虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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カテゴリ: カメの行動や環境の豆知識

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※2021.11.23更新(過剰広告カット)

本日もうだるような暑さでした。最高気温35℃が連日続いています。長い長い梅雨で涼しい季節が長く続いた後に、いきなりの猛暑(最高気温35℃以上)ですので、体がついていきません。

朝出社するのに駅まで10分ちょっと歩くのですが、ホームに並ぶ頃には滝のような汗が流れています。

そんな中、我が家のミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』ですが、屋外の夏の広いプールに移動してスイスイと泳いでいます。

屋外で過ごしてもらうのは犬用のプール(Φ(ファイ:直径)800mm×高さ300mm)でして形は丸く深いので、普段は水中で暮らす水棲カメであるミシシッピニオイガメには最適です。前年まではベビーバス(縦340mm×横660mm×高さ240mm)を使用していたのですが手狭になりましたので今年から使用しています。

ろ過機から出る水流が割と強いので、それが流れるプールを作り出して水流を使用して外側を泳いでいます。まるで人間の子供が流れるプールで泳いで遊んでいるかのようです。

我が家にきて3年ちょっとになる『ミッピーちゃん』ですが、当初は試行錯誤でして、いろいろな本を読んだり、プログを読んだりして、何とか「お世話」しておりました。

その間、少しずつ飼育の経験値を上げていくのですが、飼育し始めた当初に考えていた方法とは違うのではないか?と思うことがあります。

その代表格は「バスキング」です。


◆バスキングとは?
「バスキング」とは、一言でいえば日光を浴びることです。

では何故日光を浴びるのでしょうか?

理由は2つあります。

◆日光を浴びる理由
 1つ目は体温を上げるためです。体温を上げると活動しやすくなったり、餌を食べた後の消化促進にもつながります。爬虫類の体温は下がりやすいので、日になんどか日光浴を行う習性があります。

 2つ目は日光からでる紫外線を浴びることで、骨の形成に重要なカルシウムの吸収を助けるビタミンD3を体内で作るためです。紫外線が不足するとカルシウムの吸収量が減って骨が弱くなったり、カメは甲羅の形が変形したりします。


◆振り返ると
飼育開始当初は、水棲傾向の強い種であるとか、不要な種ということで「バスキング」させるという考え方は持っておりませんでした。

それでも別に3年間は問題ありませんでしたし、元気がなくなることもなく、病気になることもありませんでした。

しかしながら、今思うと「実はバスキングしたいのではないか?」と思わせる行動などがあり、先入観から見逃していたのではないかと思うのです。

◆今から思えば..。
 ・ホームセンターで販売されているベビーがよく流木や岩に登って休んでいるのを見かける。
 ・『ミッピーちゃん』が子供の頃に浮島に登って休んでいるのを見かけたことがある。
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・『ミッピーちゃん』が大人になっても浮島にしがみついているのを見かけたことがある。
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◆他にも..。
・水中でも日光のあたる場所でヒーターやろ過機につかまって休んでいるのをよく見かける。
・テレビで原産地のミシシッピ川流域が放送されていましたが、
 川幅が大きく流れは緩やかな川でニオイガメが流木の上で休んでいるシーンを見た。


◆テレビで見た映像と我が家の屋内水槽
テレビで見たのですが、生まれ故郷である「ミシシッピ川流域」での映像で、流木の上にいるニオイガメ(ミシシッピニオイガメではありませんでした)が、日光を浴びている様子が映し出されておりました。

そのカメは人が近づくと「サッ」と水中に逃げ込んでしまいました。

水中には、アリゲーターガーやハクレンなどの大型魚、ミシシッピワニなどの爬虫類などの天敵が多いので、流木が安全地帯になっており、さらにバスキングも行っていたのかもしれません。

生まれ故郷の「ミシシッピ川流域」では、水中から浅瀬に移動して流木にのって休んで「バスキング」しているので、そのような環境を作ってあげれば「バスキング」するのではないかなと思ったのです。

ただし、繰り返しになりますが先入観ありきで、そもそも浮島や陸場をしっかり設置しようとは思っていませんでしたし、申し訳程度の小さな浮島を浮かべているだけでして、『ミッピーちゃん』は「バスキング」したくても場所がなくて「バスキング」できなかったのではないかと思ったのです。

屋内で暮らしているのは60cm水槽と、ミシシッピニオイガメにとって大きいとは言えない広さです。その中で陸島を用意しますと、逆に泳ぐスペースを奪ってしまいますので、どちらをとるかと言いますと、水棲傾向ということで、あえて陸場を設置しませんでした。

ただし、陸場や浮島(我が家は沈みかけている浮島があります)を設置しなかった結果、それはそれで慣れたのか、「バスキング」しなくても病気もせずに元気に暮らしております。

屋内の60cm水槽です。秋から翌年梅雨ぐらいまで過ごしてもらっています。
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◆バスキングが好きかの判定
どうすれば「バスキング」が好きな個体かが判別できるかですが、幼少期から陸場や浮島を設置しておいて行動を観察して、実際には陸場や浮島などを好まない個体もおりますので、親ガメになるまで様子を見てから、陸場や浮島を設置し続けて「バスキング」させるか決定したら、ミシシッピニオイガメにとっても良い選択になるのではと思います。

我が家の水槽は窓際にあり、昼間は日光が当たりますので、よく水中で日光にあたるように外の景色を見てマッタリしている姿を見かけますが、それは「バスキング」をしないことによる日光不足をうまく補っているのかもしれません。

もし「バスキング」が好きな個体であれば、屋内であればバスキングライトの購入も必要となってきますが、屋外であれば日光を数時間当ててあげればいいのかなとも思います。

「バスキング」の効果としては、甲羅と皮膚の乾燥は、甲羅と皮膚の脱皮にも効果があり、身体を乾燥させて殺菌させる役割もあるので水カビ病などの病気を防止してくれます。

「バスキング」がしっかりできていないと、身体や甲羅の乾燥と殺菌が十分にできず、甲羅にぬめりが出たりと不衛生な状態になります。この様な状態が続くと水カビ病を発症してしまいます。


◆屋外プールで「バスキング」するのかを確認してみる
我が家では秋から翌年梅雨まで屋内水槽で過ごしてもらい、夏場は屋外のプールで過ごしてもらうことにしています。

前年まではベビーバスを使用しておりましたが手狭になりましたので、犬用のプールを使用しております。とても広くなりましたので「バスキング」するエリアも確保できますので、陸場を購入しました。

バスキング&シェルターです。陸場も広く上がりやすそうです。また陸場の下に隠れることもできます。

環境を用意すれば本当に「バスキング」するのか?見向きもしないのか?を確認してみました。

バスキング&シェルターを置いた犬用プールです。
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◆結果は「バスキング」しました。
結果なのですが、いきなり初日に「バスキング」しました。その後、しばらく様子を見るように陸場に登らなくなったのですが、1週間ほどして慣れてきますと、次々に登るようになりました。

バスキングしましたが、このような体勢は最初だけで現在はバスキング&シェルターの上で完全に寝ています。
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◆現在は海辺で日光浴みたいな感じ
現在では人間が海辺で日光浴するかのようにバスキングしています。それも普通にバスキングするだけでなく、前の右足、後ろの左足を出していることもありますし、水に手(前足)を入れていることもあります。

日中も夜間?(夜間はいいませんが)もバスキングしております。日中の場合は直射日光の当らない薄日の差すような夕方にバスキングすることが多いです。また夜間でも陸場で寝ている姿を見かけます。

