虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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屋外でメダカを飼おうと思った時、まず最初にメダカの種類や個体数を決めると思います。その次に容器の種類や大きさ、またデザインにこだわる方は設置後を思い描いてデザインも検討すると思います。

次に容器が決まったら、容器内に設置するレイアウト用品、流木や石、の大きさや形を決めていくと思います。またどんな種類の用土を底床として検討するかと思います。

そして、その中で重要な位置を占めるのが水草や植物たちです。水草や植物を入れないのも選択肢としてもちろんあります。

メダカだけが好きな方やブリードする方は、水草や植物は邪魔なだけの存在でしょう。メダカだけでは殺風景なレイアウトではなく華やかな感じのレイアウトでが好きな方やメダカを育てるのと同時に水草や植物も育ててみたいという方は購入するかと思います。

では、実際に入れたい水草や植物は何がいいでしょうか。基本的には自分の好きな水草や植物を入れた方が育てるのが楽しくなりますし、毎日観察したくなります。

しかしながら、あれもこれもとついつい欲張ってしまったり、自分の意図する景観を達成する為に、多く入れがちになりかねませんし、多く入れた結果、本来メダカの隠れ家や産卵させる為の水草や植物が、逆にメダカの泳ぐスペースがなくなってしまうことなる皮肉な結果になってしまうことにもなります。

いろいろと水草や植物を入れてみましたが、メダカを飼うには最終的には1種類、あるいは2種類でまであり、いわゆる”定番もの”がいいことがわかりました。

他の水草や植物が悪いとかいうわけではないのですが、メダカが産卵を行い、水質浄化の一助になる、そして混泳するエビやタニシの隠れ家などにもなるのは、ごくわずかな水草や植物です。我が家の失敗した歴史を振り返ってみますので、ご参考までに覗いていってください。


※注意事項
この記事は、過去のメダカとメダカの容器に入れた水草や植物を育てた経験の話ですが、この当時の経験や知識に乏しく、好きな植物を適当に入れて育てていたので、生体と水草、植物をバランスよく飼育することができておりませんでした。

必ずしもメダカと水草、植物同士の相性が悪くて、うまく飼育できなかったという話ではありませんで、その点をご注意いただければと存じます。

また南西の環境であり、日照が正午ぐらいから日が当たり始めて、日の入りが19時だとしても7時間しか日照時間がない特殊な環境であることも付け加えておきます。またその時は失敗して枯らしてしまったのですが、再チャレンジして現在は元気に育てている植物もあります。

過去の飼育経験を棚卸してみて思ったのは、「やたら沢山入れてるなぁ~。」と率直に感じました。なお、「何で、この組み合わせなの?」は突っ込まないでください。


◆アサザ、姫スイレン、コガマ、ウォーターバコパ、ナガバオモダカ
最初の植物は、ラインナップを見るとわかりますが無茶苦茶でした。全て一目見て気に入った植物を購入しました。

浮葉性のアサザ、姫スイレンは住み分けでダブっておりますし、抽水性のナガバオモダカ、ウォーターバコパ、湿地性のコガマなど全てが生命力が強く、ナガバオモダカとコガマはランナーを出して爆発的に増えていきますし、アサザと姫スイレンは浮き葉を増やして水面を覆っていきます。

その間をぬってウォーターバコパが茎をのばして脇芽を出して増えていきます。さらに全て直植えをしたので完全に『カオス』な状態になり、用土は植物たちの根で盛り上がり、水面はアサザと姫スイレンの浮き葉で水面が覆われて、コガマとナガバオモダカとウォーターバコパで繁茂して雑草のように容器を覆い尽くして、当然のごとく水棲生物たちを死なせてしまいました。姫スイレンはこのような環境では花は咲きませんでした。

◆ウォーターバコパ、セリ、姫スイレン、アサザ、ウィローモス
前回の失敗に懲りなりないのか、再度、浮葉性の姫スイレンとアサザを植えました。植物は全て直植えでした。姫スイレンとアサザでは、どちらかというとアサザの方が成長力が強いので、水面はアサザの葉で覆われていきます。

アサザに関しては葉の間引きを行ってましたが、何故か溶けて枯れてしまいました。セリはあまり元気がなく、生命力の強いウォーターバコパに駆逐されてしまいました。

ウィローモスは少しずつですが徐々に増えていきましたが、最初流木に付着していたウィローモスは流木から離れた場所で繁茂していきました。用土は根で盛り上がり、水棲生物が棲む場所が少なくなりました。

◆アナカリス、カボンバ、ウィローモス、ぷちホテイ草、ヒメトクサ、マルバオモダカ、ヒメホタルイ
メダカが増えないので産卵してもらおうと沈水性の植物中心に育てました。直植えです。沈水性のアナカリス、カモンバ、ウィローモスは、どちらも繁茂して勢力を拡大して、水中でメダカの泳ぐスペースやエビや貝の暮らしていくエリアがなくなってしまいました。

ウィローモスは底で育成する水草ですので、アナカリスとカモンバに日光を妨げられて消滅してしまいました。浮遊性のぷちホテイ草、抽水性のヒメトクサ、ヒメホタルイなどの草丈の低いこれらの植物は、日照時間が少なかったことが原因で枯れてしまいました。

ぷちホテイ草は通常の大きさのホテイ草のように生命力が思ったほど強くなく増殖しませんでした。抽水性のマルバオモダカは直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。

◆ニューパールグラス、オーストラリアン ノチドメボール、ロベリアカーディナリス
◆ミニマッシュルーム、コブラグラス、ウォーターローズ、グロッソスティグマ
相変わらず直植えです。抽水性のミニマッシュルーム以外は、ニューパールグラス、オーストラリアン ノチドメボール、ロベリアカーディナリス、コブラグラス、ウォーターローズ、グロッソスティグマと沈水性の水草です。屋外にいながら、熱帯魚水槽に入れる水草を育てようとしたわけです。

