虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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タグ:混泳

※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

屋外でメダカを飼い始める、または飼っていますと「何かメダカと同居してくれる生き物は他にいないかなぁ」と思うことがあるのではないでしょうか。容器の中に、いろんな生き物がいますと、バリエーション豊かで、華やかな感じになり、さらに楽しい飼育となるはずです。

同居人の候補は、タニシ、ヌマエビ、ドジョウとおりますが、大体、タニシならヒメタニシ一択、ヌマエビならヤマトヌマエビやミナミヌマエビとなります。

そしてドジョウですが、マドジョウ、ヒドジョウ(マドジョウに品種改良種)、シマドジョウ(スジシマドジョウ含む)、アジメドジョウ、ホトケドジョウ、フクドジョウとバリエーションが豊かです。

ホトケドジョウは肉食傾向が強いので、メダカの同居はオススメしません。

アジメドジョウ、フクドジョウは水が綺麗で冷たくないと難しいです。屋内向きと言えるのではないでしょうか。シマドジョウも綺麗な水を好みますが、アジメドジョウ、フクドジョウほど条件は厳しくなく、水質汚染や高水温に強いです。

屋外で飼うとなりますと、マドジョウ、ヒドジョウ、シマドジョウが残ります。

この中からは「シマドジョウ」をオススメさせていただきます。

マドジョウ(ヒドジョウ)でもいいのですが、シマドジョウの方が性格が大人しく臆病です。メダカなどと混泳させても問題なく飼いやすいと思います。


◆基本情報
名称   : シマドジョウ
最大全長 :12~13cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹400~500円
寿命   : 3~5年
水温   : 5~32℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本固有種で、河川中~下流域、湖沼などに生息
       一般的に知られるマドジョウに比べ比較的きれいな水を好み、
       砂礫底で見られる
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❖マドジョウは雑食性が強い傾向
マドジョウ(ヒドジョウ)は、雑食性が強く、人工飼料のエサはもちろん、コケや藻、水草の根や枯れ葉、死骸など何でも食べてしまいます。食害まではいきませんが食欲旺盛です。

メダカやミナミヌマエビなどと同居するには普段は問題ありませんが、飢餓状態になりますと、肉食傾向が強くなりますので、ミナミヌマエビやメダカも狙われてしまいます、

特に冬の場合、飼育下で温暖化の冬は暖冬で暖かく水温も比較的高いので完全に冬眠するわけにはならずに、覚醒している日もあります。飼育下の冬は人工飼料のエサをあげませんので、起きていれば自然にお腹が空きますし、飢餓感に襲われることになります。

そうなりますと、藻やコケが繁茂しておりますので食料にするのですが、それでも足りませんので大物を狙って、メダカやミナミヌマエビを襲い食料にしてしまうのです。

シマドジョウの場合も、同じような状態に陥っても肉食傾向が少ない為、メダカやミナミヌマエビが襲われることはまずありません。

❖マドジョウはかなり大きくなる
マドジョウは、最大で20cmぐらいになります。最大に育たなくても15cm程度になります。そうなりますと、マドジョウが泳ぐだけで付近で水流が発生することになり、メダカが巻き込まれます。特にドジョウは、びっくりすると暴れるように容器内を泳ぎますので、メダカがドジョウにびっくりして容器内を逃げ回ります。

そのような事が続いていますと、メダカはストレスや疲弊してしまいますので、いい状態とは言えません。

シマドジョウは、最大で13cmぐらいになります。最大に育たなくても8cm程度になります。飼育下では10㎝満たない個体が多いです。

シマドジョウも、びっくりすると暴れるように容器内を泳ぎます。ただし、シマドジョウは臆病な性格ですので、なかなか姿を現しません。石や流木、水草の陰、地中に潜って隠れますので姿がなかなか見えずに、お目にかかることがありません。

❖マドジョウは食欲旺盛すぎる
マドジョウは、食欲旺盛でして、メダカ用の浮上性のエサも水面まできて食べてしまいます。

そんな場合は、メダカにエサを追加してエサをあげないといけません。また、マドジョウ用に沈下性のエサをあげないといけません。

エサの量が多くなればなるほど、おのずと水が汚れることになります。ただし、マドジョウにエサをあげないと、メダカやミナミヌマエビを襲うことになりかねませんし、水草も食べられてしまいますので、あげないわけにはいきません。

シマドジョウはメダカ用の浮上性のエサを横取りすることはありません。

❖用土を舞い上げて水が濁りやすい
マドジョウは、大きくなります。その大きな個体が動き廻わりますと、動き廻るごとに用土を舞い上がり、水が濁ることになります。

水が透明になるには、マドジョウによって舞い上がった用土が底に沈むまでに時間がかかりますので、その間にドジョウが泳げば、再び用土が舞い上がることになります。

粒子の細かい用土であると用土が巻き上がりやすくなりますので、粒子に大きい用土を敷くことをオススメします。

ただ、粒子の大きい用土でも粒子の細かい用土が混じっていますので、ある程度、用土が巻き上がることになります。粒子の細かい用土が少量の場合は、底に定着(固まる)するまでは、ある程度の時間がかかります。マドジョウは、定着するまでに、激しい動きをしますので、なかなか定着して、水が透明になるといった状態になりません。

シマドジョウでは、用土が巻き上がるような激しい動きはしませんので水が濁るという状態はあまりありません。


❖まとめ

 メダカと混泳するドジョウはシマドジョウがオススメです。シマドジョウは、温和であり臆病でもありますので、他の水棲生物を襲うことはありません。




※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


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※室町時代伝来の屋外金魚の育て方「きんぎょ~え、きんぎょ~。」

◆ドキュメント
作成日付:2020/11/19
更新日付:2022/01/29
※アドセンス再設定対応済
※2021.11.23更新(過剰広告カット)
※2022.01.26更新(タイトル変更、もといPilot)
※2022.01.28更新(全面改訂)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに

金魚。子供の頃に縁日やお祭りで出会う魚であり、おそらく人生で最初に飼うであろう魚です。

金魚掬いで何匹か掬って家に持って帰ってくることになると思います。そして飼育ケースかバケツに水に入れて飼い始めますが、これがなかなかうまくいきません。

翌日、あるいは1週間以内に死なせてしまうことが多々あるかと思います。

縁日やお祭りに売られている金魚は弱っておりますので、掬われて家まで輸送されるとすでに相当なダメージを受けておりますので、ある意味仕方のないことではあります。

その期間をクリアすれば環境に適応して元気に育ち始めてくれます。金魚は本来、丈夫で飼いやすい魚ですので、メダカや熱帯魚などに比べて比較的長きにわたり楽しませてくれるのです。

金魚の魅力は、水槽の中で優雅に泳いでいる綺麗で姿やユーモラスな仕草です。

特に鮮やかな「赤」、金魚は赤色だけではありませんが、あの赤色は見栄えがしますし、とても目立ちます。

そんな素敵な金魚を長く元気に飼育できるように、少しでも参考になればと思い記事を書きましたので、もしよろしければ覗いていってください。

◆金魚の起源
1700年ぐらい前に、中国の野生のフナの仲間から突然変異で現れた、体色の赤いヒブナが始まりとされています。

その中国から日本に入ってきたのが西暦1502年(室町時代・戦国時代)の500年以上前です。今で言う「和金」に近いかたちだったようで、500年以上の歴史がある観賞魚です。

金魚は初心者からマニアまで幅広い層の愛好家に飼われている観賞魚です。様々な品種が作出され、可愛らしい金魚たちが縁日やお祭り、そして店頭を賑わせています。

◆飼いやすさ【2022.01.29】追記
金魚は丈夫で飼いやすい魚ですので、アクアリウムの世界の入門魚として飼い始めるかと思います。
金魚は屋内飼育はもちろんですが屋外飼育もできますし、繁殖は割と容易です。そして長生きしますので長い期間飼うことができ、個体毎に愛着がわくこともあると思います。

メダカも丈夫で飼いやすいのですが、寿命はもって1~2年程度ですし、繁殖させないと、あっと言う間に全滅となりますので、鑑賞に加えてせっせと繁殖させる飼育方法が必要です。

熱帯魚は(一部を除き)屋内飼育となります。そしてヒーター、クーラーなどの温度調整を行う機器、ろ過機が必要となります。金魚だけ、メダカだけで育てるのであれば、両者は品種を問わず混泳させることができますが、熱帯魚を混泳させるには性格と相性を事前にしっかり確認しないといけません。エサの種類もあげ方も種類によって違いますので初心者向けではないと思います。

❖代表的な魚の飼いやすさ

 金魚 > メダカ > 熱帯魚(グッピー、ネオンテトラ)

◆金魚の種類
 金魚の品種は100種類以上とも言われ、現在の日本では約30品種が飼育されています。沢山おりますので、有名どころをご紹介いたします。


 ❖和金系


 ・和金

【歴史】
フナの突然変異で現れた赤いヒブナを品種改良したものが和金です。中国から日本に最初に渡来(とらい:海を渡ってくること)した金魚です。
【特徴】金魚すくいで見かける金魚です。動きが俊敏で非常に丈夫で飼育しやすい品種です。
【種類】体型はほぼヒブナと同じです。尾びれが普通のフナ尾(※1)から、三つ尾(※2)や四つ尾(※3)のものまであり、体色も普通の赤や紅白(更紗=さらさ)、白色があります。体格による呼び名は、小さいものから「小赤(小金)」「別下」「小和金」「姉金(姉、大姉)」となります。
【体長】20~30cm程度
※1 金魚の尾の型。 和金系の金魚によく見られる、鮒に似たシンプルな形状の尾。
※2 金魚の尾の型。 フナ尾を2枚張り合わせたような形状の尾。
※3 金魚の尾の型。三つ尾の中心に深い切れ込みが入る形状の尾。



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 ・コメット

【歴史】米国人のヒューゴ・ムラート(Augo Mulert)氏により琉金の突然変異個体をフナと交雑させて作出固定されたと言われています。
【特徴】体型は和金型、体色は白地に朱(赤)色、長く伸びたフキナガシ尾が特徴。名前の由来の通り、動きが俊敏で非常に丈夫で飼育しやすい品種です。
【種類】類似品種に「庄内金魚(山形金魚)」がある。コメットと庄内金魚の明確な違いは見た目ではわかりません。
【体長】15cm程度

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 ・朱文金

【歴史】三色出目金、フナ尾和金、ヒブナの自然交配により固定させた品種です。
【特徴】和金型の体型に長いフキナガシ尾(※)、体色が赤、青、白、黒の和を感じさせる渋い雑色、モザイク透明鱗が特徴の味わい深い品種です。
【品種】派生品種に、日本の朱文金をもとにイギリスで改良されたハート型の尾を持つ「ブリストル朱文金」があります。
【体長】30cm程度

※金魚の尾の型。フナ尾が長く伸びた形状の尾。

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 ❖琉金系


 ・琉金

【歴史】和金の突然変異で現れた尾ビレの長い固体を淘汰し固定化された品種です。金魚すくいで見かける金魚です。
【特徴】寸詰まりで体高のある丸い体、各ヒレが伸長し、特に尾ビレは長く発達することが特徴です。体色は赤白(更紗)、赤(素赤)が基本。白色も出るが選別の対象となります。
【品種】琉金で有名なのが、東京の「江戸川琉金」です。堀口養魚場産の琉金は「堀口琉金」と呼ばれ、ブランド扱いされています。
【体長】10㎝程度

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 ・出目金

【歴史】出目金は琉金の突然変異により作出された品種です。
【特徴】体型は琉金で左右に突出した大きな眼球が特徴です。生後数ヶ月経過すると徐々に眼球が突出し始めます。
【品種】中国では日本と違い様々な品種で出目性の金魚が作られています。
【体長】10㎝程度

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 ❖ランチュウ系

 ・ランチュウ
【歴史】江戸時代に中国からきた品種を日本で改良したといわれています。「金魚の王様」といわれています。
【特徴】体型は丸くて短く背ビレがありません。尾ビレは太くて短い尾筒に対して角度をつけて伸びています。頭部の肉瘤は豊かに発達しますがバランスよく発達した魚が良いとされています、
【品種】
【体長】20cm程度

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 ・江戸錦
【歴史】ランチュウと東錦を交配させてできた品種です。
【特徴】体型は背ビレがなくランチュウ型、柄は東錦同様の赤、白、浅葱色の三色で、モザイク透明鱗が特徴です。
【品種】派生品種に「京錦(キョウニシキ)」があります。
【体長】15cm程度

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 ❖オランダ系

 ・オランダシシガシラ
【歴史】江戸時代に琉球経由で長崎に輸入されたといわれています。当時は鎖国時代ですが、唯一交易が許されていたオランダにちなみ命名されました。頭部の大きな肉腫が特徴で、中国では獅子頭と呼ばれています。
【特徴】背ビレがあって肉瘤があり伸長した開き尾を持つことが特徴です。褪色は紅白(更紗)が基本。豪快で優美な品種で一般的にも人気があります。
【品種】オランダ獅子頭が巨大化する「ジャンボオランダ獅子頭」があります。
【体長】30cm程度

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 ・茶金

【歴史】中国から輸入された茶褐色の金魚です。
【特徴】独特といえる茶褐色の体色が特徴。体型に関しては長手のオランダ獅子頭型と、丸手の琉金型の2タイプがあります。
【品種】
【体長】15cm

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茶金 ちゃきん お任せチョイス2尾 |国産金魚|全長5-8CM
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◆産地
産地は複数あり、代表的な金魚の産地としては愛知県の弥冨、東京の江戸川、埼玉の加須などが知られています。 その他にも奈良県の郡山や静岡県の浜松などたくさんの産地があります。

◆大きさ
金魚の品種や体長によりますが、 丸型の金魚で最大15cm程度、 和金などフナ型の金魚は20cm以上になります。 終生飼育するには 60cm水槽で2~3匹が目安です。

ただし、水槽ではここまでの大きくするのは難しいです。 大きくしたい場合は、60cm以上の水槽にできるだけゆったり(60cm水槽で1尾)泳がせて、水換えをこまめに(週に2回以上)に行い、エサを回数多く(1日3回以上)与えると大きくなる可能性があります。

