虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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タグ:ミシシッピニオイガメ

※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

我が家ではミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』と暮らしております。毎日しっかり健康状態を観察しております。

具体的には

「食事をしっかりとってくれるか?」
「しっかり泳いでいるか?(泳がないでじっとしていないか?)」
「皮膚病になっていないか?」
「寄生虫などに感染していないか?(水槽内に排出された寄生虫が浮遊していないか?)」
「ずっとバシャバシャと泳いでいないか?(落ち着いているか?)」

など健康状態をみております。

そして一番大事であり、一番よくみるところは「甲羅」なのです。

カメの甲羅の状態は硬さや色によって健康状態がわかる『健康バロメーター』であります。

そもそも、なぜカメに甲羅があるのか?ですが、体を守るために発達したからだと考えられています。

それでは、カメの甲羅は現在のように進化したのでしょうか?カメの進化の過程で必要にせまられたからです。

カメのあらわれる前の古生代(5億7000万年前から2億4500万年前まで)では甲羅や鎧(よろい)などで防御した陸上の脊椎動物はほとんど見当たりませんでした。

やがて恐竜の仲間が登場する三畳紀(2億4500万年前から2億800万年前まで)になると、カメや空を飛ぶ翼竜(よくりゅう)、あるいは泳ぎがうまいもの、逃げ足が速そうなものなど、多様な方法で守りを固めた脊椎動物が進化しました。恐竜が素早い攻撃的な捕食動物であったと考えられますが、その進化過程によりカメのような動物があらわれました。

カメの甲羅の構造は盛り上がった背中の部分(背甲・はいこう)と平らな腹の部分(腹甲・ふくこう)から出来ている。その甲羅の表面は鱗板(りんばん)と呼ばれる板状の薄い鱗(うろこ)で覆われていまして、その下には硬い板状の骨(骨板)があります。

つまりカメの甲羅は鱗(=皮膚)と骨の二重構造で非常に丈夫な作りになっています。背甲は、肋骨と背骨が変化して出来たもので、腹甲の由来はより複雑で、肩の骨の一部と祖先のお腹にかつてあった骨(腹肋骨・ふくろっこつ)が進化したものと考えられています。

そんなカメの甲羅の状態が白い場合、何かのサインであります。



甲羅に白い(粉みたいな)ものが付着している

カメの頭部・四肢・尾の表皮が脱皮している期間と思われます。

水中や水面に脱皮片が残っていて、カメが動いている中で皮膚片を纏わりつけてしまい、粉状のものが甲羅に付着した状態になる場合があります。カメの皮膚の脱皮は、成長過程で定期的に行なわれる新陳代謝ですので今後も同じ様の事が起こり得ます。

気にしなくても纏わりついた皮膚片は、いずれ剥がれ落ちます。

気になる場合は水替えをこまめに行いことで皮膚片の残っている水を捨てて、その際に個体に付着した脱皮片を清掃による除去を行ないましょう。


ほんの一部が白い

甲羅のほんの一部分が白い場合は、まず触ってみて確かめます。

触って甲羅が浮き上がってきたら、または柔らかい状態であれば、脱皮不十分の古い角質の可能性があります。この場合爪で引っ掻くなどして取り除きます。

硬い場合はちょっと問題でして、脱皮不全の部位から細菌感染を起こしている可能性もありますので動物病院に行くことをオススメします。動物病院で病巣を剥がしてもらいましょう。

感染が甲羅の深部まで達しているか確認してもらい、深部まで達していない症状であれば塗り薬を塗ってもらいます。そして薬浴や甲羅のケアを教えてもらいましょう(病院によります)。

感染が甲羅の深部まで達している症状であれば、深部まで病巣を取り除いてもらい塗り薬や注射と、飲み薬による治療になると思います。


甲羅全体が浮いているように白い

脱皮の直前です。

カメの甲羅は鱗(=皮膚)と骨の二重構造で非常に丈夫な作りになっています。

従いまして、新陳代謝として、そして成長する上で脱皮を定期的に行います。

脱皮の仕方もカメの種類により違い、水棲ガメは脱皮しますが「つるん」と甲羅全体が剥がれ落ちる種(ミシシッピアカミミガメ、個体による)もあれば、人間の皮膚のように少しずつ剥がれていく種(クサガメ、ミシシッピニオイガメ)もおります。なお、リクガメは脱皮しません。

脱皮の時期は5月と11月ですが、飼育の個体はこの限りではありません。


甲羅全体が白い(水カビ病)

水カビ病は、真菌(=カビ)類のミズカビ目、ミズカビ科、ミズカビ属の数種の糸状菌が寄生して起きる。水生菌症、わたかぶり病などとも呼ばれており、魚にかかる病気と同じです。

甲羅の脱皮と違いますのは、甲羅が真菌類に感染しますと、甲板自体が白色~薄い黄褐色の白濁状態になり、歯ブラシ等で擦っても落ちることはありません。判定したいのであれば、ちょっとだけ歯ブラシで擦ってみてください。

原因としては、水質悪化や日光浴不足、ストレスなどでカメの免疫力が低下しているときに、ちょっとした傷などで菌が繁殖することによります。つまりカメが水カビ病にかかってしまった場合は飼育環境に問題がある可能性が高いといえます。

水カビにおかされた甲羅は壊死しており治りません。そのままにしておいても病原菌の温床になるだけで良いことはないので切る限り取り除きます。

柔らかくなった歯ブラシで患部をこすってやると、患部の大部分が剥がれてしまうと思います。力一杯こすらないようにしましょう。健康な部分の甲羅も剥がれてしまいカメにダメージを与えてしまいます。1回のブラシですべての患部が取り除けません。

そして水カビ病に効果があるイソジンを使用して消毒を繰り返して水カビ病を治療していきます。いイソジンは水で10倍に薄めてから、カメの甲羅を乾かした後に幹部に塗りましょう。

毎日最低1回は行います。繰り返し行いますので時間が相当かかります。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


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◆カメは溺れるのか?真相と原因
カメが溺れる?定説の原因と解説

※リッチリンク不具合回避対応済
※アドセンス再設定対応済
※2021.01.09更新(目次化)
※2021.01.19更新(追記)
※2021.01.19更新(タイトル変更)
※2021.01.20更新(追記)
※2021.01.21更新(追記)
※2021.02.22更新(追記)
2021.02.28更新(目次へ戻るを付けました)
※2021.03.27更新(追記)
※2021.09.05更新(写真追加)
※2021.11.23更新(過剰広告カット)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

カメを飼い始めますと、最初は怖がって逃げてばかりいたカメですが、徐々に人間に慣れてきて(懐く、慣れるは意見がわかれています)、愛らしい姿や仕草を見せてくれるようになります。

人間に見せてくれるカメの愛らしい姿も、いくつかのサインが潜んでいる場合があります。カメは人間の言葉で気持ちを話してはくれませんので、カメの動きで人間側が感じとってあげる必要があります。

カメがあくびをする
水棲ガメは水中でもあくびをすることがあります。カメは肺呼吸をしているため、水中では息をすることはできません。

カメの呼吸は3種類の方法があります。
 ・肺呼吸
 ・皮膚呼吸
 ・粘膜呼吸

この場合は、単に「あくび」というわけではないことがわかります。

水中でカメは喉の粘膜より水中に含まれる酸素を取り込むことができます。それは長く潜水するためです。日光浴をしている場合は大量の酸素を肺に取り込んでいる肺呼吸をしています。

しかしながら、食べたものを吐いている場合は、何か変なものを食べたり病気である可能性があります。1日程度様子をみて状態が続いているならば、すぐに動物病院にかけこみましょう。動物病院はカメの病気を取り扱ってくれる病院を予め探しておきましょう。


自分の足や甲羅を噛む
水棲ガメは「脱皮」で自分の皮をとる行為の場合が高いです。水棲ガメは甲羅を含めた脱皮を繰り返して大きくなっていきます。

この脱皮はカニやザリガニのような着ぐるみを脱ぐような脱皮ではなく人間が日焼けした際に皮がむけるような感じのボロボロとした脱皮です。

脱皮しているのがわかりやすいのは、水槽の掃除をしないで飼育水だけを入れ替えるとわかります。飼育水を入れ替えて、ろ過機を起動しますと、光の加減にもよりますがモロモロしたものが飼育容器の中に舞っているがわかります。

人間でも皮がむけていないと体が痒くなりますが、カメも同様で噛んで皮をとろうとします。

次に「ストレス」の場合があります。

まず、カメは常に見られる、触られることに慣れておりません。水槽の設置場所を常に人間に見られる場所に設置しないようにしましょう。また、ロックシェルターなどのカメの隠れ家を用意してあげましょう。そして水替え以外で出来る限り触らないようにしましょう。

つぎに、水深が浅いと泳ぐことができません。水深を甲羅の3~5倍までしてみてください。水中内を泳いで運動することで肥満を防止できます。

ライトを長時間点灯しているとストレスの原因にもなります。水棲ガメは夜行性のカメが多いので、夜は早めにライトを消灯するようにライトの点灯時間を変更してみてください。

また水温の管理不足の場合があります。水温が低すぎる、高すぎるです。出来るだけ適正な水温(22~28℃)で飼育してみて下さい。

以外に知られていないのが窓際に置いている場合などで直射日光を浴びるケースです。必ず日蔭のある場所を作っておいてあげましょう。

他にも「寄生虫等の感染症」の場合もあります。

ただし、野生のカメはカメに限らず寄生虫は存在するのが当たり前ですので、特に食欲がない、糞尿が出ない、糞尿の状態がおかしいなどの理由がない限りは気にする必要はありません。

どうしてもおかしいということであれば、排泄物に混じっている場合がありますので、排泄物を見るのがいい方法かもしれませんが、水棲ですので直ぐに分解されてしまいますし、小さくて見れないと思います。排泄物を採取して病院に持っていくしかありません。

寄生虫を退治する薬は市販でありません。

どうしてもいつもと状態が違うというのであれば、すぐに動物病院にかけこみましょう。動物病院はカメの病気を取り扱ってくれる病院を予め探しておきましょう。


首を伸ばして噛んでいます(2021.09.05撮影)。
IMG_6265




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二本足で立つ
カメが水中で立っているのは、水深が浅くて息継ぎをするのに楽だから二本足で立っている場合です。水深が浅いと、わざわざ水面に浮かんで空気を吸う必要がないので、二本足で立ちあがって空気を吸うと思います。

好奇心から二本足で立ちあがって興味対象のものを見ている場合もあります。ガラス(アクリル)水槽からは外の世界が丸見えですので、カメにどう見えているのかわかりませんが、興味対象のものを見ていると思います。


たそがれているように見える『ミッピーちゃん』です。
IMG_5653




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動かない①
【2020.01.19】追記
水温5℃程度のでカメは冬眠します。
冬眠中は起こさないようにします。水温が0℃以下が長く続くと死んでしまうこともあります。
水温が10℃程度では目が覚めてしまいます。

意外に危険なのは冬に暖かい日や寒い日を交互に繰り替えすと、カメは起きたり冬眠になったりと体調を崩して死んでしまうこともあります。冬で暖かい日は人間にとっては嬉しいのですが、カメにとってはあまり嬉しくないのです。




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動かない②
【2020.01.19】追記
カメは生きていれば手足や鼻先をつつけば引っ込みます。つっついてみて引っ込まなかったら死んでいると思います。




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手足を出して動かない
【2020.01.19】追記
カメは生きていれば手足や鼻先をつつけば引っ込みます。つっついてみて引っ込まなかったら死んでいると思います。冬眠失敗でそうなることが多いです。




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ひっくり返って動かない
【2021.01.19】追記
カメは生きていれば手足や鼻先をつつけば引っ込みます。つっついてみて引っ込まなかったら死んでいると思います。冬眠失敗でそうなることが多いです。




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人がくると逃げる
【2021.01.20】追記
ある程度の一緒にいれば、少なくとも食事をあげる時は寄ってくるようになります。ただし、触り過ぎ、いじり過ぎると、嫌がってしまい逃げてしまうこともあります。

基本的にカメは食事を貰う以外は人間に触れられる事さえ望んでいないと思うので、適度な距離感を保ちましょう。

カメに近くでは、ゆっくり動いてなるべく驚かせないようにするといいと思います。

爬虫類は「懐かず」に「馴れる」という感じですので、長い時間をかけてゆっくり仲良くなるしかないです(懐いている感じがするんですどね)。気長に少しづつ距離を縮めていけば、馴れて近づいてきてくれるかもしれません。

カメが人にどの程度馴れるかは『飼い方』と『個体の性格』の二つの要素どちらも重要です。




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のろい(実は、はやい)
【2021.01.20】追記
はやいです。何故ならミシシッピニオイガメでいいますと、生まれ故郷の川や湖にはハクレン、アリゲーターガーなどの大型魚、ミシシッピワニ、大型のカメなどがいます。空からは鳥が狙っています。また人間が捕まえようとします。つまり捕食者や敵から逃げなくてはいけません。