ニューパールグラス、オーストラリアン ノチドメボール、ロベリアカーディナリスは日照時間が少なかったことが原因で枯れてしまいました。コブラグラスとグロッソスティグマは成長がとても遅くて、なかなか増えませんので、熱帯魚水槽のように絨毯のようになるには相当の時間が必要と思われます。

ウォーターローズ、グロッソスティグマはなんとか冬を迎えましたが、冬の間で枯れてしまい、春に生き残ったのはコブラグラスだけでした。ただ、コブラグラスもかなり冬の間に弱ってしまい、枯れかけている状態でした。ミニマッシュルームだけが繁茂した状態でした。

◆サンショウモ、シラサギカヤツリ、ヨコシマフトイ、水芭蕉(ミズバショウ)、ミズギク
直植えです。浮遊性のサンショウモは徐々に増えていきました。抽水性のヨコシマフトイも元気に育ちました。しかし抽水性のシラサギヤツリは日照時間が少なかったことが原因で徐々に弱っていき枯れてしまいました。

湿地性のミズギクは抽水状態で育てようとしたので枯れてしまいました。水芭蕉ですが、当時何で購入してしまったのか?わかりません。水芭蕉は暑さは苦手でありまして、寒冷地以外は日照りの強い6~9月は半日陰の涼しい場所で育てないといけませんし、綺麗な沢の冷たい水でないと育ちません。当然、すぐに溶けるように枯れてしまいました。

◆シロバナサクラタデ、ウォーターバコパ、アコルス・バリエゲイタス
◆ルドウィジア フローティングプラント、ウォーターミント
いずれも抽水性のシロバナサクラタデ、ウォーターバコパ、アコルス・バリエゲイタス、ウォーターミントですが、ルドウィジア フローティングプラント以外は元気に育ちました。

アコルス・バリエゲイタスは成長するのがとても遅いのですが、丈夫で冬も常緑の植物です。シロバナサクラタデは色々な水生植物を育ててみて初めて害虫(芋虫)のついた水生植物でしたが、元気に育ちました。花は白い花を咲かしますが、花が枯れると舞い散るので掃除が大変でした。あと葉が脂っぽいのも特徴です。

ウォーターバコパは生命力がとても強く脇芽からどんどん勢力を拡大しますので、間引きを常にしないといけませんでした。ルドウィジア フローティングプラントは日照時間が少なかったことが原因で枯れてしまいました。

ウォーターミントはその名の通り、ミントの香りがかなりしますので、香りが苦手な人は避けたほうがいいと思います。

◆アサザ、ヌマトラノオ、ハンゲショウ、カンナ フローレンスボーガン
◆ウォーターバコパ、サジオモダカ
浮葉性のアサザは前回と同様に溶けて枯れてしまいました。湿地性のヌマトラノオも抽水性の環境ではうまく育たずに枯れてしまいました。

ハンゲショウも直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。抽水性のカンナ フローレンスボーガンは大きく育ち花の綺麗なものとして購入したのですが、繁茂しすぎてしまうところが難点です。花も思ったより綺麗ではありませんでした。

抽水性のウォーターバコパとサジオモダカは元気に育ちました。サジオモダカはアブラムシがつきやすく悩まされましたが、オモダカの中ではナガバオモダカと同様に生命力が強く、どんな環境でも元気に育ってくれるオモダカです。

◆ドワーフフロッグビット、カボンバ、サジオモダカ、ミニシペルス、ヤエオモダカ
浮遊性のドワーフフロッグビットはランナーを伸ばして徐々に増えていきます。冬でも常緑で丈夫な浮草です。

沈水性のカボンバは生命力が強いので間引きをしないといけませんでした。サジオモダカははアブラムシがつきやすく悩まされましたが、オモダカの中ではナガバオモダカと同様に生命力が強く、どんな環境でも元気に育ってくれるオモダカです。

ヤエオモダカは直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。ミニシペルスはとても丈夫な抽水性植物のひとつです。冬でも常緑で見栄えもよいので、冬は多年草でも地上部が枯れてしまい殺風景になるのですが、ミニシペルスのおかげで冬でビオトープの植物たちが生きていることを実感します。

◆ルドウィジア オバリス(ミズユキノシタ)、トウゴクヘラオモダカ
◆ヘラオモダカ、ウォーターバコパ、ハンゲショウ
沈水性のルドウィジア オバリス(ミズユキノシタ)ですが、溶けて枯れてしまいました。抽水性のトウゴクヘラオモダカとヘラオモダカも直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。

抽水性のウォーターバコパは生命力がとても強く脇芽からどんどん勢力を拡大しますので、間引きを常にしないといけませんでした。ハンゲショウは元気に育ちました。

◆ニホンハッカ、トクサ、イボクサ、シラサギカヤツリ、ヘラオモダカ
湿地性のニホンハッカは、あっという間に枯れてしまいました。抽水性のトクサは元気に育ちました。同じく抽水性のイボクサは勢力を拡大するので間引きしないといけませんでした。

抽水性のシラサギカヤツリは日照時間が少なかったことが原因で徐々に弱っていき枯れてしまいました。前回と同様に抽水性のヘラオモダカは直射日光(西日)に耐えられなかったのか、葉焼けして枯れてしまいました。


◆まとめ
数々の失敗を得て、現在は水生植物を枯らすことはなくなりました。我が家は多年草の水生植物ばかり育てておりますので、春のビオトープシーズンになったら新たに購入というようなことはなく、以前に比べたら水生植物の購入はとても少なくなりました。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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❖作成日:2019/07/13
❖更新日:2019/07/14
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※目次を付けました(2021/03/10)
※目次へ戻るを付けました(2021/03/10)
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◆はじめに
メダカを飼う時「メダカの種類は何にしようか?」「メダカは何匹入れようか?」など、色々楽しく想像しながら、ビオトープライフを考えるかと思います。そして、いざ決まってみると「メダカだけでいいのかな?」「他に何か生き物をメダカと一緒に入れて育ててみたいな。」なんて思うこともあるかと思います。

