虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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カテゴリ: 春夏秋冬、梅雨、GW、年末年始

今日は関東、特に平野部では数年どころか十年ぶりぐらいの警報級の大雪が降るそうでして、昼ぐらいはちらほら降っていた雪も、夕方ごろになると(関東では)大雪というぐらいの雪が降ってきております。

日曜日に休日出勤している身としては振替休日でしたし、もし勤務日だったとしても在宅勤務に切り替えて家で勤務となっていたでしょう。それでもメインオフィスに出社する日などは朝から電車は満員なわけで、コロナ後に在宅勤務を廃止、そもそも在宅勤務のできない業種の方は通勤が大変だろうなと思います。

さて、ベランダで育てているサボテンは早々に屋外に避難して暖かい屋内に非難させましたが、大きなメダカ容器や金魚容器は、流石にベランダからは運ぶことはできませんし、そもそも関東地方の平野部で大雪が降ったとしても、水面だけが凍り付くだけで水の中まで全部が凍り付くわけではありませんので大丈夫ではあります。

それでも外を見るとかなりの降雪でありますので、このまま夜まで降り続けば、明日は雪が凍り付いてアイスバーンとなった道路に通勤通学で四苦八苦することは間違いないです。明日は在宅勤務としましたので、通勤通学しないといけない家族には「滑って転んでけがをしないように!」と注意を促しております。

こんな大雪の降る日でもメダカは水面にいる個体もいますし、水底でじっとしている個体もおります。
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冬でも育つアナカリスもさすがに成長がかなり鈍化して、ちょっと縮こまった感じになりますので、隠れる場所が少なくなるのですが、なんとかアナカリスの密集している隙間にメダカも一緒に育てているミナミヌマエビもじっとしております。
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金魚の容器には冬での元気に泳いでいる福ダルマ金魚たちがおりますが、流石に水温が10℃以下になって活動が停止して冬眠状態となり動かなくなります。今日はまさに冬眠しているような状態でした。特に更紗の福ダルマ金魚は顔を下に向けて動かなくなるので、最初はてっきり死んでいるのか?転覆病なのか?と思いましたが、水温が15℃ぐらいの暖かい日中では、元気に泳いでおります。

マンションの屋外ベランダであれば、流石に雪が水面に降り積もる事がありませんが、一軒屋の庭であれば、水面が凍って雪が降り積もります。それでもメダカは水の中まで凍らなければ生きていますので問題ありませんし、関東平野部であれば、水中まで凍り付くことはありません。ただ、それがちょっと気分的に嫌であるのであれば、容器に蓋をして雪が入らないようにするのも、対策としてありかと思います。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


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※2023.11.29改題(旧題:【日本全国版】メダカの冬越しの方法について)

日本地図(地区分け)

私は関東の千葉に住んでいます。屋外でメダカを飼育していますが、暑い夏が過ぎて、秋と言いたいところですが、最近の温暖化の傾向で、秋の期間がとても短くなくなってしまい、いきなり寒い冬がくるような感覚です。

温暖化も超えて、地球は沸騰期に入ったと、今年の7月に国連事務総長は発言したぐらいで、関東甲信は暖かい空気が流れ込んで各地で夏日となり、東京の都心では昼すぎに気温が27.5度と11月としての最高気温を100年ぶりに更新するなど記録的な暑さとなりました。とんでもない時代になったものです。

ただ、いくら沸騰期でも、まだ春はきてくれていますので、日本は『四季』でなくて『三季』という感じがします。

そして、いくら温暖化(沸騰期の言い方はやめます)でも、冬がきますので、屋外にいるメダカたち含めた水生生物や水棲植物は冬眠に入ります。

関東に住んでいますと、ここ数年は暖かいので、冬越しの準備は特に不要という感じですが、冬も地方それぞれに気温だったり、降水量(降雪量)だったりが違いますので、その地方にあわせて、色々なメダカの冬越しがあるかと思います。

そこで地方ごとの冬越しをまとめてみました。

北海道
北海道は、地区が道南地方、道央地方、道北地方、道東地方とわかれておりますが、ここではあくまでも北海道としておきます。

冬の北海道は気温が氷点下になりますので、屋外ではメダカの飼育水が底までカチカチに凍り付いてしまい、メダカは凍死してしまいます。

道北の宗谷では2月の平均気温は-5.1℃、道央の札幌では2月の平均気温は-3.1℃、道東の根室では2月の平均気温は-4.3℃、道南の函館では2月の平均気温は-2.1℃といずれも氷点下です。

そもそもメダカは北海道 には棲めない生き物です。

北海道であれば、秋口から屋外から屋内に引っ越しをして、冬は屋内の暖かいところで育てるのが一番かと思います。どうしても屋外で越冬というのなら、ビニールハウスとか蓋をしてとかいう手もありますが、よほどの防寒対策をしない限り、飼育水が凍結してメダカが生存するのは厳しいと言わざる得ないでしょう。

屋内の設置場所は、できれば東向きをおススメします。南向きは日光が当たり、思いの外、水温が上昇します。そして日の光が当たらなくなりますと水温が下がります。この1日における水温の乱降下は、

水生植物は、市販されている水生植物は極寒の冬は耐えれないと思います。メダカとともに屋内で越冬となりますが、日照不足で難しいかと思います。冬になると地上部が枯れて地下に根だけで越冬するもの、また種子の状態で越冬するものぐらいですが、前者はまだしも後者は手間がかかると思います。

基本的に北海道の屋外で自生している水生植物を採集して育てるのがいいと思いますし、北海道で冬越しできる植物ですから、極寒の冬も耐えれるでしょう。

❖北海道に自生している水草

・抽水性水生植物(葉や茎が水上に伸びる植物)
 クレソン、ヨシ、マコモ、ガマ、ヒメガマ、オランダガラン、ミクリ

・浮葉性水生植物(葉を水に浮かべる植物)
 ヒルムシロ、オヒルムシロ、ホソバミズヒキモ、ヒシ

・沈水性水生植物(水中に沈んで生活する植物)
 ミズハコベ、クロモ、フサモ、オオカナダモ、バイカモ、コカナダモ

北海道の屋内であれば、高断熱で気密性が高い家がほとんどですし、セントラルヒーティングやファンヒーター、床暖房で暖かいと思われますが、それでも少し寒くなるという場所に飼育容器を置くのであれば、ヒーターを検討してみましょう。

また、防寒対策ばかりに気をとられて忘れてしまいがちなのが照明です。家の照明では暗すぎますし、いつも点灯しているわけではありませんので、メダカ専用(=水生植物専用)の照明を購入して照らしてあげます。