そして、日中でも夜間でも泳ぎたくなったら陸場から飛び込んで泳ぎに行きます。

バスキング&シェルターで右手と左足を出して寝ています。
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最初見た時は死んでしまったのかと焦りましたが、ただ寝ているだけでした。
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首をすぼめて右手だけ水に浸けています。気持ちいいのかなぁ?
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両手をつけて休んでいる『ミッピーちゃん』です。
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子供がプールの縁で手を浸けている感じですね。
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水を飲んでいるかのような感じに口だけ水に浸ける時があります。
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◆でも直射日光には当たらない
【2020.08.21】追加
日中バスキングするとしても直射日光には当たらない薄日の差すような夕方にすることが多いです。また、直射日光の場合、登り坂の部分、半分水が浸かるような場所でバスキングしています。決して直射日光下ではバスキングはしません。

それは幼少期からバスキングしていないからなのか、生体固有の性格のものなのかは判断がつきません。ただ、自分から積極的に登っておりますのでバスキングはしたかったのだと思います。

犬や猫のように声や仕草でわかりませんので、よくよくカメの行動をよく観察して、カメが住み心地のよい環境を手探りで用意してあげるのが人間の役目ですね。なかなか難しいです。

夜も陸場に登って休んでいます。
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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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※2021.12.22更新(写真追加)
※2022.03.12更新(ビタミンD3部分訂正)

カメと一緒に暮らしていますと、犬や猫ほどにリアクションや芸をするわけではありませんが、いろいろな可愛らしい仕草を見せてくれます。それを眺めるのが楽しくて一緒に暮らしているわけですが、その仕草が「何かのサイン」であることもあるわけです。

カメは言葉を発しないので、人間側が感じ取ってあげる必要があります。

そのひとつにカメが甲羅や自分の手足を噛む行動があります。

カメは人間のように手で痒い場所を掻くことができませんので、痒い場合は口を使って掻いているのです。


ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』です。噛もうとしています。
【2021.12.22】追記
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◆脱皮
まず「脱皮」で自分の皮をとる行為の場合が高いです。水棲ガメは甲羅を含めた脱皮を繰り返して大きくなっていきます。

この脱皮はカニやザリガニのような着ぐるみを脱ぐような脱皮ではなく人間が日焼けした際に皮がむけるような感じのボロボロとした脱皮です。

脱皮しているのがわかりやすいのは、水槽の掃除をしないで飼育水だけを入れ替えるとわかります。飼育水を入れ替えて、ろ過機を起動しますと、光の加減にもよりますがモロモロしたものが飼育容器の中に舞っているがわかります。

人間でも皮がむけていないと体が痒くなりますが、カメも同様で噛んで皮をとろうとします。

◆ストレス
次に「ストレス」の場合があります。

まず、カメは常に見られる、触られることに慣れておりません。水槽の設置場所を常に人間に見られる場所に設置しないようにしましょう。また、ロックシェルターなどのカメの隠れ家を用意してあげましょう。そして水替え以外で出来る限り触らないようにしましょう。

つぎに、水深が浅いと泳ぐことができません。水深を甲羅の3~5倍までしてみてください。水中内を泳いで運動することで肥満を防止できます。

ライトを長時間点灯しているとストレスの原因にもなります。水棲ガメは夜行性のカメが多いので、夜は早めにライトを消灯するようにライトの点灯時間を変更してみてください。

また水温の管理不足の場合があります。水温が低すぎる、高すぎるです。出来るだけ適正な水温(22~28℃)で飼育してみて下さい。

以外に知られていないのが窓際に置いている場合などで直射日光を浴びるケースです。必ず日蔭のある場所を作っておいてあげましょう。

◆皮膚病
「皮膚病」という可能性があります。

「皮膚病」は、カメの皮膚に白くフワフワとした綿のようなものが付着する病気で、放っておくと甲羅や皮膚の全身に広がってしまいます。

これは「水カビ菌」と呼ばれるもので、水中には常に存在しています。カメが怪我などをして傷ができてしまい、さらに水が汚れて「水カビ菌」が繁殖している場合にかかりやすくなります。

軽い症状の場合は、乾燥した場所で日光浴を強制的に行って「水カビ菌」を死滅させます。

◆寄生虫
他にも「寄生虫等の感染症」の場合もあります。

ただし、野生のカメはカメに限らず寄生虫は存在するのが当たり前ですので、特に食欲がない、糞尿が出ない、糞尿の状態がおかしいなどの理由がない限りは気にする必要はありません。

どうしてもおかしいということであれば、排泄物に混じっている場合がありますので、排泄物を見るのがいい方法かもしれませんが、水棲ですので直ぐに分解されてしまいますし、小さくて見れないと思います。排泄物を採取して病院に持っていくしかありません。

寄生虫を退治する薬は市販でありません。

どうしてもいつもと状態が違うというのであれば、すぐに動物病院にかけこみましょう。動物病院はカメの病気を取り扱ってくれる病院を予め探しておきましょう。

◆日光浴の話
カメの日光浴は何故させたほうがいいのでしょうか。

カメは、日光を浴びることで、健康を維持したり、体温を保ったりしているのです。

カメは変温動物ですので、自ら体温調整をすることができません。そこで日光の力を借りて体を温める必要があるのです。

また、日光の紫外線にはビタミンD3という成分があります。ビタミンD3にはカルシウムの吸収を助ける効果があるのです。日光浴をさせないとビタミンD3が不足することになります。

【2022.03.12】お詫び
日光に紫外線にビタミンD3は含まれておりません。紫外線を浴びることで皮膚よりプロビタミンD3という物質が生成されてからビタミンD3に転移されます。ご指摘がありましたので訂正いたします。

また、日光の紫外線を浴びることによりビタミンD3という成分が生成されます。ビタミンD3にはカルシウムの吸収を助ける効果があるのです。日光浴をさせないとビタミンD3が不足することになります。

ビタミンD3が不足することはカルシウム不足になるということです。
カルシウムが不足しますと、甲羅が柔らかくなったり、足が曲がってしまう「くる病」にかかってしまいます。

甲羅が曲がってしまうと治すことができません。
治療法は、カルシウム剤とビタミンD3の投与、更に紫外線の照射を平行して行っていきます。

また、紫外線には滅菌作用があるので、日光浴をさせないと、皮膚や甲羅の殺菌ができずに皮膚病になってしまったり、寄生虫が付いてしまうことになります。



※最後に
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ミシシッピニオイガメを飼っています。名前は『ミッピーちゃん(女の子)』です。

幼少期から飼っておりまして、今ではすっかり大人の体格になりました。

人間にも慣れてきて、食事をしたい時はバシャバシャして寄ってきますし、食事以外では人間がきてもマッタリしていて、まったく逃げる様子もなく過ごしています。

普段から水中におり、息継ぎの時だけは鼻を水面からちょっと出して息継ぎをしております。

ミシシッピニオイガメと一緒に暮らしてからは日々可愛らしい姿を見て癒されておりますが、生態に関してはまだまだわからないこともあり、書物やインターネットなどを見て、手探りでお世話しております。

そうして少しずつ飼育の経験値を積んできますと、飼育開始当初に思っていた考え方とは違うのではないか?と思うことが、チラホラでてきます。

その代表格が「バスキング」です。

「バスキング」とは、一言でいえば日光を浴びることです。

では何故日光を浴びるのでしょうか?

