虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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カテゴリ: イネ、カブトエビ

今日もいい天気でした。最近はいい天気が続いていますが朝晩はかなり涼しくなりまして、特に朝は出社する時には、スーツのジャケットを羽織るようになりました。

そして今日土曜日は休みを利用して今シーズンのバケツ稲を終了しました。 

今年の猛暑には稲穂がうまくつくか心配しましたが問題なさそうです。無事に刈り取り、来年の種籾になってもらいます。
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種籾には中身がしっかり入っています。うまくいかないとスカスカです。
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稲に連作障害はあるのか?
よく言われている野菜の連作障害が起こる原理は、特定の養分ばかりが使用されて減っていったり、それに伴って菌などの生息状況にも影響が生じることによるものです。

田んぼで連作障害が起こらない理由は、「水を張っているから」です。

河川や用水から田んぼに流れ込む水に含まれる養分(山の落ち葉や窒素・リン酸等)を利用できます。水を入れる事で毎年多くの養分が田んぼに補給されることになります。また、水の影響で土の中にたまる有害物質が洗い流され、過剰な成分や有害な成分を流し出し、雑草の発生を抑えてくれます。

バケツ稲に連作障害はあるのか?
バケツ稲は上記の田んぼのように河川や用水から養分を含んだ水が流れ込んでくるわけではありませんが、前年に使用していた土は翌年も使用できます。

前年の土を翌年も使用する場合は、5月に田植えをするとして4月から始めます。

まず、土をほぐして前の年の稲(いね)の株が残っていたら地上部のみ取り除きます。地下にある根はそのまま残しておいても大丈夫です。

そしてバケツに水を入れてしまいます。

水を入れて天日にさらすことで、土にふくまれる微生物や細菌が空気にふれて活発に動き出します。微生物や細菌は、土の中に残っている根やわらなどを分解して、植物の成長に必要な栄養分にしてくれます。

こうして2年目以降も同じように育てられますが、3年目からは土の中の養分が減少して育ちが悪くなります。土を元気にさせるには土壌活性剤や肥料などが必要になります。

我が家は土(土は荒木田土)を掘り返して水生生物の肥料を入れて混ぜています。これでも十分に育ちますし、もう5年は同じ土を使用しています。

ただし、それが面倒くさい場合は、新しい土を入れ替えればいいと思います。



※最後に
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暑いですね~。いよいよ関東も梅雨明けが近いですね。快晴とはいかないものの、時折出る雲の合間から見える太陽は強烈な光を放っております。ベランダに出ますとうだるような暑さです。

時々、雷のような音が聞こえてきます。11時過ぎには市の防災放送から「光化学スモッグ注意報」が発令されました。

水草であるアナカリス、マツモやホテイ草が繁茂して、メダカの泳ぐスペースがなくならないように毎日見て回っていますが、すぐに繁茂してしまいますので、この時期は定期的な間引きが欠かせません。

そして、バケツ稲のほうも大分、株が立派になってきました。

バケツ稲といっていますが、プランターに植えている稲でして毎年のように植えております。

稲の容器ですが、稲のほかに何か雑草が生えています。

どうやらコガマのようです。

二つ右隣の福ダルマ金魚を入れていた飼育容器があり、コガマを鉢に入れておりましたが、それは昨年のことで、今年はコガマを育てるのをやめましたので、コガマはないはずなのですが、二つ左隣のバケツ稲の容器に生えてきたのです。

コガマの種でも飛んだのかということもありますが、昨年はガマの穂が咲きませんでしたので、ありえませんし、田んぼの土も何年も前からずっと同じ土を使用しています。不思議な出来事です。

稲を植えたプランターです。コガマが一番手前に生えております。
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藻が一面を覆っています。もう何年もやってきてましたが、ここまで藻が生えたことはなかったです。
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まずは藻を取り除きます。結構な量が生えております。
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コガマを取り除きます。
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プランターが綺麗になりました。
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※最後に
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今日は雨の予報でしたが、日中は晴れ間が覗いて暖かい日でした。