また、エサである小魚やエビなどは素早く逃げてしまいます。食べれないと餓死してしまいますので、素早く獲物を捕らえなくてはいけません。

人と一緒に暮らしていれば、襲われる心配もありませんし、そもそも水槽が狭すぎますので、速く動く機会はありません。プールのようなところで飼うのであれば、速く泳ぐところが見れるかもしれません。

もちろん、これらは水中での話ですので、陸上では他の動物と比べると速いとは言えません。
ちなみに水辺で休んでいるカメが人が近づくと素早く逃げる動画を見た方もいるかと思います。




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両前足をバタつかせる(=餌くれダンス)
【2021.01.22】追記
人間を見つけるやいなや、エサを要求する行為です。これを飼育者の中では「餌くれダンス」と言っています。人間が音に反応する生き物だと認識しますと、注意をひくために水面を叩いて気をひきます。

必死な感じで「ちょーだーい!」「ちょーだーい!」と訴えているようですね。「餌くれダンス」以外にも「ここから出してー!」「さみしいから構ってよー!」なんて風に聞こえます。

カメは話や鳴きませんのでなんとも言えませんが、そんなカメの要求が何なのか、人間主観で構いませんので考えて対応してあげるといいです。




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便秘になっている
【2021.02.22】追記



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口をエサでないところでパクパクしている
【2021.03.27】追記
時々何かを誤飲してしまったのか、エサのないところでパクパクしていことがあります。その後、水の中で目を閉じたまま口をぱかんと開けて固ったような感じにもなります。一見、カメが息苦しいとか、溺れていると思うかもしれませんが、これは水を飲んでいるのです。カメは水を飲むのです。

水はカメにとって隠れる場所であり、飲み水であり、泳ぐのに必要なものであり、さらにトイレでもあり、大事な生活空間(生活水間?)なのです。非常に水に依存した生き物ですので、いつもきれいな水にしていなければ病気になってしまいますので、定期的な水替えは大事なのです。




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※最後に
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我が家にいるミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』ですが、普段は昼夜問わずに眠ければロックシェルターの中で気持ちよさそうに寝ております。

ロックシェルターの中に、水中洞窟とあるような空気のある空間があるので、酸素を補給する場合は、そこに首を伸ばして息継ぎをしております。空気のある空間は、水替えをした時にできる空間であり、初めは気付きませんでしたが、ある日、ロックシェルターの中で首を上に伸ばしており、空気が漏れたのでわかりました。

ただ、ロックシェルターにある空気は限りがありますので、無くなった場合は、当然ロックシェルターから出て水面に泳いで首を出して酸素を補給します。

たまに寝ぼけていることがあり、なかなか水面に上がれずにバタバタしていることがあり、それが溺れているような感じであり、家族が心配して「溺れてるのかな?」と見ておりますが、それは杞憂に終わり、ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』は水面に辿り着くのです。



テラコッタトンネルにつかまって息継ぎをしています。
IMG_1774

真上からみたところです。鼻をちょこっと水面から出しています。
IMG_1776


◆カメは溺れる?
このような姿を見ますと、カメが溺れることはあるかと考えてしまいます。そして通説とされている溺れて死んでしまうことが本当にあるのでしょうか。

◆カメの呼吸方法
カメは水の中で長時間生活できるのは何故なのでしょうか。まずカメは生き物ですので必ず酸素が必要です。酸素は陸地の生き物はもちろん、水の中で暮らしている魚でも酸素が必要なのです。水の中がほとんどの生活であるカメは普段どのように酸素を取り込んでいるのでしょうか。

◆そもそもカメの呼吸方法はどうなのでしょうか?それは3種類あります。

・肺呼吸
 水面から、ちょこっと顔といいますが、鼻を出して呼吸する方法です。

・皮膚呼吸
 水中の酸素を取り込む呼吸法です。

・粘膜呼吸
 喉の粘膜と尻の穴の粘膜の毛細血管を使って酸素を吸収する呼吸法です。

カメは爬虫類でして爬虫類の呼吸方法は肺呼吸です。上記の3つの呼吸法の中でカメは肺呼吸をメインに行って生きております。人間などの哺乳類と同じです。

他の2つは肺呼吸ができない場合での代替手段での呼吸方法です。冬眠している時は寒い水上に顔を出すことはありません。じっと水の底や泥の中に潜って過ごしています。

その時は他の2つの呼吸方法や、体内(肺)に蓄積している酸素を少しずつ使用して、仮死状態のまま冬を越すのです。代謝の下がっているので、そこまで酸素を必要としません。

◆カメの種類について
よく水棲カメ、半水棲カメは陸地に上がってバスキング(日光浴)を行っていることがあります。それはカメの種類によって違いますし、同種のなかでもバスキング(日光浴)が好きなものや、全くしないものなど個体差もあります。

バスキング(日光浴)はカメの体温調整と健康な体を維持するための行為です。呼吸をするための行為ではありません。

では水棲カメ、半水棲カメというのは、どのようなカメなのでしょうか。まずカメの種類を見ていきたいと思います。

カメの種類は大きく分けて2種類でリクガメ、水棲ガメにわかれます。リクガメはその名の通り陸地に棲んでおり溺れることはありませんので、ここでの話は割愛します。

◆さらに水棲ガメは、水棲ガメや半水棲ガメに2種類にわかれます。

・半水棲ガメ
 水中と陸地の両方で生活するカメ。
 甲羅干しが絶対に必要となる種類。


・水棲ガメ
 水中を泳ぐのが早く、ほとんど水の中で生活するカメ。
 水面に出てくるのは息継ぎの時だけで、甲羅干しをあまり必要としない種類。


カメは変温動物です。自分の体だけでは体温の調節ができない為、周囲の温度が低い時は日光を浴びて体温を上げないと活動できません。カメの甲羅の層の下に毛細血管が張り巡らされており甲羅干しすることによって血液循環の効率をよくして体を温めます。


◆でも水棲、半水棲は定義が曖昧
ただし、水棲、半水棲の定義が曖昧なようでして、例えば、ミシシッピニオイガメでもサイトや書籍によって、水棲ガメの部類だったり、半水棲ガメの部類だったりと、はっきりとした定義はないようです。

よって、次の分類がよいかと思います。ただし、個体差により必ずしも下記のようであるわけではありません。

・甲羅干しをするカメ
 ミシシッピアカミミガメ、ゼニガメ、クサガメ、ニホンイシガメ

・甲羅干しをしない、あまり必要としないカメ
 ミシシッピニオイガメ、カブトニオイガメ、スッポン、ワニガメ

カメが甲羅干しするには陸場が必要です。陸場は流木や岩などで作ってあげます。カメが甲羅干しする理由は、カメは変温動物であり、自分の体では体温の調節ができません。

よって気温が低い時は日光を浴びて体温を上げないと活動できません。 他に日光浴は体温を上げるだけでなく紫外線を浴びて体内でビタミンDを合成したり寄生虫を死滅させたりする効果もあります。

◆カメは溺れるのは本当?
ここまで記事を読んでいただいた方なら、他の皆様のプログなどを拝見されているかと思います。カメの溺れる溺れないは意見が真っ二つに割れているのがわかります。

『溺れる』側の主張は、そもそもカメの水深を深くするのは信じられない話であり、カメが首を伸ばせば呼吸できる水深を用意してあげるべきであり、水深を深くするから溺れるのであるということです。また、幼少時は泳ぎが下手であるので溺れるとのことです。

『溺れない』側の主張は、溺れるのは何らかの原因で衰弱しているか、アクシデント、流木や水槽のろ過機に引っかかって呼吸できずに死んでしまい、結果論として溺れているように見えるということです。

私はどうしても水深の深いであろう野生下での生活や、そもそもDNAに泳ぐことを刻まれているカメ、例えばサバンナで生まれたばかりのリカオンの赤ちゃんがすぐに立たないと肉食動物に襲われて殺されてしまうので、生まれてすぐに立って走るように、DNAに泳ぐことを刻まれたカメの赤ちゃんが溺れるということに『?』マークを感じてしまうのです。

◆カメは溺れない。別の要因で死んでしまった場合に結果として溺れているように見える。
水棲でも半水棲でも溺れることはありません。野生下では水深1m~2mがあたりまえですので、溺れることが考えづらいです。

溺れるのは病気や老化などで衰弱している場合です。また水に洗剤や薬品が混じっている、水温が低い水を突然入れた場合など、カメにとってよくない状態に陥った時です。

カルキのままの水道水を入れたぐらいで溺れるや体調がおかしくなることはありません。水深が深い場合でも溺れません。水深は甲羅の長さの1.5倍くらいでも大丈夫です。

カメは首を伸ばして鼻先を水面から出して息継ぎをします。それ以上ですと、泳いで水面に出ますので息継ぎが大変なだけです。

しかしながら、水底で寝ていたカメが息継ぎをしに水面に泳いで出る時にバタバタとする姿を見る為に、溺れているように見えることがあります。

カメは肺呼吸ですので、肺の中に空気を溜めています。肺に溜め込まれた空気は水中にいる間に水面で肺呼吸をしない代わりに消費されていきます。また、息継ぎをした空気を溜め込んだ浮き輪代わりに水に浮いているのです。

その空気が寝ている間になくなっていきますので、肺にあった空気がなくなってきて、水面に出て息継ぎをしようとしたときにいざ水面に出ようとすると、肺にある空気が少ないので、カメは自力で泳いで水面に出なくてはいけないので、手足をバタバタさせて水面に出ようとするのです。

それが人間にはカメが溺れているように見えるのです。カメは何とか水面に辿り着き、一呼吸して肺に空気を送り込んでしまえば、再び肺にある空気を浮き輪代わりにして、簡単に浮くことができます。人間には一呼吸した後はスイスイと優雅に泳いでいる姿を見えていると思います。


◆まとめ
カメ、水棲ガメや半水棲ガメが溺れることはありません。もし溺れたように死なせてしまった場合は、何らかの別の原因がありますので調べてみることが必要です。
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にゃんぱく宣言  作詞・作曲 さだまさし

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お前を飼い主にする前に
言っておきたいことがある。
かなり厳しい話もするが
俺の飼い方を聞いておけ。 
俺の体、俺より管理しろ。
家の外に、出してはいけない。
飼えない数を、飼ってはいけない。
忘れてくれるな
俺の頼れる飼い主は
生涯、お前ただ一人。


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ちょっと前の話ですが、これは7月1日から公開されているACジャパンによる「日本動物愛護協会」の有名なCMですね。その名も「にゃんぱく宣言」。さだまさしさんの名曲「関白宣言」を元にした作品です。

これは可愛い猫ちゃんを飼育のことを言っておりますが、すべての動物たちのことに置き換えてもいいかと思います。猫ちゃんの寿命は種類にもよりますが14年程度であり、この間、上記の歌のように、しっかり家族として一緒に過ごしてあげないといけません。

カメなんて、こちらも種類にもよりますが30年や50年生きるなんてざらでして中には100年以上生きる長寿のカメもおります。ミシシッピニオイガメは、20年から30年位は生きます。

◆カメの寿命
 ・ミシシッピニオイガメ ・・・30年
 ・ミシシッピアカミミガメ ・・・50年
 ・クサガメ ・・・60年
 ・ウミガメ ・・・80年
 ・ワニガメ ・・・150年

上記のようにミシシッピニオイガメは30年は生きますので、もちろん30年を家族の一員としてお付き合いしなくてはいけません。でも人間側の環境は大きく変わります。ミシシッピニオイガメと暮らす年月を想像してみてください。以下に2つのケースを書いてみました。

◆人の年齢10歳で飼い始めたミシシッピニオイガメ シュミレーション
 ■親にせがんでカメを買ってもらったケース
 ・10歳 カメと暮らし始める(カメ0歳)
 ・12歳 中学校入学(カメ2歳)
 ・15歳 高校入学(カメ5歳)
 ・18歳 大学入学(カメ8歳)
 ・22歳 就職(カメ12歳)
 ・30歳 結婚(カメ20歳)
 ・31歳 第一子産まれる(カメ21歳)
 ・33歳 第二子産まれる(カメ23歳)
 ・34歳 第一子幼稚園入学(カメ24歳)
 ・35歳 住宅購入(カメ25歳)
 ・36歳 第二子幼稚園入学(カメ26歳)
 ・37歳 第一子小学校入学(カメ27歳)
 ・39歳 第二子小学校入学(カメ29歳)
 ・40歳 会社で昇進(カメ30歳)