◆何匹入れるか?
金魚が大きければ大きいほど、必要な水槽のサイズは大きくなります。

※水槽に対しての匹数の目安
水槽サイズ 3~5㎝ 5~10㎝ 10㎝~
30㎝   3匹   2匹   1匹
40㎝   4匹   3匹   1匹
45㎝   5匹   4匹   1匹
60㎝   10匹   6匹   2匹

◆盆栽飼育

本来、大きくなるべき金魚を小さく育てる方法です。限られたスペースで魚に負担を与えることなく自然に大きくなることを抑制するのです。自然に育つのを抑制しますので、盆栽飼育に関しては、いいイメージがもたれていません。

下記の4つが代表的なものですが、この中でも「小さな容器で育てる」のが「盆栽飼育」の近道です。他の3つは、エサを少なくは餓死や栄養失調でうまく育たない場合があります。水温を下げるのも体調不良になりやすいです。過密飼育も水質悪化を招きます。ハードルが比較的低いのは、この「小さな容器で育てる」

 ・小さな容器で育てる
 ・エサを少なく与える
 ・水温を下げる
 ・過密飼育を行う

◆金魚の選び方
ホームセンターやペットショップなどの店で自分の飼いたい金魚を探しましょう。ただし、実際に見て気に入ったものを購入しましょう。金魚はなるべく同系のものを一緒に入れるのがいいです。

金魚には大きさや、泳ぎの速い金魚(和金・コメット・朱文金など)・ゆっくり泳ぐ金魚(琉金・オランダなど)とさまざまです。同じ金魚なので一緒に入れることは問題は無いのですが、エサの食べ具合に差が出てしまったり、なにかと問題が発生しやすくなります。

◆屋外飼育
金魚は屋外飼育を行えるかと言われれば問題なくできます。

❖屋外飼育のメリット

・金魚が丈夫で綺麗な色に仕上ります。
 太陽にあたることで健康な体を作られるのを同時に綺麗な色に仕上がります。また、飼育水がグリーンウォーター(植物プランクトンが増えた状態)になると、エサにも困りませんし、体にいい食べ物ですので、より健康的で丈夫な体になります。

・飼育の手間がかからずに楽です。
 金魚と言えば大食漢ですので、排泄物も多く水が汚れやすいです。屋内飼育であれば、ろ過機を設置すると思いますが限界もあり、水換えを頻繁に行わないといけません。屋外飼育であれば、ホテイ草などのろ過機能の比較的高い水草を入れたり、バクテリアがう増えれば、水換えを頻繁に行わなくてもすみます。

・用具がいらない、電気代も不要でお金がかからないです。
 屋内飼育ですと、水槽に加えて、ろ過機を設置したり照明を設定したりと何かと費用がかかります。屋外飼育ですと、バケツやトロ船、プラ船、ひょうたん池などで水槽よりは安く購入できますし、ろ過機や照明が不要です。

 ただし、金魚は水を汚しやすい魚ですので水替えを頻繁に行わないといけません。もちろん、屋外飼育でもろ過機を設置している方もおられますので、検討してもよいかと思います。

◆水温と水質について
金魚の活性が高い水温は16℃~28℃です。金魚の適応水温域は0℃~35℃程度で広範囲の水温に適応できる魚です。水温が10℃以下になると活性が落ちて食欲がなくなり、水温が5℃以下になると冬眠状態になりエサを食べなくなります。ただし、水温が0℃以下になり水が凍ってしまいますと凍死してしまいます。

金魚はエサをたくさん食べて排泄物が多いので水を汚しやすい魚です。水が汚れると病気になりやすいので、屋内飼育でも屋外飼育でもろ過機を設置するのが無難です。

準備したい飼育設備・備品【2022.01.29】追記
金魚を飼育したい場合に揃える設備、備品は以下の通りです。


❖金魚飼育に揃えたい設備・備品
 ・水槽(容器)
 ・ろ過機
 ・カルキ抜き
 ・エサ
 ・水温計

❖金魚飼育を楽にするので検討してもいい設備・備品
 ・照明
 ・ヒーター、クーラー(冷風機)
 ・タイマーコンセント


 ・水槽(容器)

金魚は小さい種類でも10~15cm程度に大きくなりますので、最低45cm水槽を購入するようにしましょう。屋内飼育では横から鑑賞できる水槽を購入します。屋外飼育ではトロ舟、プランター、睡蓮鉢など、色々ありますので、お好みにあわせて購入します。

金魚鉢は、金魚専用の容器のように思えますが、小さくて金魚を死なせてしまう「デス容器」なだけで人間が鑑賞し易いだけですので使用するのはやめましょう。




 ・ろ過機

ろ過機は水槽の水に酸素を送り込むと同時に水の汚れを取り除くフィルター付エアポンプ(投げ込み式ろ過フィルター)がオススメです。エアポンプがなくてもいいといえばいいので、上部式や外掛け式などでも構いません。








 ・カルキ(=塩素)抜き剤

金魚の飼育水は指導水を使用すると思いますが、水道水に含まれている塩素(=カルキ)は金魚には毒で死なせてしまいますので、使用する前にカルキを中和させます。

なお、水道水を1日汲み置きする場合はカルキは自然に抜けますので、カルキ抜き剤は不要ですが、病気や寄生虫の蔓延などで急に全水換えとなる場合は、1日汲み置きを待てませんので、即効性のあるカルキ抜き剤を購入しておくことをおすすめします。

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 ・エサ

金魚は口にはいるものなら何でも食べてしまう大食漢です。生餌は必要なく人工飼料で大丈夫です。金魚専用のエサを与えておけば栄養はバランスよく配合されているので問題ありません。

乾燥アカムシの人工飼料が人気ですが、純粋にアカムシだけではなくビタミン類などが配合されていますので栄養が偏ることはありません。






 ・水温計

金魚は温度変化に強い上、適応水温域が広いため、細かく温度管理する必要はありません。しかし、急激な温度変化に弱く消化不良にも繋がる可能性がある為、水温計を設置して水温を確認することをオススメします。

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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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◆ドキュメント
作成日付:2020/09/07
更新日付:----/--/--
※追加を追記に変更(なし)
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◆はじめに
メダカを飼おう!

そう決めた後に『どんなメダカを飼おうかな?』になると思います。

 ・やはりよく田んぼにいる黒メダカ
 ・黄色くて一般的なヒメダカ
 ・赤みがかって綺麗な楊貴妃メダカ
 ・白が目立つ白メダカ
 ・青くて綺麗な青メダカ
 ・変わった体系のダルマメダカ
 ・レアな品種のメダカ

目的は違えど、大体こんな感じかと思います。
基本種(黒メダカ、ヒメダカ、白メダカ、青メダカ)に加えて楊貴妃メダカが、いわゆる初心者向けのメダカと言われてまして、他、ダルマメダカや品種改良されたレアなメダカは中級者や上級者向けなのかなと思います。

そんな中で基本種ですが、容器にいれると目立つし華やかになる『白メダカ』が一つの選択肢としてあるかと思います。

実際に増えすぎたための引き取りで(基本種の中で)もらわれていくメダカで人気なのは圧倒的に「白メダカ」です。

しかしながら、白メダカは「か弱い」「すぐに死んでしまう」といった話もあり、なかなか難しいのでは?と飼うのにハードルのあるメダカにもなっています。

本当にそうなのでしょうか。
我が家は「白メダカ」メインに飼っており、最初は難しいと思ってしまった時もありました。試行錯誤して今は問題なく繁殖しております。

そんな経験談を踏まえて「白メダカの育て方」を記事にしてみましたので、もしよろしければ読んでいってください。



◆白メダカ
白メダカは、日本メダカ(※1)の突然変異種で黒色素胞(※2)がなく黄色素胞(※2)が弱く白い体色で目立つので人気種となっています。江戸時代(※3)からの歴史のある品種です。

※1 原種メダカ(日本メダカ)
日本にいるメダカは二種類でキタノメダカ(生息分布:本州の日本海側 東北・北陸地方)とミナミメダカ(本州の太平洋側、中国地方、四国、九州、南西諸島)の2種類に分類されます。黒メダカは原種メダカと体色や形状などの見た目は同じですが改良品種です。

※2 メダカの色を決める色素細胞
黒色素胞、黄色素胞、白色素胞、虹色素胞の4つです。

◆基本情報
名称   : 白メダカ
最大全長 : 3~5cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹150~250円
寿命   : 3~5年
水温   : 5~28℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は低い(卵生)
棲息場所 : 水面から中層
餌    : 人工飼料

※3江戸時代「梅園画譜(ばいえんがふ)」
江戸時代の本草学者(中国および東アジアの医薬に関する学問)の
毛利 梅園(もうり ばいえん)によって書かれた著書「梅園画譜(ばいえんがふ)」にヒメダカは「赤目髙」、白メダカは「白麥魚」として絵画で載っています。初めて見た時「ほんとだ!いるいる!」と思わず叫んでしまいました。すごいですねぇ。

※画譜 絵画を種類別に分けた本
※国立国会図書館デジタルコレクションの38コマ目(インターネットで見れます)


◆白メダカの飼育
他のプログの方々の記事にも載っておりますが、他のメダカの飼い方と変わりません。

短い一言で終わってしまいますが「白メダカだけの特別な飼育方法はない」ということになります。

メダカ飼育は、
 ①屋外と屋外のどの環境で飼うか?
 ②ろ過機やエアーポンプの設備をつけるか否か?
 ③エビや貝などと混泳させるか?
 ④底床の用土を入れるか否か?
 ⑤水草を入れるか否か?

以上のどのように飼育したいか?を選択します。

販売業者やブリーダーであれば、マル秘の飼育方法はあるかもしれませんが、一般的に素人が飼う分にはメダカの種類にあわせた飼育方法はありません。

今までの飼育経験からなのですが黒メダカ、ヒメダカ、白メダカを飼いますと、白メダカが死んでしまうことが多い気がします。



◆いろいろな白メダカ
・白メダカ
 基本品種で白い体色でポピュラーなメダカです。

・白半ダルマメダカ
・白ヒカリメダカ
 メタリックな腹部の色素を背中に持ち、背びれは尻びれがほぼ同じ形のメダカです。

・白幹之(しろみゆき)メダカ 
 娘さんのお名前「幹之」が由来。光を当てると背中が光るメダカです。

・松井ヒレ長白幹之メダカ
 松井さんが品種改良した白幹之メダカです。
 尾びれが扇状に長く伸び、背びれ・尻びれも同様に長く伸びているメダカです。


◆白メダカは、か弱い?死にやすい?
白メダカはか弱く、死にやすいという話をよく書かれています。

一つ目は白メダカはヒメダカよりも強い遺伝子をもった種ができあがっていないともいわれますが、ヒメダカとともに江戸時代からの長い歴史のある種ですので、長い年月をかけて強い遺伝子をもった種が生き残っているはずです。

二つ目が黒色色素がなく「強い日光に弱い」というものです。黒色色素は魚類ですと真皮(しんぴ)という表皮と皮下組織の間の皮膚の層にあり体色に影響を与える色素です。

体色が白くて弱い種となりますと「じゃアルビノなのかな?」とも思うのですが、アルビノではありません。アルビノはメラニン(※4)に関わる遺伝情報の欠損で先天的に色素が欠乏している遺伝子疾患の個体でして、体が白く透けて見えて赤っぽい目をしているのが特徴です。

白メダカは野生のメダカにあるの黒色色素がないだけでメラニンが欠損しているわけではないですし、一つ目の話と同じで、ヒメダカとともに江戸時代からの長い歴史のある種ですので、長い年月をかけて強い遺伝子をもった種が生き残っているはずです。

※4 メラニン色素は紫外線にあたると生成され、皮膚の色を決める重要な因子で、量が多いと皮膚色が黒く見えてきます。主に紫外線から皮膚を防御する、髪の色を保持する機能があります。

◆様々な要因が重なった為?
私は考えますのは、販売前の白メダカが「屋内で飼育されている」「基本種なのでぞんざいな扱いで状態が悪い」に加えて「黒色色素がないことによる日光に弱い特徴が出た」という理由です。

特に白メダカは業者出荷前や販売されている場所は屋内で飼育されていることが多いと考えます。基本種なので他の品種改良されたレアで高価なメダカよりも丁寧に扱われないこともあり状態がよくないのではないかと思います。もちろん、これは全ての業者に当てはまるわけではありません。

そして、その白メダカを購入して屋外で育てるわけですが強い日光に弱いので屋内慣れしている白メダカは強い日光に耐えきれずに死なせてしまう確率が高い為です。

屋内で育てる場合ですと逆に日光が足らなくなることが多いですし、ろ過機のろ過能力や水流が強い、いといった問題が加わりますので白メダカでなくても死なせてしまいやすいと思います。

◆累代飼育で遺伝子の強い白メダカを育てる
屋外に限って言いますと、屋外で繁殖に成功すれば生まれた稚魚は最初から屋外の厳しい環境で育ちますので、おのずと遺伝子の強い個体が生き残ると思います。強い日光が当る場所では猛暑日などは対策が必要ですが、日光にも強い個体が育つと思います。

自分の家で生まれた黒メダカもヒメダカも白メダカも青メダカも同じ環境(容器)で育てていますが、一つの種だけが生き残り、一つの種だけが死に絶えてしまうといったことはありません。すべての種は元気に育っています。

◆春に購入する
白メダカを購入するのは春がいいかと思います。春先に白メダカの産卵、孵化させて、自宅の環境に順応している白メダカを育てることで、夏の猛烈な暑さに耐えれる、冬の寒さを越せる強いメダカを作ります。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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作成日付:2020/07/04
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◆はじめに 
カワニナ。昔、子供の頃、近所に大きな神社がありました。
その神社の脇には、湧き水があり、そこから流れ出た小川は、とても澄んでおりました。

その小川には、カワニナ、それを食べるゲンジボタルの幼虫、サワガニ、オニヤンマのヤゴなどがおり、子供の頃は、オニヤンマのヤゴが目的でよく捕まえに行ったものでした。カワニナは沢山おりましたが、その頃には目もくれずにオニヤンマのヤゴを泥の中から見分けて捕まえるのが楽しみでした。

時が経って、あの時の思い出が懐かしくなり、カワニナを飼いはじめました。
しかしながら、カワニナを長生きさせるのがなかなか難しいです..。

カワニナは綺麗な水質を好みます。また水温も5℃~27℃と冷たい水を好みますので、クーラーやろ過機などの設備を設置して棲息環境を用意してあげないと生きられませんが、我が家は屋外の止水環境で飼っております。夏の猛暑日が続いた今年も無事に生き残りました。

