虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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タグ:ペット



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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

メダカを飼っていて9年目になります。メダカビオトープを始めた頃に、最初に何を考えるかといいますと、『どんなメダカを飼おうかな?』『メダカをどんな容器で飼おうかな?』となるかと思います。この『どんな容器で飼おうかな?』ですが、容器の選択によってメダカの寿命を左右するといっても過言ではありません。

容器を選ぶ時は、水深が深い容器よりも水面の大きさが広い容器を選びます。メダカは広い水域を好んで田んぼや用水路などの比較的広い場所に棲んでおります。水上の空気(=酸素)にふれられる面積が多いので、呼吸しやすいと思います。

ただし、水深が浅すぎると夏場に水温が上がり過ぎて耐えきれずに死んでしまいますし、真冬には、とても寒い地域では氷が張ってしまい、死んでしまうかもしれません。

水面が広ければ、深さは20cmでも30cmでも問題ないかと思います。経験からいいますと横幅40cm、縦幅30cmぐらいはほしいかなとは思いますが、小さな容器でも、飼育する個体数を少なくしたり、水草を増やすなど、メダカの飼育環境を整えてあげれば問題ないと思います。


色は好きな色を選ぶと思いますが、黒色は夏場は熱を吸収しますので、直射日光を避けるように、設置場所を変えたり、すだれをかけたりして、水温上昇の対策が必要になるかと思います。

容器の種類は、色々ありますので、とても迷うかと思いますが、基本的にはプランター、プラ船・トロ船、睡蓮鉢・水鉢、植木鉢などから選ぶことになるかと思います。これらはホームセンターなどで手軽に手に入りますし、安いものを求めることもできますので、自分好みで決めてよいかと思います。

プランターや鉢は止水栓のあるものを選べば、メダカを飼育できる容器に早変わりしますし、プラ船・トロ船は水面が広いので、他の方のプログでは飼育容器に採用している方も多いと思います。睡蓮鉢・水鉢はスイレンを育てるのに適していてメダカとの相性もいいかと思います。

機能を優先するか、デザインを優先するのか、大きさを優先するのかで大きくメダカライフも変わるかと思います。

屋外であれば、ろ過設備やエアレーションは基本的に不要となります。屋外では太陽がメダカの成長を促進してくれて、一緒に入れている水草、住み着くバクテリアなどが汚れた水を綺麗にしてくれますし、水草は酸素を供給してくれます。

屋内で飼育することになれば、屋外で機能しているろ過や酸素供給を、ろ過機やエアレーションに頼ることになります。また屋内では太陽の代わりにライトが必要となります。メダカの飼育は屋外か屋内かで大きく設備が異なりますので、自分の好みにあわせて選択してください。

ただし、近年の温暖化による高温で、夏の夜は酸欠になりやすくなっていますので、水草が酸素を取り込むので屋外でもエアレーションをしてもいいと思います。

何故なら、水草は日中は光合成で水中の酸素不足を補ってくれます。しかし、夜は光がないので逆に水草が酸素を吸い始めます。水草が多いとそれだけ水中の酸素が減ってしまい、メダカは酸欠になる可能性があるのです。したがって屋外でもエアレーションをしている方が多いです(我が家はしておりません)。

屋内ではろ過機を使用することになりますが、その際に発生します水流にメダカは弱いです。

メダカは本来、水流のない、田んぼや用水路、池などの止水域に棲んでいます。野生でも水流が比較的少ない場所に棲んでおりますので飼育下では当然強い水流はいらないと思います。

他にメダカの習性として水流のある場所では水流に逆らって泳ぎます。その為、泳ぎ続けて体力を使い果たし死んでしまうという原因もあります。

ホームセンターなどで水槽にメダカを入れて見せておりますが、屋内で飼うのはとてもハードルが高くて難しい魚だと思います。

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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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※2020年8月3日更新
※2020年10月20日更新(目次追加)
※2021年03月02日更新(目次へ戻るを付けました)
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』を我が家に迎えてから、プランター、30cm水槽45cm水槽60cm水槽と変わってきて、プラスで夏の期間は屋外でベビーバス、プールで過ごしてもらっています。その間、お家である飼育容器だけでなく、その中のレイアウトも変わっていき現在の状態になっています。

◆現在のレイアウト状態を端的にいうと..。
  ・簡素(=シンプル)
  ・世話しやすい

現在は、ミシシッピニオイガメが睡眠をとったり、隠れたりする岩穴と水面に顔を出して息をするのが楽になるテラコッタトンネルを縦に置いて、浮き輪代わりの浮島(浮島が小さすぎて浮島には上がれません)を浮かべているぐらいのレイアウトで、後はできるだけ泳ぎやすいスペースを確保しています。これは人間側にとってもお世話しやすいレイアウトとなっています。


我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介
【名前】
 ・ミッピーちゃん
【誕生日】
 ・2017年1月(推定)
【我が家に来た日】
 ・2017年3月
【性別】
 ・女の子

我が家のアイドル『ミッピーちゃん(女の子です)』です。
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◆45cmプランター(2017年3月頃(0才2ヶ月)~2017年10月頃(0才10ヶ月))
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2017年3月にミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』を我が家に迎い入れました。

実は当初、家族に内緒で迎い入れましたので、屋外飼育でこっそり暮らしておりました。もちろん冬眠も視野に考えておりました。体長は家に迎い入れた当初から他の幼体より一回り大きかったのですが、ペットショップで見た時に一番元気に泳いでおりましたので、我が家に迎い入れました。それでも小さいなぁという第一印象でした。

まだ、あまり知識がなかったことと、こっそり飼っていずれ家族に話をするということで、45cmのプランターに「きんぎょ石」を敷き詰めて、流木を置いただけでした。水替えは、ろ過機が当然ないので、毎日行っておりました。

我が家のベランダにはシンクがついており、足し水や洗うのはすぐにできる環境にありました。それでも一度だけ水替えを3日しなかったことがありましたが、幼体でも水は物凄く臭ってしまいました(ゴメン)。おそらくエサの分量もわかっていなかった為、大量に入れてしまい、エサの残りが水を汚してしまったと思います。

とにかく、カメと暮らしたことがなかった私には手さぐり状態でありました。『ミッピーちゃん』は迎い入れた当初から人を怖がることはなく、ベランダに出て、プランターを覗きこむ度に近寄ってくれておりました。

『ミッピーちゃん』も当初名前は『ミッピーちゃん』でなく、『カメ太(男の子)』と呼んでおり、今思えば、『ミッピーちゃん』に怒られる名前でした。

◆45cmプランターまとめ
・毎日水替え(幼体でも2日以上水替えしないと汚れる)
・きんぎょ石を敷いているが洗うのが面倒
・長細いので幼体でも泳げない
・かくれ流木Mタイプに入れるのも幼体までだが、上から姿が見えるのが楽しい
・暮らせるのは幼体まで
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◆30cm水槽(2017年10月頃(0才10ヶ月)~2017年11月頃(0才11ヶ月))
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家族に内緒で屋外で暮らしていた『ミッピーちゃん』ですが、カメ特有の「くれくれダンス」をしょっちゅう行っていたようで「バシャバシャ」と水の音が部屋まできこえた模様で、ばれる?のは時間の問題で家族に見つかってしまいました。

嫌がられると思っていましたが、「かわいい」と言ってくれて歓迎してくれました。秋になり「冬はどうするのか?」と聞かれたので「冬眠させるつもり」と言いましたら、「可哀想!!!」と大反対されましたので、急遽30cm水槽を購入しまして、屋内で暮らしてもらうことになりました。

まだ底床にこだわっており、45cmプランターで使用していた「きんぎょ石」を敷き詰めました。また、45cmプランターで使用していた流木の中に『ミッピーちゃん』は入れなくなったので、一回り大きい岩穴を用意しました。

また、この頃は日光浴をしない種であることがわからずに浮島を用意しました。最初の頃は浮島に登っているところを見ましたが、その後は一切見ることはなくなりました。

ろ過機とヒーターも設置しました。ろ過機がありますので、水替えは1週間に1回となりましたが、30cm水槽ですので、水の汚れは酷いものでした。また、『ミッピーちゃん』は、この頃は急に体が大きくなり手狭になりましたので、2ヶ月だけのお家となりました。

◆30cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(かなり汚れる)
・きんぎょ石を敷いているが洗うのが面倒
・狭すぎるので幼体でもあまり泳げない
・暮らせるのは幼体まで
・ろ過機があまり効果がない
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・浮島に登るのは最初だけ
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◆45cm水槽(2017年12月頃(0才11ヶ月)~2018年01月頃(1才0ヶ月))
 大きさ:横315mm×縦185mm×高さ24mm)
 水量 :約12L

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30cm水槽が手狭になりましたので、一回り大きい水槽に住んでもらうようにと、45cm水槽を探しました。

私が子供の頃の水槽はフレームの水槽だけでしたが、今はデザイン性を重視してフレームレスな水槽が全盛の時代ですので、フレームレスのロータイプの45cm水槽を購入しました。これが大失敗でした。

水替えの時に持ちずらいですし、脱走しないようにテラコッタトンネルを水槽の真ん中に配置しないといけません。全く考えないで上部式フィルターを購入してしまい、給水管が伸ばせずにストレーナーが使用できないといった失態までおかしてしまいました。

すぐに投げ込み式のフィルターに交換しましたが、思ったより効果が少なく、この水槽からは「きんぎょ石」をあきらめて、ベアタンク式の飼育になりました。

また、現在も使用しているテラコッタトンネルを置き始めたのもこの水槽からです。ロータイプ水槽は水量が少ないので水替えは1週間に1回行いました。この水槽を洗っている時に手が滑ってしまい、すぐにヒビが入ってしまいました。

◆45cmフレームレスのロータイプ水槽まとめ
・1週間毎に水替え(かなり汚れる)
・フレームがないので、洗う時に持ちずらい
・フレームレスは割れやすい
・ベアタンク飼育開始
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・ロータイプなので投げ込み式フィルターとした
・ロータイプは泳げない、2本足で立つのみ
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◆40cm水槽(2018年01月頃(1才0ヶ月)~2018年12月頃(1才11ヶ月))
 大きさ:横400mm×縦256mm×高さ280mm
 水量 :23L

