虎ノ門虎之助のベランダ・ラボラトリー ft.メダカ

いつものようにプログを眺めていたら、妻が言った『7年もやってるんだから、プログ書いてみたら?』と。こうして始まりました。 屋外(ベランダ)での、メダカ、ドジョウ、エビ、貝や、水生植物の飼育記録をとっていないので、自分自身でも後から見返せるように残しています。


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タグ:金魚

※2022.06.01更新(全面リニューアル)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)


今年は一目ぼれした「らんちゅう」を屋外飼育してみたシーズンでした。結果としては芳しくないものでした。

「らんちゅう」は酸素の消費量も多く、食欲があるので排泄が多いですし、水質汚染に弱いので飼育するのが難しい部類の金魚です。屋外飼育ではエアーポンプを設置し、水替えを行って水質を維持するというのが王道の飼い方です。

我が家は5月に「らんちゅう」を迎い入れて、エアーポンプなしで定期的(1回/週)に水替えを行って水質を維持するという、完全な「止水環境」で飼育しておりましたが、最初はフナやクチボソなどの混泳環境で飼育していました。これが間違いでした。

❖導入当初は順調に見える、しかし..。

最初のうちは順調でした。「らんちゅう」を飼い始めた時期が5月と比較的涼しい時期であり、水温も高くありません。そして混泳している魚の活性が上がっておらずにエサを抑え気味にあげておりましたので水質も維持ができていたのだと思います。「らんちゅう」にとって過ごしやすいといいますか、何とか過ごせた環境だったのかと思います。

しかしながら夏場(7月中旬頃)を迎え始めてから異変が起こり始めました。徐々に「らんちゅう」に赤斑点の症状がでてきたのです。赤斑点は水質悪化や体力低下により細菌が引き起こす炎症です。

❖夏場に体調崩れる!

「らんちゅう」は泳ぎが遅い種ですので、フナやクチボソといった泳ぎの早い魚にエサをとられたり、もしかしたら追いかけられたりとストレスを溜めこんでいたのかもしれません。ただ、体を見た感じは尾ひれなどが(他の魚に襲われて)ボロボロになっているということはありませんでした。

そして多くの魚と混泳しておりました、夏場を迎えて一層に元気になりましたのでエサも必然的に多くなりました。「らんちゅう」の飼っている容器は、メダカのように小型な魚でなく大型の魚が多いので、エサが多くなった結果、微生物による分解が追い付かず、水替えでも水の汚染物質を取り除くこともできずに水質悪化が進んだのも原因かと思います。

夏場に関しては、昼間は水草や微生物などの光合成により水中の酸素が足りているのか水中で泳いでおりましたが、夜になり水草や微生物が水中の酸素を取り込むようになりますと、水中の酸素不足により水面で「パクパク」するようになってしまいました。

❖対処はしたが時すでに遅し。

赤斑点の対処として、隔離容器で濃度0.5%の塩浴を行いまして一旦は回復はしました。

パクパクは水替えの頻度(2日/回)を増やしましたが、改善はしませんでした。

そして暑い夏を見事に越えてくれましたが、秋を迎えるころから1匹、2匹と死なせてしまいました。

やはり混泳環境は厳しいと判断し、「らんちゅう」専用の容器を立ち上げるにいたったのですが、遅かったからか、さらに2匹死なせてしまい、今では残り1匹となりました。

残り1匹になってからは飼育は安定しており元気に生きております。

まず、1匹になった「らんちゅう」をどうにか冬越しさせてあげたいところです。

12月に入り、飼育水はグリーンウォーターですので、春までは足し水で様子をみようと思います。

また、来春に向けて「らんちゅう」の飼育環境と飼育方法は見直しをしないといけないと思っています。エアーポンプとろ過機は必須かなと思っています。

❖冬越しできずに死んでしまった..。

最後の1匹も冬越しできずに死んでしまいました。2月初めぐらいまでは元気な姿を見れたのですが、3月には見れなくなりました。

4月の水換え時に変わり果てた姿となっておりましたので、植木鉢(植え替えしない植物)に埋めました。

冬は寒くなりますので水替え自体が難しいです。新しい水は、元々いた飼育水と水替えは同じように冷たい水にしないといけませんし、水を動かすことによって、冬眠による仮死状態である「らんちゅう」を起こしてしまうことになり体調不良になってしまいかねません。

グリーンウォーターのままにしておきましたが、冬の水質管理は特に難しいと感じました。


❖屋外でのらんちゅう飼育の反省まとめ

・エアーポンプは必須(酸欠になる)
・ろ過機必須(水が循環しないので病気になる)
・らんちゅうだけの飼育
・止水環境は難しい(2日/回は換水は必須、換水も水質、水温調整が必要)
・真夏、真冬の管理は難しい(体が弱い)
・他の金魚に比べると病気になりやすい

1匹だけ生き残った「らんちゅう」です。
IMG_6565



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


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◆ドキュメント
作成日付:2021/05/04
更新日付:2023/09/05
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに


ホームセンターやペットショップ、縁日や祭り(今時、あんまりないですかね?)、ネット店で金魚を購入して飼い始めますと、一番気になるのは、金魚が死んでしまうことだと思います。

迎えたばかりの金魚に、水槽などの容器を用意して、水を入れて、ブクブク(ろ過機、フィルター)を用意して、金魚を入れるかと思います。日中は元気でありますが、一晩して朝見ますと「ぷか~」を腹をだして、ご臨終なんてことがあります。

金魚を飼っていますと、メダカやフナのように素早いとは言い難い(ワキンなどをすばしっこいですが))ですし、水面でパクパクしていると心配になってしまいます。

ただ、金魚の動きには「何かのサインであり」意味があるのです。金魚は人間に話はできないので、人間が金魚の気持ちになって考えてあげないといけません。うまく対処できれば、金魚は元気に長生きでき、かなり大きくなります。

そんな、金魚の動きや仕草などをまとめてみましたので、参考になればと思います。

我が家のらんちゅうです(2020年8月10撮影)。
IMG_5628


<目次>

水面でボーっとしている①
水面でボーっとしている②(転覆病)
水面でボーっとしている③
パクパクしている①(鼻上げ①)
パクパクしている②(鼻上げ②)
パクパクしている②(鼻上げ③)【2022.02.06】追記
砂をパクパクしている
水底で動かずパクパクしている①
水底で動かずパクパクしている②
水底で動かずパクパクしている③
エサを食べた後だけパクパク
1匹は動き、1匹は動かない
動かない①
動かない②
動かない③(転覆病)【2021.06.06】追記
動かない④(睡眠・冬眠)【2021.06.06】追記
活発に動き過ぎる①

活発に動き過ぎる②
逆さになって泳いでいる(転覆病)
体を擦り付けている
右往左往している
沈んだまま動かない(松かさ病)
跳ねる
狂ったように泳いでいる
斜めに泳いでいる①【2021.08.16】追記
斜めに泳いでいる②【2021.08.16】追記
斜めに泳いでいる③【2021.08.16】追記
横向きで沈んでいる①【2021.08.17】追記
横向きで沈んでいる②【2021.08.17】追記
底でじっとしている①【2021.08.20】追記
底でじっとしている②【2021.08.20】追記
底でじっとしている③【2021.08.20】追記
動きが止まる【2021.08.22】追記
巨大化【2021.08.27】追記
泡を吐く【2021.08.28】追記
落ち着きがない①【2022.02.23】追記
落ち着きがない②【2022.02.23】追記
落ち着きがない③(白点病)【2022.02.23】追記
落ち着きがない④(エラ病)【2023.09.05】追記
エサの後にパクパクしている①【2022.06.20】追記
エサの後にパクパクしている②【2022.06.20】追記
金魚妻【2022.07.23】追記
ミシンと金魚【2022.07.24】追記
アートアクアリウム美術館 GINZA【2022.07.24】追記
かき氷のねこきんぎょ(岐阜県瑞穂市)【2022.08.26】追記
エサを食べない①【2023.08.28】追記
エサを食べない②【2023.08.28】追記
エサを食べない③【2023.08.28】追記
一度食べたエサを吐き出す【2023.08.28】追記
金魚の『雪ちゃん』の動画紹介【2023.08.28】追記



水面でボーっとしている①
一番に疑われるのは転覆病ですが、特に問題ない場合もあり言いきれません。エサを食べた後に少しの間ノンビリしているだけであり、半日から1日も時間が経つと普通に泳いでいるのであれば元気だと思います。個体差もありますが、金魚はボーっと放心したような感じは、よく見られる状態ではあります。

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水面でボーっとしている⓶(転覆病)
転覆病の可能性があります。何らかの原因でお腹にエサが残っている状態で活性が下がると消化不良になり、排泄物が詰まったり、腸内でガスが発生します。腸内ガスの浮力でバランスが崩れてしまい転覆症状となります。

先に正直に言うと回復は難しい病気であります。

転覆病の症状としては、底に沈んだまま泳がないでじーっとしている、ひっくり返っている、横たわって浮いている、水底まで潜ることができない(頑張っても浮いてくる)などがあります。

少し時間が経つと回復することもありますが、癖になってしまうこともありますので安心せず対策をします。 転覆病は消化を促してあげることが一番の治療方法です。

水温が低くなった時や水質悪化時に起きやすい病気です。

対処法としては加温と塩浴(0.5%濃度)してあげて活性を促す方法です。加温は26℃以上にします。転覆病は25℃以下で発症すると言われているからです。

水が汚れているなら、水換えを実施してみてください。水替えは容器の3分の1から2分の1程度を替えてみてください。

また、塩浴させる場合は0.5%濃度(水1リットルに5グラム入れます)で様子を見ます。。塩浴させる塩の種類は天然塩(※)、自然塩(※)がオススメですが、それらがなければ通常の塩でも構いません。

