虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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タグ:初心者

昨日と今日はいい天気で、日差しが強く夏日が続いております。メダカたちは、太陽がでてくれば、ここぞとばかりに産卵を始めます。少し前まで曇りが続き、産卵が小休止となっていましたが、日差しの効果で、抱卵しているメダカを多く見かけます。

一方、ホテイ草の根に産卵したメダカの卵を指でつまんで、せっせとメダカの孵化をさせる為に稚魚専用の容器に放り込んでいましたが、その卵も孵化し、稚魚たちが泳いでおります。

せっかく授かった命ですので、大切に育てて親メダカにしてあげたいです。



容器の種類、大きさ
容器の種類は何でもいいです。バケツ、プランター、プラ船、トロ船、睡蓮鉢でも何でもいいです。ただし、稚魚専用の容器としてください。もちろん、稚魚を入れるのではなく、産み付けられた水草や産卵床などから採卵した卵を入れて孵化させます。

大きさは水面の面積が大きくない方がいいです。幅45cm×奥行20cm×高さ15cm、程度が理想です。

水面がひろすぎますと、エサをあげるときに、水面に対して適度に散らさないといけませんが、その分エサをあげることになりますので、おのずとエサを多くまいてしまいます。

深さは気にしないで問題ありません。

難点は水量です。水量が少ないので、水がグリーンウォーター化しやすいです。グリーンウォーター自体は、植物プランクトンの集まりですので害はなのですが、藻が繁茂し過ぎますと、遊泳スペースを奪いますので、藻を繁茂させないように、タニシやホテイ草を入れて抑えること必要になってきます。

水替えをする方法もありますが、メダカの稚魚にとっても環境変化が激しく、いきなり死んでしまいかねませんので、水替えはしておりません。






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水替え(しません、足し水します)
水替えはしません。メダカの稚魚にとって水替えによる環境変化が激しく、死んでしまいかねませんので、水替えはしません。水が減った分の足し水を行います。足し水は水道水で構いませんがカルキを抜いてください。

またカルキ抜きは、カルキ抜き剤を使用するのではなく、バケツに水を汲んで半日から1日置いたものを使用します。それは水温が、メダカの稚魚の棲んでいる容器の水温と同じになっているからです。いくらカルキ抜き剤ですぐにカルキを抜いても、水温までは同じにはならず、そのまま稚魚の容器に入れますとショックでいきなり死んでしまいかねません。

足し水は、何日置きとかいうサイクルはありません。水が減ってきたら、足し水を行います。足し水でも環境変化が激しいので、ギリギリまで足し水を行いません。


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容器の置き場所
容器の置き場所は日当たりのよい場所に置きます。日光は、メダカを丈夫に育ててくれるます。紫外線がメダカの体を作ってくれます。紫外線は、ビタミンAとビタミンDが生成され、免疫力を高めたり、骨が形成されます。

メダカの稚魚が丈夫で大きく育ってくれて、親メダカのなるスピードも、しっかり日光にあたっている方が早いです。

そのまま、親まで翌年春まで育てていると、翌年の水温15℃以上、日光13時間(我が家は6時間程度)の条件を満たしますと産卵をはじめます。


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餌(エサ)はいつから何をあげるか
エサは、稚魚専用の粒子の細かいエサをあげます。メダカの稚魚は孵化してから3日は必要ありません。メダカの稚魚は栄養の入った袋をつけており、卵黄嚢(らんおうのう)とか、ヨークサックとかの呼び名があります。サケの稚魚が赤い袋をつけているのをテレビや本で見たことがあると思います。

この袋から栄養補給をしますので、エサがいらないのです。しかし3日でこの栄養はなくなってしまいますのでエサが必要となります。

従いまして、容器に一番最初に入れた卵が孵化した日を抑えておく必要があります(その後にも入れていると思いますが、最初の生まれたメダカの稚魚だけ、意識しておけばいいと思います)。

エサはメダカの稚魚専用をものを購入します。稚魚用に粒子の細かいエサですので、産まれたばかりの稚魚も食べることができます。

エサは1日に2回、もしくは1回でも十分です。いくらエサをこまめに複数回あげても、しょせん稚魚は全部食べることはできません。2回か1回で、1度に適度にあげてもいいと思います。


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生存率
過密で育てると、どうしても生存競争がおきますので、生存率は低くなります。また、遊泳スペースが広ければ、全員親メダカにすることも可能です。例えば過密で300個の卵を孵化させて生存率50%では150匹となりますし、30匹でも遊泳スペースが広ければ、生存率100%で30匹となります。

従いまして、はっきりした生存率の指標があるわけではありません。要はどれだけのメダカを親まで育てたいかによります。


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親の水槽に戻すタイミング
親メダカの容器から隔離している子メダカですが、どれくらい大きくなったら親の容器に戻せばいいのでしょうか。悩むところかと思いますが、簡単にいうと「親メダカの半分の大きさ」になったら、戻せばいいと思います。

メダカの稚魚が1㎝とか2cmとかの基準がありますが、泳いでいるところを測れませんので、大体半分ぐらいの大きさということです。

メダカは、卵も稚魚も口に入るものは何でも食べてしまいますので、稚魚を入れるタイミングを間違えてしまうと食べられてしまいます。

限られた容器内ですので、稚魚には逃げ道がありません。水草などが繁茂していて隠れることができますが、どうしても親メダカと出会う確率が高いので、食べられてしまうことが多いです。


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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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◆ドキュメント
作成日付:2020/10/05
更新日付:----/--/--
※アドセンス再設定対応済
※2021.11.23更新(過剰広告カット)
※2021.12.05更新(目次へ戻るを付けました)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに

メダカを飼おうとしますと、あるいはメダカを飼い始めますと、いろいろな疑問がでてきます。

その疑問は一例を言いますと飼育水の入れ替えの量やタイミング、またメダカのエサやりの量やタイミング、稚魚をそうやって育てるのかなど、いろいろと出てくると思います。

インターネットで情報を収集するのが一番の近道でありますが、いざ自分の飼育環境に当てはめてあっているかどうかで、手探りで行うことになります。

ただ、手探りで行うにしても、ひとつのサイトを見て「このやり方は本当にあっているのか?」と思い、あちらこちらのサイトを見ることになると思います。

そして最終的に「これだ!」といった飼い方、または「この飼い方は他のサイトでも載っていたから正しいのかな」と最大公約数的な考えとして、飼い方を決定するのではないでしょうか?

そんな一つのサイトになれればと思い書いてみました。もしよろしければ、ご覧になっていってください。

◆目次

孵化した稚魚が死ぬ
稚魚を親と一緒にするタイミング
ヒーターなしで飼える?
ミナミヌマエビかヤマトヌマエビか?
直射日光は当てた方がいいのか?
容器は浅い方がいいのか?、広い方がいいのか?
メダカは何もない環境がいいのか?
ドジョウはどれがオススメなのか?
タニシはどれがオススメなのか?
1L1匹は正しいのか?
冬から飼えるか?
金魚と飼えるか?
容器はアクリル?ガラス?
飼うのは屋内?屋外?
フィルターやエアポンプはいるのか?
エサの量とタイミング
エサをあげてもさらに食べたがる
ソーラーパネル式エアポンプ
浮草が水面を覆っている
違う種類のメダカを入れても大丈夫?
近親交配させないようにするには?
ミネラルウオーターは使えるのか?
手間がかかるのか?


◆孵化した稚魚が死ぬ
孵化した稚魚が死んでしまうのは「餓死」が最も多い理由です。孵化した稚魚は2~3日はお腹についている栄養袋から栄養を補給して生きていますが、そこから先はエサを食べ始めます。

孵化した最初はエサを食べないから放っておきますと、あっという間に餓死でいなくなってしまいます。とても小さいので死んだことに気が付かない。おそらく多くの稚魚が生まれていると思いますが、ふと気付くととても稚魚が少なくなっていることに気が付きます。

メダカには胃がありませんので食べていないと栄養が足りなくなります。稚魚のお腹を満たして大きくするには、稚魚用で粒子の小さいパウダー状の稚魚専用のエサを与えます。

それでも毎回与えるとなりますと大変ですので、グリーンウォーターと呼ばれる植物プランクトンがいる状態の水を作り上げるとメダカの稚魚は植物プランクトンを食べて大きくなりますのでエサ不足にはなりにくいです。

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◆稚魚を親と一緒にするタイミング
子メダカ(稚魚)は大体3mm程度で生まれてきます。親メダカは口に入る大きさであれば稚魚と認識せずに食べてしまいます。

親メダカの大きさや飼育環境(隠れ家など)にもよりますがメダカの子が親と安全に同居するには2cm程度が目安です。

ただ、2cmで親メダカと一緒にした場合、親メダカの方が当然大きいので追いかけ廻されたり、エサ取りに負けたりしてしまうこともあります。特にずっと追いかけ廻されますとストレスで死んでしまうこともありますので、眺めていて追いかけ具合がひどいようであれば、一旦引き離した方がいいと思います。

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◆ヒーターなしで飼える?
屋内でも屋外でもヒーターなしで飼えます。水温が15℃を下回ると活動が鈍ります。

しかしながら、屋外で真冬に容器の水全てが凍り付いてしまうような場所ではメダカも凍り付いて死んでしまいます。屋内でも15℃を下回らないような暖かい場所に置くいたほうがメダカにとってはよいです。

◆メダカの水温

36℃以上⇒死んでしまう
30℃~35℃⇒活動が鈍る、食欲なくなる
・16℃~28℃⇒活発に活動
・10℃~15℃⇒活動が鈍る
5℃~10℃⇒食欲なくなる
5℃以下⇒冬眠状態
0℃以下⇒死んでしまう
 ※氷が張っても水面だけで水底が凍らなければメダカは生きることができます。
◆ミナミヌマエビかヤマトヌマエビか?
ミナミヌマエビでもヤマトヌマエビでもどちらでも構いません。コケ取り能力ではヤマトヌマエビの方が優秀です。体格はヤマトヌマエビがオス4cm、メス5cm程度になるのに対してミナミヌマエビはオスメスともに3㎝です。

しかしながら、ヤマトヌマエビは繁殖が難しいです。ヤマトヌマエビの子供はエビの幼生の総称であるゾエアと呼ばれます。このゾエアは汽水でしか生きられませんので稚エビになることはできません。

逆にミナミヌマエビは繁殖できます。ただ爆発的に増えますので頭数管理はできません。

よくメダカを襲うと言われますが、どちらも襲いません。弱っているメダカを襲うことはありますが、それはエビが弱っているのをメダカが襲うのと同様です。元気な個体は襲われません。

ヤマトヌマエビもミナミヌマエビも高い水温と水質汚染に弱く死んでしまいます。丈夫さは互角と思います。

お好みで入れていいと思います。

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◆直射日光は当てたほうがいいのか?
そもそもメダカが日光に当るのは元気な体を維持する為です。よく言われているます繁殖をするのは13時間の日照時間(水温20℃以上の条件)が必要の話より、はるかに重要なことです。日光には紫外線が含まれており、この紫外線を浴びることで丈夫な骨や体を作り上げます。

日蔭では丈夫な体を作り上げるのが難しく、徐々に弱っていき最後には最後には死んでしまいます。メダカのエサとなるコケや植物プランクトンなどは日光に当らないと生きていけませんし増えていきません。水生生物も繁茂しませんので飼育水をろ過する効果が薄れます。

しかしながら、直射日光を当たりすぎますと特に夏場などは水がお湯になってしまうほどに水温が上がりましてメダカが死んでしまいます。そこで簾(すだれ)をかけたり、水生生物でメダカが隠れる場所を作ってあげたりしないといけません。我が家の経験上では水温36℃まで生きております。

屋外では日光によって健康な体を維持することができますが、屋内では照明やろ過機などで屋外のような環境を作り上げるのはなかなか難しいのです(もちろん出来ないわけではありません)。

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◆容器は浅い方がいいのか?広い方がいいのか?
メダカを飼う場合は水深よりも面積が重要です。例えば同じ水量の容器があるなら水深の深い容器より面積の広い容器のほうが、水面で棲息しているメダカにとって水面に落ちたエサを食べやすいのと酸素も取り込める利点があります。

野生のメダカは田んぼや小川など非常に水深の浅い場所にも住んでいますし、屋外で飼育されるとわかりますが冬場以外あまり底にいることはありません。

ただ、水深が浅すぎると真冬に氷が張った場合や水温の外気に影響を受けやすく死んでしまうこともありますので、ある程度水深の深い容器(水深15cmはほしいです)がいいのはたしかです。

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◆メダカは何もない環境がいいのか?
条件によります。屋外であれば、水草はホテイ草かアナカリス、マツモが入っており、グリーンウォーターまでいかなくても植物プランクトンなどの微生物が豊富でコケが繁茂している状態、そして個体数が適正であれば、エサを与えなくても長く生きられます。足し水のみで生きられます。

何もしなくても放置で問題ありません。

メダカの一番の大敵は、実は「エサ」です。「エサ」のあげ過ぎで水が汚れてしまい下手をするとメダカが死んでしまうのです。あるショップの店員さんは「魚が死ぬのはエサなんですよね。」と言い切っておりました。

メダカにエサをあげるのは、自然より早く成長させる為、繁殖させる為、メダカ全部にエサが行きわたらないので人工飼料で補う、だと思います。よって自然に近い形で大きくする、繁殖させるには何もしない環境となります。

ただ、容器内で飼えるメダカの頭数はおのずと少なくなります。また、繁殖しても卵や稚魚が食べられてしまいますので、親になる確率がとても低いです。

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◆ドジョウはどれがオススメなのか?
ドジョウは、マドジョウと変異種のヒドジョウがおりますが、できれば一緒に混泳させない方がいいです。雑食性が強く、飢餓に襲われる冬場などにメダカに襲いかかることがありますし、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビを食べてしまうこともあります。

その点、シマドジョウは、マドジョウより雑食性が強くありませんし、マドジョウの体格は15cmを超える場合がありますが、シマドジョウは10㎝程度ですので、メダカやミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビの驚異にはなりません。

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◆タニシはどれがオススメなのか?
一番のオススメはヒメタニシです。ヒメタニシは水質汚染と水温の高低どちらにも強いので生命力が強く、水質を改善してくれ、コケなども食べてくれる「掃除役」として重宝します。

ヒメタニシの棲息場所は、田んぼや放棄水路、池沼、水路、河川中流から下流などの浅くあまり流れのない場所を好んで汚れた環境にも多く見られます。

オオタニシですと、水質が綺麗な場所でヒメタニシより低水温を好みますので混泳させるのはやや難しい部類に入ります。

オオタニシの棲息場所は、緩やかに流れる河川や池沼、水路などのある程度の水量と水質が安定している環境を好む。田んぼでは、山間のわずかに湧き水のあるような場所に見られ、平野部に広がる大規模な田んぼでは見られません。

メダカにはヒメタニシがあうと思います。

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◆1L1匹は正しいのか?
メダカを飼うにはよく1L1匹と言われております。これは、あくまで目安で極端な話で言えば1Lで2匹飼っても構いません。あまり気にする必要はありません。もちろん水量が多い方が少ない方より水質や水温が安定しますので水量が多いにこしたことはありません。

メダカを繁殖させているとわかりますが、実際は1L1匹なんて贅沢な?水量では飼えません。実際には逆に過密で飼育しております。

また、例えばですが12Lの容器があるとしますと飼えるのメダカ12匹となりますが、水を一杯にいれて12Lだと思います。満杯に入れたらメダカが飛び跳ねて容器の外に出てしまうかもしれません。他にレイアウトの流木や岩、水草、底床に用土などで12L入れられないと思いますし、混泳させるエビやドジョウ、タニシなどの貝など入れて考慮しますと、とてもメダカの数を少なくしなくてはいけません。

1匹に対する水量が少なくても、ろ過などの設備で水質を安定させるとか、水替え回数を少し多めに行う、あるいは水生植物やタニシなどによる生物ろ過などで、水質を安定させることができます。

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◆冬から飼えるか?
暖かい水温で育てられていたメダカを冬に購入して飼い始めるのは、なかなか厳しいと思います。それは屋内でもです(屋外は論外)。

暖かい水温で育てられたメダカが寒い気温にさらされて(無論保温はしますが)運ばれますので弱ります。

どうししても暖かい水温で育てられてメダカが自分の家の水槽でも水温は違いますので、ダメージを受けてしまうことが多いと思います。

できるだけ、暖かいシーズン中(3月~10月)までに飼い始めたほうがよいと思います。

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◆金魚と飼えるか?
金魚は雑食性が強く口にはいるものなら何でも食べてしまいます。メダカは3㎝、金魚は20cmになります。20cmにならなくても金魚の口に入るようであればメダカは食べられてしまいます。

また、金魚の尾びれによる水流に巻き込まれて、メダカは徐々に体力が奪われていきます。追いかけられることもありますのでストレスがたまります。エサもメダカと金魚で奪い合いしても勝てません。

メダカは徐々に体力を奪われていき死んでしまいます。メダカは金魚と混泳させないようがいいです。

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◆容器はアクリル?ガラス?
お好みで構いません。アクリルとガラスの比較で判断するといいと思います。ただ、アクリル水槽の方が小さい容器であればガラス水槽より安いのですが、大型になるとアクリル水槽がガラス水槽より高価になりますので考慮してください。

