虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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カテゴリ: 春夏秋冬、梅雨、GW、年末年始

9月に入ってからも暑い日が続いておりますね。

気象庁は9月1日(金)に夏の天候のまとめを発表しました。全国的に平年を大きく上回り、1898年から統計を開始した日本の平均気温偏差は過去最高を記録しています。

都市化の影響が小さく地域の偏りを考慮した15地点(※)の観測値による、今年2023年の日本の夏の平均気温偏差は+1.76となりました。これまで最も高かった2010年の+1.08を大幅に上回っています。

※算出に使用している地点網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

1898年から右肩上がりで、この傾向は地球温暖化が関与していると考えられます。

個別の地点で見ても記録的となった所が多く、3か月の平均気温は153の気象官署等のうち半数以上の85地点で観測史上1位を更新。最高気温の過去最高を更新したアメダス地点は全国915のうち128地点を数え、石川県小松市と福島県伊達市・梁川では初めて40℃を記録しています。

暑さが続いたことも特徴的で、最高気温が35℃以上の猛暑日の連続記録は兵庫県豊岡市で22日、福井県福井市で20日に達し、30℃以上の真夏日の連続記録は東京都心でこれまでの40日を大幅に上回る、64日となりました。(東京の真夏日連続記録は7月6日から9月7日まで)

長期予報では9月以降も平年より気温の高い状況が続く予想となっています。平年の気温そのものが下がっていく時期ですので、これまでのような暑さにはならないものの、季節の進みは遅くなる見通しです。

2023年9月4日に東京都心は32日連続と(2023年8月3日から2023年9月4日にかけて)いう過去最も長い熱帯夜の記録からようやく解放されました。

一方、世界はと言いますと、欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」が9月5日に発表した報告書によると、6~8月の世界平均気温は16.77度で、観測史上最も暑い3カ月間となったそうです。

そして、この夏は米国南部や南欧が熱波に見舞われ、7月は史上最も暑い月、8月は史上2番目に暑い月となった。海面水温も上昇し、8月は平均20.98度だったそうです。もう地球温暖化にが加速している感じになってきました。

さかのぼる事、2023年7月27日に「観測史上最も暑い7月」になる――。世界気象機関(WMO)などは、このような見通しを示した。国連のグテーレス事務総長は同日の記者会見で「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代(the era of global boiling)が来た」と述べ、各国政府などに気候変動対策の加速を求めたとあります。

「地球温暖化」に変わる「地球沸騰の時代」が浸透するのでしょうか。それにしても嫌な言葉です。

前置きがが長くなりましたが「地球温暖化」による気温の上昇は、我が家のベランダ飼育にも影響がでているような感じがします。

カブトムシの産卵数がゼロ

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これは衝撃でした。もう10年以上、カブトムシを飼っていてこんなことはなかったんですが、何と!産卵数がゼロだったのです。今年は我が家にしては多すぎて成虫が45匹羽化しましたので、選別して8匹(オスメスの4ペア)をマットのある飼育ケースに入れて、他は産卵を抑えるために、ヒノキマットで飼育していたのですが、まさかの事態になりました。

飼育方法は変えていませんし、毎年屋外で特に猛暑対策をしないでも毎年一定数の産卵はしてくれていたのですが、今年はゼロという結果になりました。

いつもの年では8月中旬には飼育ケースの横側からや下から見ますと、小さな幼虫が動いているのがわかるのですが、今年は見かけることがありませんので嫌な予感がしたのですが、この予感が当たってしまいました。
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累代が途絶えてしまいましたが、また迎い入れて挑戦しようと思います。カブトムシの産卵の適温25~26℃が理想というのが一般的なのですが、あまり気にしておりませんでした。それでもずっとうまくいっていたんんです。ただ来年からは産卵の適温を意識していく必要があるのですね。

大型魚が一気に死んだ日があった
いきなり、チョウセンブナやマドジョウといった大型魚が数匹一度に死んでしまうことがありました。ポツポツ死んだわけではなく、一気に数匹死んでしまうのです(チョウセンブナ飼育容器に漂う腐敗臭、それは夏場のドジョウ大量死だった)。

チョウセンブナとマドジョウの飼育容器は水草が多く繁茂させているので、水草の陰に隠れてしまっていることが多く、見つけるまでに時間がかかりますので、夏場はあっという間に腐敗しますので、この腐敗臭により、ようやくわかるのです。

原因としては、水中の溶存酸素量が少なくなり酸欠で死んだのか、それとも熱帯夜の更新記録が続いていた夏場は水が冷えませんので、温度にやられてしまったかです。

ただ、死んだチョウセンブナとマドジョウは、もう何年も生きてきた長老の部類の個体でしたので、衰えによるものと、想定を超える水温上昇に耐えれなかったのかもしれません。

トマトの実が小さい、実ができない
ミニトマトをプランターで栽培したのですが、このミニトマトの実がやたら小さかったです。そして猛暑日、熱帯夜が続いた8月からは実ができなくなりました。そして8月後半には何と枯れてきてしまいました。