上記の例では10歳でミシシッピニオイガメに出会った子供時分から、大きく環境は変化します。中学校、高校、大学、就職。そして、結婚、出産、住宅購入などのイベントなどです。

人間の住宅環境は大きく変化すると思います。最初は親との同居、その後、早ければ高校や大学での寮での暮らしや一人暮らし、パートナーとの暮らし、やがて家族との暮らしと年代によって大きく変わります。

これは順調な人生の場合です。例えば、うまく就職できないこともありますし、その場合はミシシッピニオイガメの食事や老朽化した設備の交換などにお金をかけれないかもしれません。

また、病気をしてしまったら、病気によっては細菌をもっている動物を飼ってはいけないということにもなりかねません。他にもパートナーがミシシッピニオイガメが嫌いかもしれませんし、引っ越し先でミシシッピニオイガメを飼うことを禁止されているかもしれません。

どんな人生の場面でも食事をしてもらい、水替えや水槽やろ過機などの設備の掃除を続けていかなくてはいけません。これはなかなか大変な事かもしれません。


◆人の年齢40歳で飼い始めたミシシッピニオイガメ シュミレーション
 ■31歳に第一子、33歳に第二子が産まれる
 ■子供にせがまれてカメを買ったケース

 ・40歳 会社で昇進、
     カメと暮らし始める(カメ0歳)
 ・43歳 第一子中学校入学(カメ3歳)
 ・45歳 第二子中学校入学(カメ5歳)
 ・46歳 第一子高校入学(カメ6歳)
 ・48歳 第二子高校入学(カメ8歳)
 ・49歳 第一子大学入学(カメ9歳)
 ・51歳 第二子大学入学(カメ11歳)
 ・53歳 第一子就職(カメ13歳)
 ・55歳 第二子就職、役職定年(カメ15歳)
 ・60歳 定年再雇用(カメ20歳)
 ・61歳 第一子結婚(カメ21歳)
 ・62歳 第一子、孫産まれる(カメ22歳)
 ・63歳 第一子結婚(カメ23歳)
 ・63歳 第二子、孫産まれる(カメ24歳)
 ・65歳 定年退職、年金支給開始(カメ25歳)
 ・70歳 高齢受給開始(カメ30歳)

上記の例では40歳で子供にせがまれてミシシッピニオイガメに出会った時から、大きく環境は変化します。子供が中学校に入ると世話をしなくなるので、おそらく親が世話をすることになると思います。

子供は成長していき、高校、大学、就職。そして、結婚、孫が産まれるなどのイベントが沢山あります。最初は親との同居していた子供は、早ければ高校や大学での寮での暮らしや一人暮らしで出ていくと思います。

一方、親のほうは転勤や転職などはあるかもしれませんが住む先々でミシシッピニオイガメを家族の一員として一緒に暮らしていきます。

徐々に年齢を重ねていきますので、健康でなくてはいかませんし、老後は年金だけになりますので、その中から家族であるミシシッピニオイガメの食事や老朽化した設備の交換などに費用を当てなくてはいけません。

一番悲惨なのは自分がミシシッピニオイガメより早く死んでしまうことです。自分が死んでしまったら、残ったミシシッピニオイガメの世話をしてくれる者はいません。

家族がいても家族はあなたよりミシシッピニオイガメのことを好きではありませんし、暮らしていく為の知識がなくて、世話ができなくなると思います。

どんな人生の場面でも食事をしてもらい、水替えや水槽やろ過機などの設備の掃除を続けていかなくてはいけません。これはなかなか大変な事かもしれません。


我が家のミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』です。
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◆ミシシッピニオイガメを飼う、飼わないの判断基準

ミシシッピニオイガメを飼いたいと思う方は下記のことが大丈夫か自問自答してください。

・犬や猫のように愛情表現はしてくれないので不満ではないか?
 人懐っこいんですが、犬や猫にようにじゃれたり、抱きしめたりとスキンシップが
 できるわけではありません。
・水が汚れるので、頻繁に水替えできるか?
 食べ残しや糞尿でかなり水が汚れます。
 ろ過機を入れていてもせいぜい1週間です。
 頻繁に水替えしなくてはいけないので、これが苦痛なら飼わない方がいいです。
・寿命30年一緒に暮らしていけるか?
 寿命は30年と言われているので、10才の人が飼い始めたら40才。
 その間に、中学校、高校、大学、就職、結婚、子供ができる等、生活環境が変化していきます。
 果たして、その中で変わらぬ愛情を注いでやれますか?




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❖更新日:2021/03/07
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◆はじめに
ミシシッピニオイガメの寿命はおよそ30年といわれています。この30年にわたりパートナーとして暮らすことは、自分が産まれてからの家族、父、母をはじめ、兄弟、姉妹、そして結婚してからの夫や妻、その子供たちであり、もうこれは立派な家族なんだと思います。

例えば、自分の年齢が10才だったら、その30年の間に中学、高校、大学、就職、結婚、子供が産まれる、といったライフステージを一緒に歩んでいくわけです。

でも、ミシシッピニオイガメは、その名の通りカメなのです。本来なら、親ガメの産んだ土の中の卵から孵化して、一生を沼や湖、川などで暮らすわけです。毎日、エビや魚、貝などを食べて、天敵に見つからないように岩や流木などに隠れて暮らします。そしてパートナーを見つけて子孫を残していきます。

人間のいる環境は、この自然の環境と全く違う環境であり、暮らしとなるわけです。カメの愛らしくて動き、ゆったりとした動きは、とても癒されます。ただ、カメは人間ではありませんので自分のことを話してはくれません。

でもせっかく一緒に暮らすパートナーなら、幸せに暮らしてもらったほうがうれしいですよね。これからも末永くカメと幸せに暮らしていくために、よく注意深く見てあげて、声なき声を聞いてあげたいと思います。


◆ミシシッピニオイガメが我が家へ
我が家にミシシッピニオイガメを迎い入れたのは2年前です。実は最初、家族が爬虫類嫌いな為、こっそり屋外ベランダで飼い始めたんです。

家族の目を盗んでは、ベランダにお世話をしに行っていたんですが、ある日、私が不在の時に『クレクレダンス』で水をパシャパシャしていたのを、気づいた家族に見つかってしました。

猛反対されるかと思いましたが、そうなんです!あの愛くるしい風貌に一発ノックアウトされたらしく、「可愛い~。」「癒される~。」を連発して、よくベランダに見に行くようになりました。

名前はすぐに『ミッピーちゃん』と名づけられました。季節はすでに秋になっており、「このまま外で飼うの?可哀想だよ~。」ということで冬は屋内の水槽で暖かく過ごしてもらうことになりました。

冬になり毎日すぐ会える身近な水槽で過ごしてもらいましたが、かわいい仕草や人懐っこい性格で、さらに虜にしたらしく、春になる頃には、すっかり我が家のアイドルになっておりました。


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◆ミシシッピニオイガメの魅力
ミシシッピニオイガメは、その名の通りカメですので、犬や猫のように呼びかけても反応などなく、泳いでいたり、ノンビリ過ごしているのをただ眺める、と思っておりましたが、呼びかければ反応してくれますし、人というか、個人を認識しているようであります。

・愛くるしい目で見つめてくれる(一発ノックアウト!)
・名前を呼ぶと来てくれる(逃げない)
・無防備、脇が甘い感じがいい(どこでも寝る、ふわーっと泳ぐ)
・体が小さい(親でも12cm)ので片手で持てる
・性格が穏やか(手持っても噛みつかない)
・食べ物を食べるのが下手くそで可愛い


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◆我が家の『ミッピーちゃん』のご紹介
我が家のアイドル『ミッピーちゃん』です。

【名前】
 ・ミッピーちゃん
【誕生日】
 ・2017年1月(推定)
【我が家に来た日】
 ・2017年3月
【性別】
 ・女の子
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◆どんなカメか?
ミシシッピニオイガメはドロガメ科ニオイカメ属の北米原産の水棲カメです。北米原産なので外来種のカメです。

大人でも甲長(甲羅の長さ)は12cm程度と、かなり小さなカメの部類に入ります。自然環境下では流れの弱い浅場に生息しており、夜行性の爬虫類です。ただ人と暮らしていくと昼行性のライフスタイルに変化することもあります。

性格はとても温和で、人を噛むといったことはありませんし、子ガメの頃は大人しい性格の持ち主が、身体が大きくなると狂暴な性格に変わる種類のカメおりますが、ミシシッピニオイガメはまずありません。性格は子供の頃のまま、とても穏やかです。

水棲傾向がかなり強いので、ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように岸に上がり日光浴はほぼしません。

また、「ニオイガメ」という名前から「くさい」といったイメージもあります。この名前の由来は、腹部に臭腺をもっており、敵から身を守る為に刺激臭を発するので、この名前がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどないため、一般的なカメとニオイは変わらないです。


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◆どこで生活してもらうのか?
ミシシッピニオイガメの生活の場ですが、屋内と屋外のどちらで生活してもらうかですが、屋内をオススメします。屋内であれば、目の届くところにいて見守ることができますし、スキンシップをとることもできます。

ミシシッピニオイガメは親ガメであれば屋外で冬眠(=越冬)も可能ですが、冬眠にはリスクがあり、命をおとしてしまうこともあります。産卵するためには冬眠が必要だということもありますが、産卵をさせないのであれば、冬眠は必要ありません。また、冬眠中は水中におりますので会えません。


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◆飼う準備
ミシシッピニオイガメを迎えるにあたり、これだけの設備は準備しましょう。

▲水槽
 ミシシッピニオイガメ1匹でも、できるだけ大きく広い水槽が良いと思います。
 45cmと60cm水槽を使用しましたが、60cm水槽の方が泳げるスペースが広くとれるので良いかと思います。材質はガラスでもアクリルでも構いません。
 ガラスは経年劣化で表面が曇りませんし傷つきにくいです。ただし重くて衝撃で割れてしまうこともあります。アクリルは経年劣化で表面が曇りますが、軽くて衝撃でも割れない強さがあります。
 水槽だけでなくてもプラケースや衣装ケースなどでもいいと思いますが、経年劣化で壊れてしまいます。



▲ライト
 カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を促進したり しています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。そこで太陽のように紫外線と熱を照射してあげることが必要になります。
 バスキンングライトは一カ所に強力な熱を放射し高温スポットを作ります。紫外線ライトは文字通り紫外線が出ますが、熱はほとんど出しません。
 太陽は生物が生きる為の「熱」と「紫外線」を与えてくれますが、上記に書いたように紫外線ライトは熱をほとんど出しませんので、高温スポットを作るバスキングライトを併設するのです。
 しかしながら、上記の話は通常のカメを飼育する時の話であり、水棲傾向の強いミシシッピニオイガメが必須という訳ではありません。通常のLEDライトで十分なのです。



▲ろ過機
 60cm水槽で60L程度の水量があります。水は比重1なので60Lだと60kgもあるわけです。この水量を水替えするのには、かなりの労力となります。
 カメは食べ方が下手なので残飯が残り水を汚します。しかもカメは水を取り込むので、水が汚れていると病気になってしまいます。そこで水を綺麗にするのが「ろ過機」の役割です。カメにとって水を綺麗にしてくれますし、人間にとっても頻繁に水替えを行なわなくていいという双方にメリットがあります。
 ただ、それでも水替えのペースは最低週1回は行わなくてはなりません。ろ過機を含めて水槽を全て綺麗に洗うのは最低2週に1回は必要です。
 それでも途中途中は残飯などが水槽の底に残りますので、お掃除をしてあげる必要があります。汚い部屋に住みたくないように、カメも汚い部屋で暮らしたくないように思います。上記はあくまで目安ですので、汚いなぁと感じたら水替えをしてもよいと思います。



▲ロックシェルター
 カメにとって自然界では敵から身を守るロックシェルターは必要です。
 何か危険を感じとったら、穴の中に逃げ込むことができますし、寝床にもなります。また浮上性(水に浮く)の食事をするときに食べ物を咥えてから食べようとすると、すぐに水面に浮かんでしまう場合など食べ物を咥えながら、穴の中に入り、食べ物が浮かんでも天井に引っかかってすぐに咥えられるといった利点があります。自然界と同じように住処を用意してあげないといけません。

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▲ヒーター/クーラー(冷却ファン)
 ミシシッピニオイガメの活動に最適な温度は22~28℃です。
 15℃以下になると冬眠状態になってきます。従って水温を一定に保つ為に冬はヒーター、夏はクーラーを設置しましょう。秋から春まではヒーターで水温を上げて温めてあげます。
 夏は逆にクーラーを使用して水温を下げて冷やしてあげます。ヒーターもクーラーもサーモスタッド付きにしますと温度が一定になるとスイッチオフを自動で行ってくれるので連続運転による温めすぎ、冷やしすぎを防止できます。

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▲水温計
 夏場と冬場は特に必要です。カメが快適に暮らす水温を確認します。特に夏場や冬場の水温は、カメの生死に直結しますので、常日頃、気にかけてあげなくてはいけません。



▲デジタルタイマー
 デジタルタイマーを使用して、LEDライトの電源オン/オフを自動的に行うようにします。毎日、手動で電源オン/オフを行うのは厳しいので、ここは「文明の利器」に頼りましょう。
 繰り返し毎日、または曜日ごとに設定が可能ですし、何パターンも登録できるものもあります。LEDライトは必ず夜間には消灯するようにしましょう。点灯しぱなっしではカメは流石に体調を崩してしまいます。



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◆どこで購入できるのか?
ミシシッピニオイガメは、どこで購入できるのでしょうか?