カワニナを少しでも長生きさせて繁殖させたい方に、失敗談交えて少しでも参考になればと思い、この記事を書きましたので、覗いてみてください。


◆カワニナ
日本、朝鮮半島原産の巻貝です。日本全国の河川上流~中流域などきれいで穏やかな流れのあるところに生息しています。川や田んぼの水路などに生息していますが、汚染の進んだ河川などではまず見られません。

餌は、主に落ち葉、付着珪藻、デトリタスなどの有機物です。また、ゲンジボタル幼虫・ヘイケボタル幼虫の餌になっておりますが、環境汚染によりホタルとともに減少した種です。

我が家のカワニナです。
IMG_0817

カワニナは多くの種類がおります。カワニナ科に属する貝です。
代表格のカワニナやチリメンカワニナは、主に池や川、用水路にすんでいます。チリメンカワニナやクロダカワニナは、主に湧き水のあるため池にもすんでいます。
カワニナには多くの種類がおりますが、ここではよく池や川で見かけるカワニナのことで説明いたします。


◆カワニナを育てる意味
カワニナは雑食で岩や流木に付着したコケ類を食べます。 また、落ち葉や魚の餌の食べ残しなどの有機物をたべるデトリタス食という食性があるのでお掃除役にもなります。また、人工的にレタスやキャベツなどの柔らかい葉物を食べます。よってマツモやアナカリスなどの柔らかい水草は食べられてしまいます。

ヒメタニシは濾過摂食(水中でプランクトン類をろ過して食べる)で植物性プランクトンを食べます。しかしながら、カワニナは、このような食べ方をしないので、ヒメタニシのようにグリーンウォーターの水を透明にはしてくれません。

メダカと一緒に混泳させる場合は、コケや植物プランクトン、食べ残しや水生植物の枯れ葉など、役に立ってくれるヒメタニシですが、カワニナの活躍は限定されてしまいます。

また、ゲンジホタルやヘイケホタルの餌として有名なカワニナですが、ホタルを飼うには、それなりの設備や環境が必要ですし、ホタルは大食漢ですので、沢山カワニナを繁殖させないと、あっという間に餓死してしまい、ホタルの飼育はとても難しいです。

したがって、何か役に立つような目的で飼う生き物ではありません。純粋にカワニナを育てたい人向きの貝だと思います。

何か貝を飼いたい、またメダカと混泳させたいなどの目的がある場合は、ヒメタニシの飼育をオススメします。


◆飼育するのが難しい要素
カワニナは、1年を通して飼育することが非常に難しく、迎い入れて繁殖はするものの、そのうちに突然死んでしまうということを繰り返していました。

繁殖は一度に100匹単位の数の稚貝を産む為に、容器はカワニナだらけになります。しかしながら、そのうちに稚貝たちは数を減らしていきます。親貝たちも稚貝たちとともに徐々に数を減らしていきます。

・餓死
カワニナが死んでしまう一番多い原因は餓死です。水槽の立ち上げ直後や春の水替え直後は餌となるコケが不足します。しばらくするとコケが生えてきてカワニナの食欲を満たすようになります。

その後、繁殖期に入り、カワニナは大量の稚貝を産みます。ここまでは順調と思います。ただ増えた個体数を満たすエサとなるコケが徐々に減少していきます。そして、大量に産まれたカワニナの稚貝を含めた親貝たちの食欲を満たせずに餓死していくのです。

・止水
カワニナは綺麗な水質よりも多少汚れている水でも緩やかな流れのあるところ、要は水の動きのあるところに棲息しています。この水の流れる環境はろ過機により再現できますが、屋外飼育の場合は湧き水や伏流水のような水質や流れる環境を再現できずに止水環境になります。

本来のカワニナの棲息している環境と違いますので、カワニナの寿命を早めてしまっています。


少しずつカワニナが減少していく原因は、PH(※)が低い(酸性)か、主食となる藻類(珪藻)が不足している環境と思われます。

※PHは酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りをつけて、酸・アルカリの度合いをその目盛りの数字で表すもので、 PH7を中性とし、それ未満を酸性、それより大きければアルカリ性としています。


◆基本情報
名称   : カワニナ
最大全長 :3~5cm
飼育環境 : 淡水
       -水温5~27℃
       -高水温より低水温を好む
価格   : 1匹50~100円
寿命   : 3~6年
水温   : 5~27℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は中ぐらい
繁殖   : 難易度は低い(雄雌異体、胎生)
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ)





★ヒメタニシより飼育が難しいカワニナ

タニシとは違う姿形に魅せられて、購入してしまう方も多いと思います。

まず最初に直面するのが飼育容器の立ち上げ時によるエサ不足です。立ち上げ時は主食となる藻類が不足することによって、カワニナが餓死してしまうことが多いです。立ち上げ時にうまくいってもカワニナは大食漢なので餓死してしまうことも多いです。

またカワニナは稚貝を沢山産みますが、稚貝を含めて親貝の食欲を満たすための餌を用意するのは、なかなか難しいことですので、稚貝も親貝も減少していきます。

カワニナを生かすための一つ目のキーワードは「餓死との戦い」になります。


カワニナは中性から弱アルカリ性を好み、酸性に近い水質だと容器の上に上がってくる傾向があります。また水質悪化や酸素不足などでも同様です。

ただし、これらの原因は個体数の調整や水草を多く入れたり、エサをうまく調整すれば何とか解決できる問題です。問題なのは、カワニナが冷たい水、27℃ぐらいまでの水温で生活しているので、これを屋外の止水環境で再現するのは至難の業なのです。

我が家の水温は夏場、猛暑日には最高で34℃を記録しました。しかしながら、この高水温でカワニナは生き残ったのです。

生き残った環境は、荒木田土の底床に水深を20cmにして、アナカリスを入れている環境です。そこにもう一つ、入れた水草があります。その水草は「ホテイ草」です。ホテイ草は、夏場に水上葉を大きく拡げて、水底まで根を伸ばしてくれ、夏の強烈な日差しから、水棲生物を守ってくれるのです。

その証拠に夏場にカワニナと一緒に飼っているオオタニシの姿がめっきり見えなくなりました。その時は全滅してしまったのかと思いましたが、涼しくなるにつれて沢山の、特に稚貝が姿を現しはじめました。

カワニナを生かすための二つ目のキーワードは「高水温との戦い」になります。


ホテイ草の根についているカワニナです。
IMG_0066


◆我が家の環境
水生植物:ホテイ草
     アナカリス
水棲生物:白メダカ
     マルタニシ
     コリドラス・パレアタス
     ミナミヌマエビ
     カワニナ
底床  :荒木田土

夏場は水温が34℃になります。ホテイ草は夏場に繁茂して水面を覆ってくれますので、水温は高くなってしまうものの、直射日光から守ってくれるという役割を果たしてくれます。

基本的には壁面や流木、石などに付着しているコケなどの藻類を食べますが、アナカリスも食料になっております。冬場は特に用土に潜ることはないのですが、アナカリスにくっついている光景を見かけます。

混泳している水棲生物で、マルタニシとエサがバッティングしますが、そこは人工飼料でカバーしております。

◆エサ
カワニナは雑食性ですが、容器の壁面、あるいは流木や石コケなどに付着している藻類を食べております。タニシのように植物プランクトンが増えてグリーンウォーターになった状態から、濾過摂食という方法で透明な水になるようなことはありません。

繰り返しますが、雑食性ですので、コケはもちろん、水草や死骸なども食べますが、容器の中の「資源」は限られていますので繁殖期を迎えると個体数が増えて、エサがなくなっていき、餓死してしまう個体がでてきます。

そこでカワニナの食料不足を補うのに人工飼料を使用しています。それは、プレコというエサです。このプレコはタブレット(円盤型)、沈下性のエサであり、まさに熱帯魚のプレコ専用に作られたエサです。植物質を主食とするプレコのために植物性原料をメインにスピルリナ・クロレラ(藻類)を配合しています。

これは万能のエサで、メダカやドジョウ、ミナミエビヌマエビ、そしてヒメタニシ、カワニナと我が家では食べない生き物はいません。以前はザリガニのエサを与えていましたが、メダカやミナミヌマエビは食べてくれましたが、カワニナやヒメタニシは食べてくれませんでした。

このプレコ一つで食料事情をかなり解決してくれます。



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◆繁殖
唯一の難点?が混泳しているがゆえに、繁殖でも、そんなに沢山増えない事です。繁殖は一度に100匹単位の稚貝を産みますが、最初に他の水棲生物に捕食されるのか(推測です)、数が少なくなります。それでも容器に沢山稚貝が付着する光景を見ることができますが、そのうちに少しずつ減っていきます。マルタニシとの食料のバッティングで一定数が餓死しているだと思います。それでも、かなりの多くの稚貝が残ります。ホタルのエサとして飼っている訳ではないので十分です。

◆我が家のカワニナ飼育の一年サイクル(あんまりないです)
●4月
 ・越冬したカワニナが姿を現します。
 ・水替えと容器洗いを行ないます。
  エサの藻類がなくならないように、容器や流木、石は軽く洗う程度に留めます。
●6~8月
 ・繁殖して稚貝が沢山水面下に現れます。
●12月~翌年3月
 ・寒くなるので底の方で動かなくなります。



※最後に
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◆ドキュメント
作成日付:2020/05/07
更新日付:2020/05/10
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◆はじめに
日本ではマルタニシ、ヒメタニシ、オオタニシ、ナガタニシと呼ばれる4種類のタニシを見ることができます。ナガタニシは琵琶湖水系の固有種ですので見かけることはありません。

このマルタニシは、最もポピュラーな種類と言われています。
しかしながら、日本全国の水田、池沼、用水路など日本のタニシ科ではもっとも多様な環境に棲み、また汚染にも比較的強いヒメタニシ、最大全長8㎝にもなる日本産の淡水巻貝では最大種のオオタニシに挟まれて、いまいち、マイナーな感じがします。

マルタニシは、水田や池沼に棲んでいますが、ヒメタニシの棲息環境に近いですが水質汚濁や乾燥に強いわけではありませんし、オオタニシのように綺麗な水に棲んでいるわけでもありませんので、中途半端な気がします。

全長4cm、大きくなると6cmにもなるマルタニシは水質浄化能力に優れており、コケ取り能力はとても優秀なのです。

ヒメタニシやオオタニシもいいのですが、マルタニシも飼いたいという方は、この記事を書きましたので、よろしければ見ていってください。


◆タニシ
タニシは、南米と南極大陸を除く各大陸とその周辺地域の淡水に生息し、雌雄異体の卵胎生の巻貝です。

湖や沼、用水路や流れの緩い川などの淡水に生息しており、日本には代表的なオオタニシ、ヒメタニシ、マルタニシ、ナガタニシの4種類がいます。田んぼに生息しているのをよく見かけます。

コケなどの藻類が主食であるが、水底のプランクトンの死骸なども食べる。また水質をろ過するように漉(こ)しとるような食べ方もします。

写真は我が家のマルタニシです。
IMG_2833


◆マルタニシ
日本原産のタニシです。やや大型になるタニシで、全体的に丸みを帯びた殻が特徴です。殻高は40mm、最大では60mmに達する個体もあります。

オオタニシ同様に大型であるため、古来より食用にされてきました。乾燥に強く、農閑期の水田や干上がった溜池などでも泥に潜って耐えますが、極度の乾燥や水質の汚染、汚濁などには弱いです。

かつては水田などでよく見られた種ですが、農薬の影響や冬季の圃場の掘り返しなどで急速に減少傾向にある種です。

IMG_2836


◆環境省レッドリスト2020
環境省版レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)とは、日本に生息又は生育する野生生物について、専門家で構成される検討会が、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を科学的・客観的に評価し、その結果をリストにまとめたものです。

タニシについては以下のカテゴリーです。

●絶滅危惧IA類(CR)
絶滅の危機に瀕している種
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、野生での存続が困難なもの。

 マメタニシ

●絶滅危惧II類(VU)
絶滅の危険が増大している種
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧Ⅰ類(絶滅の
危機に瀕している種)」のカテゴリーに移行することが確実と考えられるもの。
 マルタニシ

●準絶滅危惧(NT)
存続基盤が脆弱な種
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として
上位カテゴリーに移行する要素を有するもの。

 オオタニシ
 ナガタニシ

※ヒメタニシは、どのカテゴリーにも所属していない模様です。


★育てやすいタニシは?(ナガタニシ除く)
 育てやすいタニシの順は以下のとおりです。
   ヒメタニシ > マルタニシ > オオタニシ
 
 やはり一番はヒメタニシです。水質の悪化にも強いですし、繁殖も容易です。

 また主食の藻類だけでなく、プレコなどの人工飼料を食べてくれるので餓死する確率が低いです。マルタニシもヒメタニシ同様ですが、やや水質悪化や高水温に弱い感じがしました。

 マルタニシの記事ですが、ヒメタニシの飼育をオススメします。



マルタニシは、ヒメタニシに近い生息環境ですが、オオタニシほどでないにしろ、水質の悪化と特に水温上昇に弱い感じが見受けられます。

特に夏場にいかに水温上昇を抑えるかが、カギになってきます。夏場に個体数を減らしてしまうことが多く、特に春から夏に産まれた稚貝を死なせてしまう場合がありました。

また、水質悪化にも弱い感じがします。特に春先に水替えして水質が安定しない時と、冬に水生植物の活性化が収まり、水が富栄養化して、越冬できずに死なせてしまうことがありました。


◆基本情報
名称   : マルタニシ
最大全長 : 4~6cm
【ご参考】
ヒメタニシ 最大殻高:3cm
オオタニシ 最大殻高:8cm
飼育環境 : 淡水
       -水温5~30℃
       -高水温より低水温を好む
価格   : 1匹100~150円
寿命   : 3~5年
水温   : 5~28℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は中ぐらい
繁殖   : 難易度は低い(胎生)
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ)




★マルタニシにはプレコを食べます。オススメのエサです。【2020.05.10】追記

容器の新規立ち上げ時や春の水替え、植え替え時、または飼育する生体が多いと、エサのコケがどうしても不足してしまいます。そうして、生体の数が一時的に減ってしまいます。

