虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


スポンサー広告



スポンサー広告


カテゴリ: 水生植物

4月になりメダカ飼育のシーズンがやってまいりました。メダカを飼うとなりますと、まずはメダカの種類を決めて、次にメダカを飼育する容器、石や流木などのレイアウト用品、メダカだけでなく賑やかにしたいなら混泳させる生き物、そして水草といったメダカの飼育環境をそろえるのが楽しみかと思います。

メダカの飼育ライフを左右するといっても過言ではないものが水草でして、メダカ飼育に水草を入れることにはいくつかの重要な意味があります。

❖メダカ飼育に水草を入れる意味

水質改善: 水草は水中の有害な物質を吸収し、酸素を放出することによって水質を改善します。特に、メダカのような小さな魚を飼育する場合、水草は水槽内のバイオフィルターの役割を果たし、安定した水質を保つのに役立ちます。

酸素供給: 水草は光合成によって酸素を生成します。特に夜間や光が不足している時でも、水草は酸素を放出し、水槽内の酸素レベルを安定させます。これは、メダカなどの小型魚が活発に動き回る際に必要な酸素を提供するのに役立ちます。

隠れ家と保護: 水草はメダカにとって隠れ家や安全な場所を提供します。特に繁殖期には、水草の茂みや葉の間に卵を産み付けたり、幼魚を保護したりすることができます。また、水草は大型の魚や他のペットからメダカを守る役割も果たします。

環境の美化: 水草は水槽内の美しい景観を作り出します。メダカの飼育水槽が水草で飾られていると、自然な環境を模倣し、よりリラックスした雰囲気を醸し出します。また、水草は水槽内のアルギーを減らし、水槽の生態系を豊かにすることにも役立ちます。

メダカ飼育に3つのオススメの水草をご紹介していきます。色々なサイトで多くの水草が紹介されていると思いますが、以下の3つの中から選べば間違いありません。

これらの水草は、メダカの飼育環境を改善し、繁殖を促進するために非常に役立ちます。そのため、メダカ飼育の水槽にこれらの水草を選ぶことは一般的であり、水草とメダカとの相性が良いことが理由の一つとなっています。

ホテイ草(=ホテイアオイ)
ホテイ草
産卵し易さ(5点満点) :★★★★★
水質改善機能(5点満点):★★★★★
隠れ家(5点満点)   :★★★★

ホテイ草(学名: Vallisneria)は、淡水の水草で、水中で生育します。一般的には水底に根を張り、長い葉を水面に向けて伸ばすことが特徴です。ホテイ草は水槽内での栽培が比較的容易であり、初心者から上級者まで幅広い飼育者に人気があります。

ホテイ草の葉は細長く、リボンのような形をしています。葉の幅や色は品種によって異なりますが、一般には緑色から深緑色をしています。

ホテイ草は比較的速い成長速度を持っています。特に十分な光と栄養を与えると、葉が急速に伸びます。

ホテイ草はランナーを伸ばして繁殖します。新しい株が成長すると、水草の密度が増し、水槽内で美しい景観を形成します。

ホテイ草は水中の有害な物質を吸収し、酸素を放出することで水質を改善します。これによって、水槽内のバランスを維持し、魚や他の水生生物の健康を促進します。

ホテイ草の密集した葉は、魚や甲殻類にとって隠れ家や避難所となります。特に小型の魚や若魚にとっては安全な場所を提供します。

ホテイ草は日光を必要とするので、日当たりの良い場所に容器を置きます。水温が低い場合は、ホテイ草の成長が遅くなる可能性があるため、水温を適切に保つことが重要です。

ホテイ草の葉は密集しており、その茂みの中にメダカが安全な隠れ家を見つけることができます。特に繁殖期には、メスメダカがホテイ草の茂みの中で安全に卵を産み付ける場所として利用します。