4月後半から芽出ししていましたイネですが、芽出しして葉が3~4枚で苗の移し替えのタイミングなのですが、我が家は若干早く葉が2枚程度で苗を植えてしまいます。

屋内で芽出ししていたイネの苗です。
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イネの苗をプランターに植えます。昨年収穫後のものを使用しています。4月頃から水を入れておき、カブトエビの孵化(今年は駄目だった)や微生物の発生、タニシによる底面にたまった枯れ葉などを食べさせてるデトリタス食をさせます。何か草みたいなものが生えています。
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イネの苗を抜いてプランターに植えていきます。
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イネの苗をプランターに植えたところです。
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※最後に
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いきなり寒くなってしまいましたが、5月に入ろうとしておりますので、アサガオの種まきとイネの芽出しをしました。アサガオの種まきは一般的には5~6月となっていますし、例年、教科書通りにGW辺りにアサガオの種まきをしています。

5月に種まきをすると花が咲くのが7月初旬に咲くのですが、8月に入ると強烈な西日のあたる我が家のベランダ独特の環境では強烈な暑さで花が咲いてもすぐに萎んでしまいますので、今年は少し早めに植えてみてみようと思い立ちました。

イネの芽出しも一般的には5月初旬でありますが、こちらも少し早めに芽出しを開始しました。芽出し自体は教科書通りに芽が出るのですが、その後に植え付けした後に、日当たりがよくないのか、生育がやや遅くなりますので、早めにやってみようと思いました。

アサガオを植える容器です。子供の小学校のものをずっと使用しています。
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昨年、採っておいたアサガオのタネです。
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指で穴を作ります。指の第一関節程度で十分です。
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アサガオのタネを入れた後に埋めて完了です(この後に水をかけています)。
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イネの芽出しです。
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種もみを入れて水を入れます。その後、暖かい場所で保管します。
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ベランダで稲を育てていますが、10月になり穂が黄色く染まってきましたので、収穫することにしました。

収穫するといいましても、稲を食べるわけではなく、あくまで翌年の種籾としての収穫です。稲も食べるような量を育てているわけではありません。わずかばかりです。

毎年、稲穂のある風景が身近で見たいだけで、稲を育てているんですけども、それとともに田んぼに発生するカブトエビを育てることもしております。

しかしながら、今年はカブトエビは1匹も孵化しませんでした。非常に残念ですが、気温を水質がカブトエビの孵化を促すような条件にならないと孵化しませんが、孵化の条件が確立されているわけではありませんので難しかったのかもしれません。

条件を満たして、うまくいくと年に2~3匹は孵化しますので、稲の成長とともにカブトエビの生態を観察することができます。

カブトエビの孵化の方法は確立していないのですが、来年も稲とカブトエビの挑戦をしていきたいと思います。


無事に穂を実らせてくれた稲です。
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しっかり実ってくれています。収穫して来年用の種籾として使用します。
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稲の根本から茎をカットして完了です。用土にカブトエビの卵が残っているかもしれません(孵化しない年の翌年に残った卵が孵化する場合があります)ので用土はそのままにしておき、春になったら、そのまま苗を植えていきます。もう何年も同じ用土を使用しています。
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※最後に
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本日は暖かい日でした、というより暑い日でした。いつも通りベランダのメダカ容器のメンテナンスや、新しくきた生き物の容器わけをしていましたら、汗がダラダラでてしまいました。

