※2023.04.23改題(旧題:メダカの突然死、大量死、集団死、ポツポツ死の原因を究明せよ!)
メダカを飼育していますと、メダカが優雅に泳いでいるところを見ると癒されますし、エサをあげるとメダカがパクパク食べてくれるのを見ると楽しめますし、メダカが卵を産んで稚魚が孵化するといった繁殖で増えていくとうれしくなります。
それとともに、メダカ飼育で避けられないのが「メダカの死」であります。
メダカの1匹、2匹と死んでいくのにも飼育者としては「がっかり」するのですが、特に避けたいのは、昨日まで順調だったメダカの「突然死」、そして一番避けたいのは「大量死」であり「集団死(大量死と同じです)」です。
メダカの飼育者が「大量死」を発生させてしまった場合、飼育容器に1匹もいなくなりますので、反省を生かして再度挑戦となりますと「今回の大量死の原因が何なのか?」がわからないと、次も同じことを繰り返してしまいますし、なかなか次もメダカを家に迎い入れて飼ってみようということに億劫になってしまいます。
そこで「突然死」や「ポツポツ死」、「大量死」や「集団死」の原因はどうしてなのか?を予め理解しておくのもメダカ飼育者にとって、そしてメダカのとって、良いことであります。
「突然死」の定義として、メダカを購入したり、譲渡されたりして飼育容器に導入した時に、元々メダカが泳いでいた水質や水温を合わせるために「水合わせ」をしますが、この「水合わせ」が失敗して死んでしまったのは、自分の家の飼育容器内の環境に慣れなかっただけですので「突然死」にカウントはしません。
メダカを自分の家の飼育容器内に導入後、1ヶ月2ヶ月経ち、メダカは順調に育ち元気に泳いでいたのに、ある日を境に突然と死んでしまう。それも1日でなく、2日、3日と毎日少数ではありますが、少しずつ死んでしまう状態を「突然死」とします。
この「突然死」を引き起こすのは、目に見えないところで、水質に変化が訪れているからです。
メダカを飼い始めるのは、春から初夏辺りになるかと思いますが、GWを過ぎて梅雨あたりからはメダカは元気に泳いで、産卵の最盛期に入っていきます。産卵に備えて食欲は旺盛となり、必然的にエサの量が増えていきます。そして排泄物も多くなります。
メダカとともに植物プラントンや分解バクテリアの動きも活発に動き増えていきます。
ミナミヌマエビやヒメタニシと混泳していれば、どちらも産卵シーズンを迎えていますので、飼育容器内の個体数が増えていきます。
水草を入れていますと、水草が繁茂することにより、日中は光合成をして酸素を水中に供給してくれますが、夜は逆に酸素を消費します。
こうして飼育容器内の生き物の動きが活発になったり、個体数が増えたり、水草の成長などの環境がかわることにより、水中の溶存酸素量が減っていく季節でもあります。
水中の変化は溶存酸素量だけでなく、エサの量が増えたり、排泄物が多くなることで、水質も微妙に変化していきます。本来分解されるべきメダカに有害なアンモニアの量や亜硝酸の量が増えていき、分解バクテリアによる処理が追い付かずに堆積していくことになります。
そして、水中の溶存酸素量が少ない酸欠に加えて、有害物質に中毒状態になり、ある日限界を超えたところで突然死んでしまうのです。
ある日1匹、2匹と突然に死んでしまっていたメダカですが、或る日、いきなりといってもいいのですが「大量死」を迎えます。
この死骸を放置した場合、死んだ魚の内臓が腐敗して体内でガスが発生しますし、油分や内臓が水中に放出されます。この1匹、2匹の死骸が飼育容器内の水質を一気に悪化させるのです。
水中の溶存酸素量が少ない酸欠に加えて、死骸から発生しガス、そして油分や内臓が有害なアンモニアや亜硝酸の濃度を高くして、一定の濃度を超えるとメダカの「大量死」につながるのです。
「水合わせ」に失敗したところで「大量死」につながることはありません。極端な話で元々水温30℃の水にいたメダカを水温10℃の水の中に入れれば「ショックで大量死」はありえるかもしれません。ただし、シーズン中の「水合わせ」は、メダカが元々いた水の水温と、これから生きていく水の中の水温はそう変わらないと思います。
それでは水質はどうなのかといいますと、メダカが元々いた水と、メダカ用に「塩素」を抜いて準備した水は、それほど変わりありませんので、これも「大量死」を招くようなことはありません。極論いいますと「塩素」を抜かなかった水道水にメダカを入れてしまっても大量死することはありません。もちろん「塩素」に耐えられなかったメダカは数匹は死んでしまいますが、「塩素」にもビクともしないメダカは生き残るのです。
水温の急激な変化ということは「水合わせ」で述べたとおりに、そうそう起こることではありません。大雨が降って、大量の雨水が入ったところでメダカは死にません。雨ではなく異常気象で雹が大量に降って水面一杯に氷の塊だらけにでもならない限り死にません。
