肉食)・・・丸くて貝がらのような形です

ミジンコは成体でも2mm程度のサイズですからとても小さく栄養価が高いのです。メダカのエサとして最適な為に購入して繁殖させてメダカのエサにしている飼育者が多いです。



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ミズムシ(ミズゲジ)
体長が8mmほどの甲殻類です。この仲間では海岸で見られるフナムシや陸生種のオカダンゴムシがおなじみかと思います。田んぼや溝、池沼などの落ち葉や石の下などで生活している。湧き水のような場所かた汚染のすすんだ場所でも幅広い水質で生活できます。

◆基本情報
名称   : ミズムシ(ミズゲジ)
最大全長 : 8mm
棲息環境 : 淡水
寿命   : 1~2ヶ月程度
水温   : 10~30℃
繁殖   : 卵生(50個程度)
成体まで : 1週間
棲息場所 : 水底を好む(何か物に付着して生活)
餌    : コケ、枯れ葉、死骸、エサの残り、排泄物などの有機物
被害   : なし(大量発生時は景観が悪くなる程度)
原因   : 購入した水草や生体に付着(水質悪化ではない)
駆除   : 飼育水交換、生体(シグリット、グラミーなど)駆除
長期的視野: 生物ろ過の安定、生体の数、エサの量を少なく
ミズゲジ

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ヒドラ
クラゲ、イソギンチャク、サンゴ類などの仲間です。池や田んぼなどの止水にある落ち葉や水草、石などに付着するが移動もします。

淡水産で群体を作らず、浅い池の水草の上などに生息しています。体は細い棒状で、一方の端は細くなって小さい足盤があり、石や水草に付着します。他方の端には口があり、その周囲は狭い円錐形の口盤となり、その周囲から6 - 8本程度の長い触手が生えています。

触手はその数倍に伸びますが、刺激を受けると小さく縮みます。触手には刺胞という毒針を持ち、ミジンコなどが触手に触れると麻痺させて食べてしまいます。

◆基本情報
名称   : ヒドラ
最大全長 : 1cm
棲息環境 : 淡水
寿命   : 事実上ない(再生していく為)
水温   : 20~30℃
繁殖   : 無性生殖では親の体から子供が出芽(条件がよい場合)
       有性生殖では体の側面に卵巣と精巣を生じ受精
成体まで : 期間不明
棲息場所 : 水底を好む(何か物に付着して生活)
餌    : ミジンコなどの小動物、メダカなどの稚魚、稚エビ
被害   : メダカ飼育時は稚魚が捕食される
原因   : 水質が悪化している(有機物が多い、エサの残り、排泄物)
駆除   : 飼育水を0.5%の塩水、珊瑚砂などをいれる(硬度に弱い)
長期的視野: 駆除と同様
ヒドラ

名前はギリシャ神話に登場する9つの頭を持つ怪物「ヒュドラ」から付けられました。「ヒュドラ」は1つの頭を切り落とすと、そこから2つの頭が生えてくるという怪物で、ヒドラの再生能力の高さが「ヒュドラ」を思わせる為です。
ヒドラ(創造)

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ヨコエビ
名称に「エビ」とありますが十脚目(エビ目)ではありません。体長は種により異なり、数mmから十数cmに及びますが、多くは数mm程度しかなく、1cmを超える種は限られています。

◆基本情報
名称   : ヨコエビ
最大全長 : 5mm~1cm
棲息環境 : 淡水だが、汽水と海水種もあり
寿命   : 1年
水温   : 16~30℃
繁殖   : 卵生(数不明)
成体まで : 1ヶ月半
棲息場所 : 水底を好む(何か物に付着して生活)
餌    : 死骸、エサの残り、排泄物などの有機物
被害   : なし
原因   : 購入した水草や生体に付着(水質悪化ではない)
駆除   : 駆除しなくていい(生体(メダカや金魚)のエサになる)
長期的視野: なし
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ヤゴ【2023.11.13】追加
ヤゴとは、トンボの幼虫のことです。トンボは日本では世界では5,000種類、日本では200種類おります。その分、ヤゴも大きさや形も違います。有名なところでは、オニヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、アキアカネ、イトトンボなんかではないでしょうか。大体、メダカのビオトープで被害にあうのは、シオカラトンボ、そしてギンヤンマ(ヤンマ系といいます)のヤゴになります。特にヤンマ系のヤゴは一番メダカのとって危険な生き物で放置していると、