メダカは日の光によって、丈夫な骨を形成して身体を丈夫に保つ生き物ですし、水生植物の育成や光合成をしてくれて水中に酸素を補給してくれます。逆に日の光が当たらないと水生植物は呼吸だけになり水中の酸素を消費してしまい、水中の酸素不足に陥り、メダカが弱ってしまいます。

水槽に合わせて十分な光量の照明を設置する必要があります。光量を表す指標はいくつかありますが、この中でルーメン(lm)だけを意識すればいいと思います。

ルーメン(単位lm)は、水槽ライトが放射する光の量を示す指標。十分な光源の確保が必要な水草育成において、明るさの指標となるルーメンは重要な基準です。製品の明るさを判断するときには、基本的にルーメンの値をチェックします。

ルクスは(単位lx)、特定の場所に当たる光の範囲を表す指標です。ルクスの数値が高いほど、より広範囲を明るく照らします。水草の成長を促進するためには、とくに重要な要素です。

ケルビン(単位k)は、水槽ライトの色温度で表す指標です。色温度が高いほど青色に、低いほど赤色に近づくのが特徴です。光の色温度は水槽の印象を大きく変える要素であり、鑑賞性を向上させる重要な役割もあります。

❖水槽に必要な光量(lm:ルーメン)

水槽の大きさ 光量の少ない水草 普通の水草
45cm   1000lm程度 2000lm程度
60cm   1500lm程度 3000lm程度
90cm   3000lm程度 6000lm程度

メダカは、日照時間と水温で繁殖期を判断する性質があるため、もし、メダカの繁殖を考えているのであれば、照明の点灯時間を12時間程度に設定しましょう。

屋外では水温が20℃を超えてくる春から秋までが繁殖期ですが、室内飼育の場合は照明の点灯時間と水温を20~25度程度に管理することで、一年中いつでも繁殖を促すことが可能です。

エサは春~秋のシーズンよりは少なくてもいいですが、屋内と言えどもシーズン中と同じ環境ですので必ずあげてください。

東北地方
基本的には北海道と変わりありません。東北は北から南まで細長い地区ですのですが、北の青森県青森市では、2月の平均気温は-1℃、平均高温は1℃、平均低温は-3℃で、南の福島県福島市では、2月の平均気温は0℃、平均高温は5℃、平均低温は-3℃と大差はありません。

しかしながら、真冬でも水面だけが凍り、水中が凍らないような場所であれば、屋外でも可能です。

大前提として飼育容器の水が全て凍り付いてしまわないように水量のある飼育容器で育てることが重要です。

その場合は、飼育容器に断熱効果のある発泡スチロールを使用します。断熱効果のある発泡スチロールはメダカを寒い冬から守ってくれます。ただし、発泡スチロールは断熱効果があるとともの保温効果がありますので、一度中が冷えた状態になると、そのまま冷えた状態を保ち続けます。発泡スチロールの中を冷えた状態にしないように蓋が必要となるのです。

蓋をして冷気や雪が入らないようにすれば、断熱効果が増します。蓋は空気の入るポリカ波版などがいいでしょう。気になるのであれば、更にビニールを上にかけてから飛ばないようにレンガや角材などの重石をのせます。

蓋に大雪が降った場合は、重みで蓋が壊れてしまいますので、除雪して蓋の重みを軽減してあげてください。蓋が壊れたら最後、一気に冷気が入り水中まで凍結してメダカが凍死してしまいます。

小さな発泡スチロールやレジャーマットを水面に浮かべておくと氷が張りずらくなります。

屋外であれば冬の間はエサをあげないでください。消化不良と水の汚れで死んでしまいます。

冬の間も足し水を行うことが必要です。足し水は飼育水の水温と差があってはいけません。飼育水温が5℃なら、足し水も5℃にしなくてはいけません。

また、早朝に足し水する場合は夜中に水温が下がっている状態なので、例えば水面の水温が1℃でも水底の水温が5℃の場合もあります。ここで誤って水温1℃の足し水をしてしまうと水底の水温5℃を下げてしまいますので日がしっかり登った暖かい日中に足し水を行います。

コンクリートに直置きの場合は、土に比べると熱伝導率が高く、冬場はかなり冷たくなります。発泡スチロールは断熱効果がありますが、プラスチックですと底や横から冷えてしまうので断熱シートを敷いたり、発泡スチロールを底に敷いて底冷えしないようにします。

飼育水は、グリーンウォーターであった方がいいと感じます。グリーンウォーターは微生物が多く棲んでいる水で、冬は夏よりかは活性が落ちていますが、それでも活動していますので暖かいのです。暖かい水は水面が凍り付きません。

関東地方
関東地方は、北にある栃木や群馬、茨城と、それ以外の東京、神奈川、千葉、埼玉と冬越しの対応がややわかれると思います。

❖関東地方(2月)の平均気温、平均高温、平均低温

         
平均気温  平均高温  平均低温
栃木県宇都宮市  2.3℃     7.3℃      
-1.7℃
群馬県前橋市   3.5℃     9.4℃      -0.4℃
茨城県水戸市   3.6℃     9.4℃      -1.5℃
埼玉県さいたま市 5.6℃     9.7℃      1.7℃
東京都新宿区   5.6℃     9.7℃      1.7℃
神奈川県横浜市  5.9℃     9.1℃      3.0℃
千葉県千葉市   5.7℃     9.3℃      2.5℃

栃木や群馬、茨城は東北地方の対策と同じように準備した方が無難でしょう。最低気温は氷点下になってきますので、越冬対策をした方がいいと思います。

その他の東京、神奈川、千葉、埼玉は、基本的に冬場の対策は不要です。

この「冬場の対策は不要」とは、北海道や東北地方のような防寒対策は不要と言うことです。

関東地方でも越冬準備を行う必要があります。

まずは枯れた水草を取り除くことです。枯れた水草は、バクテリアなどに分解されていきますが、分解過程でヘドロ化して水を汚してしまう温床になりますし、水が富栄養化してアオミドロなどが発生して、メダカの遊泳スペースを奪っていきますので、できるだけ取り除いた方がよいと思います。

また、枯れかけている水草はカットしたり、今は青々としていても冬は枯れると多年草の水草も前もってカットしても問題ありません。春になれば、また生えています。

元気なアナカリスやマツモなどの沈水性の水草は、冬の間でも生き延びて少しずつですが成長し続けます。アナカリスやマスモ自体は、メダカやエビ、貝などの隠れ家にもなりますし、エサが枯渇した場合の食料にもなります。