※海から直接くみ上げた、水分を蒸発させた塩です。古来の作り方で作られた塩です。

なお、塩浴や加温による治療は7日間程度で、2日程度絶食させて様子を見ましょう。

このように、どこのサイトに書いてあるような対処しかなく、今なお、革新的な対処法はありません。現在ベストな対処法というわけです。

転覆病の原因は神経障害という話もあり、この場合は寄生虫や何らかの病気に侵されていることもあり、薬浴で治療となりますが、神経障害の場合は原因の特定が難しいので回復の見込みはかなり厳しいです。また、神経障害なのか、浮力バランスが崩れたものによるものの見分けは難しいので、現実的には、浮力のバランスが崩れたことによる治療を施す事になると思います。

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水面でボーっとしている③
金魚の状態を見てみます。
魚はヒレを動かして泳ぐ生き物ですので、ヒレの動き具合を確認します。特に背ビレがピンと張っていれば問題ありませんが、たたんでいるような状態ですと、体力が低下して衰弱してることが考えられます。この状態からの回復の見込みはなかなか厳しいです。

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パクパクしている①(鼻上げ①)
金魚が酸素不足で水面に口を出してぱくぱくやるようになる行為を『鼻上げ』といますが、広義の意味で他でも便宜上、『鼻上げ』としますので、ご了承ください。【2022.02.06】追記

金魚はエラで呼吸しており、水中の酸素不足により、水面で口をパクパクして酸素を取り入れています。

❖金魚の呼吸(基礎知識)【2021.06.06】追記

金魚の呼吸はエラ呼吸です。呼吸は酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する行為ですが、魚ですので水中にある酸素をエラを動かして取り込み、二酸化炭素を水中に排出しております。

金魚はエラで呼吸しておりますが、回遊魚と言われるイワシやマグロなどはエラを動かさないで泳ぎ廻りながら呼吸をしています。空気呼吸ができるラビリンス器官と呼ばれるもので空気中からダイレクトに酸素を取り込める熱帯魚のグラミーなどのアナバスと呼ばれる種類もおります。水中に酸素のない環境でも生き残ることができます。

水中の酸素不足によって、水面で口をあけることで空気中の酸素を取り込んで呼吸をしています。理由としては水質の悪化による水中の酸素が少なくなるのです。

❖水質悪化の原因

 ・エサのあげすぎにより、微生物がエサの残りなどを分解できす、アンモニア濃度が高まり、中毒症状を起こしている
 ・金魚の過密飼育により、水中の酸素が少なくなってエラで取り込めていない

金魚が水面に出てパクパクと呼吸をするのはひとつのサインです。いい兆候とは言えません。特に人がいなくても水面に出てパクパクしている場合は水質悪化がかなり進んでいる状態です。

対処法としては飼育水を交換してください。また、エアレーションを行って水中に酸素を供給するか、ろ過機を設置して水質の浄化を行います。

また容器内の水量が少なく、水中に酸素が少ない場合も考えられます。その場合は、過密に飼育している場合がありますので、金魚を別の容器にわけて飼育する、大きな水槽などの容器を用意して飼育しtてあげてください。

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パクパクしている②(鼻上げ②)
金魚が酸素不足で水面に口を出してぱくぱくやるようになる行為を『鼻上げ』といますが、広義の意味で他でも便宜上、『鼻上げ』としますので、ご了承ください。【2022.02.06】追記

エサを欲しがっている場合があります。人間に慣れていれば、パクパクしながらエサをねだりに寄ってきます。ヒレを動かさない場合は寝ていることも考えられます。人間が水槽の前に立った時だけ、パクパクしているかを確認してください。人間がいない時でもパクパクする場合は別の原因があります。

出目金などは視力が悪いので鼻上げでエサを探している場合があります。自然ではありえないことであり、まさに品種改良された魚の行動と言えるでしょう。【2022.02.06】追記

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パクパクしている③(鼻上げ③)
金魚が酸素不足で水面に口を出してぱくぱくやるようになる行為を『鼻上げ』といますが、広義の意味で他でも便宜上、『鼻上げ』としますので、ご了承ください。【2022.02.06】追記

エラ病の可能性があります。金魚の呼吸器をつかさどるエラが病気で機能不全に陥るのです。

エラが機能不全になれば呼吸で酸素を取り込むことができなくなりますので鼻上げを行います。

エラ病は、他にも泳ぎがうまくできなくなり、突然暴れるように泳いだり、水面に浮かんで動かない、
水槽の底でじっとしているなどの症状になりますが、とにかく酸素を取り込めないので、一番わかりやすい症状として鼻上げとなります。

代表的な原因はカラムナリスという尾腐れ病の原因になる病原細菌に感染することです。カラムナリス菌がエラに感染しますと、エラが腐りエラを破壊していきます。

なかなか治療するのが難しい病気ですが、治療方法としては塩浴で濃度0.5%(1リットルに5グラムの塩)で2日間様子を見ています。回復すれば、そのまま続けます。

回復しなければ薬浴を行います。

「グリーンFゴールド顆粒」や「エルバージュ」といった抗菌剤、非細菌性を使用します。

エラ病は、不安定な水温(春先や梅雨、秋口)と低水温で発症しやすい傾向にあるので水替えを少なくする、水替えの量を少なくするなど注意します。屋内ならヒーターの検討もしてみましょう。ヒーターであれば、25℃以上の水温を保ち、発症しないような環境を作ってください。



【2022.02.06】追記

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砂をパクパクしている
砂の中の微生物を食べております。水面に比べて底でパクパクしている動作は問題ではありません。むしろ健康な証拠でもあります。

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水底で動かずパクパクしている①
鰓(エラ)病です。鰓病は細菌や寄生虫などに侵されて鰓が機能障害を起こす病気です。

鰓(エラ)病の初期症状は1匹だけ群から離れて水底でじっとしています。水面のエサを食べたり、酸素を補給したりと時々急に泳ぎだすような行動をとります。エサを食べても、すぐ吐きだしてしまうことがあります。

中期では背中を水面に出して、しばらく動きが止まったり、急に泳ぎ出したりします。鰓(エラ)をを突然速く動かしたり、後ろ向きに泳いだりします。

末期になると、ボーっと放心状態になり気力無くフワフワ泳ぐようになります。両鰓(エラ)は開いて、エサを求めなくなります。

鰓(エラ)病の原因で、最も多いのが、カラムナリス菌による細菌感染です。カラムナリス菌は、鰓(エラ)病の他にも、尾ぐされ病や口ぐされ病を併発させる細菌で、この細菌が引き起こす症状の総称を、カラムナリス症と呼びます。

原因は急激な水温変化があげられます。したがって、昼夜の気温差の激しい6月(梅雨時)と9月(秋雨時)は鰓病が発症しやすい時期です。

また、エサのやり過ぎにより細菌が繁殖してしまう環境になってしまいます。

鰓(エラ)病が発生した金魚の水槽は石や流木などのレイアウト用品も含めて洗い、水を全て入れ替えます。

そして、鰓(エラ)病にかかった金魚は塩浴(濃度0.5%)を数日間行います。水温は28~30℃にヒーターで加温して、塩浴をしている間は金魚にエサを与えないようにします。初期の鰓(エラ)病は3日ほどで完治しますが、中期の場合は1週間程かかります。

症状が改善しない場合、塩分濃度を上げたり、薬浴をさせます。また、グリーンFゴールド顆粒やメチレンブルーなどでの薬浴をさせましょう。メチレンブルーは、白点病などにも使える薬なので常備しておくといいです。

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水底で動かずパクパクしている②
金魚は変温動物(外部の温度により体温が変化する動物)であり、水温が高ければ活性が上がり、よく泳ぎ、食欲旺盛になりますが、水温が低ければ活動がなくなり冬眠に入ります。

金魚は水温が10℃程度になりますと、金魚は活動が少なくなって代謝も悪くなります。さらに水温が低くなり5℃以下になると、金魚はエサを食べなくなり、ほとんど動かず水底でじっとして冬眠状態になります。冬眠状態ななってるなら、そのままにしておきましょう。

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水底で動かずパクパクしている③
金魚が衰弱している場合が考えられます。金魚は衰弱するのは病気だけではありません。例えば、複数匹で一緒に飼育しているとして、金魚同士でも相性があります。その相性が悪いと、他の金魚を追いかけましたりつついたりを繰り返して、強者が弱者を弱らせててしまうことがあります。

この場合は水草や流木などのレイアウト用品で、隠れ家を作ってあげて、逃げ込み先に逃げることにより、回避できることもあります。様子を見ましょう。それでも、追いかけ廻す場合は、容器をわけて飼育しましょう。

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エサを食べた後だけパクパク
金魚は視力が弱いのでエサがしっかりとは見えていないと思われます。ただし、嗅覚は優れていますので、エサのニオイを感じて、エサがあると認識してパクパクしていると考えます。

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1匹は動き、1匹は動かない
金魚の習性で、泳ぎが下手な個体に攻撃する個体がいるので、別々に飼育することをオススメします。寂しくて死ぬなんてことはありません。

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動かない①
金魚は棲息環境が変わった場合にじっとして動かないことがあります。これはまだその環境に慣れておらず警戒しているのです。1ヶ月ぐらいは新しい環境に慣れません。