その後、繁殖シーズンを迎えて大量の稚貝が生まれます。容器内は賑やかになりますが、エサのコケが不足していくので、徐々に稚貝の数も減っていきます。

繁殖シーズン真っ盛りでは個体数が増えているので、これで飼育の軌道に乗ったと思いがちなのです。

やがて親貝になりますが、その頃には数が減っていきます。そのまま、シーズンを終えて越冬となりますが、越冬時も減っていきますので、翌年春にはとても少ない個体数となっているのです。

この飢餓を回避する為に、プレコを使用します。プレコを与える、与えないで、個体数の生き残りが随分違います。




プレコに群がるマルタニシです。
IMG_2847




◆マルタニシ飼育のまとめ

 ・容器を新たに導入、または春の水替えにより、エサが不足しがちになるので藻類が生えるまで待つか、藻類の生えた流木などの置き物を置いてエサを確保しましょう。

 ・底床には荒木田土を使用しましょう。

 ・メダカやミナミヌマエビ、ドジョウを同居させる場合は、酸欠にならないように個体数を少なめに入れてください。

 ・水温上昇に弱いので、水草を入れたり、岩や流木を置いたり、簾(すだれ)をかけたりして、水温が上昇しないようにしてください。

 ・飼育容器の藻類だけではエサが不足するのでプレコなどのエサを与えて餓死しないように育てましょう。



※最後に
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◆はじめに
カワニナ。昔、子供の頃、近所に大きな神社がありました。
その神社の脇には、湧き水があり、そこから流れ出た小川は、とても澄んでおりました。

その小川には、カワニナ、それを食べるゲンジボタルの幼虫、サワガニ、オニヤンマのヤゴなどがおり、子供の頃は、オニヤンマのヤゴが目的でよく捕まえに行ったものでした。カワニナは沢山おりましたが、その頃には目もくれずにオニヤンマのヤゴを泥の中から見分けて捕まえるのが楽しみでした。

時が経って、あの時の思い出が懐かしくなり、カワニナを飼いはじめました。
しかしながら、カワニナを長生きさせるのがなかなか難しいです..。

カワニナは綺麗な水質を好みます。また水温も5℃~27℃と冷たい水を好みますので、クーラーやろ過機などの設備を設置して棲息環境を用意してあげないと生きられませんが、我が家は屋外の止水環境で飼っております。夏の猛暑日が続いた今年も無事に生き残りました。

カワニナを少しでも長生きさせて繁殖させたい方に、失敗談交えて少しでも参考になればと思い、この記事を書きましたので、覗いてみてください。


◆カワニナ
日本、朝鮮半島原産の巻貝です。日本全国の河川上流~中流域などきれいで穏やかな流れのあるところに生息しています。川や田んぼの水路などに生息していますが、汚染の進んだ河川などではまず見られません。

餌は、主に落ち葉、付着珪藻、デトリタスなどの有機物です。また、ゲンジボタル幼虫・ヘイケボタル幼虫の餌になっておりますが、環境汚染によりホタルとともに減少した種です。

写真は我が家のカワニナです。
IMG_3309


★カワニナを育てる意味
 
 
カワニナは雑食で岩や流木に付着したコケ類を食べます。 また、落ち葉や魚の餌の食べ残しなどの有機物をたべるデトリタス食という食性があるのでお掃除役にもなります。また、人工的にレタスやキャベツなどの柔らかい葉物を食べます。よってマツモやアナカリスなどの柔らかい水草は食べられてしまいます。

ヒメタニシは濾過摂食(水中でプランクトン類をろ過して食べる)で植物性プランクトンを食べます。しかしながら、カワニナは、このような食べ方をしないので、ヒメタニシのようにグリーンウォーターの水を透明にはしてくれません。

メダカと一緒に混泳させる場合は、コケや植物プランクトン、食べ残しや水生植物の枯れ葉など、役に立ってくれるヒメタニシですが、カワニナの活躍は限定されてしまいます。

また、ゲンジホタルやヘイケホタルの餌として有名なカワニナですが、ホタルを飼うには、それなりの設備や環境が必要ですし、ホタルは大食漢ですので、沢山カワニナを繁殖させないと、あっという間に餓死してしまい、ホタルの飼育はとても難しいです。

したがって、何か役に立つような目的で飼う生き物ではありません。純粋にカワニナを育てたい人向きの貝だと思います。

 カワニナの記事ですが、ヒメタニシの飼育をオススメします。


カワニナは、1年を通して飼育することが非常に難しく、迎い入れて繁殖はするものの、そのうちに突然死んでしまうということを繰り返していました。

繁殖は一度に100匹単位の数の稚貝を産む為に、容器はカワニナだらけになります。しかしながら、そのうちに稚貝たちは数を減らしていきます。親貝たちも稚貝たちとともに徐々に数を減らしていきます。

その原因は餓死です。餌となるコケが減少することにより、大量に産まれたカワニナの稚貝を含めた親貝たちの食欲を満たせずに餓死していくのです。

少しずつカワニナが減少していく原因は、PH(※)が低い(酸性)か、主食となる藻類(珪藻)が不足している環境と思われます。 オオタニシと似ていると思います。

また、止水による飼育では湧き水や伏流水のような水質を再現できずに、カワニナの寿命を早めてしまっています。

※PHは酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りをつけて、酸・アルカリの度合いをその目盛りの数字で表すもので、 PH7を中性とし、それ未満を酸性、それより大きければアルカリ性としています。


◆基本情報
名称   : カワニナ
最大全長 :3~5cm
飼育環境 : 淡水
       -水温5~27℃
       -高水温より低水温を好む
価格   : 1匹50~100円
寿命   : 3~6年
水温   : 5~27℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は中ぐらい
繁殖   : 難易度は低い(雄雌異体、胎生)
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ)


★ヒメタニシより、はるかに飼育が難しいカワニナ

タニシとは違う姿形に魅せられて、購入してしまう方も多いと思います。

まず最初に直面するのが飼育容器の立ち上げ時によるエサ不足です。立ち上げ時は主食となる藻類が不足することによって、カワニナが餓死してしまうことが多いです。立ち上げ時にうまくいってもカワニナは大食漢なので餓死してしまうことも多いです。

またカワニナは稚貝を沢山産みますが、稚貝を含めて親貝の食欲を満たすための餌を用意するのは、なかなか難しいことですので、稚貝も親貝も減少していきます。

【2021.04.12】追記
そのままでは、全滅あるいは少数になってしまいます。そこで人工飼料の出番となるわけです。その人工飼料は「プレコ」といい、その名の通り熱帯魚のプレコが食べるエサなのですが、植物性原料でできておりますので、貝たちも食べることができるエサなのです。

この「プレコ」を知る前は、カワニナは毎年数を減らして春に買い足していたのですが、繁殖して個体数を維持してくれますので、春に買い足すことはなくなりました。

「プレコ」は万能のエサでして、カワニナは勿論、ヒメタニシやミナミヌマエビ、メダカやドジョウまでも群がって平らげてくれます。

カワニナを生かすための一つ目のキーワードは「餓死との戦い」になります。





カワニナは中性から弱アルカリ性を好み、酸性に近い水質だと容器の上に上がってくる傾向があります。また水質悪化や酸素不足などでも同様です。

ただし、これらの原因は個体数の調整や水草を多く入れたり、エサをうまく調整すれば何とか解決できる問題です。問題なのは、カワニナが冷たい水、27℃ぐらいまでの水温で生活しているので、これを屋外の止水環境で再現するのは至難の業なのです。

我が家の水温は夏場、猛暑日には最高で34℃を記録しました。しかしながら、この高水温でカワニナは生き残ったのです。

生き残った環境は、荒木田土の底床に水深を20cmにして、アナカリスを入れている環境です。そこにもう一つ、入れた水草があります。その水草は「ホテイ草」です。ホテイ草は、夏場に水上葉を大きく拡げて、水底まで根を伸ばしてくれ、夏の強烈な日差しから、水棲生物を守ってくれるのです。

その証拠に夏場にカワニナと一緒に飼っているオオタニシの姿がめっきり見えなくなりました。その時は全滅してしまったのかと思いましたが、涼しくなるにつれて沢山の、特に稚貝が姿を現しはじめました。

カワニナを生かすための二つ目のキーワードは「高水温との戦い」になります。




ホテイ草の根についているカワニナです。
IMG_0066


ネットで載っている記事は「カワニナ」の飼育方法はありますが室内飼いや、本格的な自然の中にあるビオトープで紹介されている記事が載っております。

屋外飼いでカワニナを記事にしているサイトになかなかお目にかかりません。QA形式のサイトで飼い方指南は載っておりますが、その方の飼育方法であって万人に当てはまることはありません。やはり、カワニナの屋外飼育に関してはオオタニシ同様に確率した飼育方法がないのが現状だと思います。

同じ貝でもヒメタニシは結構記事があると思いますが、カワニナになるとグッと記事が減ってしまうのは、おそらく長い間飼育に成功している方が少ないのだと思います。

我が家も何とか昨年春から育てているカワニナが越冬して、今年の長い猛暑日をうまく生き残った程度なのです。しかしながら、以前は半年程度で死んでしまっておりましたので、『大きな一歩』だと思っております。

★【失敗談】ヒメタニシと同じ手法で、あっという間に死んでしまう。

 カワニナに魅せられてヒメタニシと同じような飼い方をしました。
 ヒメタニシは田んぼや、池沼、水路などで水が汚れた環境でも生きていけます。
 カワニナだけでなく、メダカやドジョウ、ミナミヌマエビを混泳させていましたので、まずはカワニナが酸欠になり水面に上がってきます。

 そのうちにメダカやミナミヌマエビも淘汰されてしまうので、酸欠状態が解消されて水面からは消えるのですが、メダカやミナミヌマエビ、ドジョウなどは夏場に向けて活性が上がってきますので、エサの量が少しずつ増えていきます。

 そしてアンモニア濃度が上がり、いきなり死んでしまいます。ヒメタニシのように殻が溶けて死んでいくということはなく、いきなり死にます。またそこまでエサがなくなり餓死してしまうこともありました。

水質悪化で死んでしまったと思われるカワニナ(中身が空)です。
IMG_3878


◆カワニナ飼育のまとめ 

・容器を新たに導入、または春の水替えにより、エサが不足しがちになるので藻類が生えるまで待つか、藻類の生えた流木などの置き物を置いてエサを確保しましょう。

・底床には「荒木田土」を使用しましょう。

・メダカやミナミヌマエビ、ドジョウを同居させる場合は、酸欠にならないように個体数を少なめに入れてください。

・飼育容器の藻類だけではエサが不足するので「プレコ」などのエサを与えて餓死しないように育てましょう。

「ホテイ草」を入れてカワニナの隠れる場所を作ってあげましょう(夏場の強烈な日光と高水温には特に有効と思われます)。

・定期的(こめめ)に水替えをしたり、ろ過機を設置(もうビオトープじゃありませんが)するなどして、水質を保ってください。
【2021.04.12】修正、及び追記
「ホテイ草」「プレコ」「荒木田土」はカワニナを長生きさせて繁殖で増やせる要素であると、我が家の飼育で判明しました。「プレコ」は餓死のリスクを防いでくれますし、「ホテイ草」と「荒木田土」は夏の猛暑日の水温が34℃と続いたとしても、暑さを防いでくれてカワニナは生き続けることができます。「ホテイ草」は隠れ家としても効果を発揮してくれますが、根や葉の裏について葉や根をエサとしての役割を担ってくれます。カワニナ棲息の必須条件と言える「冷たい水(25℃程度)」「綺麗な水」でなくても生きていけます。そして、こまめに水替えをしなくても止水環境で生きていけます。

我が家で育てているカワニナです。
IMG_2847



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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❖作成日:2019/07/13
❖更新日:2019/07/14
※モバイルデバイス対応済
※追加を追記に変更(なし)
※アドセンス再設定対応済
※目次を付けました(2021/03/10)
※目次へ戻るを付けました(2021/03/10)
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに
メダカを飼う時「メダカの種類は何にしようか?」「メダカは何匹入れようか?」など、色々楽しく想像しながら、ビオトープライフを考えるかと思います。そして、いざ決まってみると「メダカだけでいいのかな?」「他に何か生き物をメダカと一緒に入れて育ててみたいな。」なんて思うこともあるかと思います。

メダカ好きで他の生き物に興味がないとか、メダカをブリードして楽しみたいという方はメダカだけで育てていると思いますが、メダカと一緒に何か生き物を入れて、賑やかな感じで楽しみながら育てたいと思う方もいると思います。

実際にメダカと一緒に暮らす(混泳する)生き物は、どのような生き物がいいのでしょうか。それはメダカとの相性、つまりメダカの小さな体とつり合いがとれて、メダカを攻撃しない、あるいはメダカに攻撃されずに、一緒に暮らしていける。

そして、メダカの繁殖が盛んに行われ、また一緒に暮らしている生き物の繁殖も盛んにおこなわれて、どちらもうまく子孫が繁栄していけば最高かと思います。

しかしながら、そのような生き物はごく一部でして、無理にメダカも一緒に暮らしている生き物も子孫を残そうとすると、どちらも子孫を残さずに、いなくなってしまう事態にもなりかねません。

ビオトープを初めてから、『楽しい賑やかなビオトープ』を夢見て色々な組み合わせを試しました。しかしながら、生き物たちは長く生きられない場合が多く、最終的にはベーシックな組み合わせになりました。

メダカと混泳できる生き物の一覧のプログは多いと思いますが、生き物が単独でご紹介されている記事が多いと思います。そこで混泳させた結果の記事を書いてみました。
我が家の失敗した歴史を振り返ますので、ご参考までに覗いていってください。


※注意事項
この記事は、過去のメダカと混泳させた生体の飼育経験の話ですが、この当時の飼育経験は知識に乏しく、子供の頃の経験を頼りに飼育していたので、生体に合わせた飼育ができておりませんでした。