屋内で芽出しをしていたイネの大きくなってきましたので、プランターに植え替えることしました。


ペットボトルに入れて育てていたイネの苗です。
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水をかなり早い段階から入れていたプランターです。泡がでていますね。何でしょうね?昨年の用土を入れたものをそのまま使用していますので、微生物がかなり湧いています。ミズミミズがなかなか多いですね。
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ペットボトルのティッシュに根を生やしているイネを取り出します。すでに根が結構長く、なかなか取れないですが、根を切らないように取り出して、プランターに植えていきます。
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植えた後の苗です。水中に沈んでいますがすぐに水面に出てきます。
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※最後に
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毎年、イネを育てると同時にアメリカカブトエビを育てています。累代飼育に挑戦しており、土の中にアメリカカブトエビが産卵しているかもしれませんので、イネを収穫した後の土を翌年まで保存して再利用しています。

孵化がうまく行かなかったり、孵化しても死んでしまったりと、うまくいかないことも多々あります。今年はうまく孵化しませんでしたので、オークションで卵を購入して孵化させることにしました。

飼育セットも販売しておりますが、うまく孵化しても2匹程度でありますし、容器やエサ、栄養は不要でして、卵だけ欲しいので、そうなればオークション一択です。

オークションですので、商品保証されているわけではありませんので、正直うまくいくのかはわかりません。


アメリカカブトエビの卵が入っているパックです。パックにはカブトエビの卵20個以上とホウネンエビの卵が少量、マットが入っています。何回か購入していますが、ホウネンエビが生まれたことはないです。
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パックにある中身全てを容器に入れます。
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そのままにしていても、そのうちに沈んでいきますが、風で飛ばされてる可能性がありますので、マットを水に浸します。これで準備は完了です。後は孵化を待ちたいと思います。
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※最後に
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イネの芽出しを4月24日に開始して20日程度経ちましたが、ようやく芽が出つつあります。 

もうすこしでプランターに植えられるぐらいに成長しそうです。プランターにはすでに水を張っており、苗を植えるのを待っている状態にしております。

本来は新しい荒木田土を使用するのですが、カブトエビが土の中に産卵している可能性がありますので、昨年の土をそのまま使用しています。

乾燥しきった土に半年ぶりに水を入れますとミジンコなどの微生物が発生します。特に多いのがミズミミズで大量に発生しています。苗を植えてしばらくしますとミズミミズはいなくなってしまいますが、土の中に潜り込んでいるものと思われます。

何年も同じ土を使用すると、このような現象も発生します。なお、今年はカブトエビが生まれませんでした。オークションで卵を購入して孵化にチャレンジしたいと思います。

イネの芽出し状況です。芽がでてきています。
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葉が3枚でるまで我慢です。葉が3枚でたら植え替えを行います。
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毎年植物を育てていますが、定番のイネを育てることと、もうひひとつ、やはりガーデニングです。今年はトマト、ナス、ピーマン、そしてトウモロコシと小松菜を育てようとしています。

ひとつのプランターにで育てようとしていますので、かなり密集して肥料不足や日照不足になりそうですが、西日のよく当たり植物よく育つ場所ですので、ちょっと期待しております。

野菜がごちゃっとしていますプランターです。
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トマトです。ナス、ピーマンと一緒に植えましたが、トマトは生育が早いです。
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小松菜です。さすがに間引かないとだめですね。
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トウモロコシです。日当たり第一の植物です。一昨年は日当たりの悪い場所で散々でしたが、今年は日当たりがいい場所なので期待しています。
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ピーマンです。果たして実がなりますかどうか。
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ナスです。昨年は日当たりの悪い場所にプランターを設置してしまい全く実をつけなかったのですが、シーズン終盤に日当たりのよい場所にしたら実をつけはじめました。それで今年は他の野菜も沢山植えているのです。
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◆ドキュメント
作成日付:2021/11/27
更新日付:----/--/--
※2022.01.27更新(タイトル変更)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

❖イネを育てる
大人になって住んでいるのが都会である場合、田んぼを見るには田舎に行くか、自分で再現するしかありません。近所に田んぼがあればいいんですがない場合は田舎に見に行く時間がそうそうあるわけではありません。