特に背びれをずっとたたんでいるなら調子がよくないサインです。きっと輸送中に疲れてしまった、水面が揺れて体力を消耗してしまったことが考えられます。身体に異常が見られない場合は塩浴(濃度0.5%)を行うのが一般的です。

もし背びれは立っている状態なら、新しい棲息環境に慣れていない時期ですので、あまりあれこれせずに様子見としてください。隠れる場所がなければ隠れ家を作ってあげると落ち着くかと思います。

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動かない②
金魚が水槽の床で横になって動かない場合は、ヒレやエラの動きを確認しましょう。特に背ビレがピンと張っていれば問題ありませんが、たたんでいるような状態ですと、体力が低下して衰弱してることが考えられます。この状態からの回復の見込みはなかなか厳しいです。

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動かない③(転覆病)
【2021.06.06】追記
転覆病は魚がお腹を水面に向けてひっくり返る病気ですが、底に沈んでしまい動かない症状もあります。浮袋の機能の発達障害で沈むことが多い先天性や食べ過ぎ、先天性、細菌、肥満が起因となるもので浮いてしまう浮き袋の機能機能障害の後天性があります。

転覆病の解説と対応

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動かない④(寝る・冬眠)
【2021.06.06】追記
金魚が寝ていることも考えられます。金魚は1日に何度かわけて寝ます。寝る時間は日没から日の出までの間で合計2~3時間です。ただし、長時間寝ることはありません。何故なら長時間寝てしまうと、天敵に食べられてしまいます。

人間の睡眠は、体は寝ていますが脳は働いている浅い眠りの「レム睡眠」と、脳も身体も休息をとっている「ノンレム睡眠」を決まった周期で繰り返していますが、金魚の場合は「レム睡眠」だけだと言われています。1回の睡眠は長くても20分程度と言われていますが、例えば夜に人間が観察しようと近づくと起きてしまいます。防衛本能ということです。

我が家のベランダ飼育している「らんちゅう」は、容器に沈めた抽水植物の鉢の上で寝ています。水中で寝るより、外敵に襲われないと判断しているのかもしれません。

また、寒い冬は金魚は冬眠状態となります。
金魚が元気に暮らしていける温度というのは5~30℃程度が目安となります。 寒くなり始める秋から動きが鈍り始め、冬に入ると全く動かなくなり冬眠状態になります。エサも食べませんし排泄物なども一切しないようになります。

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活発に動き過ぎる①
新しい棲息環境に慣れていない為に、落ち着かないことが考えられます。隠れる場所がなければ隠れ家を作ってあげると落ち着くかと思います。

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活発に動き過ぎる②
金魚が元気だからです。泳ぎが素早いワキンでも、泳ぎがゆっくりしているリュウキンでも元気な場合は活発に動き廻ります。

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逆さになって泳いでいる(転覆病)
転覆病は魚がお腹を水面に向けてひっくり返る病気ですが、底に沈んでしまい動かない症状もあります。浮袋の機能の発達障害で沈むことが多い先天性や食べ過ぎ、先天性、細菌、肥満が起因となるもので浮いてしまう浮き袋の機能機能障害の後天性があります。

転覆病の解説と対応

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体を擦り付けている
鰓(エラ)内部や鱗(ウロコ)の下などに寄生虫が寄生されている可能性があります(肉眼では確認出来ません)。対応として、まず塩浴(濃度0.5%)を行います。それでしばらく様子を見ますが、状態がかわらない場合は薬浴を行います。

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右往左往している
金魚は変温動物(外部の温度により体温が変化する動物)ですので、水温が高い時は活性が高いのは自然です。なおかつ消化器官の活動が活発化するからか、食欲が旺盛なのも普通ですし、せわしなく動き回っているように見えます。
おそらく水温が高くて活動的になってエサを探しまわっていると考えられますので問題ありません。

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沈んだまま動かない(松かさ病)
金魚の動きがにぶり膨らみをみせた後に、やがて鱗(ウロコ)が松かさのように逆立つ症状が表われる病気は「松かさ病」です。 鱗(ウロコ)が逆立つことから立鱗病(りつりんびょう)とも呼ばれます。 金魚だけではなく他の魚にもみられる感染症で、飼育水が水質悪化した場合などにかかりやすい病気です。

対処法としましては塩浴(0.5%濃度)を行い様子を見ます。初期症状であればグリーンFゴールドでの薬浴で回復する場合もありますが、初期でもかなり難しい病気です。

水底に沈んでしまっている場合は既に末期です。末期の松かさ病はまず助かりません。

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跳ねる
水質が急変したことによるショック状態だと考えられます。金魚の水槽などの掃除をして水の入れ替えを行なった場合などに起ります。もし水替えする前の水が残っているのであれば、一旦、その水に戻してあげてもよいかと思います。水替えをする前の水がない場合は様子を見るしかありません。

本来はショック状態にならないように、水替えする前の水を残しておき、新しい水と混ぜてショック状態にならないようにします。また、しばらく置いてから、金魚に水合わせを行い慣れさせてから入れます。

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狂ったように泳いでいる(暴れたように泳いでいる)
【2021.06.06】追記と修正
金魚が狂ったよう、暴れたように泳いでいる原因は以下のとおりです。

・アンモニア中毒、亜硝酸中毒(=水質悪化)
エサのあげすぎによるエサの食べ残しや過密飼育による排泄物を微生物の分解が追い付かずに亜硝酸やアンモニアが水中に溜まり、中毒でショックを受けて狂ったように泳いでいると考えられます。

対処方法として水替え(カルキは抜いた水道水で構いません)を行います。ただし、一気に水替えを行ないますと、水質が変わり過ぎてショックを受けて衰弱してしまいますし、微生物もいなくなってしまいますので、半分程度に留めておきます。

・急激な水質、水温変化
『アンモニア中毒、亜硝酸中毒(=水質悪化)』の項と重なりますが、一度に大量の水交換や、購入してきた、譲り受けた金魚の水合わせに失敗しますと、水質の変化についていけずに「PH(※)ショック」と呼ばれる状態になります。ちなみに金魚の好むPH値は弱酸性の7.2と言われています。

また、水温が大きく変化しても金魚にショックを与えてしまいます。

水替えは半分程度に留めておきます。他の飼育者によってはは3分の1とか4分の1などの水替えを推奨されておられますので、ここは様子を見ながら少なめというのも正解と思われます。

※PHとはペーハー値といい、酸性とアルカリ性寄りかの基準となる値を示します。1~14の範囲で示されて、アクアリムでは6~7の弱酸性と7~8の弱アルカリ性であり、それぞれの濃度で暮らしている魚がいますので、魚の種類に合せてPH値もあわせてあげないといけません。

・酸欠
酸欠が進みすぎますと、水面で酸素を取り込もうとパクパクしますが、それが更に進みますと、泳ぎに影響を与えてしまいます。いわゆる低酸素脳症のようになってしまいます。綺麗な水の容器に隔離して様子を見ます。元いました容器は水替えを半分程度行なって様子を見てみます。

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斜めに泳いでいる①
【2021.08.16】追記
祭りやホームセンターで購入した金魚は、健康状態もよくなく弱っている個体が多いです。その場合は、しばらく様子を見ます。尾ぐされが発症なら尾ぐされ病、血が滲んだようになったら、エロモナス病など、斜めに泳ぐのは、何も上下が反転する、横になって横転する転覆病とは限らないので、状況を見極める必要があります。

2~3日様子を元気になれば、ただ単に弱っていただけになります。

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斜めに泳いでいる②
【2021.08.16】追記
金魚には2つの浮き袋があり、この浮き袋で浮力を調整しております。この浮き袋に障害が発生して、斜め泳ぎになっている可能性があります。エサの与え過ぎや運動不足、糞つまりなどで肥満が発生していて斜め泳ぎになっている可能性もあります。

エサをあげるのをやめて、泳いでもらい肥満を解消します。可愛くて愛らしく、コミカルな動きをしてくれる金魚にエサをあげないのは拷問に映るかもしれませんが、1週間から10日程度食べなくても問題ありませんので、絶食させてしばらく様子をみます。

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斜めに泳いでいる③
転覆病の初期症状の可能性があります。

◆転覆病リンク

転覆病について

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横向きで沈んでいる①
【2021.08.17】追記
シーズン中であれば転覆病の可能性があると思われます。越冬時であれば水の温度に耐えれずに瀕死状態であると思われます。越冬時は水温の低い容器から隔離します。その場合は暖かい飼育水に入れるとショック死してしまいますので、いきなり暖かい水に浸けずに室内での常温の水温程度の水を容器に入れて隔離します。ただし、口をパクパクしている場合です。口を動かしていない場合は残念ながら死んでしまっています。

◆転覆病リンク

転覆病について

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横向きで沈んでいる②
祭りやホームセンターで購入した金魚は、健康状態もよくなく弱っている個体が多いです。試してみえうなら塩浴0.5%濃度(カルキ抜きした1Lの水に塩5グラム)にして様子をみます。

塩浴は、先人たちが考え出した治療法で金魚の病気の治療や体力回復のために有効的な方法です。

金魚の体内塩分濃度が約0.6%前後ですので、塩浴はその体内塩分濃度に近づけるというのが目的です(水道水の塩分濃度基準値は200mg/L=0.2グラム)。飼育水を体内塩分濃度に近づけると金魚は体力を消費せずに負担が軽くなります。

塩はミネラルを含んでおり水質をアルカリ性に傾ける効果が期待できるため、水道水でも金魚の体力回復に最適な水質に整います。 水質の面でも金魚に適した環境を整えることができます