理由は2つあります。

◆日光を浴びる理由
 1つ目は体温を上げるためです。体温を上げると活動しやすくなったり、餌を食べた後の消化促進にもつながります。爬虫類の体温は下がりやすいので、日になんどか日光浴を行う習性があります。

 2つ目は日光からでる紫外線を浴びることで、骨の形成に重要なカルシウムの吸収を助けるビタミンD3を体内で作ります。紫外線が不足するとカルシウムの吸収量が減って骨が弱くなったり、カメは甲羅の形が変形したりします。

以前のミシシッピニオイガメの記事ですが、以下のような内容を書いておりました。

◆以前の記事に書いた文
 カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を促進したりしています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。

 そこで太陽のように紫外線と熱を照射してあげることが必要になります。バスキンングライトは一カ所に強力な熱を放射し高温スポットを作ります。

 紫外線ライトは文字通り紫外線が出ますが、熱はほとんど出しません。太陽は生物が生きる為の「熱」と「紫外線」を与えてくれますが、上記に書いたように紫外線ライトは熱をほとんど出しませんので、高温スポットを作るバスキングライトを併設するのです。

 しかしながら、上記の話は通常のカメを飼育する時の話であり、水棲傾向の強いミシシッピニオイガメが必須という訳ではありません。もちろん完全に暗い場所は駄目で、水槽の設置場所を窓際にしていれば、直射日光が当たらない半日蔭でも問題ありません。

 また幼少時は個体差があり甲羅干しするものもいる為、必要になる場合があります。そもそも、バスキングとは日本語では「日光浴」という意味なのです。日光浴が必要な種のためのライトなので、夜行性の種などには不要です。


ミシシッピニオイガメは水棲傾向が強いので「バスキング」が必須というわけではなく、むしろ「不要」であると書いておりました。しかしながら一緒に暮らしてみて、気になったことが幾つかありまして、思い返して見ると陸場や浮島などが設置されていないだけで設置すれば「バスキング」するのではないか?と思いました。

◆気になったこと
・ペットショップなどで売られている時に流木や岩に登って休んでいるのを見たことがある。
・子供の頃に浮島に登って休んでいるのを見たことがある。
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・大人でも浮島につかまっているのを見たことがある(あきらめたようです)。
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・水中でも日光のあたる場所でヒーターやろ過機につかまって休んでいるのをよく見かける。
・テレビで原産地のミシシッピ川流域が放送されていましたが、川幅が大きく
 流れは緩やかな川でニオイガメが流木の上で休んでいるシーンを見た。


テレビで見たのですが、生まれ故郷である「ミシシッピ川流域」での映像で、流木の上にいるニオイガメ(ミシシッピニオイガメではありませんでした)が、日光を浴びている様子が映し出されておりました。

人が近づくと「サッ」と水中に逃げ込んでしまいました。

水中には、アリゲーターガーやハクレンなどの大型魚、ミシシッピワニなどの爬虫類などの天敵が多いので、流木が安全地帯になっていたのかもしれません。

生まれ故郷の「ミシシッピ川流域」では、水中から浅瀬に移動して流木にのって休んで「バスキング」しているので、そのような環境を作ってあげれば「バスキング」するのではないかなと思うのです。

繰り返しになりますが先入観ありきで、そもそも浮島や陸場をしっかり設置しようとは思っていませんでしたし、申し訳程度の浮島を浮かべているだけでして、本当はバスキングしたくても場所がないので、できなかったのではないかと思っているのです。

屋内で実際に飼っているのが60cm水槽と、ミシシッピニオイガメにとって大きいとは言えない広さです。その中で浅瀬のような環境を用意しますと、逆に泳ぐスペースを奪ってしまいますので、どちらをとるかと言いますと、水棲傾向ということで、陸場を設置しませんでした。

ただし、陸場や浮島(我が家は沈みかけている浮島があります)を設置しなかった結果、それはそれで慣れたのか、「バスキング」しなくても病気もせずに元気に暮らしております。

どうすれば「バスキング」が好きな個体かが判別できるかですが、幼少期から陸場や浮島を設置しておいて行動を観察して、実際には陸場や浮島などを好まない個体もおりますので、親ガメになるまで様子を見てから、陸場や浮島を設置し続けて「バスキング」させるか決定したら、ミシシッピニオイガメにとっても良い選択になるのではと思います。

我が家の水槽は窓際にあり、昼間は日光が当たりますので、よく水中で日光にあたるように外の景色を見てマッタリしている姿を見かけますが、それは「バスキング」をしないことによる日光不足をうまく補っているのかもしれません。

もし「バスキング」が好きな個体であれば、屋内であればバスキングライトの購入も必要となってきますが、屋外であれば日光を数時間当ててあげればいいのかなとも思います。

「バスキング」の効果としては、甲羅と皮膚の乾燥は、甲羅と皮膚の脱皮にも効果があり、身体を乾燥させて殺菌させる役割もあるので水カビ病などの病気を防止してくれます。

「バスキング」がしっかりできていないと、身体や甲羅の乾燥と殺菌が十分にできず、甲羅にぬめりが出たりと不衛生な状態になります。この様な状態が続くと水カビ病を発症してしまいます。


◆まとめ
普段の限定的な環境では、カメにバスキングをさせることができませんが、定期的に日光を浴びさせてみるのもよいかもしれません。生まれ故郷の「ミシシッピ川流域」の流木で休んでいるような姿を見ることができるかもしれません。



※最後に
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◆カメは溺れるのか?真相と原因
カメが溺れる?定説の原因と解説

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※2021.01.09更新(目次化)
※2021.01.19更新(追記)
※2021.01.19更新(タイトル変更)
※2021.01.20更新(追記)
※2021.01.21更新(追記)
※2021.02.22更新(追記)
2021.02.28更新(目次へ戻るを付けました)
※2021.03.27更新(追記)
※2021.09.05更新(写真追加)
※2021.11.23更新(過剰広告カット)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

カメを飼い始めますと、最初は怖がって逃げてばかりいたカメですが、徐々に人間に慣れてきて(懐く、慣れるは意見がわかれています)、愛らしい姿や仕草を見せてくれるようになります。

人間に見せてくれるカメの愛らしい姿も、いくつかのサインが潜んでいる場合があります。カメは人間の言葉で気持ちを話してはくれませんので、カメの動きで人間側が感じとってあげる必要があります。

カメがあくびをする
水棲ガメは水中でもあくびをすることがあります。カメは肺呼吸をしているため、水中では息をすることはできません。

カメの呼吸は3種類の方法があります。
 ・肺呼吸
 ・皮膚呼吸
 ・粘膜呼吸

この場合は、単に「あくび」というわけではないことがわかります。

水中でカメは喉の粘膜より水中に含まれる酸素を取り込むことができます。それは長く潜水するためです。日光浴をしている場合は大量の酸素を肺に取り込んでいる肺呼吸をしています。

しかしながら、食べたものを吐いている場合は、何か変なものを食べたり病気である可能性があります。1日程度様子をみて状態が続いているならば、すぐに動物病院にかけこみましょう。動物病院はカメの病気を取り扱ってくれる病院を予め探しておきましょう。


自分の足や甲羅を噛む
水棲ガメは「脱皮」で自分の皮をとる行為の場合が高いです。水棲ガメは甲羅を含めた脱皮を繰り返して大きくなっていきます。

この脱皮はカニやザリガニのような着ぐるみを脱ぐような脱皮ではなく人間が日焼けした際に皮がむけるような感じのボロボロとした脱皮です。

脱皮しているのがわかりやすいのは、水槽の掃除をしないで飼育水だけを入れ替えるとわかります。飼育水を入れ替えて、ろ過機を起動しますと、光の加減にもよりますがモロモロしたものが飼育容器の中に舞っているがわかります。

人間でも皮がむけていないと体が痒くなりますが、カメも同様で噛んで皮をとろうとします。

次に「ストレス」の場合があります。

まず、カメは常に見られる、触られることに慣れておりません。水槽の設置場所を常に人間に見られる場所に設置しないようにしましょう。また、ロックシェルターなどのカメの隠れ家を用意してあげましょう。そして水替え以外で出来る限り触らないようにしましょう。

つぎに、水深が浅いと泳ぐことができません。水深を甲羅の3~5倍までしてみてください。水中内を泳いで運動することで肥満を防止できます。

ライトを長時間点灯しているとストレスの原因にもなります。水棲ガメは夜行性のカメが多いので、夜は早めにライトを消灯するようにライトの点灯時間を変更してみてください。