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45cmフレームレスのロータイプ水槽がひび割れてしまいましたので、再び45cmの水槽を探しました。

今度はフレームタイプを探しましたが、購入したのは40cm水槽でした。何故40cmだったのかというと40cmセットがちょうどお手頃価格だったからです。やはりフレームがある方が洗いやすいですね。

水替えは1週間に1回行なっておりました。45cmフレームレスのロータイプ水槽では使用できなかった上部式フィルターですが、給水管も伸ばせてストレーナーが使用できるようになりました。水槽を洗う時はフレーム付きは持ち運びしやすいので便利だと思います。

しかしながら、テラコッタトンネルを端に配置してしまい、脱走してしまう事件が発生してしまいました。対策として魚の飛び出し防止柵をつけましたが、気に入らなかったのか?すぐに落とされてしまいました。

水深は深めですが40cm水槽でも泳ぐ姿を見ることがなかなかできずに、2本足で立っている姿をよく見かけました。家族には窮屈に見えるらしく、『ミッピーちゃんが狭くて可哀想!もっと大きい水槽を買ってあげて!』という要望を何度もききました。

この頃はさらに体が大きくなって岩穴に入るのが難しくなりましたので、一回り大きい岩穴を購入しました。カメ専用ではなく、爬虫類用を使用しています。

脱走して網戸の近くにいた『ミッピーちゃん』です。水槽越しに見えます。
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魚の飛び出し防止柵落として「どや顔」の『ミッピーちゃん』です。
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◆40cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(コケが生える)
・フレームがあり洗う時にも持ちやすい
・ベアタンク飼育
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・泳ぐ姿を見ることができるが、スイスイまでとはいかない
・ろ過機のろ材は1週間でかなり汚れる
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◆60cm水槽(2018年12月頃(1才11ヶ月)~現在
 大きさ:横600mm
×縦300mm×高さ360mm
 水量 :約58L

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以前より家族から『ミッピーちゃんが狭くて可哀想!もっと大きい水槽を買ってあげて!』という要望がでておりましたが、ミッピーちゃんにとって、この広さで十分ではないかということで購入をためらっておりました。

しかしながら、度重なる要求に根負け?しまして60cm水槽を購入いたしました。40cm水槽は2本足で立って息継ぎができたので、あまり泳がなくなっており、泳ぎが下手になっておりました。

水深が深くなった60cm水槽では、水面に向かおうとして一生懸命に泳ごうとしますが、徐々に沈んでいく『ミッピーちゃん』でしたが、泳ぎの本能がDNAに刻まれておりますので、そのうちにスイスイ泳ぐことができるようになりました。

購入した60cm水槽(水量:約58L)は、40cm水槽(水量:約23L)に比べて水量が2倍となっています。水替えは1週間に1回、水槽洗いやろ過機メンテナンスを2週間に1回としました。

しかしながら、1週間目の水替えで、水を入れ替えた後に、グリーンウォーター化してしまうようになりました。そこで2台目のろ過機として、投げ込み式フィルターを設置することにしました。

ここから2台併用となりました。また、今までは窓の近くに置いているので、外の気温に水温が左右されやすいので、設定温度を自由に変えられるサーモスタット一体型ヒーターを購入しました。

このヒーターはかなりの威力を発揮してくれまして、水温が一定に保ってくれております。水替えは水を抜かないと重くて持ち運びはできません。それでも60cm水槽クラスになるとかなり重たくなります。


◆60cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(2週間毎に水槽、ろ過機などの洗い)
・フレームがあり洗う時にも持ちやすい
・ベアタンク飼育
・サーモスタット一体型ヒーターなので水温が一定にできる
・上部フィルターと投げ込み式フィルターを併用
・泳ぐ姿を見ることができる




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◆屋外飼育 ベビーバス(2018年・2019年の8~10月)【2020.08.03】追加
 大きさ:横660mm✖縦240mm✖高さ240mm
 ※折りたたみ時:横630mm✖縦100mm✖高さ240mm
 水量 :20L
 ※夏だけの避暑地です。
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秋から冬、そして春までは屋内の水槽で暮らしている『ミッピーちゃん』ですが、夏、特に猛暑日は屋内で過ごしていますと30℃を優に超える水温となり、高温で体調を崩してしまうこともあります。

また、水も汚れやすく臭いもします。本来であれば水槽の掃除を毎日しなくてはいけないのですが、勤め人には、とてもできませんので総合的に考えますと屋外で過ごしてもらうのが望ましいと思いました。

冬の間に屋内で過ごした水槽をそのまま屋外に持って行っても水槽の壁面のガラスが直射日光を通してしまいますのでいいとは言えません。そこで子供が使用するプールみたいな感じのもので、ベランダですので小型のもので、通り抜けできるようなサイズを求めました。

そこで探し当てたベビーバスを購入した次第です。毎年8月~10月は屋外のベビーバスで過ごしてもらい、秋に屋内に帰ってきてもらいます。その間、家族皆でベランダに出て『ミッピーちゃん』の様子を見に行くことになります。


◆屋外飼育 ベビーバスまとめ
・1日毎に水替え
・汚れがすぐに落ちる
・軽いので持ちやすい
・深くないので、あまり泳がない
・半日蔭に置くと最高でも29℃程度
 【屋内より水温は低い】
・水抜きが簡単
・拡げても小スペース
・シーズンが終われば折り畳んでしまえる


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◆屋外飼育 Dasmarine 犬プール(2020年8月~現在)【2020.08.03】追記
 大きさ:Φ800mm✖高さ300mm
 ※折りたたみ時:横300mm✖縦150mm✖高さ60mm
 水量 :??L
 ※夏だけの避暑地です。

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プールを折りたたみますとこんなに小さくなります。このまま来年の夏までしまっておけますのでスペースをとりません。【2020.10.20】追加
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ビバリア バスキング&シェルター L 関東当日便
価格:3130円(税込、送料別) (2020/8/3時点)





『ミッピーちゃん』を可愛がり過ぎてぽっちゃりしてしまい、泳ぎをあまりしなくなりました。

せめて夏場くらいは大きな容器で泳いだり水中を歩いたりして健康になってもらいたいと思い、ベビーバスよりは一回り大きくて、それでもベランダ置きなので通り抜けられるような大きさ、そして水深がベビーバスより深いものを求めました。

そんな都合のよい容器があるのかと思いましたが見つかりました。

それは犬用のバスでした。感想コメントと見ますと、カメの飼育に使用している方もいますし、カモの飼育にも使用している方もいます。もちろん愛犬に使用している方もおり、犬用というわけではなく、生き物全般に使用できそうです。

また『太り過ぎ』とともに、もしかしたらバスキング(日光浴)をするのかも?と水槽の行動を見ている思いまして、バスキング&シェルターの陸場を購入してベビーバスに設置したのですが、大きすぎて、歩くのもままならない広さになってしまいました。

そこで購入したのですが、これがベランダ置きには丁度よい大きさで、今までと違い丸いのがポイントでして、あまり泳ぎませんが回りをぐるぐる歩きまわっていて運動不足の解消ができそうです。


◆屋外飼育 Dasmarine 犬プールまとめ
・1日毎に水替え
・汚れがすぐに落ちる
・軽いので持ちやすい
・深いので泳いだり、水の中を歩いて
 健康によいと思われる
・広いが場所をとらない
・丸いのでぐるぐる廻れる
・半日蔭に置くと最高でも29℃程度
 【屋内より水温は低い】
・水抜きが簡単
・拡げても小スペース
・シーズンが終われば折り畳んでしまえる


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※最後に
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❖作成日:2019/02/18
❖更新日:2021/03/01
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※目次へ戻るを付けました(2021/03/01)
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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

我が家のアイドル『ミッピーちゃん(女の子)』です。ポーズをしてくれます。
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<目次>
【Q1】飼育水はどのような水を使用したらよいでしょうか?
【Q2】飼育水の温度はどれくらいがよいでしょうか?
【Q3】飼育水の深さはどれくらいがよいでしょうか?
【Q4】陸場は必要でしょうか?
【Q5】日光はあたらないといけないのでしょうか?
【Q6】エサは何を与えればよいのでしょうか?
【Q7】寿命はどれくらいでしょうか?
【Q8】大きさはどれくらいでしょうか?
【Q9】販売しているところは何処でしょうか?
【Q10】値段はいくらでしょうか?
【Q11】混泳はできるでしょうか?
【Q12】冬眠はできるでしょうか?
【Q13】レイアウトはどのようにすればよいのでしょうか?
【Q14】水槽の大きさはどれくらいがよいのでしょうか?
【Q15】旅行で家を空ける時のカメのエサはどうすればよいでしょうか?
【Q16】赤ちゃんがエサを食べずに陸の上で動きません。
【Q17】ミシシッピニオイガメよりもオススメな小型のカメは?
【Q18】寝場所はどんなところがいいでしょうか?
【Q19】水草はどんなものがいいでしょうか?
【Q20】カメを飼う初期費用はいくらぐらいでしょうか?