しかしながら、多すぎるとメダカの遊泳スペースを奪いますので、絡まって死んでしまう場合もあります。そこで、ある程度、冬の間の成長を見越して間引きましょう。冬の間には間引いくようなことになりますと、真冬に冬眠状態な水棲生物を起こすことになりますので、死んでしまうリスクが高くなります。

天敵であるヤゴ、ミズカマキリ、マツモムシなどを排除します。ベランダ飼育ではまずいないと思いますが、一軒家での屋内飼育では、天敵が潜んでいる可能性が大いにあります。ただし、水替えしないと完全排除は難しいので、水面を見て確認することになります。低水温でも活動するので冬の間にもメダカの個体数は減っていきます。

冬の間は何もしません。エサをあげることも不要です。ただ、乾燥した冬は水が乾燥して容器の水があっという間に減りますので、水が減ったら足し水を行います。水量が減ってしまうと、気温の影響を水温がまともに受けることになります。

北陸・東海地方
北陸の新潟県、富山県、石川県、福井県の4県と、東海の愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の4県とでは、冬越しの対応がわかれます。

北陸の新潟県新潟市では、2月の平均気温は2.8℃、平均高温は5.5℃、平均低温は0.2℃で、東海の静岡県静岡市では、2月の平均気温は7.3℃、平均高温は12℃、平均低温は2.5℃です。

北陸地方は北海道の対策と同じように準備した方が無難でしょう。最低気温は氷点下になってきますので、越冬対策をした方がいいと思います。

平均低温は氷点下までいきませんが、降雪量が多いことで有名で、降雪、積雪の記録は山岳地帯のものが最大ですが、人々の住んでいるところでの記録は、ほとんどが北陸地方に集中しています。

また、北陸の雪は、量が多いことに加えて、降雪日数の多いことも特徴の一つです。12月~2月の月平均降雪日数は、新潟県新潟市、新潟県高田では19日、富山県富山市で16日、石川県金沢市で15日と月の半分以上の日が降雪日となっています。

東海地方に関しては、関東地方(栃木、群馬、茨城以外)と同じような準備でいいと思います。

近畿地方
近畿地方は北側の豪雪地帯と南側とで、冬越しの対応がわかれます。

京都府京都市では、2月の平均気温は5.1℃、平均高温は9.7℃、平均低温は1.4℃で、大阪府大阪市では、2月の平均気温は6.3℃、平均高温は9.7℃、平均低温は1.4℃です。

❖近畿地方の豪雪地帯

・兵庫県
 豊岡市・養父市・丹波市(青垣地域)・朝来市・宍粟市(波賀・千種地域)・新温泉町・香美町

・京都府
 福知山市(福知山・夜久野・大江地域)・舞鶴市・綾部市・宮津市・京丹後市・南丹市(美山地域)・与謝野町・伊根町

・滋賀県
 大津市(堅田地域)・長浜市(長浜・浅井・木之本・西浅井地域)・高島市(マキノ・今津町・朽木地域)・米原市(山東・伊吹地域)、※長浜市(余呉地域)

※特別豪雪地帯・・・豪雪地帯対策特別措置法により指定された豪雪地帯のうち、積雪の度が特に高く、自動車の交通が長期間途絶することなどから、住民の生活に著しい支障が生じている地域。

近畿地方は「北部」側はほとんどの地域が「豪雪地帯」に指定されています。

北陸地方に近い滋賀県最北端の長浜市余呉地域は「特別豪雪地帯」の指定を受けており、や山沿いでは2m以上、まれに3m以上の積雪に見舞われる場合があります。

豪雪地帯に関しては、北海道の対策と同じように準備した方が無難でしょう。

それ以外の地域に関しては、関東地方(栃木、群馬、茨城以外)と同じような準備でいいと思います。

中国地方
中国地方には、多数の豪雪地帯に指定されている自治体が存在しますので、豪雪地帯とそれ以外の地域とで、冬越しの対応がわかれます。

広島県広島市では、2月の平均気温は6.0℃、平均高温は10.6℃、平均低温は2.1℃で、鳥取県鳥取市では、2月の平均気温は4.4℃、平均高温は8.6℃、平均低温は0.7℃です。

❖中国地方の豪雪地帯

・鳥取県(全域豪雪地帯)

 鳥取市・米子市・倉吉市・境港市・岩美町・若桜町・智頭町・八頭町・三朝町・北栄町・湯梨浜町・琴浦町・日吉津村・大山町・南部町・伯耆町・日南町・日野町・江府町

・島根県
 益田市(匹見地区)・安来市(広瀬・伯太地区)・雲南市(吉田・掛合地区)・浜田市(金城・旭地区)・奥出雲町・飯南町・美郷町(大和地区)・邑南町

・岡山県
 津山市(津山・加茂・阿波・勝北地区)・新見市(新見・大佐・神郷地区)・真庭市(湯原・美甘・川上・八束・中和地区)・美作市(勝田・大原・東粟倉地区)・新庄村、鏡野町(富・奥津・上齋原地区)・奈義町・西粟倉村

・広島県
 三次市(君田・布野・作木地区)・廿日市市(吉和地区)・安芸高田市(美土里・高宮地区)・庄原市(東城・西城・口和・高野・比和地区)・安芸太田町(戸河内地区)・北広島町

地域によっては積雪が「1m以上」に達することもあり、大山中腹の観測地点など、標高が高い地点では過去に2m以上の積雪記録も存在します。また、主に鳥取県内については、平地でも50cm以上の積雪が時折観測されるなど、雪が比較的多い環境となっています。

豪雪地帯に関しては、北海道の対策と同じように準備した方が無難でしょう。

それ以外の地域に関しては、関東地方(栃木、群馬、茨城以外)と同じような準備でいいと思います。

四国地方
四国地方は、温暖なイメージの通り、地域によっては雪がほとんど降らない地域と雪が多い地域が存在し、積雪が比較的日常的な現象となっている環境もあります。豪雪地帯指定を受けている地域はありません。

高知県高知市では、2月の平均気温は7.5℃、平均高温は12.9℃、平均低温は2.7℃で、愛媛県松山市では、2月の平均気温は6.5℃、平均高温は10.6℃、平均低温は2.5℃です。