メダカ好きで他の生き物に興味がないとか、メダカをブリードして楽しみたいという方はメダカだけで育てていると思いますが、メダカと一緒に何か生き物を入れて、賑やかな感じで楽しみながら育てたいと思う方もいると思います。

実際にメダカと一緒に暮らす(混泳する)生き物は、どのような生き物がいいのでしょうか。それはメダカとの相性、つまりメダカの小さな体とつり合いがとれて、メダカを攻撃しない、あるいはメダカに攻撃されずに、一緒に暮らしていける。

そして、メダカの繁殖が盛んに行われ、また一緒に暮らしている生き物の繁殖も盛んにおこなわれて、どちらもうまく子孫が繁栄していけば最高かと思います。

しかしながら、そのような生き物はごく一部でして、無理にメダカも一緒に暮らしている生き物も子孫を残そうとすると、どちらも子孫を残さずに、いなくなってしまう事態にもなりかねません。

ビオトープを初めてから、『楽しい賑やかなビオトープ』を夢見て色々な組み合わせを試しました。しかしながら、生き物たちは長く生きられない場合が多く、最終的にはベーシックな組み合わせになりました。

メダカと混泳できる生き物の一覧のプログは多いと思いますが、生き物が単独でご紹介されている記事が多いと思います。そこで混泳させた結果の記事を書いてみました。
我が家の失敗した歴史を振り返ますので、ご参考までに覗いていってください。


※注意事項
この記事は、過去のメダカと混泳させた生体の飼育経験の話ですが、この当時の飼育経験は知識に乏しく、子供の頃の経験を頼りに飼育していたので、生体に合わせた飼育ができておりませんでした。

必ずしも生体同士の相性が悪くて、うまく飼育できなかったという話ではありませんで、その点をご注意いただければと存じます。

過去の飼育経験を棚卸してみて思ったのは、「しかし、懲りないなぁ~。」と率直に感じました。なお、「何で、この組み合わせなの?」は突っ込まないでください。


<組み合わせ目次>

ヒメダカ、ヤマトヌマエビ、オオタニシ、スジシマドジョウ
ヒメダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、マシジミ、スジシマドジョウ
白メダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウ
白メダカ、金魚(更紗琉金)、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウ
白メダカ、タイリクバラタナゴ、ミナミヌマエビ、ドブ貝、ヒドジョウ
ヒメダカ、カワバタモロコ、ミナミヌマエビ、マルタニシ、ヒドジョウ
ヒメダカ、スジエビ、石巻貝、レッドラムズホーン、スジシマドジョウ
ヒメダカ、白メダカ、青メダカ、アカヒレ、ミナミヌマエビ、マルタニシ
ヒメダカ、ミナミヌマエビ、チェリーレッドシュリンプ、オオタニシ、ヒメタニシ、マドジョウ
錦鯉(稚鯉)、白メダカ、ヒメタニシ、まめヒメタニシ、チェリーレッドシュリンプ、ミナミヌマエビ

ヒメダカ、青メダカ、タモロコ、ギンブナ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒナハゼ
黒メダカ、ヒメタニシ、ミナミヌマエビ、ホトケドジョウ、ヒドジョウ
ヒメダカ、ニゴイ、カラスゴイ、ヒメタニシ、チェリーレッドシュリンプ、ミナミヌマエビ、ヒドジョウ
白メダカ、キンブナ、イトモロコ、タニシ、タモロコ、シマドジョウ、ヒドジョウ
黒メダカ、透明鱗フナ、スジエビ、サンヨウコガタスジシマドジョウ
ヒメダカ、スジエビ、ヒメタニシ、マドジョウ
白メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒドジョウ
うまくいっている組み合わせ




ヒメダカ、ヤマトヌマエビ、オオタニシ、スジシマドジョウ
ヤマトヌマエビは幼生期には汽水が必要で繁殖させるのは非常に難しいですのでと徐々に減っていきました。ヒメダカは多く入り過密飼育にしておりましたので、ヤマトヌマエビは飛び出し死が多かったように思います。

オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。ヒメダカはエサの与え過ぎで水が汚れて徐々に死んでいきました。最終的にはヒメダカが少しと、スジシマドジョウが棲息している状態になりました。


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◆ヒメダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、マシジミ、スジシマドジョウ
ミナミヌマエビは少しずつですが勝手に増えていきました。オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。ヒメダカはエサの与え過ぎで水が汚れて徐々に死んでいきました。

マシジミはエサとなる微生物が少ない為か、徐々に死んでしまったと思われます。というのは後で用土を掘って生きているのか死んでしまったのかの状態がわかるからです。

マシジミのエサの足しにとバクテリア剤投入したことかはわかりませんが、投入後にミナミヌマエビが一夜で全滅してしまいました。最終的にはスジシマドジョウのみが棲息している状態になりました。

◆マシジミは難しい..。
マシジミを長期間、育てるのは難しいです。何せ微生物を発生させないといけませんが、微生物が豊富にいる状態なのかは肉眼ではよくわかりません。

また用土の中に潜ってしまいますので、元気なのか?死んでしまっているのか?がまったくわかりません。

透明な容器であれば、砂に潜った状態も見えるかもしれませんが、屋外の容器では見ることもできません。
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◆白メダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウ
ミナミヌマエビは少しずつですが勝手に増えていきました。オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。カワニナもコケ不足で餓死してしまいました。

ヒドジョウは元気に生き残りました。白メダカはエサの与え過ぎで水が汚れて徐々に死んでいきました。最終的には白メダカが少し、ミナミヌマエビとヒドジョウが棲息している状態になりました。