❖ガラス
 ・メリット
  -透明度が変化しない
  -温度変化によりゆがまない
  -傷がつきにくい
 ・デメリット
  -衝撃に弱く割れやすい
  -重い

❖アクリル
 ・メリット

  -衝撃に強く割れない
  -軽い
 ・デメリット
  -傷がつきやすい
  -曲がりやすい
  -高温に弱く変形しやすい

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◆飼うのは屋内?屋外?
屋内では、水槽(必須)、水槽と水質を安定させるろ過器一式(必須)、空気を送るエサポンプ(好み)、冬場温めるヒーター(無加温でも可能です)、夏場冷やすクーラー(涼しいところに置かないと意外に水温は上がります)、水温計(好み)、水草(好み)、用土(好み)、照明(必須)、タイマー時計(自分で証明をOn/Offするならば不要)などを揃えます。費用はピンキリで7,000円程度から、まともに揃えるとなると10,000円はかかると思います。

屋内では、容器(必須)、水草(必須)、用土(好み)ぐらいですみます。費用は容器の大きさなどにもよりますが3,000円程度ですみます。

費用対効果だけで屋外を選んでもよいです。屋外はメダカの身体を健康的にする日光があります。日光は繁殖を促してくれます。

また水槽管理であるコケ取りが必要ありません。水を富栄養化させないことなどが条件ですが、タニシなどのタンクメイトを入れておけばコケをある程度ですが食べてくれます。

水替えも必要ありません。足し水だけで大丈夫です。水が富栄養化しずぎないようにエサのあげ過ぎ、生体の入れすぎ、用土に肥料を使いすぎないなどが条件ですが、水替えが必要ありません。

通常春に全替え、植え替えなどを行いますが、水草の種類により植え替え不要ですし、底床の用土交換も用土なしのベアタンクであれば全替え不要になります。

屋外がいいかといいますと、屋外は水温が安定しません。春夏秋冬があり1年中水温が変わります。特に夏場の猛暑により、直射日光を浴びると水温は35℃を超えて、メダカが煮立って死なせてしまうこともあります。冬は冬で真冬に水が全て凍ってしまうような場所であれば、メダカも凍り付いて死なせてしまいます。

屋外はシーズンがあり、3月~10月まで楽しめる期間であり、11月~3月まではメダカは水温5℃を切りますと冬眠状態になります。

その点、屋内であれば1年中暖かいので年がら年中メダカの観察を楽しめます。また、日光に当る照明で産卵させることもできますし、ろ過はろ過機で水質を維持することもできます。

また、ヒーターやクーラ―を使用していなくても水温も安定しておりますし、コケ取りなどもカノコ貝などの生体を代わりに入れれば、しっかりとコケを食べてくれます。

お好みでどちらかを選択してください。

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◆フィルターやエアポンプはいるのか?
フィルター、ろ過機ですが絶対に必要です。ろ過機がなくても大丈夫なのですが、ブリードを本格的にしている、メダカの販売業者など上級者の方々だけです。一般的な人間が飼育する場合は、ろ過機は絶対に必要です。

一方、エサポンプが必要なのかと言いますとなのですが、まずエアーポンプは、エアレーションにより、水槽内に酸素を供給したり水を循環させたりするために空気を送り込む装置です。

ろ過の機能はない、あるいは少ないので、エアーポンプよりろ過機を購入することをオススメします。

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◆エサの量とタイミング
メダカのエサは4月~10月のシーズン中は週2回程度で朝夕に与えます。3月、11月は週2日でもいいですが夕方1回でも構いません。よく5分で食べれる量と言われていますが、それでは多いと思います。実際には2分程度で食べれる量がいいと思います。

夏場は日中水温が上がりますので日中に与えますと体調不良になりますのでやめましょう。水温の低い朝方にエサを与えるようにしましょう。

メダカの死因のひとつは「エサやり」です。エサの与え過ぎによる水質悪化で死なせてしまうのです。最適な量はメダカの数や大きさ、季節によって違いますので、手探りで少しずつ量を増やしたり減らしたり、回数を増やしたり減らしたり、タイミングを変えたりとして、最適なタイミングと量を把握するようにしましょう。

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◆エサをあげてもさらに食べたがる
メダカにはお腹がいっぱいになるという感覚がありませんし、口に入るものを食べる習性があります。自分が産卵した卵も孵化した稚魚もエサと思って食べてしまいます。

エサも与えたら、与えた分だけ食べてしまいます。そのうちにメダカが体調不良になるか、水質が汚れてメダカを死なせてしまいます。

メダカがエサを欲しがっていそうでも追加で与えてはいけません。メダカの為にも我慢しましょう。

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◆ソーラーパネル式エアポンプ
エアポンプは水流を発生させてメダカを泳がすことと水流がでている自体を楽しむ目的で購入するかと思います。しかしながら、現時点で「これ!」という決定打のある商品はありません。

まず晴れの日でないと稼働してくれません。晴れてもエアの圧力も弱いので想定通りの水流が出ません。蓄電のあるタイプもすぐに電力を消耗してしまい長時間日光が当らなくても稼働できるような時間は稼働してくれません。

また、場所も以外にもとりますので容器の大きさによってはメダカの邪魔になります。

他に噴水の給水口に泥や砂利、ゴミがつまって噴水が出なくなります。

ソーラーパネル式のエアポンプはオススメしません。

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◆浮草が水面を覆っている
アオウキクサやアマゾンロビンフッド、ホテイ草などの浮草が水面一面を覆ってしまいますと、メダカは水面から酸素を補給できなくなってしまいます。浮草は水中に光合成で酸素を補給しません。

また水面に浮いているエサを食べることができなくなってしまいます。水中に日光が届かなくなります。微生物でも日光を必要としますので死に絶えてしまいます。

ホテイ草などが捨てられて「青い悪魔」としてはびこっているわけの一つはこれです。

多くなってきたなと思ったら、すぐに間引きましょう。週末にでもとか思わないで「思い立ったら吉日」の精神ですぐに間引きましょう。浮草の繁殖力はすごく、あっという間に水面を覆ってしまいます。間引く時は思いきって3分の2くらい間引いてよいと思います。

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◆違う種類のメダカを入れても大丈夫?
同じ容器に違う種類のメダカを入れても問題ありません。一緒に入れていますと必ず交配しますので、その子供は両親の綺麗な色を引き継いで生まれますがそのままではありません。

両親のDNAを引き継ぎますので両親とは違う色のメダカになります。でも品種改良はそのような形で新たな品種を作り出していますので醍醐味ではあります。

黒メダカとヒメダカを一緒の容器に飼いますと両親の色を引き継いだ斑模様(まだらもよう)の個体が産まれました。

ただ同じ系統で交配するよりは血が薄くなって丈夫になります。

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◆近親交配させないようにするには?
3世代ぐらいに新しい親を購入なり貰うなりして新しい血を混ぜていきます。

販売されているメダカは同じ店であれば、ほぼ近親交配となります。

販売されている個体から繁殖させるのであれば、いつもと異なる店の個体と交配させたほうが血を薄められるので奇形や劣等遺伝等の確立が減ります。

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◆ミネラルウオーターは使えるのか?
ミネラルウォーターはメダカなど飼育されている魚の飼育には不向きな水です。メダカの飼育に適した水は、生息環境の水質に似たミネラルの少ない軟水なのです。

しかしながら、ミネラルウォーターはミネラルを多く含んだ硬水が多いのです。このミネラルの多い硬水は魚にはストレスとなってしまいます。

メダカなどの魚の飼育に適した水は水道水です。日本の水道水は軟水ですなので、メダカの棲息環境の水質に似ています。

水道水には塩素が含まれていますので、そのまま入れてはいけません。魚にとってはかなりのストレスになります。水道水には塩素中和剤を入れて塩素を取り除いてから(=カルキ抜き)容器に入れます。

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◆手間がかかるのか?
メダカ飼育は手間がかかります。飼育環境を決めますが、屋外か屋内で飼うのか?容器は何にするのか?大きさはどうするのか?用土が入れるのか入れないのか?入れるなら何の用土がいいのか?、水草はいれるのか入れないのか?、メダカの種類は何にするのか?何匹飼うのか?と決めないといけません。

飼育環境を決めるだけで手間も時間もかかりますしお金も使います。それは飼い始めてからも同様です。メダカが好きでないと長続きしませんし、メダカをすぐに死なせてしまいます。

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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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◆ドキュメント
作成日付:2020/06/14
更新日付:2021/03/09
※リッチリンク不具合回避対応済(不要)
※追加を追記に変更(なし)
※アドセンス再設定対応済
※目次を付けました(2021/03/09)
※目次へ戻るを付けました(2021/03/09)
※2021.11.23更新(過剰広告カット)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに
メダカを飼い始めます。
子供に「買って!」とせがまれたり、自分が子供の頃にメダカが近くの川や池、田んぼに沢山泳いでいて捕まえた記憶があり、当時を思い出してなど、いろいろな理由があると思います。

それでも費用はかかるし手間もかかるので、飼う前に再度熟考すると思いますが、それでも飼おうと思ったのは、以下の理由が多いからではないでしょうか。

 ・値段が安い
 ・小さい魚である
 ・手間がかからない(?)

メダカは入門種から高級なレアな種まであり、レアは種は1匹100万円単位になりますが、入門種は、たしかに1匹50円程度からと値段は安いです。また、メダカは大きくなっても3~4㎝と大きくなると20cmにもなる金魚などに比べて小さい容器で飼うことができます。

ただ、手間がかからないはどうでしょうか?容器を用意して、用土を入れて、水草を入れて、レイアウトの流木や石を入れて、飼育水を入れて、最後にメダカを入れて、飼育の開始となります。

最初はうまく飼育できているメダカですが、その後、1匹、2匹とメダカはいなくなっていきます。メダカは子孫を増やしやすい魚ですが、その産卵や孵化もうまくいかず、子孫を増やすことができずに最後には空の容器が残ります。

メダカの寿命は1~2年ですが、手間をかけないと、天寿を全うしてくれません。そして、子孫を残してくれません。

容器の準備段階から、普段の世話まで、日々の世話をしてこそ、メダカは元気に泳いて長く生き残ることができ、子孫を増やすことができます。

空の容器を眺めるのは悲しいことです。そのようなことにならない為にも、もしよろしければ、のぞいていってください。


◆メダカ飼育を始めようとする方へ
これからメダカを飼いたいなぁとご検討している方は、メダカは、とても小さくて綺麗な魚ですし、眺めているだけで時を忘れますし癒されます。しかしながら、しっかり世話をしないと、長生きせずに天寿を全うできません。

それはメダカにも、飼育している方にとっても悲しい出来事です。この記事は『このような事をしているとメダカは天寿を全うできません。』という事を並べました。よって、飼育の仕方の記事ではありません。

「メダカは飼うには、いろいろとしなければならないなぁ。」とか「こんなことしたら駄目なんだぁ。」とか「自分はこんなドジ踏まないよ。」でもいいですので、失敗例から、少しでもメダカを長生きさせていただければと思います。


<目次>

◆検討段階
 ❖生体の入れすぎ
 ❖水草入れすぎ
 ❖容器が小さい
◆準備段階
 ❖水合わせ
◆開始直後
 ❖水質が安定する1ヶ月
 ❖エサのあげすぎ
◆飼育開始後(6月:梅雨)
 ❖エサのあげすぎ
 ❖卵を隔離しない(子孫が増えない)
◆飼育開始後(8月~9月:夏)
 ❖暑さ対策をしない
 ❖エサを日中にあげる
 ❖足し水をしない
◆飼育開始後(10月~11月:秋)
 ❖枯れ葉を除去しない
 ❖エサのあげすぎ
◆飼育開始後(12月~翌年3月:冬)
 ❖足し水をしない
 ❖エサをあげる
◆飼育開始後(3月~4月:春)
 ❖水生植物の植え替えをしない、容器の水替えをしない
◆飼育開始後(通年)
 ❖水草の間引き
 ❖何も世話をしない目次の内容
◆さいごに



◆検討段階

❖生体の入れすぎ
メダカは購入すると思いますが、容器に比べて少しのメダカを寂しいので沢山のメダカを購入したくなります。また、メダカだけでなく一緒に育てたい生き物も欲しくなり、エビ、タニシ、ドジョウなどの生体も一緒に購入したくなります。

メダカは購入し過ぎるとエサを多くあげることになりますし、過密になって排泄物が多くなりますので、そこから水棲生物にとって猛毒なアンモニアが発生して死んでしまいます。

他に、エビ、タニシ、ドジョウなどを一緒に育てようとしますと、エビはエビの、タニシはタニシの、ドジョウはドジョウの飼育方法があります。大抵はメダカ飼育をメインにすればうまくいくのですが、微妙な違いにより、すべての飼育を成り立たせ居ようとすると、うまくいかなくなる場合が多いです。

どれかがうまくいかなくなる可能性が高いですので、最初はメダカだけを飼うのがよいと思います。慣れてきたら一緒に飼うべき生体を検討しましょう。

❖水草入れすぎ
メダカと一緒に育てたい生き物がいるのと同様に華やかな容器にしたいので、あれこれと水草を入れたくなるかと思います。

水草は富栄養化した水をろ過(途中の仕組み省略)してくれますし、ホテイ草など種類によっては産卵床になってくれますし、隠れ家にもなってくれます。

しかしながら、水草の全てがそうではありません。産卵床を兼ねる水草と鑑賞したい水草は必ずしもイコールではないと思います。

あれもこれも植えたい気持ちがあると思いますが、いっぱい植えてしまいますと水草の生命力はとても強いので、あっという間にメダカの泳ぐスペースを奪ってしまいます。

最初は産卵床であるホテイ草、アナカリス、マツモがよいかと思います。その後というか、シーズン中に増やすのは何ですので、一年後の春の植え替えシーズンに観賞用で増やす水草を検討してみましょう。


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❖容器が小さい
容器も最初は悩むところではあります。メダカは小さいのでスペースが小さい容器を購入しがちになりますが、小さい容器では、メダカの泳ぐスペースが少なくストレスで死んでしまいます。

生体の入れすぎや水草の入れすぎは、(何か家にあるもので)別の容器に移すことができますが、容器は一回購入してしまうと別の容器に買い替えるしかありません。

容器はできるだけ、深いものよりもスペースが広いもの、幅45cm奥行き30cm程度のものを選ぶと飼育環境によりますがベターです。ただし、水深が浅すぎますと、夏場の水温上昇や冬場の水温低下にメダカが耐えきれませんので、水深は20cm程度のものがベターです。


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◆準備段階

❖水合わせ
メダカ飼育で最初の壁となりますのは、飼い始める時に飼育水になるでしょう。ただ、ここは飼育本やインターネットに沢山注意事項として載っているのでクリアするかと思います。飼育水は水道水を使用して問題ありませんが、必ずカルキ(塩素)を抜きましょう。

育てたいメダカをすぐに入れるのはやめましょう。温度の違いや水質の違いでメダカがショックを受けて死んでしまうことがあります。

本当に死んでしまいます。容器に入れた瞬間にいきなり動かなくなって「あれ?」っと思ってさわってみても動きません。


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◆開始直後

❖水質が安定する1ヶ月
メダカを飼い始めてエサをあげて「可愛いメダカ」を鑑賞して順調に飼育ライフが始まるかと思います。一番最初に水草を植えたりレイアウトの流木や石を置いたり用土を敷いたりとして濁っていた水も澄んできて、うまくいっていると思います。

しかしながら、開始食後はろ過してくれる微生物が少ないので、エサの残りやメダカの排泄物から魚に猛毒なアンモニアが発生(途中の仕組み省略)しますが、ろ過してくれません。見た目が透明な水でも、水の中では(魚の)環境汚染が進んでいます。

そのうちにメダカがポックリと死んでしまい始めます。ここがまず最初の難関だと思います。

特に容器がの白濁りになった場合が注意です。白濁りの原因は飼育開始直後の用土の巻き上げやろ過バクテリア不足・死滅、また排泄物やエサの残りなど腐敗など様々ですが、この時点は排泄物やエサの残りですので「危険信号」です。

この場合は水替えをします。ろ過してくれる微生物もいなくなってしますが仕方がありません。

ろ過してくれる微生物は大体1ヶ月程度でろ過してくれる微生物が増えますので、そこまでの辛抱です。そうすれば、ろ過が機能する「最強の飼育水」になります。


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❖エサのあげすぎ
メダカを飼い始めますと、どうしてもエサをあげたくなります。眺めているのもいいですが、エサを食べている姿をみたいのでエサをあげてしまいます。最初はエサの量がわからないので、多めにあげてしまうと思います。

そのエサの残りが水を富栄養化させて、魚に猛毒なアンモニアを発生(途中の仕組み省略)させてしまい、メダカは死んでしまいます。


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◆飼育開始後(6月:梅雨)

❖エサのあげすぎ
梅雨の季節である6月は水質が安定しない月ではあります。雨が降ったり、日光が当たらなかったり、気温が急に暑くなったりと、水質が安定しない要素が盛りだくさんです。

雨が降ると雨に水で水温が変化します。少しの雨では影響ありませんが、大雨や少量の雨でも長時間降れば、容器の中にかなりの量が入ります。水質が変化して死んでしまうこともあります。

梅雨の時期は日光が当たる時間が少ないので水棲生物などの活性が落ちます。盛んだった光合成も日光があればこそです。水生植物のろ過能力も落ちてしまいますので、水の富栄養化が解消されない状態となり、必然と猛毒のアンモニアが蓄積し易い状態になりやすいです。

丁度産卵シーズン真っ只中ですので、メダカに卵をいっぱい産卵してもらいたく栄養を沢山とってもらおうとエサを多めにあげてしまいがちな時期にあたります。

ここは我慢してエサをあげるのを抑えましょう。


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❖卵を隔離しない(子孫が増えない)
毎日、メダカは産卵床に卵を産卵します。この産卵床にある卵を放っておきますと、親メダカがエサと間違えて卵を食べてしまいます。卵は親メダカの「捕食活動」から逃げれません。よって、人間が卵を逃がしてあげる必要があります。