アナカリス
アナカリス
産卵し易さ(5点満点) :★★★
水質改善機能(5点満点):★★★★★
隠れ家(5点満点)   :★★★★★

アナカリス(学名: Elodea)は、水中で生育する淡水の水草で、水槽や池などで広く栽培されています。以下にアナカリスの特徴と育て方について説明します。

アナカリスは細長い葉を持つ水草で、葉は茎に対して対生し、密集して生えます。葉の色は明るい緑色をしており、全体的に繊細な印象を与えます。

アナカリスは非常に速い成長速度を持っています。適切な条件下では、一週間に数センチメートルも成長することがあります。そのため、定期的な剪定が必要です。

アナカリスはランナーを伸ばして繁殖します。新しい株が成長すると、茂みが密集して水中に広がります。この特性は、水槽内での水草の増殖や酸素供給に役立ちます。

アナカリスは水中の栄養を吸収し、酸素を放出することで水質を改善します。特にアンモニアや硝酸塩などの有害な物質を吸収し、水槽内の生態系のバランスを保つのに役立ちます。

アナカリスの茂みはメダカや他の小型魚にとって隠れ家となり、保護やストレス軽減に役立ちます。特にメダカの繁殖期には、アナカリスの茂みが産卵場所として利用されることがあります。

アナカリスは水槽内での栽培が容易であり、初心者にもおすすめの水草です。成長速度が速いため、水槽内のバランスを保つために定期的な剪定が必要ですが、水質改善や水槽内の生態系のサポートに大きく貢献します。

アナカリスの茂みは、メダカにとって安全な隠れ家を提供します。特に繁殖期には、メスメダカがアナカリスの茂みの中で安全な卵の産卵場所として利用します。茂みの中には、他の魚や外部の脅威からの保護ができ、メダカが安心して産卵を行うことができます。

アナカリスの葉は細長くて柔らかいため、メダカの卵が付着しやすい表面を提供します。メダカはアナカリスの葉に卵を産み付けることで、卵が安全に保護されると感じます。また、アナカリスの茂みは水中で浮かぶため、水中の流れや魚の活動による卵の被害を軽減するのに役立ちます。

マツモ
マツモ
産卵し易さ(5点満点) :★★★★★
水質改善機能(5点満点):★★★
隠れ家(5点満点)   :★★★★

マツモ(学名: Myriophyllum)は、淡水の水草であり、一般的に水槽や池などで栽培されています。マツモは、その独特な見た目と水質浄化能力から人気があります。以下に、マツモの特徴と育て方について説明します。

マツモは葉が細長く、枝が密集しており、まるでマツの枝のような姿をしています。そのため、マツモと呼ばれています。葉の色は一般的に緑色ですが、一部の品種は赤みを帯びた色合いを持っています。

マツモは比較的速い成長速度を持っています。適切な水質と十分な光が与えられると、急速に成長し、枝が伸びて茂みを形成します。

マツモは水中の栄養分を吸収し、酸素を放出することで水質を浄化します。特に硝酸塩やリン酸塩などの有害な物質を吸収し、水槽内の生態系のバランスを保ちます。

マツモの茂みは小魚や若魚にとって安全な隠れ家となります。茂みの中には、他の魚や外部の脅威からの保護ができ、魚がストレスなく生活するのに役立ちます。

マツモはランナーを伸ばして繁殖します。新しい株が成長すると、茂みが密集して水中に広がります。この特性は、水槽内での水草の増殖に役立ちます。

マツモは比較的育てやすい水草であり、初心者から上級者まで幅広い飼育者に人気があります。水槽内での育て方は基本的には照明と水質管理が重要です。適切な光と栄養を提供し、定期的な剪定を行うことで、美しい茂みを維持することができます。

マツモの茂みはメダカにとって安全な隠れ家を提供します。特に繁殖期には、メスメダカがマツモの茂みの中で安全な卵の産卵場所として利用します。茂みの中には、他の魚や外部の脅威からの保護ができ、メダカが安心して産卵を行うことができます。