主に3通りあり、まずホームセンターのペットコーナーや熱帯魚屋などで購入することができます。同じ水棲ガメのカブトニオイガメと一緒にいることが多いです。

次に里親探しのサイトで譲り受けることができます。家庭の事情でなどで一緒にいられなくなったペットの飼い主さんが新しい飼い主さんを探しているサイトです。またネット通販のサイトで購入することができます。

しかしながら、2013年9月以降、動物愛護法の改正により爬虫類、哺乳類、鳥類の通信販売が原則禁止となりました。基本的に店頭での受け渡しのみとなりました。

よって一度、事前に対面による現物確認および説明を受ける必要があります。動物取扱業を所得している方であればネット販売で受け取るのも可能です。


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◆毎日のお世話
ミシシッピニオイガメを快適に過ごしてもらうには、毎日のお世話が必要です。

▲毎日
 ■食事
  毎日、食べ物をあげます。食べ物は乾燥エビ、スティックタイプの飼料、乾燥パン、そして生餌のエビなども食べます。夜行性なので夕方と朝にあげます。夕方に多めに、(カメの寝る前の)朝は少しあげます。食事の分量は、最初は少し与えてみて、すぐに食べきったら足していき、大体の分量目安をおさえていきます。
 ■水温
  毎日、といよりミシシッピニオイガメの状態を確認する時に水温計を見ます。ヒーターやクーラーが壊れており、水温が低くなっていた、高くなっていたなんてことになりかねません。
 ■掃除
  容器の底に残飯やトイレタイムの痕があった場合、吸い取ってあげます。水槽掃除クリーナーは値段の割に効果がいまいちですので、石油給油ポンプを流用しております。コストパフォーマンスにも優れています。

▲週1回(最低)
 ■水替え

  カメは想像している以上に水を汚します。 ろ過機を設置していても1週間は持ちません。カメは、その汚れた水の中にいますので病気になってしまいます。最低でも1週間、汚れによっては3日間で水を交換してあげましょう。

▲週2回(最低)
 ■容器の洗い

  ろ過機、ヒーター/クーラー、ロックシェルターなどの設備もかなり汚れます。2週間に1度は清掃してあげましょう。ろ過機はフィルター部分が汚れで根詰まりしてしまいます。
  ヒーターやクーラー、ロックシェルターも汚れやコケが付着します。ブラシやスポンジを使ってこびりついた汚れやコケを落します。ろ過機のフィルターはスポンジを特に綺麗に汚れを落としましょう。
 ■ミシシッピニオイガメの甲羅洗い
  ミシシッピニオイガメの甲羅にコケがついてしまいますので、洗ってあげます。スポンジで磨いてあげます。歯ブラシでも構いませんが、あまりゴシゴシ強く擦らないようにしてください。
  歯ブラシは、甲羅を傷つけるのでオススメしない方も多いので、可哀想だと思う方は、スポンジだけで磨いてあげましょう。

▲1年間のサイクル
 ●春
  ・特に何もしません。
 ●春すぎ(5月初旬頃)
  ・ヒーターを止めます(暑い為)。
 ●夏の前(7月初旬頃)
  ・ヒーターを外してクーラーを
   取り付けます。
  ※我が家は屋外の避暑地(ベビーバス)に
   移動させて、夏の間はベビーバスで
   過ごしてもらってます。
   夏の間に屋外で気分転換と
   洗うのがとても簡単だからです。
 ●秋(9月下旬頃)
  ・ヒーターを外してクーラーを
   取り付けます。
  ※我が家は屋外の避暑地(ベビーバス)から
   屋内の水槽に帰宅(ヒーターは点けない)
 ●冬の前(10月中旬頃)
  ・ヒーターを点けます。
 ●冬
  ・特に何もしません。


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◆コミュニケーション
忙しい毎日の中だと思いますが、ミシシッピニオイガメと少しでもいいので触れ合いましょう。

最初は怖がって逃げ回ってしまうかもしれませんが、すぐに慣れて近寄ってきてくれるようになります。カメは話をしてくれませんので、それが良いことかはわかりません。

人間が嫌なことはカメも嫌だと思うのです。人間側の主観や判断でカメがリラックスできるだろうなと思って、コミュニケーションをとれればいいと思います。

▲話をしてあげます。
 「おはよう」「元気?」「調子はどう?」「おやすみ」など話かけてあげます。
 もちろん、返事はしてくれませんが目を合わせて話をしてあげます。カメは爬虫類の中で知能が高いので、人の識別をします。最初は逃げ回ってしまいますが、そのうちに警戒心を解いてくれて声に反応して近づいてきてくれたり、見上げて見つめてくれたりします。

▲食事を手からあげます。
 食事を手からあげてあげます。大きな食材でないと噛まれてしまいますので注意が必要です。信頼関係が築けていれば、手から食べてくれます。

▲水槽から出してあげます。
 たまに水槽から散歩させてあげます。水棲ガメですが、意外にスピードがあるので逃げられないようにしましょう。水槽から出した瞬間はビックリして辺りをキョロキョロと見まわしますが、次の瞬間に脱兎のごとく走り出しますので気をつけてください。追いつけるのであれば、気にしなくていいです。


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◆行動・しぐさ
ミシシッピニオイガメの愛らしい風貌やしぐさには、いつも癒されます。しぐさに隠れている意味は何でしょうか?

カメは話をしてくれませんので、こちらでカメの行動や動きをつぶさに観察して、何を思っているかを想像してあげるしかありません。

▲クビが伸びている
 クビを甲羅から出してニョキッと伸ばしているのは、警戒心を解いてリラックスしている証拠です。食事をして満足した。天敵がいない。また、泳いだり遊んだりしてストレスフリーな時です。呼吸しているということでもあります。
 良いことばかりではなくて、水が汚れている場合もありますので、その場合は水替えしてあげてください。また、カメは脱走の名人ですので、脱走できる場所を探している場合もあります。

▲クビを限界まで伸ばしており、目があったら近づいてくる
 これは、お腹が空いた合図です。食事を与えましょう。毎回大量に与える必要はありません。おやつとして少し与えてもいいと思います。

▲手足を伸ばしている
 クビを甲羅から出してニョキッと伸ばしているのは、クビを伸ばしている時と同様に警戒心を解いてリラックスしている証拠です。ヒーターにつっくいて温まっている。日向ぼっこ。泳いだり、遊んだりして休憩しているなど、警戒心を解いてリラックスしている時です。

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▲寝ている
 寝ているのはリラックスしている証拠です。食事をして満足している。泳いだり、遊んだりして疲れた。日向ぼっこしているなど、ストレスフリーな状態です。
 寝る時はロックシェルターの穴の中で寝ることが多いです。外敵から身を守るのが目的です。岩穴に入らずに寝ている場合は完全にリラックスしている状態です。

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◆さいごに
ミシシッピニオイガメと末永く幸せに暮らしていく為の話を書かせていただきました。寿命が30年なので、自分自身も健康で幸せに30年を過ごして、人生のパートナーとして共に歩んでいきましょう。


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※最後に
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※2020年8月3日更新
※2020年10月20日更新(目次追加)
※2021年03月02日更新(目次へ戻るを付けました)
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
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ミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』を我が家に迎えてから、プランター、30cm水槽45cm水槽60cm水槽と変わってきて、プラスで夏の期間は屋外でベビーバス、プールで過ごしてもらっています。その間、お家である飼育容器だけでなく、その中のレイアウトも変わっていき現在の状態になっています。

◆現在のレイアウト状態を端的にいうと..。
  ・簡素(=シンプル)
  ・世話しやすい

現在は、ミシシッピニオイガメが睡眠をとったり、隠れたりする岩穴と水面に顔を出して息をするのが楽になるテラコッタトンネルを縦に置いて、浮き輪代わりの浮島(浮島が小さすぎて浮島には上がれません)を浮かべているぐらいのレイアウトで、後はできるだけ泳ぎやすいスペースを確保しています。これは人間側にとってもお世話しやすいレイアウトとなっています。


我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介
【名前】
 ・ミッピーちゃん
【誕生日】
 ・2017年1月(推定)
【我が家に来た日】
 ・2017年3月
【性別】
 ・女の子

我が家のアイドル『ミッピーちゃん(女の子です)』です。
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◆45cmプランター(2017年3月頃(0才2ヶ月)~2017年10月頃(0才10ヶ月))
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2017年3月にミシシッピニオイガメの『ミッピーちゃん』を我が家に迎い入れました。

実は当初、家族に内緒で迎い入れましたので、屋外飼育でこっそり暮らしておりました。もちろん冬眠も視野に考えておりました。体長は家に迎い入れた当初から他の幼体より一回り大きかったのですが、ペットショップで見た時に一番元気に泳いでおりましたので、我が家に迎い入れました。それでも小さいなぁという第一印象でした。

まだ、あまり知識がなかったことと、こっそり飼っていずれ家族に話をするということで、45cmのプランターに「きんぎょ石」を敷き詰めて、流木を置いただけでした。水替えは、ろ過機が当然ないので、毎日行っておりました。

我が家のベランダにはシンクがついており、足し水や洗うのはすぐにできる環境にありました。それでも一度だけ水替えを3日しなかったことがありましたが、幼体でも水は物凄く臭ってしまいました(ゴメン)。おそらくエサの分量もわかっていなかった為、大量に入れてしまい、エサの残りが水を汚してしまったと思います。

とにかく、カメと暮らしたことがなかった私には手さぐり状態でありました。『ミッピーちゃん』は迎い入れた当初から人を怖がることはなく、ベランダに出て、プランターを覗きこむ度に近寄ってくれておりました。

『ミッピーちゃん』も当初名前は『ミッピーちゃん』でなく、『カメ太(男の子)』と呼んでおり、今思えば、『ミッピーちゃん』に怒られる名前でした。

◆45cmプランターまとめ
・毎日水替え(幼体でも2日以上水替えしないと汚れる)
・きんぎょ石を敷いているが洗うのが面倒
・長細いので幼体でも泳げない
・かくれ流木Mタイプに入れるのも幼体までだが、上から姿が見えるのが楽しい
・暮らせるのは幼体まで
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◆30cm水槽(2017年10月頃(0才10ヶ月)~2017年11月頃(0才11ヶ月))
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家族に内緒で屋外で暮らしていた『ミッピーちゃん』ですが、カメ特有の「くれくれダンス」をしょっちゅう行っていたようで「バシャバシャ」と水の音が部屋まできこえた模様で、ばれる?のは時間の問題で家族に見つかってしまいました。

嫌がられると思っていましたが、「かわいい」と言ってくれて歓迎してくれました。秋になり「冬はどうするのか?」と聞かれたので「冬眠させるつもり」と言いましたら、「可哀想!!!」と大反対されましたので、急遽30cm水槽を購入しまして、屋内で暮らしてもらうことになりました。

まだ底床にこだわっており、45cmプランターで使用していた「きんぎょ石」を敷き詰めました。また、45cmプランターで使用していた流木の中に『ミッピーちゃん』は入れなくなったので、一回り大きい岩穴を用意しました。

また、この頃は日光浴をしない種であることがわからずに浮島を用意しました。最初の頃は浮島に登っているところを見ましたが、その後は一切見ることはなくなりました。

ろ過機とヒーターも設置しました。ろ過機がありますので、水替えは1週間に1回となりましたが、30cm水槽ですので、水の汚れは酷いものでした。また、『ミッピーちゃん』は、この頃は急に体が大きくなり手狭になりましたので、2ヶ月だけのお家となりました。

◆30cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(かなり汚れる)
・きんぎょ石を敷いているが洗うのが面倒
・狭すぎるので幼体でもあまり泳げない
・暮らせるのは幼体まで
・ろ過機があまり効果がない
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・浮島に登るのは最初だけ
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◆45cm水槽(2017年12月頃(0才11ヶ月)~2018年01月頃(1才0ヶ月))
 大きさ:横315mm×縦185mm×高さ24mm)
 水量 :約12L