【Q1】飼育水はどのような水を使用したらよいでしょうか?
【A1】水道水をそのまま使用しても問題ありません。
カルキのある水道水をそのまま飼育水に使用しても問題ありません。幼少期から水道水をそのまま使用しても問題ありません。

【Q2】飼育水の温度はどれくらいがよいでしょうか?
【A2】春すぎから秋は常温、冬は暖かい水を使用します。
水温は春すぎ(5月)から秋(10月)にかけては常温で構いませんが、冬から春にかけて屋内で飼育している場合にはヒーターを使用しているはずですので、ヒーター温度との温度差でショックを受けてしまいますので、温めた水を入れてあげる必要があります。もちろん人間にとってのお湯(40℃)は熱過ぎますので、ある程度の冷ました水を入れてあげてください。
【Q3】飼育水の深さはどれくらいがよいでしょうか?
【A3】水の深さは20cm~25cmと深くても問題ありません。
幼体の場合は後ろ脚で立って顔を出せる深さにして体力が消耗しないように浅くて問題ありませんが、大人になったら、全長の3~4倍でも問題ありません。

息継ぎで水面に出てくる時に、後ろ足で立って顔を出せるような物を置いてあげると、そこを台にして息継ぎを行ないます。水棲カメなので深くても溺れません。溺れているように見えるのは「エサくれダンス」か、水面に上がる時の見た目が溺れているように見れるからです。我が家の水深は25cmです。

【Q4】陸場は必要でしょうか?
【A4】必要ありません。
本来、カメは変温動物であり体温調節ができません。よって、温度が低いときは日光を浴びて体温を上げないと活動できませんが、ミシシッピニオイガメは水棲傾向が強いので陸場がなくても調子を落とすことはありません。
【Q5】日光があたらないといけないのでしょうか?
【A5】多少は必要です。
カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を促進したり しています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。

そこで太陽のように紫外線と熱を照射してあげることが必要になります。バスキンングライトは一カ所に強力な熱を放射し高温スポットを作ります。
 
紫外線ライトは文字通り紫外線が出ますが、熱はほとんど出しません。太陽は生物が生きる為の「熱」と「紫外線」を与えてくれますが、上記に書いたように紫外線ライトは熱をほとんど出しませんので、高温スポットを作るバスキングライトを併設するのです。

しかしながら、上記の話は通常のカメを飼育する時の話であり、水棲傾向の強いミシシッピニオイガメが必須という訳ではありません。

もちろん完全に暗い場所は駄目で、水槽の設置場所を窓際にしていれば、直射日光が当たらない半日蔭でも問題ありません。

また幼少時は個体差があり甲羅干しするものもいる為、必要になる場合があります。
そもそも、バスキングとは日本語では「日光浴」という意味なのです。日光浴が必要な種のためのライトなので、夜行性の種などには不要です。

【Q6】エサは何を与えればよいのでしょうか?
【A6】人工飼料で大丈夫です。
市販の人工飼料で問題ありません。ただし、エサを食べ飽きる場合がありますので、3種類程度、用意しておいてローテーションで与えると食べ飽きないかもしれません。

我が家は沈下性の配合飼料、乾燥エビ、乾燥パン、煮干しを与えております。生餌も食べます。エビ、シジミなどの貝、コオロギなどです。エビは大きいスジエビよりもミナミヌマエビの方がよいです。

【Q7】寿命はどれくらいでしょうか?
【A7】25年~30年です。
寿命は25年~30年と言われているので、10才の人が飼い始めたら40才。その間に、中学校、高校、大学、就職、結婚、子供ができる等、生活環境が変化していきます。

果たして、その中で変わらぬ愛情を注いでやれますか?また、もし40才だったら70才となっておりますので、その間、病気や体の衰えなどあっても育ててやることができますでしょうか?


【Q8】大きさはどれくらいでしょうか?
【A8】親ガメでも12~13cmです。
幼少時では2cm程度で親ガメでも12~13cmです。水槽は40cm、可能であれば60cmとあまり場所をとらないで飼育することができます。
【Q9】販売しているところは何処でしょうか?
【A9】ホームセンターやペットショップで売っています。
二ホンイシガメ(ゼニガメ)やクサガメに比べてなかなか見ることができませんが、最近はメジャーになっているのでホームセンターやペットショップでよく見かけることができます。

【Q10】値段はいくらでしょうか?
【A10】3,000~5,000円で売っています。
大体3,000円~5,000円ぐらいで売っています。ホームセンターやペットショップで見かけた値段の中では3,980円が多いような気がします。最高では7,980円を見たことがあります。ワイルド個体なのか、季節柄なのか、理由がわかりませんが、さすがに高いかなぁとは思いました。
【Q11】混泳はできるでしょうか?
【A11】小さい魚や貝は食べられてしまいます。
雑食性なので口に入る小さな魚や貝は食べてしまいます。逆に大きい魚は混泳できると思いますがストレスになるかもしれません。また、魚と混泳させるのであれば頻繁に水替えをするので魚にも考慮して水替えしなくてはなりませんので、大変かと思います。

【Q12】冬眠はできるでしょうか?
【A12】屋外飼育では可能ですがオススメしません。
冬眠はできますが死んでしまうこともあります。特に幼少期は体力がないので死ぬ確率が高いです。特に注意べきは2月頃に春のように暖かくなった日が続いた後に、真冬のような寒さが続いてしまうことです。一旦目を覚ましたら、お腹もすいている状態で再び寒さに耐えないといけないので耐えきれずに死んでしまいます。

目を覚ましたと思ったら、屋内の暖かい場所で一足早い春の状態で飼育しましょう。屋外飼育で繁殖を目的として野性同様の環境(温度、日照、体内サイクル)の冬眠であればオススメますが、基本的にオススメしません。

一番言いたいのは、せっかく毎日楽しくミシシッピニオイガメと向き合いたいのに、わざわざ冬眠させる必要があるんでしょうか。冬眠失敗での死のリスクもあるのにわざわざ冬眠させたくありません。

【Q13】レイアウトはどのようにすればいいでしょうか?
【A13】簡素で水替えに合理的なレイアウトがいいです。
水草や用土で自然な感じを演出してしまいがちですが、水草は抜かれてしまいますし、用土には糞や食べ残しが溜まってしまいます。

ゴミの溜まった環境はミシシッピニオイガメにはとても不衛生な環境です。

また週に1度は水替えをすると考えますと用土を洗うのがとても大変ですし、水草を抜いて用土をとりさり、水槽を洗って、用土を敷いて、水草を植える、といった一連の作業は毎回とても大変かと思います。

人間側の都合でもありますが長く付き合いますので楽をしたいのであれば、シンプルなレイアウト、岩を置いて、(浮き輪がわりですけど)陸場を浮かせて、用土なしのベアタンク飼育でいいと思います。

見た目は殺風景ですが、カメは岩やヒーター、ろ過機などで遊んでいますし、物が置いていない分の泳ぐスペースもあります。


【Q14】水槽の大きさはどれくらいがよいでしょうか?
【A14】60cm水槽がオススメです。
60cm水槽をオススメします。幼少時は30cm水槽で生活してもらっておりましたが、体が少し大きくなると手狭になり40cm水槽にしました(よくオススメされている45cm水槽を間違って40cm水槽を購入しました)。

この40cm水槽で生活してもらおうと思いましたが、あまり泳がなくなり、人間のように2本足で立つ姿をが多くなりました(それはそれで可愛い姿なのですが)。狭く感じた家族に「60cm水槽を購入してあげてぇ~!」と要請されて購入しました。

やはり60cm水槽では泳ぐ姿が多く見られますし、ゆったり底を散歩する姿も見られます。また、40cm水槽より60cm水槽は水量が2倍以上あるので、水の汚れが遅いのもメリットです。
【Q15】旅行で家を空ける時のカメのエサはどうすればよいでしょうか?
【A15】一週間程度食べなくても大丈夫ですが生餌がオススメです。
一週間程度は食べなくても餓死はしませんが、あくまで親カメの話です。小カメは体力がないのでよろしくないかと思います。

また、可愛がっているカメを絶食させてまで旅行に行くのは忍びないと思いますので、その際には生餌であるエビや貝(シジミなど)を入れてあげますと、生餌という字の通り、生きていますので腐らないですし長持ちします。間違っても家を空ける前にエサを沢山与えていくといったことはやめてください。

一週間空けて気になるのは水が汚れることです。水が汚れていると病気になるリスクが高くなってしまいます。また、夏場で屋外飼育の場合は直射日光にさらされないように日蔭を作ってあげることも大切です。日陰を作ることで水温の上昇を抑えてあげることができます。

【Q16】赤ちゃんがエサを食べずに陸の上で動きません。
【A16】体温を上げてあげましょう。
おそらくですが、ミシシッピニオイガメの子供が体温が上げられない為に食欲が落ちたのだと考えられます。

ミシシッピニオイガメはカメのなかでも紫外線要求量が少ないのですが、全く不必要というわけでなく、紫外線が必要で、特に子ガメの場合は紫外線を要求する傾向にあります。外に出して日光浴させたり、窓辺に置いて太陽の光が入ってくるようにしたり、太陽光が当たらない場合は紫外線ライトを購入してください。そして子ガメの体を温めて様子を見てください。




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【Q17】ミシシッピニオイガメよりもオススメな小型のカメは?
【A17】カブトニオイガメなどのニオイガメでしょうか。
水棲ガメではミューレンバーグイシガメです。アメリカ合衆国北東部(バーモント州からジョージア州にかけて)に生息していう水棲カメで全長は最大11.4cmです。生息地の激減、ペット用の捕獲圧等の理由によって絶滅の危機に瀕しており、国際的な商取引が禁止されているCITES(ワシントン条約)の付属書Iに掲載されています。したがって、もちろん野生個体の流通はあり得ず、アメリカ国内で細々と条約批准前に飼育されていた個体から繁殖されたCB個体が流通する程度です。

陸ガメではシモフリヒラセリクガメです。南アフリカ西部に生息するリクガメです。カメ全体でも世界最小と思われ、全長は最大が9.8cmという超ミニサイズのリクガメです。
乾燥域に棲んでおり、年に数週間だけの雨季に植物が成長するのにあわせて活動するという日本にはない環境に棲息しているために飼育はとても難しいカメです。

一番は、よくミシシッピニオイガメと一緒に売られているカブトニオイガメでしょうか。特徴としてはとんがっおり、カブトの形をしている甲羅です。流通量も多くて手に入りやすいですし、甲長も大きくなっても13cm程度です。ミシシッピニオイガメと飼い方も同じですのでオススメです。

【Q18】寝場所はどんなところがいいでしょうか?
【A18】岩や流木を用意してあげるといいと思います。
ミシシッピニオイガメは水中で寝て時々呼吸のために起きたり、陸上で寝るなど個体毎に気に行った所で寝ているようです。

我が家では、浮島につかまって寝たり、縦置きしたテラコッタトンネルなどに縦で寝たりしています。ロックシェルターなどの穴があると、穴の中で寝ております。

産まれ故郷のミシシッピでは、大型のワニやカメ、魚などから隠れて暮らしていますので、何か隠れる岩や流木などを設置すると良いと思います。浮島などの陸上もいいですが、子ガメの時はよく使用しますが、水棲傾向が強いので個体差もありますが、親ガメになるとあまり使用しなくなります。