いつもの年と変わらない栽培方法でしたが、こんなにトマトの実ができなかったのは初めてです。
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アサガオの花は咲くがタネができない
アサガオの花は例年以上に咲きましたが、一向にタネができません。トマトと同じく、猛暑日、熱帯夜が続いた8月からは花が咲いたら枯れてしまいます。現時点で確認できているタネは1つです。

特にベランダにくる受粉する虫がとても少ないように感じます。虫たちも暑すぎて活動が鈍っているのかもしれません。



※最後に
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今日は、わりと暖かい日でした。最近は週3回の在宅勤務に、週2回の出社勤務のパターンとなっております。在宅勤務は朝ギリギリまで暖かい布団の中で寝てしまっているという状態になっておりますが、出社日tなりますと、寒い朝の出発になります。

流石に2月ですので、まだまだ朝は寒いので、家を出ると速足で歩き、体を温めつつ、頭が寒さでシャキっとするのを期待しつつ、駅に向かいます。

駅についたころとには、体は暖かくなっており、すっかり目も冴えているわけです。

ベランダで春を待ち焦がれているメダカ含めた水生生物たちは、まだまだ朝は水底に隠れており、日が昇って水面に太陽の光があたり、暖かくなってもなかなか姿を見せてくれません。むしろ夜になると水面にあがってくることが多いです。

本来であれば、夜の危険な時間帯は少しでも深いところに身を隠すと思います。危険な時間帯といいますと、外敵から身を隠すということが大きいと思います。

なぜ水面に出てくるのかといいますと、日中に光が当たって光合成により、水中の酸素が蓄えられればいいのですが、冬は日のあたる期間も短く、光合成を行う植物プランクトンや水草などの活性も弱いために、日中において水中に酸素をため込むことができません。

夜間に水中の酸素が少なくなり、水面に出て酸素を取り込むために出てきていると思います。面積の限られ水量の限られた容器の中では必然的なことになります。特にエアレーションをしていない場合がそのような光景が見られます。

我が家もエアレーションがないので、冬の夜間に水面に出てきているメダカを見ることになります。

そして、この2月中旬頃には、越冬通信簿といいますか、越冬結果がほぼ見えてくる時期でもあります。弱い個体は早ければ12月、もっても1月には死んでしまいますので、生き残りそうな個体に限られてきます。もちろん、まだ2月ですし、3月中旬あたりまでは予断を許さない状況ではありますが、ほぼほぼ春を無事に迎えられそうな面子がわかる状況となります。

親の白メダカです。昼間はアナカリスの中に隠れて姿を現しませんが、夜になりますと酸素が足りないのか水面に出てきます。
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チョウセンブナの稚魚です。無事に越冬できそうな感じです。水草の根の中に隠れて越冬しておりまして、日中夜間に限らず、たまに姿を見せてくれます。
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福ダルマ金魚は真冬でも元気いっぱいです。我が家の福ダルマ金魚は人慣れしていので、夏のシーズンのエサやりも人がいなくなると水面のエサにパクついていましたが、冬は昼間は近づくと「エサくれー!」と寄ってくることがあります。水面を逆さに這っているスネールが一番元気です。
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秋に生まれた子供メダカはかなり死んでしまいました。春に生まれて秋に親になっているメダカは元気に越冬できています。
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※最後に
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最強寒波がきており、全国各地が大変なことになっております。今日は幸運なことに在宅勤務ですので、ニュースで「JPCZ」なる単語が出てきており『何じゃこりゃ?』と調べてみますと「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」のことを言うらしいです。

❖JPCZとは

 冬型の気圧配置が強まると、シベリア大陸から冷たい風が日本海に流れ込みます。この冷たい風は、朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分されますが、その風下である日本海で再び合流し、収束帯(雪雲が発達しやすいライン)が形成され、雪雲が発達しやすくなります。

この収束帯のことを「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」と言います。

 ・Japan sea=「日本海」
 ・Polar air mass=「寒帯気団」
 ・Convergence=「収束」
 ・Zone=「帯」
の頭文字をとったものです。

うーん。滅多にこない寒気団ですので、おそらく一般人には浸透しないだろなーと思いながら、テレビのテロップを眺めておりました。

リモートワークの朝礼が終わってから、ベランダに出ましたら寒い!寒い!途端に手足先が冷たくなって、直ぐに体全体が冷えてきます。晴れているのに、とにかく空気が冷たいです。

ただ、何だか久しぶりの「冬だな~」という感じがしたのも事実で、温暖化で暖かい冬が近年続いていましたので「冬らしい冬も、たまにはいいのかな?」とも思った次第です。

たまらないのは、ベランダにいるメダカや金魚などの水棲生物たちかと思いますが、彼ら彼女らは、生命力が強い生き物ですので、飼育容器の表面が凍りついても、水底で元気に泳いでいました(カメラを向けると逃げちゃうのでうまく撮れなかったです)。