産卵床に卵が産み付けられていないか朝夕に確認して、産み付けられていたなら、隔離容器に隔離するようにしましょう。

隔離容器は、ある程度大きくなったことを考慮して大きいものをオススメしますし、小さい容器ですと水が減って足し水ということを繰り返します。足し水はメダカの稚魚にとって大きな環境変化ですので、なるべく足し水をしないような大きめに容器にします。

産卵床に産み付けられた卵は人間の指でつまんでも問題ありません。そう簡単に割れるような弱さではありません。卵を一つずつ指でつまんで隔離してあげましょう。


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◆飼育開始後(8月~9月:夏)

❖暑さ対策をしない
夏になりますと、強烈な夏の太陽に照らされて水温が上昇します。この水温上昇により、メダカの体力が奪われて死んでしまいます。親メダカもそうですが、その年に生まれたメダカの稚魚にとっても試練の時を迎えます。

夏の水温上昇はメダカにとって天敵です。この水温上昇を抑えることが、最優先課題となります。

水温上昇の対策を何もしないと水温は34℃~35℃ぐらいまで上がります。メダカは短期的には耐えることができます。でも長期的にはメダカは体力を徐々に奪われて力尽きてしまいます。

水温上昇の対策で一番簡単で手っ取り早い対策は、容器に簾をかけて日蔭を作ってあげることです。日陰を作ってあげますと、それでも30℃前後にはなりますが、35℃まではいきません。

ただし、簾は夜はとってあげてください。夜は光合成で水草が酸素を作りだしておりましたが、逆に夜は水中の酸素を吸収して、水中の酸素が少なくなります。簾をそのままにしていますと簾が蓋になるので外気が遮断されてしまいますので夜は簾をとってください。

また、ホテイ草などの浮遊性の水草を繁茂させるのも有効な手です。天然の日陰ができるので、メダカは隠れることができます。しかし、繁茂させすぎると、水底に日光が届かないので、水底の微生物が死に絶えてしまい水が汚れることになります。適度に間引くことが必要です。


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❖エサを日中にあげる
夏の日中は水温がかなり上昇します。この水温上昇中、あるいは水温上昇前にエサをあげますと、メダカは消化不良で死んでしまうことがあります。人間でも夏の暑い中で沢山食べると気持ち悪くなりますよね。メダカも同じで体調不良に陥ってしまいます。

メダカにエサをあげるのは、朝早くか、夕方遅く(日が沈む前)にしたほうが無難です。


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❖足し水をしない
夏は暑いので当然ながら水の蒸発がはげしいです。水が減った分は足し水をしないといけません。足し水をしないと、水は少なくなってきます。

水の量が少なくなりますと、水が富栄養化し易くなりますし水温が高くなってしまいます。富栄養化しますとコケや藻などが沢山生えてきて、メダカの泳ぐスペースが少なくなってしまいかねません。

足し水は必ず毎日しましょう。明日と思っていると、その明日には更に水が減ってしまいます。「思いあったら吉日」の精神で直ぐに行いましょう。


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◆飼育開始後(10月~11月:秋)

❖枯れ葉を除去しない
秋になりますと、一年草でも(常緑除く)多年草の水草でも葉が枯れてきます。枯れた葉や、場合によっては茎が容器の水の中に浸かります。そして腐敗してしまい水の富栄養化が始まります。富栄養化しますとコケや藻が生えてきてメダカの泳ぐスペースを奪っていきます。

枯れた葉や茎は熱を発して暖かくメダカの冬越しになるという話もありますが、除去したほうが無難です。


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❖エサのあげすぎ
秋は徐々に水温が下がっていく季節であります。この水温の微妙な変化を感じ取ってメダカの活性はどんどん低下していきます。冬には冬眠状態になります。この秋口に入って春から夏と同じエサの量をあげますと、エサを残すことになります。

エサが残れば、水が富栄養化して、コケや藻が生えてきてメダカの泳ぐスペースを奪っていきます。

水生植物も活性が落ちておりますので、ろ過機能が落ちているのです。

メダカにエサをあげた時に、いつもと違いエサを残すようであれば、少しずつ減らしていったほうがよいです。冬、水温が日中でも10℃を下回り始めたらエサやりをやめて、翌年の春を待ちましょう。


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◆飼育開始後(12月~翌年3月:冬)

❖足し水をしない
冬は乾燥していて、夏と同様に水の蒸発が激しいです。水が減った分は足し水をしないといけません。足し水をしないと、水は少なくなってきます。

水の量が少なくなりますと、水が富栄養化し易くなりますし水温が高くなってしまいます。富栄養化しますとコケや藻などが沢山生えてきて、メダカの泳ぐスペースが少なくなってしまいかねません。

足し水は必ず毎日しましょう。明日と思っていると、その明日には更に水が減ってしまいます。「思いあったら吉日」の精神で直ぐに行いましょう。


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❖エサをあげる
冬は寒く水温は低いのでメダカは冬眠状態になります。しかし、温暖化の昨今、冬でも暖かい日はかなりあります。その時に日中はメダカの日を当たりに水面に出て泳いでいます。

そんな元気な姿を見てしまうと、ついついエサをあげたくなってしまいます。しかしながら、ここは我慢をしなくてはいけません。エサをあげて再び寒くなり水温が低下しますと、メダカは再び冬眠状態になりますので、エサの消化不良で死んでしまうことがあります。

また、メダカが食べても少量ですので、エサが残り水が富栄養化し易いです。ろ過バクテリアも水生植物も活性が落ちており、かなりの高確率でコケや藻だらけになってしまい、メダカの泳ぐスペースを奪ってしまいます。


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◆飼育開始後(3月~4月:春)

❖水生植物の植え替えをしない、容器の水替えをしない
春は昨シーズンからの環境を綺麗にしてあげる季節です。何かと言いますと、昨シーズンに繁茂した水生植物は、種類や植え方にもよりますが鉢に植えたしますと鉢の中は株が増えて根だらけになっていたり、水中葉だらけになっていたりと、翌シーズンでもそのままにしていると水生植物自体もうまく育ちませんし、メダカの泳ぐスペースを奪うことになってしまいます。

必ず鉢植えの場合は植え替えてあげましょう。また増えすぎた植物は1株だけ残して育てましょう。増えた株は植物には申し訳ないのですが廃棄しましょう。

間違っても野外に植えてはいけません。メダカを相性のよい水生植物は外来種が多く、野外に放ってしまいますと、在来種を脅かしてしまいます。

底床に用土を敷いている場合でも、敷いていない場合でも、昨シーズンからのメダカの排泄物やエサの残り、枯れ葉や死骸などにより、底の方は腐敗しており、用土があればヘドロ化していて、メダカの棲む環境ではなくなっていいます。

底床に用土を敷いている場合は、必ず全交換しましょう。

また、藻やコケが大量に流木や石などの付着しており、そのままシーズンに突入したら、容器は藻やコケだらけになってしまいます。流木や石などは洗って藻やコケを除去しましょう。

水も決して綺麗な水をいうわけではありません。容器の中ではアンモニアを蓄積しており、微生物や水生植物である程度ろ過してくれますが、自然のように完全ではありません。

水も1年に1回は交換します。ただ、全ての水を交換してはいけません。水の中にはろ過してくれる微生物がおりますので、全て交換してしまうと、微生物がいなくなっていまい、立ち上げ直後と同じような状態になってしまいます。3分の1程度は残して交換しましょう。

容器での連続飼育は1年が限界です。必ず1年に1度は全水交換、植え替えを行いましょう。


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◆飼育開始後(通年)

❖水草の間引き
産卵床や隠れ家、また観賞用に購入した水草は生命力が強いものが多いです。油断していますと、あっという間に繁茂して、メダカの泳ぐスペースを奪っていきます。

間引きは毎日観察していて、伸びてきたなぁと思ったら直ぐに行いましょう。明日と思っていると、その明日には更に水草は成長してメダカの泳ぐスペースを奪っていきます。「思いあったら吉日」の精神で直ぐに行いましょう。


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❖何も世話をしない
メダカは手間がかからない、グリーンウォーター(エサとなる植物プランクトンが多く発生し、飼育水が緑色になった状態)であれば、ずっと生きている。そう思って何も世話をないでおきますと、必ずいなくなります。

いつの間にか、メダカはいなくなって、ある日気付くのです。
責任をもって、しっかり世話をしてあげましょう。


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◆さいごに
いつの間にかメダカがいなくなって水生植物だけの容器になったら、さみしいですよね。水生植物が好きだったらいいんですが、そうでもない限り、水生植物も世話をするのも嫌になり、水がなくなって枯れてしまんではないでしょうか。

そうならない為にもメダカを毎日観察して世話をしましょう。そうすれば綺麗で可愛いメダカが泳ぐ姿を長く見て癒されます。

くれぐれも「何もいなくなった」容器にならないようにしましょう。


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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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長い休みなので、メダカの飼育を初めてみよう!と思った方がいるかと思います。理由はそれぞれで、「子供にせがまれて始めてみよう!」「自分の癒しになるかもしれないから始めてみよう!」など

いざ始めようとしますと、どうしていいのか?わからないことが多いのかと思います。

それで知っている人に聞いたり、ショップに人に尋ねたり、飼育本を見たりと思いますが、一番はネット検索で確認して購入する方が多いのではないでしょうか。

ただ、せっかくの休みですので、有効に使いたいと思われる方もおられると思います。どれだけの時間がかかるんだろう?、どんな手順でメダカを飼い始めたらいいんだろう?と思われると思います。

そこで、とても簡単ですが、メダカ容器を立ち上げる手順をタイムチャート方式で書いていました。説明はかなり簡略化しております。詳細を知りたいのであれば、先人達のプログ記事を見ていただいて確認していただければと思います。


◆条件
 ・屋外飼育
 ・ネットで購入
 ・飼育水は予め作らない
 ・カルキ抜き剤は使用せず日光にあててカルキ抜き

1.メダカを飼おう!(決断)
 メダカを飼おうと決断します!
 ここから始まります。

2.ネット購入(所要時間:2時間)
 ネットで購入しましょう。 
 ・ヒメダカ
 ・ミナミヌマエビ
 ・ヒメタニシ
 ・赤玉土
 ・マツモ
 ・ホテイ草
 ・角型タライ
  ※幅4×奥行き35×深さ24.5㎝

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(めだか)ヒメダカ/ひめだか(12匹)
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(水草)国産 無農薬マツモ(3本) 北海道航空便要保温
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3.自宅に到着(所要日数:大体2日(※))
 ※現在はコロナウィルスの影響で大幅な注文増加で2週間程度到着までかかってしまいます。

4.容器設置(所要時間:20分)
 一番最初に容器を設置します。
 梱包されている箱から開封して設置します。
 日当たりのよい場所を選んで設置しましょう。

5.赤玉土を入れる(所要時間:10分)
 底床(容器の底)に赤玉土をひきます。
 バクテリアが定着し易くするのです。
 ベラタンク飼育(用土なし)なら不要です。

6.水を入れる(所要時間:10分)
 飼育水を入れます。水道水をそのまま入れます。

7.カルキを抜く(所要時間:6時間)
 水道水にはカルキ(塩素)が入っています。
 水棲生物には有毒ですので、そのままメダカを入れることはできません。
 日光に当ててカルキ(塩素)を抜きます。

8.マツモを入れる(所要時間:10分)
 マツモを入れます。産卵床にもなりますが、隠れ家の意味あいが強いです。

9.ホテイ草を入れる(所要時間:10分)
 ホテイ草を入れます。産卵床にします。

10.水合わせ(所要時間:2時間)
 水温や水質の違いにより水棲生物がショックを受けて死んでしまいますので水合わせをします。
 購入したビニール毎、容器の中に浸けこみます。

11.生体を入れる(所要時間:20分)
 ・メダカ
 ・ミナミヌマエビ
 ・ヒメタニシ

12.後片付け(所要時間:30分)
 最後に後片付けをします。
 購入した商品の梱包時の袋や箱などを片付けます。



※最後に
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❖作成日:2019/09/14
❖更新日:2023/10/05
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※目次を付けました(2021/03/09)
※目次へ戻るを付けました(2021/03/09)
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)
※2023.10.05更新(赤玉土の誤記:弱アルカリ性⇒弱酸性)

◆はじめに(ここだけは長い文です)
メダカを飼いたいが、何かと忙しい!!!

子供にせがまれて、また、メダカブーム?だから自分で飼いたくなって、メダカを飼おうと思うけれど、平日は仕事が忙しいし、たまの休みも疲れて寝たい。それに、休日はゴルフにでも行きたい。

まず、どうすればいいのか?スマートフォンでインターネットに接続して調べると思いますが、インターネットで調べるのも億劫だな、と思うのではないでしょうか。

それでも、インターネットで調べてみると、メダカを飼うのは、まず容器はどんな容器がいいだろうか?やレイアウト用品(流木や岩)、用土や水草は何を入れようか?一緒に何か生き物を入れたほうがいいのか?など、なかなか準備まで手間や時間もかかります。

めげずに、何とか色々と調べて、メダカを飼い始めたけれど、日々の生活は何かと忙しくて、後は家族(子供)任せで、自分は感知しないで時が過ぎていきます。

ある時、家族(子供)に『メダカさんが少なくなっているよー。』とか、容器を見るとメダカが少なくなってきていて水草も枯れてきている。容器内はコケや藻だらけで汚くなっており、最後にはメダカもいなくなって、ただの水のバケツになってしまうなんてことになります。

忙しいけど、メダカを飼って、死なせないように育てたい。

そのような忙しい方々に『メダカの飼い方』を簡単に書きましたので見てください。


Q.どこで飼うのか?
A.屋外で飼う。
メダカは屋外で飼いましょう。屋外ではメダカが水生植物が元気になるための太陽光がありますし、微生物や水生植物が育つことで浄化の手助けになります。これを屋内で飼うとなると、ライトや水槽がいりますし、ろ過機もプラスとなるとコストが嵩みます。


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Q.何を買うのか?
A.メダカ、容器、水生植物、エサ、用土。
最低限、メダカ、容器、水生植物、エサ、用土を購入してください。


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Q.メダカの種類はどうするのか?
A.ヒメダカを12匹飼う。
メダカの種類は一説には500種類以上いますし、1匹数十円の安いメダカから数万円もする高いメダカまでいますが、その中でヒメダカを飼いましょう。

メダカなら黒メダカという手があります。黒メダカは野生におり、とても丈夫な種ですが、屋外で飼う場合は上から見ることになりますが、ちょっと見づらいです。ヒメダカなら上から見ても、どこにいるかすぐにわかります。

またヒメダカは長年の品種改良と累代飼育で丈夫な種となっており、黒メダカと生命力や繁殖力は遜色ありません。ヒメダカを何匹飼うかは12匹でいいと思います。6匹ですと初期導入で死んでしまい、減ってしまうと容器内がさみしくなりますので、12匹がいいと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(めだか)ヒメダカ/ひめだか(12匹)
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[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(めだか)黒メダカ/黒めだか(12匹)
価格:750円(税込、送料別) (2020/4/25時点)



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Q.容器は何がいいか?
A.60リットル程度のタライを用意する。
容器に迷ったら大き目の45cmから60cm程度のタライを購入しましょう。下記のタライは幅66cm×奥行47cm×高さ33cmです。水の入る容量は60L(リットル)です。

一般的にメダカ1匹に1リットルの容量が目安(あくまで目安です)ですので、下記のタライですと60匹は入る計算ですが、他に、水生植物や混泳する生き物、レイアウトとして底床(そこに入れる用土)、流木、石を入れるのでメダカは少なめに入れましょう。



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Q.容器はどこに置くのか?
A.午前中だけ日が当たる場所。
容器を置く場所は午前中に日光が当たり、午後は日陰になる場所が理想的です。

特に夏場の直射日光はメダカには大敵です。水温が上がってメダカが煮立ってしまいます。また、日光を浴びないとメダカは産卵しません。一般的には日照時間は12~13時間程度と言われています(我が家は午後から日光が当たり始め、日照時間5~7時間程度ですが産卵しています。

ただし、メダカの生育には苦労しております)。もちろん1日中、日光が当たる場所でも構いませんが、暑くなる季節は、日中は簾(すだれ)をかける、水生植物を日除けとなるように育てる、などの対策が必要です。


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Q.用土は何がいいか?
A.赤玉土と荒木田土を用意する。
まず、用土を入れる入れないかですが、用土は入れた方がいいです。用土は水生植物を育成してくれ底床は水草が根を張る場所となります。

流木や石などに活着する水草や浮遊性植物を除いて基本的に底床が必要であり、水生植物の育成に必要な栄養分を供給する役割を果たします。

また、用土はメダカの棲み易い水質(弱アルカリ酸性)を維持してくれます。他にも用土に微生物が住み着き、水の浄化の一部をサポートし、微生物自体がメダカのエサにもなります。

用土は荒木田土と赤玉土を使用するとよいでしょう。荒木田土は、その名の通りに田んぼの土でして、田んぼはメダカが棲んでいる所ですので、微生物が繁殖しやすい土であります。

ただし、栄養素が満点な為、藻やコケなどが生えてしまうことや、泥が舞い上がりやすい為に、観察しずらいことが難点です。

そこで、赤玉土を使用します。赤玉土とは、火山灰からできた「赤土」を乾燥させた園芸用の土です。粒上ですので荒木田土のように舞い上がることはありません。赤玉土もメダカが棲み易い水質(弱アルカリ酸性)を維持してくれますし、微生物の住処にもなります。