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【Q19】水草はどんなものがいいでしょうか?
【A19】カメと一緒に水草を育てるのは難しいです。
ミシシッピニオイガメは底床に水草を植えても掘り返してしまいますので、植えても植えても水草は水槽の中を漂うことになるでしょう。

また、カメが大きくなると食いちぎられてしまいます。カメは水を汚しますので頻繁に水替えが発生します。頻繁に水替えを行なうのに、水草が邪魔になりますし、そのような頻繁に水替えをする環境下では水草は育ちません。

【Q20】カメを飼う初期費用はいくらぐらいでしょうか?
【A20】そこそこ、費用はかかります。
ミシシッピニオイガメのページですので、ミシシッピニオイガメを屋内水槽で飼うことで試算します。飼い方次第ですので大体の目安としてください。

・ミシシッピニオイガメ 3,000~5,000円
・60cm水槽セット 7,000~10,000円
(60cm水槽本体、LEDランプ、ろ過機) 
・タイマー
 1,500~2,000円(LEDライトのOn/Offを自動でする場合)
・食事 800~1,000円
(※飽きるので2種類購入しましょう)
・ヒーター
 3,000円(冬、160W、サーモスタッド付き)
・クーラー
 4,000円(夏、逆サーモスタッド)



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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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❖作成日:2018/11/10
❖更新日:2021/08/27
※モバイルデバイス対応済
※リッチリンク不具合回避対応済
※追加を追記に変更
※アドセンス再設定対応済
※目次を付けました(2021/03/02)
※目次へ戻るを付けました(2021/03/02)
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
※2022.05.02更新(旧題:【親でも小さいカメ】おすすめ!ミシシッピニオイガメの飼い方(屋外・屋内))
 この記事はかつてSEOトップで、かなりのアクセス数を誇っていましたが、ある日を境に急激に落ちてしまいました。色々と再度アクセス数をあげる為に試行錯誤しましたが難しいようです。たた、そのままでも如何ともしがたいので題名だけ変更して殿堂入り状態の記事としています。
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに
何か生き物を飼いたい。

メダカやエビや貝などの水棲生物はどうだろうか?寿命が短くて、うまく育てても1~2年で死んでしまう。よって、繁殖させないといずれいなくなってしまう。

カブトムシ、オオクワガタ、コオロギや鈴虫の昆虫も1年サイクルだし、成虫の姿が
見れるのは夏の間だけしかない。こちらも繁殖がさせないといなくなってしまう。

犬や猫はどうだろう?愛情を注いでスキンシップを行い家族のように一緒に過ごす。
しかし、ある程度広い生活環境が必要になるし、鳴き声や足音などで隣近所の迷惑に
なる可能性もあるし、出張や旅行に連れていきずらい。かといって一匹にしておけない。

何か一匹でいいから自然体で長きにわたり付き合えるパートナーはいないだろうか?

いろいろと探してカメ。そして『ミシシッピニオイガメ』に辿り着いたのです。

何故、カメの中の『ミシシッピニオイガメ』に辿り着いたのかお話しさせてください。


<目次>

◆我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介【2019.01.13】追記
◆ミシシッピニオイガメのここがいい!
  ❖世界最大と最小のカメ【2019.02.09】追記
◆ミシシッピニオイガメの飼育環境
  ❖バスキングはいるかも【2020.06.28】追記
◆ミシシッピニオイガメの基本情報
  ❖現在は通信販売で購入できません。
  ❖むやみに繁殖はさせない
◆【重要】ミシシッピニオイガメにしてあげてほしいこと
◆ミシシッピニオイガメの都市伝説?
  ❖ミシシッピニオイガメの潜水時間は?【2019.02.09】追記
  ❖ミシシッピニオイガメの水深は?【2019.02.10】追記
◆ミシシッピニオイガメの注意事項
  ❖ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように野外で繁殖しないか?【2019.01.29】追記
◆ミシシッピニオイガメの1年間の飼育目次の内容
◆ミシシッピニオイガメを飼う飼わないの判断基準
  ☀『ミッピーちゃん』写真集



我が家にミシシッピニオイガメを迎えてから1年半が経ちました。もし、カメを飼ってみたいという方には、このミシシッピニオイガメを是非オススメしたいと思います。

◆ミシシッピニオイガメ

 ドロガメ科ニオイカメ属の北米原産の水棲カメ。流れの弱い浅場に生息しており夜行性。飼育になれると昼行性のライフスタイルにもなります。水棲傾向が高いので、ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように岸に上がり日光浴はあまりしません。

“ニオイガメ”という名前から、“くさい”といったイメージもあります。この名前の由来は、腹部に臭腺をもっていることからですこの名がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどないため、一般的なカメとにおいは変わらないです。

生息地域はカナダ南部からアメリカ南部のフロリダ州(熱帯域)まで広く棲息しています。有名な湿地帯、エバーグレーズにもいるのでしょうか?ペット入門種として輸入されており、現地ファームの繁殖個体(FH)であり、メス(我が家の『ミッピーちゃん』もメスです)です。


◆『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』【2019.11.05】追記
2019年11月3日に放送されました『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』でアメリカ、ミシシッピ州のパスカグーラ川でワニガメの生態を放映しておりましたが、ミシシッピ川流域には12種類のカメが棲息しており、その中にミシシッピニオイガメがおり、映像で生きたミシシッピニオイガメが見れる!と期待したのですが、カブトニオイガメでした。

しかしながら、ミシシッピワニやワニガメなどの大型の爬虫類、アリゲーターガーやブラックバス、外来種のハクレンなどの大型魚などが棲息している厳しい環境で棲息していることがわかり、貴重な映像資料でした。


アメリカアリゲーター(別名:ミシシッピワニ)【2021.08.26】撮影
IMG_6081


◆我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介【2019.01.13】追記
【名前】
 ・ミッピーちゃん
【誕生日】
 ・2017年1月(推定)
【我が家に来た日】
 ・2017年3月
【性別】
 ・女の子

我が家のアイドル『ミッピーちゃん(女の子です)』です。
IMG_1489


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◆ミシシッピニオイガメのここがいい!

・とにかく人懐っこい。

 水槽の近寄ると、岩穴の中で寝ていても『ヒョッコリ』と顔を出してくれます。 また、泳いで近寄ってきてくれます。エサが欲しい時の「クレクレダンス」では なく、純粋に近寄ってくれます。

❖懐く?、慣れる?【2020.01.25】追記

カメは懐くではなく、慣れるのが正解のようです。人を見ると反応してくれて、可愛い仕草をしてくれますので懐いているように感じます。

”慣れる”は意味が色々ありますが「接触する機会が多く、心理的な隔たり・距離感がなくなる。」が近いんでしょうか。

一方、”懐く”も意味が色々ありますが「親近感をいだき、近づきなじむ」が近いのかなと思いまして『獣・鳥などが人に対して警戒心や敵愾心(てきがいしん)をもたなくなる。』なんだそうです。

う~ん。あんまり変わらないような感じがします。

・犬のように人に優先順位をつける。
 エサを与える人、水槽の掃除をする人(私)をはっきりと認識していて、 エサを与える人が一番優先順位が高く、見かけると近寄ってきます。 水槽を掃除する人(私)は、目があっても一瞥して泳いでいます。

・温和である。
 凶暴なカメだと手で掴んだだけで噛みついたり、爪で引っかいたりといたいもので あるが、噛みつかないし、手で持っても逃げようともがくだけで引っかいたりしません。

・大人になっても小さい。
 大人になっても12~13cm位なので、片手で持てるコンパクトサイズです。ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように大人になると40~50cm 大きくなり過ぎて凶暴になり、もて余すようになることがないです。

 小さければ水槽自体は小さいもので生活できますし、水槽の水は汚れずらいので水替えの回数も減らせます。

❖世界最大と最小のカメ【2019.02.09】追記

古代における史上最大のカメは以下の2種類です。

■アーケロン(7500万年前)
ウミガメとしては最も大きく、史上最大のカメとも言われているのが、アーケロンです。体の長さは4m以上、体重は2200kg以上と推測されています。

アーケロンは7500万年前に生きていましたが、おそらく6500万年前に恐竜とともに絶滅したのではないかと考えられています。


■スチュペンデミス(500万~600万年前)
500万~600万年前のブラジルなど南アメリカに実在した川や湖に住む水棲カメです。アーケロンと同様に全長は4m以上と推測されています。

現代における最も大きい種は1種類です。

■オサガメ
ウミガメの一種である本種は、全長が2m以上、体重は1tに達する世界最大のカメです。甲長で1.5m近くあります。

現代における世界最小のカメです。

■ミシシッピニオイガメ
北米大陸に生息している水棲カメです。全長は12~13cmです。世界最小と言われておりますが、実際には違うみたいです。


■ミューレンバーグイシガメ
アメリカ合衆国北東部(バーモント州からジョージア州にかけて)に生息していう水棲カメです。全長は最大11.4cmです。こちらが世界最小の水棲カメのようです。

■シモフリヒラセリクガメ
南アフリカ西部に生息するリクガメです。カメ全体でも世界最小と思われ、全長は最大が9.8cmという超ミニサイズのリクガメです。

体が小さいためか、1回の産卵で1個の卵しか産むことができない、大変希少なカメです。



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◆ミシシッピニオイガメの飼育環境

・水槽
 水槽の大きさは45cm水槽で十分です。60cm水槽のほうが広くていいですが、水替えを頻繁に行いますので、特に水槽を持ち運んで洗うにはコンパクトな45cm水槽のほうがよいかと思います。子供のころは30cm水槽で十分ですが、大きくなると手狭になります。45cm水槽だと終生利用できます。

 【2019.01.12】追記
2018.12.16の記事『ミシシッピニオイガメのミッピーちゃん(27)60cm水槽に移住の巻』にて、45cm水槽から60cm水槽に移住させました。

60cm水槽ですが、45cm水槽の水量(約23L)より2倍以上の水量(約58L)となり、スイスイ泳ぐようになりました。

45cm水槽ではあまり泳ぐような姿は見られませんでした。60cm水槽の方がストレスなく生活させるには尚よいかと思います。




・バスキングライト/紫外線ライト ・・・不要

 カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を促進したり しています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。