◆基本情報
名称   : ヤゴ
最大全長 : オニヤンマ45mm
       ギンヤンマ50mm
       シオカラトンボ25mm
棲息環境 : 淡水
寿命   : オニヤンマ成虫1~2ヶ月/幼虫4~5年
       ギンヤンマ成虫1~2ヶ月/幼虫8ヶ月
       シオカラトンボ成虫1ヶ月/幼虫8ヶ月
水温   : 0~30℃
繁殖   : 卵生(種類によるが1000~2000個程度)
成体まで : 寿命参照
棲息場所 : 水底を好む(泥や水草、落ち葉に隠れて生活)
餌    : ボウフラ、ミジンコ、イトミミズ、小魚(メダカ、オタマジャクシなど)
被害   : メダカ飼育時は稚魚が捕食される
原因   : 購入した水草や生体に付着(水質悪化ではない)
駆除   : 飼育水交換、ピンセットで取り除く
長期的視野: なし
ギンヤンマヤゴ

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ヒラタビル【2023.11.15】追加
ヒル類は大型動物の血を吸うもの(人からは60種類の内3種類)がよく知られていますが、それ以外の生活をするものがいます。ヒラタビルは後者ですが、ヒラタビルは巻貝を食べるヒルであり、侵入を許すと飼育しているタニシやカワニナなど(特にカワニナが好物)が食べられてしまいます。なお、メダカには害はありません。

◆基本情報
名称   : ヒラタビル
最大全長 : 20mm
棲息環境 : 淡水
寿命   : 2年
水温   : 0~30℃
繁殖   : 卵生(抱卵で10個程度)
成体まで : 6ヶ月
棲息場所 : 水底を好む(泥や水草、落ち葉に隠れて生活)
餌    : カワニナなどの巻貝
被害   : なし
原因   : 購入した水草や生体に付着(水質悪化ではない)
駆除   : 飼育水交換、ピンセットで取り除く
長期的視野: なし
ヒラタビル

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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


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熱帯魚にエサをあげた後に、ゼブラ・ダニオがやたら太っていると感じ、まじまじと見たところ、「松かさ病」であることがわかりました。「松かさ病」はエラが松ぼっくいのように逆立つ病気です。

「松かさ病」は魚では金魚だけでなく色々な魚に発症して、治りにくい病気の代表格です。あまりにも治りにくいので「不治の病」と言われていますが実際には治ることもあります。

このプログでは、タイトル通りでエサをあげてから症状を見つけました。『隔離しよう!』と準備していた矢先、エサをしっかりと食べていたゼブラ・ダニオは、あっけなく死んでしまいました。この間、10分程度です。

魚が病気になったら絶食して治療というのはよくありますし、魚が死んでしまうのはエサがらみ(消化不良、水質汚染、病気、寄生虫発生などなど)が大半の理由といっても過言ではありませんので、エサというのは魚の生き死の大切なキーワードなのだなと改めて思った次第です。

我が家も「松かさ病」になる魚がいるのは初めてではありませんし、治療もしたことがありますので、ゼブラ・ダニオの死を無駄にしない為にも振り返りをしたいと思います。



❖松かさ病

原因:
エロモナス・ハイドロフィラ(エロモナス菌)という細菌の感染です。
   しかしこの細菌は川や土壌、一般的な淡水水槽にも生息している常在菌のため、元気で正常な個体に悪影響をおよぼすことはまずありません。
   魚たちがエロモナス菌に、感染してしまう理由は、体調不良や衰弱による免疫低下が大きく関わっています。免疫低下を引き起こす要因として老衰、水質の悪化や餌の消化不良、混泳によるストレスです。

初期症状:体の数カ所に内出血のような赤い斑点が見られ、よく観察すると鱗の一部が若干逆立っているのがわかるかと思います。体が少しふくらんだように感じるかもしれません。
     症状が初期の段階では、餌食いや泳ぎには支障をきたさず、元気なことが多いです。