四国地方に関しては、関東地方(栃木、群馬、茨城以外)と同じような準備でいいと思います。

九州・沖縄地方
九州地方は、雪が少ない地域で、豪雪地帯指定を受けている地域はありません。

ただし、九州地方は豪雪地はありませんが、比較的「少ない」中でも雪の頻度・量の地域差は比較的大きくなっています。

九州の東部、とりわけ宮崎県の沿岸部は雪が舞うことすらほぼなく、10年に1回のペースですら雪が積もらないような地域が広く見られて、日本国内では沖縄・南西諸島などを除き最も雪が少ない場所となっています。

一方で、九州北部はシーズンごとに一度は雪が積もることが多く、県庁所在地でも複数回雪が積もりやすい場所もあります。また、長崎・鹿児島など気圧配置の条件次第では、まれながら10cm以上の大雪に見舞われる地域もあります。九州山地沿いでは何度も繰り返し雪が積もりやすい場所もあり、「九州」と一括りにいっても状況は様々です。

❖九州地方(2月)の平均気温、平均高温、平均低温

         
平均気温  平均高温  平均低温
福岡県福岡市   7.4℃     11.1℃      4.1

佐賀県佐賀市   6.7℃     11.4℃      2.3
宮崎県宮崎市   8.6℃     13.8℃      3.4
鹿児島県鹿児島市 9.8℃     14.3℃      5.3
沖縄県那覇市   17.1℃   19.8℃      14.8

九州地方に関しては、地域によって雪はふるものの、関東地方(栃木、群馬、茨城以外)と同じような準備でいいと思います。

沖縄は別格ですね。関東のシーズン中と変わりありませんので、冬の準備は不要です。



※最後に
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9月に入ってからも暑い日が続いておりますね。

気象庁は9月1日(金)に夏の天候のまとめを発表しました。全国的に平年を大きく上回り、1898年から統計を開始した日本の平均気温偏差は過去最高を記録しています。

都市化の影響が小さく地域の偏りを考慮した15地点(※)の観測値による、今年2023年の日本の夏の平均気温偏差は+1.76となりました。これまで最も高かった2010年の+1.08を大幅に上回っています。

※算出に使用している地点網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

1898年から右肩上がりで、この傾向は地球温暖化が関与していると考えられます。

個別の地点で見ても記録的となった所が多く、3か月の平均気温は153の気象官署等のうち半数以上の85地点で観測史上1位を更新。最高気温の過去最高を更新したアメダス地点は全国915のうち128地点を数え、石川県小松市と福島県伊達市・梁川では初めて40℃を記録しています。

暑さが続いたことも特徴的で、最高気温が35℃以上の猛暑日の連続記録は兵庫県豊岡市で22日、福井県福井市で20日に達し、30℃以上の真夏日の連続記録は東京都心でこれまでの40日を大幅に上回る、64日となりました。(東京の真夏日連続記録は7月6日から9月7日まで)

長期予報では9月以降も平年より気温の高い状況が続く予想となっています。平年の気温そのものが下がっていく時期ですので、これまでのような暑さにはならないものの、季節の進みは遅くなる見通しです。

2023年9月4日に東京都心は32日連続と(2023年8月3日から2023年9月4日にかけて)いう過去最も長い熱帯夜の記録からようやく解放されました。

一方、世界はと言いますと、欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」が9月5日に発表した報告書によると、6~8月の世界平均気温は16.77度で、観測史上最も暑い3カ月間となったそうです。

そして、この夏は米国南部や南欧が熱波に見舞われ、7月は史上最も暑い月、8月は史上2番目に暑い月となった。海面水温も上昇し、8月は平均20.98度だったそうです。もう地球温暖化にが加速している感じになってきました。

さかのぼる事、2023年7月27日に「観測史上最も暑い7月」になる――。世界気象機関(WMO)などは、このような見通しを示した。国連のグテーレス事務総長は同日の記者会見で「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代(the era of global boiling)が来た」と述べ、各国政府などに気候変動対策の加速を求めたとあります。

「地球温暖化」に変わる「地球沸騰の時代」が浸透するのでしょうか。それにしても嫌な言葉です。

前置きがが長くなりましたが「地球温暖化」による気温の上昇は、我が家のベランダ飼育にも影響がでているような感じがします。

カブトムシの産卵数がゼロ

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これは衝撃でした。もう10年以上、カブトムシを飼っていてこんなことはなかったんですが、何と!産卵数がゼロだったのです。今年は我が家にしては多すぎて成虫が45匹羽化しましたので、選別して8匹(オスメスの4ペア)をマットのある飼育ケースに入れて、他は産卵を抑えるために、ヒノキマットで飼育していたのですが、まさかの事態になりました。

飼育方法は変えていませんし、毎年屋外で特に猛暑対策をしないでも毎年一定数の産卵はしてくれていたのですが、今年はゼロという結果になりました。

いつもの年では8月中旬には飼育ケースの横側からや下から見ますと、小さな幼虫が動いているのがわかるのですが、今年は見かけることがありませんので嫌な予感がしたのですが、この予感が当たってしまいました。
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累代が途絶えてしまいましたが、また迎い入れて挑戦しようと思います。カブトムシの産卵の適温25~26℃が理想というのが一般的なのですが、あまり気にしておりませんでした。それでもずっとうまくいっていたんんです。ただ来年からは産卵の適温を意識していく必要があるのですね。

大型魚が一気に死んだ日があった
いきなり、チョウセンブナやマドジョウといった大型魚が数匹一度に死んでしまうことがありました。ポツポツ死んだわけではなく、一気に数匹死んでしまうのです(チョウセンブナ飼育容器に漂う腐敗臭、それは夏場のドジョウ大量死だった)。

チョウセンブナとマドジョウの飼育容器は水草が多く繁茂させているので、水草の陰に隠れてしまっていることが多く、見つけるまでに時間がかかりますので、夏場はあっという間に腐敗しますので、この腐敗臭により、ようやくわかるのです。

原因としては、水中の溶存酸素量が少なくなり酸欠で死んだのか、それとも熱帯夜の更新記録が続いていた夏場は水が冷えませんので、温度にやられてしまったかです。

ただ、死んだチョウセンブナとマドジョウは、もう何年も生きてきた長老の部類の個体でしたので、衰えによるものと、想定を超える水温上昇に耐えれなかったのかもしれません。

トマトの実が小さい、実ができない
ミニトマトをプランターで栽培したのですが、このミニトマトの実がやたら小さかったです。そして猛暑日、熱帯夜が続いた8月からは実ができなくなりました。そして8月後半には何と枯れてきてしまいました。

いつもの年と変わらない栽培方法でしたが、こんなにトマトの実ができなかったのは初めてです。
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アサガオの花は咲くがタネができない
アサガオの花は例年以上に咲きましたが、一向にタネができません。トマトと同じく、猛暑日、熱帯夜が続いた8月からは花が咲いたら枯れてしまいます。現時点で確認できているタネは1つです。