用土の入れ方は荒木田土を入れてから、赤玉土を上に被せましょう。そうすれば用土が舞い上がるようなことはありません。




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Q.エサは何がいいか?
A.浮上性のエサなら何でもよい。
エサは市販されてる浮上性(浮く)のエサであれば構いません。下記のエサは産卵・繁殖用のエサですが、これを1年中与えています。



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Q.水草は何がいいか?
A.マツモとホテイ草を植える。
ホテし草は浮遊性の多年生の浮草です。メダカを飼っているとエサの残飯や排泄物などが堆積して水が富栄養化してくるのですが、そんな状態の水をホテイ草は浄化の手助けをしてくれます。

ホテイ草の根はメダカの産卵床にもなりますし、大きく育ったホテイ草は日除けになってくれます。また、混泳するのであればエビやタニシたちの隠れ家にもなってくれます。

ただ、ホテイ草は注意が必要でして、ホテイ草はランナーを出して子株を増やしていきます。水面を覆うとメダカは酸欠になりますし、日光が届きませんので、あらゆる生物が死に絶えていきます。常に間引きしていきましょう。また寒さに弱いので日本の冬は越せません。1年であきらめるか、暖かい所で越冬させましょう。

マツモは沈水性の多年生の植物です。ホテイ草のように水の浄化能力はありませんが、メダカの産卵床になりますし、メダカの稚魚や、混泳させるのであれば稚エビやタニシの稚貝の隠れ家になります。

マツモも夏場には爆発的に増えてメダカの遊泳スペースを奪いますので、適宜間引きを行いましょう。

ホテイ草もマツモも購入するのは1株で十分です。両者とも後で爆発的に増えます。
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Q.混泳する生き物は何がいいか?
A.ミナミヌマエビとヒメタニシ。
メダカの他にどうしても混泳(一緒に)させたい生き物は、一番オーソドックスな組み合わせですが、ミナミヌマエビとヒメタニシです。どちらも田んぼでメダカと一緒に暮らしている生き物です。

どちらも共通点があり、ヒメタニシは容器や岩、流木などに付着したコケを食べてくれますし、特徴的な濃色で濾過(ろか)摂食という二枚貝などにみられる水中に浮遊している養分(主に植物プランクトンや動物プランクトン等、有機物)を水ごと吸い取って濾し取ることにより、 食べることができて、水を浄化してくれます。

ミナミヌマエビも微力ながらコケ取り能力を持ち合わせております。また、ミナミヌマエビもヒメタニシも繁殖してくれますので、自動的に増えていってくれます。




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Q.立ち上げ時の手順は?
A.容器⇒低床⇒水⇒水草⇒生き物。
まずは、メダカの飼育水を作ります。バケツに水を汲んで半日程度日光に当てます。水のカルキ(塩素)は人間の飲み水として有効ですが、メダカには有害ですので、日光に当ててカルキを抜きます。

次に容器を設置して底床を敷きます。底床は荒木田土を一面に敷いて、その上に赤玉土を敷きます。

その次にカルキの抜いた水を入れます。水は高さ5cmを残すぐらいまで入れていきます。

次に水草を入れます。

そして最後にメダカを入れるのですが、いきなり入れると水温や水質の違いでショックを受けて死んでしまう場合もありますので、例えばビニールにメダカが入っているのであれば、ビニール毎、容器に10分程度浮かべておきます。

10分後に容器の水からビニールの中に水を少し入れて10分程度待って、容器にメダカを投入します。


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Q.飼い始めたらどうするのか?
A.メンテナンスは必要。

Q.エサの頻度、量は?
A.2日に1回、5分で食べれる量を与える。
【2020.09.27】訂正
A.2日に1回、2分で食べれる量を与える。
エサはシーズン中の3月中旬から11月中旬で15℃以上の水温なら与えてもいいかと思います。

【2020.09.27】訂正
エサの分量は5分では多いです。容器の水量にもよりますが水はすぐに汚れてしまいます。2分程度でもいいと思います。
エサの頻度は基本的に4月~10月のシーズン中は2日に朝夕2回、3月と11月は2日に朝1回でも十分な量です。1回の量は2分程度でメダカが食べれるような量を与えましょう。エサを与えるタイミングは夕方がいいでしょう。

特に夏場は日中にエサを与えますと日中に水温が高くなり、水質が悪くなったり、メダカも変調をきたし易いです。夏場は夕方の水温が高い時よりも朝の水温が低い時に与えた方がいいと思います。


Q.水替えは?
A.春だけ全て水替えして、後は足し水のみ。
水替えは春だけ全ての水替えを行ないます。ただし、水替え時は元の水を少し残しておきます。全て替えてしまうと水質や水温のショックで死んでしまいかねません。春以外は水が減ってきたら、足し水を行います。

水替えと書きましたが、底床の用土の入れ替えも行います。底床の用土は1年程度しか持ちません。1年経つとヘドロ化してしまい、水質が汚れる原因となります。

Q.メダカの繁殖は?
A.卵を隔離します。
メダカの産卵は3~9月までですが、メダカは産卵した卵や孵化した稚魚をエサと思って食べてしまいます。

産卵した卵をメダカに食べられないように別の容器に隔離しましょう。メダカの孵化は産卵から累積250℃の法則(水温25℃なら10日)で孵化します。


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※最後に
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❖作成日:2019/09/01
❖更新日:2021/03/06
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◆はじめに
昔から日本にいたメダカ。私の子供時分は田んぼや小川、池や沼など棲んでおり、どこでも見かけましたが、メダカの棲息環境の悪化や外来種の流入で徐々に少なくなっていったことで、今では野生ではあまり見ることもできずに、絶滅危惧II類に指定されております。

ただ野生ではあまり見ることはできませんが、鑑賞魚として品種改良がされて、多くの美しいメダカが出回っております。高価なメダカもいれば、手頃な値段のメダカまで千差万別ですが、いざ購入して飼育してみると、初めは元気に泳いでいたメダカも徐々に弱って減っていき、いつの間にか、1匹もいなくなってしまったなんてことになります。

この小さくて可愛い淡水魚を育てるのは、実はなかなか奥が深く難しいのです。自分なりの飼育方法を模索して、何とか元気に育てて繁殖させるまでに、四苦八苦する方が多いと思います。

かくゆう私も当初はすぐにメダカを死なせてしまいました。手探りで色々と試して、何とかメダカを元気に育てることができるようになりました。その経験を少しでも参考になればと思い、この記事を書きました。

この記事を見て自分なりの飼育方法を模索して、素晴らしいメダカライフを送っていただければと思いますので、もしよろしければ覗いていってください。

◆メダカの魅力
私が子供時分の頃は川や池でメダカが採れても「小物」としか思わずに、コイやフナを狙っていましたので釣りじゃないですけど、キャッチアンドリリースをしておりました。

時は経ち、業者や愛好家の方たちに品種改良されたメダカは500種類以上となり、色彩豊かで熱帯魚に負けず劣らずのメダカが増えました。子供時分のメダカといえば黒メダカとヒメダカでしたから、現在の種類の豊富さには隔世の感があります。そんなメダカの魅力とは何でしょうか。

・種類が多く自分の好きなメダカを飼える
・繁殖しやすい
・屋内でも屋外(屋外で越冬可能)でも飼える
・設備(ろ過機、エアーポンプ、ヒーター)
 なしでも飼える
・いろいろな容器(水槽、水鉢、トロ船、
 ボトルアクア)で飼える

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◆メダカの種類
古くから日本からいる黒メダカと品種改良されたヒメダカを代表とするメダカがおります。

・黒メダカ(古くから日本にいるメダカ)
・ヒメダカ
・白メダカ
・青メダカ
・楊貴妃メダカ

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上記のメダカは定番のメダカですが、他に、幹之(みゆき)メダカやダルマメダカ、アルビノメダカなど数えあげたらきりがありませんが、さらに日々愛好家の方々たちによって、今でも日々種類は増え続けております。

この中でどのメダカを飼うのがいいのでしょうか。最初に飼うのであれば、黒メダカやヒメダカがいいと思います。やはり最初は自分なりの飼育方法を確立するまでは手探りになりますし、その期間にメダカを死なせてしまうこともあると思います。それが、高価な値段のメダカであれば、ショックも大きいと思いますし、懐も痛むと思います。

黒メダカやヒメダカであれば値段は安価でありますし、何よりも丈夫なメダカですので、最初に飼うにはオススメのメダカです。自分なりの飼育方法を確立したら、高価なメダカに挑戦するのがいいと思います。


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◆屋内で飼うのか?屋外で飼うのか?
基本的には好きな場所で飼うので構いませんが、できれば屋外で飼うことをオススメします。

屋外の飼育容器を設置したとします。何故かというと飼育容器には日光があたります。日光には紫外線があります。この紫外線がメダカを日光を浴びることで、骨や体の成長を助けます。室内でもライトで照らせば日光の代わりになりますが、やはり自然の日光にはかないません。

長期的に見ますと、屋内メダカは徐々に体が弱くなり元気がなくなっていきます。また、日光があたることで水生植物が元気に育ちますし、植物プランクトンが繁殖して、これがメダカのエサとなります。

コケや藻も生えてきて、エビやタニシを育てていればエサになります。これらを屋内のろ過機やエアーポンプのある水槽で再現するのは、なかなか難しいです。


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◆容器は何がいいのか?

メダカの育てる容器の種類は、睡蓮鉢、タライ、プラ船、プランター、発泡スチロールなど、様々な容器があります。

どの容器を使用するか考える時に必要なことは、水深の深さではなく、水面の広い容器を選びます。水の中に取り込まれる酸素の量が多くなりますし、日光が水底まで届くので微生物の活性を上げたり殺菌をしてくれたりと水の浄化作用を助けます。

上記の容器は外気の影響を受けにくく、水温の変化も緩やかになるので、屋外飼育に適した容器だと言えます。また、容器はなるべく水が多量に入る方が、水質も悪化しにくくなり、水温の急激な変化も少なくなるからです。

容器は30cmなら大体12L、45cmなら大体33L、60cmなら大体60Lです。メダカを容器に入れる目安としては1L1匹です。メダカを入れすぎますと飼育密度が高くなり、酸素不足や水が汚れて死なせてしまう場合があります。メダカの入れすぎには注意してください。

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◆水生植物は何がいいのか?

自分が育てて楽しいと思う水生植物を植えることで構いませんが、水草が繁茂してメダカの泳ぐスペースをなくしてしまわないように、多くの種類の水生植物を植えることは望ましくありません。

種類も湿地性、抽水性、浮葉性、浮遊性、沈水性とありますが、オススメするのは、浮遊性のホテイ草です。ホテイ草の根はメダカの産卵床となってくれます。人工産卵床でも問題ないですが、人工産卵床には産まないメダカもおります。

それに比べてホテイ草なら、人工産卵床でも産まないメダカでも産みます。また、猛暑日の日除けとしても役に立ちますし、他にエビやタニシを育てていれば隠れ家にもありますし、枯れて腐敗して柔らかくなった葉が食べ物になります。他にも富栄養化した水の浄化を一助をしてくれます。

ただし、ホテイ草は寒さに弱いので、多年草ですが越冬はできません。越冬させたいなら冬は暖かい場所で育てることが必要です。また、ランナーにより、爆発的に増殖しますので間引きが必要になります。

次にオススメしたいのはマツモ、アナカリス、カボンバの沈水性植物です。こちらは水中で育てる植物ですが、ホテイ草同様の働きをしてくれます。メダカは産卵もしてくれますし、エビの隠れ家にもなります。

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◆混泳する生物は何がいいのか?

混泳する生き物ですが、別にいらないのであれば、それでいいと思います。もし混泳するのであれば何がいいかといいますと定番のタニシとエビです。

今までエビや貝以外、いろいろと入れてきましたが、やはり相性の悪さといいますか、メダカの生息環境では長く生き残ったものがいませんし、繁殖もうまくいきませんでしたので、最終的にメダカと同一の環境で混泳できるヒメタニシとミナミヌマエビとなりました。

この2種類は水の汚れにも強いですし、低水温にも高水温にも強いです。コケや藻を食べてくれますので、容器内を綺麗に保ってくれる一助となります。繁殖もしてくれますので、少しずつ増えていってくれ、後で買い足す事はまずありません。

他にドジョウもありますが、種類によります。マドジョウの場合は大きくなると14~5cmにもなりますし、やや凶暴な面もありますので、飢餓状態になりますと弱ったメダカやエビを襲うこともあるのでオススメできません。シマドジョウですと、大きくなれば12cmぐらいにはなりますが温和ですので、メダカを襲うことはありません。

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◆設置場所はどこがいいのか?

屋外でメダカを育てる上で何を重要視するかですが、1にも2にも「日光」が重要です。日光にはメダカの体を丈夫にして健康にする力があります(「◆屋内で飼うのか?屋外で飼うのか?」と重複しますので詳細は書きません)。日当たりのよい場所に設置しましょう。

日当たりのよい場所でないと、メダカは産卵いたしません。メダカの産卵には一般的には13時間必要とされていますが、我が家でのメダカの産卵は、日光が当たるのは正午頃からで長くて7時間程度しか日光が当たらないにも関わらず、メダカは産卵してくれます。だからこそ、日光の必要性はわかりますし、日光が当たる時間が長ければ長いほどメダカの産卵を促してくれます。

また孵化には一般的には累積250℃の法則がありまして、例えば25℃の日が10日続きますと累積250℃になりますので孵化するということなのですが、その孵化も遅くなったり、その後の稚魚の成育が悪くなったりするわけです。

設置場所ですが、できれば日が当たるのが午前中ぐらいで、午後一番暑い14時ぐらい前に、丁度日陰になる場所が最適です。日当たりが良すぎますと、猛暑日は直射日光によって水温が34℃と「お湯」になりますので、流石のメダカも煮えてしまいます。

その場合は朝に「よしず」や「すだれ」などで容器を覆ってあげて、直射日光による水温上昇を防ぎましょう。

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◆水はなにがいいのか?

水は水道水を使用してはいけません。メダカには有害なカルキ(=塩素)を含んでおりますので、塩素を抜いてあげないといけません。

塩素は細菌を消毒してくれる為であり、人間が生活するにあたっては、ありがたい物質でですが、メダカやエビ、貝などには、塩素に抵抗力がないので、死んでしまいます。よって、この有害な塩素を取り除いてあげないといけません。

取り除くには、中和剤を使用して即時に取り除く方法と、汲み置きの水を日向で半日程度、4~5時間の置いておけば抜けます。



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◆飼育した後の話


●エサ
エサは人工飼料でいいです。生餌のミジンコなら食いつきは違いますが、ミジンコ自体を近くの水辺で採ってくるか、育てて繁殖させないといけません。

エサはメダカの活性が上がるメダカシーズンの春から秋までで与えます。冬は活性が落ちて冬眠状態となるので与えなくてよいです。エサをあげるタイミングですが、春から秋でもエサは毎日与えないでよく、週に2回もしくは3回で十分です。

【2020.09.27】訂正
エサの分量は5分では多いです。容器の水量にもよりますが水はすぐに汚れてしまいます。2分程度でもいいと思います。
エサの分量は2分程度で水面からエサがなくなる量、最初は少しずつ与えてみて観察して、少なければ徐々に増やして2分程度になるように調整していってください。


エサを毎日与えると水が富栄養化してコケや藻だらけになりますし、メダカの排泄物により猛毒な亜硝酸が発生して、容器内で水を浄化できるスピードが追い付かずに死んでしまいます。メダカというか、魚で死ぬほとんどの理由がエサがらみと言っても過言ではありません。

メダカはエサが与えられない日は、メダカはコケや藻、植物プランクトンなどの微生物を食べます。ただし、立ち上げたばかりの容器や春の水替え、容器洗い直後はコケや藻も生えておりませんし、微生物も少ないので注意が必要です。メダカの様子を見て毎日や2,3日おきなど調整して与えてください。

エサを水温の高い日中に与えるのはメダカの消化不良となり、あっという間に死んでしまいますので、できれば水温の下がる夕方で日没前か、朝早くをオススメします。

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●水替え
水替えは、メダカの活性が上がる春に容器全部の水替えしてください。他に水が汚れてしまい、メダカが大量に死んでしまうような場合は容器全部の水替えをしてください。

春はメダカはエサをよく食べ始めて排泄物も多くなります。この排泄物やエサの食べ残しが、メダカにとって非常に有害なアンモニアという物質を発生させます。それを水中に存在するバクテリアなどの微生物の働きによりアンモニアが分解してくれます。

しかし、バクテリアが増えるには、ある程度の時間、大体1ヶ月程度かかりますので、水替え時は注意が必要です。見た目は澄んだ透明な水であっても実際には猛毒のアンモニアが蓄積されている場合があります。水替えまでの水を多少残してあげて、元に戻すという手もあります。

水がメダカシーズンの春から秋までは、足し水だけで大丈夫です。足し水の分量は暑い日は水の蒸発が激しいので、その分、足し水をしてあげます。また、水生植物を植えている場合は、水生植物が水を吸い上げますので、その分、足し水を多めに入れてあげなくてはいけません。


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●繁殖
メダカはメダカシーズンの春(4月)から秋(9月)にかけて産卵します。産卵は、水温と日照時間が大きく関わっており、一般的には水温20℃以上、日照時間が12~13時間で産卵し始めます。

ただ、我が家でのメダカの産卵は、日光が当たるのは正午頃からで長くて7時間程度しか日光が当たらないにも関わらず、メダカは産卵してくれます。

また、栄養も産卵の為に重要な要素です。餌をきちんと与えていない、産卵用のエサを与えないと産卵しなかったり、産卵数が減ったりしますので、日頃のエサやりを大切にしてください。