 そこで太陽のように紫外線と熱を照射してあげることが必要になります。バスキンングライトは一カ所に強力な熱を放射し高温スポットを作ります。

 紫外線ライトは文字通り紫外線が出ますが、熱はほとんど出しません。太陽は生物が生きる為の「熱」と「紫外線」を与えてくれますが、上記に書いたように紫外線ライトは熱をほとんど出しませんので、高温スポットを作るバスキングライトを併設するのです。

 しかしながら、上記の話は通常のカメを飼育する時の話であり、水棲傾向の強いミシシッピニオイガメが必須という訳ではありません。もちろん完全に暗い場所は駄目で、水槽の設置場所を窓際にしていれば、直射日光が当たらない半日蔭でも問題ありません。

 また幼少時は個体差があり甲羅干しするものもいる為、必要になる場合があります。そもそも、バスキングとは日本語では「日光浴」という意味なのです。日光浴が必要な種のためのライトなので、夜行性の種などには不要です。




❖バスキングはいるかも【2020.06.28】追記
 ミシシッピニオイガメと一緒に暮らしてから日々可愛らしい姿を見て癒されておりますが、生態に関してはまだまだわからないこともあり、書物やインターネットを見て、手探りでお世話しております。

そうして少しずつ飼育の経験値を積んできますと、飼育開始当初に思っていた考え方と違うのではないか?と思うことが、チラホラでてきます。

その代表格が「バスキング」です。

ミシシッピニオイガメにバスキングは必要か?(先入観はよくないかも)


★バスキングしました【2020.08.14】追記
 8月より屋外飼育に切り替えました。これは毎年のことで夏は屋外で過ごしてもらっています。そこでバスキング&シェルターを購入してバスキングしてくれるかを様子を見ました。初めは用心深く登りませんでしたが、そのうちにバスキングし始めました。一度バスキングし始めますと毎日バスキングを行いに登って休んでおり、その姿は海で日光浴をしている人間のようです。
IMG_3578



・LEDライト
 上記のバスキングライトや紫外線ライトが不要な代わりにLEDライトで水槽内を明るくしてあげます。




・陸場 ・・・不要
 陸場はカメが甲羅を干す為に完全に乾き、容易に滑らず登れる所です。
 カメは変温動物であり体温調節ができません。よって、温度が低いときは日光を浴びて体温を上げないと活動できませんが、陸場がなくても調子を落とすことはありません。特に繁殖を考えてなければ不要です。




・ろ過機、フィルター

 カメは水をとても汚します。エサは丸呑みせずに噛み砕くので必ず食べ残しができますし、糞尿もすごいので汚れは早いです。よって、水をろ過するろ過機は必須です。

 設置しなくでも水替えを頻繁に行えば済みますが、忙しい現代人にはなかなか難しいかと思います。水替えをしないと病気になる場合があります。

 【2019.02.10】追記
我が家は30cm水槽に始まり、40cm、60cmと拡大してきましたが、一貫して上部式フィルターを使用しています。

上部式フィルターはろ過能力は高いものの、ろ過能力を発揮してくれるのは30cm、40cm水槽時は1週間がやっとでした。60cm水槽になって水量も増えたことにより2週間に1回の掃除となりました。

しかしながら、底の方は水流が届かない為、底に落ちた残飯などが溜まる傾向になり、そこから茶ゴケが発生して水がさらに濁るようになりました。

そこでサブフィルターとして投げ込み式フィルターを1つ設置することにより底に水流を発生させて、ゴミを舞い上げ、上部式フィルターと投げ込み式フィルターの2つでゴミを吸い込むようになり、茶ゴケを発生するのを抑えてくれるようになりました。


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・用土 ・・・不要

 カメは水をよく汚しますので頻繁に水替えを行わなくてはなりません。用土があると水槽を洗う時に手間がかなり違います。 気にならないのであれば、ベアタンク(用土なし)飼育でいいと思います。

・ヒーター

 冬場は必要です。大人であれば屋外で冬眠させることができますし、繁殖をするのであれば、冬眠が必要ですが、屋内で飼う分にはヒーターをつけて水温を上げて冬でも元気に泳がせてあげましょう。

 サーモスタッド一体型で温度調整型のヒーターであれば、冬でも春の陽気の日や秋なのに冬のように寒い日などに細かな温度調整をしなくてすみ、一定の温度に保ってくれます。

 【2019.01.13】追記
2018.12.16の記事『ミシシッピニオイガメのミッピーちゃん(27)60cm水槽に移住の巻』にて、45cm水槽から60cm水槽に移住させました。

移住を機にヒーターはサーモスタッド一体型で温度調整型にしました。温度をコントロールしてくれますので、秋のちょっと暑い時や冬の寒い時など微妙な調整をしてくれます。

ミッピーちゃんの動きも温度調整により、はっきりと快適そうにしているのがわかりました。ぜひオススメしたいです。


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・クーラー/冷却ファン

 夏場は必要です。暑くても体調を崩さない限界は30℃位までです。クーラーで水温を下げるか、屋内の部屋自体の温度を下げましょう。他に夏場は屋外の日蔭で飼育してあげる手もあります。我が家は『避暑地』を用意して、夏場はそこで過ごしてもらいました。

・隠れ家

 絶対必要です。臆病な性格なので隠れ家がないとストレスを感じます。
 隠れ家がないと落ち着かなくなります。野生であれば、大きな魚や鳥、小動物などから小さな体を隠す場所が必要ですので、ここは野生と同様に 隠れ家を用意してあげます。




・水温計【2019.02.26】追記

 夏場と冬場は特に必要です。カメが快適に暮らす水温を確認します。特に夏場や冬場の水温は、カメの生死に直結しますので、常日頃、気にかけてあげなくてはいけません。




・デジタルタイマー【2019.05.29】追記

 デジタルタイマーを使用して、LED照明の電源オン/オフを自動的に行うようにします。毎日、手動で電源オン/オフを行うのは厳しいので、ここは「文明の利器」に頼りましょう。繰り返し毎日、または曜日ごとに設定が可能ですし、何パターンも登録できるものもあります。




『ミッピーちゃん』の生活の場である60cm水槽です。IMG_5925


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◆ミシシッピニオイガメの基本情報


【名称】
ミシシッピニオイガメ

【原産国】
 北米大陸(ミシシッピではない模様)

【全長】
12~13cm

【寿命】
25~30年(まだ日本では30年飼育した人はいないのでは?)

【水温】
22~28℃(15℃以下になると冬眠状態になってきます)冬は23℃前後に設定すると冬でも元気に活動します。

【値段】
3,000~5,000円が妥当な値段だと思います。

❖現在は通信販売で購入できません。

2013年9月以降、動物愛護法の改正により爬虫類、哺乳類、鳥類の通信販売が原則禁止となりました。基本的に店頭での受け渡しのみとなりました。

なお、下記に当たる場合は発送することも可能だそうです。
①事前に対面による現物確認および説明を受けている場合
②動物取扱業を所得している方。

ミシシッピニオイガメを気に入ってパートナーとして暮らしたい方なら、販売店を探して販売店に出向くぐらいは苦にならないと思います。


【エサ】
・市販のエサで問題ない(我が家は乾燥エビが大好き、小魚パンも食べる)。
・雑食なので生餌、人工飼料、冷凍飼料、野菜類など、いろいろ食べる。
・同じものを与え続けると飽きてくる(食べなくなる)ので、別のエサを与える。
・1日2回(朝・夜)与える。


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【活動期】

基本的に夜行性。飼育下では昼行性になる。

【水質】
・水の流れのあった環境のほうがよい。
・屋外でも越冬する(冬は水底で過ごす)が親ガメでないと凍死する確率が高い。
・水質はあまり敏感ではなく、多少の汚れであってでも平気で生き延びる。
・水は水道水でカルキ抜きしなくても問題ない。
・水替えは週1回(ろ過機設置あり)、ろ過機なしは2日に1回(1日1回なら尚可)。

【繁殖】
・単独飼育なので、細かくわかりません。
・オス3歳、メス5歳程度で繁殖可能です。
 前提条件で冬眠は重要で自然下での温度変化を擬似体感させて繁殖機能を活性化させるそうです。
 冬眠から眼覚めて1ヶ月後位から産卵を始め、4個程度の卵を30日ほどの周期で年に2~5回産卵します。産卵期は4月~9月とのことです。

❖むやみに繁殖はさせない
 ミシシッピニオイガメは25年~30年の寿命があります。私にとって最初で最後のカメ飼育になると思います。産まれた子供も当然25年~30年生きるわけですから、もし自分が死んでしまったら誰が面倒見るのでしょうか?他人に譲るとかならまだしも、子孫の最後まで面倒を見るのは難しいと思います。

結局、面倒見切れなくて自然に放たれてしまったら自然もカメにも不幸な結末です。私には『ミッピー』が最後です。

【混泳】
 雑食なので、メダカなどの小魚、タニシなどの貝、エビは食べられてしまいます。

 また、臆病な面もあるので、いきなり1日で全ての魚や貝、エビが食べられてしまうことはありません。現に我が家の『ミッピーちゃん』はエビに驚いて、しばらく逃げていましたし、エビがいる間は落ち着かないようで、なかなかエビが減らないので、水槽掃除時にエビを取り除こうとした時に、隠れ家である岩穴に沢山のエビが隠れており、エビたちに占領された状態でした。

 ただ、長い目で見えると混泳は難しいと思います。また、カメは雑食と書きましたが、水を汚しますので水替えが頻繁に発生します。よって、魚やエビたちの生活環境は安定しません。水替えで死んでしまう可能性が高いです。

【呼吸】【2019.03.03】追記
カメの呼吸は3種類の方法があります。
 ・肺呼吸
 ・皮膚呼吸
 ・粘膜呼吸

カメは人間と同じく肺呼吸です。水面に鼻を出して肺呼吸して暮らしています。夜間の休眠時や冬眠などの呼吸は主に肺に貯めていた酸素を活用しながらその貯めた酸素が少なくなると皮膚呼吸を行います。

特に冬眠中は代謝が極端に下がるので肺の中に残っている空気と水中での皮膚呼吸と飲み込んだ水で腸からの粘膜呼吸で得られる酸素だけで十分なのです。 
粘膜呼吸は喉の粘膜と尻の穴の粘膜の毛細血管を使って酸素を吸収し、二酸化炭素を放出する呼吸法です。ちょっとビックリですね。

岩穴で寝ていて呼吸をする為に水面に顔を出す『ミッピーちゃん』。
IMG_5536


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◆【重要】ミシシッピニオイガメにしてあげてほしいこと


ミシシッピニオイガメに名前で呼びかけ、手を振ったりとスキンシップをする。

 毎日というより、毎回、名前で呼びかけて『元気?』『お腹減った?』など愛情を持って声をかけてあげてください。

 個人を認識してくれて近寄ってくれたり、エサをねだったり、可愛い目で見つめてくれます。


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◆ミシシッピニオイガメの都市伝説?