必ずしも生体同士の相性が悪くて、うまく飼育できなかったという話ではありませんで、その点をご注意いただければと存じます。

過去の飼育経験を棚卸してみて思ったのは、「しかし、懲りないなぁ~。」と率直に感じました。なお、「何で、この組み合わせなの?」は突っ込まないでください。


<組み合わせ目次>

ヒメダカ、ヤマトヌマエビ、オオタニシ、スジシマドジョウ
ヒメダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、マシジミ、スジシマドジョウ
白メダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウ
白メダカ、金魚(更紗琉金)、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウ
白メダカ、タイリクバラタナゴ、ミナミヌマエビ、ドブ貝、ヒドジョウ
ヒメダカ、カワバタモロコ、ミナミヌマエビ、マルタニシ、ヒドジョウ
ヒメダカ、スジエビ、石巻貝、レッドラムズホーン、スジシマドジョウ
ヒメダカ、白メダカ、青メダカ、アカヒレ、ミナミヌマエビ、マルタニシ
ヒメダカ、ミナミヌマエビ、チェリーレッドシュリンプ、オオタニシ、ヒメタニシ、マドジョウ
錦鯉(稚鯉)、白メダカ、ヒメタニシ、まめヒメタニシ、チェリーレッドシュリンプ、ミナミヌマエビ

ヒメダカ、青メダカ、タモロコ、ギンブナ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒナハゼ
黒メダカ、ヒメタニシ、ミナミヌマエビ、ホトケドジョウ、ヒドジョウ
ヒメダカ、ニゴイ、カラスゴイ、ヒメタニシ、チェリーレッドシュリンプ、ミナミヌマエビ、ヒドジョウ
白メダカ、キンブナ、イトモロコ、タニシ、タモロコ、シマドジョウ、ヒドジョウ
黒メダカ、透明鱗フナ、スジエビ、サンヨウコガタスジシマドジョウ
ヒメダカ、スジエビ、ヒメタニシ、マドジョウ
白メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒドジョウ
うまくいっている組み合わせ




ヒメダカ、ヤマトヌマエビ、オオタニシ、スジシマドジョウ
ヤマトヌマエビは幼生期には汽水が必要で繁殖させるのは非常に難しいですのでと徐々に減っていきました。ヒメダカは多く入り過密飼育にしておりましたので、ヤマトヌマエビは飛び出し死が多かったように思います。

オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。ヒメダカはエサの与え過ぎで水が汚れて徐々に死んでいきました。最終的にはヒメダカが少しと、スジシマドジョウが棲息している状態になりました。


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◆ヒメダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、マシジミ、スジシマドジョウ
ミナミヌマエビは少しずつですが勝手に増えていきました。オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。ヒメダカはエサの与え過ぎで水が汚れて徐々に死んでいきました。

マシジミはエサとなる微生物が少ない為か、徐々に死んでしまったと思われます。というのは後で用土を掘って生きているのか死んでしまったのかの状態がわかるからです。

マシジミのエサの足しにとバクテリア剤投入したことかはわかりませんが、投入後にミナミヌマエビが一夜で全滅してしまいました。最終的にはスジシマドジョウのみが棲息している状態になりました。

◆マシジミは難しい..。
マシジミを長期間、育てるのは難しいです。何せ微生物を発生させないといけませんが、微生物が豊富にいる状態なのかは肉眼ではよくわかりません。

また用土の中に潜ってしまいますので、元気なのか?死んでしまっているのか?がまったくわかりません。

透明な容器であれば、砂に潜った状態も見えるかもしれませんが、屋外の容器では見ることもできません。
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◆白メダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウ
ミナミヌマエビは少しずつですが勝手に増えていきました。オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。カワニナもコケ不足で餓死してしまいました。

ヒドジョウは元気に生き残りました。白メダカはエサの与え過ぎで水が汚れて徐々に死んでいきました。最終的には白メダカが少し、ミナミヌマエビとヒドジョウが棲息している状態になりました。

【回顧録】初期のスタンダードな組み合わせでした。
この白メダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウの組み合わせは、ビオトープを始めた頃のスタンダードな組み合わせでした。

白メダカはコストパフォーマンスが良いわりに、とても目立って容器が華やかになる感じが好きでした。

ミナミヌマエビは、この頃はヤマトヌマエビに比べてコケとり能力が劣り不満でしたが、ヤマトヌマエビは繁殖するのが難しいので、しぶしぶ購入しておりました。

オオタニシは、当初ヒメタニシの育てやすさを知りませんでしたし、オオタニシの育てにくさを知りませんでしたが「淡水巻貝日本最大種」をいうことだけで購入しておりました。

ドジョウは当初からメダカとともに育てると決めていましたが、マドジョウ以外に何かいないのか?と探していたところ、ヒドジョウに出会いました。ヒドジョウに出会わなかったら、ビオトープはしていなかったかもしれません。




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◆白メダカ、金魚(更紗琉金)、ミナミヌマエビ、オオタニシ、カワニナ、ヒドジョウ
金魚が他の生き物の脅威となりました。ミナミヌマエビは食べられてしまい少なくなりました。おそらく小さい稚エビが食べられてしまい、親エビが寿命などで死んでいったと思います。

金魚は大食漢ですので、エサを沢山食べて、エサの残りや糞尿で水を汚してしまいます。また金魚の泳ぐ水流に巻き込まれて疲労してしまったと思いますが、白メダカは全滅してしまいました。

オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。カワニナは繁殖したものの、エサのコケ不足で親貝と稚貝ともに餓死してしまいました。水が汚れ過ぎて金魚も死んでしまい、最終的にはヒドジョウのみが棲息している状態となりました。

◆金魚は意外に難しかった..。
金魚とメダカは双方ともポピュラーな性格で、よくお祭りの屋台やアクアショップでよく一緒の容器に入れられているのをよく見かけます。

金魚は性格が温和ですし、メダカを食べることも襲うこともありませんので問題ないと思っておりました。実際には、金魚とメダカの体格の差が大きく、金魚の泳いでいる水流にメダカが巻き込まれて、ストレスというより、弱ってしまい死んでしまいました。
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◆白メダカ、タイリクバラタナゴ、ミナミヌマエビ、ドブ貝、ヒドジョウ
タイリクバラタナゴの産卵に挑戦しましたが、産卵床のドブ貝が微生物不足で、あっという間に死んでしまいました。

タイリクバラタナゴも、エサの与えすぎもあり、後を追うかのように死んでしまいました。エサのあげすぎが原因で白メダカとミナミヌマエビは徐々に死んでいきました。最終的にはヒドジョウが棲息している状態となりました。

◆ドブ貝。
 マシジミと同様の結果再び..。

マシジミで失敗した結果の原因究明や同じ轍を繰り返さないという対策を何もせずに、二枚貝であるドブ貝を育てようとしましたが、まったく同じ結果となりました。

二枚貝は水中を漂っている植物プランクトンを水ごと吸い込んで食べています。植物プランクトンの中でも珪藻をよく好んで食するというデータもあります。

グリーンウォーターが発生している水槽に入れてえさを食べれる環境にしてあげれば良いのですが、当時は知りもしませんし、調べようともしませんでした。
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◆ヒメダカ、カワバタモロコ、ミナミヌマエビ、マルタニシ、ヒドジョウ
カワバタモロコとヒメダカは何故かうまくいきませんでした。どちらもエサのやり過ぎで水が汚れて徐々に死んでいきました。

ミナミヌマエビは徐々に増えていきました。マルタニシはオオタニシと同様に綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。最終的にはミナミヌマエビとヒドジョウが棲息している状態になりました。


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◆ヒメダカ、スジエビ、石巻貝、レッドラムズホーン、スジシマドジョウ
石巻貝はコケをよく採ってくれましたが、レッドラムズホーンは雑食で何でも食べてしまいますので、石巻貝のエサであるコケを食べてしまい、石巻貝は餓死してしまいました。

レッドラムズホーンは爆発的に増えて制御できなくなりましたので数匹残して駆除を繰り返しました。雑食性のスジエビもエサ不足なのか、徐々に死んでいきました。最終的にはヒメダカが少し、スジシマドジョウ、レッドラムズホーンが棲息している状態になりました。

◆レッドラムズホーンは強すぎる..。
レッドラムズホーンは生命力が強く雑食性の為、コケはおろか、エサの残りや枯れ葉なども食べてくれます。

水質が汚れない分にはいいのですが、他の貝のエサまで食べてしまい、最終的には駆逐してしまいます。繁殖力も素晴らしく、あっと言う間に増えてしまい、駆除するはめになってしまいます。
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◆ヒメダカ、白メダカ、青メダカ、アカヒレ、ミナミヌマエビ、マルタニシ
あれこれメダカを入れすぎに加えてアカヒレも一緒に入れましたので、過密飼育で徐々に死んでいきました。アカヒレはメダカより丈夫なのか少し生き残りました。

ミナミヌマエビは徐々に増えていきました。マルタニシはオオタニシと同様に綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。最終的にはアカヒレが少し、ミナミヌマエビが棲息している状態になりました。

◆マルタニシはオオタニシ同様に難しい。
オオタニシもマルタニシも綺麗な水を好みますので、長期間、飼育するのはとても難しいです。水質の汚れにも多少強いヒメタニシを飼育することをオススメします。




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◆ヒメダカ、ミナミヌマエビ、チェリーレッドシュリンプ、オオタニシ、ヒメタニシ、マドジョウ
ミナミヌマエビとミナミヌマエビの亜種であるチェリーレッドシュリンプはミナミヌマエビがやや強いのか、徐々にチェリーレッドシュリンプが減っていきました。

オオタニシは綺麗な水を好みますし、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。ヒメタニシもオオタニシとエサのコケを取り合ったのか、エサのコケが少なくなり餓死してしまいました。最終的にはミナミヌマエビとマドジョウが棲息している状態になりました。


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◆錦鯉(稚鯉)、白メダカ、ヒメタニシ、まめヒメタニシ、チェリーレッドシュリンプ、ミナミヌマエビ
錦鯉は、稚鯉といってもやっぱり鯉。他も生き物の脅威になりました。チェリーレッドシュリンプとミナミヌマエビは食べられてしまいました。

錦鯉はエサを沢山食べますので、エサの残りや糞尿で水が汚れてしまい、また錦鯉の泳ぐ時の水流がストレスになり、白メダカは死んでしまいました。ヒメタニシもマメタニシもコケ不足なのか徐々に減っていきました。錦鯉も水の汚れで最後に死んでしまいました。最終的には何もいない状態になりました。

◆錦鯉?
何故、錦鯉をメダカと一緒にいれたのか、記憶が定かでなく、資料(メモ)も少なくわかりませんでした。

当時はメダカが何度飼育しても死なせてしまい、強靭な鯉なら飼育しても生き残るだろうと安易な気持ちで購入したのかもしれません。滅茶苦茶だったと思います。




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◆ヒメダカ、青メダカ、タモロコ、ギンブナ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒナハゼ
タモロコとギンブナはエサを沢山食べますので、エサの残りや糞尿で水が汚れてしまい、また錦鯉の泳ぐ時の水流がストレスになり、ヒメダカと青メダカは死んでしまいました。

ミナミヌマエビは水の汚れで死んでしまいました。ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。ヒナハゼも冬を越せずに死んでしまいました。最終的には何もいない状態になりました。


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◆黒メダカ、ヒメタニシ、ミナミヌマエビ、ホトケドジョウ、ヒドジョウ
ホトケドジョウが鍵でした。雑食性のホトケドジョウは、ミナミヌマエビを食べてしまい、ミナミヌマエビはいなくなってしまいました。

ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。ホトケドジョウは中層を泳ぎますので、黒メダカの泳ぐ場所が重なったことにより、黒メダカが水流に巻き込まれて弱っていき黒メダカは徐々に減っていきました。

ホトケドジョウは流れの緩やかな水域で、主に小川や田んぼに棲息していますが、比較的綺麗な水を好むようでして、水の汚れで死んでしまいました。最終的には、黒メダカとヒメタニシが少し、ヒドジョウが棲息している状態になりました。

◆ホトケドジョウは扱いが難しい?
ホトケドジョウは中層を泳ぐ魚であり、同じドジョウの名前が付きますが、まったく『別物』と考えていいと思います。

雑食性で自然界では底生動物を好んで捕食するため、底にいるミナミヌマエビが標的になってしまいます。沈下性のエサも浮遊性のエサもどちらも食べますので、浮遊性のエサは黒メダカと競合し、沈下性のエサはミナミヌマエビと競合します。

混泳での扱いが難しく、飼育しなくなりました生体の1種類です。
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◆ヒメダカ、ニゴイ、カラスゴイ、ヒメタニシ、チェリーレッドシュリンプ、ミナミヌマエビ、ヒドジョウ
二ゴイ、カラスゴイはエサを沢山食べますが、綺麗な水を好むようで、エサのやり過ぎで水が汚れて、あっという間に死んでしまいました。

ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。ミナミヌマエビとミナミヌマエビの亜種であるチェリーレッドシュリンプはミナミヌマエビがやや強いのか、徐々にチェリーレッドシュリンプが減っていきました。

ヒメダカは徐々に減っていきました。ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。最終的にはヒメダカが少し、ヒドジョウが棲息している状態になりました。

◆ミナミヌマエビとチェリーレッドシュリンプのパワーバランスは?
ミナミヌマエビとチェリーレッドシュリンプですが、チェリーレッドシュリンプは台湾原産のミナミヌマエビでして、混泳はできるのですが、一緒にいれていると、そのうちにミナミヌマエビだけになることが多々あります。

しかしよく見ると普通のミナミヌマエビの中に、赤みがかったミナミヌマエビを見ることができます。おそらくは、ミナミヌマエビとチェリーレッドシュリンプが交配して、赤みがかった姿の子孫がいるんだろうと思います。


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◆白メダカ、キンブナ、イトモロコ、タニシ、タモロコ、シマドジョウ、ヒドジョウ
イトモロコとタモロコは過密飼育がいけないのか、あっという間に死んでしまいました。白メダカも過密飼育による水の汚れで徐々に減っていきました。

ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。キンブナは強かったです。シマドジョウ、ヒドジョウとともに生き残りました。最終的にはキンブナ、シマドジョウ、ヒドジョウが棲息している状態になりました。


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◆黒メダカ、透明鱗フナ、スジエビ、サンヨウコガタスジシマドジョウ
透明鱗フナとサンヨウコガタスジシマドジョウは丈夫で生き残りました。黒メダカとスジエビは徐々に減っていきました。

ヒメタニシはコケ不足なのか徐々に減っていきました。最終的には透明鱗フナとサンヨウコガタスジシマドジョウが棲息している状態になりました。


◆フナは強い!
ギンブナ、キンブナ、透明鱗フナを飼いましたが、いずれも生命力が強く、少々の水質の汚れで死ぬことはありません。

エサも沢山食べますので、その分水質が汚れることになり、いずれもメダカは死んでしまいました。




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◆ヒメダカ、スジエビ、ヒメタニシ、マドジョウ
ヒメダカだけが徐々に減っていきました。日当たりが悪く、泳ぐ場所も狭かったので死んでしまったと思います。おそらく、2つをクリアしていれば、ヒメダカも他の3種と同様に元気に越冬できたと思います。