毎日、子供が口にするご飯は、農家の方々が丹精込めて作ってもらっているコメであります。このコメを作っている農業に現代の子供達はほぼ触れることはありません。もちろん、学校教育での農業やイネのことを取り上げて教育することもありますし、校外学習で「田植え」や「稲刈り」を行うこともあります。事実、子供が泊りがけで新潟に行き稲刈りを行いました。

前置きを長々と書きましたが、イネを育てることによって農業の大変さやイネを育てることの苦労を知るのもよいですが、イネを作ることに面白さを純粋に知ってほしいと思います。




種もみを手に入れる
昨年度に収穫した種もみを使用するのであればいいのですが、最初に始めるには『種もみ』が必要です。実は、この『種もみ少量だけ』を手に入れるのが難しいのです。

まず、リアル店には販売しておりません。売っていそうな感じがするのですが、ホームセンターなど種の販売コーナーでも見かけたことはありません。

そしてインターネットで探すことになりますが、種もみだけ販売しているのを探し当てたことはありません。

もしインターネットで探し当てたとしても「おコメ栽培セット」か「イネの苗」となります。「おコメ栽培セット」は文字通り、種もみ、容器、用土と育て方の説明書が入っているセットです。最初はそれでもいいなら購入してもいいと思います。芽出しから体験できることができます。ただし、ちょっと価格が高いです。

また「イネの苗」も最初の年は「芽出し」を行わないのであれば購入してもいいと思います。

種もみを購入したいのであれば、JAグループのサイトに3月から4月にかけて「バケツ稲作りセット」を販売しておりますので購入できます。種もみ、肥料、栽培マニュアル、バケツ貼付用シールとセットなのですがお値段は271円(2021年)で安く購入できます。

ただし、数量限定、期間限定となっていますので早めの購入をしてください。サイト検索で「JA バケツ稲」で検索ヒットします。

もし購入できなかった場合は「芽出し」の季節をかなり過ぎていると思いますので、その年は「芽出し」をあきらめて「イネの苗」を購入することをオススメします。

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最初に(4月下旬:カブトエビを孵化させる)
これは必須ではありませんので、飛ばしていただいて結構です(「芽出し」から読んでください)。
本来であれば、イネの種もみから芽出しを行い苗を植え替えます。苗を植え替える時はバケツなどの容器に荒木田土を入れて苗を植えて完了となります。

しかしながら、我が家のバケツ稲(我が家はプランターです。ここでは便宜上「バケツ稲」と呼びます)の育て方は、イネを単純に育てるのではなく、田植えとともに、田んぼに棲息する生き物も再現したいので「カブトエビ」を孵化させて育てております。

前年に使用した用土は新しい栄養価の高い用土に交換するのが本来ですが、「カブトエビ」が前年用土に産卵しておりますので、そのまま前年の用土を使用します。前年秋から乾燥させておりますので、水を入れることによって「カブトエビ」が孵化するのです。


昨年秋から乾燥させていた用土に水(カルキを抜いた水)を入れます。
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乾燥していた用土に中にあるカブトエビの卵が水を入れることによって孵化します。
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大きくなって泳いでいるカブトエビです。
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芽出し(4月下旬~5月上旬)
種モミを水につけて「芽出し」を行います。「芽出し」を行うのは、まずは発芽のタイミングを同じにする為です。同じにすることによって、稲穂の実りを同じにして収穫することができます。

そして、発芽までの間の種モミにつくカビで発芽できないことや、虫や鳥に食べられてしまうことを避けられますし、雑草より早くイネが生育させることにより、雑草に生命力に負けてしまい育たなくなることを防ぎます。これは、イネだけでなく作物を発芽させるのに用いる一般的な方法でして「催芽(さいが)」と言われます。