【回顧録】初期のスタンダードな組み合わせでした。
この白メダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウの組み合わせは、ビオトープを始めた頃のスタンダードな組み合わせでした。

白メダカはコストパフォーマンスが良いわりに、とても目立って容器が華やかになる感じが好きでした。

ミナミヌマエビは、この頃はヤマトヌマエビに比べてコケとり能力が劣り不満でしたが、ヤマトヌマエビは繁殖するのが難しいので、しぶしぶ購入しておりました。

オオタニシは、当初ヒメタニシの育てやすさを知りませんでしたし、オオタニシの育てにくさを知りませんでしたが「淡水巻貝日本最大種」をいうことだけで購入しておりました。

ドジョウは当初からメダカとともに育てると決めていましたが、マドジョウ以外に何かいないのか?と探していたところ、ヒドジョウに出会いました。ヒドジョウに出会わなかったら、ビオトープはしていなかったかもしれません。




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◆白メダカ、金魚(更紗琉金)、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウ
金魚が他の生き物の脅威となりました。ミナミヌマエビは食べられてしまい少なくなりました。おそらく小さい稚エビが食べられてしまい、親エビが寿命などで死んでいったと思います。

金魚は大食漢ですので、エサを沢山食べて、エサの残りや糞尿で水を汚してしまいます。また金魚の泳ぐ水流に巻き込まれて疲労してしまったと思いますが、白メダカは全滅してしまいました。

オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。カワニナは繁殖したものの、エサのコケ不足で親貝と稚貝ともに餓死してしまいました。水が汚れ過ぎて金魚も死んでしまい、最終的にはヒドジョウのみが棲息している状態となりました。

◆金魚は意外に難しかった..。
金魚とメダカは双方ともポピュラーな性格で、よくお祭りの屋台やアクアショップでよく一緒の容器に入れられているのをよく見かけます。

金魚は性格が温和ですし、メダカを食べることも襲うこともありませんので問題ないと思っておりました。実際には、金魚とメダカの体格の差が大きく、金魚の泳いでいる水流にメダカが巻き込まれて、ストレスというより、弱ってしまい死んでしまいました。
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◆白メダカ、タイリクバラタナゴ、ミナミヌマエビ、ドブ貝、ヒドジョウ
タイリクバラタナゴの産卵に挑戦しましたが、産卵床のドブ貝が微生物不足で、あっという間に死んでしまいました。

タイリクバラタナゴも、エサの与えすぎもあり、後を追うかのように死んでしまいました。エサのあげすぎが原因で白メダカとミナミヌマエビは徐々に死んでいきました。最終的にはヒドジョウが棲息している状態となりました。

◆ドブ貝。
 マシジミと同様の結果再び..。

マシジミで失敗した結果の原因究明や同じ轍を繰り返さないという対策を何もせずに、二枚貝であるドブ貝を育てようとしましたが、まったく同じ結果となりました。

二枚貝は水中を漂っている植物プランクトンを水ごと吸い込んで食べています。植物プランクトンの中でも珪藻をよく好んで食するというデータもあります。

グリーンウォーターが発生している水槽に入れてえさを食べれる環境にしてあげれば良いのですが、当時は知りもしませんし、調べようともしませんでした。
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◆ヒメダカ、カワバタモロコ、ミナミヌマエビ、マルタニシ、ヒドジョウ
カワバタモロコとヒメダカは何故かうまくいきませんでした。どちらもエサのやり過ぎで水が汚れて徐々に死んでいきました。

ミナミヌマエビは徐々に増えていきました。マルタニシはオオタニシと同様に綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。最終的にはミナミヌマエビとヒドジョウが棲息している状態になりました。


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◆ヒメダカ、スジエビ、石巻貝、レッドラムズホーン、スジシマドジョウ
石巻貝はコケをよく採ってくれましたが、レッドラムズホーンは雑食で何でも食べてしまいますので、石巻貝のエサであるコケを食べてしまい、石巻貝は餓死してしまいました。

レッドラムズホーンは爆発的に増えて制御できなくなりましたので数匹残して駆除を繰り返しました。雑食性のスジエビもエサ不足なのか、徐々に死んでいきました。最終的にはヒメダカが少し、スジシマドジョウ、レッドラムズホーンが棲息している状態になりました。

◆レッドラムズホーンは強すぎる..。
レッドラムズホーンは生命力が強く雑食性の為、コケはおろか、エサの残りや枯れ葉なども食べてくれます。

水質が汚れない分にはいいのですが、他の貝のエサまで食べてしまい、最終的には駆逐してしまいます。繁殖力も素晴らしく、あっと言う間に増えてしまい、駆除するはめになってしまいます。
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◆ヒメダカ、白メダカ、青メダカ、アカヒレ、ミナミヌマエビ、マルタニシ
あれこれメダカを入れすぎに加えてアカヒレも一緒に入れましたので、過密飼育で徐々に死んでいきました。アカヒレはメダカより丈夫なのか少し生き残りました。

ミナミヌマエビは徐々に増えていきました。マルタニシはオオタニシと同様に綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。最終的にはアカヒレが少し、ミナミヌマエビが棲息している状態になりました。

◆マルタニシはオオタニシ同様に難しい。
オオタニシもマルタニシも綺麗な水を好みますので、長期間、飼育するのはとても難しいです。水質の汚れにも多少強いヒメタニシを飼育することをオススメします。




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◆ヒメダカ、ミナミヌマエビ、チェリーレッドシュリンプ、オオタニシ、ヒメタニシ、マドジョウ
ミナミヌマエビとミナミヌマエビの亜種であるチェリーレッドシュリンプはミナミヌマエビがやや強いのか、徐々にチェリーレッドシュリンプが減っていきました。

オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。ヒメタニシもオオタニシとエサのコケを取り合ったのか、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。最終的にはミナミヌマエビとマドジョウが棲息している状態になりました。