また水温の管理不足の場合があります。水温が低すぎる、高すぎるです。出来るだけ適正な水温(22~28℃)で飼育してみて下さい。

以外に知られていないのが窓際に置いている場合などで直射日光を浴びるケースです。必ず日蔭のある場所を作っておいてあげましょう。

他にも「寄生虫等の感染症」の場合もあります。

ただし、野生のカメはカメに限らず寄生虫は存在するのが当たり前ですので、特に食欲がない、糞尿が出ない、糞尿の状態がおかしいなどの理由がない限りは気にする必要はありません。

どうしてもおかしいということであれば、排泄物に混じっている場合がありますので、排泄物を見るのがいい方法かもしれませんが、水棲ですので直ぐに分解されてしまいますし、小さくて見れないと思います。排泄物を採取して病院に持っていくしかありません。

寄生虫を退治する薬は市販でありません。

どうしてもいつもと状態が違うというのであれば、すぐに動物病院にかけこみましょう。動物病院はカメの病気を取り扱ってくれる病院を予め探しておきましょう。


首を伸ばして噛んでいます(2021.09.05撮影)。
IMG_6265




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二本足で立つ
カメが水中で立っているのは、水深が浅くて息継ぎをするのに楽だから二本足で立っている場合です。水深が浅いと、わざわざ水面に浮かんで空気を吸う必要がないので、二本足で立ちあがって空気を吸うと思います。

好奇心から二本足で立ちあがって興味対象のものを見ている場合もあります。ガラス(アクリル)水槽からは外の世界が丸見えですので、カメにどう見えているのかわかりませんが、興味対象のものを見ていると思います。


たそがれているように見える『ミッピーちゃん』です。
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動かない①
【2020.01.19】追記
水温5℃程度のでカメは冬眠します。
冬眠中は起こさないようにします。水温が0℃以下が長く続くと死んでしまうこともあります。
水温が10℃程度では目が覚めてしまいます。

意外に危険なのは冬に暖かい日や寒い日を交互に繰り替えすと、カメは起きたり冬眠になったりと体調を崩して死んでしまうこともあります。冬で暖かい日は人間にとっては嬉しいのですが、カメにとってはあまり嬉しくないのです。




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動かない②
【2020.01.19】追記
カメは生きていれば手足や鼻先をつつけば引っ込みます。つっついてみて引っ込まなかったら死んでいると思います。




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手足を出して動かない
【2020.01.19】追記
カメは生きていれば手足や鼻先をつつけば引っ込みます。つっついてみて引っ込まなかったら死んでいると思います。冬眠失敗でそうなることが多いです。




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ひっくり返って動かない
【2021.01.19】追記
カメは生きていれば手足や鼻先をつつけば引っ込みます。つっついてみて引っ込まなかったら死んでいると思います。冬眠失敗でそうなることが多いです。




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人がくると逃げる
【2021.01.20】追記
ある程度の一緒にいれば、少なくとも食事をあげる時は寄ってくるようになります。ただし、触り過ぎ、いじり過ぎると、嫌がってしまい逃げてしまうこともあります。

基本的にカメは食事を貰う以外は人間に触れられる事さえ望んでいないと思うので、適度な距離感を保ちましょう。

カメに近くでは、ゆっくり動いてなるべく驚かせないようにするといいと思います。

爬虫類は「懐かず」に「馴れる」という感じですので、長い時間をかけてゆっくり仲良くなるしかないです(懐いている感じがするんですどね)。気長に少しづつ距離を縮めていけば、馴れて近づいてきてくれるかもしれません。

カメが人にどの程度馴れるかは『飼い方』と『個体の性格』の二つの要素どちらも重要です。




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のろい(実は、はやい)
【2021.01.20】追記
はやいです。何故ならミシシッピニオイガメでいいますと、生まれ故郷の川や湖にはハクレン、アリゲーターガーなどの大型魚、ミシシッピワニ、大型のカメなどがいます。空からは鳥が狙っています。また人間が捕まえようとします。つまり捕食者や敵から逃げなくてはいけません。

また、エサである小魚やエビなどは素早く逃げてしまいます。食べれないと餓死してしまいますので、素早く獲物を捕らえなくてはいけません。

人と一緒に暮らしていれば、襲われる心配もありませんし、そもそも水槽が狭すぎますので、速く動く機会はありません。プールのようなところで飼うのであれば、速く泳ぐところが見れるかもしれません。

もちろん、これらは水中での話ですので、陸上では他の動物と比べると速いとは言えません。
ちなみに水辺で休んでいるカメが人が近づくと素早く逃げる動画を見た方もいるかと思います。




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両前足をバタつかせる(=餌くれダンス)
【2021.01.22】追記
人間を見つけるやいなや、エサを要求する行為です。これを飼育者の中では「餌くれダンス」と言っています。人間が音に反応する生き物だと認識しますと、注意をひくために水面を叩いて気をひきます。

必死な感じで「ちょーだーい!」「ちょーだーい!」と訴えているようですね。「餌くれダンス」以外にも「ここから出してー!」「さみしいから構ってよー!」なんて風に聞こえます。

カメは話や鳴きませんのでなんとも言えませんが、そんなカメの要求が何なのか、人間主観で構いませんので考えて対応してあげるといいです。




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便秘になっている
【2021.02.22】追記



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口をエサでないところでパクパクしている
【2021.03.27】追記
時々何かを誤飲してしまったのか、エサのないところでパクパクしていことがあります。その後、水の中で目を閉じたまま口をぱかんと開けて固ったような感じにもなります。一見、カメが息苦しいとか、溺れていると思うかもしれませんが、これは水を飲んでいるのです。カメは水を飲むのです。

水はカメにとって隠れる場所であり、飲み水であり、泳ぐのに必要なものであり、さらにトイレでもあり、大事な生活空間(生活水間?)なのです。非常に水に依存した生き物ですので、いつもきれいな水にしていなければ病気になってしまいますので、定期的な水替えは大事なのです。




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※最後に
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我が家にいるミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』ですが、普段は昼夜問わずに眠ければロックシェルターの中で気持ちよさそうに寝ております。

ロックシェルターの中に、水中洞窟とあるような空気のある空間があるので、酸素を補給する場合は、そこに首を伸ばして息継ぎをしております。空気のある空間は、水替えをした時にできる空間であり、初めは気付きませんでしたが、ある日、ロックシェルターの中で首を上に伸ばしており、空気が漏れたのでわかりました。

ただ、ロックシェルターにある空気は限りがありますので、無くなった場合は、当然ロックシェルターから出て水面に泳いで首を出して酸素を補給します。

たまに寝ぼけていることがあり、なかなか水面に上がれずにバタバタしていることがあり、それが溺れているような感じであり、家族が心配して「溺れてるのかな?」と見ておりますが、それは杞憂に終わり、ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』は水面に辿り着くのです。



テラコッタトンネルにつかまって息継ぎをしています。
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真上からみたところです。鼻をちょこっと水面から出しています。
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◆カメは溺れる?
このような姿を見ますと、カメが溺れることはあるかと考えてしまいます。そして通説とされている溺れて死んでしまうことが本当にあるのでしょうか。

◆カメの呼吸方法
カメは水の中で長時間生活できるのは何故なのでしょうか。まずカメは生き物ですので必ず酸素が必要です。酸素は陸地の生き物はもちろん、水の中で暮らしている魚でも酸素が必要なのです。水の中がほとんどの生活であるカメは普段どのように酸素を取り込んでいるのでしょうか。