水面が凍り付いた「メダカ容器」です。写真ではまったく見えませんが、アナカリスの下で元気に生きえております。
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マドジョウとヒメタニシのいるハスの容器です。つららが出来ていました。今の時期はマドジョウもヒメタニシも土の中で冬眠しているので大丈夫でしょう。
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常温熱帯魚のゴールデンバルブとコリドラスパレアタス(通称青コリ)がいる容器です。氷で覆われていますが無事に生きているところが確認できました(カメラが向けると逃げちゃうので撮れないですね。残念!)。
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去年生まれた成魚に成長したメダカたちです。グリーンウォーターでも凍り付きますが、氷の下で元気に泳いでおりました。
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福ダルマ金魚やフナ、ヒドジョウの飼育容器です。ちょっと赤っぽいのが福ダルマ金魚です。元気に泳いでおりました。福ダルマ金魚は丸金魚なのに和金のように強く泳ぐのが早い品種です。
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屋内に目を向けますと、熱帯魚の45cm水槽の水温計が23.5℃、30cm水槽の水温計が24.5℃を指しておりました。こういう時は指をつけてみて水の温度を体感するのが手っ取り早いです。そうすると、2つの水槽の温度が冷たくなっていました。デジタル水温計が故障するのはよくあることなので、デジタル水温計はあんまり信用していないのも事実なのですが見やすいので採用しています。

そこで、水温計で確かめてみますと、45cm水槽は同じでしたが、30cm水槽は水温が22.5℃でした。凍死してしまいかねませんので、緊急交換することにしました。予備をいくつか置いているのです。
そうしますと、45cm水槽は25.3℃、30cm水槽は28.5℃まで上昇しました。30cm水槽のデジタル水温計は2℃高いので、実際は26.5℃となります。熱帯魚にはちょうどいい水温です。

45cm水槽です。低温でも元気でしたが温度を上げました。
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30cm水槽のブルーエンゼルフィッシュです。元気に泳いでいおります。
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※最後に
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※2022.07.31更新(アクセス数が多いので記事を全体的に見直し)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)
❖2022.07.26の記事です。公開し忘れてました。

今日は朝から大雨でした。久しぶりのメインオフィス出社でしたので、マンションから傘を差して駅に向かったのですが駅までは小雨でした。電車に乗って会社のある駅で降りて階段を登って外に出たところ、かなりの雨が降っておりました。

それでも傘をさせば問題ないレベルでしたが、会社までは歩いて12分ぐらいかかります。5分ぐらい歩いていくと雨が滝のように降ってきました。傘を差していても横から前から後ろからと降ってくる感じで、服やバッグが会社に着くころにはビショビショに濡れてしまいました。

そんな関東とは裏腹に「東北北部の梅雨明け」のニュースが流れてきました。これで梅雨のない北海道を除く日本列島すべての梅雨が明けたことになります。

いよいよ夏本番となるのでしょうか。ベランダから見える空は真っ黒な雲で覆われていますので「本当に明けるの?」といったところが正直なところです。

夏でひとたび太陽が出れば、一気に猛暑となることは温暖化と言われている昨今では確実であります。

猛暑日ともなれば水温が30℃を超えて36℃程度まで上昇するものと思われます。

人間にとって猛暑日ともなれば、クーラーなしでは熱中症で倒れてしまうような気温ですが、メダカにとっては元気に生きていけるギリギリの水温であります。

もちろん、繁茂している水草や岩、流木などのオーナメント、そして建物の陰、水温上昇対策で簾などの日蔭があるので、メダカたちは日中は日陰に隠れて静かに過ごしています。時には太陽を浴びて元気に泳ぎます。

メダカは猛暑日の日中を静かに過ごして無事にやり過ごしますが、実は猛暑日の日中は「序章」でしかありません。

❖メダカにとって日中より夜間が危険な時間帯

本当の恐怖は、太陽が地平線から消えた夜なのです。

まずは、水生植物の「光合成」と「呼吸」の話をします。

水生植物は人間などの動物と同じように「呼吸」をして酸素を吸い二酸化炭素を出しています。また「光合成」という二酸化炭素を取り入れて酸素を出すはたらきもしています。

水生植物による「呼吸」は昼も夜もずっと行われます。水生植物は生きているからです。

なお「光合成」は光を受けたときだけ行います。

したがいまして水生植物は光が当たっている昼間は「呼吸」と「光合成」のどちらも行っています。

水生植物が十分に光を受けているときは「呼吸」によって取り入れられる酸素・出される二酸化炭素の量よりも「光合成」によって取り入れられる二酸化炭素・つくり出される酸素の量のほうが多くなります。

日中は水中に溶け込んでいる酸素、いわゆる溶存酸素量(※1)は水生植物によって増えていきます。

※1溶存酸素量とは、大気中から水に溶け込んでいる酸素(O2) の量のことです。 水中の生物も人間と同じように酸素を必要としているので、溶存酸素量が減少すると、水中の好気性微生物の活動が鈍って腐敗臭がするなど河川や海域の自然浄化作用が働かなくなります。