・寿命が30年、長いと50年!
 ⇒ミシシッピニオイガメが輸入されてから、30年は誰も飼っていないんではないかと思います。10年、20年と飼育されている方はプログなどで発表されていないので実績はあるかもしれませんが、プログレベルだと10年ぐらいが最長でした。

・臭う(ミシシッピ ”ニオイ” ガメなので)
 ⇒腹部に臭腺をもっていることからですこの名がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどありません。

・溺れる
 ⇒水棲カメは肺呼吸しますので、水面に顔を出して呼吸します。その際に足場となる岩場や流木などがないと肺呼吸するのに苦労します。

   ただし、水棲カメなので、溺れて死ぬようなことはないです。小さいうちは泳ぎながら吸いますし、ろ過機などの器具に足を引っかけて呼吸を行います。大人になるとよほど水深が深くなければ2本足で立ち上がって水面に顔を出して呼吸するようになります。

❖ミシシッピニオイガメの潜水時間は?【2019.02.09】追記

 実はちょっとわかりません。他のカメも調べましたが、バラバラですね。

■オサガメ(世界最大のカメ)
  30分、71分から5ヶ月まで幅広いです。
■ウミガメ
  2時間
■ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)
  1時間
■ミシシッピニオイガメ(我が家の実績)
  2
時間程度かなぁと。


❖ミシシッピニオイガメの水深は?【2019.02.10】追記

 幼体の場合は後ろ脚で立って顔を出せる深さにして体力が消耗しないように浅くて問題ありませんが、大人になったら、全長の3~4倍でも問題ありません。

 ただ、息継ぎで水面に出てくる時に、後ろ足で立って顔を出せるような物を置いてあげると、そこを台にして息継ぎを行ないます。


我が家のテラコッタトンネルに乗って息継ぎをする『ミッピーちゃん』。
IMG_5702


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◆ミシシッピニオイガメの注意事項


・水温
 ⇒割と水温に敏感です。20℃近くになってくると食欲がなくなってきます。 ヒータの導入がポイントになりますが、秋になると朝夕気温が下がってきます。日中が暑いからと言って導入をためらわないほうがいいです。朝夕の寒さが22℃位であれば、早めに導入して水温を安定させてあげたいです。

・サルモネラ菌(人間側)
 ⇒カメはサルモネラ菌を保有している可能性がありますので、素手で持つのを 避けるか、素手で持ったら手をよく洗ったほうがよいと思います。

・野生に放ってはいけない
 ⇒外来種ですので、野に放たれたら在来種を駆逐するかもしれません。


❖ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように野外で繁殖しないか?【2019.01.29】追記

 ホームセンターやスーパー、またお祭りの露店などで大量に販売されていたミシシッピアカミミガメが野外に放たれて、在来種を駆逐して日本各地で問題となっております。

 最近は、ミシシッピニオイガメも、体長が小さく温和な種である為、ホームセンターやスーパーで販売されているのをよく見かけます。そうなりますと、ミシシッピアカミミガメ同様に25年~30年生きるわけですから育てられなくなったから、野外へ放たれることも考えられます。

 ミシシッピニオイガメは越冬も可能ですので、繁殖することも大いにあり得ます。ただ、ミシシッピアカミミガメと違う点は、ミシシッピニオイガメは体長が小さく、温和である点です。放たれても、鳥や肉食魚、甲殻類などの天敵が多いので食べられてしまう可能性が高いです。

まだ歴史が浅いですが、
ミシシッピニオイガメが野外で被害を及ぼしている事案をきいたことはありません。

 我が家の『ミッピーちゃん』もフワフワと泳いでおりますし、警戒心ゼロですので、もし、野外にでも放ったら、あっという間に天敵に食べられてしまうでしょう。

 しかしながら、もちろん野外に放つことは、在来種への影響はゼロではないです。放たれてしまったら自然もカメにも不幸な結末です。


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◆ミシシッピニオイガメの1年間の飼育


◆我が家の飼育環境まとめ【2019.01.13】追記

容器  : 60cmフレーム付きガラス水槽
     「コトブキ アクアリスト600S」
     幅60×奥行き30×高さ36cm
     水量:約58L
レイアウト: 岩穴、テラコッタトンネル、カメのフローティングランド(浮島)
水生植物: なし
共存生物: なし
他   : ヒーター(160W)、ろ過機、水温計

■2週間に1回
・水替え(全換え)
・ろ過機掃除
・ヒーター掃除
・レイアウト
 (岩穴、テラコッタトンネル、浮島)掃除
・水温計掃除
・ミッピーちゃんの甲羅含め全身を掃除

■1週間に1回
・水替え(全換え)

■適宜
・ゴミ(底にある残飯や糞)の吸い出し

■1年間のサイクル
●春
 ・特に何もしない
●春すぎ(5月初旬頃)
 ・ヒーターを止める(暑い為)
●夏の前(7月初旬頃)
 ・屋外の避暑地(ベビーバス)に移動。
  夏の間は過ごしてもらう
●秋(9月下旬頃)
 ・屋内の水槽に帰宅(ヒーターは点けない)
●冬の前(10月中旬頃)
 ・ヒーターを点ける
●冬
 ・特に何もしない

冬の間の屋内の水槽。
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夏の避暑地、ベビーバス。
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◆ミシシッピニオイガメを飼う飼わないの判断基準


ミシシッピニオイガメを飼いたいと思う方は下記のことが大丈夫か自問自答してください。
・犬や猫のように愛情表現はしてくれないので不満ではないか?
 人懐っこいんですが、犬や猫にようにじゃれたり、抱きしめたりとスキンシップができるわけではありません。

・水が汚れるので、頻繁に水替えできるか?
 食べ残しや糞尿でかなり水が汚れます。ろ過機を入れていてもせいぜい1週間です。頻繁に水替えしなくてはいけないので、これが苦痛なら飼わない方がいいです。

・寿命30年一緒に暮らしていけるか?
 寿命は30年と言われているので、10才の人が飼い始めたら40才。その間に、中学校、高校、大学、就職、結婚、子供ができる等、生活環境が変化していきます。果たして、その中で変わらぬ愛情を注いでやれますか?

『ミッピーちゃん』写真集


春。一番古い『ミッピーちゃん』の写真。この頃は低床に石を入れていた。
屋外で飼育しており、ろ過機などの施設もなく、プランターで暮らしてもらっていた。
水替えは毎日実施していた。
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かくれ流木に入って、こちらを覗きこんでいる『ミッピーちゃん』。この頃はまだ新しい環境に慣れないのか?不安そうで、様子を見に行くとすぐに見上げてくれた。【2019.04.21】追記
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秋。水槽に移動させた写真。この頃は浮島を浮かべていた。浮島の乗っている『ミッピーちゃん』で貴重な1枚である。その後は、まったく興味を示さなかったので、撤去となった。
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夏。避暑地のベビーバスに移動。広いのでスイスイと泳いでいた。ベビーバスは、水替えが簡単なので、とても楽であった。
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フワフワと泳いでいる『ミッピーちゃん』。
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水替え時についに脱走した記念すべき日。腕力が強く登り切った。
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脱出直後の写真。固まっている。世界が広すぎる?
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岩穴を一回り大きくした後の『ミッピーちゃん』。入口が狭く引っかかるので削った。
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温泉のような感じで水に浸かっている『ミッピーちゃん』。
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「あ~。気持ちいい~。」いう声が聞こえてきそう。
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生餌(スジエビ、シジミ)を投入した直後の『ミッピーちゃん』。怖がっている。
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人間のように2本足で立っている『ミッピーちゃん』。【2019.04.21】追記
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秋。ついに大きくなった『ミッピーちゃん』はテラコッタから水槽から脱走成功!テラコッタはこの日から横置きになる。
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脱出後に乾いて甲羅が白くなっている。この後に水の中に戻してもなかなか治らなかった。
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「何~?」って言いながらポーズをとってくれる『ミッピーちゃん』です(2019.03.09)。
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🌙終わりに


ミシシッピニオイガメの魅力が少しでも伝えられたらと思い書きました。ミシシッピニオイガメ1匹しか飼っておりませんが、カメを飼うなら是非検討していただきたい種です。


♥ミシシッピニオイガメと上手に暮らしていく方法
これまでのカメの常識を覆す!ミシシッピニオイガメの飼い方


♥ ミシシッピニオイガメのQ&Aなら、こちらもどうぞ!
【Q&A】ミシシッピニオイガメの飼い方(日光・陸場・飼育水、ほか)



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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◆末永くメダカを飼うには?
メダカ(小さな淡水魚)

❖作成日:2018/09/18
❖更新日:2021/03/28
※モバイルデバイス対応済
※リッチリンク不具合回避対応済
※追加を追記に変更
※目次へ戻るを付けました(2021/03/02)
※2021.11.21更新(過剰広告カット)
※2022.05.02更新(旧題:【初心者向け】これなら失敗しない!屋外でのメダカの飼い方(簡易マニュアル)失敗談付き)
 この記事はかつてSEOトップで、かなりのアクセス数を誇っていましたが、ある日を境に急激に落ちてしまいました。色々と再度アクセス数をあげる為に試行錯誤しましたが難しいようです。たた、そのままでも如何ともしがたいので題名だけ変更して殿堂入り状態の記事としています。
※2022.05.29更新(旧題:
【初心者向け】屋外でのメダカの飼い方(失敗や苦労の連続から語る))
 やっぱり戻す(迷走)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに
メダカを飼おうと思っている方に問います。