症状進行:症状が進行すると腸内の炎症が悪化するため便秘をするようになり、鱗の開きもひどくなります。

末期症状:水槽の底でじっとしていることが多くなり、個体によっては目が腫れあがる「ポップアイ」の症状が見られることもあります。鱗の逆立ちは全身に広がり、息を引き取ります。

感染  :症状が出た魚から直接周囲の魚への伝染することはありません。他の魚が死んだ亡骸を食べないようにします。

対処1(塩水浴):松かさ病」に見られる鱗の逆立ちや体のむくみは、エロモナス菌などが体内に感染し、水分代謝がうまくできなくなることによって起こると思われます。
   塩水浴で浸透圧を調整し、水分代謝をサポートしつつ、こまめな水換えで自己治癒力を高めてやれば、快方に向かうかもしれません。
   発症した魚を隔離して、塩水の濃度は0.5%(水1Lに対して塩5g)で水替えを1日か2日に1回程度で様子を見ましょう。

対処2(医薬品):「松かさ病」は通常、エロモナス・ハイドロフィラ(エロモナス菌)という細菌エロモナス菌が体内(腸や筋肉など)に侵入することで発症します。
   つまり薬の成分を腸まで届ける薬餌も、松かさ病に効果があるということです。
   オススメする医薬品は『グリーンFゴールド顆粒』です。細菌を殺す力を持っており、細菌性感染症に対して広い効果が期待できます。
   魚の細菌性感染症は松かさ病・尾ぐされ病などが挙げられ、魚病薬は自然治癒が難しい症状に対する治療として使用されます。

「松かさ病」に感染して死なせてしまったゼブラ・ダニオを他の魚が食べないように亡骸をすぐに回収して土葬いたしました。他の魚も確認しましたが「松かさ病」になっている魚はおりませんでした。しばらくはよくよく観察しないといけません。



※最後に
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春になりますと、メダカやドジョウなどの水棲生物とともに屋外で飼育しているコリドラス・パレアタスも活性が上がってきます。そしてエサをよく食べます。

冬の間は基本的に、水底でじっとしており、日の当たっている暖かい日中はフワフワ日向ぼっこするために水面を泳いでいたり、容器に沈めた植木鉢の上に乗っていたりしています。

春になってメダカの浮上性のエサを水面に撒きますと、すぐにエサを食べようと水底から出てきます。次に沈下性のエサを撒きますと、それはそれでエサに群がります。

しかしながらエサを与えるようになりますと、どうしても水質に変化があるらしく影響を受けます。メダカもドジョウも、そして一番影響を受けやすいミナミヌマエビも死んだりはしないのですが、コリドラス・パレアタスだけは衰弱して死んでしまったりします。

コリドラス・パレアタスの場合は、ひっくり返ってしまう、回転して泳ぐ症状が多いです。

このひっくり返ってしまう、回転して泳ぐなどの症状ですが、この症状がでると回復するのが難しく、徐々に体力を奪い、最後には死んでしまうことが多いです。

原因としては水質悪化によるもので、魚にとっての亜硝酸やアンモニアに毒されてしまい、徐々に体力を奪われていくか、何かの感染症にかかっていて、体の平衡感覚などがなくなってしまうかなどです。

いずれにせよ、早いうちに隔離する必要がありますが、隔離してのかなり衰弱しているので、回復することはなかなかありません。回復しても衰弱しているので元気になることもかなり難しいです。

対処としては綺麗な水を入れた隔離容器で、感染症治療として「リフィッシュ」を使用しています。「リフィッシュ」は「観賞魚のウオジラミ(ちょう)及びイカリムシの駆除並びに細菌性感染症」の治療薬なのですが、感染症ということで使用しています。

過去に塩浴はしてみたのですが、効果がなかったので、現在は薬浴しています。

なかなか難しいと思いますが、なんとか回復してほしいと思っています。


「リフィッシュ」は売り切れが多いので「グリーンFゴールド」もオススメです。



ひっくり返って浮いていますコリドラス・パレアタスです。
IMG_4781


すぐに隔離容器に入れました。
IMG_4783




※最後に
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