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◆錦鯉(稚鯉)、白メダカ、ヒメタニシ、まめヒメタニシ、チェリーレッドシュリンプ、ミナミヌマエビ
錦鯉は、稚鯉といってもやっぱり鯉。他も生き物の脅威になりました。チェリーレッドシュリンプとミナミヌマエビは食べられてしまいました。

錦鯉はエサを沢山食べますので、エサの残りや糞尿で水が汚れてしまい、また錦鯉の泳ぐ時の水流がストレスになり、白メダカは死んでしまいました。ヒメタニシもマメタニシもコケ不足なのか徐々に減っていきました。錦鯉も水の汚れで最後に死んでしまいました。最終的には何もいない状態になりました。

◆錦鯉?
何故、錦鯉をメダカと一緒にいれたのか、記憶が定かでなく、資料(メモ)も少なくわかりませんでした。

当時はメダカが何度飼育しても死なせてしまい、強靭な鯉なら飼育しても生き残るだろうと安易な気持ちで購入したのかもしれません。滅茶苦茶だったと思います。




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◆ヒメダカ、青メダカ、タモロコ、ギンブナ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒナハゼ
タモロコとギンブナはエサを沢山食べますので、エサの残りや糞尿で水が汚れてしまい、また錦鯉の泳ぐ時の水流がストレスになり、ヒメダカと青メダカは死んでしまいました。

ミナミヌマエビは水の汚れで死んでしまいました。ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。ヒナハゼも冬を越せずに死んでしまいました。最終的には何もいない状態になりました。


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◆黒メダカ、ヒメタニシ、ミナミヌマエビ、ホトケドジョウ、ヒドジョウ
ホトケドジョウが鍵でした。雑食性のホトケドジョウは、ミナミヌマエビを食べてしまい、ミナミヌマエビはいなくなってしまいました。

ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。ホトケドジョウは中層を泳ぎますので、黒メダカの泳ぐ場所が重なったことにより、黒メダカが水流に巻き込まれて弱っていき黒メダカは徐々に減っていきました。

ホトケドジョウは流れの緩やかな水域で、主に小川や田んぼに棲息していますが、比較的綺麗な水を好むようでして、水の汚れで死んでしまいました。最終的には、黒メダカとヒメタニシが少し、ヒドジョウが棲息している状態になりました。

◆ホトケドジョウは扱いが難しい?
ホトケドジョウは中層を泳ぐ魚であり、同じドジョウの名前が付きますが、まったく『別物』と考えていいと思います。

雑食性で自然界では底生動物を好んで捕食するため、底にいるミナミヌマエビが標的になってしまいます。沈下性のエサも浮遊性のエサもどちらも食べますので、浮遊性のエサは黒メダカと競合し、沈下性のエサはミナミヌマエビと競合します。

混泳での扱いが難しく、飼育しなくなりました生体の1種類です。
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◆ヒメダカ、ニゴイ、カラスゴイ、ヒメタニシ、チェリーレッドシュリンプ、ミナミヌマエビ、ヒドジョウ
二ゴイ、カラスゴイはエサを沢山食べますが、綺麗な水を好むようで、エサのやり過ぎで水が汚れて、あっという間に死んでしまいました。

ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。ミナミヌマエビとミナミヌマエビの亜種であるチェリーレッドシュリンプはミナミヌマエビがやや強いのか、徐々にチェリーレッドシュリンプが減っていきました。

ヒメダカは徐々に減っていきました。ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。最終的にはヒメダカが少し、ヒドジョウが棲息している状態になりました。

◆ミナミヌマエビとチェリーレッドシュリンプのパワーバランスは?
ミナミヌマエビとチェリーレッドシュリンプですが、チェリーレッドシュリンプは台湾原産のミナミヌマエビでして、混泳はできるのですが、一緒にいれていると、そのうちにミナミヌマエビだけになることが多々あります。

しかしよく見ると普通のミナミヌマエビの中に、赤みがかったミナミヌマエビを見ることができます。おそらくは、ミナミヌマエビとチェリーレッドシュリンプが交配して、赤みがかった姿の子孫がいるんだろうと思います。


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◆白メダカ、キンブナ、イトモロコ、タニシ、タモロコ、シマドジョウ、ヒドジョウ
イトモロコとタモロコは過密飼育がいけないのか、あっという間に死んでしまいました。白メダカも過密飼育による水の汚れで徐々に減っていきました。

ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。キンブナは強かったです。シマドジョウ、ヒドジョウとともに生き残りました。最終的にはキンブナ、シマドジョウ、ヒドジョウが棲息している状態になりました。


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◆黒メダカ、透明鱗フナ、スジエビ、サンヨウコガタスジシマドジョウ
透明鱗フナとサンヨウコガタスジシマドジョウは丈夫で生き残りました。黒メダカとスジエビは徐々に減っていきました。

ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。最終的には透明鱗フナとサンヨウコガタスジシマドジョウが棲息している状態になりました。


◆フナは強い!
ギンブナ、キンブナ、透明鱗フナを飼いましたが、いずれも生命力が強く、少々の水質の汚れで死ぬことはありません。

エサも沢山食べますので、その分水質が汚れることになり、いずれもメダカは死んでしまいました。




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◆ヒメダカ、スジエビ、ヒメタニシ、マドジョウ
ヒメダカだけが徐々に減っていきました。日当たりが悪く、泳ぐ場所も狭かったので死んでしまったと思います。おそらく、2つをクリアしていれば、ヒメダカも他の3種と同様に元気に越冬できたと思います。

なお、スジエビやヒメタニシ、マドジョウが元気に越冬しました。最終的にはスジエビとヒメタニシ、マドジョウが棲息している状態になりました。


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◆白メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒドジョウ
さ白メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒドジョウは、暑い夏を越し、越冬もできました。ただし、秋に沢山いました白メダカとミナミヌマエビは、長く厳しい冬を越し、春を迎えた頃には白メダカ1匹、ミナミヌマエビが少しとなっておりました。