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底でじっとしている①
【2021.08.20】追記
夜になって睡眠しています。睡眠といっても人間と同じく7時間も寝るわけではなく、1日に2~3時間が睡眠時間です。連続して2~3時間寝るわけではなく、10分程度で小刻みに寝ています。小刻みに寝るのは外敵に襲われない為です。睡眠時間は夜に寝ます。これも外敵に襲われやすいのでじっとしている為です。

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底でじっとしている②
【2021.08.20】追記
金魚は冬になって水温が10℃を下回ると動きが鈍くなり、5℃を下回ると仮死状態になり冬眠します。冬眠は敵に襲われないように底の物陰、水草や岩、流木などの陰に隠れてじっと春がきて水温が上がるのを待ちます。冬にはエサは食べずに体力を使用せずに過ごしています。

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底でじっとしている③
【2021.08.20】追記
水質が悪化している可能性があります。アンモニア中毒か亜硝酸中毒で動けなくなっている可能性があります。その場合は別の容器に綺麗な水を入れて隔離してみてください。元気になれば、中毒症状を起こしていた可能性が高いです。その場合は水質が悪化している容器の水を半分程度交換してください。

祭りやホームセンターで購入した金魚を容器に入れた場合は、水合わせがうまくいかないと、水質ショック(PHショック)でしばらく動かなくなってしまうことがあります。その場合はしばらくエサを与えずに様子を見ます。

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動きが止まる
【2021.08.22】追記
金魚も人に慣れると人が寄ってくると動いたり寄ってきたりします。従いまして、日中に人が誰もいない(人の気配がないことも含む)と動かなくなります。人間に慣れた金魚ほど、そのような傾向にあります。人ががいないと物陰、例えば岩やレイアウトの土管などに隠れて寝てること(実際には動かない)もあります。人の気配がすると動いて人に寄ってきてエサを求めてきます。
病気であるならば背びれが折れているので切り分けができます。病気の種類や進行具合にもよりますが、水替えを行い、塩浴0.5%濃度(カルキ抜きした1Lの水に塩5グラム)を入れて様子をみてください。

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巨大化
【2021.08.27】追記
金魚は普通に飼っていると体長が30cm程度と大きくなる魚です。もちろん全部が全部の金魚が大きくなるわけではありませんし、大きさにも限度があります。大きさから見た目が鯉にようになります。

代表的には和金は普通に30cm程度大きくなります。コメットや朱文金といったフナ型で吹流し尾の金魚は、和金と違って尾が長いため、全長は和金よりも長くなり45cm程度になります。

ポイントは金魚のエサを大量に食べるかと飼育する広さ、最低60cmはほしいところです。

特にジャンボオランダという品種は、50㎝近くなる個体のものもいます。

大きな飼育容器で飼育されて、たくさんエサを食べて、体長が大きくなりやすい種類だったら、すぐに大きくなります。本当に鯉ぐらいになったりするようです。

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泡を吐く
【2021.08.28】追記
呼吸や餌の摂取で浮上した際、一緒に吸い込んだ空気を吐く程度なら問題はありません。ずっと口をパクパクさせているようなら水中の酸素が不足した為に呼吸をしている可能性があります。

また、金魚は浮き袋の内圧を調整するために口からガスを排出することがあります。その場合も1回だけで、ずっとということではありませんので様子を見ます。

◆口をパクパクしている①

口をパクパクしている①

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落ち着きがない①
【2022.02.23】追記
何らかの原因で水質水温に変化があった場合に発生することがあります。『狂ったように泳いでいる』を参照願います。

◆狂ったように泳いでいる

狂ったように泳いでいる

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落ち着きがない②
【2022.02.23】追記
複数匹で飼っていた場合、特に2匹で飼っていた場合で1匹が死んでしまった場合は、一緒にいた相手がいなくなってしまったことで探していると思われます。

金魚にそのような気持ちがあるのかはわかりませんが、探している様子から仲間がいなくなってしまったことが判断できるのだと思います。

金魚含めて生き物にも相性の問題もありますし、一緒に暮らしてみないとわかりませんが、相性がよくてある程度一緒に暮らしていた場合は、そのようなこともあります。

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落ち着きがない③(白点病)
【2022.02.24】追記
白点病です。魚を飼育していれば、必ずといっていいほどお目にかかる有名な病気です。

白点病の原因は「ウオノカイセンチュウ」という寄生虫の一種が魚に寄生することで発症します。

白い点は次第に増えていき、魚はかゆがるように体を底砂などにこすりつける仕草を行うようになります。これが、落ち着きのない行動に見えます。

重症化すると体全体が白い点に覆われていき、エラに寄生すると呼吸困難で金魚は死んでしまうこともあります。

白点病の金魚を見つけたら、感染率が高い病気ですので、まず水槽全体に症状の出ている金魚は何匹いるのか、症状(白点の数)はどれくらい出ているのかを確認します。

まだ発症した金魚が1匹で白点の数が数個程度のごく初期の状態ならば、発症した金魚を別の容器に隔離し、治療をします。

「ウオノカイセンチュウ」は低水温に強く高水温に弱い性質の寄生虫です。また成虫になってしまったときや、魚に寄生している最中は薬に対して耐性が強く、薬が効くのは宿主を探して水中を漂っている間だけなので、薬のみで治療するだけでは効果がありません。

ヒーターの設定を高めにして水温の設定を28度~30度に保ちます。

そして塩浴を行います。

塩浴には体力を温存する効果もあり「ウオノカイセンチュウ」に寄生されたことで消耗した体力を回復させる効果があります。金魚を塩浴させる場合の一般的な塩分濃度は0.5%程度です。これは3日程度行います。

そして「ウオノカイセンチュウ」の増殖サイクルが1週間程度と長いので、増殖サイクルにあわせて最低でも1週間~2週間は薬浴させます。

白点病に効く薬は、メチレンブルー水溶液、グリーンFリキッドなどがあります。

※ウオノカイセンチュウの仔虫は魚体の表皮に取り付き、成長し、やがて魚体から離れシストを形成します。その中で分裂を繰り返し仔虫が増殖してまた水中へ放たれ、宿主を探すというサイクルを繰り返します。このサイクルが5日程度をなっています。

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落ち着きがない④(エラ病)
【2023.09.05】追記
エラ病になっています。エラ病の症状の中の一つで「突然暴れたように泳ぐ」という症状が『落ち着きがない』ように見えるのだと思います。

❖エラ病の症状
 ・鼻上げ(水槽内の酸素は問題ないのが前提)
 ・突然暴れるように泳ぐ
 ・水面に浮かんで動かない
 ・底でじっとしている
 ・エサを食べない
 ・両方か片方のエラが開いたままとなっている

原因としては、寄生虫に寄生されたか、細菌感染を起こしていることです。ダクチロギルス(寄生虫)、ギロダクチルス(寄生虫)、カラムナリス(細菌)が代表格です。

治療方法としては、まずは塩浴(濃度0.5%)を行うのが一般的です。1~2日行います。金魚の負担を減らして体調を回復させると同時に、これ以上、病状を悪化させないようにします。いったん、金魚が元気なるかもしれませんが、薬浴しないと治りませんので、ここで治療をやめてしまうと一気に悪化します。

塩浴で体調を整えてから(金魚の症状によっては塩浴を飛ばすして)薬浴を3~4日行います。原因となるであろう寄生虫や細菌に効果のある薬を使用して、うまく行かなければ別の薬を試していきます。

細菌・・・オキソリン酸(観パラD)
ギロダクチルス、ダクロチギルス・・・リフィッシュ
キロドネラ、白点虫・・・メチレンブルー、マラカイトグリーン

寄生虫や細菌感染は水質悪化が根本原因であることが多いので、予防としては、水替えを定期的に行い、水質を綺麗に保ちます。

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エサの後にパクパクしている①
【2022.06.20】追記
エサをあげる前の金魚は水中で元気よく泳いでいたのに、エサを勢いよく食べた後に水面でパクパクしていることがあると思います。

エサをあげないようがよかったかもと思ってしまいますが、そうではありません。

この金魚の行動は異常な行動ではなく、エサを食べる行動が続いているだけですので問題はありません。そして、この行動自体は金魚の性質の一つでエサの量が適量だろうが少なかろうが行います。

金魚は嗅覚は強く、視力が弱いので、エサの有無がしっかりとは見えていないはずです。エサをあげた後も、エサが僅かに溶けだしたニオイを感じて、まだエサがあると勘違いしてパクパクしています。

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エサの後にパクパクしている②
【2022.06.20】追記
エサをあげる前の金魚は水中で元気よく泳いでいたのに、エサを勢いよく食べた後に水面でパクパクしていることがあると思います。

エサをあげないようがよかったかもと思ってしまいますが、そうではありません。

この金魚の行動は異常な行動ではなく、エサを食べる行動が続いているだけですので問題はありません。そして、この行動自体は金魚の性質の一つでエサの量が適量だろうが少なかろうが行います。

エサを多く食べ過ぎてしまい、本来呼吸で使用する鰓(エラ)にエサが引っかかってしまい、呼吸がしずらくなりますので、空気多く吸い込める水面に出て消化すべきエサを奥へ送り込もうとします。

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金魚妻
【2022.07.23】追記
『金魚妻』(きんぎょづま)は、黒澤Rによるマンガです。『グランドジャンプめちゃ』(集英社)にて連載されています。

