虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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タグ:産卵

※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

今日は風が涼しい日でした。前日にゲリラ豪雨のような雨が降りましたので、まだ雨雲のような雲が残っていましたが、太陽が隠れたりした時間帯はあるものの、天候に恵まれた日となりました。

最近のオオクワガタの成虫は暖かくなるにつれて動きが活発になり、エサのゼリーも1日で平らげてしまう日も出てきました。夜の覗いてみますとメスにオスが寄り添うような光景を目にしていました。

しかしながら、見かけた時は5月でしたので産卵木は設置しておりません。産卵時期は5~9月(温度20℃~28℃)ですので、もう産卵木を設置してもいいのですが、いつもとても遅く7月ぐらいに設置することが多々あります。

これは(人間の意味とは違いますが)早生まれと遅生まれの2回の幼虫の割り出しが、ちょっと面倒くさいためであり、割り出しは1回ですませたいのです。

まぁ、気分みたいもので、今年は2回でもいいかなと思いましたので、6月の段階で産卵木を設置してみることにしました。

❖一般的なオオクワガタを産卵させるまでの流れ

1.オスとメスをペアリングして交尾させる(3~4日間)
2.産卵セット(容器にマットを敷き産卵木を埋える)を準備
3.交尾済みのメスを産卵セットに入れて様子をみる(1ヶ月程度)
4.産卵の兆候がみられたらメスを取り出しさらに様子をみる(1ヶ月程度)
5.産卵木を割り出して幼虫を取り出す

我が家はどれも当てはまらずに、1年中ずっとオスメスをペアで同居させております。気が荒いオスは交尾が終わるとメスを攻撃する可能性もありますし、交尾で体力を消耗してしまいますので、何度もしていると、命をすり減らしてしまう可能性もあります。

それでも我が家は1年中ずっとオスメスをペアで同居させております。一番多い構成はオス1匹メス複数匹で入れている構成です。オス複数匹、メス複数匹の構成もありますが、オス同士が喧嘩して強いオスが弱いオスを殺してしまうことが多いです。

どんなオスメスの構成でも産卵はしてくれます。いつもは7月頃に産卵木を設置して9月か10月に割り出しを行いますので、産卵痕が物凄く、産卵木がボロボロにになっていますが、今回は早めに産卵木を設置しますので、流石に9月まで待っていられませんので、様子をみてみたいと思います。

オオクワガタは産卵木を入れておけば、そのうちに産んでくれて、秋に割り出しをすると幼虫がでてきますが、これは何度でも嬉しくなってしまうものです。

沢山産んでもらうのに重要なものは、やはり産卵木でして、この産卵木を設置するのに、購入してからすぐに設置することはなく、必ず下ごしらえといいますが、産卵木に対して産卵し易いような処置をしてから設置します。

やり方は人それぞれでありますが、どの人もやっているのは産卵木を水に浸すことです。

❖一般的な産卵木を設置する流れ

1.産卵木を水に浸ける・陰干しします。
  浸ける時間は1日です。これは最短で30分~1時間、2~3時間、半日、1日とありますが、産卵木が十分に水を吸いきっていれば大丈夫です。
  加水した産卵木は半日程度陰干ししてください。これも30分、1時間、2~3時間、半日とありますが、表面だけ乾かして木の中が乾かないようにしてくだい。
  産卵木の皮を剥くかどうかはお好みでお選びください。

2.マットを敷いて産卵木を並べます。
  マットを敷いて産卵木を並べる飼育ケース底にマット(コバエやダニ除けの、ひのきマット)を10cm程度敷きます。
  その上に産卵木を横向きに置きます。1本でもいいですが、2~3本隙間なく入れてもいいと思います。地上に出てこれないのではないか?と思いますが、木と木の僅かな隙間から地上に出てきてエサを食べますので心配ありません。

3.産卵木を埋め込みます。
  産卵木を埋めていきます。産卵木の8割~9割くらいが隠れるまでマットで埋めてしまいます。この際にマットを押し固めなくて大丈夫です。


❖産卵木の準備で水を浸けるのは何故か?

産卵木の処理で、産卵木を水に浸けるのは「何故だろう?」と思いませんか?