特にベランダにくる受粉する虫がとても少ないように感じます。虫たちも暑すぎて活動が鈍っているのかもしれません。



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今日は、わりと暖かい日でした。最近は週3回の在宅勤務に、週2回の出社勤務のパターンとなっております。在宅勤務は朝ギリギリまで暖かい布団の中で寝てしまっているという状態になっておりますが、出社日tなりますと、寒い朝の出発になります。

流石に2月ですので、まだまだ朝は寒いので、家を出ると速足で歩き、体を温めつつ、頭が寒さでシャキっとするのを期待しつつ、駅に向かいます。

駅についたころとには、体は暖かくなっており、すっかり目も冴えているわけです。

ベランダで春を待ち焦がれているメダカ含めた水生生物たちは、まだまだ朝は水底に隠れており、日が昇って水面に太陽の光があたり、暖かくなってもなかなか姿を見せてくれません。むしろ夜になると水面にあがってくることが多いです。

本来であれば、夜の危険な時間帯は少しでも深いところに身を隠すと思います。危険な時間帯といいますと、外敵から身を隠すということが大きいと思います。

なぜ水面に出てくるのかといいますと、日中に光が当たって光合成により、水中の酸素が蓄えられればいいのですが、冬は日のあたる期間も短く、光合成を行う植物プランクトンや水草などの活性も弱いために、日中において水中に酸素をため込むことができません。

夜間に水中の酸素が少なくなり、水面に出て酸素を取り込むために出てきていると思います。面積の限られ水量の限られた容器の中では必然的なことになります。特にエアレーションをしていない場合がそのような光景が見られます。

我が家もエアレーションがないので、冬の夜間に水面に出てきているメダカを見ることになります。

そして、この2月中旬頃には、越冬通信簿といいますか、越冬結果がほぼ見えてくる時期でもあります。弱い個体は早ければ12月、もっても1月には死んでしまいますので、生き残りそうな個体に限られてきます。もちろん、まだ2月ですし、3月中旬あたりまでは予断を許さない状況ではありますが、ほぼほぼ春を無事に迎えられそうな面子がわかる状況となります。

親の白メダカです。昼間はアナカリスの中に隠れて姿を現しませんが、夜になりますと酸素が足りないのか水面に出てきます。
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チョウセンブナの稚魚です。無事に越冬できそうな感じです。水草の根の中に隠れて越冬しておりまして、日中夜間に限らず、たまに姿を見せてくれます。
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福ダルマ金魚は真冬でも元気いっぱいです。我が家の福ダルマ金魚は人慣れしていので、夏のシーズンのエサやりも人がいなくなると水面のエサにパクついていましたが、冬は昼間は近づくと「エサくれー!」と寄ってくることがあります。水面を逆さに這っているスネールが一番元気です。
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秋に生まれた子供メダカはかなり死んでしまいました。春に生まれて秋に親になっているメダカは元気に越冬できています。
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最強寒波がきており、全国各地が大変なことになっております。今日は幸運なことに在宅勤務ですので、ニュースで「JPCZ」なる単語が出てきており『何じゃこりゃ?』と調べてみますと「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」のことを言うらしいです。

❖JPCZとは

 冬型の気圧配置が強まると、シベリア大陸から冷たい風が日本海に流れ込みます。この冷たい風は、朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分されますが、その風下である日本海で再び合流し、収束帯(雪雲が発達しやすいライン)が形成され、雪雲が発達しやすくなります。

この収束帯のことを「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」と言います。

 ・Japan sea=「日本海」
 ・Polar air mass=「寒帯気団」
 ・Convergence=「収束」
 ・Zone=「帯」
の頭文字をとったものです。

うーん。滅多にこない寒気団ですので、おそらく一般人には浸透しないだろなーと思いながら、テレビのテロップを眺めておりました。

リモートワークの朝礼が終わってから、ベランダに出ましたら寒い!寒い!途端に手足先が冷たくなって、直ぐに体全体が冷えてきます。晴れているのに、とにかく空気が冷たいです。

ただ、何だか久しぶりの「冬だな~」という感じがしたのも事実で、温暖化で暖かい冬が近年続いていましたので「冬らしい冬も、たまにはいいのかな?」とも思った次第です。

たまらないのは、ベランダにいるメダカや金魚などの水棲生物たちかと思いますが、彼ら彼女らは、生命力が強い生き物ですので、飼育容器の表面が凍りついても、水底で元気に泳いでいました(カメラを向けると逃げちゃうのでうまく撮れなかったです)。

水面が凍り付いた「メダカ容器」です。写真ではまったく見えませんが、アナカリスの下で元気に生きえております。
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マドジョウとヒメタニシのいるハスの容器です。つららが出来ていました。今の時期はマドジョウもヒメタニシも土の中で冬眠しているので大丈夫でしょう。
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常温熱帯魚のゴールデンバルブとコリドラスパレアタス(通称青コリ)がいる容器です。氷で覆われていますが無事に生きているところが確認できました(カメラが向けると逃げちゃうので撮れないですね。残念!)。
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去年生まれた成魚に成長したメダカたちです。グリーンウォーターでも凍り付きますが、氷の下で元気に泳いでおりました。
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福ダルマ金魚やフナ、ヒドジョウの飼育容器です。ちょっと赤っぽいのが福ダルマ金魚です。元気に泳いでおりました。福ダルマ金魚は丸金魚なのに和金のように強く泳ぐのが早い品種です。
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屋内に目を向けますと、熱帯魚の45cm水槽の水温計が23.5℃、30cm水槽の水温計が24.5℃を指しておりました。こういう時は指をつけてみて水の温度を体感するのが手っ取り早いです。そうすると、2つの水槽の温度が冷たくなっていました。デジタル水温計が故障するのはよくあることなので、デジタル水温計はあんまり信用していないのも事実なのですが見やすいので採用しています。

そこで、水温計で確かめてみますと、45cm水槽は同じでしたが、30cm水槽は水温が22.5℃でした。凍死してしまいかねませんので、緊急交換することにしました。予備をいくつか置いているのです。
そうしますと、45cm水槽は25.3℃、30cm水槽は28.5℃まで上昇しました。30cm水槽のデジタル水温計は2℃高いので、実際は26.5℃となります。熱帯魚にはちょうどいい水温です。