「芽出し」ですが、まず浅めの容器を用意します。容器の種類は何でも結構です。手っ取り早くの場合はペットボトル(2L)をカットして作ってもよいと思います。

容器の底にテッシュペーパーかキッチンペーパーを敷きます。しっかり根付かせる為です。

水温は4月下旬から5月中旬の気温のまま(常温)でいいと思います。ただし「芽出し」をする容器は屋内で日が当たる場所に置きましょう。屋外に置くと、この時期は日中が暖かいのですが、夜はまだまだ寒いので、なかなか芽がでてきません。

常温だと芽が出るのは1週間程度かかります。発芽の適温は25℃~30℃で3日程度あれば芽が出ますので、ぬるま湯を入れるのも手です。ただ、遅めの5月下旬以降に「芽出し」を行う場合はよいかもしれまんが、あえて急ぐ必要もありませんので常温でいいかと思います。


容器を用意します。
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容器の底にテッシュペーパーかキッチンペーパーを敷きます。
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水を浅めに入れます(水が蒸発したら足し水したらいいです)。ちょっと種もみが外側に流れてしまうので、水を入れた後に種もみが中央にくるように移動させます。
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植え付け(5月下旬~6月上旬)
芽が1週間から10日前後で出てきますが、すぐに植え替えてはいけません。ある程度大きくなるまで育てます。葉が3枚程度でたら植え替えを行います。

芽出しで1週間程度、葉が3枚程度出るまで2週間程度かかります。

植え替えの用土は「荒木田土」一択でいいと思います。他に「水生植物の土」でも育ちますが、「荒木田土」は文字通りに水田などの下層から採取される土です。ハスやスイレン・カキツバタなどに使われます。

「荒木田土」は粘土質で重い土で、通気性や排水性には劣りますが、有機質を多く含み、保水性や保肥力(肥料もち)の良い土で、イネを育てるに最適です。

「芽出し」した容器からイネの苗を取り出します。ティッシュペーパーに食い込んでいるので切り取りながらで構いません。植え付けは浅いと苗が抜けてしまいますので3~4㎝程度にします。

イネの苗を植える間隔は5cm程度でよいと思います。バケツ稲ですので、結構窮屈に植えないと、見た目が寂しい感じになりますので、ある程度密集して植えてもいいと思います。本当に密集して植えなければ問題なく育ちます。


芽がでてきましたが、ここでは植え替えをしません。
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葉が3枚程度出ている状態のイネの苗です。
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荒木田土です。
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プランターに敷き詰めます。
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水を入れた後に苗を植えて完了です。
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カブトエビを生かしたいので
 芽出しの仕方ですが、初めて行う、(本来は)毎年、用土を新しくして行うやり方をご紹介しました。

我が家の場合はかなり粗くてといいますか、前述した「カブトエビ」を孵化させて育てたいので先に水を入れてしまいます。

6月上旬になると気温が暖かくなり、「夏日(最高気温が25℃以上)」になる日がでてきます。「カブトエビ」は水温が暑いのが苦手な部類ですので、先に水を入れて孵化をさせるわけです。
そして「芽出し」を行ったイネの苗を植える手順が逆になっています。

難点は前年と同じ用土を使用するしかないので、スティック肥料を結構刺しています。「カブトエビ」は水質変化、水温変化に敏感でして、足し水をしただけで全滅してしまったこともありますので、スティック肥料を刺すと水質が変わってしまうのではと、最初は恐る恐るスティック肥料を刺していましたが問題ないようです。


先に水を入れて「カブトエビ」を孵化させた後に「芽出し」をしたイネの苗を植えている状態です。この中に「カブトエビ」が泳いでいます。
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「カブトエビ」です。
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分げつ(芽出し開始から2ヶ月後)・・・後々助かることあり
「分げつ」とはイネ科作物の枝分かれすることです。 最初から数えて4枚目の葉(4葉)がでると同時に、1葉のつけ根の節から枝分かれして「分げつ」が始まります。5枚目で次と10枚目ぐらいまで「分げつ」が行われます。