マツモの葉は細長くて柔らかいため、メダカの卵が付着しやすい表面を提供します。メダカはマツモの葉に卵を産み付けることで、卵が安全に保護されると感じます。また、マツモの茂みは水中で浮かぶため、水中の流れや魚の活動による卵の被害を軽減するのに役立ちます。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告





IMG_2857
サイヤミーズ・フライングフォックスを紹介します。この熱帯魚はコケ取りフィッシュとして有名な魚として有名です。

他のコケ取りフィッシュがあまり食べない黒ゴケを食べてくれるので非常に重宝されています。同じコケ取りをするヤマトヌマエビなどやオトシンクルスと混泳させますと効果があるのかもしれません。

ただし、オトシンクルスが全長5cm程度に対して、サイヤミーズ・フライングフォックスは全長10cm程度と大きくなります。性質も大人しいことから、小型種との混泳も問題ありません。

ただし、草食性が非常に強く、コケだけでなく、水草までも食害にあう可能性もあります。

熱帯魚水槽にアナカリスを入れております。アナカリスは大変丈夫で悪環境に耐えることもできて、成長速度も速い水草です。

このアナカリスをいれたところ、サイヤミーズ・フライングフォックスがコケも食べるのですが、どうやら好みの水草のようでして、よく食べる姿を見るようになりました。葉を好むようで葉が食べられるので、茎だけのハゲた状態になってしまいます。
IMG_2853
アナカリスを入れるのは、隠れ家を作る為でもありますが、我が家で一番育ちやすい水草でもありますし、沈下性であり植え付けなくても育つので使用しています。葉が食べられてしまったので、屋外にあるアナカリスを追加で入れたところ、早速サイヤミーズ・フライングフォックスが葉を食べているようです。
IMG_2854



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




まるまる一週間、旅行に行っていました。その間は家族にメダカやカブトムシ、オオクワガタなどの生き物のエサをお願いしました。

そのエサのあげ方もエサの種類や量など、生き物や飼育容器にあわせたやり方がありますので、何度か一緒に行って説明しました。また、足し水のやり方を教えました。

エサやりと足し水、この2つで何とか1週間持つと思いますので旅行に出かけました。

1週間後、旅行から戻ると、家族が協力してくれたおかげで生き物たちは元気でした。

そして、予想はしてはいましたが、水草の繁茂がなかなか凄いことになっていました。
IMG_2255
我が家は生命力が強い水草を植えたり浮かべたりしています。その中で浮遊性植物のホテイ草はやはりランナーを出して株を増やしておりました。1週間あれば2株ぐらいは増えております。そして沈水性植物のマツモも結構増えておりました。

ホテイ草とマツモはメダカの泳ぐスペースを奪い、水面を塞ぎ酸素不足になりますので、すぐに間引きしました。

そして抽水性植物のオモダカ系の植物は花茎(かけい※)を多くつけていたのでカットしました。

※花茎(かけい)とは地下茎から直接出て、花だけをつける茎のことです。 タンポポを見ればよく分かります。
IMG_2256
他のホテイ草を見ると「ハダニ」がとりついており、枯れてきていましたので、株自体を取り除いて、ランナーで増えた新株を浮かべることにしました(ホテイ草が夏に白く枯れる原因はアブラムシ、蜘蛛、ダニ?)。

しかし、一週間いないだけで、かなりの水草が増えました。一通り終えるとゴミ袋3袋分になりました。やはりホテイ草の増え方が物凄いです。湖や川の一面に繁茂増殖して水面を覆って生態系や漁業に影響を与える片鱗を見ることができました。
IMG_2271