逆に夜間は光を受けていませんので「光合成」は行わずに、呼吸だけを行っているので酸素を取り入れ二酸化炭素を出しているのです。

夜間は水中に溶け込んでいる酸素、いわゆる溶存酸素量は水生植物によって減っていくのです。

また、水中にいる植物バクテリアの「光合成」も行わなくなります。水性植物と同様に夜間は酸素を取り込むようになるのです。

そして、水中の酸素不足であるためにメダカたちは酸素不足により水面に浮いて酸素を取り込もうとします。水面で口をパクパクする行動です。これを「鼻上げ」と言います。

空気と水面の間は、水中より酸素がありますので、パクパクして酸素を取り込もうとするのです。

水面の酸素をうまく取り込めないような体調不良となっている場合は残念ながらメダカは死んでしまいます。朝起きるとメダカが死んでいるのは、そのためです。

他にも夜間は微生物によるアンモニアの分解や亜硝酸の分解が鈍くなります。夜間は微生物の活動が停止状態になりますのでメダカには猛毒なアンモニアや亜硝酸の分解が進まずに猛毒にさらされることになります。

そこに熱帯夜(夕方から朝までの最低気温が25℃以上)で水温が下がらないとなれば、人間と同じように体力は徐々に奪われていきます。

熱帯夜ともなれば、通常の夜におきる酸素不足、猛毒の汚染に加えて、高水温の3重苦に陥るのです。

❖危険な夜を何とか回避するには

何とか熱帯夜を含めた夜のリスクを回避する方法はないのでしょうか?

これに対応するのは、まずは水生植物を間引きして適度に少なくすることです。特に浮遊性植物(※2)を育てている場合は、水面を覆わないように、かなり多くの浮遊性植物を間引きすることです。浮遊性植物は猛暑日の日中は日陰になってくれて役に立つのですが、夜は水面を覆ってしまい、水面で呼吸するメダカの邪魔になるのです。そして、夜間の水生植物の「呼吸」により水中の少ない酸素がとられるのを抑えることができます。

※2根が水底に固着せずに水中や水面を浮遊している植物。 水生植物の一形態。 根を水底に張らずに必要な栄養塩類を水中から吸収するため、富栄養な水域で繁茂する。

飼育容器で飼育する個体数を減らすのも有効です。夜間は少ない酸素の取り合いになりますので、個体数が少なければ酸素がいきわたるというものです。ただし。個体数を減らした分、飼育容器が増えますので、設置場所が限られている家では現実的でない感じがします。設置場所に余裕があるのであれば検討してください。

設置場所を風通しのよい涼しい場所にすることは有効です。風が水面にあたることにより、気化熱(※3)を利用して水温を下げるのです。水温が低くなることで高温による疲弊がなくなりますので、これだけでもかなり有効な手段です。ただし、水の入った容器を動かすのは至難の業ですので、飼育容器の立ち上げ時や春先の全水替え時に考慮して設置するのが望ましいです。

※3液体が気体になる、つまり気化(蒸発)するときに水から吸収する熱のこと。

広い飼育容器で飼うことも有効です。水面が広ければ広いほど、水面で口パクパクの鼻上げ状態になっても、(浮遊性などの)水生植物に邪魔になることなく酸素を取り込むことができます。

❖やってはいけない事

やってはいけないのは、水を交換したり氷を入れたりして、水温を下げることです。水温変化に耐えられずに死んでしまうことがありますし、水を交換したり氷を入れたところで結局、高価は限定的ですよね。

❖さいごに

昭和の時代は「冬をどう越すのか?」がメダカ飼育の焦点でしたが、令和の現在は「夏をどう越すのか?」が焦点になっており、温暖化とはいえ、屋外での夏の飼育は難しい感じがします。



※最後に
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

雨が降り続いております。とても蒸し暑いです。

雨も「しとしと(細かい雨が降るの意)」と降るわけではなく「ざぁざぁ(滝の様な雨)」と降りますので、ベランダの配管は上階と屋上からの甘雨水が流れており物凄い音を立てています。

ベランダから見る周囲の風景は、空は黒い雲で覆われて真っ暗であり、雨が道路に叩きつけられており排水溝で処理しきれない雨水が道路を川のように流れております。

線状降水帯
ニュースでは盛んに線状降水帯により、大雨の予想や大雨による被害の状況が伝わってきます。

線状降水帯とは、次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が集合した状態のものです。集合した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域を線状降水帯といいます。