メダカは産んだ卵を数時間ぶら下げて泳いだ後、水草などにこすりつけて付着させます。しかし、そのままにしておくと卵から孵化した稚魚が親メダカに食べられてしまいますので、産み付けられた卵は水草ごと別の容器に移動させて孵化させてください。

また、ホテイ草を入れておきますと根に産卵します。水草の代用品としてシュロを入れておくと産卵しますが、できればホテイ草を入れることをオススメします。

卵の孵化日数は、水温によっても異なりますが25℃の水温で管理している場合、10日で孵化します。ただ卵は水温が低いと孵化までに日数がかかり、卵にカビが生えたり成長できずに死んだりします。 


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●冬越し
メダカの冬越しの準備は必要ありません。冬はエサを与えずに足し水だけを行い、見守りましょう。

水の中まで氷が張るような寒さでは越冬は難しいですが、表面に氷が張る程度ではメダカは死にません。エサはメダカの活性が落ちていますので、エサを与えると消化不良で死んでしまいます。


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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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❖作成日:2019/08/28
❖更新日:2021/03/07
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◆はじめに
ミシシッピニオイガメの寿命はおよそ30年といわれています。この30年にわたりパートナーとして暮らすことは、自分が産まれてからの家族、父、母をはじめ、兄弟、姉妹、そして結婚してからの夫や妻、その子供たちであり、もうこれは立派な家族なんだと思います。

例えば、自分の年齢が10才だったら、その30年の間に中学、高校、大学、就職、結婚、子供が産まれる、といったライフステージを一緒に歩んでいくわけです。

でも、ミシシッピニオイガメは、その名の通りカメなのです。本来なら、親ガメの産んだ土の中の卵から孵化して、一生を沼や湖、川などで暮らすわけです。毎日、エビや魚、貝などを食べて、天敵に見つからないように岩や流木などに隠れて暮らします。そしてパートナーを見つけて子孫を残していきます。

人間のいる環境は、この自然の環境と全く違う環境であり、暮らしとなるわけです。カメの愛らしくて動き、ゆったりとした動きは、とても癒されます。ただ、カメは人間ではありませんので自分のことを話してはくれません。

でもせっかく一緒に暮らすパートナーなら、幸せに暮らしてもらったほうがうれしいですよね。これからも末永くカメと幸せに暮らしていくために、よく注意深く見てあげて、声なき声を聞いてあげたいと思います。


◆ミシシッピニオイガメが我が家へ
我が家にミシシッピニオイガメを迎い入れたのは2年前です。実は最初、家族が爬虫類嫌いな為、こっそり屋外ベランダで飼い始めたんです。

家族の目を盗んでは、ベランダにお世話をしに行っていたんですが、ある日、私が不在の時に『クレクレダンス』で水をパシャパシャしていたのを、気づいた家族に見つかってしました。

猛反対されるかと思いましたが、そうなんです!あの愛くるしい風貌に一発ノックアウトされたらしく、「可愛い~。」「癒される~。」を連発して、よくベランダに見に行くようになりました。

名前はすぐに『ミッピーちゃん』と名づけられました。季節はすでに秋になっており、「このまま外で飼うの?可哀想だよ~。」ということで冬は屋内の水槽で暖かく過ごしてもらうことになりました。

冬になり毎日すぐ会える身近な水槽で過ごしてもらいましたが、かわいい仕草や人懐っこい性格で、さらに虜にしたらしく、春になる頃には、すっかり我が家のアイドルになっておりました。


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◆ミシシッピニオイガメの魅力
ミシシッピニオイガメは、その名の通りカメですので、犬や猫のように呼びかけても反応などなく、泳いでいたり、ノンビリ過ごしているのをただ眺める、と思っておりましたが、呼びかければ反応してくれますし、人というか、個人を認識しているようであります。

・愛くるしい目で見つめてくれる(一発ノックアウト!)
・名前を呼ぶと来てくれる(逃げない)
・無防備、脇が甘い感じがいい(どこでも寝る、ふわーっと泳ぐ)
・体が小さい(親でも12cm)ので片手で持てる
・性格が穏やか(手持っても噛みつかない)
・食べ物を食べるのが下手くそで可愛い


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◆我が家の『ミッピーちゃん』のご紹介
我が家のアイドル『ミッピーちゃん』です。

【名前】
 ・ミッピーちゃん
【誕生日】
 ・2017年1月(推定)
【我が家に来た日】
 ・2017年3月
【性別】
 ・女の子
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◆どんなカメか?
ミシシッピニオイガメはドロガメ科ニオイカメ属の北米原産の水棲カメです。北米原産なので外来種のカメです。

大人でも甲長(甲羅の長さ)は12cm程度と、かなり小さなカメの部類に入ります。自然環境下では流れの弱い浅場に生息しており、夜行性の爬虫類です。ただ人と暮らしていくと昼行性のライフスタイルに変化することもあります。

性格はとても温和で、人を噛むといったことはありませんし、子ガメの頃は大人しい性格の持ち主が、身体が大きくなると狂暴な性格に変わる種類のカメおりますが、ミシシッピニオイガメはまずありません。性格は子供の頃のまま、とても穏やかです。

水棲傾向がかなり強いので、ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように岸に上がり日光浴はほぼしません。

また、「ニオイガメ」という名前から「くさい」といったイメージもあります。この名前の由来は、腹部に臭腺をもっており、敵から身を守る為に刺激臭を発するので、この名前がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどないため、一般的なカメとニオイは変わらないです。


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◆どこで生活してもらうのか?
ミシシッピニオイガメの生活の場ですが、屋内と屋外のどちらで生活してもらうかですが、屋内をオススメします。屋内であれば、目の届くところにいて見守ることができますし、スキンシップをとることもできます。

ミシシッピニオイガメは親ガメであれば屋外で冬眠(=越冬)も可能ですが、冬眠にはリスクがあり、命をおとしてしまうこともあります。産卵するためには冬眠が必要だということもありますが、産卵をさせないのであれば、冬眠は必要ありません。また、冬眠中は水中におりますので会えません。


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◆飼う準備
ミシシッピニオイガメを迎えるにあたり、これだけの設備は準備しましょう。

▲水槽
 ミシシッピニオイガメ1匹でも、できるだけ大きく広い水槽が良いと思います。
 45cmと60cm水槽を使用しましたが、60cm水槽の方が泳げるスペースが広くとれるので良いかと思います。材質はガラスでもアクリルでも構いません。
 ガラスは経年劣化で表面が曇りませんし傷つきにくいです。ただし重くて衝撃で割れてしまうこともあります。アクリルは経年劣化で表面が曇りますが、軽くて衝撃でも割れない強さがあります。
 水槽だけでなくてもプラケースや衣装ケースなどでもいいと思いますが、経年劣化で壊れてしまいます。



▲ライト
 カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を促進したり しています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。そこで太陽のように紫外線と熱を照射してあげることが必要になります。
 バスキンングライトは一カ所に強力な熱を放射し高温スポットを作ります。紫外線ライトは文字通り紫外線が出ますが、熱はほとんど出しません。
 太陽は生物が生きる為の「熱」と「紫外線」を与えてくれますが、上記に書いたように紫外線ライトは熱をほとんど出しませんので、高温スポットを作るバスキングライトを併設するのです。
 しかしながら、上記の話は通常のカメを飼育する時の話であり、水棲傾向の強いミシシッピニオイガメが必須という訳ではありません。通常のLEDライトで十分なのです。



▲ろ過機
 60cm水槽で60L程度の水量があります。水は比重1なので60Lだと60kgもあるわけです。この水量を水替えするのには、かなりの労力となります。
 カメは食べ方が下手なので残飯が残り水を汚します。しかもカメは水を取り込むので、水が汚れていると病気になってしまいます。そこで水を綺麗にするのが「ろ過機」の役割です。カメにとって水を綺麗にしてくれますし、人間にとっても頻繁に水替えを行なわなくていいという双方にメリットがあります。
 ただ、それでも水替えのペースは最低週1回は行わなくてはなりません。ろ過機を含めて水槽を全て綺麗に洗うのは最低2週に1回は必要です。
 それでも途中途中は残飯などが水槽の底に残りますので、お掃除をしてあげる必要があります。汚い部屋に住みたくないように、カメも汚い部屋で暮らしたくないように思います。上記はあくまで目安ですので、汚いなぁと感じたら水替えをしてもよいと思います。



▲ロックシェルター
 カメにとって自然界では敵から身を守るロックシェルターは必要です。
 何か危険を感じとったら、穴の中に逃げ込むことができますし、寝床にもなります。また浮上性(水に浮く)の食事をするときに食べ物を咥えてから食べようとすると、すぐに水面に浮かんでしまう場合など食べ物を咥えながら、穴の中に入り、食べ物が浮かんでも天井に引っかかってすぐに咥えられるといった利点があります。自然界と同じように住処を用意してあげないといけません。

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▲ヒーター/クーラー(冷却ファン)
 ミシシッピニオイガメの活動に最適な温度は22~28℃です。
 15℃以下になると冬眠状態になってきます。従って水温を一定に保つ為に冬はヒーター、夏はクーラーを設置しましょう。秋から春まではヒーターで水温を上げて温めてあげます。
 夏は逆にクーラーを使用して水温を下げて冷やしてあげます。ヒーターもクーラーもサーモスタッド付きにしますと温度が一定になるとスイッチオフを自動で行ってくれるので連続運転による温めすぎ、冷やしすぎを防止できます。

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▲水温計
 夏場と冬場は特に必要です。カメが快適に暮らす水温を確認します。特に夏場や冬場の水温は、カメの生死に直結しますので、常日頃、気にかけてあげなくてはいけません。



▲デジタルタイマー
 デジタルタイマーを使用して、LEDライトの電源オン/オフを自動的に行うようにします。毎日、手動で電源オン/オフを行うのは厳しいので、ここは「文明の利器」に頼りましょう。
 繰り返し毎日、または曜日ごとに設定が可能ですし、何パターンも登録できるものもあります。LEDライトは必ず夜間には消灯するようにしましょう。点灯しぱなっしではカメは流石に体調を崩してしまいます。



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◆どこで購入できるのか?
ミシシッピニオイガメは、どこで購入できるのでしょうか?

主に3通りあり、まずホームセンターのペットコーナーや熱帯魚屋などで購入することができます。同じ水棲ガメのカブトニオイガメと一緒にいることが多いです。

次に里親探しのサイトで譲り受けることができます。家庭の事情でなどで一緒にいられなくなったペットの飼い主さんが新しい飼い主さんを探しているサイトです。またネット通販のサイトで購入することができます。

しかしながら、2013年9月以降、動物愛護法の改正により爬虫類、哺乳類、鳥類の通信販売が原則禁止となりました。基本的に店頭での受け渡しのみとなりました。

よって一度、事前に対面による現物確認および説明を受ける必要があります。動物取扱業を所得している方であればネット販売で受け取るのも可能です。


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◆毎日のお世話
ミシシッピニオイガメを快適に過ごしてもらうには、毎日のお世話が必要です。

▲毎日
 ■食事
  毎日、食べ物をあげます。食べ物は乾燥エビ、スティックタイプの飼料、乾燥パン、そして生餌のエビなども食べます。夜行性なので夕方と朝にあげます。夕方に多めに、(カメの寝る前の)朝は少しあげます。食事の分量は、最初は少し与えてみて、すぐに食べきったら足していき、大体の分量目安をおさえていきます。
 ■水温
  毎日、といよりミシシッピニオイガメの状態を確認する時に水温計を見ます。ヒーターやクーラーが壊れており、水温が低くなっていた、高くなっていたなんてことになりかねません。
 ■掃除
  容器の底に残飯やトイレタイムの痕があった場合、吸い取ってあげます。水槽掃除クリーナーは値段の割に効果がいまいちですので、石油給油ポンプを流用しております。コストパフォーマンスにも優れています。

▲週1回(最低)
 ■水替え

  カメは想像している以上に水を汚します。 ろ過機を設置していても1週間は持ちません。カメは、その汚れた水の中にいますので病気になってしまいます。最低でも1週間、汚れによっては3日間で水を交換してあげましょう。

▲週2回(最低)
 ■容器の洗い

  ろ過機、ヒーター/クーラー、ロックシェルターなどの設備もかなり汚れます。2週間に1度は清掃してあげましょう。ろ過機はフィルター部分が汚れで根詰まりしてしまいます。
  ヒーターやクーラー、ロックシェルターも汚れやコケが付着します。ブラシやスポンジを使ってこびりついた汚れやコケを落します。ろ過機のフィルターはスポンジを特に綺麗に汚れを落としましょう。
 ■ミシシッピニオイガメの甲羅洗い
  ミシシッピニオイガメの甲羅にコケがついてしまいますので、洗ってあげます。スポンジで磨いてあげます。歯ブラシでも構いませんが、あまりゴシゴシ強く擦らないようにしてください。
  歯ブラシは、甲羅を傷つけるのでオススメしない方も多いので、可哀想だと思う方は、スポンジだけで磨いてあげましょう。

▲1年間のサイクル
 ●春
  ・特に何もしません。
 ●春すぎ(5月初旬頃)
  ・ヒーターを止めます(暑い為)。
 ●夏の前(7月初旬頃)
  ・ヒーターを外してクーラーを
   取り付けます。
  ※我が家は屋外の避暑地(ベビーバス)に
   移動させて、夏の間はベビーバスで
   過ごしてもらってます。
   夏の間に屋外で気分転換と
   洗うのがとても簡単だからです。
 ●秋(9月下旬頃)
  ・ヒーターを外してクーラーを
   取り付けます。
  ※我が家は屋外の避暑地(ベビーバス)から
   屋内の水槽に帰宅(ヒーターは点けない)
 ●冬の前(10月中旬頃)
  ・ヒーターを点けます。
 ●冬
  ・特に何もしません。


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◆コミュニケーション
忙しい毎日の中だと思いますが、ミシシッピニオイガメと少しでもいいので触れ合いましょう。

最初は怖がって逃げ回ってしまうかもしれませんが、すぐに慣れて近寄ってきてくれるようになります。カメは話をしてくれませんので、それが良いことかはわかりません。

人間が嫌なことはカメも嫌だと思うのです。人間側の主観や判断でカメがリラックスできるだろうなと思って、コミュニケーションをとれればいいと思います。

▲話をしてあげます。
 「おはよう」「元気?」「調子はどう?」「おやすみ」など話かけてあげます。
 もちろん、返事はしてくれませんが目を合わせて話をしてあげます。カメは爬虫類の中で知能が高いので、人の識別をします。最初は逃げ回ってしまいますが、そのうちに警戒心を解いてくれて声に反応して近づいてきてくれたり、見上げて見つめてくれたりします。

▲食事を手からあげます。
 食事を手からあげてあげます。大きな食材でないと噛まれてしまいますので注意が必要です。信頼関係が築けていれば、手から食べてくれます。

▲水槽から出してあげます。
 たまに水槽から散歩させてあげます。水棲ガメですが、意外にスピードがあるので逃げられないようにしましょう。水槽から出した瞬間はビックリして辺りをキョロキョロと見まわしますが、次の瞬間に脱兎のごとく走り出しますので気をつけてください。追いつけるのであれば、気にしなくていいです。


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◆行動・しぐさ
ミシシッピニオイガメの愛らしい風貌やしぐさには、いつも癒されます。しぐさに隠れている意味は何でしょうか?