・メダカを飼いたいけど、何をどう準備したらわからない。
・メダカを増やしたい。
・メダカをどのように世話したらいいかわからない。

初めは賑やかに泳いでいたメダカは、少しずつ減っていき、最後にはいなくなる..。

実はメダカの飼育は奥が深くて意外に難しいんです。

そのような結果にならない為にも、失敗談交えて少しでも参考になればと思い

この記事を書きましたので、覗いてみてください。

 
興味本位からメダカを飼い始めて、かなりの年月が経ちました。これからメダカを飼い始める人が失敗しない為に少しでも役立つ情報を書いていきたいと思います。


日向ぼっこをしている白メダカたち。
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◆注意点
屋外飼育、プログタイトル通りにベランダで飼う時の飼い方を載せています。
屋内飼育をしたい方は他の方々のプログを参考にしてください。

◆メダカ飼育を検討している方へ
メダカはこれから魚を飼いたい人には最適な魚です。体が小さいのであまり大きい容器を必要とせず、よく店で見かける一般的な4種(黒メダカ、ヒメダカ、白メダカ、青メダカ)であれば購入金額も安いです。屋外であれば、設備(ろ過機、エアレーション、照明、ヒーター)費用も必要ありません。

何といっても群れで泳いでいる姿を見ると時間を忘れます。私が特に夏の朝や夕暮れに涼しげに泳いでいる姿が大好きです。


◆メダカの飼育は奥が深い!
しかしながら、メダカは簡単に購入できますが、飼育はそんなに簡単ではありません。他の方のプログを見てどう感じましたか?

飼育するにあたってやることがいっぱいあると思いませんか?準備も沢山のものを考えて揃えないといけないと思いませんでしたか?そうなんです。なかなか奥が深く難しい魚でもあるのです。

メダカは強い生命力のある魚ですが、きちんと飼ってこそ真価を発揮します。水替えや水草のメンテナンス、エサやり、産卵と稚魚の飼育など、しっかり世話をしないとメダカはあっと言う間に死んでしまいます。

ただ容器に入れてほったらかしで飼育してもある程度は生きていますが、その内いなくなるはずです。私は子供の頃の思い出そのまま、無知なまま飼メダカの飼育を始めてしまったので失敗の連続でした。

◆メダカを死なせてしまう飼育
そして何もいなくなった。屋外メダカの飼い方


1.メダカ飼育の準備

飼育を始める前に以下の4つを準備しましょう。

◆メダカの飼育に準備するもの
・容器
 メダカの飼育容器、水深が深いものより泳ぐスペースが広いものを選ぶ
・水草
 マツモ、アナカリスなどの沈水性植物を選ぶ
・用土
 赤玉土、荒木田土、水生植物の培養土を選ぶ
・エサ
 アカムシなどの生餌やメダカのエサ、プレコなどの市販のものでよい
・飼育水
 水道水を半日程度汲み置きしたものか、中和剤を入れてカルキを抜いたものを入れる


◆容器
 メダカの飼育容器です。水深が深いものより泳ぐスペースが広いものを選びます。容器は睡蓮鉢やプランター、植木鉢(底穴なし)でいいです。

 繁殖をさせるので親メダカを育てる容器とは別に卵から孵化した子メダカを育てる容器も必要です。

容器に適した個体数の目安は、30cmで10匹、60cmで20匹、90cmで30匹程度です。容器が大きい方が水量が多く、水温と水質が安定しやすくメダカが体長不良や死ぬリスクが低くなります。

 睡蓮鉢は陶器のものやFRPという軽い繊維強化プラスチックもあります。左官屋さんが使用しているプラ船、トロ船も広くて育てやすいです。また耐久性を考えないなら発砲スチロールでも構いません。


我が家で一番大きい容器。
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◆水草
 メダカの隠れ家と産卵する場所になります。メダカが産卵した卵や孵化した稚魚が他のメダカに食べられることを防いでくれます。

 他にも水質浄化に役立ちますし、エサの残りや糞などからなる有害な物質を水草が綺麗にしてくれます。

 マツモアナカリスなどの沈水性植物、産卵床としてなら浮遊性植物のホテイがメダカと相性のいい水草です。マツモやアナカリスは越冬もできる多年草で、ホテイ草は越冬は厳しい(※)一年草です。

 マツモ、アナカリスは600円ぐらいから、ホテイ草は300円ぐらいから購入できます。

※室内などの暖かく日が当たる環境で育てれば可能です。

◆水草を間引く
【2020.05.31】追記
 マツモやアナカリスなどの成長は早く、水中で繁茂する分にはいいのですが、水面で繁茂している場合はメダカの泳ぐスペースを徐々に奪っていき、ストレスで弱ってしまう、死んでしまうことはあります。

必ず、水草は間引きましょう。毎日観察して、メダカの泳ぐスペースがなくなってきたなぁと感じたら、間引くで構いません。

明日やろう、週末にやろう、とすると、あっという間にメダカの泳ぐスペースを奪ってしまいますので
「思い立ったら吉日」の精神で行いましょう。

★失敗談
 水草は自分が好きなもの、育てたいものを植えるのが一番だと思います。
 メダカと共に日に日に大きく育っていく様子が楽しいですし、花が咲く種類の水草であれば鑑賞としても楽しむこともできます。

 しかしながら、あれこれ植えてしまうと最終的にメダカの泳ぐスペースが少なくなってしまい死んでしまいます。

 また、直植えをした場合は用土が根だらけになって土が盛り上がってメダカが泳ぐスペースがなくなり死んでしまいます。

マツモ。メダカの子供が泳いでいる。
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◆用土
 赤玉土は色鮮やかで綺麗です。濁りが少なく水棲生物が観察し易いのも利点です。ただ水生植物も育ちますが栄養はないので育ちがよくありません。

 粒は大玉、中玉、小玉がありますが好みでよいと思います。玉の形は一年で崩れてしまいます。

 水生植物の培養土も選択肢の一つです。栄養価が高いので、水生植物を植えれば大きく育ちます。ただし栄養があるのでコケや藻が発生します。

 荒木田土は田んぼで使用されているような土です。メダカは田んぼの魚として昔から身近にいた魚です。よって田んぼに近い用土を使用することはメダカには田んぼ近い環境で飼育していることになります。

 砂利や石はメンテナンスできるし、毎年使いまわせるのが利点です。ただし水質を浄化してくれるバクテリアが定着しないのが難点です。

 荒木田土も赤玉土も2L300円程度で購入できます。

◆用土は荒木田土はいいかも?
【2019.05.18】追記

 用土は荒木田土をオススメしたいです。やはり、メダカが棲息している場所は田んぼや田んぼ脇の流れの緩い小川などの止水域であり、いずれも用土の豊富な環境です。

 この用土に微生物やプランクトンなどのエサも発生する為、メダカにはエサが豊富に供給されることになります。

 ただ、泥が舞い上がるので観賞用に向かないのと、荒木田土の中の養分があり、水が富栄養化してコケなど藻類が繁茂してしまうことになりかねません。

 田んぼでは稲が養分を吸収してくれますが、よく見るとアオコやコケがそこらかしこに繁茂しています。また、川や池のように綺麗に水質を浄化してくれるわけではありません。

 それでも荒木田土をオススメしたいです。

 やはり、メダカの死亡率が低いのと、メダカの代表的な病気『痩せ細り病』の発症率が抑えられるからです。泥が舞い上がるのは、赤玉土を重ねてあげれば問題ありません。

 効果もあれば、副作用もある荒木田土ですが、検討してみてもいいかと思います。






★そもそも用土はいれるべきか?
【2020.05.29】修正
 用土を入れるのは自然のろ過のような働きはせず、用土に住み着くバクテリアが浄化しますが、用土自体に養分により水質は浄化するどころか悪化するので不要との話もあります。

 綺麗に澄んだ水で育てたいなら砂利や石でいいのです。

 しかしながら、糞やゴミなどが溜まっていき、用土に住み着くバクテリアが少なく分解もされずらい欠点もあります。

 また、ベアタンクと呼ばれる底床に用土も何も使用せず メンテナンス優先の育て方もあります。

 ただし、糞やゴミなどが溜まっていき、用土に住み着くバクテリアがなく分解もされない欠点もありますので、ろ過機を入れて水質ろ過を補助します。

 どちらがいいという答えはないと思います。

◆エサ
 メダカのエサは色々な種類を試しましたが、現在はメダカのエサとプレコを使用しています。特にプレコはメダカだけでなく、ミナミヌマエビやヒメタニシなど他の水棲生物もよく食べてくれて、特にヒメタニシの食料であるコケ不足を補ってくれて非常にヒメタニシの生存率が高くなりました。

 これを食べない生き物を見たことがない!屋外メダカ、エビ、タニシの飼育で万能のエサ







◆飼育水【2019.04.08追記】
 水道水を半日程度汲み置きしたものか、中和剤を入れてカルキを抜いたものを入れます。

 中和剤を入れればカルキはすぐに抜けますが、水温の違いがあり、その後すぐにメダカを入れるのはオススメできません。半日程度おいてからメダカを入れましょう。

 バクテリアは汚れを分解して水を綺麗にしてくれますが、立ち上げ当初はバクテリアはいません。

 この状態でメダカに餌を与えた場合は、残飯や糞により水が汚れていきますし、アンモニアにより生物ろ過が間に合わずに悪いバクテリアが増えていきます。

 このような仕組みで、水が白く濁ってしまうことがあるのです。


 エサを与えるのを極力抑えて、酷い場合は水替えも必要ですが、全替えしてもバクテリアのいない環境に戻るだけですので、ひたすら良いバクテリアが増えるのを待ちます。

2.メダカの種類

【2020.05.29】修正
メダカの種類は500種類以上です。品種改良によって毎日のように新しい種が生まれてきていると言っても過言ではありません。値段もピンからキリまで、鑑賞用としてとても価値のあるレアな品種は軽く1匹1万円を超えまし、中には100万円もする種もあります。特にこだわらないのであれば以下の定番の4種類の中から選ぶと安く購入できます。