原因は冬の寒さでもなく、餓死によるものではなく、水質の汚染ではありませんでした。飢餓状態になったヒドジョウが、白メダカとミナミヌマエビを襲って捕食していたのです。最初は信じられませんでしたが、冬の穏やかで天気、気温の暖かい日に目撃してしまったのです。

ヒドジョウはマドジョウの突然変異個体でありますし、雑食性のマドジョウと同じであることは認識しておりましたが、まさか襲うとは思いませんでした。


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❖うまくいっている組み合わせ

◆白メダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、シマドジョウ
全種類、生き残っております。暑い夏も越し、越冬もできました。4種類とも相性がよく仲良く混泳できております。シマドジョウ以外は繁殖しております。

◆ヒメダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、コリドラス・パレアタス
全種類、生き残っております。暑い夏も越し、越冬もできました。4種類とも相性がよく仲良く混泳できております。コリドラス・パレアタス以外は繁殖しております。

◆黒メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、スジシマドジョウ
全種類、生き残っております。暑い夏も越し、越冬もできました。4種類とも相性がよく仲良く混泳できております。スジシマドジョウ以外は繁殖しております。

◆白メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、コリドラス・パレアタス
全種類、生き残っております。暑い夏も越し、越冬もできました。4種類とも相性がよく仲良く混泳できております。コリドラス・パレアタス以外は繁殖しております。


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◆終わりに
これまでに色々とかなり失敗しまして、生き物たちには申し訳ないことをしました。現在は元気に過ごしております。



※最後に
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梅雨のこの時期は、日照時間がとても少ないのですが、水生植物たちは元気にやがて来る夏に向けて大きくなっていきます。新しい芽を出して、葉を拡げて、花を咲かして、実を付ける、またランナーで勢力を拡大していきます。

メダカやエビ、タニシたちは、発生した微生物、プランクトンや藻類などを食べて大きくなっていき、やがて産卵して子孫を増やしていきます。その元になっているのが『用土』であり、水生植物の栄養を補ってくれて、水棲生物のエサである微生物の住処にもなるのです。

しかしながら、メダカだけを飼育するのであれば用土を入れなくても大丈夫であります。いわゆる『ベアタンク』飼育です。

用土を入れていると底に溜まったエサの残りなどのゴミや糞尿などの汚れによりろ過バクテリアがまだ多くないうちは水質に変調をきたしてメダカが死んでしまうこともありますし、用土自体にたっぷり栄養を含んでいることにより、水質が富栄養化してしまうこともあります。

ベアタンク飼育ですと底が汚れているのがわかりやすい為に掃除しやすく、掃除をすることで水質の汚染源となるアンモニアの発生を抑えることができます。ベアタンク飼育の方が管理し易いこともあり、採用されている方も多いです。

ただベアタンク飼育であれば、底床に棲むろ過バクテリアが少ないのでグリーンウォーター化することが多いです。

よって、グリーンウォーター化を避けたい場合、水質浄化をする為にエアレーションやろ過機などを入れている方もおられます。


話を戻しますと、容器に用土を入れる場合は、やはり水生植物を育てるなどで入れる場合が多いです。

それでも植木鉢に用土を入れて水生植物を植えて植木鉢ごと容器に沈めます。底床に用土を入れる理由は何でしょうか。用土の中に棲んでいるバクテリアが水質を浄化してくれるからでしょうか。これは間違いではありませんが、自然の大地のように何層の土壌によるフィルターのような機能で雨など含まれている塵やゴミを濾すような作用はありません。

実際には用土に棲んでいるろ過バクテリアや、水生植物による栄養の吸収、タニシなどの水棲生物による、ろ過によって絶妙なバランスで水質を維持しており、小さな容器で生態系を保ち続けているのです。

水生植物は肥料の三要素(ひりょうのさんようそ)である植物栄養素としての窒素、リン酸、カリウムの中にうち、窒素・リンの除去を行ってくれます。

また植物が繁茂することにより、日光を遮り、藻類、植物プランクトンの発生を抑え、アオコの発生を防ぐこともあります。

生物のろ過に期待するのであればタニシです。タニシの能力には濾過摂食(フィルター・フィーディング)という特殊な摂食能力があります。触手やエラなどで漉し取る(ろ過する)ようにしてエサを取ります。

一般の淡水貝はデトリタス食(水底に溜まった微生物や微生物の死骸を食べること)やグレイザー(石や壁面のコケなどを食べること)という食事の仕方ですが、タニシには濾過摂食もあるので、水質浄化に一役買っているのです。




とくかく低床に用土を使用するしないは賛否両論ありますし、どちらが正しいということはないのですが、それでも底床に用土を入れた方がいいと思っております。

繰り返しになりますが用土にはろ過バクテリアが棲みついてくれて、ろ過の一端を担ってくれますし、微生物自体が、メダカやエビ、タニシなどのエサにもなります。低床の用土には植木鉢に植えていた水生植物が繁茂して、底床まで勢力を伸ばして繁茂します。

そこにエビは住処にして繁殖していき、底床に生えた水生植物にが稚エビなどの隠れ家にもなります。冬にはタニシが潜って冬眠する場所にもなります。飼育する時に何をどのような環境で飼うかを決めて用土を入れる入れないを判断すればいいと思います。

さて、その用土は何を使用すればいいでしょうか。

園芸用の土として有名な赤玉土は、どうでしょうか。赤玉土は関東平野をおおっている火山灰が降り積もった火山灰層で普通赤土と呼ばれている赤土を乾燥させて作ったもので、粒が大粒、中粒、小粒にわかれています。