45cm水槽です。低温でも元気でしたが温度を上げました。
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30cm水槽のブルーエンゼルフィッシュです。元気に泳いでいおります。
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※最後に
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※2022.07.31更新(アクセス数が多いので記事を全体的に見直し)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)
❖2022.07.26の記事です。公開し忘れてました。

今日は朝から大雨でした。久しぶりのメインオフィス出社でしたので、マンションから傘を差して駅に向かったのですが駅までは小雨でした。電車に乗って会社のある駅で降りて階段を登って外に出たところ、かなりの雨が降っておりました。

それでも傘をさせば問題ないレベルでしたが、会社までは歩いて12分ぐらいかかります。5分ぐらい歩いていくと雨が滝のように降ってきました。傘を差していても横から前から後ろからと降ってくる感じで、服やバッグが会社に着くころにはビショビショに濡れてしまいました。

そんな関東とは裏腹に「東北北部の梅雨明け」のニュースが流れてきました。これで梅雨のない北海道を除く日本列島すべての梅雨が明けたことになります。

いよいよ夏本番となるのでしょうか。ベランダから見える空は真っ黒な雲で覆われていますので「本当に明けるの?」といったところが正直なところです。

夏でひとたび太陽が出れば、一気に猛暑となることは温暖化と言われている昨今では確実であります。

猛暑日ともなれば水温が30℃を超えて36℃程度まで上昇するものと思われます。

人間にとって猛暑日ともなれば、クーラーなしでは熱中症で倒れてしまうような気温ですが、メダカにとっては元気に生きていけるギリギリの水温であります。

もちろん、繁茂している水草や岩、流木などのオーナメント、そして建物の陰、水温上昇対策で簾などの日蔭があるので、メダカたちは日中は日陰に隠れて静かに過ごしています。時には太陽を浴びて元気に泳ぎます。

メダカは猛暑日の日中を静かに過ごして無事にやり過ごしますが、実は猛暑日の日中は「序章」でしかありません。

❖メダカにとって日中より夜間が危険な時間帯

本当の恐怖は、太陽が地平線から消えた夜なのです。

まずは、水生植物の「光合成」と「呼吸」の話をします。

水生植物は人間などの動物と同じように「呼吸」をして酸素を吸い二酸化炭素を出しています。また「光合成」という二酸化炭素を取り入れて酸素を出すはたらきもしています。

水生植物による「呼吸」は昼も夜もずっと行われます。水生植物は生きているからです。

なお「光合成」は光を受けたときだけ行います。

したがいまして水生植物は光が当たっている昼間は「呼吸」と「光合成」のどちらも行っています。

水生植物が十分に光を受けているときは「呼吸」によって取り入れられる酸素・出される二酸化炭素の量よりも「光合成」によって取り入れられる二酸化炭素・つくり出される酸素の量のほうが多くなります。

日中は水中に溶け込んでいる酸素、いわゆる溶存酸素量(※1)は水生植物によって増えていきます。

※1溶存酸素量とは、大気中から水に溶け込んでいる酸素(O2) の量のことです。 水中の生物も人間と同じように酸素を必要としているので、溶存酸素量が減少すると、水中の好気性微生物の活動が鈍って腐敗臭がするなど河川や海域の自然浄化作用が働かなくなります。

逆に夜間は光を受けていませんので「光合成」は行わずに、呼吸だけを行っているので酸素を取り入れ二酸化炭素を出しているのです。

夜間は水中に溶け込んでいる酸素、いわゆる溶存酸素量は水生植物によって減っていくのです。

また、水中にいる植物バクテリアの「光合成」も行わなくなります。水性植物と同様に夜間は酸素を取り込むようになるのです。

そして、水中の酸素不足であるためにメダカたちは酸素不足により水面に浮いて酸素を取り込もうとします。水面で口をパクパクする行動です。これを「鼻上げ」と言います。

空気と水面の間は、水中より酸素がありますので、パクパクして酸素を取り込もうとするのです。

水面の酸素をうまく取り込めないような体調不良となっている場合は残念ながらメダカは死んでしまいます。朝起きるとメダカが死んでいるのは、そのためです。

他にも夜間は微生物によるアンモニアの分解や亜硝酸の分解が鈍くなります。夜間は微生物の活動が停止状態になりますのでメダカには猛毒なアンモニアや亜硝酸の分解が進まずに猛毒にさらされることになります。

そこに熱帯夜(夕方から朝までの最低気温が25℃以上)で水温が下がらないとなれば、人間と同じように体力は徐々に奪われていきます。

熱帯夜ともなれば、通常の夜におきる酸素不足、猛毒の汚染に加えて、高水温の3重苦に陥るのです。

❖危険な夜を何とか回避するには

何とか熱帯夜を含めた夜のリスクを回避する方法はないのでしょうか?

これに対応するのは、まずは水生植物を間引きして適度に少なくすることです。特に浮遊性植物(※2)を育てている場合は、水面を覆わないように、かなり多くの浮遊性植物を間引きすることです。浮遊性植物は猛暑日の日中は日陰になってくれて役に立つのですが、夜は水面を覆ってしまい、水面で呼吸するメダカの邪魔になるのです。そして、夜間の水生植物の「呼吸」により水中の少ない酸素がとられるのを抑えることができます。

※2根が水底に固着せずに水中や水面を浮遊している植物。 水生植物の一形態。 根を水底に張らずに必要な栄養塩類を水中から吸収するため、富栄養な水域で繁茂する。

飼育容器で飼育する個体数を減らすのも有効です。夜間は少ない酸素の取り合いになりますので、個体数が少なければ酸素がいきわたるというものです。ただし。個体数を減らした分、飼育容器が増えますので、設置場所が限られている家では現実的でない感じがします。設置場所に余裕があるのであれば検討してください。

設置場所を風通しのよい涼しい場所にすることは有効です。風が水面にあたることにより、気化熱(※3)を利用して水温を下げるのです。水温が低くなることで高温による疲弊がなくなりますので、これだけでもかなり有効な手段です。ただし、水の入った容器を動かすのは至難の業ですので、飼育容器の立ち上げ時や春先の全水替え時に考慮して設置するのが望ましいです。

※3液体が気体になる、つまり気化(蒸発)するときに水から吸収する熱のこと。

広い飼育容器で飼うことも有効です。水面が広ければ広いほど、水面で口パクパクの鼻上げ状態になっても、(浮遊性などの)水生植物に邪魔になることなく酸素を取り込むことができます。

❖やってはいけない事

やってはいけないのは、水を交換したり氷を入れたりして、水温を下げることです。水温変化に耐えられずに死んでしまうことがありますし、水を交換したり氷を入れたところで結局、高価は限定的ですよね。