そして今の時代ですと雨は「酸性雨」となっていますが、公害レベルの酸性雨でもない限り死にません。
メダカを飼育していますと、メダカが優雅に泳いでいるところを見ると癒されますし、エサをあげるとメダカがパクパク食べてくれるのを見ると楽しめますし、メダカが卵を産んで稚魚が孵化するといった繁殖で増えていくとうれしくなります。
それとともに、メダカ飼育で避けられないのが「メダカの死」であります。
メダカの1匹、2匹と死んでいくのにも飼育者としては「がっかり」するのですが、特に避けたいのは、昨日まで順調だったメダカの「突然死」、そして一番避けたいのは「大量死」であり「集団死(大量死と同じです)」です。
メダカの飼育者が「大量死」を発生させてしまった場合、飼育容器に1匹もいなくなりますので、反省を生かして再度挑戦となりますと「今回の大量死の原因が何なのか?」がわからないと、次も同じことを繰り返してしまいますし、なかなか次もメダカを家に迎い入れて飼ってみようということに億劫になってしまいます。
そこで「突然死」や「ポツポツ死」、「大量死」や「集団死」の原因はどうしてなのか?を予め理解しておくのもメダカ飼育者にとって、そしてメダカのとって、良いことであります。
突然死
メダカを自分の家の飼育容器内に導入後、1ヶ月2ヶ月経ち、メダカは順調に育ち元気に泳いでいたのに、ある日を境に突然と死んでしまう。それも1日でなく、2日、3日と毎日少数ではありますが、少しずつ死んでしまう状態を「突然死」とします。
この「突然死」を引き起こすのは、目に見えないところで、水質に変化が訪れているからです。
メダカを飼い始めるのは、春から初夏辺りになるかと思いますが、GWを過ぎて梅雨あたりからはメダカは元気に泳いで、産卵の最盛期に入っていきます。産卵に備えて食欲は旺盛となり、必然的にエサの量が増えていきます。そして排泄物も多くなります。
メダカとともに植物プラントンや分解バクテリアの動きも活発に動き増えていきます。
ミナミヌマエビやヒメタニシと混泳していれば、どちらも産卵シーズンを迎えていますので、飼育容器内の個体数が増えていきます。
水草を入れていますと、水草が繁茂することにより、日中は光合成をして酸素を水中に供給してくれますが、夜は逆に酸素を消費します。
こうして飼育容器内の生き物の動きが活発になったり、個体数が増えたり、水草の成長などの環境がかわることにより、水中の溶存酸素量が減っていく季節でもあります。
水中の変化は溶存酸素量だけでなく、エサの量が増えたり、排泄物が多くなることで、水質も微妙に変化していきます。本来分解されるべきメダカに有害なアンモニアの量や亜硝酸の量が増えていき、分解バクテリアによる処理が追い付かずに堆積していくことになります。
そして、水中の溶存酸素量が少ない酸欠に加えて、有害物質に中毒状態になり、ある日限界を超えたところで突然死んでしまうのです。
大量死
この死骸を放置した場合、死んだ魚の内臓が腐敗して体内でガスが発生しますし、油分や内臓が水中に放出されます。この1匹、2匹の死骸が飼育容器内の水質を一気に悪化させるのです。
水中の溶存酸素量が少ない酸欠に加えて、死骸から発生しガス、そして油分や内臓が有害なアンモニアや亜硝酸の濃度を高くして、一定の濃度を超えるとメダカの「大量死」につながるのです。
「水合わせ」に失敗したところで「大量死」につながることはありません。極端な話で元々水温30℃の水にいたメダカを水温10℃の水の中に入れれば「ショックで大量死」はありえるかもしれません。ただし、シーズン中の「水合わせ」は、メダカが元々いた水の水温と、これから生きていく水の中の水温はそう変わらないと思います。
それでは水質はどうなのかといいますと、メダカが元々いた水と、メダカ用に「塩素」を抜いて準備した水は、それほど変わりありませんので、これも「大量死」を招くようなことはありません。極論いいますと「塩素」を抜かなかった水道水にメダカを入れてしまっても大量死することはありません。もちろん「塩素」に耐えられなかったメダカは数匹は死んでしまいますが、「塩素」にもビクともしないメダカは生き残るのです。
水温の急激な変化ということは「水合わせ」で述べたとおりに、そうそう起こることではありません。大雨が降って、大量の雨水が入ったところでメダカは死にません。雨ではなく異常気象で雹が大量に降って水面一杯に氷の塊だらけにでもならない限り死にません。
そして今の時代ですと雨は「酸性雨」となっていますが、公害レベルの酸性雨でもない限り死にません。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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