カメは話をしてくれませんので、こちらでカメの行動や動きをつぶさに観察して、何を思っているかを想像してあげるしかありません。

▲クビが伸びている
 クビを甲羅から出してニョキッと伸ばしているのは、警戒心を解いてリラックスしている証拠です。食事をして満足した。天敵がいない。また、泳いだり遊んだりしてストレスフリーな時です。呼吸しているということでもあります。
 良いことばかりではなくて、水が汚れている場合もありますので、その場合は水替えしてあげてください。また、カメは脱走の名人ですので、脱走できる場所を探している場合もあります。

▲クビを限界まで伸ばしており、目があったら近づいてくる
 これは、お腹が空いた合図です。食事を与えましょう。毎回大量に与える必要はありません。おやつとして少し与えてもいいと思います。

▲手足を伸ばしている
 クビを甲羅から出してニョキッと伸ばしているのは、クビを伸ばしている時と同様に警戒心を解いてリラックスしている証拠です。ヒーターにつっくいて温まっている。日向ぼっこ。泳いだり、遊んだりして休憩しているなど、警戒心を解いてリラックスしている時です。

IMG_0309


▲寝ている
 寝ているのはリラックスしている証拠です。食事をして満足している。泳いだり、遊んだりして疲れた。日向ぼっこしているなど、ストレスフリーな状態です。
 寝る時はロックシェルターの穴の中で寝ることが多いです。外敵から身を守るのが目的です。岩穴に入らずに寝ている場合は完全にリラックスしている状態です。

IMG_7085


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◆さいごに
ミシシッピニオイガメと末永く幸せに暮らしていく為の話を書かせていただきました。寿命が30年なので、自分自身も健康で幸せに30年を過ごして、人生のパートナーとして共に歩んでいきましょう。


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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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◆はじめに
エビ。

ドジョウ編でも書きましたが、小さい頃に、川や池沼に網をもって魚捕りに行き、エビが捕れてもあまりうれしくありませんでした。

エビはドジョウよりもはるかに脇役でして、コイやフナ、モロコ、ザリガニなどが主役扱いであり、これらの水生生物が捕れたほうがうれしかった記憶があります。

飼育も雑で、ザリガニと同類にしか見えませんでしたけど、一緒に入れてはいけないんだろうなと何となく思っておりました。魚でもないので魚と一緒に入れようか迷いましたし、扱いに困ったという感じでした。

水替えもしないですし、エサもきちんと与えたということは記憶にありません。やはり、そのような飼育をしていると結果的にいつの間にか、いなくなっているなんてことになっていました。

そうして、月日は流れ、大人になり、エビのことは忘れていました。

そしてビオトープ立ち上げる時に、メダカやタニシ、ドジョウと混泳できる生き物を探していたときのこと。ミナミヌマエビやヤマトヌマエビを見つけたのです。

また、これらのエビが苔とり能力(スジエビ除く)を備えており、ビオトープで重要な役割を持っていることもわかりました。

こうして再び、私はエビを飼うことになりました。失敗談交えて少しでも参考になればと思い、この記事を書きましたので、覗いてみてください。


◆淡水エビ
淡水エビとは、淡水域、及び、汽水域に生息するエビの総称。主な種類として、テナガエビ科、ヌマエビ科、ザリガニ科などがわけられます。

テナガエビ(手長蝦)は、テナガエビ、ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビ、スジエビなど、熱帯・温帯の淡水域や汽水域に生息する大型のエビです。

第1歩脚(だいいちほきゃく、頭から数えて最初の足)は小さめで、第2歩脚(だいにほきゃく、頭から数えて二番目の足)だけが、獲物を襲う脚として、他の脚に比べてとても長いのが特徴です。肉食寄りの雑食性です。

ヌマエビは、ヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビなど、熱帯から温帯の淡水域に生息するエビを含む分類群です。

第1、第2歩脚の2対は同じ位の大きさで、先に毛が密生してブラシ状になっています。いわゆる「ツマツマ」している脚です。草食寄りの雑食性です。


写真は我が家のミナミヌマエビです。
IMG_1739



◆ミナミヌマエビ
主に西日本の平野部の水田や湿地などに生息し、一番よく出会う淡水エビです。他にも朝鮮半島、台湾、中国に分布しています。

淡水で産卵を行い、一生を淡水域で過ごす陸封型のヌマエビです。飼育環境によって体色を変化させるのも特徴です。

体長はオスは2cm、メスでも3cm未満で、ヤマトヌマエビよりもずっと小型です。流れのゆるい川や池の、水草が多い所に生息しています。雑食性で、藻類や生物の死骸、それらが分解したデトリタスなど何でも食べます。

我が家のミナミヌマエビです。
IMG_1735

◆ヤマトヌマエビ
日本では主に西日本に分布しており、河川の上流域の渓流や中流域に生息しています。

他にインド太平洋沿岸の熱帯・亜熱帯域に広く分布しています。体長はオス3.5cm、メス4.5cmほどであり、ヌマエビ類としては大きい部類になります。特にコケ取り能力の高さは有名でアクアリウムで「掃除屋」として飼われる人気のエビです。

雑食性で、藻類、小動物、生物の死骸やそれらが分解したデトリタスなど何でも食べます。幼生が海に下り、海で成長して川に遡上するので繁殖は困難です。

我が家のヤマトヌマエビです。
IMG_4242

◆スジエビ
日本全国や朝鮮半島南部まで分布しており、川や池などの淡水域に生息している淡水エビです。

夜行性で昼間は石の下や水草、抽水植物の茂みの中にひそみ、夜になると動きだします。藻類や肉食性に近い雑食性で、水生昆虫や他の小型甲殻類、貝類、ミミズなど様々な小動物を捕食したり、メダカなどの小魚を捕食することもあります。動物の死骸にもよく群がり、餌が少ないと共食いもします。

個体によって体色が変わり、また日によってその体色違っていたりします。体長はオス3.5cm、メス5.0cmほどで、メスの方が大きいです。繁殖はミナミヌマエビと同じく閉鎖した淡水で可能です。

我が家のスジエビです。
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◆基本情報
名称   : ミナミヌマエビ
最大全長 : オス2cm、メス3cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹50~200円
寿命   : 1年
水温   : 0~30℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は低い
棲息場所 : 水底、岩や水草に隠れています
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本全国の平野部の水田や湿地などに生息
◆基本情報
名称   : ヤマトヌマエビ
最大全長 : オス4cm、メス5cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹50~200円
寿命   : 2~3年
水温   : 0~30℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い(海に下る性質上、繁殖は難しい)
棲息場所 : 水底、岩や水草に隠れています
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 西日本の河川の上流域、中流域に生息
◆基本情報
名称   : スジエビ
最大全長 : オス4cm、メス4cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹20~100円
寿命   : 2~3年
水温   : 0~30℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度はやや高い(海に下る性質の個体は繁殖は難しい)
棲息場所 : 水底、岩や水草に隠れています
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本全国の河川や池などに生息
◆エビたちのエサ取り能力の比較【2019.05.11】追記
我が家で観察した感じでは以下の順位です。

・水中のプランクトンや容器や水草の藻類
  ヤマトヌマエビ > ミナミヌマエビ
  ※スジエビは肉食性なので除外


・メダカの餌の残り
  ヤマトヌマエビ > ミナミヌマエビ > スジエビ

・生物の死骸
  スジエビ > ヤマトヌマエビ > ミナミヌマエビ



◆他水質の指標になるエビ
ミナミヌマエビもヤマトヌマエビが、大量にいきなり死んでしまうことがあります。

これは、何か棲んでいる水質に変化があった時にシグナルです。この時点では混泳しているメダカやドジョウ、タニシなどは生きておりますが、これを放置してしまうと、最悪の場合、容器内の水棲生物が全部死んでしまうこともありえます。

原因としては、以下の通りです。

・水替えによる水温変化や酸性アルカリ性の傾きによるショック死
・足し水の塩素(カルキ)抜き忘れ
・夏の水温上昇
・エサのやり過ぎによるアンモニア濃度(毒)の上昇
・水質調整剤による水質変化に伴うショック死

我が家では以前に水質調整剤を使用してみたところ、その容器内のミナミヌマエビが一晩で全滅してしまった苦い思い出があります。

もちろん水質調整剤を否定しているわけではなく、使用方法を気を付けなければいけなかった事例ということです。



◆我が家のミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・スジエビ飼育の一年サイクル
●3月
 ・越冬したエビが姿を現します。
●4月
 ・水替えと容器洗いを行ないます。
●6月
 ・抱卵したエビの姿が見えて繁殖が始まります(~10月)。
●12月
 ・寒くなるので姿を消します。

◆我が家のミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・スジエビの飼育環境
●混泳
 メダカ、シマドジョウ、スジシマドジョウ、ヒメタニシ、オオタニシ、カワニナ
●水草
 モス、アナカリス、マツモからハス、スイレンなど色々。
●用土
 荒木田土、赤玉土
●エサ
 メダカのエサ、ザリガニのエサ、プレコ(人工飼料)を4~10月は週2回。
●水替え
 足し水がメイン。全替えは春先のみ。
●設置場所
 日向


★混泳をさけたほうがいい魚は?

 我が家はミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、スジエビを飼っていた経験でですが、肉食傾向の強い魚、大型になる魚との相性はよくないです。

 チョウセンブナ、ギンブナ、金魚、マドジョウなどの魚と混泳するといつの間にかいなくなってしまいます。これらの魚にエサを十分に与えている状態だとエビは捕食されにくいのですが、エサが足りなくなると、エビが格好の捕食対象になってしまいます。

かといって、エサを与えすぎると水が汚れてしまい、結局はエビのに影響を与えてしまい、死んでしまいます。


★エビ同士の混泳は?

・ミナミヌマエビとヤマトヌマエビの混泳は問題ありません。
・スジエビとミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビの混泳は、スジエビが捕食してしまうのでやめておいたほうがいいです。


◆エビ飼育のまとめ 

・高水温や水質の悪化に弱いです。

・ミナミヌマエビ以外は繁殖は難しいです。

・ギンブナ、チョウセンブナ、金魚、マドジョウでも混泳できますが、魚にエサを十分に与えないとエビが捕食対象になってしまいます。

・本来、夜行性なので、夜観察した方が、何匹エビがいるのか確認できます。



※最後に
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◆はじめに
ドジョウ。

小さい頃に、川や池沼に網をもって魚捕りに行き、ドジョウが捕れてもあまりうれしくありませんでした。ドジョウは主役というより、コイやフナ、モロコ、ザリガニなどが主役扱いであり、これらの水生生物が捕れたほうがうれしかった記憶があります。

飼育も雑で、泥の中で生きる強靭で生命力の強い魚しか思っておりませんでしたので、水替えもしないですし、エサもきちんと与えたということは記憶にありません。やはり、そのような飼育をしていると結果的にいつの間にか、いなくなっているなんてことになっていました。

そうして、月日は流れ、大人になり、ドジョウのことは忘れていました。

ビオトープ立ち上げる時に、インパクトのある生き物を探していたときのこと。ヒドジョウを見つけたのです。初めて見つけた時は『黄色のドジョウがいるなんて!』といたく感激したものです。

こうして再び、私のドジョウライフが始まったのです。失敗談交えて少しでも参考になればと思い、この記事を書きましたので、覗いてみてください。

◆ドジョウ
ドジョウは、コイ目ドジョウ科に分類される淡水魚です。

日本各地の河川の中流から下流域および平野部の水田や湿地などに生息しています。朝鮮半島、中国大陸、台湾、アムール川からベトナム北部まで分布するほか、日本をはじめとした東アジア地域では食用魚としての養殖も盛んに行われています。

雄は約12cm、雌は約18cmと一般に雄は雌より小型であり、体は細長く筒型をしており10本の口ひげを持っています。

写真は我が家のヒドジョウとマドジョウです。
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◆マドジョウ
日本全国の平野部の水田や湿地などに生息し、一番よく出会うドジョウです。体長は20cmにもなります。ヒゲは10本で体色は褐色、関東では5~8月に産卵期を迎えます。飼育は容易でエサも雑食性で何でも食べます。

我が家のマドジョウです。
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◆ヒドジョウ
日本全国の平野部の水田や湿地などに生息するマドジョウの黄変個体です。自然界では黄変個体は非常に珍しいものの、ブリードによって作出されたことから流通量も多く、熱帯魚にも負けない派手な外見から人気の種です。

鮮やかな色彩から水槽内で隠れていてもすぐに発見でき、愛嬌のある顔から観賞価値が高いです。飼育は容易でエサも雑食性で何でも食べます。

我が家のヒドジョウです。
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(淡水魚)ヒドジョウ Sサイズ(1匹)
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◆シマドジョウ
日本全国の河川の中流域や水の澄んだ湖・池にすみ、特に平瀬から淵の砂底を好みます。体側の斑紋は点列のものが多いですが、直線状の斑紋をもつ個体もいます。

飼育は温和な性質なので混泳に適しており、でエサも雑食性で何でも食べます。

我が家のシマドジョウです(夜に撮影しました)【2020.09.30】追加。
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(淡水魚)シマドジョウ Sサイズ(5匹)
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◆基本情報
名称   : マドジョウ
最大全長 :15~18cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹100~300円
寿命   : 3~8年(飼育環境が良ければ10年)
水温   : 5~32℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本全国の平野部の水田や湿地などに生息




◆基本情報
名称   : ヒドジョウ
最大全長 :15~18cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹600~1,000円
寿命   : 3~8年(飼育環境が良ければ10年)
水温   : 5~32℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本全国の平野部の水田や湿地などに生息するマドジョウの黄変個体

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◆基本情報
名称   : シマドジョウ
最大全長 :12~13cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹400~500円
寿命   : 3~5年
水温   : 5~32℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本固有種で、河川中~下流域、湖沼などに生息
       一般的に知られるマドジョウに比べ比較的きれいな水を好み、
       砂礫底で見られる

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価格:2,490円(税込、送料別) (2023/10/11時点)




◆飼育環境

❖容器

【2021.03.07】追記

ドジョウを単独で飼うことは少ないと思いますが、単独で飼う場合なら容器は何でもいいと思います。プランタータライトロ舟プラ舟でもいいですしバケツでもいいです。また水槽(ただし、このプログは屋外飼育が基本です)でも構いません。水深が浅いと冬に水が底まで凍りついてしまいかねませんので、その点ではプランターやタライなどがいいと思います。

ただ、メダカや金魚、フナなどと一緒に飼う方が多いと思いますので、その場合はメダカや金魚、フナをメインで飼うことを考えて容器を購入すれば、ドジョウは一緒に飼えます。

❖隠れ家

【2023.10.11】追記
ドジョウはどちらかというと臆病な生き物ですので流木や石などの隠れ家を用意してあげましょう。また、オブジェの土管などでもいいですし、小さな鉢などを横置きでも構いません。

隠れ家を何も置かないと、人間が覗いた時に驚いて逃げ回りますので用土を舞い上げますし、ドジョウが暴れた時に水流でメダカも暴れ出してしまい、いずれはメダカが弱ってしまいます。

また水草を入れてあげると水草の陰に隠れることができます。水草は浮遊性植物のホテイ草でもいいですし、沈水性植物のアナカリスやマツモでもいいです。

❖用土

ドジョウが潜り込む用土も敷いてあげた方がよいです。用土はドジョウにとって隠れ家になりますし、冬は冬眠する為の寝床になります。

 荒木田土

「荒木田土」は野生のマドジョウ(=ヒドジョウ)、シマドジョウが棲んでいる「田んぼの土」ですので、うまくいけば産卵も可能です(私は産卵させたことはありません)。「荒木田土」の中には微生物などの食べ物がありますのでドジョウのエサになります。ただし、栄養素があるので、水を富栄養化させて藻やコケが繁茂することがあります。また、ドジョウが泳ぐ潜る時に土が舞い上がり水が濁ります。



 田砂

「田砂」です。「田んぼの粘土質の土」を除去した後の砂利を加工した砂です。角が取れているのでドジョウが潜っても傷つかず、汚れたら洗って再利用できます。栄養素がないので水質を大きく変えないのも良いポイントです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

田砂 3kg 【コリドラス・ローチに・田砂】
価格:1298円(税込、送料別) (2021/3/8時点)



 赤玉土

「赤玉土」は「荒木田土」と混ぜて使用することが多いです。「荒木田土」が舞い上がり水が濁るので「赤玉土」で表面上を覆って土が舞い上がるのを防ぎます。栄養素がないので水質を大きく変えないのも良いポイントです。



 津軽プレミアム

「津軽プレミアム」は、粒子がきめ細かいので、ドジョウはもとより砂底に潜る性質の魚に使用できます。角がとれている砂ですのでドジョウを傷つけませんし、熱湯で消毒されているために病気になりにくい砂です。

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シンセー 津軽プレミアム 2kg 関東当日便
価格:646円(税込、送料別) (2021/3/8時点)



◆エサ
【2021.03.07】追記
単独飼育の場合は、沈下性のドジョウ専用の人工飼料を購入するのが近道です。ただ、ドジョウは雑食性が強いので、ザリガニの人工飼料でも食べますし、メダカの浮上性の人工飼料でも水面にきて食べます。

メダカと混泳の場合は、メダカのエサを食べますので、単独でドジョウ専用のエサをあげる必要はありません。

また、エサをあげなくても藻やコケ、微生物、他の生物(エビやメダカなど)の死骸を食べるのでドジョウは元気に生き餓死で死ぬことはありません。ただし、容器の内の世界では食料に限りがありますので、やや痩せ気味になります。その場合はエサは与えてください。



◆混泳
【2021.03.07】追記
ドジョウにより違います。金魚やフナなどの大型の魚はマドジョウ、ヒドジョウとの相性がいいです。体格が丁度いいですし、金魚やフナは上層から中層で泳いでいます。ドジョウは下層部に棲んでいますので生息範囲が重なることがないです。

メダカに関しては、マドジョウやヒドジョウは大きすぎます。もちろんマドジョウもヒドジョウも下層部に棲んでいますので、上層部を泳ぐメダカと生息範囲が重なることはないです。

そしてエサが豊富なシーズン中は問題ないのですが、問題となるのはエサが少なく飢餓状態に陥る冬場のシーズンです。冬場はエサをあげませんので飢餓状態になったことでメダカを襲ってしまうことがあります。マドジョウやヒドジョウは雑食性でも肉食傾向が強いのでメダカを襲ってしまうのです。

従いまして、メダカなどの小型の魚にはシマドジョウが相性がいいです。肉食性も少ないので冬の飢餓状態でもメダカを襲うことがないのです。

◆ドジョウが死んでしまう原因
【2021.03.08】追記
ドジョウが死んでしまう原因について、以下の理由で死んでしまうことが多いです。

 ・飛び出し死
  ドジョウが死んでしまう原因で一番多いのが飛び出し死です。ドジョウは生命力が強い魚の方ですが、飛び出して水のない世界に出てしまうと、さすがに干からびて天に召されてしまいます。飛び出し死を回避するには屋内ですと蓋をすると有効な対策になりますが、屋外ではそうはいきません(屋外では水槽で飼わないのが前提です)ので、水位を低くするのが一番の有効な対策です。

◆ドジョウの飛び出し死について
ドジョウの飛び出し死について!原因と対策

 ・猛暑による水温の上昇【2023.10.11】追記
  温暖化を通り過ぎて地球は「沸騰期」に入ったなんて言われておりますが、この猛暑により、水温が36℃を超える日が続きますと、流石のドジョウも暑さにより死んでしまいます。2023年は18㎝程度になっていたマドジョウが一気に5匹死なせてしまいました。6年生きたので、老衰に加わり暑さにより死んでしまったのかもしれません。他の若いドジョウは同じ容器で元気でした。直射日光が当たらないような工夫が必要で、簾をかけなかったのがいけなかったのかもしれませんが、毎年簾をかけなくても元気でしたので、それだけが原因ではないようです。