❖さいごに

昭和の時代は「冬をどう越すのか?」がメダカ飼育の焦点でしたが、令和の現在は「夏をどう越すのか?」が焦点になっており、温暖化とはいえ、屋外での夏の飼育は難しい感じがします。



※最後に
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

雨が降り続いております。とても蒸し暑いです。

雨も「しとしと(細かい雨が降るの意)」と降るわけではなく「ざぁざぁ(滝の様な雨)」と降りますので、ベランダの配管は上階と屋上からの甘雨水が流れており物凄い音を立てています。

ベランダから見る周囲の風景は、空は黒い雲で覆われて真っ暗であり、雨が道路に叩きつけられており排水溝で処理しきれない雨水が道路を川のように流れております。

線状降水帯
ニュースでは盛んに線状降水帯により、大雨の予想や大雨による被害の状況が伝わってきます。

線状降水帯とは、次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が集合した状態のものです。集合した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域を線状降水帯といいます。

近年は毎年のように線状降水帯による顕著な大雨が発生し、数多くの甚大な災害が生じています。

ベランダに雨が吹き込んだ場合
我が家のメダカなどの水棲生物はベランダですので、この線状降水帯は関係ないのかといいますと、そうではありません。

線状降水帯による大雨で風が強い場合は、ベランダの内側まで吹き込んできます。

大量の雨水は容赦なくメダカ容器に振り注ぎます。メダカ容器の水位は上がっていき、やがて溢れだします。

メダカ容器の水位が上がるとメダカはどうなるのでしょうか。

親メダカであれば、雨水から逃れるように水面にいることは少なく、水底でじっとしていますので、雨水とともに流れ出てしまうことは、ほぼありません。

雨水とともに流れ出てしまうのは、水面にいるメダカであり、大雨でも水面にいるメダカは何らかの原因で弱っていて水底に潜る力がない個体が多いです。

また、メダカの稚魚は、ある程度大きくなるまでは水面で生活していますので、メダカの稚魚は雨水とともに流れ出てしまうことがあります。

他にメダカではありませんが、タニシ、カワニナなどの貝、特にスネールと呼ばれているサカマキガイなどは沢山の個体が容器の外に出てしまい干からびていることがあります。

ドジョウも、ここぞとばかりに容器の外に出てしまいます。ドジョウ自体が脱走王との異名をとっていますので大雨で水位が上がった状態は『脱走する絶好の機会』です。

ヌマエビに関しては、逆に雨水とともに流れ出てしまうということはありません。水底に隠れてしまっております。

ベランダに雨が吹き込まない場合
線状降水帯による大雨でも風がない場合は、ベランダの内側まで吹き込んでくることはありません。

「これはどういうことなのか?」と言いますと「晴れの日」と変わりません。夏の場合は気温にもよりますが、ヘタをすると「猛暑日」と何ら変わらないことになります。

猛暑日と一緒となりますと、急激にメダカ容器の中の水が減っていき水位が下がっていくのです。

ここで忘れがちなのは、外は線状降水帯による大雨でざぁざぁ降りなのに、ベランダ(※)は当然雨が降っていません。晴れの日と変わらないことです。外が大雨ですので錯覚しがちなのです。気づいたら「あー!!!」なんてことになりかねません。

※ベランダとバルコニーの違いは屋根がついているかいないかということだ。 ベランダは屋根がついていて、バルコニーにはついていない。

メダカ容器歯はまだいいのですが、これがガーデニングの植物ということになりますと、プランターや鉢植えの植物の水やりを忘れてしまいますと、枯れ始めてしまい、大惨事なんてことになりかねません。植物は一度でも萎れてしまいますと元気を取り戻すのに時間がかかります。慌てて水をあげて元気になったようになりますが、その後の開花や結実(けつじつ:実がなること)に影響を及ぼすことが多いです。

最後に
『外は大雨かぁ。』と思っても、ベランダ飼育者は、ベランダの水やり、または排水に注意を払わないといけません。



※最後に
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

暑い~。今日は休日ですので、平日にできなかった水棲生物や水生植物の世話をベランダに出てしておりますと、ダラダラと汗がしたたり落ちてきます。暑いは暑いんですが蒸し暑いんですよね。

コガマやウキヤガラの抽水植物を植えている金魚容器内の鉢が前日からの強風で倒れてしまい、金魚たちが落ち着きなく泳ぎ廻っていたのでした。鉢が小さいのか、すでに大きくなってしまったコガマとウキアガラの地上部が成長して重たくなってしまったのもので、強風に耐えれなくなっていました。

鉢を何度か起こしましたが、強風が吹きやまないので、再び倒れてしまいます。

仕方がありませんので、鉢の上に重しを置いて様子を見ています。

強風は昨日から吹いており、今日の夕方もまだ吹いている状況です。

日中はといいいますと、強風は吹いているのの、太陽はしっかりと出ており、直射日光に当たるととても暑いです。

水温は上昇しつづけて、30℃まで上がりました。日中は親メダカたちは水草の中に隠れてしまい、泳いでいる姿を見ることができません。そして夕方に涼しくなると水面で出てきて泳ぎ始めます。

いきなり6月に猛暑になりましたが、8月の猛暑では35℃程度まで水温が上がりますので序の口であります。水草を入れておけば陰になりますが、そこは状況を見て簾(すだれ)も併用して夏を凌ぎます。

明日も猛暑だそうです。


水温計は30℃となっています。
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白メダカは潜ってアナカリスの下で休んでおり見えません。
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ヒメダカもマツモの下に隠れて涼んております。
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メダカの稚魚は元気に泳ぎ廻っています。
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※最後に
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

昨日も今日も雨です。 ここしばらく太陽が雲の合間から覗いても、ほんの僅かな時間だけであり、後はどんよりとした雨雲が空を覆っております。

タイトルに五月雨と書こうとしました。五月雨の読みはさみだれと読み、意味は陰暦5月に降る長雨ということで陰暦5月は、現代(新暦)の大体6月をさしています。6月の長雨ですので梅雨と同じなんだそうです。なお、梅雨は主として五月雨の降る「季節」をさしており、五月雨は「雨そのもの」をさすのだそうです。

また、ここで出てきた旧暦5月とは、日本が1873年(明治6年)以前に使用していた太陰暦(正確には太陰太陽暦)における5月をいいます。

そして太陰暦では、月の満ち欠け、すなわち新月(または満月)から新月(または満月)までの約29.53日を基準として、29日(「小の月」といいます)または30日(「大の月」といいます)を1ヶ月と換算して「小の月」と「大の月」による12ヶ月で1年としています。

