虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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カテゴリ: メダカの産卵、稚魚


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メダカの稚魚を育てるのが難しいと言われています。

稚魚の飼育となりますと、よく生存率の話がでますが、プロだと生存率80%とか90%などと言われておりますがバラバラですし、実際には数えているわけではないのでわからないと言ったところでしょう。

メダカは産卵数もこれはこれで数がバラバラでして、20~30個もあれば、10~50個と幅をもっている話もあります。

しかしながら、メダカはシーズン中は何度も産卵するので、沢山の子供が産まれ、うじゃうじゃと針子と呼ばれる子供が飼育容器の中を泳いでおりますので、そんな小さな魚の数を数えられるわけありません。

プロでもない一般人が稚魚を育てるとなりますと、かなり生存率は低くなることでしょう。

一般人ですと、うまく飼育したら全く死なさずの100%、また90%以上、逆に下手をすると生存率50%以下もあります。現実には多くの針子がいますので、できるだけ沢山の卵を採取して孵化させて、ある程度の死亡率を考慮して育てるというのが正しいかと思います。

生まれつき病弱な個体や先天性異常などの個体も健康な個体に交じって一定数産まれてきますので、ある程度の死亡率があるのは間違いありません。それに加えて飼育環境や、飼育方法が加わってきますので、死亡率はかなり高くなるでしょう。

ひとつ言えることが、屋内飼育で育てるよりも屋外飼育で育てる方が、生存率を高くすることができます。屋内飼育であれば、ろ過していない限りはエサをあげていくと水はグリーンウォーターになっていきます。

このグリーンウォーターは植物プランクトンの集まりですので、メダカの針子や稚魚にとってエサとなりますし、日光によって丈夫な体を作ることができます。綺麗で透明な水はプランクトンが少ない水であり、決してメダカの棲みやすい環境ではありません。ある程度濁った水のほうがメダカにはやさしい環境なのです。その環境に順応できたメダカだけが生き残ります。

メダカの稚魚を5匹、10匹と少数で育てると死亡率を考えると親メダカにするのは非常に難しいと言わざるえませんし、メダカを増やすには、その10倍は孵化させてもいいぐらいです。

弱肉強食ではなく、『適者生存』の原理なのです。



※最後に
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今年もメダカの稚魚が生まれました。

昨年までは、黒メダカ、ヒメダカの飼育容器と白メダカ、青メダカの容器を分けておりました。

今年は、飼育スペースを減らしており、黒メダカ、ヒメダカ、白メダカ、青メダカを同じ飼育容器に入れて飼育しております。ほぼ同じ数だと思います。

ホテイ草の根に産み付けられたメダカの卵を1つ1つ指でつまんで採って稚魚専用の飼育容器に移しました。

そうなりますと、ホテイ草に多くの卵を産み付けて孵化するメダカは、この4種類のどのメダカになるでしょうか。生まれてくる稚魚の数でわかってくると思います。



※最後に
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4月頭ぐらいからメダカがポツポツとホテイ草(の根)に産卵し始めましたが、産卵された卵に申し訳ないですが、しばらく放っておきました(たぶん親メダカに食べられたかと思います)。

暦は5月に入ってきましてホテイ草(の根)に付いた卵が多くなってきましたので、メダカの稚魚を孵化させよう卵を稚魚専用の容器に退避しました。

ホテイ草そのまま稚魚専用の容器に入れるとメダカの産卵場所がなくなっていきますので、メダカの卵のみ移す方法にします。
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ホテイ草の根に結構な量の卵が付いておりますので、これを指でつまんで採っていき、事前に用意した稚魚専用の容器に移していきます。

有精卵であれば卵の殻は硬く、指でつまんだぐらいでは潰れません。無精卵であると簡単に潰れてしまうので、はっきりとわかります。

そして、今回が一番最初の採卵ですので、稚魚専用の容器に水を入れましたが、水道水をそのまま入れております。メダカの卵はカルキ(塩素)の影響をうけませんので問題ありません。稚魚が孵化するまでにカルキ(塩素)は抜けるので大丈夫です。

メダカの稚魚が孵化した後は、カルキ(塩素)のある水は有毒ですので、足し水はカルキ(塩素)を抜いた水を使用します。
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※最後に
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メダカの産卵
 メダカの産卵期は、一般的に春から夏にかけてですが、環境条件や品種によって異なる場合があります。通常、水温が上昇し、日長が長くなる春から初夏にかけてが最も活発な産卵期となります。