【あらすじ】
妻はなぜ、一線を越えたのか――? 悩める人妻の4つの物語!! 【収録作品】金魚妻/出前妻/弁当妻/見舞妻

【実写ドラマ】
黒澤Rによる同名漫画を原作にNetflixとフジテレビが共同企画・制作し、2022年2月14日からNetflixで世界190か国に配信されています(英題:Fishbowl Wives)。全8話。主演は篠原涼子さんです。

【登場人物】
金魚妻・・・平賀さくら(ひらが さくら)演 - 篠原涼子 
改装妻・・・箱崎ゆり葉(はこざき ゆりは)演 - 長谷川京子 
頭痛妻・・・田口慈子(たぐち ひさこ)演 - 松本若菜
外注妻・・・志村優香(しむら ゆか)演 - 中村静香
弁当妻・・・保ヶ辺朔子(ほかべ のりこ)演 - 瀬戸さおり
伴走妻・・・真田早矢(さなだ さや)演 - 石井杏奈

豊田春斗(とよだ はると) 演 - 岩田剛典
金魚屋「金魚のとよだ」の店主。傷付いたさくらを優しく受け入れる。

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ミシンと金魚
【2022.07.24】追記
著者、永井みみさんがケアマネージャーとして働きながら執筆した本作で第45回すばる文学賞を受賞した作品です。

【あらすじ】
【第45回すばる文学賞受賞作】認知症を患うカケイは、「みっちゃん」たちから介護を受けて暮らしてきた。ある時、病院の帰りに「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と、みっちゃんの一人から尋ねられ、カケイは来し方を語り始める。

父から殴られ続け、カケイを産んですぐに死んだ母。お女郎だった継母からは毎日毎日薪で殴られた。兄の勧めで所帯を持つも、息子の健一郎が生まれてすぐに亭主は蒸発。カケイと健一郎、亭主の連れ子だったみのるは置き去りに。

やがて、生活のために必死にミシンを踏み続けるカケイの腹が、だんだん膨らみだす。そして、ある夜明け。カケイは便所で女の赤ん坊を産み落とす。その子、みっちゃんと過ごす日々は、しあわせそのものだった。それなのに――。暴力と愛情、幸福と絶望、諦念と悔悟……絡まりあう記憶の中から語られる、凄絶な「女の一生」。

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アートアクアリウム美術館 GINZA
【2022.07.25】追記
アートアクアリウム銀座プロジェクトは銀座三越新館8階に「アートアクアリウム美術館 GINZA」を2022年5月3日(火・祝)にオープンしました。アートアクアリウムは、独自にデザインしたアクアリウムに美しく舞う金魚を泳がせ、光・音・香のオリジナル演出で魅せる金魚アートの展覧会です。

アート、デザイン、エンターテインメントとアクアリウムを融合させ、「アートアクアリウム」というアート分野を確立させた新しい展覧会。金魚に特化し日本の伝統美が光る幻想的な和の世界観で構成されています。

アートアクアリウム美術館GINZA 銀座三越

営業時間は10時00分~19時00分(最終受付は18時00分)です。休館日は銀座三越の休館日に準じます。チケット予約はWebからできます。30分単位の入場時間となっています。料金はWeb限定料金で2,300円なりです。

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かき氷のねこきんぎょ(岐阜県瑞穂市)
【2022.08.26】追記
岐阜県瑞穂市穂積に2022年2月22日にオープンしましたモーニングとかき氷を中心とした軽食店です。モーニングは350円、500円、600円、650円と用意されていて、モーニングはボリューム満点でトースト又はホットサンドが選べます。冬季限定のランチはドリンク付きで焼きカレーが食べれます。カレーは辛さが選べ激辛にも出来ます。

『かき氷』も有名な店でして、1年を通してエスプーマを使用したふわふわかき氷が味わえるお店です。かき氷は旬の果物を使用しているため季節を感じられ、見た目も色鮮やかです。

店の名前の由来は家で 猫と金魚 飼ってるからだそうです。

かき氷のねこきんぎょ



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エサを食べない①
【2023.08.28】追記
金魚は環境の変化に鈍感な方ではあります。ただし、家に来たばかりの頃は飼育容器の環境に慣れておらず、警戒心からエサを食べないこともあります。また、家に来る前にエサを食べていることがありますので、食べないことがあります。

いずれにせよ、これは時間が解決してくれ、翌日にでもエサをあげれば食べます。
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エサを食べない②
【2023.08.28】追記
金魚は水温が低下すると活性が落ちる変温動物なので、低水温ではエサを食べなくなります。12月になって金魚がエサを食べなくなったら低水温を疑います。目安としては水温15℃前後でエサ食いが鈍り、10℃前後になると食べなくなります。冬の間はエサを与えなくてよいです。

その一方で、36℃以上の高水温は金魚にとって厳しい環境なので、猛暑日における水温36~40℃ではエサを食べなくなる場合があります。水温が低い朝に食べさすようにします。ただし、猛暑日における食欲減退は生命の危機と言っても過言ではありません。猛暑日で高水温が続くと金魚は死んでしまいますので、高水温でエサを食べなくなった場合は、日除けを作って高水温にしない対策を行います。

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エサを食べない③
【2023.08.28】追記
金魚が体調不良や病気の初期症状があらわれている金魚は、エサを食べないことが多いです。

「エサを食べられるほど元気がない状態」なので、早めに対処する必要があります。

対処法の基本は水換えと塩水浴・薬浴ですが、どのような病気なのか?寄生虫なのか?細菌感染なのか?などを正確に把握する必要があります。

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一度食べたエサを吐き出す
【2023.08.28】追記
金魚にエサが合っていないことによって食べない場合があります。また、食べるそぶりを見せるのに飼育容器の中にエサの食べ残しがある場合は、エサがあわず吐き出している可能性があります。

金魚がエサを吐き出す場合には、エサの質や種類に関係があるかもしれません。

金魚にもエサが合う合わないがあるので、この場合はエサの種類を変えるしかありませんが、他の金魚はそのエサを食べているので新しいエサを購入したりとコストは嵩みますし、他の金魚と別の容器に入れて飼うには手間暇かかります。

今まで食べていたエサと違うエサを与えた場合などは、そのエサに馴染むまで多少時間がかかることがあります。

また、エサの粒が大きいものは一度に飲み込めないので、何度か吐き出すようにして砕いて食べることもあります。

ただ、あまりに大きなエサは食べにくさや消化の悪さなどからお勧めできませんので与える前にすり潰して、細かくしてから与えるようにします。

金魚がエサを吐き出す動作はじっくり観察して金魚がエサを食べていないと思われた場合は、そこを無視すると金魚はエサを食べない為に衰弱していき、やがて死なせてしまうことがありますので元気なうちに別の飼育容器に移すのが理想です。

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金魚の『雪ちゃん』の動画紹介
【2023.08.28】追記
金魚の『雪ちゃん』
ぜひ、観ていただきたい動画です

動画の内容ですが、飼い主様は近くの観賞魚ショップにいったところ、一つの水槽の底で動けなくなっている白い金魚がおりました。よく見ると尾びれに酷い傷があり衰弱しているようでした。

ショップのオーナーは熱心に見ている飼い主様に対して『余命1週間だからただでお譲りしますよ』ということで、飼い主様は2万5千円の高級金魚をもらいます。

飼い主様は白い金魚のことを『雪ちゃん』となずけて治療に入ります。

飼い主様は豊富な知識をもとに『雪ちゃん』を何とか元気にしようと、時には薬浴させて、特にはエサに薬を練りこんで食べさせて内服させる、そして塩浴、また粘膜などから寄生虫などの特定を顕微鏡で行うなど、涙ぐましい努力で治療にあたります。

しかしながら『雪ちゃん』は病状が進んでいきます。

飼い主様は、次々に決断を迫られて選択していきます。そこに正解はないのです。答えのない道を『雪ちゃん』と歩んでいくのです。

金魚の病気の治療の動画を探していて、最初は偶然にもこの動画を見つけたのですが、いつの間にか、金魚という枠を超えて『雪ちゃん』と飼い主様を応援している自分がいます。

これから生き物を飼いたいと思う人に、この動画を是非観ていただきたいです。

犬でも猫でも金魚でも昆虫でも「命に責任を持つ」とは、この動画のようなことなのではないか?

毎日の水替えやエサやりなどの世話だけじゃなく、生き物のために答えのない難しい選択を自分の判断で決めていかなくてはいけない時があるのです。

この動画はシリーズであり、『雪ちゃん』は治療の最中なのです。『雪ちゃん』の非常に病状が重く、飼い主様は、大きな決断を迫られるのです。

もし、家で静かに看取る選択でも治療を受ける選択でも雪ちゃんの命に責任ある行動だと思いました。

どんな結果であれ、飼い主様と出会えなければ死んでしまった命ですから、どんな結果になっても『雪ちゃん』は幸運の金魚かと思います。

犬でも猫でも金魚でも昆虫でも、みんな人と話す事が出来れば、その子の望みを聞く事が出来るにと思ってしまいます。どちらの選択でも『雪ちゃん』を生かそう、助けたい!と言う飼い主様の気持ちは絶対に『雪ちゃん』に伝わってることを祈ります。

そして『雪ちゃん』が元気になりますように。

❖金魚の『雪ちゃん』の動画(ここからシリーズが始まります)


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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。


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※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

今日も暖かくていい天気でした。非常事態宣言も解除されて、すでにコロナウィルスのリバウンドの兆候が見えます。ワクチン接種も思うようには進んでいませんが、賛否両論?のオリンピックも開催されます。

飲食店は時短営業も今だに要請されてきておりますが、公共設備も再開されており、野球やサッカーなどの観客が大きな声を出す数万人規模のスポーツイベントなどでは、収容人数の半分以内であれば、政府は1万人まで入場を認めるとしています。