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




先日、今シーズン1回目のマツモとアナカリスの間引きをしました。マツモとアナカリスは沈水植物なのですが、冬越しは対照的です。

マツモは寒さで縮んでしまいます。シーズン中は水面近くで、うっかりすると水底が見えなくなるくらいに繁茂していたのに、冬は消滅してしまったんではぐらいに縮んでしまい、水底が見えてしまいます。水草に隠れて冬越ししたいメダカは流木や岩の陰でじっとしています。

アナカリスは冬でも強い生命力で少しづつ成長していきます。冬の間に間引きするのは、冬眠していた生き物が目を覚ましてしまいますので行うことはできません。冬一歩手前でできるだけ間引きして春までに成長しても、スペースがなくなって生き物たちが動けなくならないようにします。冬の間はアナカリスの下にメダカは隠れてじっと過ごしています。

そして4月で水温が20℃を超えると、マツモもアナカリスも一気に繁茂し始めます。60㎝の飼育ケースでは、5月中旬ぐらいには間引きしないといけなくなるくらいに繁茂するのです。

双方ともメダカの産卵床としても一般的に認知されている水草ですが、我が家では対象的で、マツモはメダカと相性がいいのか、たくさん産卵してくれます。一方のアナカリスは、ほとんど産卵してくれません(ゼロではありません)。

我が家の場合は、ホテイ草も入れていますので、メダカはホテイ草の根にたくさん産卵してくれますので、産卵床としてはホテイ草が一番なのですが、マツモにも結構産卵してくれます。

マツモもアナカリスも間引きしたのですが、繁茂という点ではマツモの方が優れています。マツモは上層、アナカリスは中層から下層に繁茂しますので、水面から見える光景としてはマツモがアナカリスより繁茂していると思えるのかもしれません。

間引きしたマツモとアナカリスは、すぐに廃棄するわけではありません。隔離容器に水を入れてしばらく浸けておきます。

なぜなら、メダカの卵はもちろん微生物も付着しているからです。特にミナミヌマエビは間引きした時は全く目に見えないのですが、隔離容器に浸けておきますと、いつの間にかエビが結構多く泳いでいることがあります。目に見えない稚エビが付着しているのかもしれません。

他にもスネールのゼリー状の卵が結構ついています。我が家は放任主義(目につくうらい、すごい大量になると取り除いてチョウセンブナとマドジョウの”肉食軍団”にに食べさせます)ですので、そのまま隔離容器に入れます。

マツモとアナカリスを数日浸けておきますと、メダカの稚魚が孵化します。孵化したメダカの稚魚はメダカの稚魚専用容器に移します。昼間は結構素早いので、夜に掬って移します。

メダカの稚魚が一気に孵化するわけではないのですが、孵化した順に少しずつ移していきます。結構な個体数になるので『塵も積もれば山となる』という感じです。

メダカの稚魚が孵化しています。夜は水面でじっとしています。
IMG_0748

メダカの稚魚は夜は動きが鈍いので、そこを狙ってスプーンで掬います。
IMG_0750

スプーンで掬ったメダカの稚魚をメダカの稚魚専用容器に移します。
IMG_0751



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




最近は天候が安定せずに、真夏日(最高気温が30℃以上)と暑い日もあれば、雨が降ってヒンヤリした日もあります。ここ2日は雨が降ったりやんだりとしております。

しかしながら、もう少しで梅雨の季節に入っていきますし、平均気温としては、常に22℃~28℃程度となっておりますので、メダカの産卵は最盛期を迎えてきており、隔離したメダカの卵から多くの稚魚が孵化しております。

他にもヒメタニシが稚貝を産んでおりますし、沢山のミナミヌマエビが抱卵しております。

水棲生物だけでなく、水生植物も繁茂しており、特にマツモやアナカリスなどは元気に育っております。このマツモやアナカリスはメダカの産卵床にもなりますので、大変重宝する水草なのです。

特にマツモの方は、メダカの産卵床として相性がいいばかりでなく、あまり歓迎されていないスネールの産卵床になったりもします。夜は夜でミナミヌマエビの休憩所として抱卵中のミナミヌマエビが沢山ついていたりします。