◆メダカの種類

・黒メダカ

【2020.05.29】修正
 日本各地で生息している原種に近いメダカです。採れるメダカは大きくわけて2種類で北日本のキタノメダカと南日本のミナミメダカです。黒メダカはあくまで改良品種です。ただ、野生のメダカは絶滅危惧種に指定されており、都会の川や池で採れるのは、外来種のカダヤシがほとんどだと思います。

※カダヤシ
北アメリカ原産の外来種です。見た目は黒メダカに似ています。ただ、メスが6cm程度に大きくなるので、捕まえるとわかると思います。カダヤシは環境汚染などで住処を追われたメダカの後に侵入してきて棲息しています。外来外来生物として指定されており罰則規定があり、違反した場合は
個人は懲役3年以下、または300万円以下の罰金、法人なら1億円以下の罰金となっています。持って帰ることも飼育することもできません。

・ヒメダカ

 メダカと言えばヒメダカを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。黒メダカより市民権を得ているメダカです。

・白メダカ

 定番の中では容器で飼うと一番見栄えする綺麗な品種のメダカです。しかし黒メダカやヒメダカに比べると遺伝的に弱いのか飼育するのが難しい品種です。

・青メダカ

 青メダカは一見白メダカを判別がつきにくいですが、よく見ると青みがかっているので判別がつきます。白メダカと同様に遺伝的に弱いのか飼育するのが難しい品種です。


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★生命力が強い順は?
4種類の中で生命力が強い順は以下のとおりです。

黒メダカ > ヒメダカ > 白メダカ > 青メダカ



グリーンウォーターで泳いでいるヒメダカたち。
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3.メダカとの混泳できる生き物

【2021.03.28】追記
メダカを飼育するとなったら、もちろんメダカだけでもいいのですが一緒に飼いたいタンクメイトも考えてもいいと思います。いろいろな生き物を眺められるのはとても楽しいですし、タンクメイトは水質浄化やコケや藻、エサの食べ残しや死骸などを取り除いてくれる役目もしてくれます。

※タンクメイトとは、魚を容器内で飼育する場合に、メインの魚に随伴して飼育する魚やその他の水生生物をいう。水槽内に視覚的な変化をもたらす他、餌の食べ残し、死骸、コケや藻などを食べて取り除く役目も担う。
タンクメイトを選択する条件として、おとなしくメインの魚と争わないこと、弱すぎず餌とならないこと、遊泳域が重ならないことなどがある。

このタンクメイトですが、「どれを入れようかな~」と考えるのは楽しいのですが、基本的に考えなくてはいけないことは、メダカと一緒に飼育しても、メダカを襲わない、またメダカに襲われない、エサをメダカと一緒のエサ、別でも他の生き物と一緒に食べれるもので問題ないこと(専用のエサをあげないといけない生き物が多いと、エサの量が必然的に増えて水質が汚れやすくなる為)が条件です。

そうなると、野生のメダカの棲んでいる田んぼや河川、沼や池などに一緒に棲んでいる生き物が一番いいと思います。


★タンクメイト一覧

・ミナミヌマエビ
ミナミヌマエビは、十脚目ヌマエビ科に分類されるエビの一種です。産卵も淡水中で行い、一生を淡水域で過ごす陸封型(内陸の湖や沼、池や河川で成長、繁殖して一生を終える)のヌマエビです。卵生で5~10月で一度に30~100個の卵を産み、抱卵して稚エビになってから親から離れていきます。
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・ヒメタニシ
日本全国(北海道除く)に生息するタニシです。沼、小川、水田の用水路などの浅いところに一般的に見られ、石に付着している藻やコケを主食としています。
卵胎生で5~10月にかけて稚貝を生みます。水質浄化に役立つことが知られ、水槽やビオの鉢内の植物プランクトンの大発生を抑え、汚泥を積極的に摂食してくれます。
基本的には夜行性で、日中は水面付近に集まったり、砂の中に潜ったりしていることが多いです。
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・シマドジョウ
シマドジョウは、コイ目ドジョウ科に属する淡水魚です。同属には、スジシマドジョウなど似た種類が多い。また、地域によっては亜種があり、見分けは困難です。下の写真のシマドジョウもどの亜種かはよくわかりません。シマドジョウの繁殖は難しく、自家製繁殖は不可能といわれています。

マドジョウはオススメしません。マドジョウは雑食性が強く、シーズン中はエサをもらっているのでまだいいのですが、冬の飢餓状態に陥ったときにメダカやミナミヌマエビを捕食します。
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4.メダカの飼育環境

メダカを飼育する上で重要となってくる飼育環境です。飼育環境が悪い場合は丈夫なメダカは育ちませんし、逆に病気になったり死んでしまったりします。

◆メダカの環境に重要なもの
・日光☀
 
日光、これが一番重要です。メダカは日光にあたることでビタミンDを作り出して丈夫な骨や筋肉を形成するからです。また1日に12時間程度日光にあたっていないと産卵しません。

・水
 飼育水は水道水で結構です。ただし、水道水には塩素(カルキ)が入っていてメダカなどの水棲生物にとっては有害な物質なのでカルキ抜きをします。

◆日光
 
メダカの飼育環境の中で一番重要です。日光が当たることによって丈夫なメダカが育っていきます。一番いいと言われる日当たり環境は午前中に日が当たり、午後は徐々に日陰になっていく環境とのことです。

 我が家は真逆の環境で午前中に日陰で、正午ごろから日が当たりはじめ西日が強烈に当たります。

 一番よくない日当たり環境は、1日中直射日光が当たる場所か1日中日陰の場所です。ただし夏の直射日光には気を付けましょう。

 容器の水が煮立ってメダカが死んでしまうこともあります。この場合は容器を日陰に移動する、すだれをかけて日蔭を作るなどしましょう。

◆飼育水
 メダカは田んぼや小川、池や沼などの流れのない、いやゆる止水域に生息している魚です。水量は多ければ多いほどいいですが、1匹1Lが目安といわれています。

 水温は5℃から28℃で活動でき、30℃を超えると動きが鈍くなり、水温が高すぎると死んでしまうこともあります。逆に5℃以下になるとエサを全く食べなくなり冬眠状態になります。

 植物プランクトンが豊富なグリーンウォーターを目指すのが、メダカを長生きさせる近道になります。

水棲生物の飼育で水が汚れる、濁る、緑色になる、臭い、油がでるなどの水の状態まとめ

5.メダカのライフサイクル

メダカの一生における活動です。飼育するにあたって覚えておいて損はないでしょう。

◆メダカのことをよく知りましょう

・メダカの寿命
 1年~2年と短い寿命です。

・メダカの1年

   3月 冬眠から目覚めてエサを食べます
   4月 産卵を始めます
   6月 産卵がさかんになります
 10月 産卵を終ります
 12月 冬眠します

・メダカの産卵

 産卵は15℃以上になると産卵を開始します。メダカは産卵時期になると抱卵します。

 1日の日照時間が12時間程度になると産卵可能になります。一度に産卵する卵の数は10個~30個前後ですが個体差もあります。

◆産卵
 産卵は15℃以上になると産卵を開始します。メダカは産卵時期になると抱卵します。1日の日照時間が12時間程度になると産卵可能になります。

 一度に産卵する卵の数は10個~50個前後ですが個体差もあります。産卵は専用の産卵床を用意するか、ホテイ草などの水草を浮かべて産卵させます。産卵したら、親メダカが食べてしまうので隔離します。

 産卵床や水草ごと、別の容器に入れるか、産み付けた卵を一つ一つ指でつまんで採取して容器の底に沈めておけばやがて孵化します。指でつまんでも有精卵は潰れないので問題ありません。

 隔離容器に入れる水道水のカルキがあっても大丈夫です。水道水のカルキがメダカの卵に付着しているカビ菌を殺菌してくれる効果があるので、水道水をそのまま使用した方がメリットがあるのです。

 ただし、隔離容器に水道水をそのまま入れるのは最初だけです。卵は累積で250℃になると孵化します。25℃であれば10日の計算になります。

★卵の隔離を怠ると
メダカの卵の隔離を行うとほぼ孵化する前に食べられてしまいます。生き延びてマツモやアナカリスなどの水草に隠れていても、ほぼ生き延びられないと思ったほうがいいです。

これは容器という狭い世界では親メダカから逃げられずに食べられてしまうからです。私も自然に増えるもんだと思いこみ、卵を隔離することはせずにほったらかしにしてしまい、当然の結果ですがメダカは全く増えませんでした。

誰でもわかるメダカの卵の採取方法(画像付き)



抱卵している白メダカです。【2020.05.29】追記
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産卵床に産み付けられたメダカの卵。
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孵化したばかりのメダカの稚魚。
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6.メダカの飼育サイクル

メダカの飼育は3月~11月にかけて行います。

【2020.05.29】修正
 3月 飼育容器の水の入れ替え、水生植物の植え替え、
     エサを与え始める※1
 4月 産卵した卵の隔離、稚魚の世話(~10月)
 5月 増えすぎた水生植物のメンテナンス(~10月)
 7月 暑さ対策を行う(~9月)
  10月 枯れてきた水生植物の除去、親メダカと子メダカを一緒の容器に入れる
  11月 エサを与えるのを終える
  12月~翌年2月 何もしない※2
    (メダカは冬眠中)

※1
 【2020.09.27】訂正
 メダカのエサはシーズン中は週に2日程度、朝と夕方に与えます。
 ただ夏場の日中暑い時にエサを与えると体調不良になるので水温の低い朝に与えるようにします。

※2
 冬の間は特に乾燥しますので、足し水はしてください。


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7.メダカの病気(痩せ細り病)

【2020.07.02】追加
メダカ飼育をしていますと、必ず悩むことになるのが「痩せ細り病」です。「痩せ細り病」は餓死ではなく、エサを与え続けても最後には痩せ細って死んでしまう病気です。いろいろな諸説ありますが、原因がはっきりしておりません。そんな「痩せ細り病」ですが、ある程度は防止することができます。



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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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