一般的には、水温が20度以上で安定し、日光が明るいと、メダカは産卵行動を始める傾向があります。特に、日光が長く当たる昼間や午前中が活動的な時間帯とされます。

しかし、温暖な気候の地域では、年間を通して繁殖行動を見ることができます。また、屋内で飼育されている場合は、照明や温度管理などの環境条件が整っていれば、産卵行動を見ることができるでしょう。

産卵期になると、メスは腹部に卵を抱え、オスはメスに追いかけ回して求愛行動をします。その後、水草や産卵用の器具などを使って産卵が行われます。

メダカの産卵は一般的に朝から昼間に行われることが多いですが、具体的な時間は一概に言えません。一般的な傾向としては、午前中が活発な時間帯であり、特に日中の明るい時間に産卵が観察されることが多いです。

ただし、個体や環境条件によっても異なる可能性があります。特に水温や照明条件が影響を与えることがあります。例えば、水温が安定しており日光が十分に当たる環境下では、朝から昼間にかけての時間帯に産卵が行われやすい傾向があります。

したがって、メダカの産卵を観察したい場合は、午前中から午後にかけての時間帯に注意深く観察すると良いでしょう。



※最後に
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メダカのオスとメスの見分け方

メダカのオスとメスを見分ける方法はいくつかありますが、成魚になると比較的識別しやすくなります。以下に主な見分け方を詳しく説明します。

❖体形
 ・メスは腹部が丸く、特に産卵期には明らかに膨らみます。体全体がオスに比べて少し大きく、丸みを帯びた形状をしています。
 ・オスはスリムで、特に背中から腹にかけてのラインが直線的です。メスに比べると全体的に小柄で、細身です。

❖色彩
 ・オスはメスに比べて色鮮やかで、特に背びれや尻びれに美しい模様や色が現れることが多いです。種類にもよりますが、輝くような発色を見せることがあります。
 ・メスは比較的地味な色合いをしており、オスほど鮮やかな色は出ません。

❖ひれの形状
 ・オスは背びれと尻びれが長く伸びる傾向にあり、特に繁殖期にはこれらのひれを使ってメスを誘います。
 ・メスのひれはオスほど長くなく、形状もシンプルです。

❖行動
 ・オスはより活発で、他のメダカやメスに対して求愛行動を見せることがあります。求愛ダンスとも呼ばれる特徴的な動き(体をくねらせたり、ひれを広げて見せたりする)をします。
 ・メスは比較的おとなしく、オスの求愛行動に対して受け身の態度を取ります。

❖産卵管
 成熟したメスでは、産卵管が見えることがあります。これは腹部の後方、肛門のすぐ前に位置し、小さな突起として確認できます。特に産卵が近い場合にはより明確に見えます。

これらの特徴を総合的に見て判断することが大切です。ただし、若い個体や特定の品種によってはこれらの特徴がはっきりしない場合もありますので、経験を積むことも重要です。



※最後に
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メダカを飼っていますと、誰もが楽しみなイベントとして「エサやり」があります。自分のあげたエサをメダカがパクパク食べてくれるのはとても楽しいですね。

そして、もう一つは何といっても「産卵」だと思います。

自分の好きな種類のメダカの数が増えてくれるのがただ単純にうれしいですし、せっかく購入して大事に飼っている今の魚が死んだら、新しくまた購入してということをしなくて済むというのも正直あるかと思います。

せっかく孵化したメダカの稚魚がポツポツと死んでしまうのは悲しいですよね。それは沢山の稚魚が孵化している方でも、僅かに卵が10個であっても命の重さに変わりありませんから、何とかこれ以上死んでしまわないようにしたいというのが心情なのではないでしょうか。

近道はメダカの稚魚が死んでしまう原因を特定することであります。

おそらく困っている方はインターネットサイトを閲覧して経験者や有識者などの話を自分の飼育と照らし合わせて、自分なりに特定していると考えられます。

そして、何処のインターネットサイトもメダカの稚魚が死んでしまう原因はプログなどであれば同じようなことが書かれている、動画であれば同じような話を聞くことになると思います。いわゆる一般論というやつです。

もちろん、自分で原因を照らし合わせてみても「当てはまるものがない!」という方もいるでしょう。

でも、この一般論こそが正解であり、正論であります。もし、原因が思いつかなくても、再度、自分でよくよく考えてみて原因に辿り着くことを願います。メダカの稚魚は『何がつらいのか?』は話しかけてはくれないからです。

一番の原因は「餓死」です。特に卵から孵化しての1週間もたずに死なせてしまうということは食べられるエサがないことによるエサ不足です。また、エサをあげていてもエサの大きさがメダカの稚魚の口の大きさより大きくて食べられず死んでしまうということです。