◆そもそもカメの呼吸方法はどうなのでしょうか?それは3種類あります。

・肺呼吸
 水面から、ちょこっと顔といいますが、鼻を出して呼吸する方法です。

・皮膚呼吸
 水中の酸素を取り込む呼吸法です。

・粘膜呼吸
 喉の粘膜と尻の穴の粘膜の毛細血管を使って酸素を吸収する呼吸法です。

カメは爬虫類でして爬虫類の呼吸方法は肺呼吸です。上記の3つの呼吸法の中でカメは肺呼吸をメインに行って生きております。人間などの哺乳類と同じです。

他の2つは肺呼吸ができない場合での代替手段での呼吸方法です。冬眠している時は寒い水上に顔を出すことはありません。じっと水の底や泥の中に潜って過ごしています。

その時は他の2つの呼吸方法や、体内(肺)に蓄積している酸素を少しずつ使用して、仮死状態のまま冬を越すのです。代謝の下がっているので、そこまで酸素を必要としません。

◆カメの種類について
よく水棲カメ、半水棲カメは陸地に上がってバスキング(日光浴)を行っていることがあります。それはカメの種類によって違いますし、同種のなかでもバスキング(日光浴)が好きなものや、全くしないものなど個体差もあります。

バスキング(日光浴)はカメの体温調整と健康な体を維持するための行為です。呼吸をするための行為ではありません。

では水棲カメ、半水棲カメというのは、どのようなカメなのでしょうか。まずカメの種類を見ていきたいと思います。

カメの種類は大きく分けて2種類でリクガメ、水棲ガメにわかれます。リクガメはその名の通り陸地に棲んでおり溺れることはありませんので、ここでの話は割愛します。

◆さらに水棲ガメは、水棲ガメや半水棲ガメに2種類にわかれます。

・半水棲ガメ
 水中と陸地の両方で生活するカメ。
 甲羅干しが絶対に必要となる種類。


・水棲ガメ
 水中を泳ぐのが早く、ほとんど水の中で生活するカメ。
 水面に出てくるのは息継ぎの時だけで、甲羅干しをあまり必要としない種類。


カメは変温動物です。自分の体だけでは体温の調節ができない為、周囲の温度が低い時は日光を浴びて体温を上げないと活動できません。カメの甲羅の層の下に毛細血管が張り巡らされており甲羅干しすることによって血液循環の効率をよくして体を温めます。


◆でも水棲、半水棲は定義が曖昧
ただし、水棲、半水棲の定義が曖昧なようでして、例えば、ミシシッピニオイガメでもサイトや書籍によって、水棲ガメの部類だったり、半水棲ガメの部類だったりと、はっきりとした定義はないようです。

よって、次の分類がよいかと思います。ただし、個体差により必ずしも下記のようであるわけではありません。

・甲羅干しをするカメ
 ミシシッピアカミミガメ、ゼニガメ、クサガメ、ニホンイシガメ

・甲羅干しをしない、あまり必要としないカメ
 ミシシッピニオイガメ、カブトニオイガメ、スッポン、ワニガメ

カメが甲羅干しするには陸場が必要です。陸場は流木や岩などで作ってあげます。カメが甲羅干しする理由は、カメは変温動物であり、自分の体では体温の調節ができません。

よって気温が低い時は日光を浴びて体温を上げないと活動できません。 他に日光浴は体温を上げるだけでなく紫外線を浴びて体内でビタミンDを合成したり寄生虫を死滅させたりする効果もあります。

◆カメは溺れるのは本当?
ここまで記事を読んでいただいた方なら、他の皆様のプログなどを拝見されているかと思います。カメの溺れる溺れないは意見が真っ二つに割れているのがわかります。

『溺れる』側の主張は、そもそもカメの水深を深くするのは信じられない話であり、カメが首を伸ばせば呼吸できる水深を用意してあげるべきであり、水深を深くするから溺れるのであるということです。また、幼少時は泳ぎが下手であるので溺れるとのことです。

『溺れない』側の主張は、溺れるのは何らかの原因で衰弱しているか、アクシデント、流木や水槽のろ過機に引っかかって呼吸できずに死んでしまい、結果論として溺れているように見えるということです。

私はどうしても水深の深いであろう野生下での生活や、そもそもDNAに泳ぐことを刻まれているカメ、例えばサバンナで生まれたばかりのリカオンの赤ちゃんがすぐに立たないと肉食動物に襲われて殺されてしまうので、生まれてすぐに立って走るように、DNAに泳ぐことを刻まれたカメの赤ちゃんが溺れるということに『?』マークを感じてしまうのです。

◆カメは溺れない。別の要因で死んでしまった場合に結果として溺れているように見える。
水棲でも半水棲でも溺れることはありません。野生下では水深1m~2mがあたりまえですので、溺れることが考えづらいです。

溺れるのは病気や老化などで衰弱している場合です。また水に洗剤や薬品が混じっている、水温が低い水を突然入れた場合など、カメにとってよくない状態に陥った時です。

カルキのままの水道水を入れたぐらいで溺れるや体調がおかしくなることはありません。水深が深い場合でも溺れません。水深は甲羅の長さの1.5倍くらいでも大丈夫です。

カメは首を伸ばして鼻先を水面から出して息継ぎをします。それ以上ですと、泳いで水面に出ますので息継ぎが大変なだけです。

しかしながら、水底で寝ていたカメが息継ぎをしに水面に泳いで出る時にバタバタとする姿を見る為に、溺れているように見えることがあります。

カメは肺呼吸ですので、肺の中に空気を溜めています。肺に溜め込まれた空気は水中にいる間に水面で肺呼吸をしない代わりに消費されていきます。また、息継ぎをした空気を溜め込んだ浮き輪代わりに水に浮いているのです。

その空気が寝ている間になくなっていきますので、肺にあった空気がなくなってきて、水面に出て息継ぎをしようとしたときにいざ水面に出ようとすると、肺にある空気が少ないので、カメは自力で泳いで水面に出なくてはいけないので、手足をバタバタさせて水面に出ようとするのです。

それが人間にはカメが溺れているように見えるのです。カメは何とか水面に辿り着き、一呼吸して肺に空気を送り込んでしまえば、再び肺にある空気を浮き輪代わりにして、簡単に浮くことができます。人間には一呼吸した後はスイスイと優雅に泳いでいる姿を見えていると思います。


◆まとめ
カメ、水棲ガメや半水棲ガメが溺れることはありません。もし溺れたように死なせてしまった場合は、何らかの別の原因がありますので調べてみることが必要です。
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最近は外の気温が暖かかったり、寒かったりと寒暖の差が激しい日が続いておりますが、屋内の水槽で暮らしているミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』は、そんな寒さはどこ吹く風であり、よくパシャ!パシャ!と泳いでおります。

人が水槽に近寄っていくと近くにきて目を合わせて挨拶しているかのように泳いでくれます。最初は、所謂「クレクレダンス」で食事をしたいのかな?と思って、食料を入れてあげるのですが、目の前ですぐには食べてくれずに、しばらくすると食料がなくなっているか、ずっと残ったままで一旦回収するといった状況になっております。

そんな『ミッピーちゃん』ですが、最近はちょっと便秘ぎみであります。便秘になる前は元気にお通じをしてくれてまして、それをバキュームで吸い取ってあげるのが日課でありました。

しかし、ここ最近はお通じをしないので、体の調子が悪いサインなのか?棲んでいる環境が悪いのか?とても心配であります。パシャパシャ!元気そうに泳いでいるのも、実は助けを求めているサインなのでは?と気になってしょうがないのです。

◆カメの便秘の原因
  ・水質が悪化すると水を飲まず脱水症状や便秘を起こす
  ・偏食しており、栄養がかたよっている
  ・糞食(カメの習性)しているので、たまたま見た時にない
  ・何らかの理由で衰弱している
  ・水温が低い(18~20℃以下)と活性が下がり代謝が下がる為

◆水質が悪化すると水を飲まず脱水症状や便秘を起こす
カメは水を飲みます。しかしながら、水質が悪化しているとカメは水を飲まず脱水症状や便秘を起こす事はあり得ます。水換えの頻度を増やして清潔な水で育てるようにしましょう。

◆偏食しており、栄養がかたよっている
カメの好物であるエビばかり与えておりますと、栄養がかたよって、便秘を起こす事があり得ます。栄養バランスのいい人工配合飼料を与えましょう。