近年は毎年のように線状降水帯による顕著な大雨が発生し、数多くの甚大な災害が生じています。

ベランダに雨が吹き込んだ場合
我が家のメダカなどの水棲生物はベランダですので、この線状降水帯は関係ないのかといいますと、そうではありません。

線状降水帯による大雨で風が強い場合は、ベランダの内側まで吹き込んできます。

大量の雨水は容赦なくメダカ容器に振り注ぎます。メダカ容器の水位は上がっていき、やがて溢れだします。

メダカ容器の水位が上がるとメダカはどうなるのでしょうか。

親メダカであれば、雨水から逃れるように水面にいることは少なく、水底でじっとしていますので、雨水とともに流れ出てしまうことは、ほぼありません。

雨水とともに流れ出てしまうのは、水面にいるメダカであり、大雨でも水面にいるメダカは何らかの原因で弱っていて水底に潜る力がない個体が多いです。

また、メダカの稚魚は、ある程度大きくなるまでは水面で生活していますので、メダカの稚魚は雨水とともに流れ出てしまうことがあります。

他にメダカではありませんが、タニシ、カワニナなどの貝、特にスネールと呼ばれているサカマキガイなどは沢山の個体が容器の外に出てしまい干からびていることがあります。

ドジョウも、ここぞとばかりに容器の外に出てしまいます。ドジョウ自体が脱走王との異名をとっていますので大雨で水位が上がった状態は『脱走する絶好の機会』です。

ヌマエビに関しては、逆に雨水とともに流れ出てしまうということはありません。水底に隠れてしまっております。

ベランダに雨が吹き込まない場合
線状降水帯による大雨でも風がない場合は、ベランダの内側まで吹き込んでくることはありません。

「これはどういうことなのか?」と言いますと「晴れの日」と変わりません。夏の場合は気温にもよりますが、ヘタをすると「猛暑日」と何ら変わらないことになります。

猛暑日と一緒となりますと、急激にメダカ容器の中の水が減っていき水位が下がっていくのです。

ここで忘れがちなのは、外は線状降水帯による大雨でざぁざぁ降りなのに、ベランダ(※)は当然雨が降っていません。晴れの日と変わらないことです。外が大雨ですので錯覚しがちなのです。気づいたら「あー!!!」なんてことになりかねません。

※ベランダとバルコニーの違いは屋根がついているかいないかということだ。 ベランダは屋根がついていて、バルコニーにはついていない。

メダカ容器歯はまだいいのですが、これがガーデニングの植物ということになりますと、プランターや鉢植えの植物の水やりを忘れてしまいますと、枯れ始めてしまい、大惨事なんてことになりかねません。植物は一度でも萎れてしまいますと元気を取り戻すのに時間がかかります。慌てて水をあげて元気になったようになりますが、その後の開花や結実(けつじつ:実がなること)に影響を及ぼすことが多いです。

最後に
『外は大雨かぁ。』と思っても、ベランダ飼育者は、ベランダの水やり、または排水に注意を払わないといけません。



※最後に
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

暑い~。今日は休日ですので、平日にできなかった水棲生物や水生植物の世話をベランダに出てしておりますと、ダラダラと汗がしたたり落ちてきます。暑いは暑いんですが蒸し暑いんですよね。

コガマやウキヤガラの抽水植物を植えている金魚容器内の鉢が前日からの強風で倒れてしまい、金魚たちが落ち着きなく泳ぎ廻っていたのでした。鉢が小さいのか、すでに大きくなってしまったコガマとウキアガラの地上部が成長して重たくなってしまったのもので、強風に耐えれなくなっていました。

鉢を何度か起こしましたが、強風が吹きやまないので、再び倒れてしまいます。

仕方がありませんので、鉢の上に重しを置いて様子を見ています。

強風は昨日から吹いており、今日の夕方もまだ吹いている状況です。

日中はといいいますと、強風は吹いているのの、太陽はしっかりと出ており、直射日光に当たるととても暑いです。

水温は上昇しつづけて、30℃まで上がりました。日中は親メダカたちは水草の中に隠れてしまい、泳いでいる姿を見ることができません。そして夕方に涼しくなると水面で出てきて泳ぎ始めます。

いきなり6月に猛暑になりましたが、8月の猛暑では35℃程度まで水温が上がりますので序の口であります。水草を入れておけば陰になりますが、そこは状況を見て簾(すだれ)も併用して夏を凌ぎます。

明日も猛暑だそうです。


水温計は30℃となっています。
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白メダカは潜ってアナカリスの下で休んでおり見えません。
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ヒメダカもマツモの下に隠れて涼んております。
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メダカの稚魚は元気に泳ぎ廻っています。
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

昨日も今日も雨です。 ここしばらく太陽が雲の合間から覗いても、ほんの僅かな時間だけであり、後はどんよりとした雨雲が空を覆っております。

タイトルに五月雨と書こうとしました。五月雨の読みはさみだれと読み、意味は陰暦5月に降る長雨ということで陰暦5月は、現代(新暦)の大体6月をさしています。6月の長雨ですので梅雨と同じなんだそうです。なお、梅雨は主として五月雨の降る「季節」をさしており、五月雨は「雨そのもの」をさすのだそうです。