保水性や保肥性(肥料成分を保持する)に優れている土でして、ガーデニングで植物を植える為に腐葉土を混ぜ合わせて使用しますし、そのまま使用することもできます。またコオロギや鈴虫、カメ(陸)の飼育でも使用でき、とても幅広い使い方ができます。

ビオトープの水生植物を植える場合は、そのまま低床として使用することができますし、荒木田土を低床に使用した場合、細かい泥のような土のため、ドジョウなどがいた場合は舞い上がって水がずっと濁ったままといった状態になりますが、その上に赤玉土を使用すると、土の舞い上がりを抑えることができます。

赤玉土自体は栄養がありませんので、植物を元気に育てたいのであれば、単体での使用は控えた方がよく、逆に生命力が強すぎて繁茂するような植物であれば、赤玉土でもよいと思います。



次に水生植物専用土はどうでしょうか。水生植物専用土は、その名の通りに水生植物のために配合された土でして、用土によって違いますが、粘土質の用土を乾燥・粉砕したものをベースに元肥を加えてあります。

また用土が粒状で扱いやすく、水がにごりにくくなる工夫がされているのが特徴です。

ハス専用やスイレン専用など特定の植物専用がありますが、汎用的に使用できる用土もあります。栄養が豊富ですので、アオコやコケなど、植物プランクトンが発生し易く、グリーンウォーター化する場合もあります。

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荒木田土はどうでしょうか。荒木田土は田んぼの耕土下や河川敷などの下層でみられる粘土質の土でして、田んぼに使用されている土でして、単に田土とも呼ばれております。

荒木田土はメダカやヌマエビ、タニシを飼育するのに人気の土です。荒木田土には微生物や、時には水生植物のタネなども混じっており、微生物な勿論、ホウネンエビが産まれたり、雑草も生えてくることがあります。

田んぼで使用されている土ですので、メダカやヌマエビ、タニシなどの相性は抜群でして、メダカやヌマエビは荒木田土に棲んでいる微生物を食べたり、タニシはデトリタス食(水底に溜まった微生物や微生物の死骸を食べること)で餓死する確率が少なくなります。

荒木田土は栄養が豊富ですので、栄養を吸収してくれる水草がないと、あっという間にグリーンウォーター化してしまいます。また土が舞い上がりやすいので、水が常に濁った状態になりますので観賞用には不向きです。吸収してくれる水草を必ず入れてください。また舞い上がり防止に赤玉土などを荒木田土に被せて敷くことで防止はできます。

荒木田土は田んぼの土ですので、繰り返しになりますが、微生物を発生させ、メダカやヌマエビ、タニシなどが微生物を食べて生活できますので、とても棲みやすい、繁殖し易いという効果がある土だと思います。

タニシは冬には潜って春がくるのを待ち続けますし、水中を漂う浮遊性の水草のマツモやアナカリスも根を下ろしてくれます。栄養が豊富過ぎるぐらいな性質と鑑賞に適さない所はありますが、おすすめしたい用土であります。



荒木田土を使用したイネの栽培です。
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アメリカカブトエビが棲んでおります。
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黒メダカの容器です。底床は荒木田土に赤玉土を被せています。
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梅雨前線が活発化していて、九州では大雨が続いております。この千葉も太陽を拝めない日が続いており、明るい陽射しが恋しい時期でもあります。

一軒家の庭で、屋根のない場所に置いている容器であれば、雨対策として屋根のあるところに移動や、容器に布をかけて毛細管現象を利用して水位が上がってきた水を外に逃がす方法などがあると思います。

ベランダではあまりそのような対策をとりませんが、強い風雨であった場合は流石に雨も容器に溜まることはありますし、ベランダ奥、雨のあたらない場所に設置すればいいと思いますが、外側に置いた場合は風によっては雨に当たる場合もあります。

逆にベランダでは雨による足し水効果がありませんので、外はザーザー降りであれば、一軒家の庭では自然の足し水にはなりますが、ベランダでは蒸発が進み水が減ってしまい、大雨を見ながら足し水を行うなんてこともあります。

梅雨が明けると、とても暑い夏がやってきます。とても直射日光が強く、直射日光の対策をしないと、あっという間に容器の水温は30℃以上になってしまいます。

日陰に設定場所を変えるか、すだれなどの日光を遮るものなどで水温の上昇を抑えないければいけません。これはベランダでも同じです。何も対策しないと容器の水が煮立ってしまいます。

ただベランダではマンションの立地によって1日中、日光が当たるようなことはありません。

一軒家でも立地や庭の前の障害物でも、日光の当たる時間が違いますが、マンションの場合は住む場所にによって、完全に固定されてしますので、南東や南西、北東や北西などで、全く飼育環境が異なっているかと思います。

我が家のベランダは南西でして、朝は日光が当たりませんので午前中は薄暗い感じになっております。日光が当たり始めるのは正午頃から13時ぐらいからでして、決してメダカを始めビオトープの飼育環境がいいとは言えません。

日の入り(日没)が19時だとしますと、7時間しか日が当たりません。それでも直射日光対策は必要でして、夏はすだれをかけて容器の水温が上がらないようにしております。メダカの産卵は12時間程度の日光が必要ですので、難しいかなとは思ったんオですが、この時間でも十分に産卵してくれております。


また南西は、西日が強烈ですので、水生植物やガーデニングの植物などが、うまく育ちずらい環境ではあります。これまでの経験上、生命力の強いほうでないと難しいかなと思います。

午前中に全く日が当たらない状態から正午からの強烈な直射日光の落差に植物に少なからず影響があるのでしょうか。特に葉焼けをしてしまい、枯らしてしまうことが多いです。

南東だと、朝日を浴びて昼を越えて、西日が強烈な15時~16時ぐらいは日陰になりそうですので、ビオトープやガーデニングを行うから、南東のほうがいい感じがします。あくまで想像です。