マツモもアナカリスも沈下性植物であり、水に漂って繁茂できる植物ですが、両者はやや違い、アナカリスは中層から下層で繁茂するのに対して、マツモは上層で漂いながら繁茂します。アナカリスは根もだしてきて底の土にアンカー(船を固定する錨(いかり))のような感じで根付くのですが、マツモは上層でいつまでも漂ったまま繁茂します。

マツモは上層で漂っていることで、メダカの産卵床として利用されます。アナカリスはそこまでではありません。

ただし、マツモは上層を漂っており、メダカも上層を好む魚ですので、マツモが繁茂しすぎるとメダカの泳ぐスペースを奪ってしまいます。

マツモが繁茂して間引きすべき状態となりましたので、本日行いました。


アナカリスが中層で繁茂しています。
IMG_0724

マツモが上層で繁茂しています。メダカの卵を付いているのがわかります。
IMG_0727

マツモを株ごと間引きするとスネールの卵はびっしりと付いているがわかります。
IMG_0731

マツモは根付いているので茎をポキっと折ります。
IMG_0732

マツモを間引きした後のメダカの飼育容器です。
IMG_0734

アナカリスを間引きしたメダカの飼育容器です。
IMG_0735

間引きしたマツモとアナカリスはすぐに捨ててはいけません。メダカの卵がついていますし、目に見えなヒメタニシの稚貝やミナミヌマエビの稚エビがおりますので、しばらく浸けておきます。おそらくスネールも沢山生まれるでしょう。
IMG_0737



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




メダカを飼育しますと、中級者や上級者、ブリーダーや業者でない限り、用土を入れないベアタンク飼育はするかもしれませんが、メダカだけでは殺風景でありますので、飼育水草を入れると思います。有名どころでコストが安く初心者でも育てやすい水草ではホテイ草なんかがいいと思います。

実際にホテイ草は、メダカの産卵床になりますし、隠れ家なんかにもなります。そして何といっても水質を浄化してくれる機能に優れておりますので、一石三鳥のもなる水草なのです。

ホテイ草は浮遊性植物でして、水草の株自体が水面に浮いて漂う植物です。本来は多年草植物なのですが日本の冬の寒さに弱くて枯れてしまい一年草のように扱われています(温暖化で最近は越冬できる株もあります)。

他にも有名なところで、株自体が水中に沈んでいる沈水性植物であるマツモやアナカリス、カボンバの3つがあります。

特にマツモとアナカリスは土に根づかずに漂うだけでも育ってくれますし、メダカの隠れ家や産卵床になります。

マツモとアナカリスの見た目は違いますが、性質が似たような『マツモとアナカリス、どちらにしようかな?』と考えたときに、若干の違いがあるので、そこで検討してみてはいかがでしょうか。

アナカリスです。完全に株が水中に沈んでいます。
IMG_0560

マツモです。株は沈んでいますが上層部に浮いています。
IMG_0561

マツモとアナカリスは同じ沈水性植物ですが微妙に違いがあります。

アナカリスは完全に株が水中に沈んでいます。繁茂してスペースがなくなりますと盛り上がって水面からでてくることもありますし、水面にある場所から花が咲きます。ただし基本的に水中で繁茂します。そして夏の暑さにも冬の寒さにも強い植物です。ただし、メダカの産卵床としては若干ですがマツモに比べて利用されません。

マツモも株が水中に沈んでいますが水中の上層部に浮いているような形にです。そしてマツモは上層部に浮いていますのでメダカの産卵床として利用されやすいです。ただし、繁茂してしまいますと、水面一面を覆ってしまいますので、メダカの泳ぐスペースを奪ってしまいますので間引きが必要です。