また、ここで出てきた旧暦5月とは、日本が1873年(明治6年)以前に使用していた太陰暦(正確には太陰太陽暦)における5月をいいます。

そして太陰暦では、月の満ち欠け、すなわち新月(または満月)から新月(または満月)までの約29.53日を基準として、29日(「小の月」といいます)または30日(「大の月」といいます)を1ヶ月と換算して「小の月」と「大の月」による12ヶ月で1年としています。

従いまして、新暦で5月下旬から7月中旬頃となり、毎年ずれています。

雨が降り続きますと、一番気になりますのは、容器からのオーバーフローとなります。

ただし、オーバーフローでメダカが容器の外にでていくのかといいますと、そうそうありません。特に強い雨が降っている場合は、メダカは雨に影響、温度や水質(酸性)、そして雨の衝撃に備えて、水の底にじっとしていますので、雨水とともに流れていくことはほぼありません。ただ、稀にありますので、雨上がりには確認はしていください。

ただし、メダカの稚魚は水底に潜ることはしませんので、そのまま流れてしまいます。水位を予め低くしておくなどの対策が必要です。親メダカと違い、小さいので容器の外に流れますと見つけるのは困難になります。

そして水温水質の変化です。雨水による水温が変化しますし、雨の間に雲の合間から覗く太陽によって水温が上がったり下がったりします。また雨水(酸性)により水温変化があります。

この水温水質の変化でもメダカが大きく体調をくずすことはありません。

水温水質で体調をくずしてしまうのは、ここにメダカの食事が加わることです。メダカがエサを食べることによって消化不良による体調不良、そしてエサが残ることによる水質悪化、特にエサの残りによる水質悪化は長雨の影響で腐りやすくなりますので悪化し易く、日光不足により微生物の活性も落ちますのでメダカに無毒な物質に分解するまで時間がかかります。

エサやりは量や回数を抑えるなど、少し慎重にする必要があります。特に4月後半から活性が上がってエサをたくさん食べるようになってからのエサを抑えることになりますので難しいところもありますが、そのままあげ過ぎますと大量死につながる場合もありますので要注意です。

また、日光不足により、メダカの健康にする骨や皮の形成に影響を及ぼしたり、産卵条件の時間(1日12時間程度)を満たしていないので産卵をしないこともあります。

日光が当たれば産卵を再開しますので、しばらく待つことになります。

雲がどんよりしています。
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ヒメダカです。水草に隠れています。
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白メダカはやや上層にいますが水面にはおりません。
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メダカの稚魚が誕生しました。この時期はオーバーフローには注意が必要です。
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

北京オリンピックが終わりました。コロナ禍にあって、夏季は東京、冬季は北京とオリンピックが2回見ることができた年度でした。

そもそも夏季と冬季は開催都市は違えど、同じ年度で開催されておりました。

1998年の冬季のリレハンメル(ノルウェー)から始まりました。

何でかは正式な発表がないのでわかりません。一番多く出回っている説が夏季オリンピックに比べて冬季オリンピックの注目度があげて、テレビの放映権料金の値上げやスポンサー集めを有利にすすめようということです。

もうひとつが、年度に2度のオリンピックを開催すると国際オリンピック委員会の負担(何をやっているのかは不明です)が大きく、2年ずらすことによって国際オリンピック委員会の運営負担を減らそうというものです。

どちらにせよ、国際オリンピック委員会のご都合主義で開催年の変更があったように思います。

今回、北京オリンピックをテレビ放映を観たのは、フィギアスケート女子のワリエワ選手のフリースケーティングとカーリング女子の準決勝の日本vsスイスでしたが、やはりフィギアスケート女子のワリエワ選手は痛々しくて観ていられなかったです。

何が正解だったのでしょうかね?完璧に演技して金メダルとなったら、それはそれで色々言われるでしょうし、CAS(スポーツ仲裁裁判所)が出場不可の判定をしたら、それはそれで議論されているでしょうし、いずれにしてもスッキリしないフィギュアスケート女子の結果となってしまいました。

現在のジャンプ点数の高いフィギアスケートの採点方式ですと、4回転を軽々跳べるロシア3人娘には太刀打ちできそうにありませんので、坂本選手のショートプログラム、フリースケートのノーミス演技で、とれたのは称賛に値しますが、たられば論で言いますと、3人娘が普段通りに演技していれば、難しかったのだと思います。