それは市販の産卵木は流通の都合で乾燥させて販売されているからです。

オオクワガタは適度な水分がないと幼虫が生育しないのでメスが産卵しなくなります。また、乾いていたら産卵木は硬いのという理由もあります。産卵するには産卵木内が一定の湿度であることが条件となります。

産卵木内にいるコメツキムシやカミキリムシの幼虫などの害虫を駆除するために水に浸けるという話を聞きます。水に浸けるとコメツキムシやカミキリムシ、あるいはキマワリといった甲虫類の幼虫が出てきたことがありますが、産卵木を水に浸けるくらいでは死ぬことはありません。

彼らはオオクワガタの幼虫に比べると耐乾燥性に強く、遥かに生命力が強いのです。もし確実に駆除したいのならば、加水した産卵木を電子レンジにかけてしまう、熱湯(60℃)で浸けておくことが有効です。

❖産卵木の皮をめくる

水に浸けて陰干しした後に皮をはぎ取る方もおられます。これはお好みでいいかと思います。

メスが産卵する時に皮を剥ぐ労力を軽減する目的があるようなのですが、野生では朽木に卵を産むときは皮つき(雨晒しになっているので柔らかいはず)ですので、あまり理由にならないかと思います。

ただ、皮を剥ぐと表面からカビが生えやすいですので、マットに埋もれずに空気に直接触れている部分は残した方がイイと思います。


ホームセンターで購入した産卵木です。
IMG_7843

プランターに水を入れて産卵木を水に浸けます。産卵木は浮いてきてしまいますので、何か重しのようなものを上に置いて産卵木が浮かないようにします。
IMG_7852



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されること があります。


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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

8月もあと少しで終わろうとしています。8月最後の猛暑となっておりますが、メダカたちも元気に泳いでおり、産卵も5、6月に比べるとかなり少なくなりましたがホテイ草に少しずつ産卵しております(産卵のペースはあくまで我が家の話です)。

飼育者であれば、今いるメダカの産卵によって沢山の個体を増やしていきたいものです。

ただし、メダカの卵は隔離しないと、なくなっていってしまいます。それは例えばですが、エビやドジョウ、タニシを混泳させていたとしても、混泳しているメダカ以外の種が卵を食べてしまうわけではありません。

卵の最大の敵は『親メダカ自身』です。

メダカは産卵しても、卵や産まれた稚魚も自分の口に入るのであれば食べてしまいます。
同じ容器内で親メダカがいるところで子メダカ(=稚魚)が育つことはあまりありません(隠れ家があれば可能性はあります)。

そこでメダカの卵は産卵したら隔離して孵化させて稚魚を育てなくてはなりません。
飼育者はタイムリーに産卵された卵を採取して隔離しなくてはいけません。

どうすれば、タイムリーにメダカが産卵した卵を採取できるのでしょうか?

まずは、メダカが産卵兆候を見逃さないようにする必要があります。

産卵の兆候はメダカのお腹に卵をぶら下げるようになる抱卵(ほうらん)姿を見せてくれます。抱卵はメダカのお腹と尾びれの間に部分をよくよく観察するとわかると思います。

ただ何匹かの少数精鋭で飼っておりますと、抱卵姿はわかりやすいと思いますが、飼育容器の中で多頭飼育、それもかなり多い個体数ですと見逃してしまう場合もあります。

また、メダカの抱卵から産卵までの時間は24時間程度ですので、産卵するまで待っていられません。

そこで、ある程度当りをつけて産卵した卵を採卵する必要があります。

産卵する場所は、アナカリスやマツモなどの水草もいいですし、人工産卵床でもいいのですが、ベストな産卵床としてホテイ草をオススメいたします。

メダカの産卵は普通早朝に行なわれます。野生のメダカの場合、朝の4〜5時に産卵が行なわれることが多く、朝8時頃には終わると言われています。

ただ、飼育メダカは早朝に産卵するとも限りません。ただし、メダカの産卵の目安として午前中早いうち、10時ぐらいまでに産卵するものとして、午前中に採卵して隔離容器に孵化させます。

採卵はメダカのお腹から直接採卵する方法と水草や人工の産卵床に産み付けられた状態で採卵する方法があります。産卵床に産み付けられた卵を採卵する場合は、産卵床ごと隔離容器に入れる場合と、産卵床に産み付けられた卵を隔離させる方法があります。

ここでは、産卵床に産みつけられた卵を採卵して隔離容器に入れる方法をオススメします。メダカから直接採卵する方法は、メダカを捕獲、メダカから卵を取り除くのにメダカの負担になりますし、産卵床ごと隔離容器に入れますと、新たに産卵床を入れないといけない手間や準備が必要になるからです。

産卵床からは指で直接、卵をつまんで隔離容器に入れます。卵をつまんでも有精卵であれば、力任せにつままない限りは卵は潰れません。つまんだ卵は隔離容器の底に沈めます。沈んだ卵でも無事に孵化します。


隔離容器に卵を入れる場合ですが、1回目だけ水は水道水をそのまま入れても大丈夫です。カルキ(塩素)は魚には有害ですが、メダカの卵は膜で覆われており死んでしまうことはありません。

2回目以降、採卵した卵を追加して入れる場合は、すでに稚魚が産まれている可能性がありますので、卵を入れる場合に足し水をしたい場合は、カルキを抜いた水にしてください。

メダカの卵を隔離容器に入れてから、大体1週間から10日程度で孵化(250℃の孵化法則)します。
メダカの卵をたくさん隔離して子孫を増やすことにトライしてみてください。



※最後に
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