そして冬の寒さでは葉を畳んで縮まってしまいますので、隠れ家として、冬越しの冬眠場所として利用できない場合があります。

このようにマツモとアナカリスでは若干性質が異なりますので、直感的に好きな方を選んでもらえればよいと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(水草)国産 無農薬マツモ(5本)
価格:870円(税込、送料別) (2023/5/6時点)



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(水草)メダカ・金魚藻 国産 無農薬アナカリス(5本)
価格:540円(税込、送料別) (2023/5/6時点)




※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




屋外ベランダに2つの容器でメダカを育てています。用土を入れないベアタンク飼育ではなく、用土や水草を入れて育てております。水草は1つの容器にはアナカリス、1つの容器にはマツモが入っています。

この、アナカリスもマツモもメダカ飼育には欠かせない水草でして、メダカ含めた水生生物の隠れ家になりますし、タニシやカワニナのエサ、または付着する微生物がミナミヌマエビのエサになったりします。

また、同じ種類の生き物といいますか、同じ生き物のグループを複数の容器で入れるのが好きではないので、ちょっとメダカの種類や水草の種類に変化をつけて飼育しているのです。

どちらも甲乙つけがたいのですが、マツモの場合は冬の寒い時期になりますと、縮んでしまったり、溶けてしまったり、春には一部の部分だけが残ります。

シーズン中は、どちらかといいますとアナカリスよりマツモが繁茂しまして、マツモの方が同じ浮遊植物でも、上層に浮遊していますので、メダカの泳ぐスペースと重なり、メダカが泳ぎずらいそうになるので、できるだけ間引きしていますが、秋口になると冬の間に縮むのがわかるので、間引きする量の調整が非常に難しくなります。

今年はうまくいったと思いましたが、寒波が何度が訪れた際に徐々に溶けだしてしまい、ほとんどの部分が溶けてしまいました。

アナカリスは冬でも元気な水草です。メダカはこのアナカリスの下に隠れています。
IMG_0245

マツモは一部を残して、かなり溶けてしまっています。冬前には一面覆っておりました。メダカの隠れる場所がなくなってしまうので物陰に隠れています。
IMG_0246

マツモの一部です。ほとんどが溶けてしまいました。ただ、これだけ残っていれば、シーズンに入れるとあっという間に繁茂(復活)してくれます。
IMG_0248



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




屋外でメダカなどの水棲生物を飼っていて冬になりますと、シーズン中は水面で泳いでいたり、水草や流木などの近くで休んでいたり、そしてエサをよく食べるところなど、元気な姿を見せてくれます。

これが冬に突入しますと、すっかりと姿を見せなくなり、そんなに大きな容器でもないのに何処に隠れているんだというぐらいに見えなくなりますが、よーく見てみますと、水草の葉が茎が絡まって密集している場所に隠れているのがわかります。

それは、メダカだけでなく、ミナミヌマエビやヒメタニシ、カワニナも水草の近くで冬眠状態でじっと動かずに春を待っているのです。

我が家のメダカ容器には、一つはアナカリス、一つはマツモをメダカやミナミヌマエビの隠れ家として入れています。何故2種類の沈水性の水草を入れているのか?といいますと、水棲生物と一緒に入れるオススメ水草に必ず登場するからです。

どちらも甲乙つけがたい水草でありまして、メダカと一緒に入れれば、どちらでも隠れ家にもなり、産卵床(ホテイ草には敵いません)にもなります。ミナミヌマエビは隠れ家として利用していますし、カワニナ、ヒメタニシは非常食としても重宝しています。

冬に関していえば、アナカリスの方が寒さに強く、真冬でもしっかりと成長します。冬前に間引きしないと春になるころに容器がアナカリスだらけになってしまいます。

それでも冬の間は間引きすると、冬眠状態の水棲生物を起こしてしまい、死んでしまいかねませんので、春までは間引きしません。アナカリスは冬前の状態を見て、ちょっと間引きしすぎたかなぐらいが丁度いいです。