北東や北西でビオトープやガーデニングは、逆に直射日光を浴びる時間が短いでしょうから、いろいろと工夫をしないと大変そうですね。このように日光を浴びる時間は建物の立地条件で決められていて、そこでうまく工夫して行っていくしかないです。

ベランダと言えば、立地場所にもよりますが、上層階であればあるほど、強風に見舞われることになります。

我が家は海に近いので、度々海風、それも強風に見舞われることがあります。また台風が直撃しますと、ビオトープやガーデニングの植物は壊滅状態になります。順調に青々と育っていた植物が、一夜にして、茎は折れて、葉が落ちてしまい、見るも無残な姿になります。

心も折れてしまいそうになりますが、それでも生命力は素晴らしく、夏までであれば、驚異的な回復で再び青々と育ってくれますが、秋、特に晩秋にきた台風で壊滅状態になった場合は、回復の見込みがないですので、地上部をカットして、早々と冬支度にしてしまいます。

ベランダで一番リスクなのは、脱走した(飛び出した)ドジョウやカブトムシなどがお隣さんのベランダに行ってしまい、ご迷惑をかけてしまうことです。これは特に気をつかい、脱走しても行かないようにレンガを置いて堰き止めをしております。

カブトムシは、天敵のコバエが大量発生しないように「コバエ捕り器」は沢山購入しまして、コバエを撃退しております。また水棲生物は、水替えなどの環境が変化した夜に飛び出しが多いので、夜はかならず見回りをしております。実際に何匹かの命を救うことができております。

色々と障壁はありますが、楽しいビオトープやガーデニングライフを止めることができずに、限りあるベランダで色々と工夫してビオトープやガーデニングを楽しんでおります。


イネの容器です。アメリカカブトエビが棲んでいます。
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金魚が棲んでおります。
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キンフナと透明鱗フナが棲んでいます。
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手前はハスで奥にコガマが生えています。どちらも強風に見舞われると倒れちゃいます。
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姫スイレンです。まだ今年は花が咲きません。
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温州ミカンにアゲハチョウの幼虫がおります。
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メダカの稚魚の容器です。日照は少なくても沢山産卵してくれました。
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メダカを飼っていて9年目になります。メダカビオトープを始めた頃に、最初に何を考えるかといいますと、『どんなメダカを飼おうかな?』『メダカをどんな容器で飼おうかな?』となるかと思います。この『どんな容器で飼おうかな?』ですが、容器の選択によってメダカの寿命を左右するといっても過言ではありません。

容器を選ぶ時は、水深が深い容器よりも水面の大きさが広い容器を選びます。メダカは広い水域を好んで田んぼや用水路などの比較的広い場所に棲んでおります。水上の空気(=酸素)にふれられる面積が多いので、呼吸しやすいと思います。

ただし、水深が浅すぎると夏場に水温が上がり過ぎて耐えきれずに死んでしまいますし、真冬には、とても寒い地域では氷が張ってしまい、死んでしまうかもしれません。

水面が広ければ、深さは20cmでも30cmでも問題ないかと思います。経験からいいますと横幅40cm、縦幅30cmぐらいはほしいかなとは思いますが、小さな容器でも、飼育する個体数を少なくしたり、水草を増やすなど、メダカの飼育環境を整えてあげれば問題ないと思います。


色は好きな色を選ぶと思いますが、黒色は夏場は熱を吸収しますので、直射日光を避けるように、設置場所を変えたり、すだれをかけたりして、水温上昇の対策が必要になるかと思います。

容器の種類は、色々ありますので、とても迷うかと思いますが、基本的にはプランター、プラ船・トロ船、睡蓮鉢・水鉢、植木鉢などから選ぶことになるかと思います。これらはホームセンターなどで手軽に手に入りますし、安いものを求めることもできますので、自分好みで決めてよいかと思います。

プランターや鉢は止水栓のあるものを選べば、メダカを飼育できる容器に早変わりしますし、プラ船・トロ船は水面が広いので、他の方のプログでは飼育容器に採用している方も多いと思います。睡蓮鉢・水鉢はスイレンを育てるのに適していてメダカとの相性もいいかと思います。

機能を優先するか、デザインを優先するのか、大きさを優先するのかで大きくメダカライフも変わるかと思います。

屋外であれば、ろ過設備やエアレーションは基本的に不要となります。屋外では太陽がメダカの成長を促進してくれて、一緒に入れている水草、住み着くバクテリアなどが汚れた水を綺麗にしてくれますし、水草は酸素を供給してくれます。

屋内で飼育することになれば、屋外で機能しているろ過や酸素供給を、ろ過機やエアレーションに頼ることになります。また屋内では太陽の代わりにライトが必要となります。メダカの飼育は屋外か屋内かで大きく設備が異なりますので、自分の好みにあわせて選択してください。

ただし、近年の温暖化による高温で、夏の夜は酸欠になりやすくなっていますので、水草が酸素を取り込むので屋外でもエアレーションをしてもいいと思います。

何故なら、水草は日中は光合成で水中の酸素不足を補ってくれます。しかし、夜は光がないので逆に水草が酸素を吸い始めます。水草が多いとそれだけ水中の酸素が減ってしまい、メダカは酸欠になる可能性があるのです。したがって屋外でもエアレーションをしている方が多いです(我が家はしておりません)。

屋内ではろ過機を使用することになりますが、その際に発生します水流にメダカは弱いです。

メダカは本来、水流のない、田んぼや用水路、池などの止水域に棲んでいます。野生でも水流が比較的少ない場所に棲んでおりますので飼育下では当然強い水流はいらないと思います。

他にメダカの習性として水流のある場所では水流に逆らって泳ぎます。その為、泳ぎ続けて体力を使い果たし死んでしまうという原因もあります。

ホームセンターなどで水槽にメダカを入れて見せておりますが、屋内で飼うのはとてもハードルが高くて難しい魚だと思います。

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