北京も寒そうな情景をテレビを通して見せてくれましたが、日本もまだまだ寒さが続いております。

しかしながら、2月もあと1週間です。3月になれば徐々に気温もあがってきて、メダカやドジョウなどの水棲生物や、スイレンやハスなどの水生植物は芽を出してきます。

もうあと少しの辛抱です。

2月なので日が落ちる夕方からは特に寒いのですが、日中は暖かい日が少しずつでてくる季節ではあります。

ここで一番気を付けないといけないことは、「飼育」を始めてしまうことです。

暖かい日になったからと言って、屋外飼育を始めてはいけません。


❖暖かくなったからといってエサをあげてはいけない。


特にエサをあげてはいけません。

まだ、春になっていないこの段階で暖かい日中にエサを食べてしまうと、夕方になり寒くなった時点でメダカは消化不良で体調をくずしてしまいます。

また、活性が上がっていないこの時期にエサをすべて食べることはありませんので、エサが残り、水の富栄養化がすすみます。

そして、少しずつ暖かくなってきますので、容器はアオミドロが繁茂して、泳ぐスペースのないくらいにアオミドロだらけになってしまいます。

この時期も、冬の間と同じく「足し水」だけに留めておきましょう。


❖次シーズンにむけて用土の在庫確認や容器購入

来たるべく春に向けて、今すべきは次シーズンに向けての準備です。特に毎年使用する用土、そして新たにチャレンジするとなると容器、そしてレイアウトの石や流木、水草などです。またエサを前年度に使い切ってしまい、ないかもしれません。

これらを春になってから購入するとなると、皆さん購入しますので、特にネット店では自分の購入したいものが売り切れになっていることもあります。

春になって、購入できてないとなれば、自分のしたいようなメダカなどの水棲生物の飼育やハスやスイレンなどの水生植物の飼育ができないかもしれません。

早めに購入しておくのもいいと思います。

ただ、水草は早い時期では休眠株(地上部は枯れていて地下の根だけの状態)の場合があるので、注意が必要です。休眠株で購入してもいいですが、意外に難しく芽が出ないで枯れてしまう場合もあります。芽が出てから購入したほうがいいです。

また生体はまだまだ寒い、また容器の大掃除や水替えによる環境変化になじめずに死なせてしまうことがありますので、水が安定してから購入するのがいいと思います。


白メダカがアナカリスに隠れて過ごしています。
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少しずつ、姿を現すようになってきました。
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ヒメダカたちが泳いでいます。
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メダカの稚魚です。今年は寒い冬ですが頑張ってくれています。
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※最後に
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

最高気温が一桁台の続いている関東千葉ですが、今日も寒いですね。いつものようにベランダに出てメダカの状態を観察しながら足し水を行いましたが、やはり冬の乾燥は侮れず水があっという間に減ってしまいます。

屋外メダカの飼育者は、あと1ヶ月は我慢?の季節であります。メダカの状態を見ると書きましたが、メダカも寒さで水底にひっそりを春を待っている為、なかなか水面にでてきてくれず、まったく1匹も見えない時もありますので、もしや全滅したんでは?と何年やってても心配になります。

ただ、今年は結構、寒さに耐えきれずに死んでしまうメダカの見かけておりますので、かなりの数が冬を越せないことも想像されます。こればかりは強い者が生き残る自然の原理ですので、何もすることができません。

この時期はよく松任谷由実さんの『春よ、来い』を春を待ち焦がれながら聴いています。

❖春に向けて
春に向けて飼育でやることはメダカ容器の状態の確認と足し水だけです。メダカ容器の状態というのは、メダカが死んでいないか?ではなく、メダカの冬越しを阻害することは起きていないか?を確認しています。

この阻害するものというのは2つあり、1つ目は水草が繁茂しずぎてメダカの泳ぐスペースを奪っていないか?とうことです。水草の中で水中で生きていける沈水性の植物の場合は、冬の間も夏場より成長ペースは落ちているものの、少しずつ成長していきますので、徐々にメダカの泳ぐスペースを奪っていきます。

どうしても間引きしないといけない場合は、日中暖かい日を選んで間引きを行いましょう。間引きは少量に留めておき、そして春まで2度と間引きしような量を間引きします。間引き自体がメダカたちの冬越しの環境を大きく変えてしまいますし、冬眠状態だったメダカを起こして体力を使わせてしまいます。

本来であれば、冬越し前に水草を春まで繁茂しても大丈夫な量にかなり間引きするのがいいと思います。

もうひとつはアオミドロが水面を覆ってしまい、メダカの泳ぐスペースを奪ってしまわないか?ということです。アオミドロが水が富栄養化したことで、その栄養分を取り込んで増えていきます。この富栄養化はエサの残りや水棲生物の排泄物、枯れた水草、死んだ水生生物などが原因です。

夏場の場合は、水草や植物性プラントンが活発に栄養分を取り込みますので、アオミドロが繁茂することが抑えられますが、ひとたび冬になりますのと、水草や植物性プランクトンの活性が弱まりますので、アオミドロに栄養が回ってきます。アオミドロは徐々に勢力をひろげていくことになります。

このアオミドロが水面などを覆ってしまった場合は、取り除くことをオススメします。アオミドロが水面一面を覆ってしまうと、水中までに日光が届かなくなり、水中のプランクトンや水棲生物、水生植物が死んでしまいかねません。