メダカは卵から孵化してから2日程度は、お腹にあるヨークサックという栄養分の入った袋から栄養をとりますが、ヨークサックがなくなるとエサを食べ始めます。このタイミングでメダカの稚魚がエサを食べれないと死んでしまいます。

メダカの稚魚は1日に3回程度分けてエサをあげても、あげすぎにならないと思います。メダカの稚魚の数にもおりますが、水面の一部分にあげても寄ってきてくれないので、エサを食べれない稚魚がでてきますので、水面の半分程度をエサで浮いている状態にしてもいいと思います。

メダカの稚魚にエサをあげると、まずエサを食べきれませんので、エサが水面に残ってしまいます。その状態のまま放置しますと飼育容器内の水はグリーンウォーター化していきます。グリーンウォーターは植物プラントンが増えた状態ですので、メダカの稚魚のエサとなり生存率が上がっていくのです。グリーンウォーター化する前に一時的に水質は悪くなりますが、そこで死ぬようなことはありません。

次に飼育容器の水量のわりに飼育しているメダカの稚魚の数が異常に多い場合です。これは、メダカが稚魚の時は飼育容器の大きさにもよりますが、数多く入れていても問題はないのです。やがて、その大量に入れていたメダカの稚魚が若魚(一般的に20㎜~25㎜)になってきますと、飼育容器が手狭になってきます。

メダカの飼育密度が高くなり、水の中の溶存酸素量が少なくなってきますし、エサにありつけなくなります。また、排泄物から発生するメダカの稚魚に有害なアンモニア濃度や亜硝酸濃度が上がってきます。人間が赤ちゃんの頃であれば「子供部屋」は広く感じると思いますが、小学生、中学生、高校生、大学生と大きくなってきますと「子供部屋」が手狭になってくるのと同じですが、そこに「生命の危機」が付いているということです。

他に季節によっては直射日光が当たっていると水温の急上昇で死んでしまう場合があります。春から夏前までであれば、直射日光が当たっていても、メダカの稚魚がそう死んでしまうことはありません。メダカの成魚(一般的に25㎜以上)であれば夏の猛暑で水温が36℃程度であっても生きていける魚です。

しかしながら、成魚では大丈夫でも稚魚(一般的に20㎜以下(毛子、針子含む))では、そうはいきません。あっと言う間に死なせてしまいます。お湯のような状態では子供は耐えれません。水温は28℃以下、最悪でも水温30℃以下に保ちましょう。

後はちょっと無茶して水道水(塩素入り)を入れた場合は死なせてしまいます。

ありがちなのは、メダカが産卵した場合は、親メダカの食べられない為に水草などに付いている卵を稚魚専用の容器に移すと思いますが、この卵の隔離を毎日同じ容器に入れていきますと、早く生まれて大きくなったメダカの稚魚と個体差がでてきます。大きい個体が小さい個体を追い回して死なせてしまうこともあります。また、ある程度大きくなり、小さい個体の稚魚が口に入るようになりますと、大きい個体が小さい個体を食べてしまいます。

メダカの稚魚の大きさにバラつきが出た場合は、サイズごとに容器を分けないといけない局面が出てくるかもしれません。

上記だけを気を付けても、かなり生存率を上げることができます。



※最後に
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先日、今シーズン1回目のマツモとアナカリスの間引きをしました。マツモとアナカリスは沈水植物なのですが、冬越しは対照的です。

マツモは寒さで縮んでしまいます。シーズン中は水面近くで、うっかりすると水底が見えなくなるくらいに繁茂していたのに、冬は消滅してしまったんではぐらいに縮んでしまい、水底が見えてしまいます。水草に隠れて冬越ししたいメダカは流木や岩の陰でじっとしています。

アナカリスは冬でも強い生命力で少しづつ成長していきます。冬の間に間引きするのは、冬眠していた生き物が目を覚ましてしまいますので行うことはできません。冬一歩手前でできるだけ間引きして春までに成長しても、スペースがなくなって生き物たちが動けなくならないようにします。冬の間はアナカリスの下にメダカは隠れてじっと過ごしています。

そして4月で水温が20℃を超えると、マツモもアナカリスも一気に繁茂し始めます。60㎝の飼育ケースでは、5月中旬ぐらいには間引きしないといけなくなるくらいに繁茂するのです。

双方ともメダカの産卵床としても一般的に認知されている水草ですが、我が家では対象的で、マツモはメダカと相性がいいのか、たくさん産卵してくれます。一方のアナカリスは、ほとんど産卵してくれません(ゼロではありません)。