◆糞食(カメの習性)しているので、たまたま見た時にない
糞食はカメの習性であり、この習性自体は解明されておりませんが、特に健康が害するものではありません。カメが糞食をするのはベビーの時期に多く、成体のカメは糞食をすることはあまりありません。この場合は特に何か対策することはありません。

◆何らかの理由で衰弱している
カメは何らかの理由で衰弱しております。この場合は動物病院に連れていったほうがいいと思います。動物病院はイヌやネコだけでなく、カメも割と診療対象になっている病院が多いです。病院になったからと言って解決するわけではありませんが、ただ手をこまねいているよりは、よいかと思います。

◆水温が低い(18~20℃以下)と活性が下がり代謝が下がる為
水温が低い(18~20℃以下)と活性が下がり代謝が下がり、食欲もなくなり、ひいては排泄もなくなっていきます。さらに5℃を下回ってきますと、いわゆる冬眠状態となり活動を停止してしまいます。水温は26℃~28℃が望ましいと思われます。


「お通じして、すっきりしたいよー。」の声が聞こえる『ミッピーちゃん』です。
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2019年11月3日に放送されました『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』でアメリカ、ミシシッピ州のパスカグーラ川でワニガメの生態調査が放映されました。このミシシッピ川流域には12種類のカメが棲息しており、カメの一覧の中が表示されましたが、その中にミシシッピニオイガメがおりました。

「もしかしたら、映像で生きたミシシッピニオイガメが見れるかも!」と期待しましたし、一気にボルテージは最高潮となったのですが、川に仕掛けた罠に掛かったのはカブトニオイガメでした。ただ、カブトニオイガメもミシシッピニオイガメと一緒にペットショップで販売しているニオイガメであり、映像が見れたことに感動しました。

ミシシッピ川流域は「ミシシッピワニ」や「ワニガメ」「カミツキガメ」などの大型の爬虫類や「アリゲーターガー」「ブラックバス」、外来種の「ハクレン」などの大型魚などが棲息しており、すぐに捕食されてしまう厳しい環境で棲息していることがわかり、大変貴重な映像資料でした。

ミシシッピワニ(=アメリカアリゲーター)【2021.08.26】撮影
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日本では生態系に影響を及ぼす『外来種』の「ミシシッピアカミミガメ」も捕獲されておりましたし、特定動物の「ワニガメ」、さらに特定外来生物の「カミツキガメ」も調査として捕獲されておりましたが、アメリカでは『在来種』ですので、最後には川に逃がされておりました。日本で生きているのも人間が悪いだけで罪はないのです。


もし、我が家の『ミッピーちゃん』がミシシッピ川流域にいたら、あっという間に捕食されてしまいますね。
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ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』が暮らしている水槽にテラコッタトンネルがあります。もともとはウサギなどの小動物用のものでしたが、ちょうど当時の『ミッピーちゃん』がくぐれて遊べる適当なものを探しており、ピッタリだったので購入したわけですが、横置きだと幅をとりますし、あまりくぐって遊びませんので、縦置きにしました。

縦置きにした後は逆に興味を持ったようで、縦の穴を潜っては出てを繰り返すようになりました。しかしながら、『ミッピーちゃん』はさらに大きくなり、穴に入れなくなりましたので、お尻だけ入れて寝たり、休憩の足場で使用しております。

このテラコッタですが、当初からコケがつきやすいのが難点でして、ゴシゴシをたわしで洗うのですが、こびりついてとることができません。コケが生えると見た目もあまり綺麗ではありませんし、このコケが水槽内で繁殖して、最終的にはグリーンウォーターになってしまうのです。

何とか、うまく取り除く方法はないか?と探したところ、熱湯で取り除けるというではありませんか。熱湯をかけて時間をかけて死滅させていくようなのですが、早速試してみることにしました。

果たして結果はどうでしょうか?


テラコッタトンネルです。コケがこびりついていますね。
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三晃商会 SANKO テラコッタ トンネル L 関東当日便
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熱湯をかけます。効果があるでしょうか。これは6月1日のことです。
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熱湯をかけるのをやめて、熱湯に浸ける作戦にすぐに変更しました。
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直近の状態です。コケがとれております。
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所々にコケはあるものの購入した頃のテラコッタ色になっております。
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まだテラコッタトンネルに入れた頃の『ミッピーちゃん』です。
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※2020年10月20日更新(目次追加)
※2021年03月02日更新(目次へ戻るを付けました)
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
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ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』を我が家に迎えてから、プランター、30cm水槽45cm水槽60cm水槽と変わってきて、プラスで夏の期間は屋外でベビーバス、プールで過ごしてもらっています。その間、お家である飼育容器だけでなく、その中のレイアウトも変わっていき現在の状態になっています。

◆現在のレイアウト状態を端的にいうと..。
  ・簡素(=シンプル)
  ・世話しやすい

現在は、ミシシッピニオイガメが睡眠をとったり、隠れたりする岩穴と水面に顔を出して息をするのが楽になるテラコッタトンネルを縦に置いて、浮き輪代わりの浮島(浮島が小さすぎて浮島には上がれません)を浮かべているぐらいのレイアウトで、後はできるだけ泳ぎやすいスペースを確保しています。これは人間側にとってもお世話しやすいレイアウトとなっています。


我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介
【名前】
 ・ミッピーちゃん
【誕生日】
 ・2017年1月(推定)
【我が家に来た日】
 ・2017年3月
【性別】
 ・女の子

我が家のアイドル『ミッピーちゃん(女の子です)』です。
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◆45cmプランター(2017年3月頃(0才2ヶ月)~2017年10月頃(0才10ヶ月))
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2017年3月にミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』を我が家に迎い入れました。

実は当初、家族に内緒で迎い入れましたので、屋外飼育でこっそり暮らしておりました。もちろん冬眠も視野に考えておりました。体長は家に迎い入れた当初から他の幼体より一回り大きかったのですが、ペットショップで見た時に一番元気に泳いでおりましたので、我が家に迎い入れました。それでも小さいなぁという第一印象でした。

まだ、あまり知識がなかったことと、こっそり飼っていずれ家族に話をするということで、45cmのプランターに「きんぎょ石」を敷き詰めて、流木を置いただけでした。水替えは、ろ過機が当然ないので、毎日行っておりました。

我が家のベランダにはシンクがついており、足し水や洗うのはすぐにできる環境にありました。それでも一度だけ水替えを3日しなかったことがありましたが、幼体でも水は物凄く臭ってしまいました(ゴメン)。おそらくエサの分量もわかっていなかった為、大量に入れてしまい、エサの残りが水を汚してしまったと思います。

とにかく、カメと暮らしたことがなかった私には手さぐり状態でありました。『ミッピーちゃん』は迎い入れた当初から人を怖がることはなく、ベランダに出て、プランターを覗きこむ度に近寄ってくれておりました。

『ミッピーちゃん』も当初名前は『ミッピーちゃん』でなく、『カメ太(男の子)』と呼んでおり、今思えば、『ミッピーちゃん』に怒られる名前でした。

◆45cmプランターまとめ
・毎日水替え(幼体でも2日以上水替えしないと汚れる)
・きんぎょ石を敷いているが洗うのが面倒
・長細いので幼体でも泳げない
・かくれ流木Mタイプに入れるのも幼体までだが、上から姿が見えるのが楽しい
・暮らせるのは幼体まで
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◆30cm水槽(2017年10月頃(0才10ヶ月)~2017年11月頃(0才11ヶ月))
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家族に内緒で屋外で暮らしていた『ミッピーちゃん』ですが、カメ特有の「くれくれダンス」をしょっちゅう行っていたようで「バシャバシャ」と水の音が部屋まできこえた模様で、ばれる?のは時間の問題で家族に見つかってしまいました。