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30cm水槽が手狭になりましたので、一回り大きい水槽に住んでもらうようにと、45cm水槽を探しました。

私が子供の頃の水槽はフレームの水槽だけでしたが、今はデザイン性を重視してフレームレスな水槽が全盛の時代ですので、フレームレスのロータイプの45cm水槽を購入しました。これが大失敗でした。

水替えの時に持ちずらいですし、脱走しないようにテラコッタトンネルを水槽の真ん中に配置しないといけません。全く考えないで上部式フィルターを購入してしまい、給水管が伸ばせずにストレーナーが使用できないといった失態までおかしてしまいました。

すぐに投げ込み式のフィルターに交換しましたが、思ったより効果が少なく、この水槽からは「きんぎょ石」をあきらめて、ベアタンク式の飼育になりました。

また、現在も使用しているテラコッタトンネルを置き始めたのもこの水槽からです。ロータイプ水槽は水量が少ないので水替えは1週間に1回行いました。この水槽を洗っている時に手が滑ってしまい、すぐにヒビが入ってしまいました。

◆45cmフレームレスのロータイプ水槽まとめ
・1週間毎に水替え(かなり汚れる)
・フレームがないので、洗う時に持ちずらい
・フレームレスは割れやすい
・ベアタンク飼育開始
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・ロータイプなので投げ込み式フィルターとした
・ロータイプは泳げない、2本足で立つのみ
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◆40cm水槽(2018年01月頃(1才0ヶ月)~2018年12月頃(1才11ヶ月))
 大きさ:横400mm×縦256mm×高さ280mm
 水量 :23L

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45cmフレームレスのロータイプ水槽がひび割れてしまいましたので、再び45cmの水槽を探しました。

今度はフレームタイプを探しましたが、購入したのは40cm水槽でした。何故40cmだったのかというと40cmセットがちょうどお手頃価格だったからです。やはりフレームがある方が洗いやすいですね。

水替えは1週間に1回行なっておりました。45cmフレームレスのロータイプ水槽では使用できなかった上部式フィルターですが、給水管も伸ばせてストレーナーが使用できるようになりました。水槽を洗う時はフレーム付きは持ち運びしやすいので便利だと思います。

しかしながら、テラコッタトンネルを端に配置してしまい、脱走してしまう事件が発生してしまいました。対策として魚の飛び出し防止柵をつけましたが、気に入らなかったのか?すぐに落とされてしまいました。

水深は深めですが40cm水槽でも泳ぐ姿を見ることがなかなかできずに、2本足で立っている姿をよく見かけました。家族には窮屈に見えるらしく、『ミッピーちゃんが狭くて可哀想!もっと大きい水槽を買ってあげて!』という要望を何度もききました。

この頃はさらに体が大きくなって岩穴に入るのが難しくなりましたので、一回り大きい岩穴を購入しました。カメ専用ではなく、爬虫類用を使用しています。

脱走して網戸の近くにいた『ミッピーちゃん』です。水槽越しに見えます。
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魚の飛び出し防止柵落として「どや顔」の『ミッピーちゃん』です。
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◆40cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(コケが生える)
・フレームがあり洗う時にも持ちやすい
・ベアタンク飼育
・固定式ヒーターだと室内置きでも外の温度に左右されてしまう
・泳ぐ姿を見ることができるが、スイスイまでとはいかない
・ろ過機のろ材は1週間でかなり汚れる
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◆60cm水槽(2018年12月頃(1才11ヶ月)~現在
 大きさ:横600mm
×縦300mm×高さ360mm
 水量 :約58L

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以前より家族から『ミッピーちゃんが狭くて可哀想!もっと大きい水槽を買ってあげて!』という要望がでておりましたが、ミッピーちゃんにとって、この広さで十分ではないかということで購入をためらっておりました。

しかしながら、度重なる要求に根負け?しまして60cm水槽を購入いたしました。40cm水槽は2本足で立って息継ぎができたので、あまり泳がなくなっており、泳ぎが下手になっておりました。

水深が深くなった60cm水槽では、水面に向かおうとして一生懸命に泳ごうとしますが、徐々に沈んでいく『ミッピーちゃん』でしたが、泳ぎの本能がDNAに刻まれておりますので、そのうちにスイスイ泳ぐことができるようになりました。

購入した60cm水槽(水量:約58L)は、40cm水槽(水量:約23L)に比べて水量が2倍となっています。水替えは1週間に1回、水槽洗いやろ過機メンテナンスを2週間に1回としました。

しかしながら、1週間目の水替えで、水を入れ替えた後に、グリーンウォーター化してしまうようになりました。そこで2台目のろ過機として、投げ込み式フィルターを設置することにしました。

ここから2台併用となりました。また、今までは窓の近くに置いているので、外の気温に水温が左右されやすいので、設定温度を自由に変えられるサーモスタット一体型ヒーターを購入しました。

このヒーターはかなりの威力を発揮してくれまして、水温が一定に保ってくれております。水替えは水を抜かないと重くて持ち運びはできません。それでも60cm水槽クラスになるとかなり重たくなります。


◆60cm水槽まとめ
・1週間毎に水替え(2週間毎に水槽、ろ過機などの洗い)
・フレームがあり洗う時にも持ちやすい
・ベアタンク飼育
・サーモスタット一体型ヒーターなので水温が一定にできる
・上部フィルターと投げ込み式フィルターを併用
・泳ぐ姿を見ることができる




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◆屋外飼育 ベビーバス(2018年・2019年の8~10月)【2020.08.03】追加
 大きさ:横660mm✖縦240mm✖高さ240mm
 ※折りたたみ時:横630mm✖縦100mm✖高さ240mm
 水量 :20L
 ※夏だけの避暑地です。
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秋から冬、そして春までは屋内の水槽で暮らしている『ミッピーちゃん』ですが、夏、特に猛暑日は屋内で過ごしていますと30℃を優に超える水温となり、高温で体調を崩してしまうこともあります。

また、水も汚れやすく臭いもします。本来であれば水槽の掃除を毎日しなくてはいけないのですが、勤め人には、とてもできませんので総合的に考えますと屋外で過ごしてもらうのが望ましいと思いました。

冬の間に屋内で過ごした水槽をそのまま屋外に持って行っても水槽の壁面のガラスが直射日光を通してしまいますのでいいとは言えません。そこで子供が使用するプールみたいな感じのもので、ベランダですので小型のもので、通り抜けできるようなサイズを求めました。

そこで探し当てたベビーバスを購入した次第です。毎年8月~10月は屋外のベビーバスで過ごしてもらい、秋に屋内に帰ってきてもらいます。その間、家族皆でベランダに出て『ミッピーちゃん』の様子を見に行くことになります。


◆屋外飼育 ベビーバスまとめ
・1日毎に水替え
・汚れがすぐに落ちる
・軽いので持ちやすい
・深くないので、あまり泳がない
・半日蔭に置くと最高でも29℃程度
 【屋内より水温は低い】
・水抜きが簡単
・拡げても小スペース
・シーズンが終われば折り畳んでしまえる


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◆屋外飼育 Dasmarine 犬プール(2020年8月~現在)【2020.08.03】追記
 大きさ:Φ800mm✖高さ300mm
 ※折りたたみ時:横300mm✖縦150mm✖高さ60mm
 水量 :??L
 ※夏だけの避暑地です。

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プールを折りたたみますとこんなに小さくなります。このまま来年の夏までしまっておけますのでスペースをとりません。【2020.10.20】追加
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[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ビバリア バスキング&シェルター L 関東当日便
価格:3130円(税込、送料別) (2020/8/3時点)





『ミッピーちゃん』を可愛がり過ぎてぽっちゃりしてしまい、泳ぎをあまりしなくなりました。

せめて夏場くらいは大きな容器で泳いだり水中を歩いたりして健康になってもらいたいと思い、ベビーバスよりは一回り大きくて、それでもベランダ置きなので通り抜けられるような大きさ、そして水深がベビーバスより深いものを求めました。

そんな都合のよい容器があるのかと思いましたが見つかりました。

それは犬用のバスでした。感想コメントと見ますと、カメの飼育に使用している方もいますし、カモの飼育にも使用している方もいます。もちろん愛犬に使用している方もおり、犬用というわけではなく、生き物全般に使用できそうです。

また『太り過ぎ』とともに、もしかしたらバスキング(日光浴)をするのかも?と水槽の行動を見ている思いまして、バスキング&シェルターの陸場を購入してベビーバスに設置したのですが、大きすぎて、歩くのもままならない広さになってしまいました。

そこで購入したのですが、これがベランダ置きには丁度よい大きさで、今までと違い丸いのがポイントでして、あまり泳ぎませんが回りをぐるぐる歩きまわっていて運動不足の解消ができそうです。


◆屋外飼育 Dasmarine 犬プールまとめ
・1日毎に水替え
・汚れがすぐに落ちる
・軽いので持ちやすい
・深いので泳いだり、水の中を歩いて
 健康によいと思われる
・広いが場所をとらない
・丸いのでぐるぐる廻れる
・半日蔭に置くと最高でも29℃程度
 【屋内より水温は低い】
・水抜きが簡単
・拡げても小スペース
・シーズンが終われば折り畳んでしまえる


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※最後に
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我が家のアイドル『ミッピーちゃん(女の子)』です。ポーズをしてくれます。
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<目次>
【Q1】飼育水はどのような水を使用したらよいでしょうか?
【Q2】飼育水の温度はどれくらいがよいでしょうか?
【Q3】飼育水の深さはどれくらいがよいでしょうか?
【Q4】陸場は必要でしょうか?
【Q5】日光はあたらないといけないのでしょうか?
【Q6】エサは何を与えればよいのでしょうか?
【Q7】寿命はどれくらいでしょうか?
【Q8】大きさはどれくらいでしょうか?
【Q9】販売しているところは何処でしょうか?
【Q10】値段はいくらでしょうか?
【Q11】混泳はできるでしょうか?
【Q12】冬眠はできるでしょうか?
【Q13】レイアウトはどのようにすればよいのでしょうか?
【Q14】水槽の大きさはどれくらいがよいのでしょうか?
【Q15】旅行で家を空ける時のカメのエサはどうすればよいでしょうか?
【Q16】赤ちゃんがエサを食べずに陸の上で動きません。
【Q17】ミシシッピニオイガメよりもオススメな小型のカメは?
【Q18】寝場所はどんなところがいいでしょうか?
【Q19】水草はどんなものがいいでしょうか?
【Q20】カメを飼う初期費用はいくらぐらいでしょうか?

【Q1】飼育水はどのような水を使用したらよいでしょうか?
【A1】水道水をそのまま使用しても問題ありません。
カルキのある水道水をそのまま飼育水に使用しても問題ありません。幼少期から水道水をそのまま使用しても問題ありません。

【Q2】飼育水の温度はどれくらいがよいでしょうか?
【A2】春すぎから秋は常温、冬は暖かい水を使用します。
水温は春すぎ(5月)から秋(10月)にかけては常温で構いませんが、冬から春にかけて屋内で飼育している場合にはヒーターを使用しているはずですので、ヒーター温度との温度差でショックを受けてしまいますので、温めた水を入れてあげる必要があります。もちろん人間にとってのお湯(40℃)は熱過ぎますので、ある程度の冷ました水を入れてあげてください。
【Q3】飼育水の深さはどれくらいがよいでしょうか?
【A3】水の深さは20cm~25cmと深くても問題ありません。
幼体の場合は後ろ脚で立って顔を出せる深さにして体力が消耗しないように浅くて問題ありませんが、大人になったら、全長の3~4倍でも問題ありません。

息継ぎで水面に出てくる時に、後ろ足で立って顔を出せるような物を置いてあげると、そこを台にして息継ぎを行ないます。水棲カメなので深くても溺れません。溺れているように見えるのは「エサくれダンス」か、水面に上がる時の見た目が溺れているように見れるからです。我が家の水深は25cmです。

【Q4】陸場は必要でしょうか?
【A4】必要ありません。
本来、カメは変温動物であり体温調節ができません。よって、温度が低いときは日光を浴びて体温を上げないと活動できませんが、ミシシッピニオイガメは水棲傾向が強いので陸場がなくても調子を落とすことはありません。
【Q5】日光があたらないといけないのでしょうか?
【A5】多少は必要です。
カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を促進したり しています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。

そこで太陽のように紫外線と熱を照射してあげることが必要になります。バスキンングライトは一カ所に強力な熱を放射し高温スポットを作ります。
 
紫外線ライトは文字通り紫外線が出ますが、熱はほとんど出しません。太陽は生物が生きる為の「熱」と「紫外線」を与えてくれますが、上記に書いたように紫外線ライトは熱をほとんど出しませんので、高温スポットを作るバスキングライトを併設するのです。

しかしながら、上記の話は通常のカメを飼育する時の話であり、水棲傾向の強いミシシッピニオイガメが必須という訳ではありません。

もちろん完全に暗い場所は駄目で、水槽の設置場所を窓際にしていれば、直射日光が当たらない半日蔭でも問題ありません。

また幼少時は個体差があり甲羅干しするものもいる為、必要になる場合があります。
そもそも、バスキングとは日本語では「日光浴」という意味なのです。日光浴が必要な種のためのライトなので、夜行性の種などには不要です。

【Q6】エサは何を与えればよいのでしょうか?
【A6】人工飼料で大丈夫です。
市販の人工飼料で問題ありません。ただし、エサを食べ飽きる場合がありますので、3種類程度、用意しておいてローテーションで与えると食べ飽きないかもしれません。

我が家は沈下性の配合飼料、乾燥エビ、乾燥パン、煮干しを与えております。生餌も食べます。エビ、シジミなどの貝、コオロギなどです。エビは大きいスジエビよりもミナミヌマエビの方がよいです。

【Q7】寿命はどれくらいでしょうか?
【A7】25年~30年です。
寿命は25年~30年と言われているので、10才の人が飼い始めたら40才。その間に、中学校、高校、大学、就職、結婚、子供ができる等、生活環境が変化していきます。

果たして、その中で変わらぬ愛情を注いでやれますか?また、もし40才だったら70才となっておりますので、その間、病気や体の衰えなどあっても育ててやることができますでしょうか?