なお、スジエビやヒメタニシ、マドジョウが元気に越冬しました。最終的にはスジエビとヒメタニシ、マドジョウが棲息している状態になりました。


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◆白メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒドジョウ
さ白メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ヒドジョウは、暑い夏を越し、越冬もできました。ただし、秋に沢山いました白メダカとミナミヌマエビは、長く厳しい冬を越し、春を迎えた頃には白メダカ1匹、ミナミヌマエビが少しとなっておりました。

原因は冬の寒さでもなく、餓死によるものではなく、水質の汚染ではありませんでした。飢餓状態になったヒドジョウが、白メダカとミナミヌマエビを襲って捕食していたのです。最初は信じられませんでしたが、冬の穏やかで天気、気温の暖かい日に目撃してしまったのです。

ヒドジョウはマドジョウの突然変異個体でありますし、雑食性のマドジョウと同じであることは認識しておりましたが、まさか襲うとは思いませんでした。


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❖うまくいっている組み合わせ

◆白メダカ、ミナミヌマエビ、オオタニシ、シマドジョウ
全種類、生き残っております。暑い夏も越し、越冬もできました。4種類とも相性がよく仲良く混泳できております。シマドジョウ以外は繁殖しております。

◆ヒメダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、コリドラス・パレアタス
全種類、生き残っております。暑い夏も越し、越冬もできました。4種類とも相性がよく仲良く混泳できております。コリドラス・パレアタス以外は繁殖しております。

◆黒メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、スジシマドジョウ
全種類、生き残っております。暑い夏も越し、越冬もできました。4種類とも相性がよく仲良く混泳できております。スジシマドジョウ以外は繁殖しております。

◆白メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、コリドラス・パレアタス
全種類、生き残っております。暑い夏も越し、越冬もできました。4種類とも相性がよく仲良く混泳できております。コリドラス・パレアタス以外は繁殖しております。


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◆終わりに
これまでに色々とかなり失敗しまして、生き物たちには申し訳ないことをしました。現在は元気に過ごしております。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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❖作成日:2019/05/16
❖更新日:----/--/--
適宜更新していきます。
※モバイルデバイス対応済
※リッチリンク不具合回避対応済(不要)
※追加を追記に変更(なし)
※題名を変更(旧題:【初心者向け】熱帯魚大全!)
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)


◆はじめに
熱帯魚を飼ってみたい。

私が子供の頃、兄が熱帯魚を飼っていました。
子供のお小遣いでは、手が出ないので、おそらくお年玉をつぎ込んでいたと思います。

当時は、大都会から田舎に引っ越していましたので、田んぼや池、沼、川が豊富にあり、森も林もそこらじゅうに拡がっている場所でしたのでザリガニや、フナ、モロコ、ナマズから、メダカ、ドジョウやエビ、タニシなど、生き物に囲まれていましたから「何でわざわざお金を出してまで飼いたいのかねー」と思っていたものです。

兄はグッピー、ネオンテトラ、コリドラスを飼っており、グッピーは子供を沢山産んでおりましたし、ネオンテトラの群泳はとても綺麗でした。

また、コリドラスという奇妙な魚も初めて見ました。グッピーの病気、白点病や尾ぐされ病に悩まされており、メチレンブルーという薬品も知ったのも、この頃だったと思います。

その後、たしか全滅してしまい、熱帯魚飼育はいつの間にか、やめてしまっておりました。
私と言えば、そのころから生き物を捕まえてきては、当時もマンション暮らしでしたのでベランダで飼って楽しんでおり、それで満足しておりました。

ただ、今思うと、兄は当時から先進的に熱帯魚飼育にチャレンジしていたと思います。

そうして、月日は流れ、大人になり、熱帯魚ことは忘れていました。

ビオトープを始めて、少ししてからミシシッピニオイガメが飼いはじめました。最初じゃ30cm水槽で幼体のミシシッピニオイガメを飼っていたのですが、大きくなるにつれて徐々に手狭になってきました。そこで45cm水槽(間違って40cm水槽を購入)を購入することになったのですが、30cm水槽は余ってしまいます。

どうしようか?と思っていると家族から、

「冬はベランダビオトープができないから、熱帯魚でも飼えば?」というナイスなアドバイスをもらいましたので、熱帯魚飼育を始めることにしました。

こうして子供の頃に残像として記憶に残っている『熱帯魚』にを飼うことにしたのです。

これから『熱帯魚』の飼い方のお話しさせてください。

<目次>
1.ネオンテトラ
2.ラスボラ・エスベイ
3.コリドラス
4.ゴールデンハニー・ドワーフグラミー
5.オトシンクルス
6.ハチェット
7.ラミレジィ
8.ポルガドット・ローチ
9.エンドラーズ・グッピー
10.バンパイアクラブ


◆これまでの飼育経験から

熱帯魚飼育を初めてから、綺麗で華やかな、いろいろな熱帯魚たちを我が家に迎い入れしました。その美しい外見に心を奪われて『欲しい欲しい病』になってしまっておりますが、これだけは守っていることが2つあります。それは、1.小さい魚であること、2.他の魚と混泳できること、です。

小さな水槽ですので、大きい魚を迎い入れてしまうと、狭い水槽のストレスですぐに死んでしまいますし、温和な魚の中に肉食、雑食の魚や他の魚を凶暴な魚を入れてしまったら、食べられたり、傷ついたりして死んでしまいます。これまでの経験から、初めて熱帯魚を飼うにあたり、混泳できて飼いやすい熱帯魚たちをご紹介していきます。

1.ネオンテトラ

「グッピー」「ネオンテトラ」「コリドラス」などといった言わずと知れた熱帯魚の代表格です。上半分が青、下半分が赤の鮮やかな色をしていて、水槽に入れるだけで華やぐ熱帯魚です。群れをつくって泳ぐ姿もみることができます。ストレスのない環境だと群れをつくりません。初心者の方は最初にこの魚を購入することが多いと思います。

【我が家でのネオンテトラ】
丈夫さは最強です。一番最初に我が家に迎い入れましたが、1匹死んだのみで、他は全員元気に泳いでいます。ストレスのない環境なので、群れで泳がずにバラバラに泳いでいます。他の魚を威嚇しているところ、または威嚇されているところを見たことがありません。

【価格】100円
【全長】3~4cm
【寿命】2~3年
【水温】22~28℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】最強の部類
【エサ】浮上性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎ ◎  ◎ ◎ ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです

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2.ラスボラ・エスベイ

「グッピー」「ネオンテトラ」「コリドラス」などといった言わずと知れた熱帯魚の代表格です。赤オレンジの鮮やかな色をしていて、「ネオンテトラ」と一緒に水槽に入れるだけで華やぐ熱帯魚です。コイ科の魚であり、とても丈夫な魚です。最初は色が薄いのですが、飼育していると徐々にオレンジ色が濃くなっていきます。

【我が家でのラスボラ】
丈夫さは最強です。一番最初に我が家に迎い入れましたが、今も全員元気に泳いでいます。他の魚を威嚇しているところ、または威嚇されているところを見たことがありません。

【価格】150円
【全長】3~4cm
【寿命】2~3年
【水温】22~28℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】最強の部類
【エサ】浮上性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎ ◎  ◎ ◎ ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


オレンジ色の魚がラスボラです。
IMG_4654


3.コリドラス

「グッピー」「ネオンテトラ」「コリドラス」などといった言わずと知れた熱帯魚の代表格です。底を泳ぎ、残飯を食べますので『底の掃除役』として有名です。

可愛い目をしていてコミカルに活動しますので、見ていて飽きません。コリドラスは「ショートノーズ(顔が短い)」、「セミロングノーズ(中間)」、「ロングノーズ(顔が長い)」と大きくわけて3種類おります。

コリドラスの種類は沢山いますが、コリドラス・アエネウス(通称:赤コリ・白コリ)とコリドラス・パレアトゥス(通称:青コリ)は有名なコリドラスで双璧だと思います。他にも沢山の種類がいますので、自分が好きなコリドアラスを迎い入れるのがいいと思います。

【我が家でのコリドラス】
丈夫さは水になれれば強いです。一番最初に我が家に迎い入れましたが、今も全員元気に泳いでいます。他の魚を威嚇しているところは見たことがありません。

迎い入れた後しばらくメダカ類の魚につつかれているのを目撃したことがあります。隠れ家に逃げ込んでいたので隠れ家が必要です。

【価格】300~3,000円(高ければ20,000円)
【全長】3~4cm
【寿命】3~5年
【水温】18~28℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】強い
【エサ】沈下性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎   ◎ ◎ ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


コリドラスです。我が家の種類としてはコリドラス・アエネウスを飼っております。
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4.ゴールデンハニー・ドワーフグラミー

インド原産のハニードワーフグラミーの改良品種になります。通常のドワーフグラミーよりさらに小型の種で、成長しても体長が4cmと温和な性格で混泳に適した人気の種です。

グラミーの特徴は、胸びれあたりのエラが変形してできた触覚のような細いラビリンスという補助呼吸器があります。このラビリンスは、他の魚が酸欠になるような環境でも空気呼吸ができるのが特長です。手のような感じがしますので、とても可愛い感じです。

【我が家でのゴールデンハニー・ドワーフグラミー】
温和な種で他の魚を威嚇しているところは見たことがありません。他の魚より泳ぐスピードが遅いのかエサを他の魚に取られがちでありますが、沈下性と浮上性のエサを同時にあげていますので、どちらかにありついています。酸性に若干弱いのか、ろ過機の汚れでろ過能力が落ちた時に死なせてしまいました。

【価格】500円
【全長】4cm
【寿命】3~5年
【水温】20~28℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】やや弱い
【エサ】浮上性・沈下性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎   ◎ ◎ ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


黄色いのがゴールデンハニー・ドワーフグラミーです。
IMG_4053


5.オトシンクルス

南米原産の小型ナマズの仲間になります。コケ取り魚として最も有名な魚で吸盤のような口で水槽ガラス面や水草表面のコケをなめ取るように食べてくれます。非常に温和な種であり、他の魚を威嚇しているところを見たことはありません。

【我が家でのオトシンクルス】
臆病なのでなかなか姿を現すことがありません。流木や岩の下に隠れており、出てきても一瞬だけ見ることができます。丈夫さは見かけと違い最強です。

【価格】500円
【全長】4cm
【寿命】3年
【水温】20~28℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】強い
【エサ】沈下性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎ ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


昨年、水槽の掃除をした前に水草、流木、岩を取り出した時にようやく写真をとることができたオトシンクルスです。通常で写真を撮ることはできませんでした。
IMG_5321

6.ハチェット

南米原産(ペルー、ギアナ、アマゾン川)の小型カラシン類の魚の総称です。お腹が突き出たユニークな形の魚で上層部を泳いで泳いでいます。非常に温和な種であり、他の魚を威嚇しているところを見たことはありません。ジャンプ力があり、驚いて飛び出して死んでしまうことがあります。

【我が家でのハチェット】
レヴィスハチェットとマーサハチェットを飼っています。上層部をゆったりと泳いでいます。ジャンプ力は言われている通りに相当あり、飛び出しで死なせてしまったこともあります。丈夫さは水になれれば強いです。

※レヴィスハチェットです。
【価格】700~900円
【全長】6cm
【寿命】3年
【水温】20~26℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】やや弱い
【エサ】浮上性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎ ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


レヴィスハチェットです。普段はのんびりと上層を泳いでいますが、エサをあげると急にスピードが速くなります。
IMG_0166


7.バルーン・ラミレジィ

南米原産(コロンビア、オリノコ川、メタ川)のドワーフシクリッドの仲間です。ラミレジィは品種改良が盛んで、バルーン・ラミレジィはラミレジィの改良品種です。お腹部分のふっくらと丸みを帯びていて、ずんぐりむっくりとした体形です。他の魚へ威嚇することもありますが、極端にサイズが小さくなければ小型の魚でも混泳は可能です。

【我が家でのバルーン・ラミレジィ】
たまに自分の目の前の視界に入った他の魚を威嚇しているところを見たことはありますが、追い廻すまではいきません。基本的には温和な種ではあるので混泳は可能です。丈夫さは水になれれば強いです。

【価格】1,000円
【全長】5cm
【寿命】2年
【水温】22~26℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】強い
【エサ】沈下性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎ ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


バルーン・ラミレジィです。動きも可愛いので癒されます。
IMG_4280

8.ポルガドット・ローチ

インド、パキスタン原産のローチです。臆病ではないのですが、普段は岩や流木に隠れており、なかなか姿を現すことがありません。ジャンプ力がかなりあり、驚いて飛び出して死んでしまうことがあります。非常に温和な種であり、他の魚を威嚇しているところを見たことはありません。

【我が家でのポルガドット・ローチ】
隠れていることが多いのですが、別に臆病な感じでもなく、たまに姿を現すと、すごい勢いで水槽内を泳ぎ回っています。 ジュンプ力より瞬発力があり加速能力はとても高いので、いきなり飛び出して死なせてしまったこともあります。

他の魚と餌取り争いはせずに他に魚がいないところで食べているようです(食べているところをあまり見ませんが太っています)。 丈夫さは水になれれば強いです。

【価格】500円
【全長】6cm
【寿命】5年
【水温】20~28℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】強い
【エサ】沈下性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎ ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


ポルガドット・ローチです。始め3匹いましたが、飛び出し死なので今は1匹になってしまいました。エサは陰で隠れて食べているらしく、写真のころに比べてかなり太っています。
IMG_3085


9.エンドラーズ・グッピー

中南米に生息する卵胎生の熱帯魚です。1975年にエンドラーズr教授がベネズエラの湖から持ち帰ったことにより広く知られるようになり、2002年にベネズエラで採取された個体を基に、2005年にグッピーとは別種として記載されました。

オスは温和であり、他の魚を威嚇しているところを見たことはありませんが、メスは出産前はストレスで特に他の魚を威嚇することがあります。稚魚を食べないのも特徴の一つです。