一方、マツモは若干、冬に弱く、水温が下がると縮んでしまいます。ただし、縮むだけで枯れるわけではありません。従って、縮むのを見越して間引きしすぎないようにします。マツモは冬前までは繁茂して、メダカの泳ぐスペースが少なくなってしまいますので「間引き」はするのですが、間引きの量がなかなか難しいです。

冬でも元気に育つアナカリスです。アナカリスが密集しているところにメダカが隠れているのです。
IMG_0107

マツモは冬になると縮んでしまいます。間引きしすぎると水底が見えてしまいます。
IMG_0106



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




「浮き葉」とは、その名の通り水面に浮いている葉です。

我が家のメダカなどの水棲生物の飼育容器には、 マツモやアナカリスなど沈水性植物、コガマやオモダカなどの抽水性植物、ホテイ草、ドワーフフロッグビットなどの浮遊性植物など、多岐にわたる植物を育てております。

飼育容器内で育てている植物は、すべて多年草でして、冬は地上部が枯れてしまう植物が大半なのですが、なかには、セイタカアシなどの常緑もありますが、春になりシーズンを迎えますと、爆発的に繁茂してしまう植物たちなのです。

爆発的に繁茂してしまう水生植物は、メダカたち魚の泳ぐスペースや、ミナミヌマエビやドジョウ、ヒメタニシなどの生息域を覆ってしまいます。

特に深刻なのが、日光が当たらなくなり、水の中に日光が届かなくなりますと、水棲生物たちの体が丈夫に育つことができなくなります。

また、バクテリアの動きが鈍くなって、エサの残りや水棲生物たちの排泄物など、水の中の栄養素や毒素を分解スピードが遅くなります。そうなりますと、水の中の世界が一気に腐敗していき毒素に覆われた世界になりますので、あっと言う間に水棲生物たち死に絶えてしまいます。

そのようなことにならない為に、適当なところで水草を間引きしていきます。

その中で時々忘れてしまいますのが、ハス(蓮)の「浮き葉」が水面を占領してしまい、水棲生物たちが酸欠になりかけてしまうことです。

ハスの葉は、水面に浮く「浮き葉」と水面より高く上がる「立ち葉」があります。花は水面より高くそびえて咲きます。ちなみにスイレン(睡蓮)の場合は「浮き葉」だけであり、花も水面に浮いて咲きます。

ハスは最初に「浮き葉」が複数出て、その後に「立ち葉」が出てきます。水面に浮かんだ「浮き葉」で光合成を行い、栄養を蓄えた後に「立ち葉」と「蕾」がでてきます。

この「浮き葉」ですが、容器が小さい場合は水面を「浮き葉」を覆ってしまう為に間引きが必要になるのですが、何せ「浮き葉」で光合成を行い、「レンコン(ハスの地下茎)」「立ち葉」の栄養を蓄えていますので、全部間引きすることができません。

「浮き葉」を間引きしてしまうと「立ち葉」が出てこなくなりますので、無理に間引きできないところもあり、「立ち葉」が出てくるのを待っていますと、ついつい「浮き葉」を間引きするのを忘れてしまうのです。

水はグリーンウォーター化や油が浮いてきて、ヒメタニシが酸欠で水面に上がってきており、シグナルはあるのですが、それでも間引きをためらってしまい、魚が元気なくなっているといった状態になってしまうのです。

水面を覆わないように大きい容器を使えばいいのですが、ベランダと言う場所の関係上、大きい容器は使えませんし、意外にも小さい容器のほうが、ハスはうまく育っていると実績もありますので、小さい容器を使用してしまっているのです。


ハスの容器です。見た目が小さすぎますが、これの容器が一番花が咲く成績がいい容器なのです。
IMG_7832

浮葉性植物はスイレンもあります。
IMG_7835



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




屋外でメダカを飼育しまいます。屋外でのメダカ飼育もいろいろなやり方がありまして、用土を入れないベタタンク飼育や ろ過機やエアポンプを設置する飼育、そして水生植物を入れる飼育もあります。