【Q8】大きさはどれくらいでしょうか?
【A8】親ガメでも12~13cmです。
幼少時では2cm程度で親ガメでも12~13cmです。水槽は40cm、可能であれば60cmとあまり場所をとらないで飼育することができます。
【Q9】販売しているところは何処でしょうか?
【A9】ホームセンターやペットショップで売っています。
二ホンイシガメ(ゼニガメ)やクサガメに比べてなかなか見ることができませんが、最近はメジャーになっているのでホームセンターやペットショップでよく見かけることができます。

【Q10】値段はいくらでしょうか?
【A10】3,000~5,000円で売っています。
大体3,000円~5,000円ぐらいで売っています。ホームセンターやペットショップで見かけた値段の中では3,980円が多いような気がします。最高では7,980円を見たことがあります。ワイルド個体なのか、季節柄なのか、理由がわかりませんが、さすがに高いかなぁとは思いました。
【Q11】混泳はできるでしょうか?
【A11】小さい魚や貝は食べられてしまいます。
雑食性なので口に入る小さな魚や貝は食べてしまいます。逆に大きい魚は混泳できると思いますがストレスになるかもしれません。また、魚と混泳させるのであれば頻繁に水替えをするので魚にも考慮して水替えしなくてはなりませんので、大変かと思います。

【Q12】冬眠はできるでしょうか?
【A12】屋外飼育では可能ですがオススメしません。
冬眠はできますが死んでしまうこともあります。特に幼少期は体力がないので死ぬ確率が高いです。特に注意べきは2月頃に春のように暖かくなった日が続いた後に、真冬のような寒さが続いてしまうことです。一旦目を覚ましたら、お腹もすいている状態で再び寒さに耐えないといけないので耐えきれずに死んでしまいます。

目を覚ましたと思ったら、屋内の暖かい場所で一足早い春の状態で飼育しましょう。屋外飼育で繁殖を目的として野性同様の環境(温度、日照、体内サイクル)の冬眠であればオススメますが、基本的にオススメしません。

一番言いたいのは、せっかく毎日楽しくミシシッピニオイガメと向き合いたいのに、わざわざ冬眠させる必要があるんでしょうか。冬眠失敗での死のリスクもあるのにわざわざ冬眠させたくありません。

【Q13】レイアウトはどのようにすればいいでしょうか?
【A13】簡素で水替えに合理的なレイアウトがいいです。
水草や用土で自然な感じを演出してしまいがちですが、水草は抜かれてしまいますし、用土には糞や食べ残しが溜まってしまいます。

ゴミの溜まった環境はミシシッピニオイガメにはとても不衛生な環境です。

また週に1度は水替えをすると考えますと用土を洗うのがとても大変ですし、水草を抜いて用土をとりさり、水槽を洗って、用土を敷いて、水草を植える、といった一連の作業は毎回とても大変かと思います。

人間側の都合でもありますが長く付き合いますので楽をしたいのであれば、シンプルなレイアウト、岩を置いて、(浮き輪がわりですけど)陸場を浮かせて、用土なしのベアタンク飼育でいいと思います。

見た目は殺風景ですが、カメは岩やヒーター、ろ過機などで遊んでいますし、物が置いていない分の泳ぐスペースもあります。


【Q14】水槽の大きさはどれくらいがよいでしょうか?
【A14】60cm水槽がオススメです。
60cm水槽をオススメします。幼少時は30cm水槽で生活してもらっておりましたが、体が少し大きくなると手狭になり40cm水槽にしました(よくオススメされている45cm水槽を間違って40cm水槽を購入しました)。

この40cm水槽で生活してもらおうと思いましたが、あまり泳がなくなり、人間のように2本足で立つ姿をが多くなりました(それはそれで可愛い姿なのですが)。狭く感じた家族に「60cm水槽を購入してあげてぇ~!」と要請されて購入しました。

やはり60cm水槽では泳ぐ姿が多く見られますし、ゆったり底を散歩する姿も見られます。また、40cm水槽より60cm水槽は水量が2倍以上あるので、水の汚れが遅いのもメリットです。
【Q15】旅行で家を空ける時のカメのエサはどうすればよいでしょうか?
【A15】一週間程度食べなくても大丈夫ですが生餌がオススメです。
一週間程度は食べなくても餓死はしませんが、あくまで親カメの話です。小カメは体力がないのでよろしくないかと思います。

また、可愛がっているカメを絶食させてまで旅行に行くのは忍びないと思いますので、その際には生餌であるエビや貝(シジミなど)を入れてあげますと、生餌という字の通り、生きていますので腐らないですし長持ちします。間違っても家を空ける前にエサを沢山与えていくといったことはやめてください。

一週間空けて気になるのは水が汚れることです。水が汚れていると病気になるリスクが高くなってしまいます。また、夏場で屋外飼育の場合は直射日光にさらされないように日蔭を作ってあげることも大切です。日陰を作ることで水温の上昇を抑えてあげることができます。

【Q16】赤ちゃんがエサを食べずに陸の上で動きません。
【A16】体温を上げてあげましょう。
おそらくですが、ミシシッピニオイガメの子供が体温が上げられない為に食欲が落ちたのだと考えられます。

ミシシッピニオイガメはカメのなかでも紫外線要求量が少ないのですが、全く不必要というわけでなく、紫外線が必要で、特に子ガメの場合は紫外線を要求する傾向にあります。外に出して日光浴させたり、窓辺に置いて太陽の光が入ってくるようにしたり、太陽光が当たらない場合は紫外線ライトを購入してください。そして子ガメの体を温めて様子を見てください。




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【Q17】ミシシッピニオイガメよりもオススメな小型のカメは?
【A17】カブトニオイガメなどのニオイガメでしょうか。
水棲ガメではミューレンバーグイシガメです。アメリカ合衆国北東部(バーモント州からジョージア州にかけて)に生息していう水棲カメで全長は最大11.4cmです。生息地の激減、ペット用の捕獲圧等の理由によって絶滅の危機に瀕しており、国際的な商取引が禁止されているCITES(ワシントン条約)の付属書Iに掲載されています。したがって、もちろん野生個体の流通はあり得ず、アメリカ国内で細々と条約批准前に飼育されていた個体から繁殖されたCB個体が流通する程度です。

陸ガメではシモフリヒラセリクガメです。南アフリカ西部に生息するリクガメです。カメ全体でも世界最小と思われ、全長は最大が9.8cmという超ミニサイズのリクガメです。
乾燥域に棲んでおり、年に数週間だけの雨季に植物が成長するのにあわせて活動するという日本にはない環境に棲息しているために飼育はとても難しいカメです。

一番は、よくミシシッピニオイガメと一緒に売られているカブトニオイガメでしょうか。特徴としてはとんがっおり、カブトの形をしている甲羅です。流通量も多くて手に入りやすいですし、甲長も大きくなっても13cm程度です。ミシシッピニオイガメと飼い方も同じですのでオススメです。

【Q18】寝場所はどんなところがいいでしょうか?
【A18】岩や流木を用意してあげるといいと思います。
ミシシッピニオイガメは水中で寝て時々呼吸のために起きたり、陸上で寝るなど個体毎に気に行った所で寝ているようです。

我が家では、浮島につかまって寝たり、縦置きしたテラコッタトンネルなどに縦で寝たりしています。ロックシェルターなどの穴があると、穴の中で寝ております。

産まれ故郷のミシシッピでは、大型のワニやカメ、魚などから隠れて暮らしていますので、何か隠れる岩や流木などを設置すると良いと思います。浮島などの陸上もいいですが、子ガメの時はよく使用しますが、水棲傾向が強いので個体差もありますが、親ガメになるとあまり使用しなくなります。





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【Q19】水草はどんなものがいいでしょうか?
【A19】カメと一緒に水草を育てるのは難しいです。
ミシシッピニオイガメは底床に水草を植えても掘り返してしまいますので、植えても植えても水草は水槽の中を漂うことになるでしょう。

また、カメが大きくなると食いちぎられてしまいます。カメは水を汚しますので頻繁に水替えが発生します。頻繁に水替えを行なうのに、水草が邪魔になりますし、そのような頻繁に水替えをする環境下では水草は育ちません。

【Q20】カメを飼う初期費用はいくらぐらいでしょうか?
【A20】そこそこ、費用はかかります。
ミシシッピニオイガメのページですので、ミシシッピニオイガメを屋内水槽で飼うことで試算します。飼い方次第ですので大体の目安としてください。

・ミシシッピニオイガメ 3,000~5,000円
・60cm水槽セット 7,000~10,000円
(60cm水槽本体、LEDランプ、ろ過機) 
・タイマー
 1,500~2,000円(LEDライトのOn/Offを自動でする場合)
・食事 800~1,000円
(※飽きるので2種類購入しましょう)
・ヒーター
 3,000円(冬、160W、サーモスタッド付き)
・クーラー
 4,000円(夏、逆サーモスタッド)



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※2021.11.22更新(過剰広告カット)
※2022.05.02更新(旧題:【親でも小さいカメ】おすすめ!ミシシッピニオイガメの飼い方(屋外・屋内))
 この記事はかつてSEOトップで、かなりのアクセス数を誇っていましたが、ある日を境に急激に落ちてしまいました。色々と再度アクセス数をあげる為に試行錯誤しましたが難しいようです。たた、そのままでも如何ともしがたいので題名だけ変更して殿堂入り状態の記事としています。
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに
何か生き物を飼いたい。

メダカやエビや貝などの水棲生物はどうだろうか?寿命が短くて、うまく育てても1~2年で死んでしまう。よって、繁殖させないといずれいなくなってしまう。

カブトムシ、オオクワガタ、コオロギや鈴虫の昆虫も1年サイクルだし、成虫の姿が
見れるのは夏の間だけしかない。こちらも繁殖がさせないといなくなってしまう。

犬や猫はどうだろう?愛情を注いでスキンシップを行い家族のように一緒に過ごす。
しかし、ある程度広い生活環境が必要になるし、鳴き声や足音などで隣近所の迷惑に
なる可能性もあるし、出張や旅行に連れていきずらい。かといって一匹にしておけない。

何か一匹でいいから自然体で長きにわたり付き合えるパートナーはいないだろうか?