【我が家でのエンドラーズ・グッピー】
いつもオスがメスを追いかけ廻しています。メスは他の魚を威嚇することがあり、出産前になると、その傾向が強くなります。バルーン・ブラックマーブルモーリーと相性が悪く、目が合うと、あの大きい体の魚を追いかけ廻しています。

最近は反撃にあう時もあります。丈夫さは最強です。繁殖は容易で、何か環境を整えなくてもオス、メスを一緒にいれておけば勝手に増えていきます。

しかしながら、限られた水槽の中では頭数の管理が必要ですので、沢山産まれてしまうと狭い水槽ではあっという間に水が汚れてしまい他の魚が先に死んでしまいます。そんな時にはオス、メスを引き離すなどの対処が必要です。【2019.04.01追記】

【価格】1,500~2,000円
【全長】6cm
【寿命】2~3年
【水温】23~27℃
【混泳】非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】最強
【エサ】沈下性の人工飼料
【繁殖】難しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎ ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


エンドラーズグッピーのメスです。
IMG_5865

エンドラーズグッピーのオスです。
IMG_5860

【2019.04.01追記】エンドラーズグッピーは子供を沢山産みます。水槽の中の頭数管理をきっちりされている方はコントロールするのは難しいです。
IMG_5957

10.バンパイアクラブ

インドネシアのスラウェシ島原産の淡水ガニです。色彩は個体差が見られますが、赤い目と紫の体色のコンストラストが目を惹く美しい種類です 。

飼育にはアクアテラリウムが向いており、水場の水深は甲羅が浸かる程度の深さがあれば十分です。餌はなんでもよく食べ水槽内での繁殖も可能です。

【我が家でのバンパイアクラブ】
予算の都合上、アクアテラリウム環境を作れなかったので、カメの浮島(吸盤タイプ)を流用して住処を作りました。浮島から落ちてしまうと登ってこれないので、ヒーターの近くに設置してヒーターづたいに登ってこれるようにしました。

この試みは成功して、水中を散歩した後にヒーターを登って浮島で休んでいる行動をとるようになりました。人工飼料も食べてくれてうまくいったかとおもいましたが、突然死によりいなくなってしまいました。なお、他の魚を襲うようなことは一切ありませんでした。

【価格】1,000~1,300円
【全長】1.5cm
【寿命】2~3年
【水温】20~27℃
【混泳】カニの中では攻撃性が低く
    複数匹飼育が可能で、
    非常に温和な種でどの魚、
    エビ、貝ともうまく混泳できる
【丈夫】弱い
【エサ】沈下性の人工飼料
【繁殖】易しい

【混泳マトリクス表】※カニ・・・バンパイアクラブ、エビ・・・ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、貝・・・カノコ貝

グッピーネオン
テトラ
ラスボラ  メダカ   コリドラスオトシン
クルス
   カニ       エビ         貝    
  ◎ ◎ ◎  ◎  ◎  ◎  ◎

◎=混泳は可能です
△=混泳するには魚のサイズや数、隠れ家などの考慮が必要です。
☓=混泳は難しいです


在りし日のバンパイアクラブです。この浮島に棲んでおりました。
IMG_6012



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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❖作成日:2019/05/08
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◆はじめに
エビ。

ドジョウ編でも書きましたが、小さい頃に、川や池沼に網をもって魚捕りに行き、エビが捕れてもあまりうれしくありませんでした。

エビはドジョウよりもはるかに脇役でして、コイやフナ、モロコ、ザリガニなどが主役扱いであり、これらの水生生物が捕れたほうがうれしかった記憶があります。

飼育も雑で、ザリガニと同類にしか見えませんでしたけど、一緒に入れてはいけないんだろうなと何となく思っておりました。魚でもないので魚と一緒に入れようか迷いましたし、扱いに困ったという感じでした。

水替えもしないですし、エサもきちんと与えたということは記憶にありません。やはり、そのような飼育をしていると結果的にいつの間にか、いなくなっているなんてことになっていました。

そうして、月日は流れ、大人になり、エビのことは忘れていました。

そしてビオトープ立ち上げる時に、メダカやタニシ、ドジョウと混泳できる生き物を探していたときのこと。ミナミヌマエビやヤマトヌマエビを見つけたのです。

また、これらのエビが苔とり能力(スジエビ除く)を備えており、ビオトープで重要な役割を持っていることもわかりました。

こうして再び、私はエビを飼うことになりました。失敗談交えて少しでも参考になればと思い、この記事を書きましたので、覗いてみてください。


◆淡水エビ
淡水エビとは、淡水域、及び、汽水域に生息するエビの総称。主な種類として、テナガエビ科、ヌマエビ科、ザリガニ科などがわけられます。

テナガエビ(手長蝦)は、テナガエビ、ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビ、スジエビなど、熱帯・温帯の淡水域や汽水域に生息する大型のエビです。

第1歩脚(だいいちほきゃく、頭から数えて最初の足)は小さめで、第2歩脚(だいにほきゃく、頭から数えて二番目の足)だけが、獲物を襲う脚として、他の脚に比べてとても長いのが特徴です。肉食寄りの雑食性です。

ヌマエビは、ヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビなど、熱帯から温帯の淡水域に生息するエビを含む分類群です。

第1、第2歩脚の2対は同じ位の大きさで、先に毛が密生してブラシ状になっています。いわゆる「ツマツマ」している脚です。草食寄りの雑食性です。


写真は我が家のミナミヌマエビです。
IMG_1739



◆ミナミヌマエビ
主に西日本の平野部の水田や湿地などに生息し、一番よく出会う淡水エビです。他にも朝鮮半島、台湾、中国に分布しています。

淡水で産卵を行い、一生を淡水域で過ごす陸封型のヌマエビです。飼育環境によって体色を変化させるのも特徴です。

体長はオスは2cm、メスでも3cm未満で、ヤマトヌマエビよりもずっと小型です。流れのゆるい川や池の、水草が多い所に生息しています。雑食性で、藻類や生物の死骸、それらが分解したデトリタスなど何でも食べます。

我が家のミナミヌマエビです。
IMG_1735

◆ヤマトヌマエビ
日本では主に西日本に分布しており、河川の上流域の渓流や中流域に生息しています。

他にインド太平洋沿岸の熱帯・亜熱帯域に広く分布しています。体長はオス3.5cm、メス4.5cmほどであり、ヌマエビ類としては大きい部類になります。特にコケ取り能力の高さは有名でアクアリウムで「掃除屋」として飼われる人気のエビです。

雑食性で、藻類、小動物、生物の死骸やそれらが分解したデトリタスなど何でも食べます。幼生が海に下り、海で成長して川に遡上するので繁殖は困難です。

我が家のヤマトヌマエビです。
IMG_4242

◆スジエビ
日本全国や朝鮮半島南部まで分布しており、川や池などの淡水域に生息している淡水エビです。

夜行性で昼間は石の下や水草、抽水植物の茂みの中にひそみ、夜になると動きだします。藻類や肉食性に近い雑食性で、水生昆虫や他の小型甲殻類、貝類、ミミズなど様々な小動物を捕食したり、メダカなどの小魚を捕食することもあります。動物の死骸にもよく群がり、餌が少ないと共食いもします。

個体によって体色が変わり、また日によってその体色違っていたりします。体長はオス3.5cm、メス5.0cmほどで、メスの方が大きいです。繁殖はミナミヌマエビと同じく閉鎖した淡水で可能です。

我が家のスジエビです。
IMG_4570

◆基本情報
名称   : ミナミヌマエビ
最大全長 : オス2cm、メス3cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹50~200円
寿命   : 1年
水温   : 0~30℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は低い
棲息場所 : 水底、岩や水草に隠れています
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本全国の平野部の水田や湿地などに生息
◆基本情報
名称   : ヤマトヌマエビ
最大全長 : オス4cm、メス5cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹50~200円
寿命   : 2~3年
水温   : 0~30℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い(海に下る性質上、繁殖は難しい)
棲息場所 : 水底、岩や水草に隠れています
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 西日本の河川の上流域、中流域に生息
◆基本情報
名称   : スジエビ
最大全長 : オス4cm、メス4cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹20~100円
寿命   : 2~3年
水温   : 0~30℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度はやや高い(海に下る性質の個体は繁殖は難しい)
棲息場所 : 水底、岩や水草に隠れています
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本全国の河川や池などに生息
◆エビたちのエサ取り能力の比較【2019.05.11】追記
我が家で観察した感じでは以下の順位です。

・水中のプランクトンや容器や水草の藻類
  ヤマトヌマエビ > ミナミヌマエビ
  ※スジエビは肉食性なので除外


・メダカの餌の残り
  ヤマトヌマエビ > ミナミヌマエビ > スジエビ

・生物の死骸
  スジエビ > ヤマトヌマエビ > ミナミヌマエビ



◆他水質の指標になるエビ
ミナミヌマエビもヤマトヌマエビが、大量にいきなり死んでしまうことがあります。

これは、何か棲んでいる水質に変化があった時にシグナルです。この時点では混泳しているメダカやドジョウ、タニシなどは生きておりますが、これを放置してしまうと、最悪の場合、容器内の水棲生物が全部死んでしまうこともありえます。

原因としては、以下の通りです。

・水替えによる水温変化や酸性アルカリ性の傾きによるショック死
・足し水の塩素(カルキ)抜き忘れ
・夏の水温上昇
・エサのやり過ぎによるアンモニア濃度(毒)の上昇
・水質調整剤による水質変化に伴うショック死

我が家では以前に水質調整剤を使用してみたところ、その容器内のミナミヌマエビが一晩で全滅してしまった苦い思い出があります。

もちろん水質調整剤を否定しているわけではなく、使用方法を気を付けなければいけなかった事例ということです。



◆我が家のミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・スジエビ飼育の一年サイクル
●3月
 ・越冬したエビが姿を現します。
●4月
 ・水替えと容器洗いを行ないます。
●6月
 ・抱卵したエビの姿が見えて繁殖が始まります(~10月)。
●12月
 ・寒くなるので姿を消します。

◆我が家のミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・スジエビの飼育環境
●混泳
 メダカ、シマドジョウ、スジシマドジョウ、ヒメタニシ、オオタニシ、カワニナ
●水草
 モス、アナカリス、マツモからハス、スイレンなど色々。
●用土
 荒木田土、赤玉土
●エサ
 メダカのエサ、ザリガニのエサ、プレコ(人工飼料)を4~10月は週2回。
●水替え
 足し水がメイン。全替えは春先のみ。
●設置場所
 日向


★混泳をさけたほうがいい魚は?

 我が家はミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、スジエビを飼っていた経験でですが、肉食傾向の強い魚、大型になる魚との相性はよくないです。

 チョウセンブナ、ギンブナ、金魚、マドジョウなどの魚と混泳するといつの間にかいなくなってしまいます。これらの魚にエサを十分に与えている状態だとエビは捕食されにくいのですが、エサが足りなくなると、エビが格好の捕食対象になってしまいます。

かといって、エサを与えすぎると水が汚れてしまい、結局はエビのに影響を与えてしまい、死んでしまいます。


★エビ同士の混泳は?

・ミナミヌマエビとヤマトヌマエビの混泳は問題ありません。
・スジエビとミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビの混泳は、スジエビが捕食してしまうのでやめておいたほうがいいです。


◆エビ飼育のまとめ 

・高水温や水質の悪化に弱いです。

・ミナミヌマエビ以外は繁殖は難しいです。

・ギンブナ、チョウセンブナ、金魚、マドジョウでも混泳できますが、魚にエサを十分に与えないとエビが捕食対象になってしまいます。

・本来、夜行性なので、夜観察した方が、何匹エビがいるのか確認できます。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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◆はじめに
ドジョウ。

小さい頃に、川や池沼に網をもって魚捕りに行き、ドジョウが捕れてもあまりうれしくありませんでした。ドジョウは主役というより、コイやフナ、モロコ、ザリガニなどが主役扱いであり、これらの水生生物が捕れたほうがうれしかった記憶があります。

飼育も雑で、泥の中で生きる強靭で生命力の強い魚しか思っておりませんでしたので、水替えもしないですし、エサもきちんと与えたということは記憶にありません。やはり、そのような飼育をしていると結果的にいつの間にか、いなくなっているなんてことになっていました。

そうして、月日は流れ、大人になり、ドジョウのことは忘れていました。

ビオトープ立ち上げる時に、インパクトのある生き物を探していたときのこと。ヒドジョウを見つけたのです。初めて見つけた時は『黄色のドジョウがいるなんて!』といたく感激したものです。

こうして再び、私のドジョウライフが始まったのです。失敗談交えて少しでも参考になればと思い、この記事を書きましたので、覗いてみてください。

◆ドジョウ
ドジョウは、コイ目ドジョウ科に分類される淡水魚です。

日本各地の河川の中流から下流域および平野部の水田や湿地などに生息しています。朝鮮半島、中国大陸、台湾、アムール川からベトナム北部まで分布するほか、日本をはじめとした東アジア地域では食用魚としての養殖も盛んに行われています。

雄は約12cm、雌は約18cmと一般に雄は雌より小型であり、体は細長く筒型をしており10本の口ひげを持っています。

写真は我が家のヒドジョウとマドジョウです。
IMG_2739


◆マドジョウ
日本全国の平野部の水田や湿地などに生息し、一番よく出会うドジョウです。体長は20cmにもなります。ヒゲは10本で体色は褐色、関東では5~8月に産卵期を迎えます。飼育は容易でエサも雑食性で何でも食べます。

我が家のマドジョウです。
IMG_5431

◆ヒドジョウ
日本全国の平野部の水田や湿地などに生息するマドジョウの黄変個体です。自然界では黄変個体は非常に珍しいものの、ブリードによって作出されたことから流通量も多く、熱帯魚にも負けない派手な外見から人気の種です。

鮮やかな色彩から水槽内で隠れていてもすぐに発見でき、愛嬌のある顔から観賞価値が高いです。飼育は容易でエサも雑食性で何でも食べます。

我が家のヒドジョウです。
IMG_2774


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(淡水魚)ヒドジョウ Sサイズ(1匹)
価格:1,350円(税込、送料別) (2023/10/11時点)



◆シマドジョウ
日本全国の河川の中流域や水の澄んだ湖・池にすみ、特に平瀬から淵の砂底を好みます。体側の斑紋は点列のものが多いですが、直線状の斑紋をもつ個体もいます。