思わず気が緩んで、厚生労働省の職員が深夜まで歓送迎会という話もでております。

今年は、「〇〇解禁」と「コロナ患者の理バンド」の繰り返しが続くのではと思いながら、今年の最大のイベントとしては夏にオリンピックが開催されます。

夏のオリンピックが開催されるとなれば、去年は中止となった「花火大会」や「お祭り」などの夏のイベントもコロナ対策をとりながら、開催される可能性が高いと思います。

本来であれば、すっきりとした気分で「お祭り」などのイベントに行きたいところですが、なかなか難しいと思います。

いざ「お祭り」に行けば「屋台」が沢山でており、「わたがし」「焼きそば」「ヨーヨーす釣り」「当てくじ」などにまじって「金魚すくい」があるかと思います。

この「金魚すくい」ですが、すくった金魚を持ち帰って育てることになるかと思いますが、最近は、「家で飼えないからいらない」とか「持ち帰って親に反対されたから返しにきた」などということが多いということです。家で金魚を飼うのも、なかなか厳しい時代になっているんでしょうか。

金魚を持ち帰ったとしても、長生きする金魚は、ほんの一握りです。

家に持ち帰って、容器に水(カルキな抜きましょう)を入れて金魚を入れると思いますが、家に帰った時には、すでに虫の息で裏っ返しなんてこともありますし、なんとか泳いでいても、翌朝様子を見るとすでに死んでしまっている。1週間以内にパタパタと死んでしまい、1匹も残らないなんてこともあると思います。

金魚すくいでとった金魚を、なんとか死なせずに長生きさせることはできないのでしょうか。

去年の金魚が余っている
コロナウィルス流行により昨年の夏祭りや縁日のイベントは全国各地でほとんど中止になっています。本来出荷されるべきイベント用の金魚は出荷されずに残っています。1年出荷しないと、その間に金魚は大きくなって、金魚すくいができないような大きさの金魚になってしまいます。

しかしながら、金魚を大きくしないような飼育の仕方があるようでして、コロナウィルス収束を願って1年間大きさを保ちつつ育てられています。ただ、出荷を1年遅らせて育てられた金魚ですので、成魚にはなっています。

金魚すくいは、本来であれば「すくいやすい」小さくてまだ体力ない1年目の稚魚の金魚が泳いでいることが多いのですが、今年は「2年物」も混じっているので、この「2年物」の金魚を狙ってすくってもいいかもしれません。

IMG_3132

すくう金魚を選ぶところから始まる
金魚すくいの金魚ですが、まず高価な金魚はいません。また、縁日や屋台用に大量生産されている関係上、租税乱造されているので健康な金魚ではありません(もちろん病気ではありません)。

また、長時間の輸送や金魚すくいで追いかけ廻されていることから弱っています。特徴としては水面でじっとしている金魚、また「すくい枠(ポイともいいます)」をとろうとしても逃げない金魚です。

元気な金魚はしっかり泳いでいる金魚、特に下にいる金魚がいいんですが「すくい枠」では破けてしまいますので、しっかり泳いでいる金魚を狙っていきたいところです。

弱っている金魚をすくって飼う(これはこれで素晴らしい行為です)のは、なかなか難しいので元気な金魚をすくって飼うようにした方が生き残る確率が上がります。

はやく帰ること
金魚すくいの後に袋に入れられた金魚を持って、ほかにも「わたがし」や「焼きそば」など、他の屋台にも立ち寄ったりして楽しみたいと思います。

熱帯魚屋で熱帯魚や淡水魚、禁書などを購入した後はエアインフレーターで酸素を入れて縛ってくれますので、暫くの間は酸素不足に陥らずに元気に泳いでくれます。しかしながら、金魚すくいで袋に入れられた金魚は、酸素も入れてくれずに一度に沢山の金魚が狭い袋に入れられます。おのずと酸素不足になり、時間が経てばたつほど弱っていきます。

本来なら金魚すくいを最後に行ってから素早く帰るのがいいのですが、せっかくお祭りや縁日に来ているので、もっと他の屋台を廻ったり、一緒に行った人と話をしたり楽しみたいと思いますよね。

従って「すぐに帰りましょう」は現実的ではないので、金魚すくいはできるだけ後に行いましょう。また金魚入っている袋を持った時はできるだけ揺らさないようにしましょう。

容器を用意して水を入れる
金魚の飼う容器を用意します。そして容器に水を入れます。水道水をそのまま入れてはいけません。カルキ(塩素)を抜かないといけませんので、カルキ抜き剤を使用して抜くか、金魚すくい前に日中の半日で水道水をバケツなどに汲んで置いておけばカルキは抜けます。

エサは3日はあげない
エサは3日はあげないほうがいいです。金魚すくいの金魚はどうしても弱っているので、しばらくそのままの状態で回復させます。それでも翌日から死んでしまう金魚がかなりの確率でいると思います。塩浴0.5%(100ccに0.5gの塩)もいいかと思いますが、何も入れなくてもいいです。

1ヶ月は様子を見ましょう
容器に入れて3日以降にエサをあげて1ヶ月は様子を見ましょう。1ヶ月を無事に過ぎれば、金魚は長生きする可能性が高くなります。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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※室町時代伝来の屋外金魚の育て方「きんぎょ~え、きんぎょ~。」

◆ドキュメント
作成日付:2020/11/19
更新日付:2022/01/29
※アドセンス再設定対応済
※2021.11.23更新(過剰広告カット)
※2022.01.26更新(タイトル変更、もといPilot)
※2022.01.28更新(全面改訂)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

◆はじめに

金魚。子供の頃に縁日やお祭りで出会う魚であり、おそらく人生で最初に飼うであろう魚です。

金魚掬いで何匹か掬って家に持って帰ってくることになると思います。そして飼育ケースかバケツに水に入れて飼い始めますが、これがなかなかうまくいきません。

翌日、あるいは1週間以内に死なせてしまうことが多々あるかと思います。

縁日やお祭りに売られている金魚は弱っておりますので、掬われて家まで輸送されるとすでに相当なダメージを受けておりますので、ある意味仕方のないことではあります。

その期間をクリアすれば環境に適応して元気に育ち始めてくれます。金魚は本来、丈夫で飼いやすい魚ですので、メダカや熱帯魚などに比べて比較的長きにわたり楽しませてくれるのです。

金魚の魅力は、水槽の中で優雅に泳いでいる綺麗で姿やユーモラスな仕草です。

特に鮮やかな「赤」、金魚は赤色だけではありませんが、あの赤色は見栄えがしますし、とても目立ちます。

そんな素敵な金魚を長く元気に飼育できるように、少しでも参考になればと思い記事を書きましたので、もしよろしければ覗いていってください。

◆金魚の起源
1700年ぐらい前に、中国の野生のフナの仲間から突然変異で現れた、体色の赤いヒブナが始まりとされています。

その中国から日本に入ってきたのが西暦1502年(室町時代・戦国時代)の500年以上前です。今で言う「和金」に近いかたちだったようで、500年以上の歴史がある観賞魚です。

金魚は初心者からマニアまで幅広い層の愛好家に飼われている観賞魚です。様々な品種が作出され、可愛らしい金魚たちが縁日やお祭り、そして店頭を賑わせています。

◆飼いやすさ【2022.01.29】追記
金魚は丈夫で飼いやすい魚ですので、アクアリウムの世界の入門魚として飼い始めるかと思います。
金魚は屋内飼育はもちろんですが屋外飼育もできますし、繁殖は割と容易です。そして長生きしますので長い期間飼うことができ、個体毎に愛着がわくこともあると思います。

メダカも丈夫で飼いやすいのですが、寿命はもって1~2年程度ですし、繁殖させないと、あっと言う間に全滅となりますので、鑑賞に加えてせっせと繁殖させる飼育方法が必要です。

熱帯魚は(一部を除き)屋内飼育となります。そしてヒーター、クーラーなどの温度調整を行う機器、ろ過機が必要となります。金魚だけ、メダカだけで育てるのであれば、両者は品種を問わず混泳させることができますが、熱帯魚を混泳させるには性格と相性を事前にしっかり確認しないといけません。エサの種類もあげ方も種類によって違いますので初心者向けではないと思います。

❖代表的な魚の飼いやすさ

 金魚 > メダカ > 熱帯魚(グッピー、ネオンテトラ)

◆金魚の種類
 金魚の品種は100種類以上とも言われ、現在の日本では約30品種が飼育されています。沢山おりますので、有名どころをご紹介いたします。


 ❖和金系


 ・和金

【歴史】
フナの突然変異で現れた赤いヒブナを品種改良したものが和金です。中国から日本に最初に渡来(とらい:海を渡ってくること)した金魚です。
【特徴】金魚すくいで見かける金魚です。動きが俊敏で非常に丈夫で飼育しやすい品種です。
【種類】体型はほぼヒブナと同じです。尾びれが普通のフナ尾(※1)から、三つ尾(※2)や四つ尾(※3)のものまであり、体色も普通の赤や紅白(更紗=さらさ)、白色があります。体格による呼び名は、小さいものから「小赤(小金)」「別下」「小和金」「姉金(姉、大姉)」となります。
【体長】20~30cm程度
※1 金魚の尾の型。 和金系の金魚によく見られる、鮒に似たシンプルな形状の尾。
※2 金魚の尾の型。 フナ尾を2枚張り合わせたような形状の尾。
※3 金魚の尾の型。三つ尾の中心に深い切れ込みが入る形状の尾。