穂がつく「分げつ」を「有効分げつ」、生育が弱く穂がつかないものを「無効分げつ」といいます。

この「分げつ」のおかげで、天候不良で穂がつかない、枯れてしまったなどがあった場合に別の「有効分げつ」から穂がつくので、バケツ稲としてはとても助かります。

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中干し(7月中旬~8月上旬)
田植えから1ヶ月程度(30~40日後)に用土を乾燥させる「中干し」を行います。1ヶ月程度と書きましたが、草丈が40~50㎝程度に伸びたら行ってもかまいません。

「中干し」を行う理由は、以下のとおりです。

 ・無効分げつ(穂にならない枝)が増えるのを防ぐ
 ・イネは根を下に伸ばして倒れないようにするのを助ける
 ・地面を固くして重機で収穫しやすくする(バケツ稲は関係なし)
 ・土の中に酸素を供給して、逆に溜まっているガスを抜いて根を元気にする

「中干し」は1回限りです。

「中干し」は地面が乾く程度です。バケツ稲ではどれくらいの期間か?と言われると日にちでは言う事ができません。田んぼであれば軽く亀裂が生じる程度とか、5~7日程度とか、いうことができますが、バケツ稲は、広大な田んぼとは違い、狭い容器の中での生育環境ですし、天候にも左右されますので、あくまで地面が乾く程度に行います。

「中干し」中のイネです。
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用土が乾燥しています。
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水を入れて「中干し」を終えたイネです。
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水を入れるタイミングを間違えると枯れる(失敗談)
 「中干し」をあまり長くしておりますと枯れ始めます。「中干し」する時期は穂が出る時期であるので、穂も育たずに枯れてしまいます。枯れ始めてから、慌てて水を入れても穂は影響が出てしまいます。
 こうなると来年の種もみになりませんので穂もカットするしかないです。ここで「分げつ」が助けてくれます。別の枝から穂がでてきますので、イネを収穫することができます。

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出穂(8月中旬~8月下旬)
田植えから100日程度で穂がでてきます。「出穂(しゅっすい)」といいます。穂が出ると翌日には花を咲かせて受粉させます。籾(もみ:イネの果実)の中で胚(はい:受精したもの)が養分を蓄積して、最終的に種もみになります(かなり簡単に書いています)。


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イネの収穫(10月中旬~10月下旬)
イネの収穫の2週間前ぐらいから足し水をやめます。これを「落水」といいます。穂がこうべを垂れて色ずいて、茎葉も7割程度に色ずいたら収穫を行います。

穂が色ずいてこうべを垂れております。
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穂がしっかり実っています。
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良い感じですね。
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根元からカットして今年はこれでおしまいです。
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※最後に
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今日はいい天気でポカポカ陽気でした。しかしながら、メダカをはじめとする水棲生物は晩秋であることを察知しておりエサをあまり食べませんし、ハス、スイレンをはじめとする水生植物は元気がなくなっており、新しい葉を増やすペースがかなり遅くなってきていますし、枯れてきている水草もあります。

多年草であれば地上部が枯れて冬は根だけで越冬することになりますが、1年草であれば、タネができますので収穫することになります。

我が家はタネを採るのが面倒ということで、基本的に多年草の水草ばかり植えております。

多年草ばかりの中で育てているイネは一年草(野生のイネは多年草)ですので、イネのタネ、いわゆる種籾(たねもみ)を収穫しないといけません。

イネも枯れて稲穂の頭も垂れてきておりますので収穫することにしました。

イネです。今年は夏に中干しのしすぎで水切れを起こして枯らしかけましたが、復活してくれて稲穂を出してくれました。
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いい稲穂です。
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しっかり実が入ってそうです。
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イネを刈り取った後です。そのままにしておき、また来年、まずはカブトエビが生まれるかを確認します。そしてイネを植えます。蜘蛛の巣みたいんものはアオミドロがそのまま枯れたものです。
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