その水生植物ですが、レイアウトも様々でして、沈水性植物主体であるアナカリス、カボンバ、マツモを入れておいたり、浮葉性植物のスイレンを鉢に植えて沈めて育てたり、抽水性植物のオモダカ、コガマを鉢に植えて鉢を沈めて育てたり、浮遊性植物であるホテイ草やアマゾンフロッグビットを浮かべるなど、またかけ合わせたりといろいろなやり方があります。

水生植物を入れるのは、レイアウトを自然に近づけたいとか、何もないのが殺風景ということで入れる、またはメダカなどに魚の産卵の場を設ける、他にも水生植物を植えることで水質浄化の一端を担ってもらうなど、いろいろあるかと思います。

いろいろな目的があるかと思いますが、基本的にお好みの水生植物を植えるかと思います。今はホームセンターにも割といろいろな水生植物が販売されています。私が子供の頃はホテイ草やアナカリス、カボンバ、マツモぐらいだったかと思います(もしかしたら他の水生植物を意識していなかったのかもしれません)。

そしてレイアウトを考えながら植えていくのですが、あれもこれもという感じで購入しすぎてしまい、ついつい植え過ぎてしまうことが多々あります。

ひとつの鉢に複数の水生植物を植えることになりますし、ひとつの容器に複数の鉢をいれることになったります。

容器のスペースの問題もあり、浮遊性植物であるホテイ草と抽水植物のオモダカをかけ合わせたり、浮遊性植物であるアマゾンフロッグビットと沈水性のアナカリスをかけ合わせることでスペースを有効に使うこともあります。

しかしながら、春先の株がまだ小さい頃はいいのですが、梅雨から夏場を迎えるあたりになりますと、株が大きくなってきたり、株が増えたりしていきます。

水生植物が容器のスペースを奪っていくのです。

このことにより、メダカ含めた魚の生活スペースを奪っていくことになりますので決して良いことはありません。メダカは下手をすると死んでしまいますし、ストレスで繁殖活動をあまりしなくなります。もし、繁殖活動をしていても、容器の繁茂している水生植物のどこに産卵したのかがわからなくなります。

魚意外、例えばヌマエビやタニシならいいのかというと、それは水生植物の繁茂次第で、繁茂しすぎますと容器の底に日光が届かなくなりますので、微生物が死んでしまいますし、微生物が死んでしまうと底にはアンモニアや硝酸塩といった水棲生物に有害な物質が堆積してしまいます。

また、水棲生物が繁茂している状態で、日中であれば光合成を行ってくれて、水中の酸素を消費することがありませんが、夜間は水中の酸素を吸収してしまい、水の中に溶け込んでいる酸素が少なくなって酸欠を起こしてしまいます。

そして容器の中の生き物が死に絶えてしまうのです。

そんなことにならないように間引きを怠らないように常に繁茂状態を確認して、水棲生物を植え過ぎてしまったシーズンを終えます。

そして、前シーズンの反省をもとに水棲生物を植え過ぎないようなレイアウトにするのですが、余った水棲生物は捨てるのはもったいないので、水草用の容器を用意して、ドカッと入れてしまうことになるのです。

本来であれば、もうひとつメダカ容器を増やせばいいのですが、容器を置くスペースにも限界がありますので、水棲生物専用の容器に入れて置き、そのまま放置状態してしまいます。

水生植物だけですと、ボウフラがわいたりしますし、メイン容器で万が一水棲生物が全滅してしまった場合のバックアップ用として、ドジョウやヒメタニシやミナミヌマエビを入れるのですが、これが不思議と元気にしっかり育ち、繁殖までしてくれますので、人間が手塩に掛けて飼育している横で何もしない容器の方がしっかり育ちますので、何とも言えない複雑な気持ちになります。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


スポンサー広告




↑このページのトップヘ