嫌がられると思っていましたが、「かわいい」と言ってくれて歓迎してくれました。秋になり「冬はどうするのか?」と聞かれたので「冬眠させるつもり」と言いましたら、「可哀想!!!」と大反対されましたので、急遽30cm水槽を購入しまして、屋内で暮らしてもらうことになりました。

まだ底床にこだわっており、45cmプランターで使用していた「きんぎょ石」を敷き詰めました。また、45cmプランターで使用していた流木の中に『ミッピーちゃん』は入れなくなったので、一回り大きい岩穴を用意しました。

また、この頃は日光浴をしない種であることがわからずに浮島を用意しました。最初の頃は浮島に登っているところを見ましたが、その後は一切見ることはなくなりました。

ろ過機とヒーターも設置しました。ろ過機がありますので、水替えは1週間に1回となりましたが、30cm水槽ですので、水の汚れは酷いものでした。また、『ミッピーちゃん』は、この頃は急に体が大きくなり手狭になりましたので、2ヶ月だけのお家となりました。

◆30cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(かなり汚れる)
・きんぎょ石を敷いているが洗うのが面倒
・狭すぎるので幼体でもあまり泳げない
・暮らせるのは幼体まで
・ろ過機があまり効果がない
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・浮島に登るのは最初だけ
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◆45cm水槽(2017年12月頃(0才11ヶ月)~2018年01月頃(1才0ヶ月))
 大きさ:横315mm×縦185mm×高さ24mm)
 水量 :約12L

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30cm水槽が手狭になりましたので、一回り大きい水槽に住んでもらうようにと、45cm水槽を探しました。

私が子供の頃の水槽はフレームの水槽だけでしたが、今はデザイン性を重視してフレームレスな水槽が全盛の時代ですので、フレームレスのロータイプの45cm水槽を購入しました。これが大失敗でした。

水替えの時に持ちずらいですし、脱走しないようにテラコッタトンネルを水槽の真ん中に配置しないといけません。全く考えないで上部式フィルターを購入してしまい、給水管が伸ばせずにストレーナーが使用できないといった失態までおかしてしまいました。

すぐに投げ込み式のフィルターに交換しましたが、思ったより効果が少なく、この水槽からは「きんぎょ石」をあきらめて、ベアタンク式の飼育になりました。

また、現在も使用しているテラコッタトンネルを置き始めたのもこの水槽からです。ロータイプ水槽は水量が少ないので水替えは1週間に1回行いました。この水槽を洗っている時に手が滑ってしまい、すぐにヒビが入ってしまいました。

◆45cmフレームレスのロータイプ水槽まとめ
・1週間毎に水替え(かなり汚れる)
・フレームがないので、洗う時に持ちずらい
・フレームレスは割れやすい
・ベアタンク飼育開始
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・ロータイプなので投げ込み式フィルターとした
・ロータイプは泳げない、2本足で立つのみ
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◆40cm水槽(2018年01月頃(1才0ヶ月)~2018年12月頃(1才11ヶ月))
 大きさ:横400mm×縦256mm×高さ280mm
 水量 :23L

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45cmフレームレスのロータイプ水槽がひび割れてしまいましたので、再び45cmの水槽を探しました。

今度はフレームタイプを探しましたが、購入したのは40cm水槽でした。何故40cmだったのかというと40cmセットがちょうどお手頃価格だったからです。やはりフレームがある方が洗いやすいですね。

水替えは1週間に1回行なっておりました。45cmフレームレスのロータイプ水槽では使用できなかった上部式フィルターですが、給水管も伸ばせてストレーナーが使用できるようになりました。水槽を洗う時はフレーム付きは持ち運びしやすいので便利だと思います。

しかしながら、テラコッタトンネルを端に配置してしまい、脱走してしまう事件が発生してしまいました。対策として魚の飛び出し防止柵をつけましたが、気に入らなかったのか?すぐに落とされてしまいました。

水深は深めですが40cm水槽でも泳ぐ姿を見ることがなかなかできずに、2本足で立っている姿をよく見かけました。家族には窮屈に見えるらしく、『ミッピーちゃんが狭くて可哀想!もっと大きい水槽を買ってあげて!』という要望を何度もききました。

この頃はさらに体が大きくなって岩穴に入るのが難しくなりましたので、一回り大きい岩穴を購入しました。カメ専用ではなく、爬虫類用を使用しています。

脱走して網戸の近くにいた『ミッピーちゃん』です。水槽越しに見えます。
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魚の飛び出し防止柵落として「どや顔」の『ミッピーちゃん』です。
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◆40cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(コケが生える)
・フレームがあり洗う時にも持ちやすい
・ベアタンク飼育
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・泳ぐ姿を見ることができるが、スイスイまでとはいかない
・ろ過機のろ材は1週間でかなり汚れる
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◆60cm水槽(2018年12月頃(1才11ヶ月)~現在
 大きさ:横600mm
×縦300mm×高さ360mm
 水量 :約58L

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以前より家族から『ミッピーちゃんが狭くて可哀想!もっと大きい水槽を買ってあげて!』という要望がでておりましたが、ミッピーちゃんにとって、この広さで十分ではないかということで購入をためらっておりました。

しかしながら、度重なる要求に根負け?しまして60cm水槽を購入いたしました。40cm水槽は2本足で立って息継ぎができたので、あまり泳がなくなっており、泳ぎが下手になっておりました。

水深が深くなった60cm水槽では、水面に向かおうとして一生懸命に泳ごうとしますが、徐々に沈んでいく『ミッピーちゃん』でしたが、泳ぎの本能がDNAに刻まれておりますので、そのうちにスイスイ泳ぐことができるようになりました。

購入した60cm水槽(水量:約58L)は、40cm水槽(水量:約23L)に比べて水量が2倍となっています。水替えは1週間に1回、水槽洗いやろ過機メンテナンスを2週間に1回としました。

しかしながら、1週間目の水替えで、水を入れ替えた後に、グリーンウォーター化してしまうようになりました。そこで2台目のろ過機として、投げ込み式フィルターを設置することにしました。

ここから2台併用となりました。また、今までは窓の近くに置いているので、外の気温に水温が左右されやすいので、設定温度を自由に変えられるサーモスタット一体型ヒーターを購入しました。

このヒーターはかなりの威力を発揮してくれまして、水温が一定に保ってくれております。水替えは水を抜かないと重くて持ち運びはできません。それでも60cm水槽クラスになるとかなり重たくなります。


◆60cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(2週間毎に水槽、ろ過機などの洗い)
・フレームがあり洗う時にも持ちやすい
・ベアタンク飼育
・サーモスタット一体型ヒーターなので水温が一定にできる
・上部フィルターと投げ込み式フィルターを併用
・泳ぐ姿を見ることができる




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◆屋外飼育 ベビーバス(2018年・2019年の8~10月)【2020.08.03】追加
 大きさ:横660mm✖縦240mm✖高さ240mm
 ※折りたたみ時:横630mm✖縦100mm✖高さ240mm
 水量 :20L
 ※夏だけの避暑地です。
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秋から冬、そして春までは屋内の水槽で暮らしている『ミッピーちゃん』ですが、夏、特に猛暑日は屋内で過ごしていますと30℃を優に超える水温となり、高温で体調を崩してしまうこともあります。

また、水も汚れやすく臭いもします。本来であれば水槽の掃除を毎日しなくてはいけないのですが、勤め人には、とてもできませんので総合的に考えますと屋外で過ごしてもらうのが望ましいと思いました。

冬の間に屋内で過ごした水槽をそのまま屋外に持って行っても水槽の壁面のガラスが直射日光を通してしまいますのでいいとは言えません。そこで子供が使用するプールみたいな感じのもので、ベランダですので小型のもので、通り抜けできるようなサイズを求めました。