従いまして、新暦で5月下旬から7月中旬頃となり、毎年ずれています。

雨が降り続きますと、一番気になりますのは、容器からのオーバーフローとなります。

ただし、オーバーフローでメダカが容器の外にでていくのかといいますと、そうそうありません。特に強い雨が降っている場合は、メダカは雨に影響、温度や水質(酸性)、そして雨の衝撃に備えて、水の底にじっとしていますので、雨水とともに流れていくことはほぼありません。ただ、稀にありますので、雨上がりには確認はしていください。

ただし、メダカの稚魚は水底に潜ることはしませんので、そのまま流れてしまいます。水位を予め低くしておくなどの対策が必要です。親メダカと違い、小さいので容器の外に流れますと見つけるのは困難になります。

そして水温水質の変化です。雨水による水温が変化しますし、雨の間に雲の合間から覗く太陽によって水温が上がったり下がったりします。また雨水(酸性)により水温変化があります。

この水温水質の変化でもメダカが大きく体調をくずすことはありません。

水温水質で体調をくずしてしまうのは、ここにメダカの食事が加わることです。メダカがエサを食べることによって消化不良による体調不良、そしてエサが残ることによる水質悪化、特にエサの残りによる水質悪化は長雨の影響で腐りやすくなりますので悪化し易く、日光不足により微生物の活性も落ちますのでメダカに無毒な物質に分解するまで時間がかかります。

エサやりは量や回数を抑えるなど、少し慎重にする必要があります。特に4月後半から活性が上がってエサをたくさん食べるようになってからのエサを抑えることになりますので難しいところもありますが、そのままあげ過ぎますと大量死につながる場合もありますので要注意です。

また、日光不足により、メダカの健康にする骨や皮の形成に影響を及ぼしたり、産卵条件の時間(1日12時間程度)を満たしていないので産卵をしないこともあります。

日光が当たれば産卵を再開しますので、しばらく待つことになります。

雲がどんよりしています。
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ヒメダカです。水草に隠れています。
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白メダカはやや上層にいますが水面にはおりません。
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メダカの稚魚が誕生しました。この時期はオーバーフローには注意が必要です。
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

北京オリンピックが終わりました。コロナ禍にあって、夏季は東京、冬季は北京とオリンピックが2回見ることができた年度でした。

そもそも夏季と冬季は開催都市は違えど、同じ年度で開催されておりました。

1998年の冬季のリレハンメル(ノルウェー)から始まりました。

何でかは正式な発表がないのでわかりません。一番多く出回っている説が夏季オリンピックに比べて冬季オリンピックの注目度があげて、テレビの放映権料金の値上げやスポンサー集めを有利にすすめようということです。

もうひとつが、年度に2度のオリンピックを開催すると国際オリンピック委員会の負担(何をやっているのかは不明です)が大きく、2年ずらすことによって国際オリンピック委員会の運営負担を減らそうというものです。

どちらにせよ、国際オリンピック委員会のご都合主義で開催年の変更があったように思います。

今回、北京オリンピックをテレビ放映を観たのは、フィギアスケート女子のワリエワ選手のフリースケーティングとカーリング女子の準決勝の日本vsスイスでしたが、やはりフィギアスケート女子のワリエワ選手は痛々しくて観ていられなかったです。

何が正解だったのでしょうかね?完璧に演技して金メダルとなったら、それはそれで色々言われるでしょうし、CAS(スポーツ仲裁裁判所)が出場不可の判定をしたら、それはそれで議論されているでしょうし、いずれにしてもスッキリしないフィギュアスケート女子の結果となってしまいました。

現在のジャンプ点数の高いフィギアスケートの採点方式ですと、4回転を軽々跳べるロシア3人娘には太刀打ちできそうにありませんので、坂本選手のショートプログラム、フリースケートのノーミス演技で、とれたのは称賛に値しますが、たられば論で言いますと、3人娘が普段通りに演技していれば、難しかったのだと思います。

北京も寒そうな情景をテレビを通して見せてくれましたが、日本もまだまだ寒さが続いております。

しかしながら、2月もあと1週間です。3月になれば徐々に気温もあがってきて、メダカやドジョウなどの水棲生物や、スイレンやハスなどの水生植物は芽を出してきます。

もうあと少しの辛抱です。

2月なので日が落ちる夕方からは特に寒いのですが、日中は暖かい日が少しずつでてくる季節ではあります。

ここで一番気を付けないといけないことは、「飼育」を始めてしまうことです。

暖かい日になったからと言って、屋外飼育を始めてはいけません。


❖暖かくなったからといってエサをあげてはいけない。


特にエサをあげてはいけません。

まだ、春になっていないこの段階で暖かい日中にエサを食べてしまうと、夕方になり寒くなった時点でメダカは消化不良で体調をくずしてしまいます。

また、活性が上がっていないこの時期にエサをすべて食べることはありませんので、エサが残り、水の富栄養化がすすみます。

そして、少しずつ暖かくなってきますので、容器はアオミドロが繁茂して、泳ぐスペースのないくらいにアオミドロだらけになってしまいます。

この時期も、冬の間と同じく「足し水」だけに留めておきましょう。


❖次シーズンにむけて用土の在庫確認や容器購入

来たるべく春に向けて、今すべきは次シーズンに向けての準備です。特に毎年使用する用土、そして新たにチャレンジするとなると容器、そしてレイアウトの石や流木、水草などです。またエサを前年度に使い切ってしまい、ないかもしれません。

これらを春になってから購入するとなると、皆さん購入しますので、特にネット店では自分の購入したいものが売り切れになっていることもあります。

春になって、購入できてないとなれば、自分のしたいようなメダカなどの水棲生物の飼育やハスやスイレンなどの水生植物の飼育ができないかもしれません。

早めに購入しておくのもいいと思います。

ただ、水草は早い時期では休眠株(地上部は枯れていて地下の根だけの状態)の場合があるので、注意が必要です。休眠株で購入してもいいですが、意外に難しく芽が出ないで枯れてしまう場合もあります。芽が出てから購入したほうがいいです。

また生体はまだまだ寒い、また容器の大掃除や水替えによる環境変化になじめずに死なせてしまうことがありますので、水が安定してから購入するのがいいと思います。


白メダカがアナカリスに隠れて過ごしています。
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少しずつ、姿を現すようになってきました。
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ヒメダカたちが泳いでいます。
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メダカの稚魚です。今年は寒い冬ですが頑張ってくれています。
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