更新日付:2021/02/28
※目次へ戻るを付けました(2021/02/28)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)
メダカを飼っておりますと、群れて泳いでいる姿を見たり、エサを食べている姿を見たり、抱卵している状態を見たりするのが、シーズン中の楽しみではあるのです。ただ、観察をしていますとと、これはどんな状態なんだろう?大丈夫なのかな?というメダカの様子がおかしな場合があります。
病気なのかな?衰弱しているのかな?何かのサインなのかな?と疑問に思うんですけど、メダカが当然、自分の状態を話してくれませんので、飼育している人間が気付いてあげなくてはいけません。
もちろんメダカもそのような状態になるのは必ず意味があるのです。
それを予め知っておけば、問題ある場合は対処もできますし、問題ない場合は安心できます。
以前に動きに話を書きましたが、今回はメダカの体の様子に着目して書いてみました。
繊毛虫(せんもうちゅう)に一種で「ウオノカイセンチュウ」と言われる虫が寄生し発病する魚の感染症です。初期段階では、尾ヒレの先などに白い点が出てきます。それから白点が急速に広がり、全身に出てきて、最終的には白い粉を振りかけたような状態になってしまいます。
伝染力が高いため、同じ容器内のの魚には数日以内に感染します。白点病で弱ったところに、他の病原体がやってきて感染することもあります。症状が悪化し、命を落とす危険もあります。
白点病が発病しやすい条件は水温の低下が挙げられます。メダカの活性が落ちて抵抗力はなくなり、「ウオノカイセンチュウ」が寄生しやすくなるのです。
治療方法としては水温を28℃に上げた容器に隔離します。「ウオノカイセンチュウは25℃以下の水温を活動しますので水温を上げることにより活動を鈍らせることができます。
・老衰
メダカの寿命となりますと痩せて背骨が曲がります。人間でいう骨粗鬆症が起きるのです。安らかな老後にしてあげましょう、
・栄養の偏り
栄養が偏ると背骨が曲がります。マグネシウムやビタミンDが不足すると骨の形成に影響がでます。市販の人工飼料であれば栄養のバランスがとれていますので問題ありません。
・遺伝(近親交配)
近親交配を繰り返しますと奇形で背骨が曲がっている個体が生まれることがあります。外部から定期的に新しい血のメダカを入れましょう。
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・発育不良
原因はわかっておりませんが発育不良の個体で黒くなることがあります。
・黒斑病
黒斑病があります。金魚が発症することが多い病気です。ヒレや体に黒い班が現れますが、これは白雲病と呼ばれる病気で、魚の体表や鱗に白くモヤっとした斑点ができるようになり、次第に膜のように体を覆うようになってしまいます。この病気はとても進行が早く、放置すると一週間から二週間ほどで死んでしまうことが多い病気です。黒斑病は回復過程ですので滅多にみることが見れない病気です。
・保護色
外敵から身を守る保護色になっています。黒い容器や石など黒い環境下でも黒くなることがあります。
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原因として考えられるのは水質汚染や密集状態によるストレスなどが言われていますが、はっきりした原因はわかっていません。個体差や遺伝的な要素が強く集団で発症することはありません。伝染する症状ではありませんので容器内のメダカ全てが「ポップアイ」になることはありません。
一度「ポップアイ」になると回復の見込みはありませんし、生き残ることは難しいです。そのまま飼育して天国に送ってあげるしかないです。
対策としては、せめて水替えや密集状態にならないように移動させるなど、他のメダカが「ポップアイ」にならないようにします。
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メダカに白い綿のようなものがついている場合があります。これは「水カビ病」というもので、水カビがメダカに寄生して発症する病気です。傷口などから進入して、徐々に幹部を拡げていきます。その症状が綿が付着しているように見えます。
水カビ病は水温が20℃程度になると発症しやすくなるのですが、特にメダカに外傷があり抵抗力が下がった場合に、その傾向が強くなります。メダカが元気でいる限り発症することのない病気です。
発症した場合は感染力もある病気の為、まずは隔離します。そして、治療薬であるメチレンブルーやグリーンFなどで治療を行います。大体1週間程度行い、メダカ状態をみて回復が見込めないなら、水替えを行ない再投薬します。
屋内であれば、ヒーターなどで水温を高め(26℃~28℃)に設定しますが、屋外であれば、日当たりのよい場所に移動せるか、移動も難しいのであれば暖かくなるのを待つしかありません。
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※最後に
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