 ・冬に餓死か凍死【2023.10.11】更新
  冬の寒さで死ぬことはまずありません。温暖化を通り過ぎて地球は「沸騰期」に入ったなんて言われておりますが、それでも冬には用土に潜ってじっと春を待っています。ただ春のように暖かい日があり、用土からでてきてしまうと、寒くなったときに対応できずに、いわゆる凍死のような状態で死んでしまうことがあります。近年は特にその傾向が強いように感じます。
  実は以外にも冬に餓死や凍死してしまうことが多いです。ドジョウは冬には用土に潜って冬眠しているのですが、暖かい日にふとしたことで用土から出てきてしまうことがあります。そして寒くなって用土に戻らずに死んでしまうことがあります。用土から出てきてしまうことで、食事をとらないといけなくなりますが、冬の容器の中はエサが豊富とはいえませんので、餓死してしまうことがあります。
  対策としては非常に難しいのですが、用土から出てきて動かないような状態であれば、屋内の暖かい所に移動させます。ただし、既に大分弱っているので死んでしまうことが多いです。

◆繁殖は難しい
【2020.05.28】追記
ドジョウを飼育することは割と簡単ですが、繁殖は非常に難しく、我が家でも成功したことがありません。本来、ドジョウは5~7月に田んぼや湿地などの止水域で産卵します。オスはメスに体を巻き付けて産卵を促し、放卵、放精、受精が行われ、卵は周囲にばらまかれます。

この産卵し易い環境を人工的に作らないといけません。広い容器に荒木田土などを敷き詰めてあげます。ドジョウだけを入れて、あとは繁殖するかどうかです。発泡スチロールなど産みやすいと言われていますが定かではありません。

◆他にも飼育したドジョウたち

●アルビノドジョウ
 日本全国の平野部の水田や湿地などに生息するマドジョウのアルビノ個体です。ブリードによって作出されるようになってもアルビノ個体は珍しく、あまり流通量は多くありません。我が家でも元気に生きておりますが、やはりヒドジョウより若干弱い感じがします。

●スジシマドジョウ
 濃尾平野以西の本州、四国北部、九州の有明海沿岸に分布。従来スジシマドジョウは1種とされていたものが、現在は大型種、中型種、小型種(小型種はさらに6型に分かれる)に分けられています。
 河川の中流から下流域、支流や用水路などの流れの緩やかなところに生息し、湖などでは岸寄りの砂底に多く見られます。我が家でも3年生きておりました。

●ホトケドジョウ
 青森県を除く東北地方から南の本州に分布し、太平洋側では三重県まで、日本海側では京都府と兵庫県の一部まで分布しています。
 水が澄んだ流れの緩やかな小川や細流、水田につながる水路や水たまりなどに棲息していますが、水質や生活環境がよければ川などにも棲息しています。砂泥底の水草の間や石の下に多く見られ、湧水のあるような水温の低い場所を好み、高水温には弱いです。我が家でも夏場に死んでしまうことが多かったです。また、肉食傾向が強く、ミナミヌマエビを捕食してしておりました。

●アジメドジョウ
 日本の固有種で、長野・岐阜・富山の中部地方から大阪府までに自然分布している。河川の中流から上流域の水が澄んだところに生息しているが、瀬や淵だけでなく、中央部の流れの速い場所にも見られる。我が家では、澄んだ水を再現できずに、あっという間に死なせてしまいました。


★生命力が強い順は?
 生命力が強い順は以下のとおりです。
 
 マドジョウ > ヒドジョウ > シマドジョウ(スジシマドジョウ含む) > ホトケドジョウ > アジメドジョウ

 やはり最強はマドジョウでしょうか。高水温にも水質汚染にも強く、肉食傾向の魚さえ混泳させなければ食べられることもなく、容器内で一番強い魚となり、長生きします。ただし、子供時分は若干水質汚染に弱いので死んでしまうこともあります。
 
 ヒドジョウもマドジョウの黄変個体ですのでマドジョウと同様です。ただ、子供時分だけですが、若干マドジョウより水質汚染に弱く死んでしまうことが多いです。しかし親になれば、マドジョウと同じで最強になります。
 シマドジョウはやや綺麗な水を好み、砂利や赤玉土の方がよいみたいです。

 ベアタンクでの飼育も可能です。その場合は水深が深い方がよいです。夏の高水温や冬の低水温にも耐えれるからです。

 スジシマドジョウもシマドジョウと同じです。両者は変わらないと思います。値段も似たり寄ったりです。

 ホトケドジョウは、夏の高水温や水質汚染に弱い印象です。我が家での飼育期間は2年程度が限界でした。

◆我が家のマドジョウ・ヒドジョウ・シマドジョウ飼育の一年サイクル
●4月
 ・越冬したドジョウが地中から姿を現します。
 ・水替えと容器洗いを行ないます。
●12月
 ・寒くなるので地中に姿を消します。

◆我が家のマドジョウ・ヒドジョウ・シマドジョウの飼育環境
●容器【2023.10.11】追記
 菜園ボックス680(縦680×横400×高さ280)(ドジョウ専用の容器ではありません)
●隠れ家【2023.10.11】追記
 流木や石
●水草
 ホテイ草、アナカリス、マツモ(ドジョウ専用で水草をいれていません)
●用土
 荒木田土、赤玉土
●エサ
 メダカや金魚と混泳しているので専用のエサをあげていません。
 メダカのエサ、、金魚のエサ、プレコ(人工飼料)を4~10月は週2回。
●水替え
 1年中足し水。全替えは春先のみ。
●設置場所
 日向
●混泳
 ・マドジョウ、ヒドジョウ
   ⇒玉サバ金魚、ギンフナ、コイ(カラスゴイ)、ヒメタニシ
 ・シマドジョウ
   ⇒メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、カワニナ
 【2020.05.28】追記
 ※メダカやミナミヌマエビは、マドジョウ、ヒドジョウに襲われてしまうことがあります。
  特に冬越しで飢餓に襲われたドジョウのエサにされてしまうことがあります。

★コリドラスパレアタスと同居は?
 我が家はコリドラスパレアタスを飼っております。マドジョウと同居させていましたが、どうしても同じ底に棲んでいる魚ですのでエサの奪い合いになります。

 どちらが優勢ということもないのですが、あっという間になくなってしまいますのでエサを多めに与えることになってしまいます。ただ、エサを多めに与えすぎると水が汚れてしまいますので、他に混泳しているメダカやミナミヌマエビ、ヒメタニシに影響を与えてしまいます。

 やはり、両者は離して飼育することをオススメします。

◆ドジョウ飼育のまとめ 

・高水温や水質の悪化に強いです。

・繁殖は難しいです。

・コリドラスパレアタスとは混泳できますが、エサの消費量が多くなり、水が汚れやすくなりますので避けた方がいいと思います。

・ヒドジョウ、アルビノドジョウ以外は、底床の用土の色と似ている、または物陰に隠れているので、なかなか観察することができません。

・肉食傾向の強いホトケドジョウや、飢餓傾向のマドジョウですと、メダカやミナミヌマエビを捕食してしまうこともあります。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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❖作成日:2018/11/10
❖更新日:2021/08/27
※モバイルデバイス対応済
※リッチリンク不具合回避対応済
※追加を追記に変更
※アドセンス再設定対応済
※目次を付けました(2021/03/02)
※目次へ戻るを付けました(2021/03/02)
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
※2022.05.02更新(旧題:【親でも小さいカメ】おすすめ!ミシシッピニオイガメの飼い方(屋外・屋内))
 この記事はかつてSEOトップで、かなりのアクセス数を誇っていましたが、ある日を境に急激に落ちてしまいました。色々と再度アクセス数をあげる為に試行錯誤しましたが難しいようです。たた、そのままでも如何ともしがたいので題名だけ変更して殿堂入り状態の記事としています。
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに
何か生き物を飼いたい。

メダカやエビや貝などの水棲生物はどうだろうか?寿命が短くて、うまく育てても1~2年で死んでしまう。よって、繁殖させないといずれいなくなってしまう。

カブトムシ、オオクワガタ、コオロギや鈴虫の昆虫も1年サイクルだし、成虫の姿が
見れるのは夏の間だけしかない。こちらも繁殖がさせないといなくなってしまう。

犬や猫はどうだろう?愛情を注いでスキンシップを行い家族のように一緒に過ごす。
しかし、ある程度広い生活環境が必要になるし、鳴き声や足音などで隣近所の迷惑に
なる可能性もあるし、出張や旅行に連れていきずらい。かといって一匹にしておけない。

何か一匹でいいから自然体で長きにわたり付き合えるパートナーはいないだろうか?

いろいろと探してカメ。そして『ミシシッピニオイガメ』に辿り着いたのです。

何故、カメの中の『ミシシッピニオイガメ』に辿り着いたのかお話しさせてください。


<目次>

◆我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介【2019.01.13】追記
◆ミシシッピニオイガメのここがいい!
  ❖世界最大と最小のカメ【2019.02.09】追記
◆ミシシッピニオイガメの飼育環境
  ❖バスキングはいるかも【2020.06.28】追記
◆ミシシッピニオイガメの基本情報
  ❖現在は通信販売で購入できません。
  ❖むやみに繁殖はさせない
◆【重要】ミシシッピニオイガメにしてあげてほしいこと
◆ミシシッピニオイガメの都市伝説?
  ❖ミシシッピニオイガメの潜水時間は?【2019.02.09】追記
  ❖ミシシッピニオイガメの水深は?【2019.02.10】追記
◆ミシシッピニオイガメの注意事項
  ❖ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように野外で繁殖しないか?【2019.01.29】追記
◆ミシシッピニオイガメの1年間の飼育目次の内容
◆ミシシッピニオイガメを飼う飼わないの判断基準
  ☀『ミッピーちゃん』写真集



我が家にミシシッピニオイガメを迎えてから1年半が経ちました。もし、カメを飼ってみたいという方には、このミシシッピニオイガメを是非オススメしたいと思います。

◆ミシシッピニオイガメ

 ドロガメ科ニオイカメ属の北米原産の水棲カメ。流れの弱い浅場に生息しており夜行性。飼育になれると昼行性のライフスタイルにもなります。水棲傾向が高いので、ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように岸に上がり日光浴はあまりしません。

“ニオイガメ”という名前から、“くさい”といったイメージもあります。この名前の由来は、腹部に臭腺をもっていることからですこの名がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどないため、一般的なカメとにおいは変わらないです。

生息地域はカナダ南部からアメリカ南部のフロリダ州(熱帯域)まで広く棲息しています。有名な湿地帯、エバーグレーズにもいるのでしょうか?ペット入門種として輸入されており、現地ファームの繁殖個体(FH)であり、メス(我が家の『ミッピーちゃん』もメスです)です。


◆『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』【2019.11.05】追記
2019年11月3日に放送されました『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』でアメリカ、ミシシッピ州のパスカグーラ川でワニガメの生態を放映しておりましたが、ミシシッピ川流域には12種類のカメが棲息しており、その中にミシシッピニオイガメがおり、映像で生きたミシシッピニオイガメが見れる!と期待したのですが、カブトニオイガメでした。

しかしながら、ミシシッピワニやワニガメなどの大型の爬虫類、アリゲーターガーやブラックバス、外来種のハクレンなどの大型魚などが棲息している厳しい環境で棲息していることがわかり、貴重な映像資料でした。


アメリカアリゲーター(別名:ミシシッピワニ)【2021.08.26】撮影
IMG_6081


◆我が家のミシシッピニオイガメ『ミッピーちゃん』紹介【2019.01.13】追記
【名前】
 ・ミッピーちゃん
【誕生日】
 ・2017年1月(推定)
【我が家に来た日】
 ・2017年3月
【性別】
 ・女の子

我が家のアイドル『ミッピーちゃん(女の子です)』です。
IMG_1489


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◆ミシシッピニオイガメのここがいい!

・とにかく人懐っこい。

 水槽の近寄ると、岩穴の中で寝ていても『ヒョッコリ』と顔を出してくれます。 また、泳いで近寄ってきてくれます。エサが欲しい時の「クレクレダンス」では なく、純粋に近寄ってくれます。

❖懐く?、慣れる?【2020.01.25】追記

カメは懐くではなく、慣れるのが正解のようです。人を見ると反応してくれて、可愛い仕草をしてくれますので懐いているように感じます。

”慣れる”は意味が色々ありますが「接触する機会が多く、心理的な隔たり・距離感がなくなる。」が近いんでしょうか。

一方、”懐く”も意味が色々ありますが「親近感をいだき、近づきなじむ」が近いのかなと思いまして『獣・鳥などが人に対して警戒心や敵愾心(てきがいしん)をもたなくなる。』なんだそうです。

う~ん。あんまり変わらないような感じがします。

・犬のように人に優先順位をつける。
 エサを与える人、水槽の掃除をする人(私)をはっきりと認識していて、 エサを与える人が一番優先順位が高く、見かけると近寄ってきます。 水槽を掃除する人(私)は、目があっても一瞥して泳いでいます。

・温和である。
 凶暴なカメだと手で掴んだだけで噛みついたり、爪で引っかいたりといたいもので あるが、噛みつかないし、手で持っても逃げようともがくだけで引っかいたりしません。

・大人になっても小さい。
 大人になっても12~13cm位なので、片手で持てるコンパクトサイズです。ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように大人になると40~50cm 大きくなり過ぎて凶暴になり、もて余すようになることがないです。

 小さければ水槽自体は小さいもので生活できますし、水槽の水は汚れずらいので水替えの回数も減らせます。

❖世界最大と最小のカメ【2019.02.09】追記

古代における史上最大のカメは以下の2種類です。

■アーケロン(7500万年前)
ウミガメとしては最も大きく、史上最大のカメとも言われているのが、アーケロンです。体の長さは4m以上、体重は2200kg以上と推測されています。

アーケロンは7500万年前に生きていましたが、おそらく6500万年前に恐竜とともに絶滅したのではないかと考えられています。


■スチュペンデミス(500万~600万年前)
500万~600万年前のブラジルなど南アメリカに実在した川や湖に住む水棲カメです。アーケロンと同様に全長は4m以上と推測されています。

現代における最も大きい種は1種類です。

■オサガメ
ウミガメの一種である本種は、全長が2m以上、体重は1tに達する世界最大のカメです。甲長で1.5m近くあります。

現代における世界最小のカメです。

■ミシシッピニオイガメ
北米大陸に生息している水棲カメです。全長は12~13cmです。世界最小と言われておりますが、実際には違うみたいです。


■ミューレンバーグイシガメ
アメリカ合衆国北東部(バーモント州からジョージア州にかけて)に生息していう水棲カメです。全長は最大11.4cmです。こちらが世界最小の水棲カメのようです。

■シモフリヒラセリクガメ
南アフリカ西部に生息するリクガメです。カメ全体でも世界最小と思われ、全長は最大が9.8cmという超ミニサイズのリクガメです。

体が小さいためか、1回の産卵で1個の卵しか産むことができない、大変希少なカメです。



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◆ミシシッピニオイガメの飼育環境

・水槽
 水槽の大きさは45cm水槽で十分です。60cm水槽のほうが広くていいですが、水替えを頻繁に行いますので、特に水槽を持ち運んで洗うにはコンパクトな45cm水槽のほうがよいかと思います。子供のころは30cm水槽で十分ですが、大きくなると手狭になります。45cm水槽だと終生利用できます。

 【2019.01.12】追記
2018.12.16の記事『ミシシッピニオイガメのミッピーちゃん(27)60cm水槽に移住の巻』にて、45cm水槽から60cm水槽に移住させました。

60cm水槽ですが、45cm水槽の水量(約23L)より2倍以上の水量(約58L)となり、スイスイ泳ぐようになりました。

45cm水槽ではあまり泳ぐような姿は見られませんでした。60cm水槽の方がストレスなく生活させるには尚よいかと思います。




・バスキングライト/紫外線ライト ・・・不要

 カメは本来、日光浴をして体温調整を行い食欲を増進させたり、新陳代謝を促進したり しています。しかしながら、室内の水槽には太陽はありません。

 そこで太陽のように紫外線と熱を照射してあげることが必要になります。バスキンングライトは一カ所に強力な熱を放射し高温スポットを作ります。

 紫外線ライトは文字通り紫外線が出ますが、熱はほとんど出しません。太陽は生物が生きる為の「熱」と「紫外線」を与えてくれますが、上記に書いたように紫外線ライトは熱をほとんど出しませんので、高温スポットを作るバスキングライトを併設するのです。

 しかしながら、上記の話は通常のカメを飼育する時の話であり、水棲傾向の強いミシシッピニオイガメが必須という訳ではありません。もちろん完全に暗い場所は駄目で、水槽の設置場所を窓際にしていれば、直射日光が当たらない半日蔭でも問題ありません。

 また幼少時は個体差があり甲羅干しするものもいる為、必要になる場合があります。そもそも、バスキングとは日本語では「日光浴」という意味なのです。日光浴が必要な種のためのライトなので、夜行性の種などには不要です。




❖バスキングはいるかも【2020.06.28】追記
 ミシシッピニオイガメと一緒に暮らしてから日々可愛らしい姿を見て癒されておりますが、生態に関してはまだまだわからないこともあり、書物やインターネットを見て、手探りでお世話しております。

そうして少しずつ飼育の経験値を積んできますと、飼育開始当初に思っていた考え方と違うのではないか?と思うことが、チラホラでてきます。

その代表格が「バスキング」です。

ミシシッピニオイガメにバスキングは必要か?(先入観はよくないかも)