いろいろと探してカメ。そして『ミシシッピニオイガメ』に辿り着いたのです。

何故、カメの中の『ミシシッピニオイガメ』に辿り着いたのかお話しさせてください。


<目次>

◆我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介【2019.01.13】追記
◆ミシシッピニオイガメのここがいい!
  ❖世界最大と最小のカメ【2019.02.09】追記
◆ミシシッピニオイガメの飼育環境
  ❖バスキングはいるかも【2020.06.28】追記
◆ミシシッピニオイガメの基本情報
  ❖現在は通信販売で購入できません。
  ❖むやみに繁殖はさせない
◆【重要】ミシシッピニオイガメにしてあげてほしいこと
◆ミシシッピニオイガメの都市伝説?
  ❖ミシシッピニオイガメの潜水時間は?【2019.02.09】追記
  ❖ミシシッピニオイガメの水深は?【2019.02.10】追記
◆ミシシッピニオイガメの注意事項
  ❖ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように野外で繁殖しないか?【2019.01.29】追記
◆ミシシッピニオイガメの1年間の飼育目次の内容
◆ミシシッピニオイガメを飼う飼わないの判断基準
  ☀『ミッピーちゃん』写真集



我が家にミシシッピニオイガメを迎えてから1年半が経ちました。もし、カメを飼ってみたいという方には、このミシシッピニオイガメを是非オススメしたいと思います。

◆ミシシッピニオイガメ

 ドロガメ科ニオイカメ属の北米原産の水棲カメ。流れの弱い浅場に生息しており夜行性。飼育になれると昼行性のライフスタイルにもなります。水棲傾向が高いので、ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように岸に上がり日光浴はあまりしません。

“ニオイガメ”という名前から、“くさい”といったイメージもあります。この名前の由来は、腹部に臭腺をもっていることからですこの名がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどないため、一般的なカメとにおいは変わらないです。

生息地域はカナダ南部からアメリカ南部のフロリダ州(熱帯域)まで広く棲息しています。有名な湿地帯、エバーグレーズにもいるのでしょうか?ペット入門種として輸入されており、現地ファームの繁殖個体(FH)であり、メス(我が家の『ミッピーちゃん』もメスです)です。


◆『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』【2019.11.05】追記
2019年11月3日に放送されました『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』でアメリカ、ミシシッピ州のパスカグーラ川でワニガメの生態を放映しておりましたが、ミシシッピ川流域には12種類のカメが棲息しており、その中にミシシッピニオイガメがおり、映像で生きたミシシッピニオイガメが見れる!と期待したのですが、カブトニオイガメでした。

しかしながら、ミシシッピワニやワニガメなどの大型の爬虫類、アリゲーターガーやブラックバス、外来種のハクレンなどの大型魚などが棲息している厳しい環境で棲息していることがわかり、貴重な映像資料でした。


アメリカアリゲーター(別名:ミシシッピワニ)【2021.08.26】撮影
IMG_6081


◆我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介【2019.01.13】追記
【名前】
 ・ミッピーちゃん
【誕生日】
 ・2017年1月(推定)
【我が家に来た日】
 ・2017年3月
【性別】
 ・女の子

我が家のアイドル『ミッピーちゃん(女の子です)』です。
IMG_1489


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◆ミシシッピニオイガメのここがいい!

・とにかく人懐っこい。

 水槽の近寄ると、岩穴の中で寝ていても『ヒョッコリ』と顔を出してくれます。 また、泳いで近寄ってきてくれます。エサが欲しい時の「クレクレダンス」では なく、純粋に近寄ってくれます。

❖懐く?、慣れる?【2020.01.25】追記

カメは懐くではなく、慣れるのが正解のようです。人を見ると反応してくれて、可愛い仕草をしてくれますので懐いているように感じます。

”慣れる”は意味が色々ありますが「接触する機会が多く、心理的な隔たり・距離感がなくなる。」が近いんでしょうか。

一方、”懐く”も意味が色々ありますが「親近感をいだき、近づきなじむ」が近いのかなと思いまして『獣・鳥などが人に対して警戒心や敵愾心(てきがいしん)をもたなくなる。』なんだそうです。

う~ん。あんまり変わらないような感じがします。

・犬のように人に優先順位をつける。
 エサを与える人、水槽の掃除をする人(私)をはっきりと認識していて、 エサを与える人が一番優先順位が高く、見かけると近寄ってきます。 水槽を掃除する人(私)は、目があっても一瞥して泳いでいます。

・温和である。
 凶暴なカメだと手で掴んだだけで噛みついたり、爪で引っかいたりといたいもので あるが、噛みつかないし、手で持っても逃げようともがくだけで引っかいたりしません。

・大人になっても小さい。
 大人になっても12~13cm位なので、片手で持てるコンパクトサイズです。ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように大人になると40~50cm 大きくなり過ぎて凶暴になり、もて余すようになることがないです。

 小さければ水槽自体は小さいもので生活できますし、水槽の水は汚れずらいので水替えの回数も減らせます。

❖世界最大と最小のカメ【2019.02.09】追記

古代における史上最大のカメは以下の2種類です。

■アーケロン(7500万年前)
ウミガメとしては最も大きく、史上最大のカメとも言われているのが、アーケロンです。体の長さは4m以上、体重は2200kg以上と推測されています。

アーケロンは7500万年前に生きていましたが、おそらく6500万年前に恐竜とともに絶滅したのではないかと考えられています。


■スチュペンデミス(500万~600万年前)
500万~600万年前のブラジルなど南アメリカに実在した川や湖に住む水棲カメです。アーケロンと同様に全長は4m以上と推測されています。

現代における最も大きい種は1種類です。

■オサガメ
ウミガメの一種である本種は、全長が2m以上、体重は1tに達する世界最大のカメです。甲長で1.5m近くあります。

現代における世界最小のカメです。

■ミシシッピニオイガメ
北米大陸に生息している水棲カメです。全長は12~13cmです。世界最小と言われておりますが、実際には違うみたいです。


■ミューレンバーグイシガメ
アメリカ合衆国北東部(バーモント州からジョージア州にかけて)に生息していう水棲カメです。全長は最大11.4cmです。こちらが世界最小の水棲カメのようです。

■シモフリヒラセリクガメ
南アフリカ西部に生息するリクガメです。カメ全体でも世界最小と思われ、全長は最大が9.8cmという超ミニサイズのリクガメです。

体が小さいためか、1回の産卵で1個の卵しか産むことができない、大変希少なカメです。



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◆ミシシッピニオイガメの飼育環境

・水槽
 水槽の大きさは45cm水槽で十分です。60cm水槽のほうが広くていいですが、水替えを頻繁に行いますので、特に水槽を持ち運んで洗うにはコンパクトな45cm水槽のほうがよいかと思います。子供のころは30cm水槽で十分ですが、大きくなると手狭になります。45cm水槽だと終生利用できます。

 【2019.01.12】追記
2018.12.16の記事『ミシシッピニオイガメのミッピーちゃん(27)60cm水槽に移住の巻』にて、45cm水槽から60cm水槽に移住させました。

60cm水槽ですが、45cm水槽の水量(約23L)より2倍以上の水量(約58L)となり、スイスイ泳ぐようになりました。

45cm水槽ではあまり泳ぐような姿は見られませんでした。60cm水槽の方がストレスなく生活させるには尚よいかと思います。




・バスキングライト/紫外線ライト ・・・不要

 カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を促進したり しています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。

 そこで太陽のように紫外線と熱を照射してあげることが必要になります。バスキンングライトは一カ所に強力な熱を放射し高温スポットを作ります。

 紫外線ライトは文字通り紫外線が出ますが、熱はほとんど出しません。太陽は生物が生きる為の「熱」と「紫外線」を与えてくれますが、上記に書いたように紫外線ライトは熱をほとんど出しませんので、高温スポットを作るバスキングライトを併設するのです。

 しかしながら、上記の話は通常のカメを飼育する時の話であり、水棲傾向の強いミシシッピニオイガメが必須という訳ではありません。もちろん完全に暗い場所は駄目で、水槽の設置場所を窓際にしていれば、直射日光が当たらない半日蔭でも問題ありません。

 また幼少時は個体差があり甲羅干しするものもいる為、必要になる場合があります。そもそも、バスキングとは日本語では「日光浴」という意味なのです。日光浴が必要な種のためのライトなので、夜行性の種などには不要です。




❖バスキングはいるかも【2020.06.28】追記
 ミシシッピニオイガメと一緒に暮らしてから日々可愛らしい姿を見て癒されておりますが、生態に関してはまだまだわからないこともあり、書物やインターネットを見て、手探りでお世話しております。

そうして少しずつ飼育の経験値を積んできますと、飼育開始当初に思っていた考え方と違うのではないか?と思うことが、チラホラでてきます。

その代表格が「バスキング」です。

ミシシッピニオイガメにバスキングは必要か?(先入観はよくないかも)


★バスキングしました【2020.08.14】追記
 8月より屋外飼育に切り替えました。これは毎年のことで夏は屋外で過ごしてもらっています。そこでバスキング&シェルターを購入してバスキングしてくれるかを様子を見ました。初めは用心深く登りませんでしたが、そのうちにバスキングし始めました。一度バスキングし始めますと毎日バスキングを行いに登って休んでおり、その姿は海で日光浴をしている人間のようです。
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・LEDライト
 上記のバスキングライトや紫外線ライトが不要な代わりにLEDライトで水槽内を明るくしてあげます。




・陸場 ・・・不要
 陸場はカメが甲羅を干す為に完全に乾き、容易に滑らず登れる所です。
 カメは変温動物であり体温調節ができません。よって、温度が低いときは日光を浴びて体温を上げないと活動できませんが、陸場がなくても調子を落とすことはありません。特に繁殖を考えてなければ不要です。




・ろ過機、フィルター

 カメは水をとても汚します。エサは丸呑みせずに噛み砕くので必ず食べ残しができますし、糞尿もすごいので汚れは早いです。よって、水をろ過するろ過機は必須です。

 設置しなくでも水替えを頻繁に行えば済みますが、忙しい現代人にはなかなか難しいかと思います。水替えをしないと病気になる場合があります。

 【2019.02.10】追記
我が家は30cm水槽に始まり、40cm、60cmと拡大してきましたが、一貫して上部式フィルターを使用しています。

上部式フィルターはろ過能力は高いものの、ろ過能力を発揮してくれるのは30cm、40cm水槽時は1週間がやっとでした。60cm水槽になって水量も増えたことにより2週間に1回の掃除となりました。

しかしながら、底の方は水流が届かない為、底に落ちた残飯などが溜まる傾向になり、そこから茶ゴケが発生して水がさらに濁るようになりました。

そこでサブフィルターとして投げ込み式フィルターを1つ設置することにより底に水流を発生させて、ゴミを舞い上げ、上部式フィルターと投げ込み式フィルターの2つでゴミを吸い込むようになり、茶ゴケを発生するのを抑えてくれるようになりました。


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・用土 ・・・不要

 カメは水をよく汚しますので頻繁に水替えを行わなくてはなりません。用土があると水槽を洗う時に手間がかなり違います。 気にならないのであれば、ベアタンク(用土なし)飼育でいいと思います。

・ヒーター

 冬場は必要です。大人であれば屋外で冬眠させることができますし、繁殖をするのであれば、冬眠が必要ですが、屋内で飼う分にはヒーターをつけて水温を上げて冬でも元気に泳がせてあげましょう。

 サーモスタッド一体型で温度調整型のヒーターであれば、冬でも春の陽気の日や秋なのに冬のように寒い日などに細かな温度調整をしなくてすみ、一定の温度に保ってくれます。

 【2019.01.13】追記
2018.12.16の記事『ミシシッピニオイガメのミッピーちゃん(27)60cm水槽に移住の巻』にて、45cm水槽から60cm水槽に移住させました。

移住を機にヒーターはサーモスタッド一体型で温度調整型にしました。温度をコントロールしてくれますので、秋のちょっと暑い時や冬の寒い時など微妙な調整をしてくれます。

ミッピーちゃんの動きも温度調整により、はっきりと快適そうにしているのがわかりました。ぜひオススメしたいです。


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・クーラー/冷却ファン

 夏場は必要です。暑くても体調を崩さない限界は30℃位までです。クーラーで水温を下げるか、屋内の部屋自体の温度を下げましょう。他に夏場は屋外の日蔭で飼育してあげる手もあります。我が家は『避暑地』を用意して、夏場はそこで過ごしてもらいました。

・隠れ家

 絶対必要です。臆病な性格なので隠れ家がないとストレスを感じます。
 隠れ家がないと落ち着かなくなります。野生であれば、大きな魚や鳥、小動物などから小さな体を隠す場所が必要ですので、ここは野生と同様に 隠れ家を用意してあげます。




・水温計【2019.02.26】追記

 夏場と冬場は特に必要です。カメが快適に暮らす水温を確認します。特に夏場や冬場の水温は、カメの生死に直結しますので、常日頃、気にかけてあげなくてはいけません。




・デジタルタイマー【2019.05.29】追記

 デジタルタイマーを使用して、LED照明の電源オン/オフを自動的に行うようにします。毎日、手動で電源オン/オフを行うのは厳しいので、ここは「文明の利器」に頼りましょう。繰り返し毎日、または曜日ごとに設定が可能ですし、何パターンも登録できるものもあります。




『ミッピーちゃん』の生活の場である60cm水槽です。IMG_5925


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◆ミシシッピニオイガメの基本情報


【名称】
ミシシッピニオイガメ

【原産国】
 北米大陸(ミシシッピではない模様)

【全長】
12~13cm

【寿命】
25~30年(まだ日本では30年飼育した人はいないのでは?)