我が家の場合は、ホテイ草も入れていますので、メダカはホテイ草の根にたくさん産卵してくれますので、産卵床としてはホテイ草が一番なのですが、マツモにも結構産卵してくれます。

マツモもアナカリスも間引きしたのですが、繁茂という点ではマツモの方が優れています。マツモは上層、アナカリスは中層から下層に繁茂しますので、水面から見える光景としてはマツモがアナカリスより繁茂していると思えるのかもしれません。

間引きしたマツモとアナカリスは、すぐに廃棄するわけではありません。隔離容器に水を入れてしばらく浸けておきます。

なぜなら、メダカの卵はもちろん微生物も付着しているからです。特にミナミヌマエビは間引きした時は全く目に見えないのですが、隔離容器に浸けておきますと、いつの間にかエビが結構多く泳いでいることがあります。目に見えない稚エビが付着しているのかもしれません。

他にもスネールのゼリー状の卵が結構ついています。我が家は放任主義(目につくうらい、すごい大量になると取り除いてチョウセンブナとマドジョウの”肉食軍団”にに食べさせます)ですので、そのまま隔離容器に入れます。

マツモとアナカリスを数日浸けておきますと、メダカの稚魚が孵化します。孵化したメダカの稚魚はメダカの稚魚専用容器に移します。昼間は結構素早いので、夜に掬って移します。

メダカの稚魚が一気に孵化するわけではないのですが、孵化した順に少しずつ移していきます。結構な個体数になるので『塵も積もれば山となる』という感じです。

メダカの稚魚が孵化しています。夜は水面でじっとしています。
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メダカの稚魚は夜は動きが鈍いので、そこを狙ってスプーンで掬います。
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スプーンで掬ったメダカの稚魚をメダカの稚魚専用容器に移します。
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※最後に
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最近は天候が安定せずに、真夏日(最高気温が30℃以上)と暑い日もあれば、雨が降ってヒンヤリした日もあります。ここ2日は雨が降ったりやんだりとしております。

しかしながら、もう少しで梅雨の季節に入っていきますし、平均気温としては、常に22℃~28℃程度となっておりますので、メダカの産卵は最盛期を迎えてきており、隔離したメダカの卵から多くの稚魚が孵化しております。

他にもヒメタニシが稚貝を産んでおりますし、沢山のミナミヌマエビが抱卵しております。

水棲生物だけでなく、水生植物も繁茂しており、特にマツモやアナカリスなどは元気に育っております。このマツモやアナカリスはメダカの産卵床にもなりますので、大変重宝する水草なのです。

特にマツモの方は、メダカの産卵床として相性がいいばかりでなく、あまり歓迎されていないスネールの産卵床になったりもします。夜は夜でミナミヌマエビの休憩所として抱卵中のミナミヌマエビが沢山ついていたりします。

マツモもアナカリスも沈下性植物であり、水に漂って繁茂できる植物ですが、両者はやや違い、アナカリスは中層から下層で繁茂するのに対して、マツモは上層で漂いながら繁茂します。アナカリスは根もだしてきて底の土にアンカー(船を固定する錨(いかり))のような感じで根付くのですが、マツモは上層でいつまでも漂ったまま繁茂します。

マツモは上層で漂っていることで、メダカの産卵床として利用されます。アナカリスはそこまでではありません。

ただし、マツモは上層を漂っており、メダカも上層を好む魚ですので、マツモが繁茂しすぎるとメダカの泳ぐスペースを奪ってしまいます。

マツモが繁茂して間引きすべき状態となりましたので、本日行いました。


アナカリスが中層で繁茂しています。
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マツモが上層で繁茂しています。メダカの卵を付いているのがわかります。
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マツモを株ごと間引きするとスネールの卵はびっしりと付いているがわかります。
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マツモは根付いているので茎をポキっと折ります。
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マツモを間引きした後のメダカの飼育容器です。
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アナカリスを間引きしたメダカの飼育容器です。
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間引きしたマツモとアナカリスはすぐに捨ててはいけません。メダカの卵がついていますし、目に見えなヒメタニシの稚貝やミナミヌマエビの稚エビがおりますので、しばらく浸けておきます。おそらくスネールも沢山生まれるでしょう。
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※最後に
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今シーズンのメダカの稚魚が孵化しました。命をつないでいくために大事に育てたいと思いますが、メダカは卵を産み続けてしまいます。「もう産卵ストップ!」というわけには行かず、卵を水草に産み付けても、飼育スペースは限界があり全部育てられないというジレンマに苛まれます。