★バスキングしました【2020.08.14】追記
 8月より屋外飼育に切り替えました。これは毎年のことで夏は屋外で過ごしてもらっています。そこでバスキング&シェルターを購入してバスキングしてくれるかを様子を見ました。初めは用心深く登りませんでしたが、そのうちにバスキングし始めました。一度バスキングし始めますと毎日バスキングを行いに登って休んでおり、その姿は海で日光浴をしている人間のようです。
IMG_3578



・LEDライト
 上記のバスキングライトや紫外線ライトが不要な代わりにLEDライトで水槽内を明るくしてあげます。




・陸場 ・・・不要
 陸場はカメが甲羅を干す為に完全に乾き、容易に滑らず登れる所です。
 カメは変温動物であり体温調節ができません。よって、温度が低いときは日光を浴びて体温を上げないと活動できませんが、陸場がなくても調子を落とすことはありません。特に繁殖を考えてなければ不要です。




・ろ過機、フィルター

 カメは水をとても汚します。エサは丸呑みせずに噛み砕くので必ず食べ残しができますし、糞尿もすごいので汚れは早いです。よって、水をろ過するろ過機は必須です。

 設置しなくでも水替えを頻繁に行えば済みますが、忙しい現代人にはなかなか難しいかと思います。水替えをしないと病気になる場合があります。

 【2019.02.10】追記
我が家は30cm水槽に始まり、40cm、60cmと拡大してきましたが、一貫して上部式フィルターを使用しています。

上部式フィルターはろ過能力は高いものの、ろ過能力を発揮してくれるのは30cm、40cm水槽時は1週間がやっとでした。60cm水槽になって水量も増えたことにより2週間に1回の掃除となりました。

しかしながら、底の方は水流が届かない為、底に落ちた残飯などが溜まる傾向になり、そこから茶ゴケが発生して水がさらに濁るようになりました。

そこでサブフィルターとして投げ込み式フィルターを1つ設置することにより底に水流を発生させて、ゴミを舞い上げ、上部式フィルターと投げ込み式フィルターの2つでゴミを吸い込むようになり、茶ゴケを発生するのを抑えてくれるようになりました。


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・用土 ・・・不要

 カメは水をよく汚しますので頻繁に水替えを行わなくてはなりません。用土があると水槽を洗う時に手間がかなり違います。 気にならないのであれば、ベアタンク(用土なし)飼育でいいと思います。

・ヒーター

 冬場は必要です。大人であれば屋外で冬眠させることができますし、繁殖をするのであれば、冬眠が必要ですが、屋内で飼う分にはヒーターをつけて水温を上げて冬でも元気に泳がせてあげましょう。

 サーモスタッド一体型で温度調整型のヒーターであれば、冬でも春の陽気の日や秋なのに冬のように寒い日などに細かな温度調整をしなくてすみ、一定の温度に保ってくれます。

 【2019.01.13】追記
2018.12.16の記事『ミシシッピニオイガメのミッピーちゃん(27)60cm水槽に移住の巻』にて、45cm水槽から60cm水槽に移住させました。

移住を機にヒーターはサーモスタッド一体型で温度調整型にしました。温度をコントロールしてくれますので、秋のちょっと暑い時や冬の寒い時など微妙な調整をしてくれます。

ミッピーちゃんの動きも温度調整により、はっきりと快適そうにしているのがわかりました。ぜひオススメしたいです。


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・クーラー/冷却ファン

 夏場は必要です。暑くても体調を崩さない限界は30℃位までです。クーラーで水温を下げるか、屋内の部屋自体の温度を下げましょう。他に夏場は屋外の日蔭で飼育してあげる手もあります。我が家は『避暑地』を用意して、夏場はそこで過ごしてもらいました。

・隠れ家

 絶対必要です。臆病な性格なので隠れ家がないとストレスを感じます。
 隠れ家がないと落ち着かなくなります。野生であれば、大きな魚や鳥、小動物などから小さな体を隠す場所が必要ですので、ここは野生と同様に 隠れ家を用意してあげます。




・水温計【2019.02.26】追記

 夏場と冬場は特に必要です。カメが快適に暮らす水温を確認します。特に夏場や冬場の水温は、カメの生死に直結しますので、常日頃、気にかけてあげなくてはいけません。




・デジタルタイマー【2019.05.29】追記

 デジタルタイマーを使用して、LED照明の電源オン/オフを自動的に行うようにします。毎日、手動で電源オン/オフを行うのは厳しいので、ここは「文明の利器」に頼りましょう。繰り返し毎日、または曜日ごとに設定が可能ですし、何パターンも登録できるものもあります。




『ミッピーちゃん』の生活の場である60cm水槽です。IMG_5925


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◆ミシシッピニオイガメの基本情報


【名称】
ミシシッピニオイガメ

【原産国】
 北米大陸(ミシシッピではない模様)

【全長】
12~13cm

【寿命】
25~30年(まだ日本では30年飼育した人はいないのでは?)

【水温】
22~28℃(15℃以下になると冬眠状態になってきます)冬は23℃前後に設定すると冬でも元気に活動します。

【値段】
3,000~5,000円が妥当な値段だと思います。

❖現在は通信販売で購入できません。

2013年9月以降、動物愛護法の改正により爬虫類、哺乳類、鳥類の通信販売が原則禁止となりました。基本的に店頭での受け渡しのみとなりました。

なお、下記に当たる場合は発送することも可能だそうです。
①事前に対面による現物確認および説明を受けている場合
②動物取扱業を所得している方。

ミシシッピニオイガメを気に入ってパートナーとして暮らしたい方なら、販売店を探して販売店に出向くぐらいは苦にならないと思います。


【エサ】
・市販のエサで問題ない(我が家は乾燥エビが大好き、小魚パンも食べる)。
・雑食なので生餌、人工飼料、冷凍飼料、野菜類など、いろいろ食べる。
・同じものを与え続けると飽きてくる(食べなくなる)ので、別のエサを与える。
・1日2回(朝・夜)与える。


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【活動期】

基本的に夜行性。飼育下では昼行性になる。

【水質】
・水の流れのあった環境のほうがよい。
・屋外でも越冬する(冬は水底で過ごす)が親ガメでないと凍死する確率が高い。
・水質はあまり敏感ではなく、多少の汚れであってでも平気で生き延びる。
・水は水道水でカルキ抜きしなくても問題ない。
・水替えは週1回(ろ過機設置あり)、ろ過機なしは2日に1回(1日1回なら尚可)。

【繁殖】
・単独飼育なので、細かくわかりません。
・オス3歳、メス5歳程度で繁殖可能です。
 前提条件で冬眠は重要で自然下での温度変化を擬似体感させて繁殖機能を活性化させるそうです。
 冬眠から眼覚めて1ヶ月後位から産卵を始め、4個程度の卵を30日ほどの周期で年に2~5回産卵します。産卵期は4月~9月とのことです。

❖むやみに繁殖はさせない
 ミシシッピニオイガメは25年~30年の寿命があります。私にとって最初で最後のカメ飼育になると思います。産まれた子供も当然25年~30年生きるわけですから、もし自分が死んでしまったら誰が面倒見るのでしょうか?他人に譲るとかならまだしも、子孫の最後まで面倒を見るのは難しいと思います。

結局、面倒見切れなくて自然に放たれてしまったら自然もカメにも不幸な結末です。私には『ミッピー』が最後です。

【混泳】
 雑食なので、メダカなどの小魚、タニシなどの貝、エビは食べられてしまいます。

 また、臆病な面もあるので、いきなり1日で全ての魚や貝、エビが食べられてしまうことはありません。現に我が家の『ミッピーちゃん』はエビに驚いて、しばらく逃げていましたし、エビがいる間は落ち着かないようで、なかなかエビが減らないので、水槽掃除時にエビを取り除こうとした時に、隠れ家である岩穴に沢山のエビが隠れており、エビたちに占領された状態でした。

 ただ、長い目で見えると混泳は難しいと思います。また、カメは雑食と書きましたが、水を汚しますので水替えが頻繁に発生します。よって、魚やエビたちの生活環境は安定しません。水替えで死んでしまう可能性が高いです。

【呼吸】【2019.03.03】追記
カメの呼吸は3種類の方法があります。
 ・肺呼吸
 ・皮膚呼吸
 ・粘膜呼吸

カメは人間と同じく肺呼吸です。水面に鼻を出して肺呼吸して暮らしています。夜間の休眠時や冬眠などの呼吸は主に肺に貯めていた酸素を活用しながらその貯めた酸素が少なくなると皮膚呼吸を行います。

特に冬眠中は代謝が極端に下がるので肺の中に残っている空気と水中での皮膚呼吸と飲み込んだ水で腸からの粘膜呼吸で得られる酸素だけで十分なのです。 
粘膜呼吸は喉の粘膜と尻の穴の粘膜の毛細血管を使って酸素を吸収し、二酸化炭素を放出する呼吸法です。ちょっとビックリですね。

岩穴で寝ていて呼吸をする為に水面に顔を出す『ミッピーちゃん』。
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◆【重要】ミシシッピニオイガメにしてあげてほしいこと


ミシシッピニオイガメに名前で呼びかけ、手を振ったりとスキンシップをする。

 毎日というより、毎回、名前で呼びかけて『元気?』『お腹減った?』など愛情を持って声をかけてあげてください。

 個人を認識してくれて近寄ってくれたり、エサをねだったり、可愛い目で見つめてくれます。


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◆ミシシッピニオイガメの都市伝説?


・寿命が30年、長いと50年!
 ⇒ミシシッピニオイガメが輸入されてから、30年は誰も飼っていないんではないかと思います。10年、20年と飼育されている方はプログなどで発表されていないので実績はあるかもしれませんが、プログレベルだと10年ぐらいが最長でした。

・臭う(ミシシッピ ”ニオイ” ガメなので)
 ⇒腹部に臭腺をもっていることからですこの名がつきました。ただし、飼育下で刺激臭を出すことはほとんどありません。

・溺れる
 ⇒水棲カメは肺呼吸しますので、水面に顔を出して呼吸します。その際に足場となる岩場や流木などがないと肺呼吸するのに苦労します。

   ただし、水棲カメなので、溺れて死ぬようなことはないです。小さいうちは泳ぎながら吸いますし、ろ過機などの器具に足を引っかけて呼吸を行います。大人になるとよほど水深が深くなければ2本足で立ち上がって水面に顔を出して呼吸するようになります。

❖ミシシッピニオイガメの潜水時間は?【2019.02.09】追記

 実はちょっとわかりません。他のカメも調べましたが、バラバラですね。

■オサガメ(世界最大のカメ)
  30分、71分から5ヶ月まで幅広いです。
■ウミガメ
  2時間
■ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)
  1時間
■ミシシッピニオイガメ(我が家の実績)
  2
時間程度かなぁと。


❖ミシシッピニオイガメの水深は?【2019.02.10】追記

 幼体の場合は後ろ脚で立って顔を出せる深さにして体力が消耗しないように浅くて問題ありませんが、大人になったら、全長の3~4倍でも問題ありません。

 ただ、息継ぎで水面に出てくる時に、後ろ足で立って顔を出せるような物を置いてあげると、そこを台にして息継ぎを行ないます。


我が家のテラコッタトンネルに乗って息継ぎをする『ミッピーちゃん』。
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◆ミシシッピニオイガメの注意事項


・水温
 ⇒割と水温に敏感です。20℃近くになってくると食欲がなくなってきます。 ヒータの導入がポイントになりますが、秋になると朝夕気温が下がってきます。日中が暑いからと言って導入をためらわないほうがいいです。朝夕の寒さが22℃位であれば、早めに導入して水温を安定させてあげたいです。

・サルモネラ菌(人間側)
 ⇒カメはサルモネラ菌を保有している可能性がありますので、素手で持つのを 避けるか、素手で持ったら手をよく洗ったほうがよいと思います。

・野生に放ってはいけない
 ⇒外来種ですので、野に放たれたら在来種を駆逐するかもしれません。


❖ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のように野外で繁殖しないか?【2019.01.29】追記

 ホームセンターやスーパー、またお祭りの露店などで大量に販売されていたミシシッピアカミミガメが野外に放たれて、在来種を駆逐して日本各地で問題となっております。

 最近は、ミシシッピニオイガメも、体長が小さく温和な種である為、ホームセンターやスーパーで販売されているのをよく見かけます。そうなりますと、ミシシッピアカミミガメ同様に25年~30年生きるわけですから育てられなくなったから、野外へ放たれることも考えられます。

 ミシシッピニオイガメは越冬も可能ですので、繁殖することも大いにあり得ます。ただ、ミシシッピアカミミガメと違う点は、ミシシッピニオイガメは体長が小さく、温和である点です。放たれても、鳥や肉食魚、甲殻類などの天敵が多いので食べられてしまう可能性が高いです。

まだ歴史が浅いですが、
ミシシッピニオイガメが野外で被害を及ぼしている事案をきいたことはありません。

 我が家の『ミッピーちゃん』もフワフワと泳いでおりますし、警戒心ゼロですので、もし、野外にでも放ったら、あっという間に天敵に食べられてしまうでしょう。

 しかしながら、もちろん野外に放つことは、在来種への影響はゼロではないです。放たれてしまったら自然もカメにも不幸な結末です。


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◆ミシシッピニオイガメの1年間の飼育


◆我が家の飼育環境まとめ【2019.01.13】追記

容器  : 60cmフレーム付きガラス水槽
     「コトブキ アクアリスト600S」
     幅60×奥行き30×高さ36cm
     水量:約58L
レイアウト: 岩穴、テラコッタトンネル、カメのフローティングランド(浮島)
水生植物: なし
共存生物: なし
他   : ヒーター(160W)、ろ過機、水温計

■2週間に1回
・水替え(全換え)
・ろ過機掃除
・ヒーター掃除
・レイアウト
 (岩穴、テラコッタトンネル、浮島)掃除
・水温計掃除
・ミッピーちゃんの甲羅含め全身を掃除

■1週間に1回
・水替え(全換え)

■適宜
・ゴミ(底にある残飯や糞)の吸い出し

■1年間のサイクル
●春
 ・特に何もしない
●春すぎ(5月初旬頃)
 ・ヒーターを止める(暑い為)
●夏の前(7月初旬頃)
 ・屋外の避暑地(ベビーバス)に移動。
  夏の間は過ごしてもらう
●秋(9月下旬頃)
 ・屋内の水槽に帰宅(ヒーターは点けない)
●冬の前(10月中旬頃)
 ・ヒーターを点ける
●冬
 ・特に何もしない

冬の間の屋内の水槽。
IMG_4389

夏の避暑地、ベビーバス。
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◆ミシシッピニオイガメを飼う飼わないの判断基準


ミシシッピニオイガメを飼いたいと思う方は下記のことが大丈夫か自問自答してください。
・犬や猫のように愛情表現はしてくれないので不満ではないか?
 人懐っこいんですが、犬や猫にようにじゃれたり、抱きしめたりとスキンシップができるわけではありません。

・水が汚れるので、頻繁に水替えできるか?
 食べ残しや糞尿でかなり水が汚れます。ろ過機を入れていてもせいぜい1週間です。頻繁に水替えしなくてはいけないので、これが苦痛なら飼わない方がいいです。

・寿命30年一緒に暮らしていけるか?
 寿命は30年と言われているので、10才の人が飼い始めたら40才。その間に、中学校、高校、大学、就職、結婚、子供ができる等、生活環境が変化していきます。果たして、その中で変わらぬ愛情を注いでやれますか?

『ミッピーちゃん』写真集


春。一番古い『ミッピーちゃん』の写真。この頃は低床に石を入れていた。
屋外で飼育しており、ろ過機などの施設もなく、プランターで暮らしてもらっていた。
水替えは毎日実施していた。
IMG_2818

かくれ流木に入って、こちらを覗きこんでいる『ミッピーちゃん』。この頃はまだ新しい環境に慣れないのか?不安そうで、様子を見に行くとすぐに見上げてくれた。【2019.04.21】追記
IMG_2970

秋。水槽に移動させた写真。この頃は浮島を浮かべていた。浮島の乗っている『ミッピーちゃん』で貴重な1枚である。その後は、まったく興味を示さなかったので、撤去となった。
IMG_3682

夏。避暑地のベビーバスに移動。広いのでスイスイと泳いでいた。ベビーバスは、水替えが簡単なので、とても楽であった。
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フワフワと泳いでいる『ミッピーちゃん』。
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水替え時についに脱走した記念すべき日。腕力が強く登り切った。
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脱出直後の写真。固まっている。世界が広すぎる?
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岩穴を一回り大きくした後の『ミッピーちゃん』。入口が狭く引っかかるので削った。
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温泉のような感じで水に浸かっている『ミッピーちゃん』。
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「あ~。気持ちいい~。」いう声が聞こえてきそう。
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生餌(スジエビ、シジミ)を投入した直後の『ミッピーちゃん』。怖がっている。
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人間のように2本足で立っている『ミッピーちゃん』。【2019.04.21】追記
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秋。ついに大きくなった『ミッピーちゃん』はテラコッタから水槽から脱走成功!テラコッタはこの日から横置きになる。
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脱出後に乾いて甲羅が白くなっている。この後に水の中に戻してもなかなか治らなかった。
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「何~?」って言いながらポーズをとってくれる『ミッピーちゃん』です(2019.03.09)。
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🌙終わりに


ミシシッピニオイガメの魅力が少しでも伝えられたらと思い書きました。ミシシッピニオイガメ1匹しか飼っておりませんが、カメを飼うなら是非検討していただきたい種です。


♥ミシシッピニオイガメと上手に暮らしていく方法
これまでのカメの常識を覆す!ミシシッピニオイガメの飼い方


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【Q&A】ミシシッピニオイガメの飼い方(日光・陸場・飼育水、ほか)



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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