アオミドロの間引きは日中暖かい日を選んで間引きを行いましょう。間引く量は水面までに留めておき、春まで2度と間引きしような量を間引きします。

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そして冬は乾燥する季節です。夏場のように毎日観察をしなくなるのも手伝って水の減りが早く感じます。水の減り具合を確認するので、1日1回とは言いませんが、2,3日に1回ぐらいはメダカ容器の水の減り具合を確認しましょう。

エサは冬場にはあげません。春になるまで待ちましょう。

そして、春になるまでは『来シーズンの構想』を練る季節でもあります。前シーズンの反省を踏まえて、例えば、メダカ容器の設置位置を替えてみようとか、新しい種類のメダカを購入しよう、他にも混泳する生き物を購入しよう、新しい水生植物を育ててみよう、新しい容器を購入してみよう、レイアウトを変更してみよう、など枚挙にいとまがないと思います。

春がくるのをひたすら待ちながら、来シーズンの構想を練って、ホームページを見て、実際の水棲生物やアクアリウム用品などを見て、自分なりの構想を深めていきましょう。

❖春になったら
春になったらの定義が難しいのですが、水温が15℃前後になれば、エサやりを開始してもいいと思います。エサをあげ始めたら、ずっとあげなくてもいいと思います。この時期は日によって水温15℃を下回る日もありますので、水温計とにらめっこしながらエサをあげていいと思います。

そして、春は一大イベントの容器の大掃除、水替え、植え替え(リセットとも言っていますが、この言葉は私はあまり好きではありません)を行います。

春に行うのは、容器の掃除や植え替えなどをして環境を変えても死ぬリスクが冬より低いことや、暖かくなるとメダカやエビの産卵が始まりますし、水生植物が芽を出しますので、その前に大掃除や植え替えを行うのです。

そして、もうひとつ、冬をどれくらいの水棲生物や水生植物を越してくれたか?の確認の意味合いもあります。越冬対策の結果発表ですね。

水替えは、冬の間に使用していた水を半分程度残しておき、新しい水(カルキを抜いた水)を加えます。全部水替えをすると環境変化についていけずに、メダカというより水質変化に弱いエビが真っ先に大量死を迎えますので注意しましょう。

たくさんの生き物が冬を越してくれていると『よかった~。』と心底思います。

他にも、新しい水草を導入するというのであれば、ここで購入して植えるという楽しみもあります。

❖春
春のメダカ飼育は、容器の大掃除や水替え、植え替えを行ったので、少なくとも環境変化、特に水質の変化が激しいので、水の安定までに1ヶ月程度の期間を要します。エサをあげる量は控えめにします。

水が安定してきたら、新しい魚やエビなどの水棲生物を購入したい場合は購入して容器に入れてみます。



※最後に
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

今日は薄雲がでていて太陽光を若干遮っていて晴れているけれど、ひんやりとした空気で寒いです。

特に前日の夜から当日の朝にかけて冷えてくると、メダカなどの水棲生物は、水底でじっとしていますので朝に元気か確認をしようとベランダに出ても、なかなか見ることができなくなります(もちろん、水面近くに漂っているものもおります)。

そして太陽光があたり暖かくなった昼間はメダカは水面に上がってきて、日向ぼっこをするかのようにゆったり泳いだりしています。

寒い夜は冬眠状態になってきているわけですが、昼間は活性が上がってきて動き廻っているわけです。

ただし、すべてのメダカではなく、水面に漂っているもの、水底にいるもの、水草の近くにいるもの、泳ぎ廻っているもの、とバラバラです。シーズン中ですと、水面近くで泳いでいますので、冬ならではの光景となります。

全てのメダカが寒く厳しい冬を越して春を迎えてくれるのがいいのですが、飼育者感覚ですが見ていて『このメダカは大丈夫そう。』『このメダカは難しそう。』と思ってしまうものです。

❖冬を越すのが大丈夫そうなメダカ
 体がふっくらしており元気にスイスイ泳いでおりました。やはり体がふっくらして栄養が蓄えられていれば、エサをあまり食べない冬の間は冬眠状態であれば体力を使わずに体に蓄積された栄養を消化して過ごせると思います。
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❖冬を越すのが難しそうなメダカ
 体が細くて暖かい昼間も一箇所に留まっておりホバリング状態でした。痩せ細ってしまいますので、これからの寒く厳しい冬を越す栄養を溜めこんでいませんので、餓死のような状態になってしまうと思います。このような状態では暖かい場所に移動させても延命は難しいと思います。
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屋外飼育の場合は、寒い冬の間はエサはあげません。冬の暖かい日中にエサをあげても、夕方に寒くなってメダカの体調が崩れる、そして一番の理由が食欲はないのでエサが残り、分解してくれるバクテリアがおりませんので、水がアンモニアで汚染されて死んでしまいます。基本的に世話をしないので、シーズン中に栄養をたっぷりとってもらって寒い冬を過ごしてもらいます。メダカ全てが冬を越してくれればうれしいのですが、自然の摂理で寿命もありますし、弱い個体は冬を越せずに強い個体だけが生き残るのです。



※最後に
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