飼育は温和な性質なので混泳に適しており、でエサも雑食性で何でも食べます。

我が家のシマドジョウです(夜に撮影しました)【2020.09.30】追加。
IMG_3958


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(淡水魚)シマドジョウ Sサイズ(5匹)
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◆基本情報
名称   : マドジョウ
最大全長 :15~18cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹100~300円
寿命   : 3~8年(飼育環境が良ければ10年)
水温   : 5~32℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本全国の平野部の水田や湿地などに生息




◆基本情報
名称   : ヒドジョウ
最大全長 :15~18cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹600~1,000円
寿命   : 3~8年(飼育環境が良ければ10年)
水温   : 5~32℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本全国の平野部の水田や湿地などに生息するマドジョウの黄変個体

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(淡水魚)ヒドジョウ Sサイズ(1匹)
価格:1,350円(税込、送料別) (2023/10/11時点)




◆基本情報
名称   : シマドジョウ
最大全長 :12~13cm
飼育環境 : 淡水
価格   : 1匹400~500円
寿命   : 3~5年
水温   : 5~32℃
混泳   : 多種と混泳可能
飼育   : 難易度は低い
繁殖   : 難易度は高い
棲息場所 : 水底
餌    : 人工飼料(プレコ、ザリガニのエサ)
棲息地域 : 日本固有種で、河川中~下流域、湖沼などに生息
       一般的に知られるマドジョウに比べ比較的きれいな水を好み、
       砂礫底で見られる

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(淡水魚)シマドジョウ Sサイズ(5匹)
価格:2,490円(税込、送料別) (2023/10/11時点)




◆飼育環境

❖容器

【2021.03.07】追記

ドジョウを単独で飼うことは少ないと思いますが、単独で飼う場合なら容器は何でもいいと思います。プランタータライトロ舟プラ舟でもいいですしバケツでもいいです。また水槽(ただし、このプログは屋外飼育が基本です)でも構いません。水深が浅いと冬に水が底まで凍りついてしまいかねませんので、その点ではプランターやタライなどがいいと思います。

ただ、メダカや金魚、フナなどと一緒に飼う方が多いと思いますので、その場合はメダカや金魚、フナをメインで飼うことを考えて容器を購入すれば、ドジョウは一緒に飼えます。

❖隠れ家

【2023.10.11】追記
ドジョウはどちらかというと臆病な生き物ですので流木や石などの隠れ家を用意してあげましょう。また、オブジェの土管などでもいいですし、小さな鉢などを横置きでも構いません。

隠れ家を何も置かないと、人間が覗いた時に驚いて逃げ回りますので用土を舞い上げますし、ドジョウが暴れた時に水流でメダカも暴れ出してしまい、いずれはメダカが弱ってしまいます。

また水草を入れてあげると水草の陰に隠れることができます。水草は浮遊性植物のホテイ草でもいいですし、沈水性植物のアナカリスやマツモでもいいです。

❖用土

ドジョウが潜り込む用土も敷いてあげた方がよいです。用土はドジョウにとって隠れ家になりますし、冬は冬眠する為の寝床になります。

 荒木田土

「荒木田土」は野生のマドジョウ(=ヒドジョウ)、シマドジョウが棲んでいる「田んぼの土」ですので、うまくいけば産卵も可能です(私は産卵させたことはありません)。「荒木田土」の中には微生物などの食べ物がありますのでドジョウのエサになります。ただし、栄養素があるので、水を富栄養化させて藻やコケが繁茂することがあります。また、ドジョウが泳ぐ潜る時に土が舞い上がり水が濁ります。



 田砂

「田砂」です。「田んぼの粘土質の土」を除去した後の砂利を加工した砂です。角が取れているのでドジョウが潜っても傷つかず、汚れたら洗って再利用できます。栄養素がないので水質を大きく変えないのも良いポイントです。

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 赤玉土

「赤玉土」は「荒木田土」と混ぜて使用することが多いです。「荒木田土」が舞い上がり水が濁るので「赤玉土」で表面上を覆って土が舞い上がるのを防ぎます。栄養素がないので水質を大きく変えないのも良いポイントです。



 津軽プレミアム

「津軽プレミアム」は、粒子がきめ細かいので、ドジョウはもとより砂底に潜る性質の魚に使用できます。角がとれている砂ですのでドジョウを傷つけませんし、熱湯で消毒されているために病気になりにくい砂です。

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◆エサ
【2021.03.07】追記
単独飼育の場合は、沈下性のドジョウ専用の人工飼料を購入するのが近道です。ただ、ドジョウは雑食性が強いので、ザリガニの人工飼料でも食べますし、メダカの浮上性の人工飼料でも水面にきて食べます。

メダカと混泳の場合は、メダカのエサを食べますので、単独でドジョウ専用のエサをあげる必要はありません。

また、エサをあげなくても藻やコケ、微生物、他の生物(エビやメダカなど)の死骸を食べるのでドジョウは元気に生き餓死で死ぬことはありません。ただし、容器の内の世界では食料に限りがありますので、やや痩せ気味になります。その場合はエサは与えてください。



◆混泳
【2021.03.07】追記
ドジョウにより違います。金魚やフナなどの大型の魚はマドジョウ、ヒドジョウとの相性がいいです。体格が丁度いいですし、金魚やフナは上層から中層で泳いでいます。ドジョウは下層部に棲んでいますので生息範囲が重なることがないです。

メダカに関しては、マドジョウやヒドジョウは大きすぎます。もちろんマドジョウもヒドジョウも下層部に棲んでいますので、上層部を泳ぐメダカと生息範囲が重なることはないです。

そしてエサが豊富なシーズン中は問題ないのですが、問題となるのはエサが少なく飢餓状態に陥る冬場のシーズンです。冬場はエサをあげませんので飢餓状態になったことでメダカを襲ってしまうことがあります。マドジョウやヒドジョウは雑食性でも肉食傾向が強いのでメダカを襲ってしまうのです。

従いまして、メダカなどの小型の魚にはシマドジョウが相性がいいです。肉食性も少ないので冬の飢餓状態でもメダカを襲うことがないのです。

◆ドジョウが死んでしまう原因
【2021.03.08】追記
ドジョウが死んでしまう原因について、以下の理由で死んでしまうことが多いです。

 ・飛び出し死
  ドジョウが死んでしまう原因で一番多いのが飛び出し死です。ドジョウは生命力が強い魚の方ですが、飛び出して水のない世界に出てしまうと、さすがに干からびて天に召されてしまいます。飛び出し死を回避するには屋内ですと蓋をすると有効な対策になりますが、屋外ではそうはいきません(屋外では水槽で飼わないのが前提です)ので、水位を低くするのが一番の有効な対策です。

◆ドジョウの飛び出し死について
ドジョウの飛び出し死について!原因と対策

 ・猛暑による水温の上昇【2023.10.11】追記
  温暖化を通り過ぎて地球は「沸騰期」に入ったなんて言われておりますが、この猛暑により、水温が36℃を超える日が続きますと、流石のドジョウも暑さにより死んでしまいます。2023年は18㎝程度になっていたマドジョウが一気に5匹死なせてしまいました。6年生きたので、老衰に加わり暑さにより死んでしまったのかもしれません。他の若いドジョウは同じ容器で元気でした。直射日光が当たらないような工夫が必要で、簾をかけなかったのがいけなかったのかもしれませんが、毎年簾をかけなくても元気でしたので、それだけが原因ではないようです。

 ・冬に餓死か凍死【2023.10.11】更新
  冬の寒さで死ぬことはまずありません。温暖化を通り過ぎて地球は「沸騰期」に入ったなんて言われておりますが、それでも冬には用土に潜ってじっと春を待っています。ただ春のように暖かい日があり、用土からでてきてしまうと、寒くなったときに対応できずに、いわゆる凍死のような状態で死んでしまうことがあります。近年は特にその傾向が強いように感じます。
  実は以外にも冬に餓死や凍死してしまうことが多いです。ドジョウは冬には用土に潜って冬眠しているのですが、暖かい日にふとしたことで用土から出てきてしまうことがあります。そして寒くなって用土に戻らずに死んでしまうことがあります。用土から出てきてしまうことで、食事をとらないといけなくなりますが、冬の容器の中はエサが豊富とはいえませんので、餓死してしまうことがあります。
  対策としては非常に難しいのですが、用土から出てきて動かないような状態であれば、屋内の暖かい所に移動させます。ただし、既に大分弱っているので死んでしまうことが多いです。

◆繁殖は難しい
【2020.05.28】追記
ドジョウを飼育することは割と簡単ですが、繁殖は非常に難しく、我が家でも成功したことがありません。本来、ドジョウは5~7月に田んぼや湿地などの止水域で産卵します。オスはメスに体を巻き付けて産卵を促し、放卵、放精、受精が行われ、卵は周囲にばらまかれます。

この産卵し易い環境を人工的に作らないといけません。広い容器に荒木田土などを敷き詰めてあげます。ドジョウだけを入れて、あとは繁殖するかどうかです。発泡スチロールなど産みやすいと言われていますが定かではありません。

◆他にも飼育したドジョウたち

●アルビノドジョウ
 日本全国の平野部の水田や湿地などに生息するマドジョウのアルビノ個体です。ブリードによって作出されるようになってもアルビノ個体は珍しく、あまり流通量は多くありません。我が家でも元気に生きておりますが、やはりヒドジョウより若干弱い感じがします。

●スジシマドジョウ
 濃尾平野以西の本州、四国北部、九州の有明海沿岸に分布。従来スジシマドジョウは1種とされていたものが、現在は大型種、中型種、小型種(小型種はさらに6型に分かれる)に分けられています。
 河川の中流から下流域、支流や用水路などの流れの緩やかなところに生息し、湖などでは岸寄りの砂底に多く見られます。我が家でも3年生きておりました。

●ホトケドジョウ
 青森県を除く東北地方から南の本州に分布し、太平洋側では三重県まで、日本海側では京都府と兵庫県の一部まで分布しています。
 水が澄んだ流れの緩やかな小川や細流、水田につながる水路や水たまりなどに棲息していますが、水質や生活環境がよければ川などにも棲息しています。砂泥底の水草の間や石の下に多く見られ、湧水のあるような水温の低い場所を好み、高水温には弱いです。我が家でも夏場に死んでしまうことが多かったです。また、肉食傾向が強く、ミナミヌマエビを捕食してしておりました。

●アジメドジョウ
 日本の固有種で、長野・岐阜・富山の中部地方から大阪府までに自然分布している。河川の中流から上流域の水が澄んだところに生息しているが、瀬や淵だけでなく、中央部の流れの速い場所にも見られる。我が家では、澄んだ水を再現できずに、あっという間に死なせてしまいました。


★生命力が強い順は?
 生命力が強い順は以下のとおりです。
 
 マドジョウ > ヒドジョウ > シマドジョウ(スジシマドジョウ含む) > ホトケドジョウ > アジメドジョウ

 やはり最強はマドジョウでしょうか。高水温にも水質汚染にも強く、肉食傾向の魚さえ混泳させなければ食べられることもなく、容器内で一番強い魚となり、長生きします。ただし、子供時分は若干水質汚染に弱いので死んでしまうこともあります。
 
 ヒドジョウもマドジョウの黄変個体ですのでマドジョウと同様です。ただ、子供時分だけですが、若干マドジョウより水質汚染に弱く死んでしまうことが多いです。しかし親になれば、マドジョウと同じで最強になります。
 シマドジョウはやや綺麗な水を好み、砂利や赤玉土の方がよいみたいです。

 ベアタンクでの飼育も可能です。その場合は水深が深い方がよいです。夏の高水温や冬の低水温にも耐えれるからです。

 スジシマドジョウもシマドジョウと同じです。両者は変わらないと思います。値段も似たり寄ったりです。

 ホトケドジョウは、夏の高水温や水質汚染に弱い印象です。我が家での飼育期間は2年程度が限界でした。

◆我が家のマドジョウ・ヒドジョウ・シマドジョウ飼育の一年サイクル
●4月
 ・越冬したドジョウが地中から姿を現します。
 ・水替えと容器洗いを行ないます。
●12月
 ・寒くなるので地中に姿を消します。

◆我が家のマドジョウ・ヒドジョウ・シマドジョウの飼育環境
●容器【2023.10.11】追記
 菜園ボックス680(縦680×横400×高さ280)(ドジョウ専用の容器ではありません)
●隠れ家【2023.10.11】追記
 流木や石
●水草
 ホテイ草、アナカリス、マツモ(ドジョウ専用で水草をいれていません)
●用土
 荒木田土、赤玉土
●エサ
 メダカや金魚と混泳しているので専用のエサをあげていません。
 メダカのエサ、、金魚のエサ、プレコ(人工飼料)を4~10月は週2回。
●水替え
 1年中足し水。全替えは春先のみ。
●設置場所
 日向
●混泳
 ・マドジョウ、ヒドジョウ
   ⇒玉サバ金魚、ギンフナ、コイ(カラスゴイ)、ヒメタニシ
 ・シマドジョウ
   ⇒メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、カワニナ
 【2020.05.28】追記
 ※メダカやミナミヌマエビは、マドジョウ、ヒドジョウに襲われてしまうことがあります。
  特に冬越しで飢餓に襲われたドジョウのエサにされてしまうことがあります。

★コリドラスパレアタスと同居は?
 我が家はコリドラスパレアタスを飼っております。マドジョウと同居させていましたが、どうしても同じ底に棲んでいる魚ですのでエサの奪い合いになります。

 どちらが優勢ということもないのですが、あっという間になくなってしまいますのでエサを多めに与えることになってしまいます。ただ、エサを多めに与えすぎると水が汚れてしまいますので、他に混泳しているメダカやミナミヌマエビ、ヒメタニシに影響を与えてしまいます。

 やはり、両者は離して飼育することをオススメします。

◆ドジョウ飼育のまとめ 

・高水温や水質の悪化に強いです。

・繁殖は難しいです。

・コリドラスパレアタスとは混泳できますが、エサの消費量が多くなり、水が汚れやすくなりますので避けた方がいいと思います。

・ヒドジョウ、アルビノドジョウ以外は、底床の用土の色と似ている、または物陰に隠れているので、なかなか観察することができません。

・肉食傾向の強いホトケドジョウや、飢餓傾向のマドジョウですと、メダカやミナミヌマエビを捕食してしまうこともあります。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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