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 ・コメット

【歴史】米国人のヒューゴ・ムラート(Augo Mulert)氏により琉金の突然変異個体をフナと交雑させて作出固定されたと言われています。
【特徴】体型は和金型、体色は白地に朱(赤)色、長く伸びたフキナガシ尾が特徴。名前の由来の通り、動きが俊敏で非常に丈夫で飼育しやすい品種です。
【種類】類似品種に「庄内金魚(山形金魚)」がある。コメットと庄内金魚の明確な違いは見た目ではわかりません。
【体長】15cm程度

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 ・朱文金

【歴史】三色出目金、フナ尾和金、ヒブナの自然交配により固定させた品種です。
【特徴】和金型の体型に長いフキナガシ尾(※)、体色が赤、青、白、黒の和を感じさせる渋い雑色、モザイク透明鱗が特徴の味わい深い品種です。
【品種】派生品種に、日本の朱文金をもとにイギリスで改良されたハート型の尾を持つ「ブリストル朱文金」があります。
【体長】30cm程度

※金魚の尾の型。フナ尾が長く伸びた形状の尾。

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 ❖琉金系


 ・琉金

【歴史】和金の突然変異で現れた尾ビレの長い固体を淘汰し固定化された品種です。金魚すくいで見かける金魚です。
【特徴】寸詰まりで体高のある丸い体、各ヒレが伸長し、特に尾ビレは長く発達することが特徴です。体色は赤白(更紗)、赤(素赤)が基本。白色も出るが選別の対象となります。
【品種】琉金で有名なのが、東京の「江戸川琉金」です。堀口養魚場産の琉金は「堀口琉金」と呼ばれ、ブランド扱いされています。
【体長】10㎝程度

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 ・出目金

【歴史】出目金は琉金の突然変異により作出された品種です。
【特徴】体型は琉金で左右に突出した大きな眼球が特徴です。生後数ヶ月経過すると徐々に眼球が突出し始めます。
【品種】中国では日本と違い様々な品種で出目性の金魚が作られています。
【体長】10㎝程度

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国産金魚 黒出目金 3匹 2020年10月20日入荷
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 ❖ランチュウ系

 ・ランチュウ
【歴史】江戸時代に中国からきた品種を日本で改良したといわれています。「金魚の王様」といわれています。
【特徴】体型は丸くて短く背ビレがありません。尾ビレは太くて短い尾筒に対して角度をつけて伸びています。頭部の肉瘤は豊かに発達しますがバランスよく発達した魚が良いとされています、
【品種】
【体長】20cm程度

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(国産金魚)協会系らんちゅう 3〜5cm(1匹)
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 ・江戸錦
【歴史】ランチュウと東錦を交配させてできた品種です。
【特徴】体型は背ビレがなくランチュウ型、柄は東錦同様の赤、白、浅葱色の三色で、モザイク透明鱗が特徴です。
【品種】派生品種に「京錦(キョウニシキ)」があります。
【体長】15cm程度

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江戸錦 1匹/金魚 生体 埼玉志村養魚場産 8から9cm前後
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 ❖オランダ系

 ・オランダシシガシラ
【歴史】江戸時代に琉球経由で長崎に輸入されたといわれています。当時は鎖国時代ですが、唯一交易が許されていたオランダにちなみ命名されました。頭部の大きな肉腫が特徴で、中国では獅子頭と呼ばれています。
【特徴】背ビレがあって肉瘤があり伸長した開き尾を持つことが特徴です。褪色は紅白(更紗)が基本。豪快で優美な品種で一般的にも人気があります。
【品種】オランダ獅子頭が巨大化する「ジャンボオランダ獅子頭」があります。
【体長】30cm程度

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(国産金魚)オランダ獅子頭/オランダシシガシラ(1匹)
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 ・茶金

【歴史】中国から輸入された茶褐色の金魚です。
【特徴】独特といえる茶褐色の体色が特徴。体型に関しては長手のオランダ獅子頭型と、丸手の琉金型の2タイプがあります。
【品種】
【体長】15cm

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茶金 ちゃきん お任せチョイス2尾 |国産金魚|全長5-8CM
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◆産地
産地は複数あり、代表的な金魚の産地としては愛知県の弥冨、東京の江戸川、埼玉の加須などが知られています。 その他にも奈良県の郡山や静岡県の浜松などたくさんの産地があります。

◆大きさ
金魚の品種や体長によりますが、 丸型の金魚で最大15cm程度、 和金などフナ型の金魚は20cm以上になります。 終生飼育するには 60cm水槽で2~3匹が目安です。

ただし、水槽ではここまでの大きくするのは難しいです。 大きくしたい場合は、60cm以上の水槽にできるだけゆったり(60cm水槽で1尾)泳がせて、水換えをこまめに(週に2回以上)に行い、エサを回数多く(1日3回以上)与えると大きくなる可能性があります。

◆何匹入れるか?
金魚が大きければ大きいほど、必要な水槽のサイズは大きくなります。

※水槽に対しての匹数の目安
水槽サイズ 3~5㎝ 5~10㎝ 10㎝~
30㎝   3匹   2匹   1匹
40㎝   4匹   3匹   1匹
45㎝   5匹   4匹   1匹
60㎝   10匹   6匹   2匹

◆盆栽飼育

本来、大きくなるべき金魚を小さく育てる方法です。限られたスペースで魚に負担を与えることなく自然に大きくなることを抑制するのです。自然に育つのを抑制しますので、盆栽飼育に関しては、いいイメージがもたれていません。

下記の4つが代表的なものですが、この中でも「小さな容器で育てる」のが「盆栽飼育」の近道です。他の3つは、エサを少なくは餓死や栄養失調でうまく育たない場合があります。水温を下げるのも体調不良になりやすいです。過密飼育も水質悪化を招きます。ハードルが比較的低いのは、この「小さな容器で育てる」

 ・小さな容器で育てる
 ・エサを少なく与える
 ・水温を下げる
 ・過密飼育を行う

◆金魚の選び方
ホームセンターやペットショップなどの店で自分の飼いたい金魚を探しましょう。ただし、実際に見て気に入ったものを購入しましょう。金魚はなるべく同系のものを一緒に入れるのがいいです。

金魚には大きさや、泳ぎの速い金魚(和金・コメット・朱文金など)・ゆっくり泳ぐ金魚(琉金・オランダなど)とさまざまです。同じ金魚なので一緒に入れることは問題は無いのですが、エサの食べ具合に差が出てしまったり、なにかと問題が発生しやすくなります。

◆屋外飼育
金魚は屋外飼育を行えるかと言われれば問題なくできます。

❖屋外飼育のメリット

・金魚が丈夫で綺麗な色に仕上ります。
 太陽にあたることで健康な体を作られるのを同時に綺麗な色に仕上がります。また、飼育水がグリーンウォーター(植物プランクトンが増えた状態)になると、エサにも困りませんし、体にいい食べ物ですので、より健康的で丈夫な体になります。

・飼育の手間がかからずに楽です。
 金魚と言えば大食漢ですので、排泄物も多く水が汚れやすいです。屋内飼育であれば、ろ過機を設置すると思いますが限界もあり、水換えを頻繁に行わないといけません。屋外飼育であれば、ホテイ草などのろ過機能の比較的高い水草を入れたり、バクテリアがう増えれば、水換えを頻繁に行わなくてもすみます。

・用具がいらない、電気代も不要でお金がかからないです。
 屋内飼育ですと、水槽に加えて、ろ過機を設置したり照明を設定したりと何かと費用がかかります。屋外飼育ですと、バケツやトロ船、プラ船、ひょうたん池などで水槽よりは安く購入できますし、ろ過機や照明が不要です。

 ただし、金魚は水を汚しやすい魚ですので水替えを頻繁に行わないといけません。もちろん、屋外飼育でもろ過機を設置している方もおられますので、検討してもよいかと思います。

◆水温と水質について
金魚の活性が高い水温は16℃~28℃です。金魚の適応水温域は0℃~35℃程度で広範囲の水温に適応できる魚です。水温が10℃以下になると活性が落ちて食欲がなくなり、水温が5℃以下になると冬眠状態になりエサを食べなくなります。ただし、水温が0℃以下になり水が凍ってしまいますと凍死してしまいます。

金魚はエサをたくさん食べて排泄物が多いので水を汚しやすい魚です。水が汚れると病気になりやすいので、屋内飼育でも屋外飼育でもろ過機を設置するのが無難です。

準備したい飼育設備・備品【2022.01.29】追記
金魚を飼育したい場合に揃える設備、備品は以下の通りです。


❖金魚飼育に揃えたい設備・備品
 ・水槽(容器)
 ・ろ過機
 ・カルキ抜き
 ・エサ
 ・水温計

❖金魚飼育を楽にするので検討してもいい設備・備品
 ・照明
 ・ヒーター、クーラー(冷風機)
 ・タイマーコンセント


 ・水槽(容器)

金魚は小さい種類でも10~15cm程度に大きくなりますので、最低45cm水槽を購入するようにしましょう。屋内飼育では横から鑑賞できる水槽を購入します。屋外飼育ではトロ舟、プランター、睡蓮鉢など、色々ありますので、お好みにあわせて購入します。

金魚鉢は、金魚専用の容器のように思えますが、小さくて金魚を死なせてしまう「デス容器」なだけで人間が鑑賞し易いだけですので使用するのはやめましょう。




 ・ろ過機

ろ過機は水槽の水に酸素を送り込むと同時に水の汚れを取り除くフィルター付エアポンプ(投げ込み式ろ過フィルター)がオススメです。エアポンプがなくてもいいといえばいいので、上部式や外掛け式などでも構いません。