そこで探し当てたベビーバスを購入した次第です。毎年8月~10月は屋外のベビーバスで過ごしてもらい、秋に屋内に帰ってきてもらいます。その間、家族皆でベランダに出て『ミッピーちゃん』の様子を見に行くことになります。


◆屋外飼育 ベビーバスまとめ
・1日毎に水替え
・汚れがすぐに落ちる
・軽いので持ちやすい
・深くないので、あまり泳がない
・半日蔭に置くと最高でも29℃程度
 【屋内より水温は低い】
・水抜きが簡単
・拡げても小スペース
・シーズンが終われば折り畳んでしまえる


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◆屋外飼育 Dasmarine 犬プール(2020年8月~現在)【2020.08.03】追記
 大きさ:Φ800mm✖高さ300mm
 ※折りたたみ時:横300mm✖縦150mm✖高さ60mm
 水量 :??L
 ※夏だけの避暑地です。

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プールを折りたたみますとこんなに小さくなります。このまま来年の夏までしまっておけますのでスペースをとりません。【2020.10.20】追加
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ビバリア バスキング&シェルター L 関東当日便
価格:3130円(税込、送料別) (2020/8/3時点)





『ミッピーちゃん』を可愛がり過ぎてぽっちゃりしてしまい、泳ぎをあまりしなくなりました。

せめて夏場くらいは大きな容器で泳いだり水中を歩いたりして健康になってもらいたいと思い、ベビーバスよりは一回り大きくて、それでもベランダ置きなので通り抜けられるような大きさ、そして水深がベビーバスより深いものを求めました。

そんな都合のよい容器があるのかと思いましたが見つかりました。

それは犬用のバスでした。感想コメントと見ますと、カメの飼育に使用している方もいますし、カモの飼育にも使用している方もいます。もちろん愛犬に使用している方もおり、犬用というわけではなく、生き物全般に使用できそうです。

また『太り過ぎ』とともに、もしかしたらバスキング(日光浴)をするのかも?と水槽の行動を見ている思いまして、バスキング&シェルターの陸場を購入してベビーバスに設置したのですが、大きすぎて、歩くのもままならない広さになってしまいました。

そこで購入したのですが、これがベランダ置きには丁度よい大きさで、今までと違い丸いのがポイントでして、あまり泳ぎませんが回りをぐるぐる歩きまわっていて運動不足の解消ができそうです。


◆屋外飼育 Dasmarine 犬プールまとめ
・1日毎に水替え
・汚れがすぐに落ちる
・軽いので持ちやすい
・深いので泳いだり、水の中を歩いて
 健康によいと思われる
・広いが場所をとらない
・丸いのでぐるぐる廻れる
・半日蔭に置くと最高でも29℃程度
 【屋内より水温は低い】
・水抜きが簡単
・拡げても小スペース
・シーズンが終われば折り畳んでしまえる


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本記事はミシシッピニオイガメのページですが、メダカなどの生き物にも当てはまります。もし、よろしければ覗いていってください。

ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』の水槽ですが、2週間に1回、水槽やろ過機を洗っており、1週間に1回、水替えをしているのですが、最初の1週間は、水がグリーンウォーターになることはないのですが、1週間目に水替えを行ない、2週目になりますと、みうみるうちに水がグリーンウォーター化してしまいます。

ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』の水槽は、窓際に置かれており、日光が当たる場所であることから、日光と水温によりグリーンウォーターが発生してしまっていると思われます。

何故、グリーンウォーターが発生するのでしょうか?また、グリーンウォーター自体に問題があるのでしょうか?


◆グリーンウォーターとは
グリーンウォーターは植物プランクトンの集まりです。この植物プランクトンとは何なんでしょうか。いろいろ調べてみました。

プランクトンは大きく分けて「植物プランクトン」と「動物プランクトン」の2種が存在します。

植物プランクトンは、光合成をして必要な栄養素を自ら生産するため、自発的な運動を必要としないものです。一方で動物プランクトンは、光合成をせずに外部から栄養を摂取するため自ら運動をするものです。


なんと海洋に生息する生物のうち、なんと約98%がプランクトンだと考えらえています。動物プランクトンは植物プランクトンや海藻を餌にして増殖し、魚などが動物プランクトンを餌にするといったように、食物連鎖のピラミッドの底辺部分として生態系を支えているのです。




◆植物プランクトンが増える理由
植物プランクトンが増える要素は、水、二酸化炭素、適当な温度、太陽の光、リンや窒素です。


よく暑くなると発生する赤潮ですが、赤潮が発生する主な原因は、海水の富栄養化だと考えられています。工場排水や生活排水などが海に流れ込むことで、窒素やリンなど植物プランクトンにとっての養分が増えることが影響しているのです。


またもうひとつの原因として、地球温暖化による海水温の上昇も挙げられています。これらの要因が重なることで植物プランクトンと動物プランクトンのバランスが崩れると、生態系への影響が深刻なものとなってしまうでしょう。

また、研究によりますと、水温が20℃前後に植物プラントンがピークになっていることから、植物プランクトンの個体数の増加は水温が適温になることで発生するそうです。

つまり、富栄養化した水には常に植物プランクトンがいた場合、そこが適温となることで植食性プランクトンが増加したと考えられます。




◆水草と競合すると増えない
植物プランクトンは太陽の光を受けて栄養分を作るので、太陽光がよく当たれば増える。そう考えられていたそうですが、ある研究グループが池で実験したところ、そうはなっていませんでした。太陽光を増やすと植物プランクトンは減り、代わりに底の水草が増えていたのです。

予想に反して、光の少ない池のほうが植物プランクトンの量が増えました。光が中程度の池の2~3倍にもなっていたそうです。その代わり、底に生えているシャジクモなどの水草が少なかったそうです。

植物プランクトンと水底の水草が、どうも競合しているらしいのです。光がとても多ければ、水草が圧倒的に優位になって植物プランクトンはほとんど発生しないのです。逆に光が少ないと、植物プランクトンが優位になるのです。




◆カメのグリーンウォーター
植物プランクトンが発生し、増殖していくのには条件があり、いくつかの要素が重なって発生しうるものですので、最初に思っていた単純に光と温度だけではないようです。

やはり、植物プランクトンが増殖する原因となるリンや窒素などです。このリンや窒素多い理由は、ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』の容器ではエサの残りだと思われます。

カメはエサである食べ物を飲み込むことができずに、噛み切ろうとして、ボロボロこぼすような食べ方をします。全部綺麗に食べてくれればよいのですが、水槽の底に残っていることが多いかと思います。

エサからしみ出したリンや窒素などが植物プランクトンの格好の食料となるのです。

植物プランクトンが増えた状態がグリーンウォーターですが、カメには害ではありません。その中を泳ぐことも息継ぎすることもできます。

しかしながら、水槽内がグリーンウォーター化してしまった場合は、せっかく屋内で横から見える水槽が見えなくなってしまいますので、観賞を妨げることになります。

何とか、ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』のお家をグリーンウォーター化しないようにしたいので、方法を模索していきます。
◆メダカのグリーンウォーター
屋外でメダカを飼っていた場合、グリーンウォーター化になることがあるかとおもいますが、グリーンウォーターを形成している植物プランクトンはメダカの大好物ですので、メダカのとって全く害がありません。

植物プランクトンは親メダカに限らず、メダカの稚魚にとってもよいエサとなります。グリーンウォーターはエサの中をメダカが泳いでいるようなものですから、とてもメダカが健康に育つ魔法の水とも言えます。

メダカのグリーンウォーターは歓迎すべき現象なのです。ただし、鑑賞したい場合には、水草を入れて植物プランクトンの栄養を水草に吸収させてしまえば、グリーンウォーターは解消されます。


水がグリーンウォーター化してしまうミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』のお家です。
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水がグリーンウォーター化しています。
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水替えをまっている『ミッピーちゃん』です。
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カメラで近くによっても、まったく動じないです。
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※最後に
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