【水温】
22~28℃(15℃以下になると冬眠状態になってきます)冬は23℃前後に設定すると冬でも元気に活動します。

【値段】
3,000~5,000円が妥当な値段だと思います。

❖現在は通信販売で購入できません。

2013年9月以降、動物愛護法の改正により爬虫類、哺乳類、鳥類の通信販売が原則禁止となりました。基本的に店頭での受け渡しのみとなりました。

なお、下記に当たる場合は発送することも可能だそうです。
①事前に対面による現物確認および説明を受けている場合
②動物取扱業を所得している方。

ミシシッピニオイガメを気に入ってパートナーとして暮らしたい方なら、販売店を探して販売店に出向くぐらいは苦にならないと思います。


【エサ】
・市販のエサで問題ない(我が家は乾燥エビが大好き、小魚パンも食べる)。
・雑食なので生餌、人工飼料、冷凍飼料、野菜類など、いろいろ食べる。
・同じものを与え続けると飽きてくる(食べなくなる)ので、別のエサを与える。
・1日2回(朝・夜)与える。


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【活動期】

基本的に夜行性。飼育下では昼行性になる。

【水質】
・水の流れのあった環境のほうがよい。
・屋外でも越冬する(冬は水底で過ごす)が親ガメでないと凍死する確率が高い。
・水質はあまり敏感ではなく、多少の汚れであってでも平気で生き延びる。
・水は水道水でカルキ抜きしなくても問題ない。
・水替えは週1回(ろ過機設置あり)、ろ過機なしは2日に1回(1日1回なら尚可)。

【繁殖】
・単独飼育なので、細かくわかりません。
・オス3歳、メス5歳程度で繁殖可能です。
 前提条件で冬眠は重要で自然下での温度変化を擬似体感させて繁殖機能を活性化させるそうです。
 冬眠から眼覚めて1ヶ月後位から産卵を始め、4個程度の卵を30日ほどの周期で年に2~5回産卵します。産卵期は4月~9月とのことです。

❖むやみに繁殖はさせない
 ミシシッピニオイガメは25年~30年の寿命があります。私にとって最初で最後のカメ飼育になると思います。産まれた子供も当然25年~30年生きるわけですから、もし自分が死んでしまったら誰が面倒見るのでしょうか?他人に譲るとかならまだしも、子孫の最後まで面倒を見るのは難しいと思います。

結局、面倒見切れなくて自然に放たれてしまったら自然もカメにも不幸な結末です。私には『ミッピー』が最後です。

【混泳】
 雑食なので、メダカなどの小魚、タニシなどの貝、エビは食べられてしまいます。

 また、臆病な面もあるので、いきなり1日で全ての魚や貝、エビが食べられてしまうことはありません。現に我が家の『ミッピーちゃん』はエビに驚いて、しばらく逃げていましたし、エビがいる間は落ち着かないようで、なかなかエビが減らないので、水槽掃除時にエビを取り除こうとした時に、隠れ家である岩穴に沢山のエビが隠れており、エビたちに占領された状態でした。

 ただ、長い目で見えると混泳は難しいと思います。また、カメは雑食と書きましたが、水を汚しますので水替えが頻繁に発生します。よって、魚やエビたちの生活環境は安定しません。水替えで死んでしまう可能性が高いです。

【呼吸】【2019.03.03】追記
カメの呼吸は3種類の方法があります。
 ・肺呼吸
 ・皮膚呼吸
 ・粘膜呼吸

カメは人間と同じく肺呼吸です。水面に鼻を出して肺呼吸して暮らしています。夜間の休眠時や冬眠などの呼吸は主に肺に貯めていた酸素を活用しながらその貯めた酸素が少なくなると皮膚呼吸を行います。

特に冬眠中は代謝が極端に下がるので肺の中に残っている空気と水中での皮膚呼吸と飲み込んだ水で腸からの粘膜呼吸で得られる酸素だけで十分なのです。 
粘膜呼吸は喉の粘膜と尻の穴の粘膜の毛細血管を使って酸素を吸収し、二酸化炭素を放出する呼吸法です。ちょっとビックリですね。

岩穴で寝ていて呼吸をする為に水面に顔を出す『ミッピーちゃん』。
IMG_5536


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◆【重要】ミシシッピニオイガメにしてあげてほしいこと


ミシシッピニオイガメに名前で呼びかけ、手を振ったりとスキンシップをする。

 毎日というより、毎回、名前で呼びかけて『元気?』『お腹減った?』など愛情を持って声をかけてあげてください。

 個人を認識してくれて近寄ってくれたり、エサをねだったり、可愛い目で見つめてくれます。


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◆ミシシッピニオイガメの都市伝説?


・寿命が30年、長いと50年!
 ⇒ミシシッピニオイガメが輸入されてから、30年は誰も飼っていないんではないかと思います。10年、20年と飼育されている方はプログなどで発表されていないので実績はあるかもしれませんが、プログレベルだと10年ぐらいが最長でした。

・臭う(ミシシッピ ”ニオイ” ガメなので)
 ⇒腹部に臭腺をもっていることからですこの名がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどありません。

・溺れる
 ⇒水棲カメは肺呼吸しますので、水面に顔を出して呼吸します。その際に足場となる岩場や流木などがないと肺呼吸するのに苦労します。

   ただし、水棲カメなので、溺れて死ぬようなことはないです。小さいうちは泳ぎながら吸いますし、ろ過機などの器具に足を引っかけて呼吸を行います。大人になるとよほど水深が深くなければ2本足で立ち上がって水面に顔を出して呼吸するようになります。

❖ミシシッピニオイガメの潜水時間は?【2019.02.09】追記

 実はちょっとわかりません。他のカメも調べましたが、バラバラですね。

■オサガメ(世界最大のカメ)
  30分、71分から5ヶ月まで幅広いです。
■ウミガメ
  2時間
■ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)
  1時間
■ミシシッピニオイガメ(我が家の実績)
  2
時間程度かなぁと。


❖ミシシッピニオイガメの水深は?【2019.02.10】追記

 幼体の場合は後ろ脚で立って顔を出せる深さにして体力が消耗しないように浅くて問題ありませんが、大人になったら、全長の3~4倍でも問題ありません。

 ただ、息継ぎで水面に出てくる時に、後ろ足で立って顔を出せるような物を置いてあげると、そこを台にして息継ぎを行ないます。


我が家のテラコッタトンネルに乗って息継ぎをする『ミッピーちゃん』。
IMG_5702


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◆ミシシッピニオイガメの注意事項


・水温
 ⇒割と水温に敏感です。20℃近くになってくると食欲がなくなってきます。 ヒータの導入がポイントになりますが、秋になると朝夕気温が下がってきます。日中が暑いからと言って導入をためらわないほうがいいです。朝夕の寒さが22℃位であれば、早めに導入して水温を安定させてあげたいです。

・サルモネラ菌(人間側)
 ⇒カメはサルモネラ菌を保有している可能性がありますので、素手で持つのを 避けるか、素手で持ったら手をよく洗ったほうがよいと思います。

・野生に放ってはいけない
 ⇒外来種ですので、野に放たれたら在来種を駆逐するかもしれません。


❖ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように野外で繁殖しないか?【2019.01.29】追記

 ホームセンターやスーパー、またお祭りの露店などで大量に販売されていたミシシッピアカミミガメが野外に放たれて、在来種を駆逐して日本各地で問題となっております。

 最近は、ミシシッピニオイガメも、体長が小さく温和な種である為、ホームセンターやスーパーで販売されているのをよく見かけます。そうなりますと、ミシシッピアカミミガメ同様に25年~30年生きるわけですから育てられなくなったから、野外へ放たれることも考えられます。

 ミシシッピニオイガメは越冬も可能ですので、繁殖することも大いにあり得ます。ただ、ミシシッピアカミミガメと違う点は、ミシシッピニオイガメは体長が小さく、温和である点です。放たれても、鳥や肉食魚、甲殻類などの天敵が多いので食べられてしまう可能性が高いです。

まだ歴史が浅いですが、
ミシシッピニオイガメが野外で被害を及ぼしている事案をきいたことはありません。

 我が家の『ミッピーちゃん』もフワフワと泳いでおりますし、警戒心ゼロですので、もし、野外にでも放ったら、あっという間に天敵に食べられてしまうでしょう。

 しかしながら、もちろん野外に放つことは、在来種への影響はゼロではないです。放たれてしまったら自然もカメにも不幸な結末です。


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◆ミシシッピニオイガメの1年間の飼育


◆我が家の飼育環境まとめ【2019.01.13】追記

容器  : 60cmフレーム付きガラス水槽
     「コトブキ アクアリスト600S」
     幅60×奥行き30×高さ36cm
     水量:約58L
レイアウト: 岩穴、テラコッタトンネル、カメのフローティングランド(浮島)
水生植物: なし
共存生物: なし
他   : ヒーター(160W)、ろ過機、水温計

■2週間に1回
・水替え(全換え)
・ろ過機掃除
・ヒーター掃除
・レイアウト
 (岩穴、テラコッタトンネル、浮島)掃除
・水温計掃除
・ミッピーちゃんの甲羅含め全身を掃除

■1週間に1回
・水替え(全換え)

■適宜
・ゴミ(底にある残飯や糞)の吸い出し

■1年間のサイクル
●春
 ・特に何もしない
●春すぎ(5月初旬頃)
 ・ヒーターを止める(暑い為)
●夏の前(7月初旬頃)
 ・屋外の避暑地(ベビーバス)に移動。
  夏の間は過ごしてもらう
●秋(9月下旬頃)
 ・屋内の水槽に帰宅(ヒーターは点けない)
●冬の前(10月中旬頃)
 ・ヒーターを点ける
●冬
 ・特に何もしない

冬の間の屋内の水槽。
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夏の避暑地、ベビーバス。
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◆ミシシッピニオイガメを飼う飼わないの判断基準


ミシシッピニオイガメを飼いたいと思う方は下記のことが大丈夫か自問自答してください。
・犬や猫のように愛情表現はしてくれないので不満ではないか?
 人懐っこいんですが、犬や猫にようにじゃれたり、抱きしめたりとスキンシップができるわけではありません。

・水が汚れるので、頻繁に水替えできるか?
 食べ残しや糞尿でかなり水が汚れます。ろ過機を入れていてもせいぜい1週間です。頻繁に水替えしなくてはいけないので、これが苦痛なら飼わない方がいいです。

・寿命30年一緒に暮らしていけるか?
 寿命は30年と言われているので、10才の人が飼い始めたら40才。その間に、中学校、高校、大学、就職、結婚、子供ができる等、生活環境が変化していきます。果たして、その中で変わらぬ愛情を注いでやれますか?

『ミッピーちゃん』写真集


春。一番古い『ミッピーちゃん』の写真。この頃は低床に石を入れていた。
屋外で飼育しており、ろ過機などの施設もなく、プランターで暮らしてもらっていた。
水替えは毎日実施していた。
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かくれ流木に入って、こちらを覗きこんでいる『ミッピーちゃん』。この頃はまだ新しい環境に慣れないのか?不安そうで、様子を見に行くとすぐに見上げてくれた。【2019.04.21】追記
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秋。水槽に移動させた写真。この頃は浮島を浮かべていた。浮島の乗っている『ミッピーちゃん』で貴重な1枚である。その後は、まったく興味を示さなかったので、撤去となった。
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夏。避暑地のベビーバスに移動。広いのでスイスイと泳いでいた。ベビーバスは、水替えが簡単なので、とても楽であった。
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フワフワと泳いでいる『ミッピーちゃん』。
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水替え時についに脱走した記念すべき日。腕力が強く登り切った。
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脱出直後の写真。固まっている。世界が広すぎる?
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岩穴を一回り大きくした後の『ミッピーちゃん』。入口が狭く引っかかるので削った。
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温泉のような感じで水に浸かっている『ミッピーちゃん』。
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「あ~。気持ちいい~。」いう声が聞こえてきそう。
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生餌(スジエビ、シジミ)を投入した直後の『ミッピーちゃん』。怖がっている。
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人間のように2本足で立っている『ミッピーちゃん』。【2019.04.21】追記
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秋。ついに大きくなった『ミッピーちゃん』はテラコッタから水槽から脱走成功!テラコッタはこの日から横置きになる。
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脱出後に乾いて甲羅が白くなっている。この後に水の中に戻してもなかなか治らなかった。
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「何~?」って言いながらポーズをとってくれる『ミッピーちゃん』です(2019.03.09)。
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🌙終わりに


ミシシッピニオイガメの魅力が少しでも伝えられたらと思い書きました。ミシシッピニオイガメ1匹しか飼っておりませんが、カメを飼うなら是非検討していただきたい種です。


♥ミシシッピニオイガメと上手に暮らしていく方法
これまでのカメの常識を覆す!ミシシッピニオイガメの飼い方


♥ ミシシッピニオイガメのQ&Aなら、こちらもどうぞ!
【Q&A】ミシシッピニオイガメの飼い方(日光・陸場・飼育水、ほか)



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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