 ・カルキ(=塩素)抜き剤

金魚の飼育水は指導水を使用すると思いますが、水道水に含まれている塩素(=カルキ)は金魚には毒で死なせてしまいますので、使用する前にカルキを中和させます。

なお、水道水を1日汲み置きする場合はカルキは自然に抜けますので、カルキ抜き剤は不要ですが、病気や寄生虫の蔓延などで急に全水換えとなる場合は、1日汲み置きを待てませんので、即効性のあるカルキ抜き剤を購入しておくことをおすすめします。

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 ・エサ

金魚は口にはいるものなら何でも食べてしまう大食漢です。生餌は必要なく人工飼料で大丈夫です。金魚専用のエサを与えておけば栄養はバランスよく配合されているので問題ありません。

乾燥アカムシの人工飼料が人気ですが、純粋にアカムシだけではなくビタミン類などが配合されていますので栄養が偏ることはありません。






 ・水温計

金魚は温度変化に強い上、適応水温域が広いため、細かく温度管理する必要はありません。しかし、急激な温度変化に弱く消化不良にも繋がる可能性がある為、水温計を設置して水温を確認することをオススメします。

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※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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※モバイルデバイス対応済
※題名を『アベニーパファーを飼う。その魚凶暴につき!』から『アベニーパファーの飼い方。その魚凶暴につき!』に変更いたしました(2020.04.29)。
※リッチリンク不具合回避対応済(不要)
※追加を追記に変更(なし)
※アドセンス再設定対応済
※2021.11.22更新(過剰広告カット)
※2022.08.11更新(ハッシュタグ対応)

その魚。凶暴につき..。

アベニーパファー4匹を12月16日に我が家に迎い入れました。4匹ですので30cm水槽で広さは十分ですし、40cm水槽に引っ越しましたが、もともと熱帯魚たち入っていた水槽、ろ過機やヒーター、水草や流木など環境は整っていますので環境については問題ないと思っておりましたが、当初2つの懸念がありました。

◆アベニーパファーを知る
【特徴】
インド・スリランカ原産の世界最小のフグです。アベニーパファーは水質に塩分が必要な「ミドリフグ」や「ハチノジフグ」とは違い、純淡水で飼育することが可能なことで、フグの中で飼育が容易にできて人気のある種です。

【性格】
臆病で凶暴な一面がありますので、混泳に不向きな魚です。同種、多種問わずに攻撃を行います。鋭い歯をもっていますので、ヒレをかじられてしまう魚もいますし、小さなエビや貝などは捕食されてしまいます(大きいと大丈夫です)。

【観葉魚として】
泳ぐ姿が可愛らしく、ヒレをパタパタと動かしながら水中をゆっくり移動します。ゆっくり泳いでいたかと思うと、突然早くに移動したりします。慣れてくるとエサをあげる時に『エサくれ』と寄ってきます。


◆基本情報
和名  :アベニーパファー
体長  :2~3cm
寿命  :2~3年
温度  :22~26℃
餌   :人工飼料、生餌
     ※生餌はアカムシ
     ※人工飼料はJUNクリルグラニュール
値段  :300円~500円
混泳  :非常に攻撃性が高く同種、多種問わずにかじって攻撃します。
     十分なスペースと隠れ家を用意する必要があります。
     動きの遅い魚はヒレなどを噛まれる可能性があります。
環境  :水質の悪化と高水温に注意が必要です。





◆懸念1:エサ(人工飼料を食べない)

解決策:JUN クリルグラニュール購入

1つ目の懸念は、エサです。本来は生餌が好きとのことで、人工飼料も食べますが慣れるまで時間がかかるとの事でした。長きにわたり家にいてもらうのに、保存などの観点から最初から人工飼料でと考えておりましたので、うまくいくかが1つの分かれ目でした。

これはアベニーパファーに一番最初にエサを与えるタイミングを少し後ろにずらして、空腹にさせてから与える作戦にしました。

また、エサの与え方も重要らしく、アベニーパファーは一旦、底についたエサを食べないという話をききました。

しかしながら、アベニーパファーの人工飼料として、オススメされているエサ(実際に購入)は沈下性なのです。沈下性なので、どこかに引っかかれば食べてくれると思いました。30cm水槽には水草、特に一番いいのはモス付き流木の上に落とすのがよいと思いました。

落としやすいのと、モス付き流木周辺をテリトリーにしているようでしたので、ここが一番いいポイントだと思いました。

我が家に迎い入れてから2日後でしょうか。最初のエサを与えることにしました。エサをモス付き流木の上に落ちるように与えます。パラパラと落ちていき、モスの上にうまくのりました。アベニーパファーはモスの上にあるエサをすぐに食べ始めました。よかった。成功です。

その後も人工飼料を与えるとすぐに食べてくれます。しかしながら、やはり底に落ちたエサは食べないようです。そこにエサはコリドラスを入れないと綺麗になりません。

当初は迎い入れる予定はありませんでしたが、お掃除役として3匹を迎い入れました。また、30cm水槽は水が富栄養化してしまいやすいので、お掃除役としてヤマトヌマエビ5匹とカノコ貝3匹を迎い入れました。




懸念2:性格(凶暴!)

解決策:十分なスペースと隠れ場を作ってあげれば混泳可能

もう1つの懸念は、その性格です。見た目が愛らしく泳ぐ姿がユーモラスなアベニーパファーですが、見た目とは裏腹に、凶暴な性格らしく、混泳している他の魚の襲ったり、貝類を好んで食します。

この為、単独で飼育しないといけない熱帯魚なのです。お掃除役として、迎い入れた、ヤマトヌマエビ、カノコ貝、コリドラスですが、コリドラスが2匹死んでしまい1匹になりました。

ヤマトヌマエビもカノコ貝も頭数が少なかった為、アベニーパファーの標的になりやすかったと思います。普段は水草や用土に潜ったりと隠れることが多くなってしまい、コケが生えてきてしまいました。

そこで援軍ということでヤマトヌマエビ10匹、石巻貝11匹、コリドラス3匹を新たに迎い入れて『沢山いれて標的そらす作戦』を決行しました。これは上手くいきましたが、やはりアベニーパファーの凶暴さにより、コリドラスは襲われることは少なくなったものの、アベニーパファーが近づくと素早く逃げてしまいます。

次に、水草を多く入れて『隠れ家を増やす作戦』を実行しました。水草があると、コリドラスもヤマトヌマエビも隠れることができて、あまり襲われなくなりました。あまりというのは、どうしても狭い水槽内ですので、完全に逃げれるわけではありません。出会い頭にという意味です。

ただ、この『隠れ家を増やす作戦』では、個体数が少なくなってもアベニーパファーに襲われることがない利点が後でわかりました。【2020.04.29】追記

カノコ貝は夜に活動することが多いです。夜はアベニーパファーは底に着陸?して動かなくなるからです。石巻貝ですが、カノコ貝より小さいので、アベニーパファーに襲われることが多くひっくり返されていることがあります。

ただ『隠れ家を増やす作戦』で、カノコ貝も石巻貝もガラス面を掃除してくれる姿をみることが多くなりました。ヤマトヌマエビは個体差があり、臆病なものは日中はミクロソリウムの上の方に隠れており、夜になると活動する模様です。

一つ付け加えますと、全部が全部臆病ではなく個体によるみたいで、アベニーパファーを恐れないもの(コリドラス、ヤマトヌマエビ)は、日中でも、アベニーパファーのテリトリーであるモス付き流木に登って、コケなどのエサをひたすら食べております。

◆単独飼育がいいのか?
アベニーパファーですが、臆病で凶暴な性格から、単独飼育がオススメとなっています。しかしながら、十分なスペースと隠れ家があれば混泳は十分に可能です。

水草は30cm水槽で4匹、45cm水槽で6匹、60cm水槽で8匹が目安ですが、あくまで目安ですので前後しても問題なく飼育できます。

混泳は低層を泳ぐコリドラス、コケ取り部隊のヤマトヌマエビ(ミナミヌマエビは小さすぎるのでオススメしません)、カノコ貝なども混泳可能です。

また、アベニーパファーより、すこし大きな体長の魚なら混泳可能です。我が家はエンドラーズグッピーのメス、キンブナ(※)、ゴールデンプリステラが混泳しています。

※ギンブナは屋外飼育で真冬に死にかけていたのを屋内に移動させました。見事に生き返りました。

カメラを構えると逃げてなかなか撮らせてくれないアベニーパファー。動きはユーモラスで見た目には愛らしいが、標的には一直線に急加速させて向かっていきます。
IMG_4231

コリドラス。アベニーパファーがきて、襲ってきそうな場合は瞬時に察して逃げます。襲われないなぁという時は逃げません(この違いはわかりません)。
IMG_4214

ヒーターの上で休んでいるものもいます。40cm水槽では見られない光景です。
IMG_4217

カノコ貝は昼間は用土に潜って、夜になると活動し始めます。
IMG_4237

臆病なヤマトヌマエビは昼間はミクロソリウムの上のほうにいます。夜になると降りて活動しています。写真は3匹ですが、葉の裏側に沢山おります。
IMG_4216

アベニーパファーを恐れないヤマトヌマエビは、アベニーパファーを気にせずに、テリトリーであるモス付き流木に登って、コケをひたすら食べております。
IMG_4242

石巻貝は裏返しにされてしまいます。アベニーパファーは貝も食べるのでエサになってしまうかもしれません。ちょっと小さすぎたかもしれません。
IMG_4215



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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