基本的にはホテイ草の根に産み付けた卵しか孵化させないことにしています。マツモにも結構な量の卵がついているのですが、ホテイ草の根に付いている卵を隔離する方が簡単なこと、ホテイ草の方に大量に卵を産み付けているので一気卵を隔離できることだからです。

そして隔離容器に置いたメダカの卵をしばらく放置しておきますとメダカの稚魚が孵化します。

よくメダカは放置しておくと勝手に育っていくといった「放置飼育」をしたい人向けに、そのような都合のよいことを書いている記事を見ます。

あながち間違いではありませんが、人間が飼育容器内で育てるメダカの個体数は多く密集していますので、屋外飼育ではエサなしでは飼育容器の規模にあわせた個体数が生き残ります。これはプランクトンや微生物が自然発生してくれるわけでありますが、その数は知れていますので、飼育しているメダカの食欲を満たしてくる量は発生しないからです。屋内飼育では、微生物やプランクトンは発生はごくわずかですので餓死してしまいます。

メダカの稚魚にはエサをあげない限り、稚魚は生き残りません。自然(放置)に任せていると徐々に減っていき、飼育容器にあわせた数の親メダカの数になりますが、個体数の減少は産卵の機会を減らしますので、その翌年にはメダカを産卵する機会は激減、あるいはなくなり全滅となります。自然(放置)での飼育は長くても2年程度で終わりをつげます。

メダカの稚魚を死なせてしまう一番の理由は餓死です。次に越冬です。累代飼育を行ってずっと毎年メダカを育てたい場合は自然(放置)飼育をしてはいけません。しっかり大事に育てましょう。

生まれたばかりのメダカの稚魚はヨークサックをつけており、2~3日程度はエサを食べなくても餓死はしません。

ヨークサック(卵嚢)とは、孵化したばかりの稚魚が自分でエサを捕獲できる様になるまでの成長を助けるための栄養分が入った袋といった感じのものです。

このヨークサックがなくなったら、エサをあげましょう。ヨークサックがなくなったかどうかは肉眼ではわかりずらいので、メダカの稚魚が孵化してから3日後にはエサをあげるようにします。

隔離容器には、その時には孵化していない卵もあると思いますが、卵があって稚魚にエサをあげてかまいません。エサをあげると水はどうしても汚れますが、少しの汚れは孵化には影響がありませんので、気にせずにメダカの稚魚にエサをあげてください。

メダカの稚魚を育てていると徐々に個体ごとに成長速度の違いを見せます。同じ時期に生まれたのに一方は親メダカのように大きく、一方はまだまだ子供メダカというような違いになります。不思議ですね。

これは個体ごとに、エサをたくさん食べて大きくなるか、エサをあまり食べず、なかなか大きくならないと言った違いなのです。人間と一緒ですね。小学校や中学校、そして高校と一番小さい人と大きい人は同学年でも随分と違いがあったと思います。メダカも同じです。

大きいメダカが小さいメダカを追いかけ回したり、さらにメダカは口に入るものなら、自分の卵も子供メダカも食べてしまいますので、そのままにしておいて良いことはありません。この場合は親メダカの飼育容器に入れてしまいましょう。隔離容器からの卒業です。
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GW恒例のですが、ホテイ草に産卵しましたメダカの卵の隔離をすることにしました。

4月中旬あたりから、かなりのメダカが抱卵している姿を見かけておりましたが、メダカの卵の隔離容器の設置場所が確保できない状況が続いていましたので、4月中は放っておいたのですが、設置場所も確保できましたし、近年はGW中に卵の隔離をしておりましたので、今年も同じ時期に行うことにしました。

写真だと大したことないように感じますが、ホテイ草の根をかきわけると沢山のメダカの卵が産み付けられておりました。海ブドウのような状態にはならないものですね。
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メダカの卵を一つ一つ指でつまんで隔離容器に移していきます。
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メダカの飼育容器に水道水を入れて卵を沈めていきます。水道水は最初はカルキを抜きません。そのまま入れてしまいます。卵の殻でカルキにやられてしまうことはありません。

飼育容器の底に沈めてもいいのですが、底に沈めますとコケにやられてしまったり、カビが生えてしまい、孵化率が低くなるようですので、植木鉢に受け皿をのせてメダカの卵をのせています。直射日光によく当たりますのでメダカの孵化が早まりますし、孵化率も高いようです。
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植木鉢の受け皿にメダカの卵が沢山のっています。
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